JPH0678644U - 液体封入式マウント - Google Patents

液体封入式マウント

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JPH0678644U
JPH0678644U JP2343193U JP2343193U JPH0678644U JP H0678644 U JPH0678644 U JP H0678644U JP 2343193 U JP2343193 U JP 2343193U JP 2343193 U JP2343193 U JP 2343193U JP H0678644 U JPH0678644 U JP H0678644U
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liquid
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diaphragm
vibration
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Inventor
真哉 尾本
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エヌ・オー・ケー・メグラスティック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車のエンジンマウントとして用いられる
液体封入式マウントについて、10HZ前後の低周波振
動(ショック振動)と20〜30HZ前後のアイドル振
動を有効に低減させる。 【構成】 加振側および支持側の一方に取り付けられる
第一取付部材1と他方に取り付けられる第二取付部材4
をゴム脚部8を介して接続し、第二取付部材4に内側に
オリフィス部材9とダイアフラム21を設け、ゴム脚部
8とオリフィス部材9の間の第一液室23とオリフィス
部材9とダイアフラム21の間の第二液室24をオリフ
ィス部材9に設けたオリフィス流路10を介して連通
し、オリフィス流路10の中途に第三液室13を設け、
第三液室13に面してサブダイアフラム22を設け、液
室23,24,13に作動液25を封入した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、液体封入式マウントの改良に関する。本考案の液体封入式マウント は主に、自動車のエンジンマウントとして用いられる。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の液体封入式マウントとして、特開昭57−77223号公 報に記載されたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この液体封入式マウントは低周波振動(ショック振動)と高周 波振動を低減させるべく構成されている。したがって、この液体封入式マウント によると、低周波振動(ショック振動)とアイドル振動を有効に低減させること ができない問題がある。低周波振動(ショック振動)は10HZ前後の振動であ り、またアイドル振動は中間域の20〜30HZ前後の振動である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は以上の点に鑑み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され たものであって、この目的を達成するため、加振側および支持側の一方に取り付 けられる第一取付部材と他方に取り付けられる第二取付部材をゴム脚部を介して 接続し、前記第二取付部材に内側にオリフィス部材とダイアフラムを設け、前記 ゴム脚部と前記オリフィス部材の間の第一液室と前記オリフィス部材と前記ダイ アフラムの間の第二液室を前記オリフィス部材に設けたオリフィス流路を介して 連通し、前記オリフィス流路の中途に第三液室を設け、前記第三液室に面してサ ブダイアフラムを設け、前記液室に作動液を封入する構成とした。
【0005】
【作用】
上記構成を有する本考案の液体封入式マウントにアイドル振動が入力されると その入力方向に従って、例えば、第一液室の作動液がオリフィス流路を通って第 三液室に流れ、その際、20〜30HZで、作動液が共振する。そして作動液が 共振すると、動ばね定数が下がるために、これを利用してアイドル振動を低減す る。また本考案の液体封入式マウントに低周波振動が入力されると、その入力方 向に従って、例えば、第一液室の作動液がオリフィス流路を通って第三液室に流 れるが、この場合にはアイドル振動の場合と違って、サブダイヤフラムでは内圧 をキャンセルすることができない。したがって作動液は第三液室から更にオリフ ィス流路を通って第二液室に流れることになり、その際、10HZ前後で、作動 液が共振する。そしてこの場合には、オリフィス流路全体の作動液が共振するた めに、減衰が大きくなり、これを利用して低周波振動を低減する。
【0006】
【実施例】
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明する。
【0007】 図1に示す液体封入式マウントにおいて、第一取付部材1はボス2とボルト3 からなり、第二取付部材4はケース5と蓋6とボルト7からなっており、この第 一取付部材1と第二取付部材4が、ボス2とケース5に加硫接着されたゴム脚部 8を介して接続されている。第二取付部材4に内側にオリフィス部材9とダイア フラム21がカシメによって固定されており、ゴム脚部8とオリフィス部材9の 間の第一液室23とオリフィス部材9とダイアフラム21の間の第二液室24が オリフィス部材9に設けられた唯一のオリフィス流路10を介して接続されてい る。オリフィス部材9は第一オリフィスプレート11と第二オリフィスプレート 17からなり、この両プレート11,17の間に円盤形のサブダイアフラム22 がその周縁部において挟持されている。
【0008】 第一オリフィスプレート11は、図2および図3に単品状態を示すように、基 本的に円盤形であって、第一液室23に対する開口12と、平面円形の第三液室 13と、開口12と第三液室13を連通させる円弧形の溝14と、第三液室13 と後記する第二オリフィスプレート17の円弧形の溝19を連通させる直線状の 溝15と、サブダイアフラム22の周縁部を挟圧する円弧形の突起16とを有し ている。また第二オリフィスプレート17は、図4および図5に単品状態を示す ように、基本的に環状体であって、第二液室24に対する開口18と、開口18 と前記した直線状の溝15を連通させる円弧形の溝19と、サブダイアフラム2 2の周縁部を挟圧する環状の突起20とを有している。そして、この両プレート 11,17を拝み合わせに重ねると、第一液室23と第二液室24を連通させる 唯一のオリフィス流路10が形成せしめられ、オリフィス流路10の中途に第三 液室13が設けられ、第三液室13に面してサブダイアフラム22が配置される ことになる。オリフィス流路10は第三液室13を含めて、開口12、円弧形の 溝14、第三液室13、直線状の溝15、円弧形の溝19、そして開口18の順 である。液室23,24,13には作動液25が封入されている。またダイアフ ラム21とサブダイアフラム22の拡張弾性率は互いに異なるように設定されて いる。
【0009】 つぎに上記構成の液体封入式マウントの作動を説明する。図6は当該液体封入 式マウントの構造説明図、図7は当該液体封入式マウントの動ばね定数を示す説 明図である。
【0010】 すなわち、先ず当該液体封入式マウントに、例えば図上上方からアイドル振動 が入力されると、第一液室23の作動液25がオリフィス流路10を通って第三 液室13に流れ、その際、20〜30HZで、作動液25が共振する。そして作 動液25が共振すると、動ばね定数が下がるために、この作用を利用してアイド ル振動を低減することができる。また当該液体封入式マウントに、例えば図上上 方から低周波振動が入力されると、第一液室23の作動液25がオリフィス流路 10を通って第三液室13に流れるが、この場合にはアイドル振動の場合と違っ て、サブダイヤフラム22では内圧をキャンセルすることができない。したがっ て作動液25は第三液室13から更にオリフィス流路10を通って第二液室24 に流れることになり、その際、10HZ前後で、作動液25が共振する。そして この場合には、オリフィス流路10全体の作動液25が共振するために、減衰が 大きくなり、この作用を利用して低周波振動を低減することができる。
【0011】 また上記液体封入式マウントにおいては、作動液25の流れが、オリフィス部 材9に唯一設けられたオリフィス流路10一本に集中することになるために、製 造時、当該マウントの減衰特性について、これを設計し易い特徴がある。
【0012】
【考案の効果】
本考案は以下の効果を奏する。すなわち、本考案の液体封入式マウントによる と、上記した構成と作用によって、低周波振動(ショック振動)とアイドル振動 の双方を有効に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る液体封入式マウントの断
面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】図2のC−O−C線断面図
【図4】図1のB−B線断面図
【図5】図1における第二オリフィスプレートの拡大図
【図6】同液体封入式マウントの構造を示す模式図
【図7】同液体封入式マウントの動ばね定数を示すグラ
フ図
【符号の説明】
1 第一取付部材 2 ボス 3,7 ボルト 4 第二取付部材 5 ケース 6 蓋 8 ゴム脚部 9 オリフィス部材 10 オリフィス流路 11 第一オリフィスプレート 12,18 開口 13 第三液室 14,15,19 溝 16,20 突起 17 第二オリフィスプレート 21 ダイアフラム 22 サブダイアフラム 23 第一液室 24 第二液室 25 作動液

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加振側および支持側の一方に取り付けら
    れる第一取付部材(1)と他方に取り付けられる第二取
    付部材(4)をゴム脚部(8)を介して接続し、前記第
    二取付部材(4)に内側にオリフィス部材(9)とダイ
    アフラム(21)を設け、前記ゴム脚部(8)と前記オ
    リフィス部材(9)の間の第一液室(23)と前記オリ
    フィス部材(9)と前記ダイアフラム(21)の間の第
    二液室(24)を前記オリフィス部材(9)に設けたオ
    リフィス流路(10)を介して連通し、前記オリフィス
    流路(10)の中途に第三液室(13)を設け、前記第
    三液室(13)に面してサブダイアフラム(22)を設
    け、前記液室(23)(24)(13)に作動液(2
    5)を封入した液体封入式マウント。
JP1993023431U 1993-04-09 1993-04-09 液体封入式マウント Expired - Fee Related JP2605043Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010096268A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Bridgestone Corp 防振装置
JP5642241B1 (ja) * 2013-09-20 2014-12-17 株式会社ブリヂストン 防振装置

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