JP3449012B2 - 流体封入式マウント装置 - Google Patents

流体封入式マウント装置

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JP3449012B2
JP3449012B2 JP01779495A JP1779495A JP3449012B2 JP 3449012 B2 JP3449012 B2 JP 3449012B2 JP 01779495 A JP01779495 A JP 01779495A JP 1779495 A JP1779495 A JP 1779495A JP 3449012 B2 JP3449012 B2 JP 3449012B2
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錬太郎 加藤
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/06Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/08Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
    • F16F13/10Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper the wall being at least in part formed by a flexible membrane or the like
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/26Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、内部に封入された流体の流動作
用に基づいて防振効果を得るようにした流体封入式マウ
ント装置に係り、特に振動入力時に変位せしめられる傘
部材にて流体室を狭窄することにより流体流路を形成し
た流体封入式マウント装置に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、自動車用エンジンマウントの如
く、振動伝達系を構成する部材間に介装される防振連結
体乃至は防振支持体として、互いに所定距離を隔てて配
された第一の取付部材と第二の取付部材をゴム弾性体に
て連結すると共に、内部に非圧縮性流体が封入された流
体室を形成せしめて、流体の共振作用等の流動作用に基
づいて防振効果を得るようにした流体封入式マウント装
置が知られており、更にその一種として、実開平2−3
1933号公報等には、壁部の一部がゴム弾性体によっ
て構成された流体室の内部に、第一の取付部材によって
支持された傘部材を配設して該流体室を主振動入力方向
両側に略二分せしめると共に、該傘部材の外周部分と前
記流体室の内面との間に環状の狭窄流路を形成したもの
が開示されている。このような傘部材を設ければ、流体
室の内部に比較的大きな流路断面積を有する流路を形成
することが出来、中乃至高周波数域の振動に対して有効
な防振効果を得ることが可能となると共に、該傘部材の
外周部分を第二の取付部材側に設けられたストッパ部に
対向位置せしめることにより、第一の取付部材と第二の
取付部材の相対的変位量を制限するストッパ機構を簡単
に構成することが出来るのである。
【0003】ところで、このような構造の流体封入式マ
ウント装置において、環状狭窄流路を通じて流動せしめ
られる流体の共振作用に基づく防振効果が発揮される振
動周波数域は、環状狭窄流路の流路断面積を調節するこ
とによって変更可能であることから、通常は、マウント
装置に要求される防振特性に応じて、傘部材の外形の大
きさを適当に設定し、環状狭窄流路の幅を調節すること
によって防振特性がチューニングされる。そして、自動
車用エンジンマウントにおいて高速こもり音やギヤノイ
ズ等に相当する高周波数域の振動に対して防振効果が要
求される場合には、環状狭窄流路の流路断面積を大きく
するために、傘部材の外形寸法を小さく設定することが
必要となる。
【0004】ところが、傘部材の外形寸法を余り小さく
すると、前記ストッパ部に対する当接面積を十分に確保
することが難しくなるのであり、そのために、傘部材と
ストッパ部との当接に基づくストッパ機能を有効に確保
しつつ、マウント装置に要求される高周波数域の防振特
性を実現することが難しかった。
【0005】なお、特開昭60−104824号公報に
は、円板形状を有する傘部材に貫通孔を設けて、環状狭
窄流路と並列的な流体流路を形成することにより、全体
としての流路断面積を大きくしたり、或いは傘部材の外
周縁部から内方に向かって延びるスリットを複数形成し
て、環状狭窄流路の流路断面積を大きくする構造のもの
が提案されているが、そのように、単に、傘部材に貫通
孔やスリットを形成するだけでは、未だ、十分な流路断
面積を確保することが難しく、大きな流路断面積を設定
しようとすると、傘部材の強度が大幅に低下してしま
い、ストッパ部に対する当接によって変形したり、スト
ッパ機構を構成し得なくなってしまうという問題があっ
たのである。
【0006】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、傘部材の強度を十分に確保しつつ、大きな
流路断面積を設定することが可能で、それによって、有
効な変位量制限効果を発揮し得るストッパ機構と高周波
振動に対して有効な防振効果を発揮し得る流体流路とが
共に有利に実現され得る、改良された構造の流体封入式
マウント装置を提供することにある。
【0007】
【解決手段】そして、かかる課題を解決するために、本
発明の特徴とするところは、主振動入力方向に所定距離
を隔てて配された第一の取付部材と第二の取付部材をゴ
ム弾性体にて連結すると共に、該ゴム弾性体によって壁
部の一部が構成されて非圧縮性流体が封入された流体室
を形成する一方、前記第一の取付部材により支持された
傘部材を、かかる流体室を主振動入力方向両側に仕切る
ように配して、該傘部材の外周部分と前記流体室の内面
との間に環状狭窄流路を形成すると共に、該傘部材の外
周部分を前記第二の取付部材側に設けられたストッパ部
に対向位置せしめて、該傘部材の外周部分の該ストッパ
部に対する当接により前記第一の取付部材と前記第二の
取付部材の相対的変位量を制限するようにした流体封入
式マウント装置において、前記第一の取付部材に取り付
けられる前記傘部材の支持内周部分と、前記ストッパ部
に対向位置せしめられる前記傘部材の環状外周部分と
を、主振動入力方向に互いに所定距離を隔てて位置せし
めて、それら支持内周部分と環状外周部分を主振動入力
方向に向かって平行に又は傾斜して延びる複数本の連結
部によって連結せしめることにより、かかる傘部材の全
表面積の1/2以上の範囲を占める中間周部分におい
て、前記連結部によって仕切られた複数の開口窓を形成
し、該開口窓によって流体流路を形成すると共に、それ
ら開口窓の総面積を該中間周部分の3/4以上としたこ
とにある。
【0008】また、本発明の好ましい第一の態様におい
ては、傘部材の前記中間周部分において、前記複数の連
結部が周方向に等間隔に設けられる。
【0009】更にまた、本発明の好ましい第二の態様に
おいては、傘部材の外周部分と流体室の内面との間に形
成された環状狭窄流路の流路断面積:A1と傘部材の開
口窓によって形成された流体流路の流路断面積(総面
積):A2との比:A2/A1が、1〜3となるように
設定される。
【0010】さらに、本発明の好ましい第三の態様にお
いては、傘部材の外周部分と第二の取付部材側に設けら
れたストッパ部との当接によって、第一の取付部材と第
二の取付部材が離隔する方向の相対的変位量を制限する
第一のストッパ機構が構成される一方、傘部材の中央部
分に対して所定距離を隔てて対向位置する第二のストッ
パ部が第二の取付部材側に設けられて、それら中央部分
と第二のストッパ部との当接によって第一の取付部材と
第二の取付部材が接近する方向の相対的変位量を制限す
る第二のストッパ機構が構成される。
【0011】
【作用・効果】本発明に従う構造とされた流体封入式マ
ウント装置においては、傘部材の中間周部分が、実質的
に主振動入力方向に対して所定角度傾斜した傾斜面(筒
状面およびテーパ筒状面を含む)とされており、該傾斜
面上に開口して複数の開口窓が形成されていることか
ら、全体に平板形状とされた傘部材に比して、主振動入
力方向の投影面積が同じでも、開口窓の実開口面積を傾
斜分だけ大きく確保することが出来る。
【0012】それ故、傘部材の外形寸法を変更すること
なく、開口窓の実開口面積、即ち流体流路の流路断面積
を大きく設定出来るのであり、特に、傘部材の全表面積
の1/2以上を占める表面積をもって中間周部分を形成
すると共に、該中間周部分の表面積の3/4以上を占め
る大きさで開口窓を形成することにより、一層大きな流
路断面積を確保することが出来、それによって、高周波
振動に対する防振効果を一層有利に得ることが可能とな
る。
【0013】しかも、傘部材の外周部分は、周方向に連
続した環状形態とされていることから、大きな強度を確
保することが出来ると共に、ストッパ部に対する当接面
積を大きく設定することが出来るのであり、特に、傘部
材の外周縁部から内方に延びるスリットを設ける場合に
比して、耐荷重性が向上されると共に、大荷重入力時に
おけるマウントの姿勢維持能力が確保され得る。
【0014】また、本発明の好ましい第一の態様に係る
流体封入式マウント装置においては、傘部材の強度を全
体として略均一化することにより、傘部材強度を確保し
つつ、中間周部分の表面積および開口窓の総面積を、よ
り大きく設定することが可能となる。
【0015】更にまた、本発明の好ましい第二の態様に
係る流体封入式マウント装置においては、傘部材の強度
とストッパ機能とを共に有利に確保しつつ、傘部材の外
周側に形成された環状狭窄流路と開口窓によって形成さ
れた流体流路により、大きな流路断面積が一層効率的に
確保され得る。
【0016】さらに、本発明の好ましい第三の態様に係
る流体封入式マウント装置においては、バウンド方向お
よびリバウンド方向のストッパ機構が、何れも、マウン
ト内部において傘部材により構成されることから、かか
るストッパ機構が、簡単で且つコンパクトな構造で実現
され得る。
【0017】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に明らかにするた
めに、本発明の実施例について、図面を参照しつつ、詳
細に説明する。
【0018】先ず、図1には、本発明の一実施例として
の自動車用エンジンマウント10が示されている。この
エンジンマウント10は、パワーユニット側および車体
側の何れか一方に取り付けられる第一の取付金具12
と、パワーユニット側および車体側の何れか他方に取り
付けられる第二の取付金具14とが、それらの間に介装
されたゴム弾性体としての本体ゴム16によって弾性的
に連結された構造とされており、パワーユニットを車体
に対して防振支持せしめるようになっている。また、自
動車への装着時には、図2に示されている如く、第一の
取付金具12と第二の取付金具14の間にパワーユニッ
ト重量が及ぼされることにより、それら第一の取付金具
12と第二の取付金具14が互いに接近する方向に所定
量だけ相対変位せしめられると共に、そのような装着状
態下、防振を目的とする主たる振動が、図中の略上下方
向に入力されることとなる。なお、以下の本実施例の説
明中、上下方向とは、特に断りのない限り、図1及び図
2における上下方向(略主振動入力方向)を表すものと
する。
【0019】より詳細には、第一の取付金具12は、略
逆円錐台形状を有しており、大径側端面の中央部分に突
設された取付ボルト18によって、パワーユニット側ま
たは車体側に取り付けられるようになっている。
【0020】一方、第二の取付金具14は、大径円筒形
状を有する筒金具24の軸方向下方の開口部に、浅底有
底円筒形状を有する底金具26がかしめ固定された構造
とされており、全体として深底大径の有底円筒形状を有
している。筒金具24は、軸方向中間部分に段差部28
を有しており、該段差部28を挟んで、軸方向上側が小
径部30とされていると共に、軸方向下側が大径部32
とされている。また、小径部30の開口部には、湾曲し
て径方向内方に突出し小径化されたくびれ部33が形成
されていると共に、大径部32の開口部には、かしめ部
34が形成されている。また一方、底金具26には、そ
の開口周縁部にフランジ部36が形成されており、該フ
ランジ部36が筒金具24のかしめ部34にかしめ固定
されることにより、底金具26が筒金具24に固着され
ている。更に、底金具26には、底壁中央から下方に突
出して取付ボルト38が固設されており、この取付ボル
ト38によって、第二の取付金具14が車体側またはパ
ワーユニット側に取り付けられるようになっている。
【0021】そして、第二の取付金具14の開口部側に
所定距離を隔てて、第一の取付金具12が配されてお
り、第一の取付金具12と筒金具24の間に本体ゴム1
6が介装されている。この本体ゴム16は、略円錐台形
状を有しており、その小径側端面に第一の取付金具12
が加硫接着されている一方、その大径側端部外周面に筒
金具24のくびれ部33の内周面が加硫接着されてい
る。即ち、本体ゴム16は、第一の取付金具12および
筒金具24が接着された一体加硫成形品として形成され
ているのであり、本体ゴム16によって、筒金具24に
おける軸方向上方の開口部が流体密に閉塞されている。
なお、本体ゴム16の大径側端面には、すり鉢状の凹所
40が形成されていると共に、筒金具24のくびれ部3
3の軸方向内面上には、周方向に連続して延びる環状の
第一の緩衝ゴム42が、本体ゴム16と一体的に形成さ
れている。
【0022】また、筒金具24における軸方向下方の開
口部には、仕切部材44とダイヤフラム46が配設され
ており、それら仕切部材44とダイヤフラム46の各外
周縁部が互いに重ね合わされて、筒金具24の大径部3
2内に挿入せしめられ、底金具26のフランジ部36と
共に、筒金具24のかしめ部34にてかしめ固定される
ことにより、第二の取付金具14に対して固着されてい
る。
【0023】そこにおいて、ダイヤフラム46は、略円
板形状の薄肉ゴム膜によって形成されており、外周縁部
には、円環形状の金属リング48が加硫接着されてい
る。そして、この金属リング48が、第二の取付金具1
4にかしめ固定されることにより、筒金具24の軸方向
下方の開口部がダイヤフラム46によって流体密に閉塞
されており、以て、筒金具24内における本体ゴム16
とダイヤフラム46との対向面間に、外部空間に対して
密閉されて内部に所定の非圧縮性流体が封入された流体
室が形成されている。なお、ダイヤフラム46を挟んで
流体室と反対側に位置する底金具26側には、ダイヤフ
ラム46の膨出変形を許容する空気室50が形成されて
いる。また、流体室に封入される非圧縮性流体として
は、特に本実施例では後述する流体の共振作用に基づく
防振効果を有利に得るために、0.1Pa・s以下の粘
度を有するものが望ましく、例えば水やアルキレングリ
コール,ポリアルキレングリコール,シリコーン油等が
好適に採用される。
【0024】また一方、仕切部材44は、それぞれ中央
部分が段差状にプレス加工された略円板形状を有する上
下二枚の金属プレート56,58を重ね合わせた構造と
されており、全体として略円板形状を有している。そし
て、かかる仕切部材44は、ダイヤフラム46よりも内
側(流体室側)に配されて、外周縁部が第二の取付金具
14にかしめ固定されることにより、該第二の取付金具
14によって固定的に支持されている。これにより、上
記流体室が、仕切部材44を挟んだ両側に二分されてお
り、以て、壁部の一部が本体ゴム16にて構成されて、
振動入力時に該本体ゴム16の弾性変形に基づいて内圧
変動が生ぜしめられる受圧室52と、壁部の一部がダイ
ヤフラム46にて構成されて、該ダイヤフラム46の変
形に基づいて容積変化が容易に許容される平衡室54と
が、仕切部材44を挟んだ両側に形成されている。
【0025】また、仕切部材44を構成する上側の金属
プレート56の中央部分には、略円錐台形状の第二の緩
衝ゴム76が加硫接着されており、受圧室52内に突出
させられている。
【0026】さらに、仕切部材44には、上下金属プレ
ート56,58間において、それぞれ周方向に所定長さ
で延びる第一の環状路60と第二の環状路62が、略同
心的に設けられている。そして、外周側に設けられた第
一の環状路60の周方向両端部が、連通孔64,66を
通じて受圧室52と平衡室54に接続されることによ
り、それら両室52,54間での流体流動を許容する第
一のオリフィス通路68が形成されていると共に、内周
側に設けられた第二の環状路62の周方向両端部が、連
通孔70,72を通じて受圧室52と平衡室54に接続
されることにより、それら両室52,54間での流体流
動を許容する第二のオリフィス通路74が形成されてい
る。なお、本実施例では、第一のオリフィス通路68よ
りも第二のオリフィス通路74の方が、流路断面積:A
と流路長さ:Lの比:A/Lが大きく設定されて高周波
域にチューニングされている。それによって、例えば、
第一のオリフィス通路68を通じて流動せしめられる流
体の共振作用に基づいてシェイク等の低周波振動に対す
る高減衰効果が発揮されると共に、第二のオリフィス通
路74を通じて流動せしめられる流体の共振作用に基づ
いてアイドリング振動等の中周波振動に対する絶縁効果
が発揮されるようになっている。
【0027】また、第二のオリフィス通路74を平衡室
54に連通させる連通孔72は、下側の金属プレート5
8の略中央部分に形成されて、ダイヤフラム46に向か
って開口させられており、該連通孔72の開口部がダイ
ヤフラム46に対向位置せしめられている。更にまた、
ダイヤフラム46の外側を覆う底金具26の内部(空気
室50内)には、押圧機構78が配設されており、この
押圧機構78にてダイヤフラム46の中央部分が下側の
金属プレート58に押しつけられることにより、連通孔
72がダイヤフラム46で覆蓋されて第二のオリフィス
通路74が遮断されるようになっている。
【0028】かかる押圧機構78は、底金具26の底面
中央部に固定された基台82に対して、略逆カップ形状
を有する押圧ゴム84が重ね合わされ、該押圧ゴム84
の開口部が基台82の上端面に伏せられて押えリング8
6で気密に密着されることにより、内部に密閉された作
用空間88が形成された構造とされている。また、押圧
ゴム84の上底部89には、硬質の押圧プレート90が
埋設固着されていると共に、該上底部89が下側金属プ
レート58における連通孔72の開口部分に対してダイ
ヤフラム46を挟んで対向位置せしめられている。また
一方、基台82には内部を貫通して延びる空気通路92
が設けられており、該空気通路92および空気管路94
を通じて、作用空間88が切換バルブ96に接続され、
該切換バルブ96の切換操作に応じて作用空間88が大
気中と負圧源とに択一的に接続されるようになってい
る。
【0029】そして、作用空間88を大気中に接続した
状態下では、図1に示されているように、押圧ゴム84
の上底部89が、該押圧ゴム84における周壁部98の
弾性力によって上方に付勢されて、ダイヤフラム46を
下側金属プレート58に押し付けて連通孔72を覆蓋せ
しめることにより、第二のオリフィス通路74が遮断さ
れるようになっている。なお、かくの如く、押圧ゴム8
4の上底部89がダイヤフラム46を介して下側金属プ
レート58に押し付けられた状態下でも、周壁ゴム部9
8は所定量だけ圧縮方向に弾性変形されて、上底部89
に対して有効な付勢力が作用せしめられるようになって
いる。
【0030】また一方、作用空間88を負圧源に連通さ
せて該作用空間88を減圧することにより、押圧ゴム8
4の上底部89が、周壁部98による付勢力に抗して、
基台82側に引き付けられ、該上底部89によるダイヤ
フラム46の下側金属プレート58に対する押圧状態が
解除されて連通孔72が開口されることにより、第二の
オリフィス通路74が連通せしめられるようになってい
る。
【0031】すなわち、作用空間88を負圧源と大気中
とに択一的に連通せしめることにより、第二のオリフィ
ス通路74を連通状態と遮断状態に切り換えてマウント
防振特性を制御することができるのであり、それ故、シ
ェイク等の低周波振動の入力時には、作用空間88を大
気中に連通させて第二のオリフィス通路74を遮断する
ことにより、第一のオリフィス通路68を通じて流動せ
しめられる流体の流動量を十分に確保し、以て、該第一
のオリフィス通路68を通じて流動せしめられる流体の
共振作用に基づく減衰効果を有利に得る一方、アイドリ
ング振動等の中周波振動の入力時には、作用空間88を
負圧源に連通させて第二のオリフィス通路74を連通さ
せることにより、該第二のオリフィス通路74を通じて
流動せしめられる流体の共振作用に基づく低動ばね効果
を有利に得ることができるのである。なお、第一のオリ
フィス通路68は、常時、連通状態とされるが、流路断
面積と流路長さの比:A/Lが第二のオリフィス通路7
4よりも小さく、流動抵抗が大きいことから、第二のオ
リフィス通路74を連通状態とすることによって、該第
二のオリフィス通路74を通じての流体流動量は十分に
確保され得る。
【0032】そして、特に本実施例では、上述の如く、
ダイヤフラム46を外方から連通孔72に押圧せしめて
第二のオリフィス通路74を連通/遮断せしめる押圧機
構78を採用したことにより、流体室内に弁手段等の特
別な部材を配設する必要がなく、マウント構造の簡略化
および製作性の向上が有利に達成され得るといった利点
を有している。
【0033】さらに、本体ゴム16と仕切部材44の間
に形成された受圧室52には、傘金具100が収容配置
されており、第一の取付金具12から受圧室52内に突
設された支持ロッド102の先端部にかしめ固定される
ことによって、主振動入力方向に対して略直角な方向に
広がって配設されている。この傘金具100は、図3及
び図4にも示されているように、支持ロッド102が挿
通されてかしめ固定される取付孔104が中心に設けら
れた略小径円板形状の中央円板部分106と、該中央円
板部分106の外径よりも所定寸法大きな内径と受圧室
52の内径よりも所定寸法小さな外径を有する略円環板
形状の外周円環部分108とを有しており、中央円板部
分106の径方向外方に外周円環部分108が同一軸上
で且つ軸方向に所定距離を隔てて位置せしめられると共
に、中央円板部分106の外周縁から外周円環部分10
8の内周縁に向かって軸方向に所定角度:θだけ傾斜し
て延びる4本の連結部110によって、それら中央円板
部分106と外周円環部分108が一体的に連結された
構造を有している。それによって、各周方向に隣接する
連結部110,110間には、傘部材を表裏に貫通する
開口窓112がそれぞれ形成されている。なお、本実施
例では、4本の連結部110が、周方向に略等間隔に設
けられており、各開口窓112が、それぞれ周方向に1
/4周弱の長さで形成されている。換言すれば、かかる
傘金具100は、中央円板部分106と外周円環部分1
08の間に位置する中間周部分114がテーパ筒形状を
有しており、該中間周部分114に対して、それぞれ周
方向に1/4周弱の長さで延びる4つの開口窓112が
形成されているのである。
【0034】また、傘金具100における中間周部分1
14(連結部110および開口窓112を含む)は、傘
部材の全表面積の1/2以上の表面積を占める大きさで
形成され、特に、本実施例では、かかる中間周部分11
4の表面積が、傘部材の全表面積の略58%に設定され
ている。なお、表面積とは、平面への投影面積でなく、
表面形状に沿って測定した面積をいう。更に、開口窓1
12は、4つの開口窓112の総開口面積(表面積と同
様、表面形状に沿って測定した面積をいう)が、中間周
部分114の表面積の3/4以上を占める大きさで形成
され、特に、本実施例では、かかる開口窓112の総開
口面積が、中間周部分114の表面積の略85%に設定
されている。
【0035】そして、このような傘金具100が、第一
の取付金具12の支持ロッド102にかしめ固定されて
主振動入力方向に略直角な方向に広がる状態で受圧室5
2に配設されることにより、図2に示されている如く、
エンジンマウント10の車両への装着状態下において、
該傘金具100が受圧室52の略中央部分に位置せしめ
られて、受圧室52が傘金具100を挟んで主振動入力
方向(上下方向)両側に略仕切られると共に、該傘金具
100にて仕切られた両側部分を相互に連通する連通流
路として、傘金具100の外周部分と受圧室52の内面
との間の間隙にて構成された環状狭窄流路116と、傘
金具100における4つの開口窓112にて構成された
流体流路118とが、それぞれ形成されるようになって
いる。なお、環状狭窄流路116の流路断面積:A1と
流体流路118の流路断面積(前記4つの開口窓112
の総開口面積に等しい):A2との比:A2/A1は、
1〜3に設定することが望ましく、本実施例では、略2
に設定されている。
【0036】これによって、振動入力時における第一の
取付金具12と第二の取付金具14の相対変位に基づ
き、受圧室50内で傘金具100が主振動入力方向に変
位することにより、傘金具100によって仕切られた受
圧室50内の上下両側部分の間で、環状狭窄流路116
および流体流路118を通じての流体流動が惹起される
ようになっているのである。ここにおいて、流体流路1
18は、前述の如く、傘金具100の全表面積の略58
%を占める表面積を有する中間周部分114において、
該中間周部分114の表面積の略85%を占める流路断
面積をもって形成されていることから、環状狭窄流路1
16と協働して、大きな流路断面積を有する連通流路が
形成されるのであり、それ故、該連通流路を通じて流動
せしめられる流体の共振作用に基づく低動ばね効果が高
周波数域において有効に発揮されることとなり、ギヤノ
イズや高速こもり音等の高周波振動に対する有効な振動
絶縁効果が達成されるのである。
【0037】しかも、流体流路118が形成された中間
周部分114は、テーパ筒状の傾斜面とされていること
から、平面投影面積に比して表面積を大きく確保するこ
とが出来、流体流路118の実開口面積を大きく設定出
来るのであり、それによって連通流路の流路断面積が一
層有利に確保されてより高周波数域へのチューニングが
容易となると共に、傘金具100が主振動入力方向に変
位する際の流体圧力抵抗が低く抑えられて、中乃至高周
波数域の広い周波数域に亘って低動ばね化による振動絶
縁性能の向上が達成され得るのである。因みに、本実施
例のエンジンマウント10における防振性能の周波数特
性と、本実施例の傘金具100と平面投影面積が略同一
の円板形状を有する傘金具を採用した比較例としてのエ
ンジンマウントにおける防振性能の周波数特性とを、そ
れぞれ実測した結果を、図5に示す。かかる結果から
も、本実施例のエンジンマウント10においては、中乃
至高周波数域の非常に広い範囲に亘って、略フラットな
低動ばね化が達成されることが明らかである。
【0038】また、かかるエンジンマウント10におい
ては、リバウンド方向の振動入力時に、傘金具100の
外周円環部分108が第一の緩衝ゴム42に接近,当接
されることにより環状狭窄流路116が狭窄,閉鎖され
た場合でも、流体流路118が開口状態に維持されるこ
とから、防振特性の著しい変化が抑えられるのであり、
特に、本実施例では、環状狭窄流路116の流路断面
積:A1と流体流路118の流路断面積:A2との比:
A2/A1が、略2に設定されていることから、外周円
環部分108の第一の緩衝ゴム42への当接時にも、連
通流路において十分な流路断面積が確保され得て、安定
した防振性能が発揮され得るのである。
【0039】さらに、傘金具100は、エンジンマウン
ト10の車両への装着状態下で、外周円環部分108
が、第二の取付金具14のくびれ部33に設けられた第
一の緩衝ゴム42に対して、リバウンド方向に所定距離
を隔てて対向位置せしめられており、該外周円環部分1
08の第一の緩衝ゴム42への当接により、第一の取付
金具12と第二の取付金具14のリバウンド方向におけ
る相対的変位量が制限されるようになっている。そこに
おいて、かかるリバウンド方向のストッパ機構を構成す
る外周円環部分108は、周方向に連続した円環形状を
有していることから、部材強度が有利に確保されると共
に、緩衝ゴム42に対する当接面が連続した平坦面によ
って構成されて緩衝ゴム42の当接による損傷等も効果
的に防止され得て、優れた耐久性および耐荷重性が発揮
され得る。
【0040】更にまた、傘金具100の中央円板部分1
06は、仕切部材44に設けられた第二の緩衝ゴム76
に対して、バウンド方向に所定距離を隔てて対向位置せ
しめられており、該中央円板部分106の第二の緩衝ゴ
ム76への当接により、第一の取付金具12と第二の取
付金具14のバウンド方向における相対的変位量が制限
されるようになっている。これにより、バウンド方向お
よびリバウンド方向の両ストッパ機構が、マウント内部
においてコンパクトに構成され得るのである。なお、第
二の緩衝ゴム76は傘金具100の中央円板部分106
に当接されるようになっていることから、その当接時に
おいても、環状狭窄流路116および流体流路118が
連通状態に維持されることとなり、安定した防振性能が
発揮され得る。
【0041】加えて、上述の如き構造とされたエンジン
マウント10においては、傘金具100の中間周部分1
14に大開口の開口窓112が形成されていることか
ら、例えば本体ゴム16の一体加硫成形品に対する仕切
部材44やダイヤフラム46等の組付けを非圧縮性流体
中で行うことにより、受圧室52および平衡室54に流
体を注入,充填する場合等においても、本体ゴム16と
傘金具100との間に存在する空気が傘金具100の開
口窓112を通じて容易且つ速やかに排出され得て、受
圧室50への空気の残留が有利に防止されるといった利
点もある。
【0042】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、これは文字通りの例示であって、本発明は、かか
る具体例にのみ限定して解釈されるものではない。
【0043】例えば、傘部材の具体的形状は、前記実施
例によって限定されるものでなく、傘部材が配設される
流体室の形状や要求される防振特性等に応じて適宜に変
更され得る。具体的には、図6及び図7に示されている
ように、主振動入力方向(図7中、上下方向)に平行に
延びる円筒形状を有する中間周部分120が形成された
傘金具121を採用したり、或いは、図8及び図9に示
されているように、主振動入力方向(図9中、上下方
向)に対して所定角度:θだけ傾斜して延びるテーパ筒
形状を有する第一の中間周部分122と主振動入力方向
に平行に延びる円筒形状を有する第二の中間周部分12
4とが軸方向に連接された形状の中間周部分126が形
成された傘金具128を採用したりすることも可能であ
る。なお、図6〜9においては、その理解を容易とする
ために、前記実施例と同様な構造とされた部材に対し
て、それぞれ、前記実施例と同一の符号を付しておく。
【0044】また、傘部材に形成される開口窓の形状
も、前記実施例のものに限定されるものでは決してな
く、傘部材の形状や要求される防振特性等に応じて適宜
に変更され得る。
【0045】更にまた、前記実施例では、二つのオリフ
ィス通路68,74によって連通された受圧室50と平
衡室54が形成されていたが、受圧室50と平衡室54
を単一又は三つ以上のオリフィス通路で連通したり、或
いは特公昭62−23178号公報等に開示されている
ように単一の流体室を形成してその内部に傘部材を配設
すること等も可能である。
【0046】さらに、オリフィス通路を連通/遮断する
開閉手段を設ける場合にも、前記実施例の如き押圧機構
78を採用する必要はなく、オリフィス通路を開閉する
弁体や、或いはオリフィス通路内に所定量だけ変位乃至
は変形可能に配設されて該オリフィス通路を通じて流動
せしめられる流体流量を制限する可動膜部材等を採用す
ることも可能である。
【0047】加えて、本発明は、自動車用エンジンマウ
ントに限らず、自動車或いはそれ以外に用いられる各種
の流体封入式マウント装置に対して、何れも、有利に適
用され得る。
【0048】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもないところである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのエンジンマウントを
示す縦断面説明図である。
【図2】図1に示されたエンジンマウントの別の作動状
態を示す縦断面説明図である。
【図3】図1に示されたエンジンマウントを構成する傘
金具を示す平面図である。
【図4】図3におけるIV−IV断面図である。
【図5】図1に示されたエンジンマウントにおける防振
性能の周波数特性を、比較例と共に示すグラフである。
【図6】本発明において採用され得る傘部材の別の具体
例を示す平面図である。
【図7】図6における VII−VII 断面図である。
【図8】本発明において採用され得る傘部材の更に別の
具体例を示す平面図である。
【図9】図8におけるIX−IX断面図である。
【符号の説明】
10 エンジンマウント 12 第一の取付金具 14 第二の取付金具 16 本体ゴム 44 仕切部材 46 ダイヤフラム 50 受圧室 54 平衡室 100,121,128 傘金具 106 中央円板部分 108 外周円環部分 110 連結部 112 開口窓 114,120,126 中間周部分 116 環状狭窄流路 118 流体流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 13/00 - 13/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主振動入力方向に所定距離を隔てて配さ
    れた第一の取付部材と第二の取付部材をゴム弾性体にて
    連結すると共に、該ゴム弾性体によって壁部の一部が構
    成されて非圧縮性流体が封入された流体室を形成する一
    方、前記第一の取付部材により支持された傘部材を、か
    かる流体室を主振動入力方向両側に仕切るように配し
    て、該傘部材の外周部分と前記流体室の内面との間に環
    状狭窄流路を形成すると共に、該傘部材の外周部分を前
    記第二の取付部材側に設けられたストッパ部に対向位置
    せしめて、該傘部材の外周部分の該ストッパ部に対する
    当接により前記第一の取付部材と前記第二の取付部材の
    相対的変位量を制限するようにした流体封入式マウント
    装置において、 前記第一の取付部材に取り付けられる前記傘部材の支持
    内周部分と、前記ストッパ部に対向位置せしめられる前
    記傘部材の周方向に連続した円環形状の環状外周部分と
    を、主振動入力方向に互いに所定距離を隔てて位置せし
    めて、それら支持内周部分と環状外周部分を主振動入力
    方向に向かって平行に又は傾斜して延びる複数本の連結
    部によって連結せしめることにより、かかる傘部材の全
    表面積の1/2以上の範囲を占める中間周部分におい
    て、前記連結部によって仕切られた複数の開口窓を形成
    し、該開口窓によって流体流路を形成すると共に、それ
    ら開口窓の総面積を該中間周部分の3/4以上と為し、
    更に前記環状狭窄流路の流路断面積(A1)に対する該
    流体流路の流路断面積(A2)の比(A2/A1)の値
    が1〜3となるように構成したことを特徴とする流体封
    入式マウント装置。
  2. 【請求項2】 前記傘部材の前記中間周部分において、
    前記複数の連結部が周方向に等間隔に設けられている請
    求項1に記載の流体封入式マウント装置。
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