JPH067810U - 汚濁液濾過装置の使用済み濾紙の切断機構 - Google Patents

汚濁液濾過装置の使用済み濾紙の切断機構

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JPH067810U
JPH067810U JP4948992U JP4948992U JPH067810U JP H067810 U JPH067810 U JP H067810U JP 4948992 U JP4948992 U JP 4948992U JP 4948992 U JP4948992 U JP 4948992U JP H067810 U JPH067810 U JP H067810U
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filter paper
cutting
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sludge
used filter
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JP4948992U
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Inventor
茂樹 山中
Original Assignee
椿本メイフラン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 汚濁液濾過装置において、汚濁液槽の汚濁液
を濾過した後に汚濁液槽外に排出される濾紙を切断して
処理しやすくするための機構を提供する。 【構成】 切断機構30は、汚濁液槽11内の汚濁液D
を濾過した後に汚濁液槽11外に排出された使用済みの
濾紙P1を幅方向に切断する切断手段40を有してい
る。又、切断機構30は、使用済みの濾紙P1に付着し
たスラッジを使用済みの濾紙P1の切断前に除去するス
ラッジ除去手段33も装備している。使用済み濾紙P1
は、スラッジ除去手段33によってスラッジが除去され
た後に、切断手段40によって切断され、かさばらずに
集積される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、汚濁液濾過装置において、汚濁液槽の汚濁液を濾過した後に汚濁液 槽外に排出された濾紙を切断するための機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の汚濁液濾過装置(図示省略)に使用される濾紙は、汚濁液を濾 過し目詰まりが生じると、使用済み濾紙として、例えば、チェーンによって移動 させられ、汚濁液濾過装置外に排出されるようになっている。外部に排出された 使用済み濾紙は、例えば、工作機械の切削粉、研削粉等のスラッジが付着したま ま、受箱によって受け止められ、定期的に廃棄されている。 この場合、排出された濾紙はかさばるため、受箱が早期に満杯になる。従って 、廃棄頻度が多くなりがちである。 又、廃棄作業を行なう作業員は、濾紙に付 着したスラッジによって汚れるので、廃棄作業は嫌がられる。
【0003】 そこで、このような問題点に対処する方法として、排出されてくる濾紙をロー ル状に巻取り、かさばらないようにする巻取り機構(図示省略)が考えられた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、巻取ったロール状の濾紙は重く、巻取り機構から取り外しにくいとい う問題点を有している。 又、巻取った濾紙を巻取り機構から外すとき、作業員は汚れを余儀なくされる という問題点も有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、第1に、汚濁液槽内の汚濁液を濾過した後に前記汚濁液槽外に排出 される濾紙を装備した汚濁液濾過装置において、排出された使用済みの濾紙を幅 方向に切断する切断手段を有する構成により、第2に、第1の構成に、使用済み の前記濾紙に付着したスラッジを使用済みの前記濾紙の切断前に除去するスラッ ジ除去手段をさらに設けた構成により、前記の各課題を解決したものである。
【0006】
【作用】
第1の構成によると、汚濁液を濾過し目詰まりを生じた濾紙の部分は、使用済 みの濾紙として、汚濁液槽外に排出される。 汚濁液槽外に排出された使用済み濾紙は、切断手段によって、適宜の間隔で幅 方向に切断され、例えば、受け箱に受け止められる。
【0007】 第2の構成のスラッジ除去手段は、切断される前の使用済み濾紙に付着してい るスラッジを除去する。 従って、使用済み濾紙は、スラッジが除去された後に、切断手段によって切断 されることになる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1乃至図3に基づいて説明する。 先ず、使用済み濾紙P1の切断機構30が組込まれた汚濁液濾過装置10(図 1参照)を説明する。 工作機械(図示省略)から送られてきた汚れたクーラントDは、タンク(汚濁 液槽)11内に流れ込む。 汚れたクーラントDは、ポンプ12によって、濾紙Pと吸引室13を通過させ られ、清浄なクーラントCとなって、クリーンタンク14に送り込まれる。汚れ たクーラントDは、濾紙Pを濾過する際、清浄なクーラントCとなる。 クリーンタンク14に流れ込んだクーラントは、供給ポンプ15によって工作 機械へ送られる。
【0009】 一方、汚れたクーラントに含まれた切削粉、研削粉等のスラッジは、濾紙Pに 除々に溜り、濾紙Pに目詰りを起こさせ、クーラントの流れを悪くする。この間 、ポンプ12は、吸引動作を継続しているため、吸引室13内の圧力をタンク1 1内の圧力より除々に低下させる。この状態が継続して吸引室内13の圧力が所 定の圧力より低くなると、圧力センサー16はこれを感知してポンプ12を停止 させる。従って、ポンプ12と吸引室13との流れは止められ、タンク11から 吸引室13内に流れ込む清浄なクーラントが吸引室13に徐々に溜まるとともに 、吸引室13内の圧力が所定の圧力に近付く。 その後、減速機付きモータ20(図3参照)が始動し、チェーン17を循環移 動させる。
【0010】 かくして、濾紙の目詰まりした部分は排出口19からタンク11の立上壁18 へ移動し、タンク11外に使用済みの濾紙P1として排出される。 濾紙の目詰まりした部分が立上壁18に移動すると、濾紙の新しい部分が吸引 室13の排出口19上に引込まれる。その後、モータ20とチェーン17は停止 し、ポンプ12は再度作動を開始する。この間、クリーンタンク14に貯まって いる清浄なクーラントCは、供給ポンプ15によって工作機械に送られ続け、消 費される。しかし、再度、ポンプ12が運転されると液面は回復する。 このようにして、濾紙は、目詰まりが生じると、その部分が間欠的に外部に排 出される。
【0011】 なお、以上に説明した、汚濁液濾過装置10は、ポンプ12によって、吸引室 13内の圧力をタンク11内の圧力より低くし、汚れたクーラントDを吸引室1 3に吸引しているため、減圧式濾過装置或いは汚濁液吸引式濾過装置と呼ばれて いる装置であるが、タンク11内の圧力を低くせず、クーラントの自然流通によ ってクーラントを濾過する重力式の濾過装置であってもよい。
【0012】 次に、使用済み濾紙P1の切断機構30(図2参照)について説明する。 切断機構30全体は、タンク11の外部に設けられている。 タンク11の使用済み濾紙排出口31付近には、濾紙P1の移動を案内する案 内ローラ32と、濾紙に付着したスラッジを除去する板状のスクレーパ(スラッ ジ除去手段)33とが取付けられている。 案内ローラ32の下方には、使用済み濾紙P1の移動を案内するガイド板34 が取付けられている。
【0013】 ガイド板34の下方には、公知のテンション用駆動ローラ35とフリーローラ 36とが軸承されている。テンション用駆動ローラ35とフリーローラ36は、 スラッジが除去されている間にスクレーパ33の先端付近に使用済み濾紙P1の 弛みが生じないように、濾紙P1を表裏方向(図2の左右方向)から挟み、回転 しながら一定の力で濾紙P1を下方(図2の下端側)へ引っ張るようになってい る。 濾紙に一定の張力を与えるテンション用駆動ローラ35は公知であり、内部に は、ローラ自身を回転させるモータ(図示省略)が収納されている。
【0014】 テンション用駆動ローラ35の下方には、切断手段40が取付けられている。 切断手段40は、カッター41と、カッター41を濾紙P1の幅方向(図3の左 右方向)に移動させるロッドレスシリンダ42とで構成されている。 ロッドレスシリンダ42は公知であり、パイプ43内部に収納した磁石(図示 省略)をエアによって移動させ、パイプ43に移動自在に設けられたスライダ4 4が磁石の吸引によって追従移動するようになっている。このスライダ44には カッター41が取付けられている。カッター41の先端にはグラインダのような 回転する円盤状の刃物45が取付けられている。
【0015】 カッター41は、図3に示すように通常は、濾紙P1の外側に待機している。 切断手段40は、カッター41の替わりにナイフ状の刃物(図示省略)をスラ イダ44に取付けた構造であってもよい。 さらに、切断手段40は、カッター41と、ロッドレスシリンダ42との替わ りに、濾紙P1の幅方向に設けられ且つ濾紙P1に接触離間して濾紙P1を焼切 る発熱体(図示省略)、例えば、内部にニクロム線が張設された筒状の部材であ ってもよい。
【0016】 切断手段40の下方には、引張駆動ローラ51とフリーローラ52とが軸承さ れている。引張駆動ロ ーラ51とフリーローラ52は、切断中の濾紙Pが濾紙 の幅方向と表裏方向とに移動しないように、濾紙を表裏方向から挟み、回転しな がら濾紙に一定の張力を与えるようになっている。 引張駆動ローラ51も公知であり、内部には、ローラ自身を回転させるモータ (図示省略)が収納されている。 フリーローラ52の上方と下方には、スクレーパ33によって使用済み濾紙P 1から除去されたスラッジが落下中に飛散しないようにする、スラッジ飛散防止 板53,54が設けられている。
【0017】 次に切断機構30の動作を説明する。 使用済み濾紙P1は減速機付きモータ20が間欠的に駆動することによってチ ェーン17によってタンク11外に排出される。この時、テンション用駆動ロー ラ35、引張駆動用ローラ51もモータ20と同期して間欠的に回転する。 従って、使用済み濾紙P1は、テンション用駆動ローラ35、引張駆動用ロー ラ51によって下方へ引っ張られるが、タンク11から間欠的に送り出される長 さ以上の使用済み濾紙P1がテンション用駆動ローラ35、引張駆動用ローラ5 1によって引出されるようなことはない。なお、このような同期運転は、必ずし も必須の要件ではないが、使用済み濾紙に過度の引張力が作用したり、弛みが生 じたりすることを防止する上で望ましい。 この間に、濾紙P1に付着したスラッジは、スクレーパ33の先端によって濾 紙から除去され、スラッジボックス61のビニール袋62内に落下する。スクレ ーパ33によってスラッジが除去されている間の濾紙は、テンション用駆動ロー ラ35とフリーローラ36に挟まれ、適切な引張力によって、弛みが生じないよ うになっている。従って、スラッジの除去は円滑に行なわれる。
【0018】 モータ20が停止すると、使用済み濾紙P1の送り出しが停止され、テンショ ン用駆動ローラ35、引張駆動用ローラ51も停止する。 モータ20が停止すると、制御回路(図示省略)によって自動的に濾紙P1の 幅方向にカッター41が移動する。カッタ41は移動しながら刃物45によって 、スラッジが除去された濾紙P1を切断する。 切断されている間の濾紙P1は、引張駆動用ローラ51とフリーローラ52に 挟まれ、適切な引張力によって、弛みが生じないようになっている。このため、 濾紙の切断は円滑に行なわれる。
【0019】 切断された濾紙P2は、引張駆動ローラ51とフリーローラ52とに挟まれて いるため、直ぐに落下せず、次の使用済み濾紙送り出し過程で、引張駆動用ロー ラ51とフリーローラ52によって濾紙ボックス63のビール袋64内に落下さ せられる。 従って、使用済み濾紙はかさばらずに濾紙ボックス63に収納され、濾紙の廃 棄頻度が少なくなる。 スラッジボックス61と濾紙ボックス63に溜まったスラッジSと切断された 濾紙P2は、所定量溜まると、ボックス61,63ごと、或いは、ビニール袋6 2,64ごと廃棄される。このため、廃棄作業において、作業員の汚れが少なく なる。 なお、使用済み濾紙の送り出し長さは一定であるから、その切断される長さも 一定である。
【0020】 ところで、スクレーパ33は必ずしも設ける必要はない。 スクレーパを設けない場合は、スラッジが付着し自重で垂れ下った濾紙を切断 することになるので、テンション用駆動ローラ、フリーローラ、引張駆動用ロー ラ、フリーローラを設けなくても、自重によって生じる引張力を利用して、円滑 に濾紙を切断することができる。
【0021】
【考案の効果】
請求項1の使用済み濾紙の切断機構によると、次の効果を奏する。 (1) 使用済み濾紙は切断されるため、かさばらず、使用済み濾紙の保管スペー スを狭くすることができる。このため、汚濁液濾過装置周辺のスペースの有効利 用を図ることができる。 (2) 使用済み濾紙がかさばらないことによって、廃棄頻度を少なくすることが できる。 そして、請求項2の使用済み濾紙の切断機構によると、次の効果を奏する。 (3) 使用済み濾紙に付着したスラッジを除去することができるので、濾紙を焼 却し、スラッジのみを産業廃棄物として処理することができ、産業廃棄物の量を 減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の切断機構を具えた汚濁液濾過装置の濾
紙に沿った概略断面図である。
【図2】使用済み濾紙の切断機構の拡大図である。
【図3】一部分省略した図2の左側面図である。
【符号の説明】
S スラッジ P 濾紙 P1 使用済み濾紙 10 汚濁液濾過装置 11 タンク(汚濁液槽) 30 切断機構 33 スクレーパ(スラッジ除去手段) 40 切断手段

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚濁液槽内の汚濁液を濾過した後に前記
    汚濁液槽外に排出される濾紙を装備した汚濁液濾過装置
    において、排出された使用済みの濾紙を幅方向に切断す
    る切断手段を有することを特徴とする、汚濁液濾過装置
    の使用済み濾紙の切断機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の汚濁液濾過装置の使用済
    み濾紙の切断機構において、使用済みの前記濾紙に付着
    したスラッジを使用済みの前記濾紙の切断前に除去する
    スラッジ除去手段をさらに有することを特徴とする、汚
    濁液濾過装置の使用済み濾紙の切断機構。
JP4948992U 1992-06-23 1992-06-23 汚濁液濾過装置の使用済み濾紙の切断機構 Pending JPH067810U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4948992U JPH067810U (ja) 1992-06-23 1992-06-23 汚濁液濾過装置の使用済み濾紙の切断機構

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JP4948992U JPH067810U (ja) 1992-06-23 1992-06-23 汚濁液濾過装置の使用済み濾紙の切断機構

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Publication Number Publication Date
JPH067810U true JPH067810U (ja) 1994-02-01

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ID=12832569

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JP4948992U Pending JPH067810U (ja) 1992-06-23 1992-06-23 汚濁液濾過装置の使用済み濾紙の切断機構

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220072362A (ko) * 2020-11-25 2022-06-02 아이엔테코(주) 절삭 가공용 슬러지 필터링 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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