JPH0678108U - 自動車用操作スイッチング装置 - Google Patents

自動車用操作スイッチング装置

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JPH0678108U
JPH0678108U JP1877293U JP1877293U JPH0678108U JP H0678108 U JPH0678108 U JP H0678108U JP 1877293 U JP1877293 U JP 1877293U JP 1877293 U JP1877293 U JP 1877293U JP H0678108 U JPH0678108 U JP H0678108U
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JP
Japan
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switch
electromagnet
driver
reed switch
seat
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JP1877293U
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English (en)
Inventor
亀夫 田島
章廣 田島
Original Assignee
株式会社科研
株式会社三ツ葉電機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転席側とボンネット側とを仕切るための車
内内部の仕切り壁への穴開け作業をなくすことで、いわ
ゆる素人にも結線が行えると共に、防音防水処理等の煩
わしい作業もなくした。 【構成】 運転席Bの内外を仕切るガラスGの室外側に
設けられ、機能部品の電力供給路を導通又は遮断するた
めのリードスイッチ10と、ガラスGの室内側にリード
スイッチ10と対向して設けられ、リードスイッチ10
を遠隔動作するための電磁石20と、運転席Bに設けら
れ、乗務員が操作することによって電磁石20のON,
OFFを行う操作スイッチ30とから構成した。また電
磁石20の電源をシガライターFからとることができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用操作スイッチ装置、更に詳しくは、完成された自動車に後 から付設する機能部品を操作するための配線を通すために、運転席側とボンネッ ト側とを仕切るための車内内部の仕切り壁に配線穴を開けることなくスイッチ操 作が行えるようにした自動車用操作スイッチング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車の運転席側には、クラクション,ライト,ワイパー等の機能 部品のスイッチ操作のために各種スイッチが設けられて、各種操作が行えるよう になっていた。 このような各種スイッチに関する配線は、あらかじめ工場で行われるものであ った。ここでこの配線は、運転席側とボンネット側とを仕切るための車内内部の 仕切り壁に配線穴を開け、この配線孔を通して行うものであるが、運転席側にエ ンジン音等が入らないように、配線に必要なぎりぎりの大きさに開けられ、かつ 各種防音防水処理が施されているものである。
【0003】 一方、このような完成した自動車を購入したユーザーは、購入後にフォグラン プ、車幅灯、ポールランプ等のランプ類、近接センサー、ホーンあるいは電動ウ インチ等の機能部品を付設しようとすることがある。 しかし、このような機能部品を付設するに際しては、機能部品のスイッチング を行うスイッチ類は室内に設ける必要上、室内のスイッチ類と室外の各機能部品 とを結線しなければならないこととなっていた。
【0004】 このような結線時に、従来は、運転席側とボンネット側とを仕切るための車内 内部の仕切り壁に配線穴を開け、この配線穴を介して結線していたため、配線穴 を開ける道具などが必要とされ、いわゆる素人には行えない作業となっていた。 また配線穴を開けることができたとしても、結線後の防音防水処理が難しく、種 々のトラブルのもととなっていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、機能部品のスイッチング操作が運転席の室内で行えるものの 、運転席側とボンネット側とを仕切るための車内内部の仕切り壁に配線穴を開け ることなく結線できるようにして、前記仕切り壁への穴開け作業をなくすことで 、いわゆる素人にも結線が行えると共に、防音防水処理等の煩わしい作業もなく した自動車用操作スイッチ装置を提供するためのものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本考案のうち請求項1記載の考案は、完成さ れた自動車に後から付設する機能部品のスイッチング装置であって、運転席の内 外を仕切るガラスの室外側に設けられ、機能部品の電力供給路を導通又は遮断す るためのリードスイッチと、ガラスの室内側にリードスイッチと対向して設けら れ、リードスイッチを遠隔動作するための電磁石と、運転席に設けられ、乗務員 が操作することによって電磁石のON,OFFを行う操作スイッチとから構成し たことを特徴とする。
【0007】 また請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案の構成に加えて、電磁石の電 源をシガライターからとったことを特徴とする。
【0008】
【作 用】
本考案では、室内側の電磁石をONすると、ガラスを隔てたリードスイッチが 導通する。したがって、このリードスイッチに結線された機能部品がONされる こととなる。 また電磁石をONさせるための電源としてシガライターを用いると、電磁石を 作動させるための電源をボンネット側から結線する必要がない。
【0009】
【実施例】 以下、本考案を、実施例と図面とを用いて具体的に説明する。 この説明においては、図1と図2とを用いる。図1は、本考案に係る自動車用 操作スイッチング装置を自動車に設置し、特にフォグランプのスイッチ操作が行 えるようにした場合を例示する。図2は、本考案に係る自動車用操作スイッチン グ装置の一部拡大図を示す。
【0010】 図1に示す本考案に係る自動車用操作スイッチング装置は、バッテリーが付設 してあるボンネット側と種々のスイッチを操作する運転席側との間に電気的に直 接結線を施すことなく、フォグランプ、車幅灯、ポールランプ等のランプ類、近 接センサー、ホーンあるいは電動ウインチ等の機能部品のスイッチ操作が行える ようにした自動車用操作スイッチング装置である。
【0011】 この自動車用操作スイッチング装置は、運転席Bの室内と室外とを仕切ったガ ラスGの室外側に配設されたリードスイッチ10と、このリードスイッチ10と はガラスGを挟んで対向するように運転席Bの室内側に配設され、前記リードス イッチ10を遠隔動作させるための電磁力を発することが可能な電磁石20と、 この電磁石20の一方端子20aに結線され運転席Bに設けられた操作スイッチ 30とから構成される。
【0012】 またここでリードスイッチ10と電磁石20とは、ガラスGに対向するように 貼りつけることによって固定できる。またこの際、リードスイッチ10あるいは 電磁石20の保護のため、あるいは目隠しを兼ねて、カバー等で覆うことが望ま しい。 リードスイッチ10は、図2に示すように、導体からなる固定スイッチ片11 と、弾性を有する磁性導体からなる可動スイッチ片12とをスイッチ枠体13で 覆った形状を有している。ここで、この可動スイッチ片12は初期状態では固定 スイッチ片11と接触していない。しかし可動スイッチ片12は、その弾性力に 抗する電磁力が加わったときには、その先端部分と固定スイッチ片11の先端部 分とが互いに接触可能なように配設されている。また、このスイッチ枠体13の 両側には2個の端子10a,10bを備えており、一方端子10aは固定スイッ チ片11と結線されていると共に、他方端子10bも可動スイッチ片12と結線 されている。
【0013】 電磁石20は、鉄心21に被覆線22をコイル状に巻き付けたものを電磁石枠 体23で覆った形状を有している。また、この電磁石枠体23の一方側面には2 個の端子20a,20bを備えており、これらは電磁石20の内部で被覆線22 により結線されている。また、電磁石20の電磁力は、その動作時に仕切壁Cを 隔てた前記リードスイッチ10の可動スイッチ片12がその弾性力に抗して固定 スイッチ側に引き寄せられて両者が完全に接触するように、その強さ及び向きが 予め定められている。
【0014】 操作スイッチ30は、2個の端子30a,30bを有する通常のボタン型スイ ッチで、ボタンを押すことで一方端子30aと他方端子30bとの間を導通又は 遮断させるものである。 なお、ボンネット側において、車体前方部にはフォグランプDが、フォグラン プDの後方にはこれに電力を供給するためのバッテリーEが付設されている。ま た、運転席側には電磁石20を動作させるための電源としてシガライターFが用 いられている。
【0015】 次に、このように構成された操作スイッチ装置が、フォグランプDやバッテリ ーE、シガライターFに結線された様子について述べる。前記リードスイッチ1 0の一方端子10aは、フォグランプDの一方端子Daと相互に結線されている 。また、リードスイッチ10の他方端子10bは、バッテリーEのプラス端子E aと相互に結線されている。
【0016】 さらに、フォグランプDの他方端子DbとバッテリーEのマイナス端子Ebと は相互に結線され、かつアースに落ちている。即ち、別の言い方をすると、リー ドスイッチ10とフォグランプD、リードスイッチ10とバッテリーE、バッテ リーEとフォグランプDは相互に結線されることで、リードスイッチ10が導通 状態の時にボンネット側で一つの電気的閉回路が形成されることとなる。
【0017】 また、電磁石20に結線されていない操作スイッチ30の他方端子30bは、 シガライター用のソケットを介してシガライターFのプラス端子Faと相互に結 線されている。また、シガライターFのマイナス端子Fbは、シガライター用の ソケットを介して電磁石20の他方端子20bに結線されている。別の言い方を すると、操作スイッチ30と電磁石20、操作スイッチ30とシガライターFは 相互に結線されることで、操作スイッチ30が導通状態の時には運転席側で一つ の電気的な閉回路が形成されることとなる。即ち、この運転席側の閉回路は、前 述したボンネット側の閉回路と電気的に直接結線されることなく形成されている 。
【0018】 次に、本考案に係る自動車用操作スイッチ装置の操作及び動作機構について、 図1を用いて説明する。 自動車の運転席にいる乗務員が、操作スイッチ30のボタンを押すと、この操 作スイッチ30が導通状態となり、これを介して電気がシガライターFから電磁 石20の一方端子20aに流れ込む。そして、この電磁石20内の被覆線22に 電気が流れると、電磁誘導により電磁力が発生する。その電磁力は、前にも述べ たように大きさ及び向きが予め設定されているので、可動スイッチ片12と固定 スイッチ片11とが接触してリードスイッチ10が導通状態になると、ボンネッ ト側のバッテリーEからこのリードスイッチ10を介して電力がフォグランプD に供給され、フォグランプDが点灯する。
【0019】 このフォグランプDを消したい場合、乗務員が再度操作スイッチ30のボタン を押すと、操作スイッチ30が再び遮断状態となり、電磁石20に電気が流れな くなることで前記電磁力が消失する。その結果、可動スイッチ片12はその弾性 力により固定スイッチ片11から離れて、フォグランプDに供給されていた電力 経路がこのリードスイッチ10において遮断され、フォグランプDが消灯するこ ととなる。
【0020】 即ち、これら一連の動作においては、ガラスGを隔てた運転席側では電磁力が 作用したのみで、ガラスGの外部とは電気的に何等結線されることなく、運転席 側で行ったスイッチ操作によりボンネット側に付設されたフォグランプDの点灯 及び消灯が行われた。 なお、以上はフォグランプDの操作に関して本考案に係る自動車用操作スイッ チング装置について述べたが、車幅灯、ポールランプ等のランプ類、近接センサ ー、ホーンあるいは電動ウインチ等の機能部品についても、同様の操作スイッチ ング装置を設置し同様に結線することで、運転席側からのスイッチ操作を可能と することができる。また、これらを同時または任意に操作できるようにしたいと きは、当該リードスイッチ10と電磁石20をガラスGに別個に複数配設させる か、若しくはこれらをユニット状に組み合わせたものをガラスGに配設し、バッ テリーEに対してこれらリードスイッチ10を各々並列に接続させ、またシガラ イターFに対してこれら電磁石20を各々並列に接続させると共に、これに操作 スイッチ30を各々直列に接続することで、複数のスイッチを同時または任意に 操作可能となるように構成できる。
【0021】 また、上記説明においては、リードスイッチ10によりフォグランプDの電力 供給路を直接的に導通又は遮断するとしたが、電力供給路には他のスイッチ、例 えばリレースイッチや無接点スイッチを設けて、リードスイッチ10は他のスイ ッチを開閉するための信号のスイッチとしてのみ用いることも可能である。この ように形成すると、リードスイッチ10は電力供給路に直接接続しなくてよいの で小型化ができ、従ってリードスイッチ10を遠隔動作するための電磁石20の 小型化も図ることができる。
【0022】 さらに、運転席側の電力源としてシガライターFを用いると説明したが、シガ ライターFを用いずにボンネットA側のバッテリーEにより電磁石20を動作さ せることもできる。この場合、操作スイッチ30の他方端30bは、運転席B側 とボンネットA側との仕切壁Cにあらかじめ設けられているか、あるいは新たに 設けた突抜け穴を通してバッテリーEと結線されることとなるが、突抜け穴に通 す配線材は1本で足りるので、エンジン音等が室内側に漏れにくくすることがで きる。
【0023】 なお、以上の説明に関する図示例では、リードスイッチ10と電磁石20とを 、フロント側のガラスGに設けるとしたが、リア側のガラスに設けるようにして もよい。
【0024】
【考案の効果】
本考案は、以上のように構成されているので、機能部品のスイッチング操作が 運転席の室内で行えるものの、運転席側とボンネット側とを仕切るための車内内 部の仕切り壁に配線穴を開けることなく結線できるようにして、前記仕切り壁へ の穴開け作業をなくすことで、いわゆる素人にも結線が行えると共に、防音処理 等の煩わしい作業もなくした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる自動車用操作スイッチング装置
を自動車に設置し、特にフォグランプの操作が行えるよ
うにした場合の概念図である。
【図2】リードスイッチと電磁石とを仕切壁に配設させ
た正面透視図である。
【符号の説明】
A ボンネット B 運転席 C 仕切壁 D フォグランプ Da フォグランプの端子 Db フォグ
ランプの端子 E バッテリー Ea バッテリーのプラス端子 Eb バッテ
リーのマイナス端子 F シガライター Fa シガライターのプラス端子 Fb シガラ
イターのマイナス端子 G ガラス 10 リードスイッチ 10a リードスイッチの端子 10b リード
スイッチの端子 11 固定スイッチ片 12 可動ス
イッチ片 13 リードスイッチ枠体 20 電磁石 20a 電磁石の端子 20b 電磁石
の端子 21 鉄心 22 被覆線 23 電磁石枠体 30 操作スイッチ 30a 操作スイッチの端子 30b 操作ス
イッチの端子

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】完成された自動車に後から付設する機能部
    品のスイッチング装置であって、 運転席の内外を仕切るガラスの室外側に設けられ、機能
    部品の電力供給路を導通又は遮断するためのリードスイ
    ッチと、ガラスの室内側にリードスイッチと対向して設
    けられ、リードスイッチを遠隔動作するための電磁石
    と、運転席に設けられ、乗務員が操作することによって
    電磁石のON,OFFを行う操作スイッチとから構成し
    たことを特徴とする自動車用操作スイッチング装置。
  2. 【請求項2】電磁石の電源を、シガライターからとった
    請求項1記載の自動車用操作スイッチング装置。
JP1877293U 1993-04-14 1993-04-14 自動車用操作スイッチング装置 Pending JPH0678108U (ja)

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JP1877293U JPH0678108U (ja) 1993-04-14 1993-04-14 自動車用操作スイッチング装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015189326A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 本田技研工業株式会社 ウインチ付車両

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Effective date: 19990513