JPH0674181A - 横型回転式圧縮機 - Google Patents
横型回転式圧縮機Info
- Publication number
- JPH0674181A JPH0674181A JP22694092A JP22694092A JPH0674181A JP H0674181 A JPH0674181 A JP H0674181A JP 22694092 A JP22694092 A JP 22694092A JP 22694092 A JP22694092 A JP 22694092A JP H0674181 A JPH0674181 A JP H0674181A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crankshaft
- oil
- coil spring
- cylinder
- side plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は冷凍機器などの冷凍サイクルにおい
て、液圧縮のない、信頼性の高い給油装置に関するもの
で、高価で複雑な機構を必要とせず、液圧縮を防止する
ものである。 【構成】 クランク軸６の一端に固定したコイルスプリ
ング１５と、これを収納するとともに一端にサポート部
を固定し、他端は前記オイル中に開口したオイル管１３
で構成する。
て、液圧縮のない、信頼性の高い給油装置に関するもの
で、高価で複雑な機構を必要とせず、液圧縮を防止する
ものである。 【構成】 クランク軸６の一端に固定したコイルスプリ
ング１５と、これを収納するとともに一端にサポート部
を固定し、他端は前記オイル中に開口したオイル管１３
で構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍冷蔵庫などの冷凍
装置に用いられる横型回転式圧縮機に関するものであ
る。
装置に用いられる横型回転式圧縮機に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】以下、図面を参照しながら、従来の横型
回転式圧縮機について説明する。
回転式圧縮機について説明する。
【０００３】図４から図６は特開昭５７−１４６０７５
号公報に示されている横型回転式圧縮機を示すもので、
１は冷媒圧縮機本体で、密閉ケース２内には、電動モー
タ部３とロータリー式の圧縮機構部４を一体化して収納
してある。
号公報に示されている横型回転式圧縮機を示すもので、
１は冷媒圧縮機本体で、密閉ケース２内には、電動モー
タ部３とロータリー式の圧縮機構部４を一体化して収納
してある。
【０００４】３ａは電動モータのステータで、密閉ケー
ス２に圧入固定されている。３ｂはロータである。５は
ロータ３ｂに圧入したクランク軸６を軸支する主軸受５
ａを一体に有するサイドプレートである。このサイドプ
レート５は密閉ケース２に軽圧入後、溶接などにより固
定される。７はクランク軸６の偏心部６ａに設けた回転
ピストン８を収納するシリンダプレートである。９はク
ランク軸６を軸支する軸受９ａを一体に有するサイドプ
レートである。
ス２に圧入固定されている。３ｂはロータである。５は
ロータ３ｂに圧入したクランク軸６を軸支する主軸受５
ａを一体に有するサイドプレートである。このサイドプ
レート５は密閉ケース２に軽圧入後、溶接などにより固
定される。７はクランク軸６の偏心部６ａに設けた回転
ピストン８を収納するシリンダプレートである。９はク
ランク軸６を軸支する軸受９ａを一体に有するサイドプ
レートである。
【０００５】前述したサイドプレート５と、シリンダプ
レート７と、サイドプレート９は、ボルト１０により一
体化され、圧縮室１１を画定している。１２は圧縮室１
１を高圧側と低圧側に区割するベーンで、１２ａはベー
ンスプリングである。１３は軸受９ａにボルト１０によ
り共締めされるスプリングガイドで、軸受９ａに嵌合す
る取付基部１３ａと、下方に湾曲したオイル管１３ｂと
よりなる。オイル管１３ｂの上端は、取付基部１３ａの
クランク軸６と同芯に設けた開口１３ｃと連設し、下端
は密閉ケース２の下方に貯蔵したオイル１４に浸漬して
いる。
レート７と、サイドプレート９は、ボルト１０により一
体化され、圧縮室１１を画定している。１２は圧縮室１
１を高圧側と低圧側に区割するベーンで、１２ａはベー
ンスプリングである。１３は軸受９ａにボルト１０によ
り共締めされるスプリングガイドで、軸受９ａに嵌合す
る取付基部１３ａと、下方に湾曲したオイル管１３ｂと
よりなる。オイル管１３ｂの上端は、取付基部１３ａの
クランク軸６と同芯に設けた開口１３ｃと連設し、下端
は密閉ケース２の下方に貯蔵したオイル１４に浸漬して
いる。
【０００６】１５はクランク軸６の端部に形成したネジ
部６ｂにねじ込んで固着したコイルスプリングで、開口
１３ｃよりオイル管１３ｂ内に延出し、先端はわずかに
円錐状の絞り部１５ａが形成されている。このコイルス
プリング１５は図５，図６に示すように略台形状の断面
をもつ非円形の線材より形成されており、オイル管１３
ｂの内壁とコイルスプリング１５の外周面間のオイル１
４を貯蔵する空間ａ，ａ′，ａ″を図６の２点鎖線で示
す円形の場合と比較して増大するようにしてある。
部６ｂにねじ込んで固着したコイルスプリングで、開口
１３ｃよりオイル管１３ｂ内に延出し、先端はわずかに
円錐状の絞り部１５ａが形成されている。このコイルス
プリング１５は図５，図６に示すように略台形状の断面
をもつ非円形の線材より形成されており、オイル管１３
ｂの内壁とコイルスプリング１５の外周面間のオイル１
４を貯蔵する空間ａ，ａ′，ａ″を図６の２点鎖線で示
す円形の場合と比較して増大するようにしてある。
【０００７】１６ａは取付基部１３ａとクランク軸６の
端面にて画定される油圧室である。６ｃ，６ｄ，６ｅは
各々軸受９ａ，回転ピストン８，主軸受５ａに相対する
クランク軸６の外周面に設けたオイル溝である。１６は
前記副サイドプレートに設け足られた吐出バルブであ
る。１８はサイドプレート９とカップ状の吐出カバー１
７管に介在する仕切板であり、この前記仕切板１８によ
り前記吐出カバー１７のカップ状部を吐出チャンバー１
７ａとして形成している。また、１７は吐出ガスを冷凍
サイクル（図示せず）に導く吐出管、８は圧縮室１１に
直接連通した吸入管である。
端面にて画定される油圧室である。６ｃ，６ｄ，６ｅは
各々軸受９ａ，回転ピストン８，主軸受５ａに相対する
クランク軸６の外周面に設けたオイル溝である。１６は
前記副サイドプレートに設け足られた吐出バルブであ
る。１８はサイドプレート９とカップ状の吐出カバー１
７管に介在する仕切板であり、この前記仕切板１８によ
り前記吐出カバー１７のカップ状部を吐出チャンバー１
７ａとして形成している。また、１７は吐出ガスを冷凍
サイクル（図示せず）に導く吐出管、８は圧縮室１１に
直接連通した吸入管である。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、低圧側吸入バルブのない横型回転式圧
縮機において、冷却器（図示せず）で凝縮した液冷媒１
４ｂで始動時圧縮機１内の吸入パイプ１８が冷却され、
パイプ表面に圧縮機１内の高圧冷媒が液化され、圧縮機
内のオイル１４に滴下する。そして、ロータ３の回転は
クランク軸６に固定されているコイルスプリング１５が
サイドプレート９に吐出カバー１７ｂと、、一体化固定
されたオイル管１３にオイル１４ａと液冷媒１４ｂが前
記コイルスプリング１５のリードにより、順次前記クラ
ンク軸６へ給油されるので液圧縮に至る。
ような構成では、低圧側吸入バルブのない横型回転式圧
縮機において、冷却器（図示せず）で凝縮した液冷媒１
４ｂで始動時圧縮機１内の吸入パイプ１８が冷却され、
パイプ表面に圧縮機１内の高圧冷媒が液化され、圧縮機
内のオイル１４に滴下する。そして、ロータ３の回転は
クランク軸６に固定されているコイルスプリング１５が
サイドプレート９に吐出カバー１７ｂと、、一体化固定
されたオイル管１３にオイル１４ａと液冷媒１４ｂが前
記コイルスプリング１５のリードにより、順次前記クラ
ンク軸６へ給油されるので液圧縮に至る。
【０００９】本発明は、上記課題に鑑み、吸入パイプ表
面で冷媒が液化しない信頼性の高い横型回転圧縮機を提
供するものである。
面で冷媒が液化しない信頼性の高い横型回転圧縮機を提
供するものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の横型回転圧縮機は、オイル管に多数の小孔
をあけ、オイル管内壁をコイルスプリングのリードを利
用してオイルと液冷媒を移送するものである。また、前
記コイルスプリングの先端を延ばし、攪拌用のシャモジ
を形成して、オイル中の液冷媒を相溶性を向上させるも
のである。
に、本発明の横型回転圧縮機は、オイル管に多数の小孔
をあけ、オイル管内壁をコイルスプリングのリードを利
用してオイルと液冷媒を移送するものである。また、前
記コイルスプリングの先端を延ばし、攪拌用のシャモジ
を形成して、オイル中の液冷媒を相溶性を向上させるも
のである。
【００１１】
【作用】本発明は、上記構成によって、給油途上でオイ
ルと液冷媒を分離して、比重の軽い液冷媒を給油管外に
放出するものである。また、液冷媒を直接吸入しないよ
うにしたものである。
ルと液冷媒を分離して、比重の軽い液冷媒を給油管外に
放出するものである。また、液冷媒を直接吸入しないよ
うにしたものである。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同一部品は同一符号
を用いて説明し、構成・動作の同じ所は省略する。
しながら説明する。なお、従来例と同一部品は同一符号
を用いて説明し、構成・動作の同じ所は省略する。
【００１３】図１は本発明の一実施例の横型回転圧縮機
の断面、図２は側面を示すものである。図１において、
電動モータ部３に通電され、ロータ３ｂが回転すると、
クランク軸６が回転し、回転ピストン８の回転により吸
入管１８から圧縮室１１に吸引された冷媒ガスが圧縮さ
れ、吐出弁（図示せず）をへて密閉容器ケース２内に一
旦吐出され、吐出管１７をへて冷凍サイクルに送られ
る。
の断面、図２は側面を示すものである。図１において、
電動モータ部３に通電され、ロータ３ｂが回転すると、
クランク軸６が回転し、回転ピストン８の回転により吸
入管１８から圧縮室１１に吸引された冷媒ガスが圧縮さ
れ、吐出弁（図示せず）をへて密閉容器ケース２内に一
旦吐出され、吐出管１７をへて冷凍サイクルに送られ
る。
【００１４】一方、クランク軸６の回転は同時にコイル
スプリング１５をオイル管１３ｂ内で回転さす。この回
転により、オイル管１３ｂ内のコイルスプリング１５の
外側々面とオイル管１３ｂの内壁間の空間を順次ａ，
ａ′，ａ″というようにコイルスプリング１５ｂのリー
ドにそってスパイラル状に上昇し、油圧室１６に達す
る。
スプリング１５をオイル管１３ｂ内で回転さす。この回
転により、オイル管１３ｂ内のコイルスプリング１５の
外側々面とオイル管１３ｂの内壁間の空間を順次ａ，
ａ′，ａ″というようにコイルスプリング１５ｂのリー
ドにそってスパイラル状に上昇し、油圧室１６に達す
る。
【００１５】その後、油圧室１６内のオイルはオイル溝
６ｃ，６ｄ，６ｅを通り、軸受９，回転ピストン８，主
軸受５ａを各々潤滑する。
６ｃ，６ｄ，６ｅを通り、軸受９，回転ピストン８，主
軸受５ａを各々潤滑する。
【００１６】しかるに、前記空間ａ，ａ′，ａ″はコイ
ルスプリング１５ｂの線形断面を非円形とし、図３の２
点鎖線で示す円形のものに比べて空間ａの容積を大きく
してあり、給油量を増大できるとともに線材断面が円形
のもので同一空間容積をえるものに比べてコイルスプリ
ングの線材断面積を減少できるため、コイルスプリング
自体の横剛性を小さくでき、特に湾曲度台のつよいオイ
ル管を使用する場合でも横剛性の増加によるモーター入
力の増大がない。
ルスプリング１５ｂの線形断面を非円形とし、図３の２
点鎖線で示す円形のものに比べて空間ａの容積を大きく
してあり、給油量を増大できるとともに線材断面が円形
のもので同一空間容積をえるものに比べてコイルスプリ
ングの線材断面積を減少できるため、コイルスプリング
自体の横剛性を小さくでき、特に湾曲度台のつよいオイ
ル管を使用する場合でも横剛性の増加によるモーター入
力の増大がない。
【００１７】
【発明の効果】以上のように本発明は、オイル管に多数
の小孔をあけ、オイル管内壁をコイルスプリングのリー
ドを利用してオイルと液冷媒を移送することにより、給
油途上でオイルと液冷媒を分離して、比重の軽い液冷媒
を給油管外に放出するものである。
の小孔をあけ、オイル管内壁をコイルスプリングのリー
ドを利用してオイルと液冷媒を移送することにより、給
油途上でオイルと液冷媒を分離して、比重の軽い液冷媒
を給油管外に放出するものである。
【００１８】また、前記コイルスプリングの先端を延ば
し、攪拌用のシャモジを形成してオイル中の液冷媒の相
溶性を向上することによって、また液冷媒を直接吸入し
ないようにしたものであるため、吸入パイプ表面冷媒が
液化しない、信頼性の高い横型回転圧縮機を提供でき
る。
し、攪拌用のシャモジを形成してオイル中の液冷媒の相
溶性を向上することによって、また液冷媒を直接吸入し
ないようにしたものであるため、吸入パイプ表面冷媒が
液化しない、信頼性の高い横型回転圧縮機を提供でき
る。
【図１】本発明の一実施例における横型回転圧縮機の断
面図
面図
【図２】本発明の一実施例における圧縮要素の断面図
【図３】本発明の一実施例における圧縮要素の断面図
【図４】従来の横型回転圧縮機の断面図
【図５】図４の給油ポンプの要部断面図
【図６】図４の給油ポンプの要部断面図
９ 副サイドプレート １３ オイル管 １３ｂ オイル管*** １５ コイルスプリング １５ｂ コイルスプリング先端シャモジ １６ 吐出バルブ １７ｂ 吐出カバー
Claims (3)
- 【請求項１】 密閉容器内に貯蔵するオイルと、ステー
タおよびロータからなる電動要素と圧縮要素と、前記圧
縮要素の偏心部を有するクランク軸と、前記クランク軸
の回転中心に同心に圧縮室を形成するシリンダと、前記
偏心部に嵌装され、前記圧縮室内で転動する回転ピスト
ンと、前記回転ピストンに圧接されることで前記圧縮室
内を高圧側と低圧側に仕切るベーンと、前記シリンダの
両側面を封止するとともに、前記クランク軸を軸支する
電動要素側の主サイドプレートと、副サイドプレートの
反シリンダ面側に設けた吐出バルブと、前記吐出バルブ
を覆うように前記副サイドプレートに固定した吐出カバ
ーと、前記クランク軸の反モータ側に設けた給油ポンプ
とからなり、前記給油ポンプは、前記クランク軸の一端
に固定したコイルスプリングと、前記コイルスプリング
を収納するとともに、一端にサポート部を固定し、他端
は前記オイル中に開口したオイル管とを備え、前記オイ
ル管の管壁に多数の***を設けたことを特徴とする横型
回転式圧縮機。 - 【請求項２】 密閉容器内に貯蔵するオイルと、ステー
タおよびロータからなる電動要素と圧縮要素と、前記圧
縮要素の偏心部を有するクランク軸と、前記クランク軸
の回転中心に同心に圧縮室を形成するシリンダと、前記
偏心部に嵌装され、前記圧縮室内で転動する回転ピスト
ンと、前記回転ピストンに圧接されることで前記圧縮室
内を高圧側と低圧側に仕切るベーンと、前記シリンダの
両側面を封止するとともに、前記クランク軸を軸支する
電動要素側の主サイドプレートと、副サイドプレートの
反シリンダ面側に設けた吐出バルブと、前記吐出バルブ
を覆うように前記副サイドプレートに固定した吐出カバ
ーと、前記クランク軸の反モータ側に設けた給油ポンプ
とからなり、前記給油ポンプは、前記クランク軸の一端
に固定したコイルスプリングと、前記コイルスプリング
を収納するとともに、一端にサポート部を固定し、他端
は前記オイル中に開口したオイル管と、前記コイルスプ
リングのオイル中に開口した先端に攪拌用シャモジを設
けたことを特徴とする横型回転式圧縮機。 - 【請求項３】 給油ポンプのオイル管の管壁に多数の小
穴を設けたことを特徴とする請求項２記載の横型回転式
圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22694092A JPH0674181A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 横型回転式圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22694092A JPH0674181A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 横型回転式圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0674181A true JPH0674181A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=16852997
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22694092A Pending JPH0674181A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 横型回転式圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0674181A (ja) |
-
1992
- 1992-08-26 JP JP22694092A patent/JPH0674181A/ja active Pending
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