JP2956736B2 - 密閉型ロータリ圧縮機 - Google Patents
密閉型ロータリ圧縮機Info
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- JP2956736B2 JP2956736B2 JP26453692A JP26453692A JP2956736B2 JP 2956736 B2 JP2956736 B2 JP 2956736B2 JP 26453692 A JP26453692 A JP 26453692A JP 26453692 A JP26453692 A JP 26453692A JP 2956736 B2 JP2956736 B2 JP 2956736B2
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- Japan
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- suction pipe
- rotary compressor
- oil
- hermetic rotary
- crankshaft
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は冷蔵庫等の冷凍装置に組
込まれる密閉型ロ−タリ圧縮機に関し、特にクランク軸
が略水平方向に位置するように載置した場合において、
給油を平滑に行う技術に係わるものである。
込まれる密閉型ロ−タリ圧縮機に関し、特にクランク軸
が略水平方向に位置するように載置した場合において、
給油を平滑に行う技術に係わるものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、冷凍空調業界において密閉型ロ−
タリ圧縮機の市場における普及は著しい。特に冷蔵庫等
では圧縮機を収納する機械室スペ−スを減少できる横置
型が主流となってきている。
タリ圧縮機の市場における普及は著しい。特に冷蔵庫等
では圧縮機を収納する機械室スペ−スを減少できる横置
型が主流となってきている。
【０００３】以下、図面を参照しながら特開昭６１−４
７９９４号公報などに見られる従来公知の密閉型ロ−タ
リ圧縮機の一例について説明する。図４は従来の密閉型
ロ−タリ圧縮機の断面図を示したものである。図４にお
いて、１は密閉型ロ−タリ圧縮機本体で、密閉容器２内
には電動要素３と圧縮要素４を一体化して収納してあ
る。３ａは前記電動要素３のステ−ターで前記密閉容器
２に圧入固定されている。３ｂはロ−ターである。５は
前記ロ−ター３ｂに圧入したクランク軸６を軸支する主
軸受５ａを一体に有するサイドプレ−トである。
７９９４号公報などに見られる従来公知の密閉型ロ−タ
リ圧縮機の一例について説明する。図４は従来の密閉型
ロ−タリ圧縮機の断面図を示したものである。図４にお
いて、１は密閉型ロ−タリ圧縮機本体で、密閉容器２内
には電動要素３と圧縮要素４を一体化して収納してあ
る。３ａは前記電動要素３のステ−ターで前記密閉容器
２に圧入固定されている。３ｂはロ−ターである。５は
前記ロ−ター３ｂに圧入したクランク軸６を軸支する主
軸受５ａを一体に有するサイドプレ−トである。
【０００４】尚、前記クランク軸６は前記密閉容器２内
に水平に配置されている。前記サイドプレ−ト５は、前
記密閉容器２に軽圧入後、溶接等により固定される。７
は前記クランク軸６の偏芯部６ａに設けた回転ピストン
８を収納するシリンダープレ−トである。９は前記クラ
ンク軸６を軸支する軸受９ａを一体に有するサイドプレ
−トである。前記サイドプレ−ト５と、前記シリンダー
プレ−ト７と、前記サイドプレ−ト９はボルト１０によ
り一体化され、圧縮室１１を画定している。
に水平に配置されている。前記サイドプレ−ト５は、前
記密閉容器２に軽圧入後、溶接等により固定される。７
は前記クランク軸６の偏芯部６ａに設けた回転ピストン
８を収納するシリンダープレ−トである。９は前記クラ
ンク軸６を軸支する軸受９ａを一体に有するサイドプレ
−トである。前記サイドプレ−ト５と、前記シリンダー
プレ−ト７と、前記サイドプレ−ト９はボルト１０によ
り一体化され、圧縮室１１を画定している。
【０００５】１２は前記圧縮室１１を高圧側と低圧側に
区割するベ−ンで、１２ａはべ−ンスプリングである。
１３は前記軸受９ａに前記ボルト１０により共締される
スプリングガイドで、前記軸受９ａに嵌合する取付期部
１３ａと、下方に腕曲したオイル管１３ｂとよりなる。
前記オイル管１３ｂの上端は、前記取付部１３ａの前記
クランク軸６と同芯に設けた開口１３ｃと連設し、下端
は前記密閉容器２の下方に貯留したオイル１４に浸漬し
ている。１５は前記クランク軸６の端部に形成したネジ
部６ｂにねじ込んで固着した密着巻コイルスプリング
で、前記開口１３ｃより前記オイル管１３ｂ内に延出
し、先端はわずかに円錐状の絞り部１５ａが形成されて
いる。前記コイルスプリング１５は前記オイル管１３ｂ
の内径とほぼ等しい外径を有している。
区割するベ−ンで、１２ａはべ−ンスプリングである。
１３は前記軸受９ａに前記ボルト１０により共締される
スプリングガイドで、前記軸受９ａに嵌合する取付期部
１３ａと、下方に腕曲したオイル管１３ｂとよりなる。
前記オイル管１３ｂの上端は、前記取付部１３ａの前記
クランク軸６と同芯に設けた開口１３ｃと連設し、下端
は前記密閉容器２の下方に貯留したオイル１４に浸漬し
ている。１５は前記クランク軸６の端部に形成したネジ
部６ｂにねじ込んで固着した密着巻コイルスプリング
で、前記開口１３ｃより前記オイル管１３ｂ内に延出
し、先端はわずかに円錐状の絞り部１５ａが形成されて
いる。前記コイルスプリング１５は前記オイル管１３ｂ
の内径とほぼ等しい外径を有している。
【０００６】１６は前記取付基部１３ａと前記軸受９ａ
と前記クランク軸６の端面にて画定される油圧室であ
る。６ｃ、６ｄ、６ｅは各々前記軸受９ａ、前記回転ピ
ストン８、前記主軸受５ａに相対する前記クランク軸６
の外周面に設けたオイル溝である。１７は吐出ガスを冷
凍サイクル（図示せず）に導く吐出パイプ、１８は冷凍
サイクルより前記圧縮室に直接連通した吸入パイプであ
る。
と前記クランク軸６の端面にて画定される油圧室であ
る。６ｃ、６ｄ、６ｅは各々前記軸受９ａ、前記回転ピ
ストン８、前記主軸受５ａに相対する前記クランク軸６
の外周面に設けたオイル溝である。１７は吐出ガスを冷
凍サイクル（図示せず）に導く吐出パイプ、１８は冷凍
サイクルより前記圧縮室に直接連通した吸入パイプであ
る。
【０００７】以上のような構成において、電動要素３に
通電されロ−ター３ｂが回転するとクランク軸６が回転
し、回転ピストン８の回転により吸入パイプ１８から圧
縮室１１に吸引された冷媒ガスが圧縮され、吐出弁（図
示せず）をへて密閉容器２内に一旦吐出され、吐出パイ
プ１７をへて冷凍サイクルに送られる。一方、クランク
軸６の回転は同時に密着巻コイルスプリング１５をスプ
リングガイド１３内で回転さす。この回転により密着巻
コイルスプリング１５とオイル管１３ｂの内壁に沿って
密着巻コイルスプリング１５のり−ドによりオイル１４
が上昇し、油圧室１６に達する。その後、油圧室１６の
オイルはオイル溝６ｃ、６ｄ、６ｅを通って、軸受９
ａ、回転ピストン８、主軸受５ａを各々潤滑する。
通電されロ−ター３ｂが回転するとクランク軸６が回転
し、回転ピストン８の回転により吸入パイプ１８から圧
縮室１１に吸引された冷媒ガスが圧縮され、吐出弁（図
示せず）をへて密閉容器２内に一旦吐出され、吐出パイ
プ１７をへて冷凍サイクルに送られる。一方、クランク
軸６の回転は同時に密着巻コイルスプリング１５をスプ
リングガイド１３内で回転さす。この回転により密着巻
コイルスプリング１５とオイル管１３ｂの内壁に沿って
密着巻コイルスプリング１５のり−ドによりオイル１４
が上昇し、油圧室１６に達する。その後、油圧室１６の
オイルはオイル溝６ｃ、６ｄ、６ｅを通って、軸受９
ａ、回転ピストン８、主軸受５ａを各々潤滑する。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成は、密閉型ロ−タリ圧縮機の断続運転状態にお
ける再始動時初期に、冷却器から吸引される冷媒ガスに
よって吸入パイプが急激に冷却されるので、密閉容器内
に吐出された高温高圧の冷媒ガスが密閉容器内の吸入パ
イプ外表面上に露滴し、密閉容器下部に貯留されたオイ
ル中に滴下して遊動し、オイル管に冷媒リッチのオイル
状態で吸引されるので、オイル管と密着巻スプリングや
クランク軸と軸受、回転ピストン、主軸受の潤滑状態が
オイル中の冷媒の発泡現象によって一時的に悪化すると
いう課題を有していた。本発明は従来の課題を解決する
もので、再始動時における各摺動部の潤滑状態の安定化
をはかり信頼性の向上を目的とする。
来の構成は、密閉型ロ−タリ圧縮機の断続運転状態にお
ける再始動時初期に、冷却器から吸引される冷媒ガスに
よって吸入パイプが急激に冷却されるので、密閉容器内
に吐出された高温高圧の冷媒ガスが密閉容器内の吸入パ
イプ外表面上に露滴し、密閉容器下部に貯留されたオイ
ル中に滴下して遊動し、オイル管に冷媒リッチのオイル
状態で吸引されるので、オイル管と密着巻スプリングや
クランク軸と軸受、回転ピストン、主軸受の潤滑状態が
オイル中の冷媒の発泡現象によって一時的に悪化すると
いう課題を有していた。本発明は従来の課題を解決する
もので、再始動時における各摺動部の潤滑状態の安定化
をはかり信頼性の向上を目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の密閉型ロ−タリ圧縮機は、密閉容器内の吸入パ
イプとの間に半密閉空間を形成する略半楕円筒形の吸入
パイプカバ−を配設させるという構成を備えたものであ
る。
本発明の密閉型ロ−タリ圧縮機は、密閉容器内の吸入パ
イプとの間に半密閉空間を形成する略半楕円筒形の吸入
パイプカバ−を配設させるという構成を備えたものであ
る。
【００１０】
【作用】本発明の密閉型ロータリ圧縮機は、吸入パイプ
カバーを設けることによって、断続運転中の再始動初期
に吸入パイプでの連続した冷媒の露滴のオイル中への混
入を防ぐこととなる。
カバーを設けることによって、断続運転中の再始動初期
に吸入パイプでの連続した冷媒の露滴のオイル中への混
入を防ぐこととなる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明による密閉型ロータリ圧縮機の
一実施例について、図面を参照しながら説明する。従来
例と同一部品は同一番号を用いて説明し、構成、動作の
同じところは省略する。
一実施例について、図面を参照しながら説明する。従来
例と同一部品は同一番号を用いて説明し、構成、動作の
同じところは省略する。
【００１２】図１は密閉型ロータリ圧縮機の断面図。図
２は図１の部分詳細図、図３は図２のＡ−Ａ’断面図で
ある。図において、２２はサイドプレート９に吸入パイ
プ１８とともに固定された吸入パイプカバーである。２
２ａは前記吸入パイプカバー２２と前記吸入パイプ１８
の下部に形成される半密閉空間である。以上のように構
成された密閉型ロータリ圧縮機について、以下その動作
を説明する。
２は図１の部分詳細図、図３は図２のＡ−Ａ’断面図で
ある。図において、２２はサイドプレート９に吸入パイ
プ１８とともに固定された吸入パイプカバーである。２
２ａは前記吸入パイプカバー２２と前記吸入パイプ１８
の下部に形成される半密閉空間である。以上のように構
成された密閉型ロータリ圧縮機について、以下その動作
を説明する。
【００１３】密閉型ロータリ圧縮機の再始動初期に冷却
器より溢れた液冷媒は、蒸発しながらもその一部が吸入
パイプ迄到達して圧縮室に吸引される。この時、吸入パ
イプは密閉容器内の高圧冷媒ガスの凝縮温度以下に冷却
されるので、吸入パイプ周辺の冷媒ガスは吸入パイプ表
面に露滴し減圧される。
器より溢れた液冷媒は、蒸発しながらもその一部が吸入
パイプ迄到達して圧縮室に吸引される。この時、吸入パ
イプは密閉容器内の高圧冷媒ガスの凝縮温度以下に冷却
されるので、吸入パイプ周辺の冷媒ガスは吸入パイプ表
面に露滴し減圧される。
【００１４】この冷媒ガスの露滴は自重により下部へ滴
下するが、吸入パイプとの間に形成された略半楕円筒形
の吸入パイプカバ−内２２ａに滴下し、略半楕円筒形の
吸入パイプカバ−の外のオイル１４内に落下することは
ない。従って、吸入パイプの表面に露滴した液冷媒が密
閉容器内に貯留されたオイル中に滴下することがなく、
冷媒成分の低いオイルを各摺動部に供給し潤滑すること
が出来るので、信頼性の向上をはかることが出来る。
下するが、吸入パイプとの間に形成された略半楕円筒形
の吸入パイプカバ−内２２ａに滴下し、略半楕円筒形の
吸入パイプカバ−の外のオイル１４内に落下することは
ない。従って、吸入パイプの表面に露滴した液冷媒が密
閉容器内に貯留されたオイル中に滴下することがなく、
冷媒成分の低いオイルを各摺動部に供給し潤滑すること
が出来るので、信頼性の向上をはかることが出来る。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の密閉型ロ
ータリ圧縮機は密閉容器内の吸入パイプを半密閉空間を
形成する略半楕円筒形の吸入パイプカバ−を設けること
により、断続運転中の再始動初期に発生する冷媒ガスの
吸入パイプにおける連続した露滴により滴下する液冷媒
が密閉容器内に貯留されたオイル中へ滴下することもな
く、冷媒成分の低いオイルを各摺動部に潤滑供給できる
ので信頼性の向上をはかることができる。
ータリ圧縮機は密閉容器内の吸入パイプを半密閉空間を
形成する略半楕円筒形の吸入パイプカバ−を設けること
により、断続運転中の再始動初期に発生する冷媒ガスの
吸入パイプにおける連続した露滴により滴下する液冷媒
が密閉容器内に貯留されたオイル中へ滴下することもな
く、冷媒成分の低いオイルを各摺動部に潤滑供給できる
ので信頼性の向上をはかることができる。
【図１】本発明による密閉型ロータリ圧縮機の断面図
【図２】本発明による密閉型ロータリ圧縮機の断面図の
部分詳細図
部分詳細図
【図３】従来の密閉型ロータリ圧縮機の断面図
【図４】図２のＡ−Ａ’線の断面図
２ 密閉容器 ３ 電動要素 ４ 圧縮要素 １８ 吸入パイプ ２２ 吸入パイプカバー ２２ａ 半密閉空間
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F04C 23/00 - 29/10 331 F04C 18/356
Claims (1)
- 【請求項１】 密閉容器内に電動要素と圧縮要素とを収
納し、前記圧縮要素に気密的に固着されるとともに前記
密閉容器にも気密的に固着された吸入パイプを有するも
のであって、前記密閉容器内の前記吸入パイプを半密閉
空間を形成する略半楕円筒形の吸入パイプカバーを配設
したことを特徴とする密閉型ロ−タリ圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26453692A JP2956736B2 (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 密閉型ロータリ圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26453692A JP2956736B2 (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 密閉型ロータリ圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06117387A JPH06117387A (ja) | 1994-04-26 |
| JP2956736B2 true JP2956736B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=17404632
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26453692A Expired - Fee Related JP2956736B2 (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 密閉型ロータリ圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2956736B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4905033A (en) * | 1987-01-06 | 1990-02-27 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Image sensing system |
-
1992
- 1992-10-02 JP JP26453692A patent/JP2956736B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06117387A (ja) | 1994-04-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |