JPH0673828A - 天井の換気構造 - Google Patents
天井の換気構造Info
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- JPH0673828A JPH0673828A JP4247154A JP24715492A JPH0673828A JP H0673828 A JPH0673828 A JP H0673828A JP 4247154 A JP4247154 A JP 4247154A JP 24715492 A JP24715492 A JP 24715492A JP H0673828 A JPH0673828 A JP H0673828A
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Abstract
る防火用の天井の換気構造を目的としている。 【構成】上下面に換気孔2を有する断面コ字形の天井板
支持金具1を壁面7に取り付け、かつ不燃性天井板5の
側端縁を該天井板支持金具1内に挿入し、両者間に換気
用空気通路6を設け、更に該換気用空気通路6内に不燃
性体積膨張材9を内蔵させた構造である。
Description
換気を目的とした換気構造に係り、特に火災時に天井の
換気用空気通路を自動的に遮蔽することが出来る天井の
換気構造に関するものである。
に取り付ける構造としては、例えば特開昭63ー255
442号公報が公知である。この技術は、断面コ字状の
天井板支持具を建物の壁面に取り付け、天井板の端部を
この天井板支持具の中に挿入することによって天井を構
成するようにした技術である。また、天井の見切り縁に
換気孔を設けた構造としては、例えば実開平2ー689
23号公報が公知である。この技術は、天井板を支持す
ることが出来る見切り縁の一部にメッシュ介装材を一体
的に設け、これによって天井見切り縁で天井の換気をす
るようにした技術である。
字状の天井板支持具を使用して天井板を支持する構造の
天井は構成が簡単であり、作業性が良いが、この技術を
用いた構造の天井は換気が困難である問題があった。ま
た、後者の一部にメッシュ介装材を有する天井見切り縁
を使用して天井を構成した場合には、天井板を支持する
見切り縁で換気が出来るので、極めて便利であるが、火
災時にこの換気孔を自動的に閉鎖することが出来ない問
題があった。
合には、火災時の加熱温度で自動的に閉鎖させることが
出来るダンパー付の換気口を天井の一部に取り付けるの
が一般的であった。しかし、このダンパー付の換気口は
比較的複雑であると共に高価であり、かつこれを天井に
取り付けるためには、天井板の一部を切断して組み込ん
だり、取付部分の下地組立に多くの時間と費用とを要す
る問題があった。
来の諸問題に鑑み開発された全く新規な技術であって、
特に天井板の側端縁を支持する天井板支持金具と天井板
との間に換気用空気通路を設け、かつ火災時に加熱温で
膨張させて換気用空気通路を閉鎖し得る体積膨張材を換
気用空気通路に設けた全く新しい技術を提供するもので
ある。
構造は、前述の従来の問題点を根本的に改善した技術で
あって、その要旨は、所定位置に換気孔を有する天井板
支持金具と該天井板支持金具内に側端縁が挿入して支持
された不燃性天井板とよりなる天井に於いて、該不燃性
天井板と天井板支持金具との相互間に換気用空気通路を
設け、更に該換気用空気通路内に熱によって膨張する不
燃性体積膨張材を内蔵させて構成したことを特徴とした
天井の換気構造である。
具に換気孔を設けると共に、この天井板支持金具とこの
天井板支持金具内に挿入された天井板との間に換気用空
気通路を設けたので、これ等の換気孔と換気用空気通路
とによって天井の換気をすることが出来る。また、前記
天井板は不燃性材で構成され、かつ天井板と天井板支持
金具との間に形成された換気用空気通路に、熱によって
膨張する不燃性体積膨張材が内蔵されているので、火災
時には、この不燃性体積膨張材が熱によって膨張して前
記換気用空気通路を自動的に閉鎖させることが出来る。
てその一実施例を具体的に説明すると、図1は本発明の
天井の換気構造の一例を示す要部の断面説明図、図2は
本発明を軒天井に使用した場合の断面説明図、図3は天
井板支持金具の要部の斜視説明図、図4(A),
(B),(C)は換気の状態を示す断面説明図、図5は
他例の断面説明図である。
井板支持金具であって、その上下面には帯状に並列され
た多数の換気孔2が穿設されている。この天井支持金具
1の入口開口部には、折曲突リブ3,4が夫々中心に向
かって突設され、これ等の折曲突リブ3,4によって、
天井板支持金具1に挿入された不燃性の天井板5の側端
縁を上下より挟持し得るように構成されている。従っ
て、天井板支持金具1に挿入された天井板5の先端部と
天井板支持金具1の奥部の内周面とには一定の隙間即ち
換気用空気通路6が設けられるように構成されている。
井板支持金具1を建物の壁面7に取り付けるためのビス
孔8が突設されている。また、天井板支持金具1の内周
壁の所定位置、即ち天井板支持金具1に設けられた下の
換気孔2から上の換気孔2に至る換気用空気通路6に面
した天井板支持金具1の内壁には熱によって膨張する帯
状の不燃性体積膨張材9が設けられている。
井を組立構成するに当たっては、図1及び図2に示す如
く、前述の構造を有する天井板支持金具1をビス10を
介して防火壁面7に取り付け固定する。次に、不燃性の
天井板5の片側端縁をこの天井板支持金具1に挿入し
て、その折曲突リブ3,4で天井板5を支持させると共
に、天井板5と天井板支持金具1の内周壁面との間に約
6mmの巾を持った換気用空気通路6を形成する。
り吊り下げられた鼻先隠し板12の凹所13に嵌入して
軒天井を組立構成する。本発明に係る天井の換気構造
は、上述の構造を有するので、通常の状態では、図4
(A)に示す如く、天井板支持金具1に設けられた上下
の換気孔2とその内部に設けられた換気用空気通路6に
よって、小屋裏の換気を行うことが出来る。
風が前記換気孔2より浸入し始めると、図4(B)に示
す如く、不燃性体積膨張材9が膨張を開始し、短時間に
図4(C)に示す如く、この膨張した不燃性体積膨張材
9が換気用空気通路6を完全に閉鎖するので、これによ
って熱風が小屋裏に侵入することを防止することが出来
る。
9は、一般的に不燃性体積膨張材として使用されている
膨張性グラファイト系の防炎、防煙用シール材であっ
て、通過熱風温度が150℃〜170℃で約10倍に膨
張する性質を有している。この不燃性体積膨張材として
は、例えば、オーストリアケミー・リンツ社製の「イン
ツメックス」や、特公昭63ー132968号公報(発
明の名称防火組成物)、同平3ー235号公報(発明の
名称防火・耐火被覆マット)等に示す商品や技術が使用
される。従って、この不燃性体積膨張材9が膨張する際
に、前記換気用空気通路6の空間がこの不燃性体積膨張
材9の3〜4倍程度である場合には、高密度の状態で換
気用空気通路6を閉鎖することが出来る。また、このグ
ラファイト系の物質は不燃性を有し、加熱温度が850
℃になっても、燃焼或いは溶解しない性質を有してい
る。上記実施例に於いては、不燃性体積膨張材9を天井
板支持具1の内周壁面に取り付けたが、この不燃性体積
膨張材9は、図5に例示する如く、天井板5の一部に埋
設して取り付けておくことも可能である。
造と作用とを有するので、天井に防火用の換気装置を簡
単に構成することが出来る。従って、従来のように防火
ダンパー付き換気口を取り付ける必要がないために、軒
天井ボードを切断したり、下地を組む等の作業を全く省
略することが出来る。また、本発明の天井の換気構造
は、天井の廻りに連続的に換気口を設けることが出来る
ので、充分な量の理想的な換気を行うことが出来る。
述の構造を有するので、火災が発生して熱風が換気孔よ
り送風され始めると同時に短時間で換気用空気通路を完
全に閉鎖して遮断することが出来る。しかも、本発明の
天井の換気構造は、壁際に見切りとして付けられている
ので、デザイン的にも極めて優れた構造とすることが出
来る等の特徴を有するものである。
断面説明図である。
ある。
説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】所定位置に換気孔を有する天井板支持金具
と該天井板支持金具内に側端縁が挿入して支持された不
燃性天井板とよりなる天井に於いて、該不燃性天井板と
天井板支持金具との相互間に換気用空気通路を設け、更
に該換気用空気通路内に熱によって膨張する不燃性体積
膨張材を内蔵させて構成したことを特徴とした天井の換
気構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP24715492A JP3268024B2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 天井の換気構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24715492A JP3268024B2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 天井の換気構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0673828A true JPH0673828A (ja) | 1994-03-15 |
JP3268024B2 JP3268024B2 (ja) | 2002-03-25 |
Family
ID=17159244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24715492A Expired - Lifetime JP3268024B2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 天井の換気構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3268024B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002256648A (ja) * | 2001-02-28 | 2002-09-11 | Daiwa House Ind Co Ltd | 軒天部防耐火構造及び見切り部材 |
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1992
- 1992-08-25 JP JP24715492A patent/JP3268024B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3268024B2 (ja) | 2002-03-25 |
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