JPH0672265A - 車間距離演算装置 - Google Patents

車間距離演算装置

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JPH0672265A
JPH0672265A JP5158461A JP15846193A JPH0672265A JP H0672265 A JPH0672265 A JP H0672265A JP 5158461 A JP5158461 A JP 5158461A JP 15846193 A JP15846193 A JP 15846193A JP H0672265 A JPH0672265 A JP H0672265A
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龍昭 谷口
Futoshi Shoji
太 正路
Masao Sasaki
將雄 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1の車両と第2の車両との車間距離を正確
に演算できるようにする。 【構成】 第1電波受信手段10及び第2電波受信手段
16は電波発信部から発信された電波を受信する。第1
位置算出手段12は第1電波受信手段10が受信した電
波と自らの算出情報とに基づいて第1の車両の位置情報
を算出する。第1位置算出手段12の算出情報は信号送
信手段14、信号受信手段18及び制御手段24を経て
第2位置算出手段20に与えられ、第2位置算出手段2
0は第1位置算出手段12の算出情報に基づき第2の車
両の位置情報を算出する。第1の車両の位置情報は信号
送信手段14、信号受信手段18及び制御手段24を経
て演算手段22に送られ、第2の車両の位置情報は第2
の位置算出手段20から演算手段22に送られる。演算
手段22は第1の車両の位置情報と第2の車両の位置情
報とから第1及び第2の車両の車間距離を演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに離れた第1及び
第2の2台の車両間の車間距離を演算する車間距離演算
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種2台の車両間の車間距離を演算す
る場合の一例としては、特開昭60−183831号公
報に示されるように、ディスプレイに表示された地図上
に第1の車両としての自車の位置と第2の車両としての
他車の位置とを示した後、その車両位置を基にして自車
と他車との車間距離を演算する装置が考えられる。
【0003】この場合、自車の車両位置をディスプレイ
の地図上に表示させる方法としては、予め地図上に自車
の出発点を設定しておき、方位センサと距離センサとを
用いて例えば北へ何mへ移動した後、西へ何m移動した
等の情報を与えることにより、自車の車両位置を算出す
る方法と、人工衛星等の電波発信部から発信された電波
と車両位置算出装置が予め持っている車両位置算出情報
とに基づいて自車の車両位置を算出する方法とが知られ
ている。
【0004】そして、他車の車両位置は、上記いずれか
の方法により車両位置を算出した他車の車両位置情報を
他車から受信して自車のディスプレイの地図上に表示す
るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記前者の
方法では、自車及び他車に搭載された方位センサ或いは
距離センサの精度誤差により自車の車両位置及び他車の
車両位置に誤差が発生し、この誤差が車両の走行に伴っ
て拡大するので、自車と他車との車間距離を演算する前
提としての車両位置算出方法としては採用し難い。
【0006】これに対し、後者の方法では、人工衛星等
の電波発信部から発信された電波を利用するので、自車
及び他車の車両位置を算出する方法としては前者の方法
よりも良い精度を得ることができる。
【0007】ところが、後者の方法でも問題がないわけ
ではない。すなわち、自車と他車とにそれぞれ搭載さ
れ、電波発信部から発信された電波と予め持っている車
両位置算出情報とにより車両位置を算出する車両位置算
出装置は、通常、種類や型番等が互いに異なり、しかも
各々が持っている車両位置算出情報も異なるので、人工
衛星等の電波発信部の選び方、車両位置算出のタイミン
グ、補正パラメータの違い或いは計算式の違い等に起因
して、演算された自車と他車との車間距離に発生する誤
差が大きくなる。
【0008】上記に鑑みて、本発明は、自車と他車との
車間距離を正確に演算できるようにすることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明では、第1の車両から第2の車両に
対して第1の車両の位置算出手段が有している算出情報
と第1の車両の位置情報とを送信し、この第2の車両に
おいて、第1の車両から受信した算出情報に基づき第2
の車両の位置を算出し、この算出した第2の車両の位置
情報と第1の車両から受信した位置情報とから第1の車
両と第2の車両との車間距離を演算することとした。
【0010】具体的には、この発明は、第1の車両と第
2の車両との車間距離を演算する車間距離演算装置を対
象とするもので、第1の車両に搭載され、電波発信部か
ら発信された電波を受信する第1電波受信手段と、第1
の車両に搭載され、電波発信部から発信された電波に基
づき車両の位置を算出するための算出情報を有し、上記
第1電波受信手段が受信した電波と上記算出情報とに基
づいて第1の車両の位置を算出する第1位置算出手段
と、第1の車両に搭載され、上記第1位置算出手段が算
出した第1の車両の位置情報と上記第1位置算出手段が
有している算出情報とを送信する信号送信手段と、第2
の車両に搭載され、上記電波発信部から発信された電波
を受信する第2電波受信手段と、第2の車両に搭載さ
れ、上記信号送信手段が送信した第1の車両の位置情報
及び算出情報を受信する信号受信手段と、第2の車両に
搭載され、上記第2電波受信手段が受信した電波と上記
信号受信手段が受信した算出情報とに基づいて第2の車
両の位置を算出する第2位置算出手段と、第2の車両に
搭載され、上記信号受信手段が受信した第1の車両の位
置情報と上記第2位置算出手段が算出した第2の車両の
位置情報とから第1の車両と第2の車両との車間距離を
演算する演算手段とを備えている構成とするものであ
る。
【0011】請求項2の発明では、第1の車両から第2
の車両に対して第1の車両の位置算出手段が有している
算出情報を送信するとともに、第2の車両から第1の車
両に対して第2の車両の位置算出手段が有している算出
情報を送信し、第1及び第2の車両のそれぞれにおい
て、自車の位置算出手段が有している算出情報と他車の
位置算出手段から受信した算出情報とに基づき自車及び
他車の位置算出手段が共通に利用できる算出情報を設定
し、共通に利用できる算出情報に基づいてそれぞれの車
両の位置を算出するとともに、算出した車両位置情報を
相手車両に送信し、自車と他車との車間距離を演算す
る。
【0012】具体的に請求項2の発明が講じた解決手段
は、第1の車両と第2の車両との車間距離を演算する車
間距離演算装置を対象とし、第1の車両に搭載され、電
波発信部から発信された電波を受信する第1電波受信手
段と、第2の車両に搭載され、上記電波発信部から発信
された電波を受信する第2電波受信手段と、第1の車両
に搭載され、上記電波発信部から発信された電波に基づ
き搭載された車両の位置を算出するための第1算出情報
を有し、上記電波発信部から発信された電波と与えられ
た算出情報とに基づいて第1の車両の位置を算出する第
1位置算出手段と、第2の車両に搭載され、上記電波発
信部から発信された電波に基づき搭載された車両の位置
を算出するための第2算出情報を有し、上記電波発信部
から発信された電波と与えられた算出情報とに基づいて
第2の車両の位置を算出する第2位置算出手段と、第1
の車両に搭載され、上記第1位置算出手段が算出した第
1の車両の位置情報及び上記第1位置算出手段が有する
第1算出情報を送信する第1信号送信手段と、第2の車
両に搭載され、上記第2位置算出手段が算出した第2の
車両の位置情報及び上記第2位置算出手段が有する第2
算出情報を送信する第2信号送信手段と、第1の車両に
搭載され、上記第2信号送信手段が送信する第2の車両
の位置情報及び第2算出情報を受信する第1信号受信手
段と、第2の車両に搭載され、上記第1信号送信手段が
送信する第1の車両の位置情報及び第1算出情報を受信
する第2信号受信手段と、第1の車両に搭載され、上記
第1位置算出手段が有する第1算出情報及び上記第1信
号受信手段が受信した第2算出情報に基づき上記第1位
置算出手段及び第2位置算出手段が共通に利用できる算
出情報を設定するとともに、設定した算出情報を上記第
1位置算出手段に与える第1算出情報付与手段と、第2
の車両に搭載され、上記第2位置算出手段が有する第2
算出情報及び上記第2信号受信手段が受信した第2算出
情報に基づき上記第1位置算出手段及び第2位置算出手
段が共通に利用できる算出情報を設定するとともに、設
定した算出情報を上記第2位置算出手段に与える第2算
出情報付与手段と、第1の車両に搭載され、上記第1の
位置算出手段が算出した第1の車両の位置情報と上記第
1信号受信手段が受信した第2の車両の位置情報とから
第1の車両と第2の車両との車間距離を演算する第1演
算手段と、第2の車両に搭載され、上記第2の位置算出
手段が算出した第2の車両の位置情報と上記第2信号受
信手段が受信した第1の車両の位置情報とから第1の車
両と第2の車両との車間距離を演算する第2演算手段と
を備えている構成とするものである。
【0013】請求項3の発明では、上記請求項1又は2
記載の車間距離演算装置において、第1及び第2の車両
の各算出情報のうち所定数以上の情報項目が互いに一致
したとき、演算手段で演算される第1及び第2車両間の
車間距離が有効であると判断する判断手段を設ける。
【0014】請求項4の発明では、上記判断手段は、第
1及び第2車両間の車間距離が小さくなるのに応じて情
報項目の所定値を増大させるように構成されているもの
とする。
【0015】請求項5の発明では、判断手段は、第1及
び第2の車両の各算出情報の全ての情報項目が互いに一
致したときに第1及び第2車両間の車間距離が有効であ
ると判断するように構成する。
【0016】
【作用】上記の構成により、請求項1の発明では、第1
の車両に搭載された信号送信手段が第1位置算出手段が
有している算出情報を送信すると、第2の車両に搭載さ
れた信号受信手段が上記算出情報を受信し、第2の車両
に搭載された第2位置算出手段は第2電波受信手段が受
信した電波と、上記信号受信手段が受信した算出情報と
に基づいて第2の車両の位置を算出する。このため、第
1の車両に搭載された第1位置算出手段と第2の車両に
搭載された第2位置算出手段とは同じ算出情報に基づい
て車両位置を算出するので、第1及び第2の位置算出手
段がそれぞれの車両の位置を算出する基になる人工衛星
等の電波発信部の選び方、車両位置算出のタイミング、
補正パラメータ或いは計算式等が共通になる。
【0017】請求項2では、第1の車両に搭載された第
1信号送信手段が、第1位置算出手段が有する第1算出
情報を送信すると、この第1算出情報を第2の車両に搭
載された第2信号受信手段が受信する。また、第2の車
両に搭載された第2信号送信手段が、第2位置算出手段
が有する第2算出情報を送信すると、該第2算出情報を
第1の車両に搭載された第1信号受信手段が受信する。
【0018】第1の車両に搭載された第1算出情報付与
手段が、第1位置算出手段が有する第1算出情報及び第
1信号受信手段が受信した第2算出情報に基づき第1位
置算出手段及び第2位置算出手段が共通に利用できる算
出情報を設定し、その設定した算出情報を第1位置算出
手段に与えると、第1位置算出手段は共通に利用できる
算出情報に基づき第1の車両位置情報を作成する。一
方、第2の車両に搭載された第2算出情報付与手段が、
第2位置算出手段が有する第2算出情報及び第2信号受
信手段が受信した第1算出情報に基づき第1位置算出手
段及び第2位置算出手段が共通に利用できる算出情報を
設定し、設定した算出情報を第2位置算出手段に与える
と、第2位置算出手段は共通に利用できる算出情報に基
づき第2の車両位置情報を作成する。このため、第1の
車両に搭載された第1位置算出手段と第2の車両に搭載
された第2位置算出手段とは共通に利用できる同じ算出
情報に基づいて車両位置を算出するので、第1及び第2
の位置算出手段がそれぞれの車両の位置を算出する基に
なる人工衛星等の電波発信部の選び方、車両位置算出の
タイミング、補正パラメータ、計算式等が共通になる。
【0019】請求項3の発明では、判断手段により、第
1及び第2の車両の各算出情報のうち所定数以上の情報
項目が互いに一致したかどうかが判断され、一致したと
きに、演算手段で演算される車間距離は有効であるとさ
れる。このように両車両の各算出情報のうちの一部の情
報項目が一致すると、求められる車間距離を有効とする
ので、情報項目が一致し易くなる分だけ、有効とされる
車間距離の頻度が高くなり、換言すれば測位頻度を高め
て実車に即した実用性が得られる。
【0020】請求項4の発明では、判断手段は、演算手
段で演算される第1及び第2車両間の車間距離が小さく
なるのに応じて情報項目の所定値を増大させるので、該
車間距離の有効性を判断するに当り、車間距離の変化に
応じて演算精度を変えて、車間距離が小さくなるほどそ
の精度を向上させることができる。
【0021】請求項5の発明では、判断手段により、第
1及び第2の車両の各算出情報の全ての情報項目が互い
に一致したときに、演算手段で演算される第1及び第2
車両間の車間距離が有効であると判断される。このた
め、各車両の位置情報に含まれる誤差を有効に相殺し
て、高精度の車間距離が得られる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (実施例1)図1は、本発明の実施例1に係る車間距離
演算装置の全体構成を示すブロック図であって、同図に
おいて、Aは第1の車両に搭載されている各種手段を示
し、Bは第2の車両に搭載されている各種手段を示して
いる。
【0023】同図において、10は人工衛星や高速道路
等に設けた電波発信部から発信された電波を受信する第
1電波受信手段である。12は第1電波受信手段10が
受信した電波発信部からの電波に基づき車両の位置を算
出するための算出情報Faを有し、第1電波受信手段1
0が受信した電波と上記算出情報Faとに基づいて第1
の車両の位置情報Paを算出する第1位置算出手段であ
る。図2に示すように、算出情報Faは、算出情報に変
更が有るか又は無いかの情報、計算のタイミングを設定
する情報、計算式の情報、利用電波の設備番号の情報、
計算順序を定める情報及び補正パラメータの情報からな
り、位置情報Paは、地図番号、緯度座標及び経度座標
からなる。14は第1位置算出手段12が算出した第1
の車両の位置情報Paと第1位置算出手段12が有して
いる算出情報Faとを送信する信号送信手段である。
【0024】また、同図において、16は上記の電波発
信部から発信された電波を受信する第2電波受信手段で
あり、18は信号送信手段14が送信した第1の車両の
位置情報Pa及び算出情報Faを受信する信号受信手段
である。20は第2電波受信手段16から電波情報を受
けるとともに、信号送信手段14が送信した算出情報F
a又は自ら有している図2に示す算出情報Fbと、第2
電波受信手段16から受けた電波情報とに基づいて第2
の車両の位置情報Pbを算出する第2位置算出手段であ
り、22は信号受信手段18が受信した第1の車両の位
置情報Paと、第2位置算出手段20が算出した第2の
車両の位置情報Pbとから第1の車両と第2の車両との
車間距離を演算する演算手段である。24は制御手段で
あって、該制御手段24は、信号受信手段18が受信し
た第1の車両の位置情報Paを演算手段22に出力する
とともに、信号受信手段18が受信した第1位置算出手
段12の算出情報Faを第2位置算出手段20に出力
し、第2位置算出手段12が算出情報Faに基づいて第
2の車両の位置情報Paを算出するように制御する。
【0025】制御手段24の制御内容を図3のタイミン
グチャート及び図4のフローチャートに基づいて説明す
る。まず、図3に示すステップSA1で、第2位置算出
手段20が第1の車両の算出情報Faを受信したことの
有無を判断し、受信が有る場合にはステップSA2に進
み、第2位置算出手段20に第1の車両の算出情報Fa
に基づき第2の車両の位置情報Pbを算出させ、無い場
合にはステップSA3で信号受信手段18が信号送信手
段14から受信した第1の車両の算出情報Faを第2位
置算出手段20に出力する。
【0026】次のステップSA4で、信号受信手段18
が信号送信手段14から受信した第1の車両の位置情報
Paを演算手段22に出力し、ステップSA5では、演
算手段22は第1の車両の位置情報Paと第2の車両の
位置情報Pbとから車間距離のベクトルPaPbを演算
する。
【0027】次に、ステップSA6では、信号受信手段
18が受信した第1の車両の算出情報Faの変更の有無
を判断し、変更が有ると判断した場合及びステップSA
1で受信したことが無いと判断した場合には、ステップ
SA7で第1の車両の算出情報Faを第2位置算出手段
20に設定してリターンし、ステップSA6で変更が無
いと判断した場合もリターンする。
【0028】以上のように、制御手段24は、信号受信
手段18が受信した第1位置算出手段12の算出情報F
aを第2位置算出手段20に出力し、第2位置算出手段
12が算出情報Faに基づいて第2の車両の位置情報P
bを算出するように制御するので、第1位置算出手段1
2及び第2位置算出手段20は共に第1位置算出手段1
2が有する算出情報Faに基づいて第1の車両の位置情
報Pa及び第2の車両の位置情報Pbを算出する。この
ため、電波発信部の選び方、車両位置算出のタイミン
グ、補正パラメータ、計算式等が共通になり、位置情報
Pa及びPbに誤差が生じたとしても両者に同様の誤差
が生じるので、車間距離の演算時、誤差は相殺され、第
1の車両と第2の車両との車間距離の精度は向上する。
【0029】(実施例2)図5は、本発明の実施例2に
係る車間距離演算装置の全体構成を示すブロック図であ
って、同図においてAは第1の車両に搭載されている各
種手段を示し、Bは第2の車両に搭載されている各種手
段を示している。
【0030】同図において、30は人工衛星や高速道路
等に設けられた電波発信部から発信された電波を受信す
る第1電波受信手段であり、40は上記電波発信部から
発信された電波を受信する第2電波受信手段である。3
2は上記電波発信部から発信された電波に基づき搭載さ
れた車両の位置を算出するための第1算出情報Faを有
し、上記電波発信部から発信された電波と与えられた算
出情報とに基づいて第1の車両の位置情報Paを算出す
る第1位置算出手段であり、42は上記電波発信部から
発信された電波に基づき搭載された車両の位置を算出す
るための第2算出情報Fbを有し、上記電波発信部から
発信された電波と与えられた算出情報とに基づいて第2
の車両の位置情報Pbを算出する第2位置算出手段であ
る。尚、図6に示すように、算出情報Faは、算出情報
に変更が有るか又は無いかの情報、計算のタイミングを
設定する情報、計算式の情報、計算に利用可能な電波設
備の数及びその番号列の情報、計算順序を定める情報及
び補正パラメータの情報からなり、位置情報Paは、地
図番号、緯度座標及び経度座標からなる。
【0031】また、図5において、34は第1位置算出
手段32が算出した第1の車両の位置情報Pa及び第1
位置算出手段32が有する第1算出情報Faを送信する
第1信号送信手段としての第1通信手段であり、44は
第2位置算出手段42が算出した第2の車両の位置情報
Pb及び第2位置算出手段42が有する第2算出情報F
bを送信する第2信号送信手段としての第2通信手段で
ある。そして、第1通信手段34は第2通信手段44が
送信する第2の車両の位置情報Pb及び第2算出情報F
bを受信する第1信号受信手段の機能も有し、第2通信
手段44は第1通信手段34が送信する第1の車両の位
置情報Pa及び第2算出情報Faを受信する第2信号受
信手段の機能も有している。
【0032】また、同図において、36は第1位置算出
手段32が有する第1算出情報Fa及び第1通信手段3
4が受信した第2算出情報Fbに基づき第1位置算出手
段32及び第2位置算出手段42が共通に利用できる共
通算出情報Fを設定するとともに、設定した共通算出情
報Fを第1位置算出手段32に与える第1算出情報付与
手段としての第1制御手段であり、46は第2位置算出
手段42が有する第2算出情報Fb及び第2通信手段4
4が受信した第1算出情報Faに基づき第1位置算出手
段32及び第2位置算出手段42が共通に利用できる共
通算出情報Fを設定するとともに、設定した共通算出情
報Fを第2位置算出手段42に与える第2算出情報付与
手段としての第2制御手段である。この場合、共通算出
情報Fは、計算式及び補正パラメータについては簡易な
方に合わせ、計算に利用可能な電波設備番号については
共通して利用することができるものに合わせる。
【0033】また、同図において、38は第1位置算出
手段32が算出した第1の車両の位置情報Paと第1通
信手段34が受信した第2の車両の位置情報Pbとから
第1の車両と第2の車両との車間距離を演算する第1演
算手段であり、48は第2位置算出手段42が算出した
第2の車両の位置情報Pbと第2通信手段44が受信し
た第1の車両の位置情報Paとから第1の車両と第2の
車両との車間距離を演算する第2演算手段である。
【0034】第1制御手段36は第1通信手段34が受
信した第1の車両の位置情報Paを第1演算手段38に
出力する機能も有しているとともに、第2制御手段46
は第2通信手段44が受信した第2の車両の位置情報P
bを第2演算手段48に出力する機能も有している。
【0035】上記第1制御手段36の制御内容を図7の
タイミングチャート及び図8のフローチャートに基づい
て説明する。尚、第2制御手段46の制御内容は第1制
御手段36の制御内容と同じであるから、図8のフロー
チャートにおいては括弧内に符号を付して説明を省略す
る。
【0036】まず、ステップSB1で共通算出情報Fが
設定済みで有るか否かを判断し、設定済みである場合に
はステップSB2で、第1位置算出手段32に共通算出
情報Fに基づき第1の車両の位置情報Paを算出させ、
設定済みでない場合にはステップSB3で、第1通信手
段34に第1の車両の算出情報Faを送信させるととも
に、第2の車両の算出情報Fbを受信させる。
【0037】次に、ステップSB4で第1位置算出手段
32が算出した第1の車両の位置情報Pa及び第1位置
算出手段32が有する第1算出情報Faを第1通信手段
34から送信するとともに、第2通信手段44が送信し
た第2の車両の位置情報Pb及び第2算出情報Fbを受
信し、ステップSB5で第1演算手段38は第1の車両
の位置情報Paと第2の車両の位置情報Pbとから車間
距離のベクトルPaPbを演算する。
【0038】次に、ステップSB6で第1通信手段34
が受信した第2の車両の算出情報Fbの変更の有無を判
断し、変更が有ると判断した場合及びステップSB1で
共通算出情報Fが設定済みでないと判断した場合にはス
テップSB7で共通算出情報Fを設定する。
【0039】以上のように、第1制御手段36は第1算
出情報Fa及び第2算出情報Fbに基づき第1位置算出
手段32及び第2位置算出手段42が共通に利用できる
共通算出情報Fを設定し、共通算出情報Fを第1位置算
出手段32に与えて第1の車両の位置情報Paを算出さ
せ、第2の制御手段46は第1算出情報Fa及び第2算
出情報Fbに基づき第1位置算出手段32及び第2位置
算出手段42が共通に利用できる共通算出情報Fを設定
し、共通算出情報Fを第2位置算出手段44に与えて第
2の車両の位置情報Pbを算出させる。このため、電波
発信部の選び方、車両位置算出のタイミング、補正パラ
メータ、計算式等が共通になり、位置情報Pa及びPb
に誤差が生じたとしても両者に同様の誤差が生じるの
で、車間距離の演算時、誤差は相殺され、第1の車両と
第2の車両との車間距離の精度は向上する。
【0040】(実施例3)図9〜図11は本発明の実施
例3を示し、上記実施例1では、第1及び第2の車両の
位置算出情報の全ての項目が一致したときに第2の車両
で自車の位置を算出するようにしているのに対し、全て
ではなくて所定数以上の情報項目が一致すれば、演算さ
れた車間距離を有効とするようにしたものである。
【0041】この実施例では、基本的な構成は実施例1
と同じであるので、図1と同じ部分については同じ符号
を付してその詳細な説明は省略する(図1参照)。ま
た、第1の車両の信号送信手段14から第2の車両の信
号受信手段18に対し、図9に示すように、地図番号
M、緯度座標X及び経度座標Yの3つの項目からなる位
置情報Paと、計算式G、計算順序O、利用電波施設
N、補正パラメータA、測位レベルD及び計算タイミン
グTの6つの項目からなる位置算出情報Faとが信号と
して送信される。
【0042】そして、制御手段24の制御内容を図10
のタイミングチャート及び図11のフローチャートに基
づいて説明すると、図11に示す最初のステップSC1
で、第2位置算出手段20に第2の車両の位置情報Pb
を算出させ、次のステップSC2では、位置受信手段1
8で第1の車両の位置情報Pa及び位置算出情報Faを
受信させ、ステップSC3で演算手段22により第1の
車両の位置情報Paと第2の車両の位置情報Pbとから
両車両間の車間距離LをL=ベクトルPbPaとして演
算する。この後、ステップSC4において、自車(第2
の車両)の第2位置算出手段20での位置算出情報Fb
と他車(第1の車両)の第1位置算出手段12での位置
算出情報Faとの項目の中から上記算出された車間距離
Lに応じて必須共通項目を選定する。この必須共通項目
の選定を行う場合、表1に示すように、車間距離Lが最
大値L5(例えばL5=1km)以上の大きいときには
計算タイミングTのみであるが、車間距離Lが小さくな
るに連れて選定項目数が増え、車間距離Lが最小値L1
(例えばL1=100m)未満のときには、全ての項目
G,O,N,A,D,Tを必須共通項目として選定す
る。
【0043】
【表1】
【0044】しかる後、ステップSC5に進んで上記両
車両の位置算出情報Fa,Fbにおいて共通必須項目の
パラメータを比較し、ステップSC6では必須共通項目
が許容条件を満足しているかどうかを判定する。この判
定が許容条件の不満足によるNOのときにはそのまま、
また判定がYESのときには、ステップSC7で上記車
間距離Lを有効な車間距離として出力した後、それぞれ
ステップSC8に進む。このステップSC8では、両車
両の位置算出情報Fa,Fbのうち共通可能な項目につ
いて第2の車両の位置算出情報Fbのパラメータを第1
の車両の位置算出情報Faのパラメータに置き換えた
後、リターンする。
【0045】この実施例では、上記ステップSC4〜S
C7により、第1及び第2の車両の各位置算出情報F
a,Fbの項目の中から、第1及び第2車両間の車間距
離Lが小さくなるのに応じて増大するように設定された
所定の必須共通項目を選定し、少なくともこの必須共通
項目が両位置算出情報Fa,Fbで互いに一致したと
き、演算手段22で演算された第1及び第2車両間の車
間距離Lを有効と判断して出力する判断手段50が構成
される。
【0046】したがって、この実施例の場合、第1及び
第2の車両の各位置算出情報Fa,Fbの項目の中から
所定の必須共通項目が選定され、少なくともこの必須共
通項目が両位置算出情報Fa,Fbで互いに一致したと
き、演算手段22で演算された第1及び第2車両間の車
間距離Lが有効な車間距離として出力されるので、上記
実施例1のように全ての情報項目が一致したときに初め
て車間距離を演算する場合に比べ、情報項目が一致し易
くなり、その分、測位頻度を高めて実車に即した実用性
を得ることができる。
【0047】しかも、上記必須共通項目が車間距離Lに
応じて変り、車間距離Lが大きいときには必須共通項目
の数が減るが、車間距離Lが小さくなると、必須共通項
目の数が増えるので、車間距離Lの変化に応じて演算精
度を変えることができ、車間距離Lが小さいほどその精
度を向上させることができる。
【0048】(実施例4)図12〜図14は実施例4を
示し、上記実施例2のように第1及び第2の車両の双方
でそれぞれ車間距離を演算する構成において、実施例3
のように両車両での位置算出情報Fa,Fbの比較時に
おける情報項目の許容度を可変設定するようにしたもの
である。
【0049】すなわち、この実施例では、基本的な構成
は実施例2と同じである(図5参照)。また、第1の車
両の第1通信手段34と第2の車両の第2通信手段44
との間で、図12に示すように、地図番号M、緯度座標
X及び経度座標Yの3つの項目からなる位置情報Pa
と、計算式G、計算順序O、利用電波施設N、補正パラ
メータA、測位レベルD及び計算タイミングTの6つの
項目からなる位置算出情報Faとが信号として送受信さ
れる。
【0050】そして、制御手段では図13のタイミング
チャート及び図14のフローチャートに示される処理動
作が行われる。尚、図14では自車(第2の車両)での
処理を基本として示し、他車(第1の車両)については
括弧書きで示している。この図14に示す最初のステッ
プSD1で、第1及び第2位置算出手段32,42にそ
れぞれ第1及び第2の車両の位置情報Pa,Pbを算出
させ、次のステップSD2では、第1及び第2通信手段
34,44間で情報を交信し、第1通信手段34から送
信された他車の位置情報Pa及び位置算出情報Faを第
2通信手段44により受信させるとともに、自車の位置
情報Pb及び位置算出情報Fbを第2通信手段44から
第1通信手段34に送信する。
【0051】次いで、ステップSD3で各車両の演算手
段38,48により両車両の位置情報Pa,Pbから車
間距離LをL=ベクトルPbPa(又はベクトルPaP
b)として演算する。この後、ステップSD4におい
て、他車(第1の車両)及び自車(第2の車両)の位置
算出情報Fa,Fbの項目の中から上記算出された車間
距離Lに応じて必須共通項目を選定する。この必須共通
項目の選定は上記実施例3と同じであり(表1参照)、
車間距離Lが最大値L5以上のときには計算タイミング
Tのみであるが、車間距離Lが小さくなるに連れて選定
数が増え、車間距離Lが最小値L1未満のときには、全
項目G,O,N,A,D,Tを必須共通項目として選定
する。
【0052】しかる後、ステップSD5に進んで上記両
車両の位置算出情報Fa,Fbにおいて共通必須項目の
パラメータを比較し、ステップSD6では必須共通項目
のパラメータが許容条件を満足しているかどうかを判定
する。この判定が許容条件の不満足によるNOのときに
はそのまま、また判定がYESのときにはステップSD
7で上記車間距離Lを有効な車間距離として出力した
後、それぞれステップSD8に進む。このステップSD
8では、両車両の位置算出情報Fa,Fbを基に算出情
報Fa,Fbの共通可能とできるパラメータを設定し、
その後にリターンする。
【0053】この実施例では、上記ステップSD4〜S
D7により、第1及び第2の車両の各位置算出情報F
a,Fbの項目の中から第1及び第2車両間の車間距離
Lが小さくなるのに応じて増大するように設定された必
須共通項目数を選定し、少なくともこの必須共通項目が
両位置算出情報Fa,Fbで互いに一致したとき、演算
手段38,48で演算された車間距離Lを有効と判断す
る判断手段50が構成される。
【0054】したがって、この実施例でも、上記実施例
3と同様の作用効果を奏することができる。
【0055】尚、上記実施例3,4においては、位置算
出情報Fa,Fbの項目のうちの必須共通項目を車間距
離Lに応じて変えるようにしているが、その中の1つ又
は複数の項目自体の許容度を車間距離Lに応じて可変と
するようにしてもよい。すなわち、例えば車間距離Lが
大きいときには、ある程度の計算タイミングTがずれて
いても、計算としてはさほど問題が生じないので、その
計算タイミングTの許容度を車間距離Lが小さいときに
は小さくし、車間距離Lの増大に応じて大きくするので
ある。
【0056】また、実施例3,4では、先に位置算出情
報Fa,Fbから車両の位置を算出して車間距離Lを演
算した後、その車間距離Lに応じて位置算出情報Fa,
Fbの項目のうちの必須共通項目を選定し、それを基に
上記演算された車間距離Lが有効であるかどうかを判断
するようにしているが、逆に、前もって位置算出情報F
a,Fbの項目を所定の必須共通項目と比較し、該項目
が必須共通項目以上であるときに車両位置を算出して車
間距離Lを演算するようにしてもよく、同様の作用効果
が得られる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係る車間距離演算装置によると、第1の車両に搭載され
た第1位置算出手段と第2の車両に搭載された第2位置
算出手段とは同じ算出情報に基づいてそれぞれの車両位
置を算出するため、第1及び第2の位置算出手段がそれ
ぞれの車両の位置を算出する基になる電波発信部の選び
方、車両位置算出のタイミング、補正パラメータ或いは
計算式等の各種パラメータが共通になり、第1及び第2
の車両の位置情報に誤差が生じたとしても両位置情報に
は同様の誤差が生じるので、第1の車両と第2の車両と
の車間距離の精度は向上する。
【0058】請求項2の発明に係る車間距離演算装置に
よると、第1の車両に搭載された第1位置算出手段と第
2の車両に搭載された第2位置算出手段とは共通に利用
できる同じ算出情報に基づいて車両位置を算出するの
で、第1及び第2の位置算出手段がそれぞれの車両の位
置を算出する基になる各種パラメータが共通になり、第
1及び第2の車両の位置情報に誤差が生じたとしても両
位置情報には同様の誤差が生じるので、第1の車両と第
2の車両との車間距離の精度は向上する。また、請求項
2の発明によると、第1及び第2の車両のそれぞれにお
いて第1の車両と第2の車両との車間距離を演算するこ
とができる。
【0059】請求項3の発明によれば、各車両の算出情
報のうち所定数以上の情報項目が互いに一致したとき
に、車両位置を基に演算される車間距離が有効であると
判断するようにしたことにより、両車両の各算出情報の
うちの情報項目を一致し易くして、有効とされる車間距
離の頻度を高くでき、測位頻度を高めて実車に即した実
用性が得られる。
【0060】請求項4の発明によれば、上記一致すべき
情報項目の所定値を車両間の車間距離が小さくなるに連
れて増大させるようにしたことにより、車間距離が小さ
くなるほどその精度を向上させることができる。
【0061】請求項5の発明によると、各車両の算出情
報の全ての情報項目が互いに一致したとき、演算される
車間距離が有効であると判断するようにしたことによ
り、各車両の位置情報に含まれる誤差を有効に相殺して
車間距離精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る車間距離演算装置の全
体構成を示すブロック図である。
【図2】実施例1に係る車間距離演算装置において用い
る位置情報及び算出情報の説明図である。
【図3】実施例1に係る車間距離演算装置を用いて行う
車間距離の演算方法を説明するタイムチャート図であ
る。
【図4】実施例1に係る車間距離演算装置を用いて行う
車間距離の演算方法を説明するフローチャート図であ
る。
【図5】本発明の実施例2を示す図1相当図である。
【図6】実施例2を示す図2相当図である。
【図7】実施例2を示す図3相当図である。
【図8】実施例2を示す図4相当図である。
【図9】本発明の実施例3を示す図2相当図である。
【図10】実施例3を示す図3相当図である。
【図11】実施例3を示す図4相当図である。
【図12】実施例4を示す図2相当図である。
【図13】実施例4を示す図3相当図である。
【図14】実施例4を示す図4相当図である。
【符号の説明】
10 第1電波受信手段 12 第1位置算出手段 14 信号送信手段 16 第2電波受信手段 18 信号受信手段 20 第2位置算出手段 22 演算手段 24 制御手段 30 第1電波受信手段 32 第1位置算出手段 34 第1通信手段(第1信号送信手段、第1信号受信
手段) 36 第1制御手段(第1算出情報付与手段) 38 第1演算手段 40 第2電波受信手段 42 第2位置算出手段 44 第2通信手段(第2信号送信手段、第2信号受信
手段) 46 第2制御手段(第2算出情報付与手段) 48 第2演算手段 50 判断手段 L 車間距離

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の車両と第2の車両との車間距離を
    演算する車間距離演算装置であって、 第1の車両に搭載され、電波発信部から発信された電波
    を受信する第1電波受信手段と、 第1の車両に搭載され、電波発信部から発信された電波
    に基づき車両の位置を算出するための算出情報を有し、
    上記第1電波受信手段が受信した電波と上記算出情報と
    に基づいて第1の車両の位置を算出する第1位置算出手
    段と、 第1の車両に搭載され、上記第1位置算出手段が算出し
    た第1の車両の位置情報と上記第1位置算出手段が有し
    ている算出情報とを送信する信号送信手段と、 第2の車両に搭載され、電波発信部から発信された電波
    を受信する第2電波受信手段と、 第2の車両に搭載され、上記信号送信手段が送信した第
    1の車両の位置情報及び算出情報を受信する信号受信手
    段と、 第2の車両に搭載され、上記第2電波受信手段が受信し
    た電波と上記信号受信手段が受信した算出情報とに基づ
    いて第2の車両の位置を算出する第2位置算出手段と、 第2の車両に搭載され、上記信号受信手段が受信した第
    1の車両の位置情報と上記第2位置算出手段が算出した
    第2の車両の位置情報とから第1の車両と第2の車両と
    の車間距離を演算する演算手段とを備えていることを特
    徴とする車間距離演算装置。
  2. 【請求項2】 第1の車両と第2の車両との車間距離を
    演算する車間距離演算装置であって、 第1の車両に搭載され、電波発信部から発信された電波
    を受信する第1電波受信手段と、 第2の車両に搭載され、電波発信部から発信された電波
    を受信する第2電波受信手段と、 第1の車両に搭載され、上記電波発信部から発信された
    電波に基づき搭載された車両の位置を算出するための第
    1算出情報を有し、上記電波発信部から発信された電波
    と与えられた算出情報とに基づいて第1の車両の位置を
    算出する第1位置算出手段と、 第2の車両に搭載され、上記電波発信部から発信された
    電波に基づき搭載された車両の位置を算出するための第
    2算出情報を有し、上記電波発信部から発信された電波
    と与えられた算出情報とに基づいて第2の車両の位置を
    算出する第2位置算出手段と、 第1の車両に搭載され、上記第1位置算出手段が算出し
    た第1の車両の位置情報及び上記第1位置算出手段が有
    する第1算出情報を送信する第1信号送信手段と、 第2の車両に搭載され、上記第2位置算出手段が算出し
    た第2の車両の位置情報及び上記第2位置算出手段が有
    する第2算出情報を送信する第2信号送信手段と、 第1の車両に搭載され、上記第2信号送信手段が送信す
    る第2の車両の位置情報及び第2算出情報を受信する第
    1信号受信手段と、 第2の車両に搭載され、上記第1信号送信手段が送信す
    る第1の車両の位置情報及び第1算出情報を受信する第
    2信号受信手段と、 第1の車両に搭載され、上記第1位置算出手段が有する
    第1算出情報及び上記第1信号受信手段が受信した第2
    算出情報に基づき上記第1位置算出手段及び第2位置算
    出手段が共通に利用できる算出情報を設定するととも
    に、設定した算出情報を上記第1位置算出手段に与える
    第1算出情報付与手段と、 第2の車両に搭載され、上記第2位置算出手段が有する
    第2算出情報及び上記第2信号受信手段が受信した第2
    算出情報に基づき上記第1位置算出手段及び第2位置算
    出手段が共通に利用できる算出情報を設定するととも
    に、該設定した算出情報を上記第2位置算出手段に与え
    る第2算出情報付与手段と、 第1の車両に搭載され、上記第1の位置算出手段が算出
    した第1の車両の位置情報と上記第1信号受信手段が受
    信した第2の車両の位置情報とから第1の車両と第2の
    車両との車間距離を演算する第1演算手段と、 第2の車両に搭載され、上記第2の位置算出手段が算出
    した第2の車両の位置情報と上記第2信号受信手段が受
    信した第1の車両の位置情報とから第1の車両と第2の
    車両との車間距離を演算する第2演算手段とを備えてい
    ることを特徴とする車間距離演算装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の車間距離演算装置
    において、 第1及び第2の車両の各算出情報のうち所定数以上の情
    報項目が互いに一致したとき、演算手段で演算される第
    1及び第2車両間の車間距離が有効であると判断する判
    断手段を設けたことを特徴とする車間距離演算装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の車間距離演算装置におい
    て、 判断手段は、第1及び第2車両間の車間距離が小さくな
    るのに応じて情報項目の所定値を増大させるように構成
    されていることを特徴とする車間距離演算装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の車間距離演算装置におい
    て、 判断手段は、第1及び第2の車両の各算出情報の全ての
    情報項目が互いに一致したときに第1及び第2車両間の
    車間距離が有効であると判断するように構成されている
    ことを特徴とする車間距離演算装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005352609A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Mazda Motor Corp 警報システム及び移動体端末
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JP4517344B2 (ja) * 2004-06-08 2010-08-04 マツダ株式会社 警報システム及び移動体端末
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