JPH0672168A - トランスフアの潤滑装置 - Google Patents
トランスフアの潤滑装置Info
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- JPH0672168A JPH0672168A JP3200212A JP20021291A JPH0672168A JP H0672168 A JPH0672168 A JP H0672168A JP 3200212 A JP3200212 A JP 3200212A JP 20021291 A JP20021291 A JP 20021291A JP H0672168 A JPH0672168 A JP H0672168A
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- JP
- Japan
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- transfer case
- rib
- transfer
- lubricating oil
- retainer
- Prior art date
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/042—Guidance of lubricant
- F16H57/0421—Guidance of lubricant on or within the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes, pipes, grooves, channels or the like
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/0467—Elements of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0469—Bearings or seals
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/048—Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0482—Gearings with gears having orbital motion
- F16H57/0483—Axle or inter-axle differentials
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/66—Special parts or details in view of lubrication
- F16C33/6637—Special parts or details in view of lubrication with liquid lubricant
- F16C33/6659—Details of supply of the liquid to the bearing, e.g. passages or nozzles
- F16C33/6666—Details of supply of the liquid to the bearing, e.g. passages or nozzles from an oil bath in the bearing housing, e.g. by an oil ring or centrifugal disc
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ギヤの攪拌による潤滑油を利用して、従来の
構成部品の形状を改良してベアリング３６の潤滑不足を
解消する。 【構成】 トランスフアケース３４に穿設される通気孔
５８の側面にギヤ１８の攪拌による潤滑油を受ける第１
リブ６０を一体形成し、通気孔５８の下方のトランスフ
アケース３４の両側面に第２リブ６２を一体形成し、こ
の第２リブ６２とリテーナ５２とで第１リブ６０及び通
気孔５８を通流する潤滑油の油溜り６４を設け、トラン
スフアケース３４とリテーナ５２との当接面に潤滑溝６
６，６８を形成したことである。
構成部品の形状を改良してベアリング３６の潤滑不足を
解消する。 【構成】 トランスフアケース３４に穿設される通気孔
５８の側面にギヤ１８の攪拌による潤滑油を受ける第１
リブ６０を一体形成し、通気孔５８の下方のトランスフ
アケース３４の両側面に第２リブ６２を一体形成し、こ
の第２リブ６２とリテーナ５２とで第１リブ６０及び通
気孔５８を通流する潤滑油の油溜り６４を設け、トラン
スフアケース３４とリテーナ５２との当接面に潤滑溝６
６，６８を形成したことである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、四輪駆動車において、
変速機からの動力を前・後輪へ分配するトランスフアの
潤滑装置に係わる。
変速機からの動力を前・後輪へ分配するトランスフアの
潤滑装置に係わる。
【０００２】
【従来の技術】図３は、従来のフルタイム方式の四輪駆
動車のトランスフアの断面図である。
動車のトランスフアの断面図である。
【０００３】このトランスフア１０は、インプツトシヤ
フト１２に対してアウトプツトシヤフト１４をオフセツ
ト配置するオフセツトタイプのトランスフアである。
フト１２に対してアウトプツトシヤフト１４をオフセツ
ト配置するオフセツトタイプのトランスフアである。
【０００４】アウトプツトシヤフト１４上にはセンター
デフ１６、２個のギア１８，２０が配設されている。ギ
ア１８はセンターデフ１６のデフケース２２にボルト２
４によつて連結固定されており、一方、ギア２０はニー
ドルベアリング２６を介してデフケース２２上に回転自
在に支持されている。そして、これら２個のギア１８，
２０の間には同期装置３２が配設され、この同期装置３
２がハイ側のギア２０と同期作動することによつて２段
階の変速が行われる。
デフ１６、２個のギア１８，２０が配設されている。ギ
ア１８はセンターデフ１６のデフケース２２にボルト２
４によつて連結固定されており、一方、ギア２０はニー
ドルベアリング２６を介してデフケース２２上に回転自
在に支持されている。そして、これら２個のギア１８，
２０の間には同期装置３２が配設され、この同期装置３
２がハイ側のギア２０と同期作動することによつて２段
階の変速が行われる。
【０００５】デフケース２２はテーパードローラベアリ
ング３６を介してリア側のトランスフアケース３４に対
して回転自在に支持されている。また、トランスフアケ
ース３４のリア側にはリアエクステンシヨンケース３８
が取付けられている。このリアエクステンシヨンケース
３８内には、アウトプツトシヤフト１４のアウトプツト
フロントシヤフト２８とデフケース２２内のベベルギア
を介して連結されるリア側のアウトプツトリアシヤフト
３０がトランスフアケース３４から延在されており、こ
のアウトプツトリアシヤフト３０上にビスカスカツプリ
ング４０が取付けられている。又、インプツトシヤフト
１２とアウトプツトシヤフト１４との間に並設されるア
イドラシヤフト４２がトランスフアケース３４から延在
されており、このアイドラシヤフト４２上に潤滑用オイ
ルポンプ４４が取付けられている。そして、潤滑用オイ
ルポンプ４４は、リアエクステンシヨンケース３８及び
アウトプツトシヤフト１４内に穿設された油通路４６，
４８を介してアウトプツトシヤフト１４上の夫々の潤滑
部位を強制的に潤滑していた。
ング３６を介してリア側のトランスフアケース３４に対
して回転自在に支持されている。また、トランスフアケ
ース３４のリア側にはリアエクステンシヨンケース３８
が取付けられている。このリアエクステンシヨンケース
３８内には、アウトプツトシヤフト１４のアウトプツト
フロントシヤフト２８とデフケース２２内のベベルギア
を介して連結されるリア側のアウトプツトリアシヤフト
３０がトランスフアケース３４から延在されており、こ
のアウトプツトリアシヤフト３０上にビスカスカツプリ
ング４０が取付けられている。又、インプツトシヤフト
１２とアウトプツトシヤフト１４との間に並設されるア
イドラシヤフト４２がトランスフアケース３４から延在
されており、このアイドラシヤフト４２上に潤滑用オイ
ルポンプ４４が取付けられている。そして、潤滑用オイ
ルポンプ４４は、リアエクステンシヨンケース３８及び
アウトプツトシヤフト１４内に穿設された油通路４６，
４８を介してアウトプツトシヤフト１４上の夫々の潤滑
部位を強制的に潤滑していた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て、テーパードローラベアリング３６の潤滑は、テーパ
ードローラベアリング３６がデフケース２２とビスカス
カツプリング４０との間の凹部に位置しているため、例
えばギア１８のはねかけ潤滑は不適である。このため、
アウトプツトリアシヤフト３０内に穿設された油通路４
８からテーパードローラベアリング３６に向かつて油孔
５０を穿設し、上記の如く潤滑用オイルポンプ４４によ
つて強制的に潤滑していた。
て、テーパードローラベアリング３６の潤滑は、テーパ
ードローラベアリング３６がデフケース２２とビスカス
カツプリング４０との間の凹部に位置しているため、例
えばギア１８のはねかけ潤滑は不適である。このため、
アウトプツトリアシヤフト３０内に穿設された油通路４
８からテーパードローラベアリング３６に向かつて油孔
５０を穿設し、上記の如く潤滑用オイルポンプ４４によ
つて強制的に潤滑していた。
【０００７】しかしながら上記テーパードローラベアリ
ング３６の潤滑は、ビスカスカツプリング４０がテーパ
ードローラベアリング３６の内周に位置するデフケース
２２と隣接してるため、デフケース２２とアウトプツト
リアシヤフト３０とのスプライン嵌合部に位置する油孔
５０からの潤滑油のほとんどがビスカスカツプリング４
０の回転によつてビスカスカツプリング４０に沿つて流
れてしまい、テーパードローラベアリング３６の潤滑油
量が少なくなるという問題があつた。
ング３６の潤滑は、ビスカスカツプリング４０がテーパ
ードローラベアリング３６の内周に位置するデフケース
２２と隣接してるため、デフケース２２とアウトプツト
リアシヤフト３０とのスプライン嵌合部に位置する油孔
５０からの潤滑油のほとんどがビスカスカツプリング４
０の回転によつてビスカスカツプリング４０に沿つて流
れてしまい、テーパードローラベアリング３６の潤滑油
量が少なくなるという問題があつた。
【０００８】更に、テーパードローラベアリング３６の
潤滑不足のため、テーパードローラベアリング３６の外
周に位置するトランスフアケース３４に所定の予圧をも
つてボルト５６によつて固定されるリテーナ５２とテー
パードローラベアリング３６のアウターレースとの間に
配設される予圧調整用シム５４がテーパードローラベア
リング３６と連れ回るため、予圧シム５４が摩耗すると
いう問題を有していた。
潤滑不足のため、テーパードローラベアリング３６の外
周に位置するトランスフアケース３４に所定の予圧をも
つてボルト５６によつて固定されるリテーナ５２とテー
パードローラベアリング３６のアウターレースとの間に
配設される予圧調整用シム５４がテーパードローラベア
リング３６と連れ回るため、予圧シム５４が摩耗すると
いう問題を有していた。
【０００９】上記問題を解消するために、潤滑油量を多
くしたが、上記と同様にほとんどの潤滑油がビスカスカ
ツプリング４０に沿つて流れるため、テーパードローラ
ベアリング３６の潤滑不足となつた。又、アウターレー
スをビスカスカツプリング４０の方向に張り出して潤滑
油を受け止めるようにすることも可能であるが、この場
合、特殊ベアリングとなるため、コストアツプすると共
に軸長が延びる問題を有していた。
くしたが、上記と同様にほとんどの潤滑油がビスカスカ
ツプリング４０に沿つて流れるため、テーパードローラ
ベアリング３６の潤滑不足となつた。又、アウターレー
スをビスカスカツプリング４０の方向に張り出して潤滑
油を受け止めるようにすることも可能であるが、この場
合、特殊ベアリングとなるため、コストアツプすると共
に軸長が延びる問題を有していた。
【００１０】そこで本発明は、ギヤの攪拌による潤滑油
を利用して、従来の構成部品の形状を改良してテーパー
ドローラベアリングの潤滑不足を解消することを技術的
課題とする。
を利用して、従来の構成部品の形状を改良してテーパー
ドローラベアリングの潤滑不足を解消することを技術的
課題とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術的課
題を解決するために、アウトプツトシヤフト上にセンタ
ーデフ及びビスカスカツプリングを隣接して配設し、セ
ンターデフのデフケースをリア側のトランスフアケース
に対してセンターデフとビスカスカツプリングとの間の
凹部に配設されるベアリング部材を介して回転自在に支
持し、トランスフアケースに所定の予圧をもつて固定さ
れるリテーナとベアリング部材のアウターレースとの間
に予圧調整用シムを介在し、ベアリング部材を潤滑する
トランスフアの潤滑装置において、トランスフアケース
に穿設される通気孔の側面にデフケースに固定されるギ
アの攪拌による潤滑油を受ける第１リブを一体的に形成
し、且つ通気孔の下方のトランスフアケースの両側面に
第２リブを一体的に形成し、第２リブと前記リテーナと
で第１リブによつて受け止めた潤滑油を通気孔を介して
せき止める油溜りを設け、油溜りの潤滑油をトランスフ
アケースとリテーナとの当接面に形成した潤滑溝を介し
てベアリング部材及び予圧調整用シムに供給するように
したことである。
題を解決するために、アウトプツトシヤフト上にセンタ
ーデフ及びビスカスカツプリングを隣接して配設し、セ
ンターデフのデフケースをリア側のトランスフアケース
に対してセンターデフとビスカスカツプリングとの間の
凹部に配設されるベアリング部材を介して回転自在に支
持し、トランスフアケースに所定の予圧をもつて固定さ
れるリテーナとベアリング部材のアウターレースとの間
に予圧調整用シムを介在し、ベアリング部材を潤滑する
トランスフアの潤滑装置において、トランスフアケース
に穿設される通気孔の側面にデフケースに固定されるギ
アの攪拌による潤滑油を受ける第１リブを一体的に形成
し、且つ通気孔の下方のトランスフアケースの両側面に
第２リブを一体的に形成し、第２リブと前記リテーナと
で第１リブによつて受け止めた潤滑油を通気孔を介して
せき止める油溜りを設け、油溜りの潤滑油をトランスフ
アケースとリテーナとの当接面に形成した潤滑溝を介し
てベアリング部材及び予圧調整用シムに供給するように
したことである。
【００１２】
【発明の作用】上記手段を講じた結果、ギアによつて掻
き上げられた潤滑油は第１リブによつて受け止められ、
通気孔を介して油溜りに供給され、そこから潤滑溝を通
つて予圧調整シム及びベアリング部材を潤滑することが
できる。このため、新たな部品を追加することなくリア
側のトランスフアケース及びリテーナの小変更だけで予
圧調整シム及びベアリング部材の潤滑を向上できると共
に、予圧調整用シムが好適に潤滑されるため、ベアリン
グ部材のアウターレースの回転に伴う予圧調整用シムの
摩耗が抑制できる。
き上げられた潤滑油は第１リブによつて受け止められ、
通気孔を介して油溜りに供給され、そこから潤滑溝を通
つて予圧調整シム及びベアリング部材を潤滑することが
できる。このため、新たな部品を追加することなくリア
側のトランスフアケース及びリテーナの小変更だけで予
圧調整シム及びベアリング部材の潤滑を向上できると共
に、予圧調整用シムが好適に潤滑されるため、ベアリン
グ部材のアウターレースの回転に伴う予圧調整用シムの
摩耗が抑制できる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の１実施例を図面を用いて説明
する。
する。
【００１４】図１は、本発明のトランスフアの潤滑装置
の断面図であつて、図２は、図１の潤滑装置をリア側か
ら見た正面図である。尚、従来の構成部品と同じ部品は
同じ符号を用いることとする。
の断面図であつて、図２は、図１の潤滑装置をリア側か
ら見た正面図である。尚、従来の構成部品と同じ部品は
同じ符号を用いることとする。
【００１５】図１及び図２に示すように、リア側のトラ
ンスフアケース３４にはトランスフアケース３４内の圧
力調整用の通気孔５８が穿設されている。この通気孔５
８の側面には第１リブ６０がトランスフアケース３４と
一体的に形成されている。第１リブ６０はデフケース２
２にボルト結合されたギア１８によつて掻き上げられた
潤滑油を受け止めることができるように、通気孔５８の
一方の側面にのみ形成される。又、通気孔５８の下方に
位置し、通気孔５８の位置よりリア側に延在されたトラ
ンスフアケース３４の両側面にも第２リブ６２がトラン
スフアケース３４と一体的に形成されている。第２リブ
６２は、トランスフアケース３４に所定の予圧をもつて
ボルト結合されトランスフアケース３４から上下方向に
所定量延在形成されるリテーナ５２とで油溜り６４を形
成している。そして、トランスフアケース３４とリテー
ナ５２との当接面には予圧調整用シム５４及びテーパー
ドローラベアリング３６に通じる潤滑溝６６，６８が夫
々形成されている。従つて、油溜り６４の潤滑油は潤滑
溝６６，６８を介して予圧調整用シム５４及びテーパー
ドローラベアリング３６に供給される。
ンスフアケース３４にはトランスフアケース３４内の圧
力調整用の通気孔５８が穿設されている。この通気孔５
８の側面には第１リブ６０がトランスフアケース３４と
一体的に形成されている。第１リブ６０はデフケース２
２にボルト結合されたギア１８によつて掻き上げられた
潤滑油を受け止めることができるように、通気孔５８の
一方の側面にのみ形成される。又、通気孔５８の下方に
位置し、通気孔５８の位置よりリア側に延在されたトラ
ンスフアケース３４の両側面にも第２リブ６２がトラン
スフアケース３４と一体的に形成されている。第２リブ
６２は、トランスフアケース３４に所定の予圧をもつて
ボルト結合されトランスフアケース３４から上下方向に
所定量延在形成されるリテーナ５２とで油溜り６４を形
成している。そして、トランスフアケース３４とリテー
ナ５２との当接面には予圧調整用シム５４及びテーパー
ドローラベアリング３６に通じる潤滑溝６６，６８が夫
々形成されている。従つて、油溜り６４の潤滑油は潤滑
溝６６，６８を介して予圧調整用シム５４及びテーパー
ドローラベアリング３６に供給される。
【００１６】以下、上記構成に基づく本実施例の作動を
説明する。
説明する。
【００１７】図２において、アウトプツトリアシヤフト
３０が反時計方向に回転する時車輌は前進状態にある。
このような状態で、図１の如く、ギア１８はトランスフ
アケース３４内の潤滑油を掻き上げ、掻き上げられた潤
滑油は通気孔５８の側面の第１リブ６０に受け止められ
る。そして、潤滑油は通気孔５８を通つて油溜り６４に
供給され、そこから潤滑溝６６，６８を介してテーパー
ドローラベアリング３６を潤滑する。その際、リテーナ
５２とアウターレース３６ａとの間に配設される予圧調
整用シム５４を同時に潤滑することができる。従つて、
テーパードローラベアリング３６及び予圧調整用シム５
４の潤滑不足が解消され、ベアリングの焼付け及びシム
の摩耗が長期にわたつて阻止される。又、本発明のテー
パードローラベアリング３６及び予圧調整用シム５４の
潤滑装置は、既存のリア側のトランスフアケース３４に
第１及び第２リブ６０，６２を一体的に形成し、且つト
ランスフアケース３４及びリテーナ５２の当接面に潤滑
溝６６，６８を形成するため、新たな部品を追加する必
要がなくなり、簡単な設計変更で済む。従つて、特別に
ベアリングの形状を変更する必要がなくなる。
３０が反時計方向に回転する時車輌は前進状態にある。
このような状態で、図１の如く、ギア１８はトランスフ
アケース３４内の潤滑油を掻き上げ、掻き上げられた潤
滑油は通気孔５８の側面の第１リブ６０に受け止められ
る。そして、潤滑油は通気孔５８を通つて油溜り６４に
供給され、そこから潤滑溝６６，６８を介してテーパー
ドローラベアリング３６を潤滑する。その際、リテーナ
５２とアウターレース３６ａとの間に配設される予圧調
整用シム５４を同時に潤滑することができる。従つて、
テーパードローラベアリング３６及び予圧調整用シム５
４の潤滑不足が解消され、ベアリングの焼付け及びシム
の摩耗が長期にわたつて阻止される。又、本発明のテー
パードローラベアリング３６及び予圧調整用シム５４の
潤滑装置は、既存のリア側のトランスフアケース３４に
第１及び第２リブ６０，６２を一体的に形成し、且つト
ランスフアケース３４及びリテーナ５２の当接面に潤滑
溝６６，６８を形成するため、新たな部品を追加する必
要がなくなり、簡単な設計変更で済む。従つて、特別に
ベアリングの形状を変更する必要がなくなる。
【００１８】また、従来のオイルポンプ４４から油孔５
０に強制的に導かれる潤滑油はデフケース２２内に導か
れ、センターデフ１６を十分に潤滑することができる。
０に強制的に導かれる潤滑油はデフケース２２内に導か
れ、センターデフ１６を十分に潤滑することができる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ギアによ
つて掻き上げられた潤滑油は第１リブによつて受け止め
られ、通気孔を介して油溜りに供給され、そこから潤滑
溝を通つて予圧調整用シム及びベアリング部材を潤滑す
る。従つて、新たな部品を追加することなくリア側のト
ランスフアケース及びリテーナの小変更だけで予圧調整
用シム及びベアリング部材の潤滑を向上できると共に、
予圧調整用シムが好適に潤滑されるため、ベアリング部
材のアウターレースの回転に伴う予圧調整用シムの摩耗
が抑制されテーパードローラベアリングを長期にわたつ
て安定的に維持できる。
つて掻き上げられた潤滑油は第１リブによつて受け止め
られ、通気孔を介して油溜りに供給され、そこから潤滑
溝を通つて予圧調整用シム及びベアリング部材を潤滑す
る。従つて、新たな部品を追加することなくリア側のト
ランスフアケース及びリテーナの小変更だけで予圧調整
用シム及びベアリング部材の潤滑を向上できると共に、
予圧調整用シムが好適に潤滑されるため、ベアリング部
材のアウターレースの回転に伴う予圧調整用シムの摩耗
が抑制されテーパードローラベアリングを長期にわたつ
て安定的に維持できる。
【図１】本発明のトランスフアの潤滑装置の断面図であ
る。
る。
【図２】本発明の図１の潤滑装置のリア側から見た正面
図である。
図である。
【図３】本発明の従来技術のトランスフアの断面図であ
る。
る。
１０ トランスフア １２ インプツトシヤフト １４ アウトプツトシヤフト １６ センターデフ １８ ギア ２２ デフケース ３４ リア側のトランスフアケース ３６ テードローラベアリング（ベアリング部材） ４０ ビスカスカツプリング ５２ リテーナ ５４ 予圧調整用シム ５８ 通気孔 ６０ 第１リブ ６２ 第２リブ ６４ 油溜り ６６，６８ 潤滑溝
フロントページの続き (72)発明者 大 井 崇 夫 愛知県豊田市トヨタ町１番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 田 中 安 雄 愛知県豊田市トヨタ町１番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 アウトプツトシヤフト上にセンターデフ
及びビスカスカツプリングを隣接して配設し、前記セン
ターデフのデフケースをリア側のトランスフアケースに
対して前記センターデフと前記ビスカスカツプリングと
の間の凹部に配設されるベアリング部材を介して回転自
在に支持し、前記トランスフアケースに所定の予圧をも
つて固定されるリテーナと前記ベアリング部材のアウタ
ーレースとの間に予圧調整用シムを介在し、前記ベアリ
ング部材を潤滑するトランスフアの潤滑装置において、
前記トランスフアケースに穿設される通気孔の側面に前
記デフケースに固定されるギアの攪拌による潤滑油を受
ける第１リブを一体的に形成し、且つ前記通気孔の下方
の前記トランスフアケースの両側面に第２リブを一体的
に形成し、該第２リブと前記リテーナとで前記第１リブ
によつて受け止めた潤滑油を前記通気孔を介してせき止
める油溜りを設け、該油溜りの潤滑油を前記トランスフ
アケースと前記リテーナとの当接面に形成した潤滑溝を
介して前記ベアリング部材及び前記予圧調整用シムに供
給することを特徴とするトランスフアの潤滑装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3200212A JPH0672168A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | トランスフアの潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3200212A JPH0672168A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | トランスフアの潤滑装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0672168A true JPH0672168A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=16420684
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3200212A Pending JPH0672168A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | トランスフアの潤滑装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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1991
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