JPH067143A - タバコフィルタ製造機のフィルタ搬送装置 - Google Patents

タバコフィルタ製造機のフィルタ搬送装置

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JPH067143A
JPH067143A JP18895892A JP18895892A JPH067143A JP H067143 A JPH067143 A JP H067143A JP 18895892 A JP18895892 A JP 18895892A JP 18895892 A JP18895892 A JP 18895892A JP H067143 A JPH067143 A JP H067143A
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JP
Japan
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insertion hole
filter
filter material
peripheral surface
inner peripheral
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JP18895892A
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Inventor
Yukihisa Oishi
幸久 大石
Masato Takizawa
正人 滝沢
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Japan Tobacco Inc
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Japan Tobacco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ガイド部材の挿通孔内周面への汚れの付着を防
止し、フィルタ材を安定して高速で搬送することのでき
るフィルタ搬送装置を提供することにある。 【構成】フィルタ搬送装置は、帯状のフィルタ材(1
0)が挿通される挿通孔(50)を有しフィルタ材を成
形装置(20)に向けて案内するガイド部材(47)
と、挿通孔を通るフィルタ材に圧縮空気流を供給しフィ
ルタ材を成形装置に向かって移動させる圧縮機(44)
と、を備えている。挿通孔は成形装置に向かって縮径し
たテーパ状の内周面(50a)を有し、この内周面に複
数の環状溝(52)が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タバコフィルタ製造
機のフィルタ搬送装置に関し、特に、圧縮空気流を利用
してフィルタ材を搬送するフィルタ搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、タバコの円柱形状のフィルタプ
ラグを製造するタバコフィルタ製造機は、例えば、セル
ロース・アセテート等の繊維性物質からなるフィルタ材
に可塑剤、活性炭等の添加剤を添加する添加装置と、添
加剤の添加されたフィルタ材を円柱形状に成形するとと
もにその周囲に巻紙を巻き付ける成形装置と、を備えて
いる。そして、これらの添加装置と成形装置との間に
は、添加剤の添加されたフィルタ材を成形装置に向かっ
て搬送するフィルタ搬送装置が設けられている。
【0003】近年、フィルタプラグの製造効率を向上さ
せるため、フィルタ材の搬送速度の高速化が望まれてい
る。そして、このような要望を満たすフィルタ搬送装置
として、例えば、特公昭51-5079 号公報に開示されてい
るような、圧縮空気流を利用したものが提供されてい
る。
【0004】このフィルタ搬送装置は、挿通孔を有する
ガイド部材を備え、この挿通孔は、搬送方向に向かって
縮径したテーパ状の内周面を有している。そして、この
挿通孔を通るフィルタ材に圧縮空気流を供給することに
より、フィルタ材を成形装置に向かって高速で移送して
いる。また、フィルタ材を挿通孔のテーパ状の内周面に
高速で接触させることにより、フィルタ材を予めほぼ円
柱状に成形するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
たフィルタ搬送装置は、フィルタ材を高速で搬送するこ
とができる反面、以下のような問題を有している。
【0006】つまり、上記のように、添加剤を含んだフ
ィルタ材は高速でガイド部材の挿通孔内周面上を摺動し
ながら、ほぼ円柱状に集束されることから、その際、フ
ィルタ材から飛散した可塑剤、活性炭、繊維くず等が混
ざった粘着性を有する物質が発生し、挿通孔の内周面に
汚れとして付着する。そして、挿通孔の内周面にこのよ
うな汚れが付着すると、挿通孔におけるフィルタ材の搬
送抵抗が上昇し、フィルタ材を所望の速度で搬送するこ
とが困難となる。
【0007】この場合、添加装置とフィルタ搬送装置と
の間で、フィルタ材の弛みが発生し、その結果、添加装
置において、フィルタ材への活性炭の添加量が変化す
る。そのため、適正なフィルタプラグの品質を維持する
ことができない。また、上記フィルタ材の弛みが大きく
なると、移送量の変動が大きくなり、フィルタ材の切
断、巻き付き等の問題が発生する。
【0008】更に、成形装置へのフィルタ材の搬送状態
が不安定となり、フィルタプラグの切口の陥入が増大す
る。
【0009】一方、タバコフィルタ製造機の運転を停止
して、挿通孔の内周面に付着した汚れを除去することに
より上記のような問題の発生を防止することもできる
が、この場合、タバコフィルタ製造機の製造効率が大幅
に低下してしまう。
【0010】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、ガイド部材の挿通孔内周面への汚れの
付着を防止し、フィルタ材を安定して高速で搬送するこ
とのできるタバコフィルタ製造機のフィルタ搬送装置を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のフィルタ搬送装置は、帯状のフィルタ材
が挿通される挿通孔を有しフィルタ材を成形装置に向け
て案内するガイド部材と、上記挿通孔を通るフィルタ材
に圧縮空気流を供給しフィルタ材を上記成形装置に向か
って移動させる圧縮空気供給手段と、を備えている。上
記挿通孔は成形装置に向かって縮径したテーパ状の内周
面を有し、この内周面に円周方向に伸びる溝が形成され
ている。
【0012】
【作用】上記のように構成されたフィルタ搬送装置によ
れば、帯状のフィルタ材は、圧縮空気供給手段から供給
された圧縮空気流によりガイド部材の挿通孔を通して搬
送され、その際、挿通孔のテ−パ状の内周面上を摺動す
ることにより、予め円柱状に集束される。そして、挿通
孔のテーパ状の内周面には円周方向へ伸びる溝が形成さ
れていることから、フィルタ材と挿通孔内周面との接触
は断続的となる。その結果、挿通孔内周面における汚れ
の成長が抑制され、内周面の汚れの付着量が低減する。
【0013】また、フィルタ材を充分に集束できるにも
拘らずフィルタ材と挿通孔内周面との接触面積が減少す
る。その結果、汚れの付着量の低減と相俟って、挿通孔
を通る際のフィルタ材の搬送抵抗が減少し、フィルタ材
の搬送力を増大することができる。したがって、フィル
タ材の弛みの発生を防止することができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の一実施
例について詳細に説明する。
【0015】図1は、この発明に係るフィルタ搬送装置
を備えたタバコフィルタ製造機全体を概略的に示してい
る。このタバコフィルタ製造機は、繊維状物質、例え
ば、セルロ−ス・アセテ−トを開繊するとともに可塑剤
を添加して帯状のフィルタ材10を形成する繊維処理装
置12を備えている。なお、フィルタ材10は、セルロ
−ス・アセテ−トに限らず、紙や毛糸類および繊維状の
あら麻などから形成されてもよい。
【0016】繊維処理装置12の下流側には、繊維処理
装置から送り出されたフィルタ材10を前方へ搬送する
第1の搬送機構16と、第1の搬送機構の上方に位置し
た添加装置14とが設けられている。この添加装置14
は、第1の搬送機構16により搬送されるフィルタ材1
0上に、このフィルタ材の搬送方向に沿って所定間隔を
置いて添加材、例えば、活性炭を添加する添加リング1
8を有している。
【0017】添加装置14の下流側には、フィルタ材1
0の搬送方向に沿って、成形装置20、ヒ−タ22、ク
−ラ24、および切断装置25が順に配設されている。
また、添加装置14と成形装置20との間には、活性炭
の添加されたフィルタ材10をほぼ円柱形状に成形しな
がら成形装置20内へ送り込むフィルタ搬送装置26が
設けられている。
【0018】成形装置20、ヒ−タ22、およびク−ラ
24の下方には、フィルタ搬送装置26から送り込まれ
たフィルタ材10を成形装置、ヒ−タ、およびク−ラを
通して切断装置25へ搬送する第2の搬送機構28が配
設されている。第2の搬送機構28は、大径の駆動ロ−
ラ30と、小径の従動ロ−ラ31と、これらのロ−ラに
掛渡されているとともにフィルタ材10の搬送方向に沿
って走行する無端状の搬送ベルト32と、を有してい
る。
【0019】また、成形装置20の下方には、巻紙34
を巻回してなる巻紙ロ−ル36が配設されている。巻紙
ロ−ル36から送り出された巻紙34は、複数のガイド
ロ−ラ37を介して成形装置20へ導かれ、第2の搬送
機構28により、フィルタ材10とともに成形装置を通
して搬送される。そして、巻紙34は、成形装置20を
通過する際に、円柱形状に成形されたフィルタ材10の
外周面に巻付けられる。
【0020】成形装置20に至る巻紙34の搬送経路の
途中には、巻紙の片面に糊付けする糊付け器38が設け
られている。それにより、巻紙34はフィルタ材10の
外周面に確実に巻付いて糊付けされる。
【0021】このようにして円柱形状に成形され巻紙3
4が巻付けられたフィルタ材10は、第2の搬送機構2
8によりヒ−タ22およびク−ラ24を介して切断装置
25へ送られ、この切断装置によって所定寸法に切断さ
れる。それにより、所望のフィルタプラグが製造され
る。
【0022】次に、図1ないし図3を参照しながら、こ
の発明に係るフィルタ搬送装置26について詳細に説明
する。
【0023】フィルタ搬送装置26は、フィルタ材10
の搬送方向に沿って並んで配設された第1および第2の
エアジェット搬送部40、42と、これらのエアジェッ
ト搬送部に圧縮空気流を供給する圧縮空気供給手段とし
ての圧縮機44と、を備えている。
【0024】第1のエアジェット搬送部40は、支持ス
リ−ブ46と、支持スリ−ブ内に嵌合されたガイド部材
としてのインレットパイプ47およびアウトレットパイ
プ48と、を有している。そして、これらの支持スリ−
ブ46、インレットパイプ47、アウトレットパイプ4
8は、互いに同軸的にかつフィルタ材10の搬送方向に
沿って配設されている。
【0025】インレットパイプ47の内孔は、フィルタ
材10が挿通される挿通孔50を形成しており、この挿
通孔は、インレットパイプの入口端から中間まで伸びる
第1の内周面50aと、第1の内周面からインレットパ
イプの出口端まで伸びる第2の内周面50bとを有して
いる。第1の内周面50aは、インレットパイプ47の
入口端から中間に向かって縮径したテ−パ状をなし、ま
た、第2の内周面50bは、円筒形状をなしている。そ
して、第1の内周円50aの出口端の内径および第2の
内周面50bの内径は、最終的に形成されるフィルタプ
ラグの径とほぼ等しい径に設定されている。
【0026】第1の内周面50aには、複数の環状溝5
2が形成されている。これらの環状溝52は、挿通孔5
0と同軸的に形成されているとともに、挿通孔の軸方向
に沿って互いに等間隔を置いて形成されている。また、
環状溝52は、互いに等しい径を有している。
【0027】アウトレットパイプ48の内孔はインレッ
トパイプ47の挿通孔50と同軸的に伸びる挿通孔53
を構成しており、この挿通孔は、入口端から出口端に向
かって縮径したテ−パ状の内周面53aを有している。
【0028】インレットパイプ47の出口端とアウトレ
ットパイプ48の入口端との間には、環状空間54が形
成され、この環状空間は、支持スリ−ブ46に固定され
た接続パイプ55を介して圧縮機44に接続されてい
る。また、インレットパイプ47の出口端部は、アウト
レットパイプ48の挿通孔53内へ突出して形成されて
おり、この出口端部の外周面と挿通孔53の内周面53
aとの間に、環状空間54からアウトレットパイプ48
の出口端まで伸びる環状のノズル孔56が形成されてい
る。
【0029】第2のエアジェット搬送部42も第1のエ
アジェット搬送部40とほぼ同様に構成されている。つ
まり、第2のエアジェット搬送部42は、支持スリ−ブ
58と、支持スリ−ブ内に嵌合されたインレットパイプ
60(第2のガイド部材)およびアウトレットパイプ6
2と、とを有している。インレットパイプ60は、第1
のエアジェット搬送部40の挿通孔50、53と同軸的
に形成された挿通孔64(第2の挿通孔)を有し、この
挿通孔は、出口端に向かって縮径したテ−パ状の第1の
内周面64aと、これに続く円筒形状の第2の内周面6
4bと、を有している。
【0030】アウトレットパイプ62の挿通孔66はテ
−パ状の内周面66aを有し、この内周面とインレット
パイプ60の出口端部外周面との間に形成された環状の
ノズル孔67は、インレットパイプとアウトレットパイ
プとの間に形成された環状空間68、および支持スリ−
ブ58に固定された接続パイプ70を介して圧縮機44
に接続されている。
【0031】なお、インレットパイプ60の挿通孔64
の第1の内周面64aには環状溝が形成されていないと
ともに、この挿通孔64の入口端の径は、第1のエアジ
ェット搬送部40の挿通孔50の入口端の径よりも大き
く形成されている。
【0032】また、第1のエアジェット搬送部40のア
ウトレットパイプ48には第1のガイドパイプ72が固
定され、挿通孔53の出口端に連通している。この第1
のガイドパイプ72は、第2のエアジェット搬送部42
のインレットパイプ60の挿通孔64の入口端まで伸び
ている。同様に、第2のエアジェット搬送部42のアウ
トレットパイプ62には第2のガイドパイプ74が固定
され、挿通孔66の出口端に連通している。この第2の
ガイドパイプ74は、成形装置20の入口端まで伸びて
いる。
【0033】第1および第2のガイドパイプ72、74
の内径は、最終的に形成されるフィルタプラグの径とほ
ぼ等しい径に形成されている。
【0034】次に、以上のように構成されたフィルタ搬
送装置26の動作について説明する。
【0035】添加装置14から送られてきた帯状のフィ
ルタ材10は、第1のエアジェット搬送部40の挿通孔
50、53、第1のガイドパイプ72、第2のエアジェ
ット搬送装置42の挿通孔64、66、および第2のガ
イドパイプ74へ順に通って成形装置20へ搬送され
る。
【0036】第1のエアジェット搬送部40において、
環状空間54には接続パイプ55を介して圧縮機44か
ら圧縮空気流が供給され、この圧縮空気流は、ノズル孔
56からフィルタ材の搬送方向下流側に向かって噴射さ
れる。従って、挿通孔50、53、第1のガイドパイプ
72を通るフィルタ材10は、圧縮空気流により第2の
エアジェット搬送部42に向かって高速で搬送される。
そして、フィルタ材10は、インレットパイプ47の挿
通孔50を通過する過程で、テ−パ状の第1の内周面5
0aおよび円筒形状の第2の内周面50b上を摺動する
ことにより、第2の内周面の径とほぼ等しい径まで集束
されてほぼ円柱形状となる。
【0037】また、第2のエアジェット搬送部42にお
いて、環状空間68には接続パイプ70を介して圧縮機
44から圧縮空気流が供給され、この圧縮空気流は、ノ
ズル孔67からフィルタ材の搬送方向下流側に向かって
噴射される。したがって、挿通孔64、66、第2のガ
イドパイプ74を通るフィルタ材10は、圧縮空気流に
より成形装置20に向かって高速で搬送される。
【0038】第2のエアジェット搬送部42において、
インレットパイプ60の挿通孔64の入口端は第1のガ
イドパイプ72の径よりも大きい径を有していることか
ら、ほぼ円柱形状に集束されていたフィルタ材10は、
第1のガイドパイプ72から挿通孔64に進入した際、
一旦、径方向外方へ膨脹する。その後、フィルタ材10
は、インレットパイプ60の挿通孔64を通過する過程
で、テーパ状の第1の内周面64aおよび円筒形状の第
2の内周面64b上を摺動することにより、再び第2の
内周面の径とほぼ等しい径を有する円柱形状に集束され
る。そして、フィルタ材10は、第2のガイドパイプ7
4から成形装置20内へ搬送される。
【0039】成形装置20の入口開口20aは、第2の
ガイドパイプ74の内径よりも大きく形成されているこ
とから、フィルタ材10は、第2のガイドパイプから成
形装置20に進入した際、一旦、径方向外方へ膨脹し、
その後、成形装置により最終的に所望の円柱形状に成形
される。
【0040】上記のように、第2のエアジェット搬送部
42の入口端および成形装置20の入口端において、フ
ィルタ材10を一旦膨張させた後、再び集束することに
より、フィルタ材は、歪のない、且つ、ほぼ均一な密度
を有する円柱形状に成形される。
【0041】以上のように構成されたフィルタ搬送装置
26によれば、ノズル孔56、67から噴射される圧縮
空気流によりフィルタ材10を高速で成形装置20へ搬
送することができる。
【0042】特に、第1のエアジェット搬送部40にお
いて、挿通孔50のテーパ状の第1の内周面50aには
複数の環状溝52が形成されていることから、フィルタ
材10と第1の内周面50aとの接触は断続的となる。
そのため、フィルタ材10が第1の内周面50a上を摺
動する際、第1の内周面50aにおける汚れの成長を抑
制することができる。その結果、第1の内周面50aの
汚れの付着量を大幅に低減することができる。また、実
験の結果、環状溝の形成されていない第2の内周面50
bについても汚れの付着量が低減することが確認され
た。
【0043】更に、環状溝52が形成されていることか
ら、第1の内周面50aとフィルタ材10との接触面積
が減少する。そのため、上述したような汚れの付着量の
低減と相俟って、挿通孔50を通る際のフィルタ材の搬
送抵抗が減少し、フィルタ材の搬送力を増大することが
できる。その結果、添加装置14とフィルタ搬送装置2
6との間におけるフィルタ材10の弛みの発生を防止す
ることができる。したがって、移送量が変動することな
くフィルタ材10を安定して搬送することができ、フィ
ルタ材の切断、巻き付き等の発生を確実に防止できる。
また、フィルタ材10の搬送状態が安定することから、
切断装置25において、フィルタプラグの切口の陥入を
低減することができる。
【0044】なお、この発明は上述した実施例に限定さ
れることなく、この発明の範囲内で種々変形可能であ
る。
【0045】例えば、挿通孔のテーパ状の内周面に形成
される環状溝52は、少なくとも1つ形成されていれば
汚れ低減の効果を得ることができ、環状溝の数、大きさ
等は必要に応じて種々変更することができる。また、テ
ーパ状の内周面に形成される溝は、環状に形成されてい
ることが望ましいが、これに限らず、内周面の円周方向
に伸びて形成されていれば完全に連続した環状でなくて
もよい。
【0046】上記実施例においては、フィルタ搬送装置
は、第1および第2のエアジェット搬送部40、42を
有する構成としたが、第2のエアジェット搬送部を省略
した構成としてもよい。また、第2のエアジェット搬送
部42において、第1のエアジェット搬送部40と同様
に、挿通孔64のテーパ状の第1の内周面64aに複数
の環状溝を形成するようにしてもよい。
【0047】また、フィルタ搬送装置26を除くタバコ
フィルタ製造機の他の機構および装置は、従来と同様な
構成であり、この発明を実施するにあたっては種々変形
可能である。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明のフィル
タ搬送装置は、帯状のフィルタ材が挿通される挿通孔を
有しフィルタ材を成形装置に向けて案内するガイド部材
と、上記挿通孔を通るフィルタ材に圧縮空気流を供給し
フィルタ材を上記成形装置に向かって移動させる圧縮空
気供給手段と、を備えている。そして、上記挿通孔は成
形装置に向かって縮径したテーパ状の内周面を有し、上
記挿通孔の内周面に円周方向に伸びる溝が形成されてい
る。そのため、挿通孔内周面における汚れの成長を抑制
し、内周面の汚れの付着量を大幅に低減することができ
るとともに、フィルタ材の搬送抵抗を減少してフィルタ
材の搬送力を増大することができる。したがって、フィ
ルタ材の弛みの発生を防止し、フィルタ材を安定して高
速で搬送することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るフィルタ搬送装置を
備えたタバコフィルタ製造機全体を概略的に示す側面
図。
【図2】上記フィルタ装置を拡大して示す断面図。
【図3】上記フィルタ装置の第1のエアジェット搬送部
を拡大して示す断面図。
【符号の説明】
14…添加装置、20…成形装置、26…フィルタ搬送
装置、40…第1のエアジェット搬送部、42…第2の
エアジェット搬送部、44…圧縮機、47…インレット
パイプ(ガイド部材)、50…挿通孔、50a…第1の
内周面、50b…第2の内周面、52…環状溝、56…
ノズル孔、60…インレットパイプ(第2のガイド部
材)、64…挿通孔(第2の挿通孔)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 添加剤が添加された帯状のフィルタ材を
    成形装置に向けて搬送するタバコフィルタ製造機のフィ
    ルタ搬送装置において、 上記フィルタ材が挿通される挿通孔を有し、フィルタ材
    を上記成形装置に向けて案内するガイド部材と、上記挿
    通孔を通るフィルタ材に圧縮空気流を供給しフィルタ材
    を上記成形装置に向かって移動させる圧縮空気供給手段
    と、を備え、 上記挿通孔は上記成形装置に向かって縮径したテーパ状
    の内周面を有し、上記挿通孔の内周面に円周方向に伸び
    る溝が形成されていることを特徴とするフィルタ搬送装
    置。
  2. 【請求項2】 上記溝は、上記挿通孔と同軸的な環状に
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフィ
    ルタ搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記ガイド部材は、上記挿通孔の内周面
    に形成された複数の環状溝を有し、上記環状溝は挿通孔
    と同軸的に形成されているとともに、挿通孔の軸方向に
    沿って互いに離間して形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載のフィルタ搬送装置。
  4. 【請求項4】 上記複数の環状溝は、互いにほぼ等しい
    径を有していることを特徴とする請求項3に記載のフィ
    ルタ搬送装置。
  5. 【請求項5】 上記ガイド部材と成形装置との間に配設
    された第2のガイド部材を備え、上記第2のガイド部材
    は、上記挿通孔とほぼ同軸的に伸びているとともに上記
    挿通孔から送られたフィルタ材が挿通される第2の挿通
    孔を有し、上記第2の挿通孔は、成形装置に向かって縮
    径したテーパ状の内周面を有し、上記圧縮空気供給手段
    は、上記第2の挿通孔を通るフィルタ材に圧縮空気流を
    供給する手段を備えていることを特徴とする請求項1に
    記載のフィルタ搬送装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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