JP4766636B2 - 棒状物品の供給機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえばフィルタシガレットの製造に使用されるフィルタロッド等の棒状物品を、その消費装置に向けて供給する供給機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の棒状物品の供給機には、特開昭60-177109号公報および特開平8-58972号公報に開示されているように、溝付きドラムを上下に備えたデュアルドラム型の供給機と、特開平7-147963号公報に開示されているように1つの溝付きドラムのみを備えたシングルドラム型の供給機がある。
【0003】
これら供給機は何れのタイプであっても、ホッパの出口から棒状物品、つまり、フィルタロッドを溝付きドラムにより1本ずつ取出して移送し、この後の移送過程にて、圧縮空気の断続的な噴出によりフィルタロッドに空送圧を付与し、この空送圧により、そのフィルタロッドを供給機から空送管内に吐出し、そして、この空送管内を通じて消費装置であるフィルタシガレット製造機、いわゆるフィルタアタッチメントに向けて空送するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、フィルタアタッチメントによるフィルタシガレットの生産速度が高速化するに連れ、この種の供給機にあっても、フィルタロッドの供給速度に関し、更なる高速化が要求されている。
供給機の高速化には溝付きドラムの回転速度や、供給機からフィルタロッドの吐出速度を共に高速化する必要がある。しかしながら、溝付きドラムの高速回転はホッパ内のフィルタロッドが溝付きドラムの取出し溝に落ち込むよりも前に、その取出し溝の移動をもたらすことにもなり、取出し溝が空のままでホッパの出口を通過し、取出し溝によるフィルタロッドの確実な受取り、つまり、ホッパからのフィルタロッドの安定した取出しを不能にする。
【0005】
この点、特開昭60-177109号公報の供給機にあっては、溝付きドラムの回転回入側に位置するホッパの一側壁に圧縮空気を噴出する噴気孔を備え、この噴気孔から溝付きドラムの外周面に向けて圧縮空気流を噴出させることで、ホッパ内のフィルタロッドを取出し溝に強制的に落込ませるようにしているが、しかしながら、このような圧縮空気流のみでは、溝付きドラムの高速回転に十分に対処できない。
【0006】
より詳しくは、上記公報の供給機の場合、ホッパにおける一側壁の下部はその勾配が比較的緩やか、たとえば30°程度に設定されているため、一側壁の下部に接するフィルタロッドに着目すると、これらフィルタロッドは一側壁の下部により実質的に支持された状態にあるから、その上側に積層されたフィルタロッドの重量が大きく加わり、たとえ上述の圧縮空気流が付与されるとしても、溝付きドラムの高速回転に対して、取出し溝に向かうフィルタロッドの流下速度が不足し、取出し溝へのフィルタロッドの受取りが不安定になるものと考えられる。
【0007】
一方、取出し溝にフィルタロッドが受取られたとしても、溝付きドラムの高速回転化は、フィルタロッドの受取り姿勢を不安定にする。つまり、取出し溝の溝方向に対してフィルタロッドが傾いた状態で受取られ易い。
この場合、前述したデュアルドラム型の供給機にあっては、上下の溝付きドラム間でのフィルタロッドの受渡しが不安定になる。一方、シングルドラム型の供給機にあっては、フィルタロッドの端面に空送圧を真っ直ぐに付与することができないため、フィルタロッドの安定した吐出が不能となり、供給機内にてフィルタロッドの詰まりを発生させ易い。
【0008】
さらに、公知の供給機は何れのタイプにあっても、空送圧の供給を受ける溝付きドラムには回転抵抗の低減を図るため、そのケーシングに対して非接触型の回転支持構造が採用されており、この非接触型の回転支持構造はその溝付きドラムの両端面および外周面の三方とケーシングとの間にそれぞれギャップを確保している。このような回転支持構造は、各ギャップの大きさが部品の加工精度や組付け精度に大きく依存することから、各ギャップを所望の大きさに正確に維持するのは非常に困難である。このため、フィルタロッドの吐出速度を高速化するために、断続的に供給される空送圧が高圧にされると、高圧の空送圧がギャップを通じて大きく漏れてしまうため、この漏れが溝付きドラムにその径方向および軸線方向の振動を発生させてしまう。このような溝付きドラムの振動は、溝付きドラムとケーシングとの間の干渉を招き、溝付きドラムの回転自体を不能にする虞がある。
【0009】
本発明は上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、ホッパからの安定した棒状物品の取出しや吐出を維持しつつ、棒状物品の供給速度を高速化することができる棒状物品の供給機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、棒状物品を蓄えるホッパと、外周面にてホッパの出口を閉塞した状態で一方向に回転可能に設けられた上部ドラムと、上部ドラムの外周面にその周方向に等間隔を存して設けられ、上部ドラムの回転に伴いホッパの出口を通過する際にホッパ内の棒状物品を1本ずつ吸引して受取り、ホッパから取出し可能な取出し溝と、上部ドラムに隣接して設けられ、上部ドラムの回転方向とは逆方向に回転可能な下部ドラムと、下部ドラムの外周面にその周方向に等間隔を存して設けられ、下部ドラムの回転に伴い上部ドラムの取出し溝と順次合致し、取出し溝から棒状物品を受取って移送する移送溝と、下部ドラムの外周を囲む外周ガイド壁および下部ドラムの両側面を囲むサイド壁を有し、下部ドラムを回転自在に支持するケーシングと、ケーシングの一方のサイド壁に設けられ、一端が下部ドラムの回転に伴い移送溝に順次連通し、他端が空送管に接続された吐出ポートと、吐出ポートに連通した移送溝内にケーシングの他方のサイド壁側から圧縮空気を噴射し、移送溝内の棒状物品を前記吐出ポートを通じて空送管に吐出する圧空噴射手段とを具備した棒状物品の供給機、つまり、デュアルドラム型の供給機を前提とし、本発明の供給機は以下の種々の特徴を備えている。
【0011】
すなわち、本発明の請求項1の供給機は、上部ドラムの回転回入側に位置したホッパの一側壁に関し、この一側壁が、上部ドラムの外周面から直角の1/2〜3/4の第1勾配角を存して上方に延びる下部壁部分と、この下部壁部分の上端から上方に延びる垂直壁部分と、この垂直壁部分の上端に連なり、直角と第1勾配角との間の第2勾配角を存した上部壁部分と、垂直壁部分に形成され、下部壁部分に沿い且つ上部ドラムの外周面に向けて圧縮空気を噴出する噴気孔とを含み、そして、各取出し溝はその溝方向中央にのみにて棒状物品を吸引する1個の吸着孔を有するものとなっている。
【0012】
上述の請求項1の供給機によれば、ホッパ内にて、その一側壁の下部壁部分に接する棒状物品は下部壁部分の第1勾配が直角の1/2以上の急角度であることから、その流下速度が下部壁部分との接触により大きく低減されることはなく、しかも、噴気孔からの圧縮空気流を受けることで、上部ドラムの外周面に向け、かつ、下部壁部分に沿って速やかに流下する。それゆえ、上部ドラムの回転に伴い、上部ドラムの取出し溝がホッパの出口に進入すると直ちに、下部壁部分に接し、且つ、最下位に位置する棒状物品は取出し溝に向かう速い流下速度に加え、その取出し溝からの吸引力を受けることで、取出し溝に確実に速やかに受取られる。
【0013】
また、ホッパの一側壁における上部壁部分は、下部壁部分の第1勾配と直角との間のより急な第2勾配を有していても、上部壁部分と下部壁部分との間に垂直壁部分が存在していることから、ホッパ内に上部壁部分の高さレベルまで棒状物品が積層されていても、下部壁部分に向かう上部壁部分の延長線と下部壁部分及び垂直壁部分とによって囲まれた領域内の棒状物品に対し、上部壁部分近傍の上部領域の棒状物品の重量が過大に加わったり、逆に、上部領域の棒状物品の流下方向が下部壁部分から大きく逸れたりするようなこともない。したがって、噴気孔からの圧縮空気流は下部壁部分に沿う棒状物品の流下に効果的に機能し、この流下が上部領域の棒状物品の重量により妨げられることもなく、また、上部領域から下部壁部分に向かう棒状物品の流下量をも十分に確保される。
【0014】
また、上部ドラムの取出し溝に棒状物品が不安定な姿勢で受取られたとしても、棒状物品は取出し溝に対し、その溝方向中央の1個の吸引孔のみにて吸着されているだけであるから、ホッパの出口を通過する過程にて、ホッパ内の上側の棒状物品と接触することで、その吸着位置を中心に旋回する結果、その受取り姿勢が取出し溝に真っ直ぐに沿うような正規な姿勢に修正され、取出し溝に安定して保持される。
【0015】
好ましくは、ケーシングは、下部ドラムの軸線方向の移動を許容し、下部ドラムのドラム軸を軸線方向および径方向の両方に回転自在に支持する軸受手段と、下部ドラムを軸線方向でみて一方に付勢する付勢手段と、下部ドラムを付勢手段の付勢力に抗して軸線方向に移動させ、一方のサイド壁と下部ドラムとの間のギャップを調整する調整手段とを含み、そして、圧空噴射手段は、他方のサイド壁内に軸線方向の移動が許容されかつ気密を存した状態で嵌合され、下部ドラムと一体に回転する円筒部材と、他方のサイド壁から円筒部材を通じて移送溝内に圧縮空気を噴出可能とする圧空経路とを含んでいる(請求項2)
【0016】
請求項の供給機によれば、下部ドラムはその軸線方向の移動が許容されているので、ケーシングの一方のサイド壁と下部ドラムとの間のギャップは調整手段により最適に調整され、この際、下部ドラムは付勢手段により付勢力によりスラスト力を受けた状態にあり、軸受手段、具体的には深溝玉軸受は、下部ドラムのドラム軸を軸線方向および径方向の両方向に堅固に支持するものとなる。
【0017】
一方、ケーシングの他方のサイド壁側にあっては、他方のサイド壁内に下部ドラム側の円筒部材を気密に嵌合させ、そして、この円筒部材内を通じて圧空経路を確立しているので、他方のサイド壁側と下部ドラムとの間に圧縮空気の漏れを発生させる間隙は存在しない。
したがって、圧空経路を通じて移送溝内に噴射される圧縮空気の噴射圧、つまり、空送圧が高圧にされても、圧縮空気の漏れが大幅に低減される結果、下部ドラムの振動が抑制され、下部ドラムの高速回転化が可能となる。
【0018】
更に好ましくは、ホッパは、上部ドラムの回転回出側に位置した他側壁と上部ドラムとの間に配置され、前記上部ドラムの回転方向と同一の方向に回転する掻上げローラと、上部ドラムに対して掻上げローラを接離させ、上部ドラムと掻上げローラとの間の間隙を調節する調節手段とをさらに含んでいる(請求項)。
掻上げローラは、上部ドラムの回転に伴い、棒状物品を受取った取出し溝がホッパの出口から抜出る際、この取出し溝内の棒状物品に隣接する上側の棒状物品を上方に向けて払い除け、ホッパの出口からの棒状物品の取出しを円滑にする。さらに、掻上げローラと上部ドラムとの間の間隙が調節可能であることで、この間隙を棒状物品の径に応じて調節することができ、取出し溝内の棒状物品と掻上げローラとの接触が回避され、掻上げローラと取出し溝との間での棒状物品の噛込みが防止される。
【0019】
また、取出し溝の溝深さおよびピッチは、取出し溝内の棒状物品がその上側にて積層状態にあるホッパ内の他の棒状物品と上部ドラムとの間の接触を阻止すべく設定されているのが好ましい(請求項)。この場合、上部ドラムの回転速度が高速化しても、上部ドラムは、取出し溝に受取られた棒状物品以外の棒状物品と接触することはなく、その接触により棒状物品が損傷されることもない。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の棒状物品の供給機をフィルタシガレットの製造システムに適用した一例を示す。フィルタシガレットの製造システムは、複数のフィルタアタッチメント2と、棒状物品であるフィルタロッドの供給機4と、これらフィルタアタッチメント2と対応する供給機4との間を接続する空送管6とから構成されており、各供給機4は対応するフィルタアタッチメント2、より詳しくは、そのロッドホッパに向け、空送管6を通じてフィルタロッドを供給する。
【0021】
ここで、フィルタアタッチメント2はその供給機4からのフィルタロッドのみならず、シガレット製造機にて製造されたシガレットロッドの供給をも受け、そして、これらシガレットロッドとフィルタロッドとからフィルタシガレットを製造する。
図2に示すように、供給機4はフィルタロッドFを蓄えるホッパ8を備え、ホッパ8の下端出口は上部ドラム10により閉塞された状態にある。上部ドラム10はその外周面に複数の取出し溝12を有した溝付きドラムであり、取出し溝12は上部ドラム10の周方向に等間隔を存して配置されている。上部ドラム10は図2でみて、矢印Aで示すように反時計方向に回転される。したがって、上部ドラム10の回転に伴い、ホッパ8の下端出口内に進入した取出し溝12はホッパ8内のフィルタロッドFを1本ずつ受取ることができる。
【0022】
ホッパ8は、上部ドラム10の回転回入側に位置した一側壁14と、その回転回出側に位置する他側壁16とを有し、上部ドラム10の回転方向でみて、ホッパ8の下端出口の幅は側壁14,16間にて規定されている。
一側壁14はホッパ8内に面する内壁面が上部ドラム10の外周側から下部壁部分18、垂直壁部分20および上部壁部分22として形成されており、下部壁部分18は水平面に対して直角の1/2から3/4の範囲の第1勾配θ1を有する。具体的には、第1勾配θ1はたとえば60°に設定されている。
【0023】
また、上部壁部分22は、第1勾配θ1よりも大きな第2勾配θ2を有し、この第2勾配θ2は垂直(直角)と第1勾配θ1との間の角度、具体的には76°に設定されている。
なお、垂直壁部分20は必要に応じて設けられるものであって、上部壁部分22は下部壁部分18から直接に連なっていてもよい。また、ホッパ8の他側壁16に関して、その勾配は特に制約されるものではないが、下部壁部分18の第1勾配θ1と同程度であるのが好ましい。
【0024】
さらに、垂直壁部分20には複数の噴気孔24が開口しており、これら噴気孔24はホッパ8の奥行き方向、つまり、ホッパ8内のフィルタロッドFの軸線方向に所定の間隔を存して配置されている。各噴気孔24は一側壁14内を延びるエアブロー通路26に連通し、エアブロー通路26はホッパ8の外側にて空圧源に接続されている。図2から明かなように噴気孔24は、下部壁部分18と同一の勾配を存して傾斜し、これにより、噴気孔24から噴射される圧縮空気は下部壁部分18に沿って流れることになる。
【0025】
一方、ホッパ8はその他側壁16側に掻上げローラ28を備えている。この掻上げローラ28は他側壁16と上部ドラム10の外周との間からホッパ8内に臨むようにして配置され、上部ドラム10と同一方向、つまり、図2でみて反時計方向に回転される。
掻上げローラ28は上部ドラム10の外周面に対して接離可能であり、これにより、掻上げローラ28と上部ドラム10との間の間隙、つまり、掻上げローラ28と取出し溝12内に受取られたフィルタロッドFとの間の間隙EがフィルタロッドFの直径に応じて調節される。具体的には、フィルタロッドFの直径が8 mmである場合、間隙Eは1.8 mm程度に設定されるのが好ましい。
【0026】
より詳しくは、図3に示されるように掻上げローラ28はそのローラ軸30に所定の間隔を存して取付けられている。ローラ軸30の一端は供給機4のフレーム32、つまり、このフレーム32に形成した孔34に遊挿され、軸受36を介して取付けディスク38に回転自在に支持されている。取付けディスク38は複数の取付けボルト40を介してフレーム32に締結されるが、ここで、取付けボルト40は、取付けディスク38に形成した円弧状のボルト挿通孔42を通じてフレーム32にねじ込まれている。
【0027】
一方、ローラ軸30の他端はカップリング44を介して駆動軸46の一端に接続され、駆動軸46はスリーブ48の外周面に対して偏心した状態で、スリーブ48を貫通し、そして、スリーブ48の両端に軸受50を介して回転自在に支持されている。なお、スリーブ48自体はフレーム32に回転自在に支持されている。
【0028】
駆動軸46の他端にはプーリ52が取付けられ、このプーリ52と電動モータ54側のプーリ(図示しない)との間は無端状のベルト56を介して接続されている。したがって、電動モータ54が駆動されると、その駆動力が駆動軸46およびローラ軸30を介して各掻上げローラ28に伝達され、この結果、これら掻上げローラ28は上部ドラム10と同一の方向に所定の速度、具体的には、フィルタロッドFの直径に応じた周速にて回転される。つまり、電動モータ54は掻上げローラ28の周速を任意に設定可能となっている。
【0029】
ここで、前述した取付けボルト40による取付けディスク38の締結を解除した状態で、スリーブ48を回転させると、駆動軸46がスリーブ48に対して偏心していることから、図4に示されるように駆動軸46はスリーブ48内をその径方向に移動し、これにより、各掻上げローラ28が上部ドラム10に対して接離する結果、前述した間隙Eの調節が可能となる。
【0030】
一方、図2から明らかなように、上部ドラム10を横断面でみたとき、取出し溝12は、上部ドラム10の外周にその回転方向に連続した波形形状を付与するものであるが、しかしながら、上部ドラム10の軸線方向でみたとき、各取出し溝12は、図5に示すように3つの溝部分12a,12b,12cからなる分割構造をなしている。
【0031】
また、上部ドラム10はそのドラム軸58にキー59を介して一体的に連結され、キー59は上部ドラム10の一端部に位置付けられている。ドラム軸58は上部ドラム10を貫通して延び、その両端部が軸受60を介してフレーム32に回転自在に支持されている。ドラム軸58の一端にはギヤ62が取付けられ、そして、その他端に駆動力が入力されることで、上部ドラム10は所定の速度で回転する。
【0032】
各取出し溝12にはその中央の溝部分12bの底にのみ、吸着孔64が開口しており、この吸着孔64は上部ドラム10内の軸方向孔66に連通している。すなわち、図6に示されるように上部ドラム10には各溝部分12bの吸着孔64に対応し、独立した軸方向孔66がそれぞれ形成されている。これら軸方向孔66は上部ドラム10の他端面にて開口し、これら開口端は同一の円上に等間隔を存して分布されている。
【0033】
上部ドラム10の他端面にはコントロールリング68が密着しており、このコントロールリング68は上部ドラム10のドラム軸58を囲み、かつ、フレーム32側に固定されている。すなわち、上部ドラム10が回転されると、その他端面はコントロールリング68に気密を存して摺接する。
コントロールリング68には上部ドラム10の他端面と接する側の端面に、図7に示すような円弧状の吸引溝70が形成されている。この吸引溝70は前述した軸方向孔66の分布径と略同一の曲率半径を有し、コントロールリング68の略半周に亘って延びている。したがって、上部ドラム10が回転されるとき、各軸方向孔66の開口端は吸引溝70に順次連通する。
【0034】
一方、吸引溝70はコントロールリング68内の軸方向孔72に連通し、この軸方向孔72はコントロールリング68に隣接した接続リング74内の内部通路(図示しない)を通じて外部の吸引ホース76に接続され、この吸引ホース76が負圧源に接続されている。なお、接続リング74もまたコントロールリング68と同様に固定部材である。
【0035】
したがって、コントロールリング68の吸引溝70は負圧源から所定のサクション圧の供給を常時受けた状態にあり、吸引溝70に上部ドラム10の軸方向孔66が連通した状態にあるとき、つまり、軸方向孔66が吸引溝70によって規定されるサクション域Sを通過するとき、その軸方向孔66を通じて対応する吸着孔64、つまり、その取出し溝12に吸引力が供給される。
【0036】
ここで、図2に示されるように、上部ドラム10の回転方向でみて、サクション域Sはホッパ8の一側壁14の直前位置からホッパ8の下端出口を越えた領域、つまり、上部ドラム10の略半周に亘って延びている。
上部ドラム10の下側には、上部ドラム10に転接するようにして下部ドラム78が配置され、この下部ドラム78は上部ドラム10とは反対方向、つまり、図2でみて矢印Bで示す時計方向に回転可能であり、その外周面には周方向に等間隔を存して移送溝80が設けられている。具体的には、上部ドラム10および下部ドラム78は、取出し溝12および移送溝80が互いに合致しながら回転される。
【0037】
下部ドラム78はその三方がケーシング82により覆われており、このケーシング82は、下部ドラム78の外周面を覆う外周ガイド84と、図5に示されるように下部ドラム78の両側面を覆い、下部ドラム78のドラム軸86を回転自在に支持する左右一対のサイド壁88,90とから構成されている。
より詳しくは、外周ガイド84は、下部ドラム78の約下側半周部分を覆っており、外周ガイド84の内周面と下部ドラム78の外周との間には所定のギャップが確保され、これにより、下部ドラム78は外周ガイド84に摺接することなく回転する。具体的には、外周ガイド84は図8から明らかなように両端に端壁を有した半割の筒形状を有し、その両端部にて、フレーム32側に支持可能となっている。
【0038】
つまり、下部ドラム78の一端側に位置するサイド壁88は外周ガイド84の一端部に連結され、深溝玉軸受92を介してドラム軸86の一端部を回転自在に支持している。ここで、深溝玉軸受92は、ドラム軸86に対してはその軸線方向への移動が不能であるが、しかしながら、サイド壁88に対してはその軸線方向の摺動を許容した状態で取付けられている。
【0039】
ドラム軸86の一端はサイド壁88から突出し、この一端にキー94を介してスリーブ軸96が装着され、そして、このスリーブ軸96にギヤ98が取付けられている。このギヤ98は上部ドラム10側のギヤ62に噛み合い、これにより、下部ドラム78は上部ドラム10からの駆動力を受けることで回転される。
サイド壁88内には取付け板99を介して波形ワッシャ100が装着されている。この波形ワッシャ100は図9に示すような形状を有し、深溝玉軸受92と同軸上に配置されることで、押圧スリーブ102を介して深溝玉軸受92を下部ドラム78側に向けて押圧付勢している。したがって、下部ドラム78は波形ワッシャ100により他方のサイド壁90に向かうスラスト力を受けている。
【0040】
さらに、サイド壁88内には下部ドラム78側に向けて開口した環状穴103が形成され、そして、この環状穴103に円筒部材としてのエアフランジ104が回転自在、かつ、その軸線方向に摺動自在に嵌合されている。
より詳しくは、エアフランジ104は一端が開口するとともに、他端が閉塞されたカップ形状をなし、その外周面が環状穴103の内周面に気密を存して摺接可能となっている。
【0041】
エアフランジ104はその他端が下部ドラム78の一端面に密着して取付けられ、下部ドラム78と一体に回転する。図10から明らかなようにエアフランジ104の外周部内には、その周方向に等間隔を存して連通孔106が形成され、これら連通孔106はエアフランジ104の他端面にて開口し、対応する移送溝80に常時連通した状態にある。
【0042】
また、エアフランジ104の外周面には連通孔106に対応して入力ポート108が開口し、これら入力ポート108はエアフランジ104の周方向に等間隔を存して配置されている。
一方、サイド壁88には供給ポート110が形成され、この供給ポート110は、下部ドラム78の回転に伴い、移送溝80が所定の回転角位置、すなわち、吐出回転角位置に到達したとき、その移送溝80に前述した入力ポート108および連通孔106を介して接続可能となっている。
【0043】
図2に示されているように、供給ポート110は外周ガイド84の領域内に位置付けられ、サイド壁88の外側に固定されたジョイント112を介して圧空供給管114に接続され、この圧空供給管114は電磁弁116を介して圧空源に接続されている。
一方、図5に示されるように、サイド壁90はシリンダヘッド118および軸受ブロック120を含み、このシリンダヘッド118は図11に示すように上方に向けて開口した円弧形状をなしている。シリンダヘッド118は前述したフレーム32に支持され、軸受ブロック120はシリンダヘッド118に装着されている
【0044】
軸受ブロック120内には、下部ドラム78側からニードル軸受124および深溝玉軸受126が順次収容されている。より詳しくは、ニードル軸受124は、ドラム軸86の軸線方向の移動を許容した状態で、ドラム軸86を回転自在に支持している。一方、深溝玉軸受126は前述した深溝玉軸受92と対をなすもので、ドラム軸86に対してはその軸線方向に移動不能に支持されているが、軸受ブロック120に対しては軸線方向の摺動が許容された状態にある。
【0045】
さらに、軸受ブロック120の他端部には調整ねじ128がドラム軸86と同軸にしてねじ込まれ、調整ねじ128の一端は軸受ブロック120内に突出している。そして、軸受ブロック120内には、調整ねじ128と深溝玉軸受126との間に押圧ディスク130が摺動自在に嵌合され、この押圧ディスク130は調整ねじ128のねじ込みを受けることで、深溝玉軸受126を介してドラム軸86、つまり、下部ドラム78を前述した波形ワッシャ100のスラスト力に抗して押戻すことができる。
【0046】
この点に関して詳述すると、供給機4が組付けられたとき、下部ドラム78は前述した波形ワッシャ100が発生するスラスト力を受け、その他端面はサイド壁90,つまり、そのシリンダヘッド118および軸受ブロック120の一端面に密着した状態にある。このような密着状態は、下部ドラム78の回転抵抗を増加させ、その回転速度を高速化するうえで、好ましいものではない。
【0047】
しかしながら、このような状態で、調整ねじ128をねじ込み、押圧ディスク130および深溝玉軸受126を介して下部ドラム78を押戻せば、下部ドラム78の他端面とシリンダヘッド118および軸受ブロック120との間、つまり、下部ドラム78とサイド壁90の一端面との間に所望のギャップGを正確且つ容易に確保することができ、このギャップGの大きさは、下部ドラム78の回転抵抗を増加させることなく、下部ドラム78とサイド壁90との間に十分な空圧的シールが得られる程度に設定される。
【0048】
一方、図11に示されるようにシリンダヘッド118にはその下部に円弧状の吐出ポート132が形成されており、この吐出ポート132は、下部ドラム78の移送溝80が前述した吐出回転角位置を通過する際、その移送溝80と連通すべく下部ドラム78の周方向に所定の長さに亘って延びている。
さらに、シリンダベッド118の他端面にはコネクタノズル134が連結されており、このコネクタノズル134は図12に示されるようにシリンダヘッド118と同様な円弧形状なし、そして、吐出ポート132に合致する円弧スロット136を有している。円弧スロット136にはノズル部138が接続され、このノズル部138は一端が円弧スロット136に合致し、他端が空送管6に接続される扁平な漏斗形状をなしている。
【0049】
再度、図2を参照すると、下部ドラム78の外側には渡りガイド140が配置されており、この渡りガイド140は、下部ドラム78の回転方向でみて、外周ガイド84の上流側に位置する上端から上部ドラム10に向けて延びている。渡りガイド140の基部は外周ガイド84の延長部を構成すべく、下部ドラム78の外周面を覆い、そして、その先端部は櫛歯状をなし、この櫛歯部が上部ドラム10における取出し溝12の各溝部分を挟み付けるようにして配置されている。より詳しくは、渡りガイド140は図13に示すような形状をなし、その櫛歯部は、取出し溝12の中央の溝部分12b、つまり、フィルタロッドFの吸着位置Xを中心として左右対称である。なお、渡りガイド140は外周ガイド84に固定されている。
【0050】
さらに、上部ドラム10の外側にも、渡りガイド142が配置されており、この渡りガイド142は、上部ドラム10の回転方向でみて、前述したサクション域Sの下流端から下部ドラム78に向け、上部ドラム10の外周に沿って延びている。
次に、上述した供給機4の動作およびその作用を説明する。
【0051】
図14〜図16は、上部ドラム10の回転に伴い、その1つの空の取出し溝12がホッパ8の下端出口に進入し始める状態から、その下端出口内に完全に進入するまでの状態を順次示しており、図16から明らかなようにホッパ8の下端出口内に空の取出し溝12が完全に進入すると、その取出し溝12にホッパ8内のフィルタロッドFが直ちに受取られ、そして、フィルタロッドFは取出し溝12の吸着孔64に吸着される。この後、フィルタロッドFはその取出し溝12とともにホッパ8の下端出口から抜け出し、そして、下部ドラム78に向けて移送される。
【0052】
ここで、ホッパ8の一側壁14、つまり、その垂直壁部分20の噴気孔24から下部壁部分18に沿って噴射される圧縮空気は、下部壁部分18に接するフィルタロッド列を上部ドラム10の外周面に向けて流下させるように働き、一方、ホッパ8の下端出口に進入する取出し溝12はその進入直前にて、その吸着孔64にサクション圧の供給を受け、前記フィルタロッド列の最下位にあるフィルタロッドFを吸引する。したがって、最下位のフィルタロッドFは取出し溝12に向かう速い流下速度で流下し、取出し溝12に速やかに受取られ、そして、その吸着孔64にて確実に吸着される。
【0053】
また、下部壁部分18はその第1勾配θ1が前述したように直角の1/2〜3/4の範囲、つまり、60°に設定されているので、前記フィルタロッド列の重量がその最下位のフィルタロッドFに過大に働くこともないし、逆に、下部壁部分18にて実質的に支持されるようなこともない。この結果、前記フィルタロッド列は噴気孔24からの圧縮空気の噴射を受け、上部ドラム10の外周面、つまり、ホッパ8の下端出口に順次進入する取出し溝12に向けて円滑に速い流下速度で流下することができる。
【0054】
さらに、ホッパ8内にてフィルタロッドFが満杯状態にあっても、上部壁部分22の第2勾配θ2が直角と第1勾配θ1との間のより急な角度に設定されているので、上部壁部分22の高さレベルにて積層状態にある上部領域のフィルタロッドFの重量が前記フィルタ列に過大に働くこともないし、また、逆に、上部領域のフィルタロッドFの流下が下部壁部分18から逸れる方向に向かうようなこともない。したがって、前記フィルタロッド列のフィルタロッドFが取出し溝12に順次受取られていく過程にて、上部領域のフィルタロッドFは下部壁部分18に向けて円滑に導かれ、下部壁部分18に沿う前記フィルタロッド列を安定して生成することができる。
【0055】
この結果、上部ドラム10の回転速度が高速化しても、その取出し溝12はホッパ8の下端出口に進入すると直ちに、フィルタロッドFを確実に受取ることができ、ホッパ8の下端出口に進入した取出し溝12は全てフィルタロッドFを受取った状態で、ホッパ8の下端出口から抜け出し、これにより、ホッパ8からのフィルタロッドFの安定した取出しが可能となる。
【0056】
一方、各取出し溝12の吸着孔64はその中央に1個のみ設けられているだけであるから、取出し溝12に不安定にして吸着されたフィルタロッドFはその吸着位置を中心とした旋回が許容された状態にある。それゆえ、取出し溝12への受取り姿勢が不安定なフィルタロッドFはホッパ8の下端出口から抜け出す前の過程にて、他のフィルタロッドFとの接触により、その不安定な受取り姿勢が矯正され、その取出し溝12にしっかりと受取られて保持される。
【0057】
また、ホッパ8の掻上げローラ28は、ホッパ8の下端出口から取出し溝12とともにフィルタロッドFが取出される際、そのフィルタロッドFに隣接するフィルタロッドFを上方に向けて払い除け、フィルタロッドFの円滑な取出しを可能にする。また、その際、掻上げローラ28と取出し溝12内のフィルタロッドFとの間には所定の間隙Eが確保されているので、この間隙Eの確保はフィルタロッドFの横断面が真円でなくとも、フィルタロッドFが掻上げローラ28と取出し溝12との間に噛み込むようなこともなく、フィルタロッドFの安定した取出しに大きく貢献する。
【0058】
さらに、図17に示されるように、ホッパ8の下端出口内を取出し溝12が移動する際、取出し溝12内に受取られたフィルタロッドF以外の他のフィルタロッドFは、取出し溝12内の受取りフィルタロッドFにより、上部ドラム10の外周との接触が阻止される。
すなわち、取出し溝12に関しては、その溝深さやピッチ間隔が適切に設定されており、前記他のフィルタロッドFと上部ドラム10の外周との間の接触が阻止されている。たとえば、上部ドラム10の小径化を図るため、取出し溝12のピッチ間隔、つまり、取出し溝12の溝間隔がフィルタロッドFの半径程度に設定されている場合にあっては、取出し溝12の溝深さをフィルタロッドFの直径の55〜60%程度に設定することで、前記他のフィルタロッドFと上部ドラム10との接触を確実に阻止することができる。
【0059】
図17中、2点鎖線で示されるように取出し溝12の溝深さが深いと、前記他のフィルタロッドFは上部ドラム10の外周に接触することもあり、この場合、上部ドラム10の回転速度が高速であると、上部ドラム10により他のフィルタロッドFが損傷を受けることにもなるが、しかしながら、本実施形態にあってはそのような不具合を解消することができる。
【0060】
前述したようにホッパ8から取出されたフィルタロッドFは、上部ドラム10の回転が進むに連れ、下部ドラム78に向けて移送されるが、この際、フィルタロッドFが前述のサクション域Sから外れると、その取出し溝12の吸着孔64にはサクション圧が供給されず、この時点で、フィルタロッドFの吸着は解除される。しかしながら、この際には、上部ドラム10の外側には渡りガイド142が配置されているので、フィルタロッドFは取出し溝12から脱落することなく、下部ドラム78に向けて移送される。
【0061】
そして、フィルタロッドFが下部ドラム78に到達し、そして、その取出し溝12と下部ドラム78の移送溝80が合致すると、フィルタロッドFの吸着は既に解除されていることから、フィルタロッドFは渡りガイド140に案内されながら、取出し溝12から移送溝80に受渡され、この後は、下部ドラム78の回転に伴い、その移送が継続される。
【0062】
ここで、前述したように渡りガイド140の先端部は、フィルタロッドFの吸着位置を中心して左右対称な櫛歯状をなしているので、渡りガイド140は取出し溝12から移送溝90へのフィルタロッドFの受渡しを安定して行うことができる。
この後、フィルタロッドFを受取った移送溝80が前述した吐出回転角位置に到達すると、サイド壁88の供給ポート110とその移送溝80と組をなすエアフランジ104の入口ポート108とが連通し、予め開弁していた電磁弁116を通じて圧空源から圧空供給管114内に供給されている高圧の圧縮空気がエアフランジ104の連通孔106を通じ、その移送溝80内に噴出される。この圧空は移送溝80内のフィルタロッドFをシリンダヘッド118の吐出ポート132およびコネクタノズル134内を通じて空送管6に吐出し、そして、吐出されたフィルタロッドFは空送管6を通じて、対応するフィルタアタッチメント2に向けて空送される。
【0063】
ここで、前述したように下部ドラム78は、波形ワッシャ102の付勢力を受け、その軸線方向にスラスト力を受けた状態にあるので、下部ドラム78のドラム軸86を回転自在に支持する深溝玉軸受92,126はドラム軸86をその軸線方向および径方向の両方向にしっかりと支持したものとなっている。
また、下部ドラム78はその軸線方向への移動が許容され、その軸方向位置を前述した調整ねじ128のねじ込み量により調整可能であるから、下部ドラム78とサイド壁90との間のギャップGを適切に設定することができ、たとえ移送溝80内に高圧の圧縮空気が噴出されても、この高圧の圧縮空気が前記ギャップGを通じて大きく漏れるようなことはなく、また、サイド壁90が下部ドラム78の回転抵抗の回転抵抗を大きく増加させることもないので、下部ドラム78の高速回転化が可能となる。
【0064】
一方、サイド壁88と下部ドラ78との間の回転支持構造に関しては、下部ドラム78が円筒形状のエアフランジ104を介してサイド壁88に回転自在に摺接支持されているので、下部ドラム78の回転抵抗を増加させることなく、下部ドラム78の高速回転化が可能であり、しかも、サイド壁88とエアフランジ104との間の気密性をも簡単にして確保することができる。
【0065】
なお、下部ドラム78と外周ガイド84との間の間隙は、下部ドラム78および外周ガイド84の軸芯を調整することで、所望の値に容易に設定される。
この結果、上部ドラム10および下部ドラム78の双方の回転速度を共に高速化できるので、供給機4からのフィルタロッドFの供給速度を大幅に高速化することができる。
【0066】
また、下部ドラム78の各移送溝80内に高圧の圧縮空気が断続的に噴射されても、下部ドラム78からの高圧の圧縮空気の漏れは少ないので、圧縮空気の消費効率が改善され、しかも、下部ドラム78のドラム軸86はスラスト力を受けた状態で、深溝玉軸受92,126によりしっかりと支持されているので、断続的な圧縮空気の噴出が下部ドラム78を前後左右に振動させることもない。
【0067】
高圧の圧縮空気の噴出は、下部ドラム78からシリンダヘッド118へのフィルタロッドFの吐出に要する時間を短縮させるので、下部ドラム78とシリンダヘット118との間でのフィルタロッドFの詰まりもまた確実に防止されるばかりでなく、供給機4からのフィルタロッドFの空送距離を大幅に延長させることにもなる。
【0068】
本発明は、フィルタアタッチメント2に向けてフィルタロッドFを供給する供給機4に適用して説明したが、フィルタロッド以外の他の棒状物品のための供給機にあっても同様に適用可能である。
また、図示の実施形態は、本発明を実施するうえでの一例を示したものであり、本発明の供給機は、その要旨を逸脱しない範囲内で種々に変更可能である。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の棒状物品の供給機によれば(請求項1)、上部ドラムの回転回入側に位置するホッパの一側壁にその下部壁部分に沿って圧縮空気を噴出する噴気孔を設ける一方、前述した如く下部壁部分および上部側壁部分の勾配をそれぞれ設定し且つこれら下部壁部分と上部壁部分との間に垂直壁部分を介在させることで、ホッパから上部ドラムによる棒状物品の取出しを安定して行え、上部ドラムの高速回転化が可能となる。
【0070】
そして、上部ドラムの取出し溝がその溝方向中央のみにて棒状物品を吸着するだけであるので、その吸着位置を中心した棒状物品の旋回を許容し、上部ドラムの高速回転に起因し、棒状物品の吸着受取り姿勢が不安であっても、その受取り姿勢を安定姿勢に修正可能となり、上部ドラムの高速回転化を可能にする。
【0071】
本発明の供給機によれば(請求項)、下部ドラムはその軸線方向にスラスト力を受けた状態で、下部ドラムと一方のサイド壁との間のギャップが調整されており、しかも、他方のサイド壁側にあっては円筒部材内を通じて移送溝への圧空経路が形成されているので、下部ドラムの高速回転を可能としつつ、移送溝内への高圧の圧縮空気の噴出が可能となる。
【0072】
ホッパの掻上げローラと上部ドラムとの間の間隙が調節可能であると(請求項)、掻上げローラと上部ドラムの取出し溝との間ので棒状物品の詰まりが防止され、ホッパからの棒状物品の安定した取出しが可能となる。
上部ドラムの取出し溝に関し、その深さおよびピッチ間隔が適切に設定されることで(請求項)、取出し溝に受取られた棒状物品は、ホッパの出口にある他の棒状物品と上部ドラムの外周との間の接触を防止し、この接触に起因した棒状物品の損傷が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルタシガレットの製造システムを示した概略ブロック図である。
【図2】図1中のフィルタロッド供給機の概略横断面図である。
【図3】図2中の掻上げローラの支持構造を示した図である。
【図4】図3中、IV方向からの矢視図である。
【図5】図2のフィルタロッド供給機の縦断面図である。
【図6】図5の上部ドラムの横断面である。
【図7】図5のコントロールリングの横断面図である。
【図8】図5の外周ガイドの縦断面図である。
【図9】図5の波形ワッシャの側面図である。
【図10】図5のエアフランジを一部破断して示した端面図である。
【図11】図5のシリンダヘッドの端面図である。
【図12】図5のコネクタノズルの端面図である。
【図13】図5のドラム間の渡りガイドの平面図である。
【図14】上部ドラムにて、空の取出し溝がホッパの下端出口に進入し始めた状態を示す図である。
【図15】図14の状態から上部ドラムの回転が進んだ状態を示す図である。
【図16】図15の状態から空の取出し溝がホッパの下端出口に完全に進入し、フィルタロッドを受取った状態を示す図である。
【図17】ホッパの下端出口の一部を拡大して示した図である。
【符号の説明】
2 フィルタアタッチメント
4 フィルタロッド供給機
6 空送管
8 ホッパ
10 上部ドラム
12 取出し溝
14 一側壁
18 下部壁部分
20 垂直壁部分
22 上部壁部分
24 噴気孔
28 掻上げローラ
38 取付けディスク(調節手段)
48 スリーブ(調節手段)
64 吸着孔
78 下部ドラム
80 移送溝
82 ケーシング
86 ドラム軸
88 サイド壁(他方)
90 サイド壁(一方)
92 深溝玉軸受(軸受手段)
100 波形ワッシャ(付勢手段)
104 エアフランジ(円筒部材)
106 連通孔(圧空経路)
108 入力ポート(圧空経路)
110 供給ポート(圧空経路)
118 シリンダヘッド
126 深溝玉軸受
128 調整ねじ(調整手段)
132 吐出ポート
134 コネクタノズル

Claims (4)

  1. 棒状物品を蓄えるホッパと、
    外周面にて前記ホッパの出口を閉塞した状態で、一方向に回転可能に設けられた上部ドラムと、
    前記上部ドラムの外周面にその周方向に等間隔を存して設けられ、前記上部ドラムの回転に伴い前記ホッパの出口を通過する際に前記ホッパ内の棒状物品を1本ずつ吸引して受取り、前記ホッパから取出し可能な取出し溝と、
    前記上部ドラムに隣接して設けられ、前記上部ドラムの回転方向とは逆方向に回転可能な下部ドラムと、
    前記下部ドラムの外周面にその周方向に等間隔を存して設けられ、前記下部ドラムの回転に伴い前記上部ドラムの前記取出し溝と順次合致し、前記取出し溝から棒状物品を受取って移送する移送溝と、
    前記下部ドラムの外周を囲む外周ガイド壁および前記下部ドラムの両側面を囲むサイド壁を有し、前記下部ドラムを回転自在に支持するケーシングと、
    前記ケーシングの一方のサイド壁に設けられ、一端が前記下部ドラムの回転に伴い前記移送溝に順次連通し、他端が空送管に接続された吐出ポートと、
    前記吐出ポートに連通した前記移送溝内に前記ケーシングの他方のサイド壁側から圧縮空気を噴射し、前記移送溝内の棒状物品を前記吐出ポートを通じて前記空送管に吐出する圧空噴射手段と
    を具備した棒状物品の供給機において、
    前記上部ドラムの回転回入側に位置した前記ホッパの一側壁は、
    前記上部ドラムの外周面から直角の1/2〜3/4の第1勾配角を存して上方に延びる下部壁部分と、
    前記下部壁部分の上端から上方に延びる垂直壁部分と、
    前記垂直壁部分の上端に連なり、直角と前記第1勾配角との間の第2勾配角を存した上部壁部分と、
    前記垂直壁部分に形成され、前記下部壁部分に沿い且つ前記上部ドラムの外周面に向けて圧縮空気を噴出する噴気孔と
    を含み、
    前記各取出し溝はその溝方向中央にのみにて棒状物品を吸引する1個の吸着孔を有することを特徴とする棒状物品の供給機。
  2. 記ケーシングは、
    前記下部ドラムの軸線方向の移動を許容し、前記下部ドラムのドラム軸を軸線方向および径方向の両方に回転自在に支持する軸受手段と、
    前記下部ドラムを軸線方向でみて一方に付勢する付勢手段と、
    前記下部ドラムを前記付勢手段の付勢力に抗して軸線方向に移動させ、前記一方のサイド壁と前記下部ドラムとの間のギャップを調整する調整手段と
    を含み、
    前記圧空噴射手段は、
    前記他方のサイド壁内に軸線方向の移動が許容され且つ気密を存した状態で嵌合され、前記下部ドラムと一体に回転する円筒部材と、
    前記他方のサイド壁から前記円筒部材内を通じて前記移送溝内に圧縮空気を噴出可能とする圧空経路と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の棒状物品の供給機。
  3. 前記ホッパは、
    前記上部ドラムの回転回出側に位置した他側壁と前記上部ドラムとの間に配置され、前記上部ドラムの回転方向と同一の方向に回転する掻上げローラと、
    前記上部ドラムに対して前記掻上げローラを接離させ、前記上部ドラムと前記掻上げローラとの間の間隙を調節する調節手段と
    をさらに含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の棒状物品の供給機。
  4. 前記取出し溝の溝深さおよびピッチは、前記取出し溝内の棒状物品がその上側にて積層状態にある他の棒状物品と前記上部ドラムとの間の接触を阻止すべく設定されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の棒状物品の供給機。
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