JPH0671028A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH0671028A
JPH0671028A JP25043892A JP25043892A JPH0671028A JP H0671028 A JPH0671028 A JP H0671028A JP 25043892 A JP25043892 A JP 25043892A JP 25043892 A JP25043892 A JP 25043892A JP H0671028 A JPH0671028 A JP H0671028A
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JP
Japan
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discharge
ball
prize
balls
game
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Pending
Application number
JP25043892A
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English (en)
Inventor
Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0671028A publication Critical patent/JPH0671028A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間に大量の入賞球が発生した場合であっ
ても、遊技に影響を及ぼすことなく賞球排出動作を行え
ると共に、不意の停電や故障等が発生した場合にも適正
な賞球排出動作を行うことが可能な遊技機を提供する。 【構成】 入賞球種別検出手段117に検出された入賞
球種別に応じた賞球排出数を第1賞球排出数記憶手段1
18が記憶し、全入賞球を検出する入賞球検出手段12
0が検出した入賞球数を入賞球数記憶手段121が記憶
し、各入賞球についての賞球排出数を第2賞球排出数記
憶手段123が個別に記憶し、該第2賞球排出数記憶手
段123の記憶内容を記憶保護手段125が保護し、第
2賞球排出数記憶手段123の賞球排出数記憶に基づい
て排出動作制御手段124が遊技球排出装置71を作動
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技内容に応じて交換
される各種の遊技盤と互換性を保持し、当該遊技盤の入
賞領域に応じて設定された数の賞球を排出制御可能な排
出制御装置を備える遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機に代表される遊技機において
は、当該遊技機の遊技内容を決定する遊技盤が適宜交換
可能なように構成されており、遊技盤の交換に際して
は、各遊技盤に設けた各種の遊技装置を遊技内容に応じ
て動作制御する電気的制御装置を併せて交換することに
より、新たな遊技盤による遊技を行うことが可能なよう
になっている。斯くすることによって、遊技盤以外の各
機構部(機枠本体や打球発射機構等)を継続使用するこ
とができ、遊技店は遊技盤および電気的制御装置を新規
なものと交換するだけで遊技機の遊技内容を一新させら
れるので、交換に伴う費用を軽減できると共に、交換に
伴って廃棄される粗大ゴミ(不要な遊技盤等)の量を減
らすことができるのである。
【0003】また、近来の遊技機においては、遊技に供
される遊技媒体たる遊技球を遊技者に貸し出すための球
貸装置を別途設置せずに、各遊技機に設けた賞球排出用
の遊技球排出装置を用いて貸球排出動作を行わせるもの
もある。斯くすることによって、遊技球排出装置より排
出される貸球は遊技機の球皿に直接的に排出する事が可
能となり、別途設けた球貸機より借り出した遊技球を遊
技機の球皿へ移す手間が省け、遊技者の便に供すること
ができるのである。このような構成の遊技機において
は、単一の遊技球排出装置を制御して遊技球(貸球およ
び賞球)を排出する遊技球排出機能を電気的制御装置か
ら独立させ、遊技球排出制御装置として別途設けるもの
となっており、遊技盤と共に電気的制御装置が交換され
た際にも、この遊技球排出制御装置が新たな電気的制御
装置と互換性を有するように構成されている。
【0004】そして、遊技球排出装置と電気的制御装置
との互換性を保つための手段として、賞球排出数を予め
遊技球排出装置に設定せずに、電気的制御装置から遊技
盤の各入賞領域に応じた賞球数を遊技球排出制御装置へ
供給し、供給された賞球数に基づいて遊技球排出装置が
賞球排出動作を遊技球排出装置に行わせるようになって
いる。また、賞球排出動作を行う場合、各入賞球毎に排
出賞球数を電気的制御装置で設定することから、各入賞
領域から受け入れた入賞球を集める入賞球集合樋を経て
集められた入賞球を調流樋等に一旦貯留し、当該入賞球
に対する賞球排出動作が完了した後に、当該入賞球の排
出動作をセーフ球払出機構によって行うものとなってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近来の
遊技機においては、比較的短時間に多量の入賞球が発生
する特別遊技等が設定された遊技内容が主流となってお
り、斯かる遊技機においては、未処理分の入賞球が大量
に調流樋および入賞球集合樋内に停留することで、各入
賞領域から入賞球を受け入れられないような不都合が生
じ、円滑な遊技を妨げることにもなりかねない。斯かる
事態を防止するためには、大量のセーフ球を貯留可能な
スペースを予め確保した遊技機を構成しなければならな
いが、僅少なスペースを有効に活用して各種の機構を設
けてある遊技機に、更に多くのスペースを確保すること
は比較的困難であると共に、遊技機全体の設計変更を余
儀なくされるために、従前の遊技機との互換性を確保す
ることもできなくなる。
【0006】また、入賞球を一旦貯留しないで、各入賞
球を順次記憶しておく構成を採用することも考えられる
が、遊技中に停電や故障が生じた場合には、未処理分の
入賞球の記憶が消滅してしまい、遊技者が多大の不利益
を蒙る可能性もあり、単純に記憶方式に切り替える訳に
も行かない。
【0007】そこで、短時間に大量の入賞球が発生した
場合であっても、遊技に影響を及ぼすことなく確実に賞
球排出処理できると共に、遊技中における不意の停電や
故障の際にも、遊技者が不利益を受けることなく、入賞
球に応じた賞球を確実に獲得できる遊技機の開発が望ま
れていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、遊技盤(10)の遊技部(9)内に設け
た入賞領域(例えば、第1〜第3特図始動口38a〜3
8c、変動入賞装置33の大入賞口33a等)へ入賞し
た入賞球の種別を検出する入賞種別検出手段(117)
と、上記入賞種別検出手段(117)によって検出され
た入賞球の種別に応じた賞球排出数を個別に記憶する賞
球排出数記憶手段(例えば第2賞球排出数記憶手段12
3)と、上記賞球排出数記憶手段(123)の記憶内容
を保護する記憶保護手段(125,125′)と、上記
賞球排出数記憶手段(123)が記憶する賞球排出数に
基づいて、遊技球排出装置(71)より賞球を排出させ
る排出動作制御手段(124)と、を備えるものとし
た。
【0009】
【作用】遊技盤の遊技部内に設けた各種の入賞領域へ入
賞した入賞球の種別を入賞球種別検出手段が検出し、該
入賞球種別検出手段によって検出された入賞球の種別に
応じた賞球排出数が、賞球排出数記憶手段に一旦記憶さ
れることとなる。そして、この賞球排出数記憶手段に記
憶されている賞球数記憶に基づいて、排出動作制御手段
が遊技球排出装置を制御し、賞球数記憶に応じた賞球を
排出する。また、賞球排出数記憶手段に記憶保持された
記憶内容は、記憶保護手段によって保護された状態とな
る。
【0010】
【実施例】次に、遊技媒体に小球を用いるパチンコ遊技
の可能な遊技機とした本発明の実施例につき、添付図面
に基づいて詳細に説明する。
【0011】遊技機1は図1に示すように、主枠2と補
助枠3とから構成してあり、主枠2には遊技に関連した
各種機能(後に詳述)を付加し、補助枠3にはプリペイ
ドカード(所定の金額で予め販売されるパチンコ遊技用
のカードであって、通貨と等価な有価データを磁気記録
部に記憶させたものをいう)の使用を可能ならしめるカ
ード制御機能や球貸制御機能等を付加してある。
【0012】上記主枠2は、中空箱枠状の機枠4の前面
側へ額縁状の前面枠5を回動可能に設けることで構成し
てある。上記前面枠5に開設した窓部にはガラス枠6お
よび前面パネル7を回動可能に設けてあり、透明なガラ
スが配設されるガラス枠6の後方には、ガイドレール8
で囲まれた遊技部9を有する遊技盤10を配設してあ
る。そして、上記遊技盤10に遊技媒体たる遊技球を発
射し、一般の入賞領域たる第1〜第4一般入賞口11
a,11b,11c,11d等を開設した入賞具に入賞
することによって、賞品球としての賞球が得られるパチ
ンコ遊技を行えるようにしてある。なお、遊技盤10の
遊技部9には、打球の流下方向に変化を与える複数の遊
技釘12…や風車13…等を植設してあると共に、当該
遊技機1の遊技状態に応じて制御される遊技装置を設け
てある。また、遊技部9内を転動する間に何れの入賞領
域にも入賞しなかった打球を遊技盤10の裏面側へ導く
ためのアウト口14を開設してある。
【0013】一方、上記ガラス枠6の下方に位置する前
面パネル7には、遊技盤10の遊技部9内に設けた何れ
かの入賞領域に打球が入賞することに基づく賞球や、上
記補助枠3内の球貸制御装置15を操作することに基づ
く貸球を貯留する球供給皿16を設けてあり、この球供
給皿16より発射球待機部17へ球を供給するのであ
る。また、前面枠5の下部適所には打球発射機構を操作
するための操作ハンドル18や、上記球供給皿16に貯
留できない球を受け入れる球受皿19等を適宜に設けて
ある。
【0014】上記補助枠3内に収納される球貸制御装置
15は、カード挿排口20より挿入されたプリペイドカ
ードの有価データを読み取ると共に、例えば球供給皿1
6に設けた球貸スイッチ21を遊技客が操作することに
応じて所定数の遊技球を貸し出し、貸し出した遊技球に
相当する通貨を減算した値にプリペイドカードの有価デ
ータを書き換え、返却スイッチ22を遊技客が操作する
か、もしくはプリペイドカードの有価データの残数が
“0”になった場合に、内部に取り込んでいたプリペイ
ドカードをカード挿排口20より排出するのである。な
お、球貸スイッチ21が操作されることで球貸排出に供
された度数分の有価データを、球貸制御装置15のカー
ドリード・ライタ23が常時プリペイドカードの有価デ
ータより減算する場合に限らず、カード排出等の適宜な
タイミングで、プリペイドカードの書換動作を行う構成
とする場合もある。また、カード挿排口20よりプリペ
イドカードが排出されると、例えばLED等よりなるカ
ード挿入中表示ランプ24の点灯表示が消え、カードリ
ード・ライタ23がプリペイドカードを受け付けていな
い状態を遊技者に可視表示できるようにしてある。
【0015】上記球貸スイッチ21の近傍には、数字を
表示可能な表示手段(例えば7セグメント式の可変表示
器を3個併設することによって3桁の数字を表示可能な
構成)たる残度数表示器25と、当該プリペイドカード
の使用に基づく球貸動作を行える状態である旨を表示す
るための操作スイッチ有効表示器26とを設けてある。
なお、残度数表示部25とは別途に、プリペイドカード
を球貸制御装置15へ挿入した際の度数を表示するため
の度数表示器を設けるようにしておけば、遊技者が当該
遊技機1においてどの程度の球を借りたかの目安とな
り、遊技者の便に供することができる。また、補助枠3
の適所(図1においては上部)には、プリペイドカード
の使用に基づく貸球動作が可能な状態であることを表示
するカード使用可能表示器27を設けてある。
【0016】さらに、遊技機1の適所(例えば、前面側
上部)には、排出数表示器28を(例えば4桁7セグメ
ント式可変表示器より構成)を設けてあり、当該遊技機
1において賞球排出動作を行うときには、その賞球排出
数が幾つであるかを可視表示するものとしてある。な
お、排出数表示器28は、賞球排出数のみを表示するも
のに限らず、貸球排出数を可視表示するようにしてもよ
いし、排出動作を行っていない間には、排出数とは異な
る他の情報を表示をするようにしてもよい。例えば、遊
技状態に応じたメッセージ(特別遊技の発生等)、未だ
排出動作が完了していない未処理分の入賞記憶数や賞球
排出数等を可視表示することで、遊技者の便に供するこ
とができる。
【0017】一方、プリペイドカードの有価データは、
本来なら度数単位で消費されるものであるが、遊技店内
の自動販売機等を介して飲料や煙草等と等価交換(商品
価値を球数に換算して、プリペイカードで所望の商品と
交換するシステム)した際には、球貸に使えない度数未
満の端数が生ずる場合がある。そこで、上記排出数表示
器28にプリペイドカードの端数データを表示させるも
のとし、この排出数表示器28の表示内容をプリペイド
カードの端数表示に切り替えるための端数表示スイッチ
29を補助枠3の適所に設けてある。なお、排出数表示
器28を端数表示に用いる場合には、プリペイドカード
の端数表示データのみを表示させる構成に限らず、プリ
ペイドカードに関した種々のデータ(例えば、カード挿
入時の残高や、実際に球借りに使用した度数等のデー
タ)を選択的に表示できる構成としても良い。
【0018】また、前面枠5の上部適所には、当該遊技
機1の遊技状態に応じた表示を行う動作表示ランプ30
を設けてあり、該動作表示ランプ30の点灯あるいは点
滅状態に応じて、遊技店の従業員等は当該遊技機1の遊
技状態を判断できるようにしてある。なお、遊技機1に
おける遊技状態が予め定めた遊技完了条件を満たした場
合には、当該遊技機1の動作を停止させて遊技を終了さ
せる(所謂打ち止め)ことが慣例となっており、斯かる
遊技状態を遊技者および遊技店の店員に知らせるための
完了ランプ31を例えば遊技盤10に別途設けるように
してある。
【0019】遊技機1において実際に遊技に供される遊
技盤10には、上記第1〜第4一般入賞口11a〜11
dのほかに、種々の入賞領域と各種の遊技装置が設けて
ある。例えば、遊技部9の略々中央には特別図柄表示装
置32を、遊技部9の下方部に変動入賞装置33を、上
記特別図柄表示装置32の適宜下方部には補助変動入賞
装置34を、変動入賞装置32の中央部には普通図柄表
示装置35を夫々設け、これらの遊技装置を後述する電
気的制御装置によって電気的に駆動制御することで、遊
技上の興趣を高めるようにしてある。
【0020】また、上記補助変動入賞装置33の左右両
側方には、遊技盤10の盤面を流下する球を通過入賞さ
せる第1普図始動ゲート36a、第2普図始動ゲート3
6bを設けてあり、これら第1,第2普図始動ゲート3
6a,36bに球が通過入賞することによって、上記普
通図柄表示装置35(図1の実施例においては1つの7
セグメント式可変表示器より構成)の表示図柄を変換さ
せる予備遊技が開始され、該予備遊技の開始から所定時
間が経過し、普通図柄表示装置35の図柄を特定の図柄
に固定表示することで予備遊技を終了させる。
【0021】ここで、普通図柄表示装置35の停止図柄
が予め定めた特定の図柄(例えば数字の「7」)に該当
することで賞態様が形成された場合には、上記補助変動
入賞装置34を遊技者にとって不利な第1状態から遊技
者にとって有利な第2状態に変換する第1補助遊技へ移
行するのである。なお、普通図柄表示装置35の停止図
柄が賞態様に該当しなかった場合には、再び通常の遊技
状態に復帰するが、このときに第1,第2普図始動ゲー
ト36a,36bの通過記憶があった場合には、当該通
過記憶に基づいて再び予備遊技を行う。各普図始動ゲー
ト36a,36bの通過記憶は、例えば4つまで記憶保
持するものとし、普通図柄表示装置35の近傍に4つ設
けた普図ゲート通過記憶LED37…を点灯させること
で、普図ゲート通過記憶の記憶数を可視表示するのであ
る。
【0022】また、上記予備遊技において賞態様が形成
されることで第2状態(例えば、図示を省略した1対の
球受片が左右方向に回動することで、盤面を流下する遊
技球を補助変動入賞装置34内へ招じ入れる状態)に変
換される補助変動入賞装置34の第1特図始動口38
a、もしくは変動入賞装置33の大入賞口33aの左右
両側方に形成した第2特図始動口38b、第3特図始動
口38cの何れかに遊技球が入賞すると、特別図柄表示
装置32を高速で変換表示させる第2補助遊技が開始さ
れ、この第2補助遊技の開始から所定時間経過が経過す
ると、特別図柄表示装置32の表示図柄を任意の図柄に
固定表示することで第2補助遊技を終了させる。
【0023】図1に示す実施例の特別図柄表示装置32
は、例えば3つの可変表示器より構成するものとし、こ
れら3桁の記号が予め定めた所定の条件(例えば3桁の
記号が一致すること。例えば、「7」,「7」,
「7」)を満たすことで賞態様が形成された場合には、
変動入賞装置を遊技者にとって不利な第1状態から遊技
者にとって有利な第2状態に変換させる特別遊技へ移行
するのである。一方、第2補助遊技が終了した際に、特
別図柄表示装置32に表示された停止図柄が賞態様に該
当しなかった場合には、通常の遊技状態に復帰するが、
このときに第1,第2第3特図始動口38a,38b,
38cの入賞記憶があった場合には、当該入賞記憶に基
づいて再び第2補助遊技を行う。なお、各特図始動口3
8a〜38cの入賞記憶は、例えば4つまで記憶保持す
るものとし、特別図柄表示装置35の上部に4つ設けた
特図始動入賞過記憶LED39…を点灯させることで、
特図始動入賞記憶の記憶数を可視表示するのである。
【0024】上記のようにして特別遊技が開始される
と、変動入賞装置33の球受扉40を例えば前方に傾動
させ、遊技盤10の盤面を流下する遊技球を大入賞口3
3aへ招じ入れる第2状態に変換するのである。すなわ
ち、特別遊技においては、変動入賞装置33が多量の遊
技球を受け入れ得る第2状態に変換されることで、遊技
者は多量の賞球を獲得可能となるのである。また、特別
遊技においては、大入賞口33aへの入賞球数が所定個
数に達するか、変動入賞装置33の第2状態変換時間が
予め定めた所定時間(例えば30秒)に達するか、何れ
か最先の条件が満たされた時点で変動入賞装置33を第
1状態に復帰させるものとし、この間を1サイクルとし
て、例えば最高16サイクルまで更新可能な遊技内容の
特別遊技を行うものとしてある。このため、図1に示す
変動入賞装置33においては図示を省略したが、変動入
賞装置33の大入賞口33a内に通常入賞領域と継続入
賞領域とを設け、変動入賞装置33への入賞球を“通常
入賞球”と“継続入賞球”とに分別して入賞させる構成
としてあり、当該サイクル内に継続入賞球が検出される
ことをサイクル更新条件としてある。
【0025】また、上記のように構成した遊技盤10に
は、補助変動入賞装置34の第1特図始動口38aへ入
賞した球を検出する第1特図始動入賞球検出器41、第
2特図始動口38bへ入賞した球を検出する第2特図始
動入賞球検出器42、第3特図始動口38cへ入賞した
球を検出する第3特図始動入賞球検出器43、変動入賞
装置33内の継続入賞領域へ入賞した球を検出する継続
入賞球検出器44、変動入賞装置33内へ入賞した大入
賞口入賞球を一括して検出する大入賞口入賞球検出器4
5、第1普図始動ゲート36aへの通過入賞球を検出す
る第1普図始動ゲート通過球検出器46、第2普図始動
ゲート36bへの通過入賞球を検出する第2普図始動ゲ
ート通過球検出器47、第1一般入賞口11aへの入賞
球を検出する第1一般入賞球検出器48、第2一般入賞
口11bへの入賞球を検出する第2一般入賞球検出器4
9、第3一般入賞口11cへの入賞球を検出する第3一
般入賞球検出器50、第4一般入賞口11dへの入賞球
を検出する第4一般入賞球検出器51を夫々適宜な位置
に設けてあり、各検出器の検出出力は後述する電気的制
御装置へ供給される。
【0026】また、球供給皿16より発射球待機部17
へ供給された球は、打球発射機構(図1においては省
略)の作動杆の弾発部により弾発され、ガイドレール8
を介して遊技盤10の遊技部9へ到達する。このとき
に、各弾発球は発射センサ52によって検出されるもの
としてあり、発射球の計数値を電気的制御装置で演算可
能なようにしてある。また、弾発勢が弱かったために遊
技部9へ到達できなかった球は、ファール球として再び
ガイドレール8に沿って流下してくるが、このファール
球が後続の弾発球と衝突する不具合が生ずることの無い
ように、ファール球をファール球導出路53へ導いて、
例えば球受皿19へ排出する構成としてある。なお、こ
のファール球はファール球導出路53を通過する際に、
ファールセンサ54によって検出されるものとしてあ
り、このファール球数を発射球数の総数より減ずること
によって、実際の有効発射球数を求めることができる。
【0027】一方、遊技機1の裏面側(図3に示す)に
は、上記遊技盤10の遊技部9内へ弾球された球(セー
フ球およびアウト球)を回収して、適宜に処理すると共
に、各入賞球に応じた賞球の排出制御、プリペイドカー
ドに使用に基づいた遊技者の選択による球貸排出制御を
行えるように、各種の機能を備えた裏機構盤55を設け
てあり、該裏機構盤55の背面適所には、遊技盤10等
を制御するための電気的制御装置56、該電気的制御装
置56の収集した予備遊技、第1,第2補助遊技および
特別遊技に関連する管理情報を外部たる管理装置等へ出
力する第1ターミナル装置57a、該第1ターミナル装
置57aが取り扱う以外の管理情報を出力すると共に電
源ターミナルとしても機能する第2ターミナル装置57
b、賞球排出動作および貸球排出動作を併せて制御する
排出制御装置58が着脱可能に取り付けてある。そし
て、これら電気的制御装置56、第1,第2ターミナル
装置57a,57b、排出制御装置58、球貸制御装置
15は夫々接続線を介して機能的に接続してあり、各装
置間で信号の授受が可能なようにしてある。
【0028】また、第1ターミナル装置57aと第2タ
ーミナル装置57bには、外部接続コネクタ59a,5
9bを夫々設けてあり、この外部接続コネクタ59a,
59bを介して図示省略の管理装置等へ管理情報を供給
するのである。なお、球貸制御装置15と図示省略の球
貸管理装置とは、光通信等によって双方向通信が可能な
ように構成してあり、外部接続用のコネクタ等の代わり
にデータ送受信部59cを適所(図1においては前面側
上部)に備える。さらに、本実施例に係る遊技機1に
は、所謂打止め制御と関連させて打球発射機構を強制的
に停止させるための発射停止リレー60aを、例えば第
2ターミナル装置57bに備えるものとしてあり、打球
発射機構のロータリーソレノイド等を制御する発射制御
装置60bへの電源供給を上記発射停止リレー60aが
停止させることで、打球発射機構の作動を強制的に停止
させるのである。また、例えば遊技機1の裏面側下部
(図3参照)には、各種の遊技状態に応じた音声を出力
するためのスピーカ61を設けてある。
【0029】次に、上記裏機構盤55に設けた主な機能
の概略構成にき、図4に基づいて説明する。
【0030】上記遊技盤10の裏面に設けた入賞球集合
樋(図示省略)から流下してきた入賞球を受け得る所要
位置において上面が開成する入賞球案内樋62によっ
て、遊技盤10からの入賞球を集め、磁気センサ等より
なるセーフセンサ63へ導くための調流樋64へ入賞球
を整列状態で供給し、該調流樋64を通過する間に入賞
球は上記セーフセンサ63で1個宛検出され、調流樋6
4と接続する導出樋65から遊技機1外へ排出される。
【0031】なお、本実施例に係る遊技機1において
は、セーフセンサ63とは別途に、遊技盤10に設けた
各種入賞領域としての第1〜第4一般入賞口11a〜1
1dや変動入賞装置33等に夫々入賞球検出器を設けて
おき、当該入賞球の種別を個別に検出できるので、各入
賞領域への入賞数を個別に管理情報として取得すること
ができると共に、各入賞領域の種別に応じて排出賞球数
を異ならしめることができる。また、遊技盤10の背面
側に設ける入賞球集合樋を複数系統設ける場合には、各
入賞球集合樋と接続される入賞球案内樋を夫々構成し、
各入賞球案内樋に応じた2系統の流路を設けて、各流路
を通過する入賞球を異なるセーフセンサによって別途に
検出するように構成してもよい。
【0032】一方、アウト口14より遊技盤10の裏面
側へ導かれたアウト球は、アウト球導出路66を経て、
アウト球流下路67から遊技機1外へ排出される。尚、
アウト球流下路67には適宜な凹凸を設けることで、ア
ウト球の落下する勢いを減殺し、該アウト球が落下する
回収樋への衝撃を軽減するようにしてある。また、アウ
ト球流下路67の適所にはアウト球検出手段としてのア
ウトセンサ68を配設し、アウト球として回収された球
数を計数可能なようにしてある。
【0033】裏機構盤55の上部には遊技媒体たる球を
貯留するための球貯留タンク69を設けてあり、該球貯
留タンク69内の球は誘導樋70を経て、遊技媒体たる
球を排出する遊技球排出装置71へ供給される。上記球
貯留タンク69へは遊技機列より構成された島設備の球
供給樋より球供給されるものとしてあり、例えば各遊技
機1…を総括的に管理する管理装置の制御によって、球
が適宜に補給されるようにしてある。この球貯留タンク
69内の球数が不足したことを検出するための補給セン
サ72を、例えば誘導樋70の球流入部に配設してあ
り、上記補給センサ72が球不足を検出し、該検出情報
を管理装置が受信することによって、当該遊技機1の球
貯留タンク69への球補給が為されるのである。
【0034】遊技球排出装置71の内部には、上記誘導
樋70の球流路と連通する2条の流入樋73,73、該
流入樋73,73に続く調流樋74,74を形成してあ
り、調流樋74,74には、各々排出ストップ機構7
5,75と排出球の検出手段たる第1排出センサ76
a,第2排出センサ76bを適所に設けてある。尚、図
面に示す実施例においては、第1,第2排出センサ76
a,76bの適宜下流側に排出ストップ機構75,75
を配するものとし、第1,第2排出ソレノイド77a,
77bが適宜なリンク機構78,78を介して流下阻止
部材79,79を調流樋74,74から引き上げる方向
に回動させることで、球の流下を許容するものとしてあ
る。なお、本実施例の如く、遊技球排出装置71に2条
の球通路を設けると共に、各球通路に排出ストッパ機構
75,75および第1,第2排出センサ76a,76b
を設けた場合には、2つの遊技球排出機構を構成するこ
とができ、遊技球排出能力を向上させることが可能とな
る。
【0035】なお、上記のように構成した遊技球排出装
置71を用いて行う賞球排出動作もしくは貸球排出動作
において、遊技球の残数が半端な状態で第1,第2排出
ソレノイド77a,77bがオンすると、所定数の遊技
球排出を所定時間内に行えないために、一旦遊技球排出
動作を中断し、その後に排出用の球が補給された際に改
めて排出動作が再開されることとなるため、所定数の遊
技球排出を完了するまでに著しい時間差が生じ、遊技者
に不信感を与えることにもなりかねない。そこで、排出
用の球が不足した場合には、上記誘導樋70の補給セン
サ72がオンすることに基づいて出力される補給要求信
号を受けた管理装置が球補給制御を行うことで、当該遊
技機1への球補給が速やかに行われるため、通常はこの
ような半端球の排出動作が実行されることはないのであ
るが、管理装置の補給指令が遅れたり、補給センサ72
の故障で補給要求が為されなかった場合等を考慮して、
本実施例においては、第1半端センサ80a、第2半端
センサ80bを誘導樋70の下流側適所に設けておき、
該第1,第2半端センサ80a,80bがオンした場合
には、遊技球排出装置71による球排出動作を規制する
ように構成してある。
【0036】上記遊技球排出装置71の調流樋74,7
4下端に続く球排出樋81は、流入部82と、前面枠5
前面の球供給皿16につながる流下樋83を設けた排球
部84とから形成してあり、遊技球排出装置71の調流
樋74,74から流入した遊技球を突壁等に当てながら
流下樋83上に落とし、球供給口85へ球が供給される
ようにする。斯くして、球供給口85を介して排出球が
前面パネル7の前面側に位置する球供給皿16に排出さ
れるのである。
【0037】上記流下樋83の下部につながる分配樋8
6は前面枠5の前面下部の球受皿19につながり、球供
給皿16がパチンコ球で一杯になると前記流下樋83か
ら溢れたパチンコ球を球受皿19へ排出する。また、分
配樋86には流下樋83の直下方にて樋壁を兼ねる検知
片87に連動するスイッチたるオーバーフローセンサ8
8を設けてあり、分配樋86内がパチンコ球で一杯にな
った場合には、その押圧力で検知片87が押圧されて、
オーバーフローセンサ88がオン信号を出力するのであ
る。
【0038】球排出樋81の途中から分岐する球抜き樋
89の流入部には、例えば板状の球抜ゲート90を支軸
91によって回動自由に配設してあり、この球抜ゲート
90を回動させることによって、球抜き樋89への分岐
路を適宜開閉できるようにしてある。この球抜ゲート9
0は、樋壁の外部において支軸91と球抜ソレノイド9
2とを適宜なリンク93を介して接続し、上記球抜ソレ
ノイド92をオン・オフさせることによって、球抜ゲー
ト90を所望角度回動可能(流下樋83への流入口を閉
塞し得る状態と、球抜き樋89への流入口を閉塞し得る
状態とに変換可能)なようにしてある。なお、この球抜
き動作は、遊技機1の前面側から操作することでオンさ
せられる球抜きセンサ94の検出信号に基づいて行われ
る。
【0039】そして、球抜ソレノイド92へ通電する
と、球抜ソレノイド92のプランジャが引き上げられる
ためにリンク93が上動して、球抜ゲート90を流下樋
83側へ回動させることによって、球抜き樋89の流入
口を開成させる。なお、球抜ゲート90は球排出樋81
を塞ぐ位置(パチンコ球が通過不可能な状態となる位
置)まで回動されるものとしてある。また、球抜ソレノ
イド92への通電を断つと、バネ等より構成した適宜な
復元力により、球抜ゲート90が球抜き樋89の流入口
を閉塞する位置へ速やかに復帰する。
【0040】なお、球抜ゲート90が復帰する際に、球
抜ソレノイド92のプランジャが所定位置まで下降する
と、それ以上球抜ゲート90は回動できないので、球抜
ゲート90が球抜き樋89内へ大きく後退することはな
い。また、球抜ゲート90が所定位置に復帰した状態で
当接する適宜なストッパ等を設けるようにすれば、球抜
ゲート90が揺動運動するのを防げると共に、バネ等の
復帰力によって球抜ソレノイド92が破損する危険性を
も小ならしめることができる。
【0041】以上、裏機構盤55における球処理機能、
賞球排出動作もしくは貸球排出動作を行うための遊技媒
体排出機能、遊技球排出装置71から球貯留タンク69
にかけて貯留されている球を抜き取るための球抜機能等
について説明した。なお、球抜き樋89の下流側はアウ
ト球流下路67と合流させてあり、図示しない回収樋へ
導いて、パチンコ機列よりなる島設備の遊技球循環機構
へ還元し、回収された遊技球を研摩・清浄した後、再び
球貯留タンク69へ供給するのである。
【0042】また、遊技機1の裏面側下部の、例えば操
作ハンドル18と対応する位置には、遊技球を連続発射
するための打球発射機構を設けてあり、該打球発射機構
の電気的駆動源としてのモータの回転運動を発射杵95
の往復回動運動に変換させ、該発射杵95の端部に形成
した弾発部96(図3参照)で発射球待機部17に位置
する球を弾発し、発射レール97(図1参照)を介して
遊技盤10のガイドレール8へと弾き出し、遊技盤10
の遊技部9へ到達させるのである。なお、打球発射機構
は操作ハンドル18の回動量に応じて打球の発射勢を調
整可能なように構成してある。また、打球発射機構の電
気的駆動源はモータに限らず、ロータリーソレノイド等
を用いて構成する場合もある。
【0043】次に、上記した電気的制御装置56の入出
力に関連したI/Oブロック図(図5)に基づいて、各
種信号の入出力について説明する。
【0044】電気的制御装置56は、中央演算装置(C
PU98)及び記憶装置(ROM99、RAM100)
を主な構成要素とし、CPU98には電源を供給する電
源回路101、クロックを供給する分周回路102、音
声発生のためのサウンドジェネレータ103等が連絡し
ている。また、サウンドジェネレータ103はアンプ1
04を介してスピーカ61に連絡していて、遊技の効果
音等を発生する。
【0045】また、CPU98へはバッファゲート10
5及びローパスフィルタ106を介して、第1特図始動
入賞球検出器41、第2特図始動入賞球検出器42、第
3特図始動入賞球検出器43、継続入賞球検出器44、
大入賞口入賞球検出器45、第1普図始動ゲート通過球
検出器46、第2普図始動ゲート通過球検出器47、排
出制御装置58等と連絡し、これらの検出器や装置から
の信号を受信する。
【0046】なお、図5に示すブロック図においては省
略したが、遊技機1の電気的制御装置56は、当該遊技
店の管理装置とも接続してあり、該管理装置より打止め
制御や管理情報要求等の指令信号を受信する。また、第
1〜第4一般入賞口11a〜11dへ入賞した球を夫々
検出する第1一般入賞球検出器48、第2一般入賞球検
出器49、第3一般入賞球検出器50、第4一般入賞球
検出器51よりの検出信号を、夫々電気的制御装置56
へ供給するようにしてもよい。
【0047】また、CPU98からは出力ポート107
及びドライバ108を介して信号を発信し、変動入賞装
置33の球受扉40の開閉動作を行うための駆動源たる
大入賞口ソレノイド109、補助変動入賞装置(普通電
動役物)34の球受片を左右に回動させるための駆動源
たる普電ソレノイド110、特別図柄表示装置32、普
通図柄表示装置35、特別図柄始動入賞記憶LED39
…、普図始動ゲート通過記憶LED37…、動作表示ラ
ンプ30へ信号を出力して、各種遊技装置等の動作制御
を行う。なお、本ブロック図においては図示を省略した
が、当該遊技機1の遊技状態等に関連した管理情報を電
気的制御装置56より管理装置へ出力する。
【0048】次に、排出制御装置58の入出力に関連し
た機能を図7に示すI/Oブロック図に基づいて説明す
る。なお、図7においては省略したが、排出制御装置5
8には、オーバーフローセンサ88、前面枠5や前面パ
ネル7が開放された状態を検出する枠センサ等とも接続
し、これらの検出情報に基づいて、排出制御装置58が
球排出動作を実行するか否かを判定するように構成する
場合もある。
【0049】この排出制御装置58の主要部は、例えば
ワンチップ・マイクロコンピュータ111より構成する
ものとしてあり、ワンチップ内にCPU,ROM,RA
Mが一体的に組み付けられ、電源回路112の供給電源
に基づいて動作すると共に、発振器113より入力され
るクロックを分周して用いる。また、上記ワンチップ・
マイクロコンピュータ111へ停電検出信号を出力する
停電検出回路114を設けてあり、上記電源回路112
よりワンチップ・マイクロコンピュータ111へ供給さ
れる電源電圧を常時監視し、該電源電圧がワンチップ・
マイクロコンピュータの動作を賄い得ない程低下した状
態(停電状態)を検出することで、停電検出信号を出力
するのである。
【0050】そして、上記ワンチップ・マイクロコンピ
ュータ111へは、ローパスフィルタ115を介して、
第1排出センサ76a、第2排出センサ76b、球抜セ
ンサ94、セーフセンサ63、オーバーフローセンサ8
8、半端センサ80、補給センサ72、発射センサ5
2、ファールセンサ54、アウトセンサ68、電気的制
御装置56、管理装置100、球貸制御装置15等より
信号を受ける。一方、上記ワンチップ・マイクロコンピ
ュータ111からは、ドライバ116を介して、第1排
出ソレノイド77a、第2排出ソレノイド77b、球抜
ソレノイド92、完了ランプ31、排出数表示器28、
電気的制御装置56、球貸制御装置15等へ信号を出力
する。なお、図6に示すブロック図においては省略した
が、排出制御装置58より発射停止リレー60、管理装
置等へも信号を出力するものとしてある。
【0051】次に、遊技機1の電気的制御装置56と排
出制御装置58における賞球排出機能についての要部
を、図7に示す機能ブロック図に基づいて詳細に説明す
る。なお、本ブロック図においては、電気的制御装置5
6の遊技制御に関連した諸機能や排出制御装置の貸球排
出機能等に関連した部分を省略してある。
【0052】先ず、遊技盤10の遊技部9内に設けられ
た各種入賞領域への入賞球を検出する入賞種別検出手段
117(図2においては、各入賞領域に設けた第1〜第
3始動入賞球検出器41〜43、継続入賞球検出器4
4、大入賞口入賞球検出器45等の検出器)より出力さ
れる入賞種別検出信号が、電気的制御装置56の第1賞
球排出数記憶手段118へ入力されるものとしてある。
そして、上記第1賞球排出数記憶手段118は、入賞種
別検出手段117より入力された入賞種別検出信号の示
す入賞球の種別に応じた賞球排出数を個別に記憶し、当
該賞球排出数を賞球排出数送信手段119へ送出するの
である。
【0053】なお、第1賞球排出数記憶手段118に複
数の賞球排出数記憶がある場合には、入賞種別検出手段
117より入力がある毎に予め定めた順番に賞球排出数
を送出する構成とすればよい。例えば、第1賞球排出数
記憶手段118が入賞球種別検出信号の入力された順に
賞球排出数を記憶し、最も古い賞球排出数記憶から賞球
排出数送信手段119へ出力するようにしてもよいし、
賞球排出数の種別に対して何らかの優先順位を設定して
おき、この優先順位に従って何れかの賞球排出数を優先
的に賞球排出数送信手段119へ出力するようにしても
よい。
【0054】一方、遊技機1の入賞球検出手段120
(全ての入賞領域へ入賞した球を一括して検出するもの
で、上記実施例においてはセーフセンサ63に該当す
る。なお、セーフセンサ63では第1,第2普図始動ゲ
ート36a,36bを通過入賞した球を検出できないの
で、これらの通過入賞球に対する賞球も行うように設定
した場合には、セーフセンサ63と第1,第2普図始動
ゲート通過球検出器46,47とで入賞球検出手段とし
て機能する。)より入力される入賞球検出信号は、排出
制御装置58の入賞球数記憶手段121へ入力されるも
のとしてあり、この入賞球数記憶手段121の入賞球記
憶に基づいて、排出排出制御装置58の賞球排出数要求
手段122が上記賞球排出数送信手段119へ賞球排出
数要求を行うのである。
【0055】すなわち、賞球排出の対象となる何れかの
入賞領域を通過する際に、各入賞球は入賞種別検出手段
117によって検出されることで、当該入賞球種別に応
じた賞球排出数が第1賞球排出数記憶手段118に記憶
保持され、上記入賞領域を通過した後に入賞球検出手段
120によって検出されることで、当該入賞球検出に基
づく入賞球検出記憶が入賞球数記憶121に記憶保持さ
れると共に、この入賞球検出記憶に基づいて賞球排出数
要求手段122より賞球排出数送信手段119へ賞球排
出数要求が為されると、上記第1賞球排出数記憶手段1
18より賞球排出数送信手段119に供給されていた賞
球排出数が、排出制御装置58内の第2賞球排出数記憶
手段123へ送信されるのである。なお、賞球排出数送
信手段119は賞球排出数の送信動作が完了する毎に第
1賞球排出数記憶手段118へリセット信号を送信する
ものとし、該リセット信号の入力に伴って第1賞球排出
数記憶手段118は当該賞球排出数の記憶を消去すると
共に、別の賞球排出数を賞球排出数送信手段119へ出
力するのである。
【0056】斯くして、第2賞球排出数記憶手段123
は、上記入賞種別検出手段117によって検出された入
賞球の種別に応じた賞球排出数を個別に記憶し、該第2
賞球排出数記憶手段が記憶する賞球排出数に基づいて、
排出動作制御手段124が遊技球排出装置71の動作制
御を行い、該遊技球排出装置71より所定数の賞球を排
出させるのである。
【0057】このように、全ての入賞領域へ入賞した球
を一括して検出する入賞球検出手段120を備えるもの
とし、該入賞球検出手段120が検出した入賞球と上記
入賞種別検出手段117が検出した入賞球種別とを照合
して決定された賞球排出数を第2賞球排出数記憶手段1
23が記憶保持するようにすれば、遊技者の不正行為に
起因して入賞種別検出手段117のみが動作したような
場合を検出することが可能となり、不正検出に基づく遊
技停止等を実行できる。なお、入賞種別検出手段117
によって検出されない入賞球(例えば、第1〜第4一般
入賞口への入賞球)に対しては、賞球排出数送信手段1
19が予め定められた賞球数を第2賞球排出数記憶手段
123へ送信するように構成してもよい。
【0058】上記第2賞球排出数記憶手段123は、賞
球排出数送信手段119より賞球数を受けると、入賞球
数記憶手段121へ記憶リセット信号を出力し、該記憶
リセット信号が入力されることで、賞球排出数要求手段
122への信号出力を停止すると共に、入賞球数記憶か
ら「1」減ずることで、処理済みの記憶(賞球排出数が
第2賞球排出数記憶手段123にセットされた記憶)を
リセットするのである。
【0059】また、第2賞球排出数記憶手段123の記
憶内容に基づく賞球排出動作が完了すると、排出動作制
御手段124は第2賞球排出数記憶手段123へ排出動
作完了信号を送出し、該排出動作完了信号の入力に伴っ
て、第2賞球排出数記憶手段123は、排出動作制御手
段124への信号出力を停止すると共に、この排出動作
が完了した賞球排出数についての記憶をリセットするの
である。
【0060】以上説明したように、本発明に係る遊技機
1においては、遊技盤10の遊技部9内に設けた各種の
入賞領域へ入賞した入賞球の種別を入賞球種別検出手段
117が検出し、該入賞球種別検出手段117によって
検出された入賞球の種別に応じた賞球排出数が、第2賞
球排出数記憶手段123に一旦記憶されることとなる。
したがって、賞球排出動作が完了するまで入賞球を一旦
貯留しておく従来の遊技機の如く、短時間に発生した大
量の入賞球を処理できない場合に、貯留している入賞球
が入賞球集合樋62から遊技盤10裏面側の入賞球集合
樋等にまで溢れてしまい、各入賞領域から入賞球集合樋
への入賞球受け入れを阻害してしまうような遊技上の不
都合が生ずることを未然に防止できる。
【0061】さらに、この第2賞球排出数記憶手段12
3に記憶されている賞球数記憶に基づいて、排出動作制
御手段124が遊技球排出装置71を制御し、賞球数記
憶に応じた賞球を排出させるので、第2排出数記憶手段
123と排出動作制御手段124を遊技機1の排出制御
装置58に設けることで、賞球数記憶に基づいた賞球数
排出処理を実現可能となる。したがって、遊技球を一旦
貯留する方式の従来の遊技機に対しても、当該入賞球に
基づく賞球数記憶を第2賞球排出数記憶手段123に記
憶保持させた後に当該入賞球を排出させる構成とすれ
ば、賞球排出動作未完了分の入賞球が大量に残留するこ
とを防止できる。よって、賞球数記憶に基づいた賞球排
出処理を実現できるので、本発明に係る第2賞球排出数
記憶手段123および排出動作制御手段124を備える
構成の排出制御装置58を用いれば、従来の遊技機のハ
ード構成を変更することなく、従来の遊技機とも互換性
を保持することが可能となる。
【0062】さらに、上記第2賞球排出数記憶手段12
3が複数の賞球排出数記憶を保持している場合、排出動
作制御手段124は、第2賞球排出数記憶手段123の
記憶が全てなくなるまで遊技球排出装置71に賞球排出
動作を連続して行わせることとなるが、一旦賞球排出動
作を行わせた後には、次の賞球排出動作を行わせるまで
の間に適宜なウエイトタイム(例えば、0.5秒)を生
ぜしめるものとしてある。斯くすることによって、遊技
者は賞球排出動作の回数を識別できると共に、遊技球排
出装置71に排出用の遊技球を補充するのに必要十分な
時間を確保できるのである。また、排出制御装置58が
賞球排出動作のみでなく貸球排出動作の制御も併せて行
う場合においては、遊技球排出装置71の各動作終了毎
にウエイトタイムを設けることで、賞球排出動作と貸球
排出動作の識別も可能となる。
【0063】しかして、上記排出制御手段58内には記
憶保護手段125を設けてあり、例えば上記排出制御装
置のI/Oブロック図(図6)において説明した停電検
出手段114が停電状態を検出することで、入賞球数記
憶手段121および第2賞球排出数記憶手段123の記
憶内容を保護するために、記憶保持に必要な電源供給を
行うものとし、電源供給停止から所定時間は第2賞球排
出数記憶手段123と入賞球数記憶手段121の記憶内
容をバックアップできるようにしてある。
【0064】したがって、本発明に係る遊技機1によれ
ば、第2賞球排出数記憶手段123に記憶保持された記
憶内容は、記憶保護手段125によって保護されるの
で、遊技中における不意の停電や故障の際にも、遊技者
が不利益を受けることなく、入賞球に応じた賞球を確実
に獲得することができる。なお、記憶保護手段125を
排出制御手段58のみに設ける場合に限らず、電気的制
御装置56にも記憶保護手段125′を設けるものとす
れば、第1賞球排出数記憶手段118の記憶内容に対す
る保護も確実ならしめることができ、賞球排出に関連し
た記憶のバックアップを一層完全なものとなし得る。ま
た、記憶保護手段125,125′は電源供給の可能な
ものに限らず、例えば不揮発性のメモリを用いるものと
して、各記憶内容を記憶保護手段に移し代えることで、
電源供給が停止された後にも、賞球排出動作に関連した
記憶内容を保護することが可能となる。
【0065】また、遊技盤10の種別に応じて個別に作
成される電気的制御装置56とは異なり、遊技機1で継
続使用される排出制御装置58は各種の電気的制御装置
56…と互換性を保持する必要があるので、第2賞球排
出数記憶手段123には予め各種の賞球排出数に対応し
た賞球排出数を個別に記憶できる記憶機能を確保してお
かなければならない。そのために、第2賞球排出数記憶
手段123には、賞球排出数ごとに予め定めた記憶エリ
アを複数設けておくものとし、賞球排出数記憶に応じた
記憶エリアに賞球排出数記憶をセットすることで、賞球
排出数を個別に記憶保持可能なようにするのである。
【0066】しかしながら、十数種類〜数十種類の賞球
排出数に対して夫々個別に記憶エリアを予め設けておく
場合には、第2賞球排出数記憶手段123の記憶容量を
高くせねばならず、効率的とはいえない。そこで、第2
賞球排出数記憶手段123内に、賞球排出数の記憶エリ
アを任意に作成可能な賞球排出数記憶領域作成手段12
6を設けておき、当該遊技盤10において設定されてい
る賞球排出数に応じた記憶エリアを賞球排出数記憶領域
作成手段126によって作成することで賞球排出数を個
別に記憶保持可能としてもよい。
【0067】また、排出動作制御手段124には、記憶
数判定手段127と排出間隔制御手段128とを設けて
あり、第2賞球排出数記憶手段123に記憶保持されて
いる未処理分の記憶数の残数レベルを記憶数判定手段1
27が判定し、この判定結果に基づいて、排出間隔制御
手段128が遊技球排出装置71を連続作動させる場合
のウエイトタイムを可変制御するようにしてある。例え
ば、第2賞球排出数記憶手段123に記憶保持されてい
る未処理分の総記憶数(賞球排出数の総計数値)が「5
0個」未満であれば第1レベル、「50個」以上「10
0個」未満であれば第2レベル、「100個」以上であ
れば第3レベルとし、第1レベルの場合にはウエイトタ
イムを0.5秒、第2レベルの場合にはウエイトタイム
を0.4秒、第3レベルの場合にはウエイトタイムを
0.3秒とする。斯くすることによって、第2賞球排出
数記憶手段123の総記憶数が多い場合には、ウエイト
タイムを短くして単位時間当りに行う賞球排出処理動作
回数を多くし、賞球排出処理を迅速且つ円滑に行うよう
にするのである。
【0068】すなわち、本発明に係る遊技機1において
は、賞球排出数を第2賞球排出数記憶手段123に記憶
保持する構成としたので、従来のセーフ球貯留式の賞球
排出システムと異なり、未処理分の総賞球排出数を把握
することができるので、この未処理分の総記憶数に基づ
く記憶数判定手段127の判定結果に応じて、排出間隔
制御手段128によるウエイトタイムの可変制御を行う
ことが可能となるのである。これにより、特別遊技で多
量の入賞球が発生して当該遊技機1の「打止め」等が実
行された場合に、処理分の入賞球に対する賞球排出動作
速度を向上させることで、遊技終了後に賞球排出動作を
完了するまでの時間を短縮することが可能となり、遊技
者は速やかに獲得球を景品に交換することができる。し
かも、打止め後における遊技機1の再稼働までの時間を
短縮することで、遊技店は遊技機1の稼働率を高めるこ
とが可能となる。なお、本実施例においては、記憶数の
残数レベルを第1〜第3レベルに設定するものとした
が、残数レベルを差らに細かく設定してもよいし、各レ
ベル毎のウエイトタイムも適宜に設定すればよい。
【0069】次に、上記のように構成した遊技機1にお
ける電気的制御装置56および排出制御装置58の制御
の流れを図8〜図29に示すフローチャートに基づいて
説明する。なお、本実施例においては省略したが、電気
的制御装置56および排出制御装置58は、当該遊技機
1の設置された遊技店の管理装置と双方向通信を行うも
のとしてあり、管理装置よりの各種指令信号を受けると
共に、当該遊技機1から収集・加工した各種の管理情報
を管理装置へ出力するのである。
【0070】先ず、電気的制御装置56の各制御処理に
ついて説明する。この電気的制御装置56は、例えば2
ミリ秒毎にリセットされるものとしてあり、リセットに
よって起動する毎に所定の処理手順に従ってルーチンワ
ークを行い、再び待機(リセット待ち)状態になる。な
お、開店等で当該遊技機1の電源が投入された際には、
RAMのクリアやフラグの初期設定等の初期化処理を行
い、その後に各処理へ移行する。
【0071】リセットによって再起動した際には、先ず
各種検出器の検出出力を処理する入力処理を行い、次い
で特別図柄表示装置32や変動入賞装置33や補助変動
入賞装置34や普通図柄表示装置35等の遊技装置を動
作制御することで適宜な遊技状態を生ぜしめる遊技処理
を行い、当該遊技機1に対して不正が為された状態を検
出すると共に、該不正状態を報知したり、不正状態が解
除されるまで当該遊技機1における遊技を不可能とした
りする不正処理を行う。次いで、電気的制御装置56よ
り遊技盤10の各種遊技装置や管理装置へ各種の信号を
出力する出力処理を行い、当該遊技状態に応じた動作音
や、各種の報知情報を可聴音として出力する音声出力処
理を行い、後に詳述する入力処理においてセットされた
賞球数を排出制御装置58へ送信する賞球数送信処理を
行い、電気的制御装置56内で用いる各種タイマを更新
して、待機状態となる。
【0072】上記入力処理においては、先ず、第1特図
始動入賞球検出器41、第2特図始動入賞球球検出器4
2、第3特図始動入賞球検出器43、継続入賞球検出器
44、大入賞口入賞球検出器45等の各センサの検出出
力、排出制御装置58からの制御指令を夫々読み込み、
入力の有無を判定する。
【0073】次いで、例えば第1〜第3特図始動入賞球
検出器41〜43がオンしていた場合には、「5個」入
賞球があったものと判定して、5個賞球記憶の記憶値に
「1」加算することで記憶値を更新し、大入賞口入賞球
検出器45がオンしていた場合には、「15個」入賞球
があったものと判定して、15個賞球記憶の記憶値に
「1」加算することで記憶値を更新する。
【0074】上記のようにして、各検出器の検出情報に
基づく賞球数の記憶更新処理を行った後には、排出制御
装置58からのデータを受信し、受信データの内容を判
定する。そして、賞球数が要求されていた場合には“賞
球数要求フラグ”をセットし、球貸音が要求されていた
場合には“球貸音要求フラグ”をセットし、5個排出音
が要求されていた場合には“5個排出音要求フラグ”を
セットし、10個排出音が要求されていた場合には“1
0個排出音要求フラグ”をセットし、15個排出音が要
求されていた場合には“15個排出音要求フラグ”をセ
ットして、当該入力処理を終了する。
【0075】次に、上記入力処理において各種音要求フ
ラグがセットされることに基づく遊技球の排出音や当該
遊技機1の遊技状態に応じた各種の音声出力を行う音声
処理について説明する。
【0076】先ず、“球貸音出力フラグ”、“5個排出
音出力フラグ”、“15個排出音出力フラグ”、“10
個排出音出力フラグ”がセットされているか否かを判定
し、何れのフラグもセットされていなければ、上記入力
処理において“球貸音要求フラグ”、“5個排出音要求
フラグ”、“10個排出音要求フラグ”、“15個排出
音要求フラグ”がセットされているか否かを判定し、何
れのフラグもセットされていなければ、遊技処理におい
て遊技音要求(当該遊技機1の遊技状態に応じた適宜な
遊技音の要求で、例えば予備遊技、第1,第2補助遊
技、特別遊技等における遊技状態を報知するために行
う)が為されているか否かを判定し、この遊技音要求も
為されていなければ、そのまま当該音声出力処理を一旦
終了する。一方、遊技音要求が為されていた場合には、
要求された遊技音に対応する遊技音のデータをセット
し、セットされた遊技音に応じた効果音を出力する。
【0077】また、入力処理において“球貸音要求フラ
グ”がセットされていた場合には、球貸音データをセッ
トすると共に、該音声出力時間を計時するための音声出
力タイマ(例えば1秒)をセットし、“球貸音出力フラ
グ”をセットして、当該球貸音データに応じた効果音出
力を行う。なお、球貸音出力の際に、上記した遊技音が
出力されていた場合には、両効果音を合成出力するよう
にしてもよいし、効果音の重要度に応じて何れかの効果
音を優先的に出力するようにしてもよい。そして、“球
貸音出力フラグ”がセットされた後における音声出力処
理においては、上記音声出力タイマがタイムアップした
か否かを判定し、音声出力タイマがタイムアップする
と、“球貸音要求フラグ”および“球貸音出力フラグ”
をリセットして、当該音声出力処理を終了する。
【0078】さらに、“球貸音要求フラグ”がセットさ
れていない場合には“5個排出音要求フラグ”がセット
されているか否かを判定し、“5個排出音要求フラグ”
がセットされていた場合には、5個排出音データをセッ
トすると共に音声出力タイマ(例えば200ミリ秒)を
セットし、“5個排出音出力フラグ”をセットし、当該
5個排出音データに応じた効果音を出力する。そして、
“5個排出音出力フラグ”がセットされた後における音
声出力処理においては、上記音声出力タイマがタイムア
ップしたか否かを判定し、音声出力タイマがタイムアッ
プすると、“5個排出音要求フラグ”および“5個排出
音出力フラグ”をリセットして、当該音声出力処理を終
了する。
【0079】また、“球貸音要求フラグ”も“5個排出
音要求フラグ”もセットされていない場合には“10個
排出音要求フラグ”がセットされているか否かを判定
し、“10個排出音要求フラグ”がセットされていた場
合には、10個排出音データをセットすると共に音声出
力タイマ(例えば400ミリ秒)をセットし、“10個
排出音出力フラグ”をセットし、当該10個排出音デー
タに応じた効果音を出力する。そして、“10個排出音
出力フラグ”がセットされた後における音声出力処理に
おいては、上記音声出力タイマがタイムアップしたか否
かを判定し、音声出力タイマがタイムアップすると、
“10個排出音要求フラグ”および“10個排出音出力
フラグ”をリセットして、当該音声出力処理を終了す
る。
【0080】一方、“球貸音要求フラグ”も“5個排出
音要求フラグ”も“10個排出音要求フラグ”もセット
されていない場合には“15個排出音要求フラグ”がセ
ットされているか否かを判定し、“15個排出音要求フ
ラグ”がセットされていた場合には、15個排出音デー
タをセットすると共に音声出力タイマ(例えば600ミ
リ秒)をセットし、“15個排出音出力フラグ”をセッ
トし、当該15個排出音データに応じた効果音を出力す
る。そして、“15個排出音出力フラグ”がセットされ
た後における音声出力処理においては、上記音声出力タ
イマがタイムアップしたか否かを判定し、音声出力タイ
マがタイムアップすると、“15個排出音要求フラグ”
および“15個排出音出力フラグ”をリセットして、当
該音声出力処理を終了する。
【0081】なお、上記音声出力処理においては、球貸
排出、5個賞球排出、10個賞球排出、15個賞球排出
に応じて、夫々音声出力時間を電気的制御装置56側で
判断し、夫々音声出力タイマのセット時間を変えてセッ
トすることにより、当該遊技盤10の種別に応じた独自
の貸球排出音および賞球排出音の出力時間を設定するこ
とができる。また、排出制御装置58側より排出音要求
と共に排出音の出力時間を併せて出力するようにすれ
ば、遊技盤10の種別に拘りなく貸球排出音および賞球
排出音の出力時間を一定に保持することができ、全遊技
機1…における排出音の出力時間を統一することができ
る。
【0082】次に、排出制御装置58が賞球排出を行う
に際して、排出制御装置58が当該入賞球に応じた排出
賞球数を電気的制御装置56へ要求することに基づい
て、当該排出賞球数を電気的制御装置56より排出制御
装置58へ送信するための賞球数送信処理を説明する。
【0083】この賞球数送信処理においては、上記入力
処理において“賞球数要求フラグ”がセットされている
か否かを判定し、“賞球数要求フラグ”がセットされて
いなければ、そのまま賞球数送信処理を終了する。一
方、“賞球数要求フラグ”がセットされていた場合に
は、“賞球数送信フラグ”がセットされているか否かを
判定し、“賞球数送信フラグ”がセットされていなけれ
ば、先ず5個賞球記憶がセットされているか否かを判定
する。そして、5個賞球数記憶が有れば、5個賞球デー
タをセットすると共に5個賞球記憶から「1」減ずるこ
とによって5個賞球記憶を更新し、“賞球数送信フラ
グ”をセットして、5個賞球データを排出制御装置58
へ送出する送信処理を行う。斯くして、“賞球数送信フ
ラグ”がセットされた後に行われる賞球数送信処理にお
いては、上記のようにセットされた5個賞球データの送
信が終了したか否かを判定し、未だ送信が終了していな
ければ送信処理を継続し、送信が終了すると、“賞球数
送信フラグ”および“賞球数要求フラグ”をリセットし
て、当該賞球数送信処理を終了する。
【0084】また、5個賞球記憶が無かった場合には、
15個賞球記憶があるか否かを判定し、15個賞球記憶
があった場合には、15個賞球データをセットすると共
に15個賞球記憶から「1」減ずることで15個賞球記
憶を更新し、“賞球数送信フラグ”をセットして、15
個賞球データを排出制御装置58へ送出する送信処理を
行う。斯くして、“賞球数送信フラグ”がセットされた
後に行われる賞球数送信処理においては、上記のように
セットされた15個賞球データの送信が終了したか否か
を判定し、未だ送信が終了していなければ送信処理を継
続し、送信が終了すると、“賞球数送信フラグ”および
“賞球数要求フラグ”をリセットして、当該賞球数送信
処理を終了する。
【0085】一方、5個賞球記憶も15個賞球記憶も無
い場合には、10個賞球データをセットし、“賞球数送
信フラグ”をセットして、10個賞球データを排出制御
装置58へ送出する送信処理を行う。斯くして、“賞球
数送信フラグ”がセットされた後に行われる賞球数送信
処理においては、上記のようにセットされた10個賞球
データの送信が終了したか否かを判定し、未だ送信が終
了していなければ送信処理を継続し、送信が終了する
と、“賞球数送信フラグ”および“賞球数要求フラグ”
をリセットして、当該賞球数送信処理を終了する。
【0086】なお、本実施例においては、入力処理にお
いて5個賞球記憶と15個賞球記憶のみを記憶する構成
としたので、これらに記憶されていないものは一律に1
0個賞球と判定するものと設定したので、5個賞球記憶
と15個賞球記憶が共に無い場合に10個賞球データを
セットする構成としたが、賞球データの設定法はこれに
限定されるものではない。例えば、上記入力処理におい
て10個賞球記憶(例えば第1〜第4一般入賞球検出器
48〜51の検出記憶)も記憶保持するものとし、セー
フセンサ63の検出した入賞球数と逐一照合するように
構成すれば、不正に入賞種別検出手段117がオンさせ
られたような場合を確実に検出可能となる。斯くした場
合には、例えば、賞球数データをセットせずに「異常デ
ータ」をセットし、該異常データを排出制御装置58へ
出力することで、当該賞球数要求は無効とするようにす
ればよい。また、当該遊技機1において不正状態が発生
した旨を視覚的・聴覚的に報知するようにしてもよい。
【0087】次に、排出制御装置58の遊技球排出制御
に関連した処理について説明する。なお、本実施例にお
いては省略したが、排出制御装置58は、管理装置より
制御指令を受信して、該指令に応じて遊技球排出に関連
した各種の管理情報を管理装置へ送信する。
【0088】排出制御装置58の起動に際して、先ず、
当該遊技機1に対する電源投入によるものか、停電復帰
によるものか(後述する停電割込処理において停電記憶
がセットされているか)を判定し、電源投入であれば各
種のフラグやタイマを初期化する。一方、停電復帰であ
れば、停電時の出力状態へ戻す(例えば、第1,第2排
出ソレノイド77a,77bをオン状態に復帰させた
り、排出数表示器28への表示出力を再開する)停電復
帰処理を行って、停電によって中断された際の各処理へ
戻る。
【0089】また、初期化処理を行った後には、後述す
る排出条件確認処理において“排出可能フラグ”がセッ
トされているか否かを判定し、“排出可能フラグ”がセ
ットされていなければ、他の処理を行わせない。一方、
排出条件が満たされていることで“排出可能フラグ”が
セットされていた場合には、後述する入力処理において
“球貸要求フラグ”がセットされているか否かを判定
し、“球貸要求フラグ”がセットされていなければ、賞
球排出に関する排出記憶の確認を行い、次いで排出記憶
の有無を判定し、排出記憶もなければ、再び“排出可能
フラグ”のセット状態を確認する。
【0090】ここで、“球貸要求フラグ”がセットされ
ていれば、球貸レートに基づいて所定の排出数(例えば
25個)を排出カウンタにセットし、球貸排出処理を行
う。さらに、“球貸要求フラグ”はセットされていない
が、排出記憶を確認した結果、排出記憶が有った場合に
は、排出記憶に応じた排出数を排出カウンタにセット
し、賞球排出に供される当該排出記憶をリセットして排
出記憶を更新し、賞球排出処理を行う。なお、排出記憶
の確認に際しては、複数の排出記憶がある場合を予め想
定して、排出記憶にセットされている記憶内容の全てを
確認するようにしてもよいし、予め設定された排出順に
従って排出記憶をシリアルに序列しておき、次回排出分
の排出記憶が有るか無いかのみを確認するようにしても
よい。また、全ての排出記憶を確認した場合には、予め
定めた順(例えば排出数の多いものや少ないものから
順)で賞球排出に供する排出記憶を選定するようにして
もよいし、電気的制御装置56より受信した順に排出記
憶を選定するようにしてもよい。或いは、賞球排出数ご
との排出記憶数に応じて、未処理分の排出記憶が多い排
出記憶から順次処理するようにしてもよい。
【0091】次に、貸球排出処理を説明する。先ず、貸
球排出処理においては、上記の如く貸球レートに基づい
て排出カウンタにセットした排出数を「排出データエリ
ア」にセットし、“貸球開始フラグ”および“貸球中フ
ラグ”をセットし、第1,第2排出ソレノイド77a,
77bをオンにして、球貸制御装置15へ貸球排出信号
を送信する。
【0092】次いで、“排出終了フラグ”がセットされ
ているか否かを判定し、“排出終了フラグ”がセットさ
れていなければ、排出カウンタのカウント値が「0」か
否かを判定し、未だ排出カウンタのカウント値が「0」
になっていなければ、“排出立上りフラグ”(後述する
入力処理において、遊技球排出装置71の第1,第2排
出センサ76a,76bがオンすることによってセット
されるフラグ)がセットされているか否かを判定する。
なお、本フローチャートに示す実施例においては省略し
たが、遊技球排出装置71内で球詰まりが生ずることで
遊技球の排出が円滑に行われなくなった状態を検出する
ための排出タイマ(例えば3秒)をセットするようにし
てもよい。斯くすれば、排出タイマがタイムアップする
前に遊技球が排出されない場合を排出エラー状態として
検出することが可能となる。
【0093】そして、遊技球排出装置71より遊技球が
排出されることに基づいて“排出立上りフラグ”がセッ
トされると、該“排出立上りフラグ”をリセットすると
共に、上記排出カウンタのカウント値から「1」減ずる
ことによって排出カウント値を更新し、“排出立上りフ
ラグ”をリセットする。上記のようにして、遊技球排出
装置71より所定数の貸球排出動作が行われることで、
排出カウンタのカウント値が「0」になると、第1,第
2排出ソレノイド77a,77bをオフにし、“貸球終
了フラグ”をセットし、排出ウエイトタイマ(例えば5
00ミリ秒)をセットし、球貸制御装置15への貸球排
出信号をオフにする。なお、上記した実施例の如く2つ
の遊技球排出機構を備える遊技球排出装置71を用いる
場合には、各遊技球排出機構の停止タイミングを適宜に
変更して、奇数個の貸球を排出できるようにしたり、2
つの遊技球排出機構を交互に用いて貸球排出動作を行わ
せるようにしてもよい。
【0094】斯くして、“貸球終了フラグ”がセットさ
れた後においては、排出ウエイトタイマがタイムアップ
したか否かを判定し、排出ウエイトタイマがタイムアッ
プすると、“貸球終了フラグ”および“貸球中フラグ”
をリセットして、貸球排出処理を終了する。また、貸球
排出動作を行っている間に球貸制御装置15より貸球排
出要求を受けることに基づいて、“貸球要求フラグ”が
セットされていた場合には、再び上記と同様の処理を行
うことによって、貸球排出処理が行われるのである。
【0095】次に、賞球排出処理について説明する。先
ず、賞球排出処理においては、上記の如く排出記憶に基
づいて排出カウンタにセットした排出数を「排出データ
エリア」にセットし、“賞球開始フラグ”および“賞球
中フラグ”をセットし、第1,第2排出ソレノイド77
a,77bをオンにする。
【0096】次いで、“排出終了フラグ”がセットされ
ているか否かを判定し、“排出終了フラグ”がセットさ
れていなければ、排出カウンタのカウント値が「0」か
否かを判定し、未だ排出カウンタのカウント値が「0」
になっていなければ、“排出立上りフラグ”がセットさ
れているか否かを判定する。
【0097】そして、遊技球排出装置71より遊技球が
排出されることに基づいて“排出立上りフラグ”がセッ
トされると、該“排出立上りフラグ”をリセットすると
共に、上記排出カウンタのカウント値から「1」減ずる
ことによって排出カウント値を更新し、“排出立上りフ
ラグ”をリセットする。上記のようにして、遊技球排出
装置71より所定数の貸球排出動作が行われることで、
排出カウンタのカウント値が「0」になると、第1,第
2排出ソレノイド77a,77bをオフにして、“排出
終了フラグ”をセットし、ウエイトタイマセット処理を
行う。
【0098】上記ウエイトタイマセット処理とは、賞球
排出動作を連続して行う場合における排出動作間隔を設
定するためのものである。このウエイトタイマセット処
理においては、先ず記憶数の確認を行い、未処理分の入
賞記憶に基づく賞球排出数の総数たる総記憶数が100
以上であるか否かを判定し、100以上であれば、排出
ウエイトタイマを300ミリ秒にセットする。一方、総
記憶数が100未満であった場合には、次いで総記憶数
が50以上であるか否かを判定し、50以上であれば、
排出ウエイトタイマを400ミリ秒にセットする。ま
た、賞記憶数が50未満であった場合には、排出ウエイ
トタイマを500ミリ秒にセットする。斯くすることに
よって、未処理分の賞球排出数が多い場合には排出ウエ
イトタイムを短く設定して賞球排出動作の迅速化を図る
ことができる。
【0099】上記のようにして“排出終了フラグ”がセ
ットされた後においては、排出ウエイトタイマがタイム
アップしたか否かを判定し、排出ウエイトタイマがタイ
ムアップすると、“排出終了フラグ”および“賞球中フ
ラグ”をリセットして、賞球排出処理を終了する。ま
た、賞球に関する排出記憶が残っていた場合には、再び
上記と同様の処理を行うことによって、賞球排出処理が
行われるのである。
【0100】また、排出制御装置58においては、所定
時間(例えば1ミリ秒)毎にタイマ割込処理を行うもの
とし、このタイマ割込処理においては、入力処理、補給
処理、排出条件確認処理、賞球数要求処理、排出音要求
処理、排出表示処理、記憶表示処理、送信処理を夫々行
い、各処理で使用する計時タイマの経過時間を更新させ
るものとしてある。
【0101】次に、入力処理を説明する。この入力処理
においては、先ず各種検出器のセンサ出力を読み込むと
共に、電気的制御装置56からの入力データ等を読み込
み、これらの検出情報や入力データ等を判定する。
【0102】上記のようにして入力読み込み及び判定を
行った結果、セーフセンサ63より検出出力が入力され
ていた場合には、セーフ記憶に「1」加算することでセ
ーフ記憶を更新する。また、補給センサ72がオンして
いれば、遊技球排出装置71へ供給するための排出待機
球の残数が不足しているものとして、“補給要求フラ
グ”をセットし、補給センサ72の検出出力が入力され
ていなければ、“補給要求フラグ”をリセットする。な
お、“補給要求フラグ”をセットするに際しては、単純
に補給センサ72のオン状態検出に限らず、補給の必要
がある否かを判定し、補給の必要があると判定した場合
に“補給要求フラグ”をセットするようにしてもよい。
例えば、管理装置よりの打止め指令を受けていたり、球
抜排出処理(本実施例においては省略したが、当該遊技
機1の貯留球を抜き取るための処理)の実行中であれ
ば、貯留球が不足していても、補給を受ける必要がない
ので、斯かる諸条件も加味して補給が必要か否かを判定
することが望ましい。
【0103】次に、遊技球排出装置71の第1,第2排
出センサ76a,76bより入力される検出信号の信号
レベルが立ち上がったか(ローレベルからハイレベルに
反転したか)否かを判定し、立ち上がっていれば“排出
立上りフラグ”をセットすると共に“排出立下りフラ
グ”をリセットする。また、第1,第2排出センサ76
a,76bより入力される検出信号の信号レベルが立ち
下がっているか(ハイレベルからローレベルに反転した
か)否かを判定し、立ち下がっていれば“排出立下りフ
ラグ”をセットする。なお、遊技球排出装置71より球
排出を行う場合、第1,第2排出センサ76a,76b
に排出球が到達した際に検出出力が立ち上がり、排出球
が第1,第2排出センサ76a,76bから抜け出した
際に検出出力が立ち下がるので、排出立上りフラグと排
出立下りフラグとは交互にセット・リセットされること
となるが、排出立上りフラグは上記した貸球排出処理も
しくは賞球排出処理においてリセットされる。
【0104】次いで、球貸制御装置15からの信号を読
み込み、当該指令信号の指令内容を判定し、球貸要求に
つい打ての指令でなければ、“貸球要求フラグ”をリセ
ットする。一方、球貸制御装置15よりの指令が球貸要
求であれば、“貸球要求フラグ”をセットし、該“貸球
要求フラグ”に基づいて、上記した貸球排出処理が実行
されるのである。
【0105】次に、電気的制御装置56からのデータ信
号を受信すると共に該受信データの種別を判定し、この
判定したデータ中にて賞球数が有るか否かを判定し、賞
球数データを受信していないと判断した場合には、その
まま入力処理を一旦終了する。一方、賞球数についての
データを受信していると判断すれば、当該賞球数につい
ての排出数記憶領域があるか否かを判定し、既に該当す
る排出数記憶領域が作成されている場合には当該排出数
記憶の記憶値に「1」加算することで排出数記憶を更新
し、未だ排出数記憶領域が作成されていない場合には該
当する排出数記憶領域を作成し、作成した排出数記憶領
域に「1」加算することで排出数記憶を更新する。
【0106】なお、斯かる処理法を採ったのは、予め全
ての排出数に対応する排出数記憶領域を設けておくより
も、必要なときに必要な排出数記憶領域を作成して、該
記憶領域に排出数を記憶させて行くことが効率的である
と共に、排出数記憶のために予め用意する記憶手段(メ
モリ)の容量を少なくすることができるからである。し
かも、予め予想される全ての排出数についての記憶領域
を形成しておき、これら全ての記憶領域の記憶内容を総
当たりで確認する方式を採ると、当該遊技盤10の種別
においては使用されない排出数についての記憶領域も確
認することとなるために、排出記憶の確認を行う際の動
作速度が遅くなってしまうので、本実施例の如く必要な
記憶領域を順次作成すると共に排出記憶を更新して行く
ことで、処理速度の向上も期せるのである。また、賞球
数に応じて作成した排出記憶領域は、電源投入時の初期
化処理によってクリアされるものとし、不要となった排
出数記憶領域が残ることもない。
【0107】管理装置へ球補給を要求するための補給処
理においては、先ず上記入力処理において“補給要求フ
ラグ”がセットされているか否かを判定し、“補給要求
フラグ”がセットされていた場合には管理装置へ補給信
号を出力(例えば補給信号の信号レベルをハイレベルに
反転)し、当該遊技機1への球補給を促す。一方、“補
給要求フラグ”がセットされていななかった場合には補
給信号を出力しない(例えば補給信号の信号レベルをロ
ーレベルに反転もしくはローレベルを保持する)。
【0108】また、排出条件確認処理においては、当該
遊技機1の遊技球排出装置71による遊技球排出動作を
行うことが可能な状態であるか否かを確認するものであ
り、この排出可能条件を満たす状態とは、例えば、第
1,第2半端センサ80a,80bがオンしていない状
態(遊技球排出装置71へ供給し得る十分な排出待機球
が残存している状態)、第1,第2排出センサ76a,
76bが排出待機用の球を検出している状態(遊技球排
出装置71内で球詰まり等が生ずることで適正な球排出
動作が不可能な状態になっていない状態)、賞球排出動
作もしくは貸球排出動作が実行されていない状態、適正
な遊技球排出動作を実行できずに排出エラーが生じた状
態(本実施例のフローチャートにおいては省略したが、
排出エラーが生ずることに基づいて“排出エラーフラ
グ”がセットされている状態)、球抜排出動作を実行し
ていない状態である。
【0109】そして、これらの排出条件を確認すべく、
第1,第2半端センサ80a,80bがオフ状態である
か否か、第1,第2排出センサ76a,76bが排出待
機球の非検出状態であるか否か、遊技球排出装置71が
球排出動作の実行中であるか否か、排出エラー中である
か否か、球抜中であるか否かを夫々判定して行き、これ
ら判定条件のうち何れか1つの条件でも満たされた場合
には、“排出可能フラグ”をリセットすることで、貸球
排出処理も賞球排出処理も実行不可能とするのである。
一方、上記全ての条件が満たされていなかった場合(全
ての排出可能条件が満たされていた場合)には、“排出
可能フラグ”をセットすることにより、球貸要求に基づ
く貸球排出動作や賞球排出用の排出記憶に基づく賞球排
出動作を行うことができるのである。
【0110】なお、排出可能条件は上記のものに限ら
ず、当該遊技機1の検出可能な状態に応じて適宜に設定
してもよい。例えば、前面パネル7が閉成している状態
(遊技球排出装置71より排出された排出球が球供給皿
16に導出される状態)、オーバーフローセンサ88が
オンしていない状態(球排出樋81の分配樋86内に遊
技球が充満していない状態)を排出可能条件として設定
してもよい。
【0111】また、賞球数要求処理においては、先ず
“賞球数要求フラグ”がセットされているか否かを判定
し、既に“賞球数要求フラグ”がセットされていた場合
には、そのまま賞球数要求処理を終了する。すなわち、
上記入力処理においてセーフセンサ63が検出したセー
フ球に対する賞球排出数を電気的制御装置56へ要求す
るための賞球数要求の送信(後述する送信処理において
行うデータ送信)が完了することで、当該“賞球数要求
フラグ”がリセットされるまで、他のセーフ記憶に基づ
く賞球数要求動作を規制するのである。
【0112】一方、“賞球数要求フラグ”がセットされ
ていなかった場合には、上記入力処理におけるセーフ球
検出に基づくセーフ記憶の有無を判定する。そして、セ
ーフ記憶が無ければそのまま賞球数要求処理を一旦終了
し、セーフ記憶が有った場合には、“賞球数要求フラ
グ”をセットすると共に、セーフ記憶の記憶値から
「1」減ずることによってセーフ記憶を更新する。
【0113】排出音要求処理においては、賞球排出動作
もしくは貸球排出動作を行うに際して、当該遊技球排出
動作を識別するための排出音出力を電気的制御装置56
へ要求するための“排出音要求フラグ”をセットする。
この排出音要求処理においては、先ず“排出音要求フラ
グ”がセットされているか否かを判定し、既に“排出音
要求フラグ”がセットされていた場合には、そのまま排
出音要求処理を終了する。
【0114】一方、“排出音要求フラグ”がセットされ
ていなかった場合には、賞球排出動作が開始されること
に基づいて“賞球開始フラグ”がセットされているか否
かを判定し、“賞球開始フラグ”がセットされていた場
合には“賞球開始フラグ”をリセットすると共に“排出
音要求フラグ“とをセットして当該排出音要求処理を一
旦終了する。また、“賞球開始フラグ”がセットされて
いなかった場合には、貸球排出動作が開始されることに
基づいて“貸球開始フラグ”がセットされているか否か
を判定し、“貸球開始フラグ”がセットされていた場合
には“貸球開始フラグ”をリセットすると共に“排出音
要求フラグ”をセットして当該排出音要求処理と一旦終
了する。斯くして、“排出音要求フラグ”がセットされ
た後に行われる送信処理においては、当該排出動作に適
合した排出音要求データが電気的制御装置56へ送信さ
れるようになるのである。
【0115】また、賞球排出もしくは貸球排出動作によ
って排出する遊技球の数を可視表示するための排出数表
示処理においては、先ず“賞球中フラグ”がセットされ
ている(賞球排出動作の実行中)か否かを判定し、“賞
球中フラグ”がセットされていた場合には、当該賞球排
出動作によって排出する賞球数についての賞球数データ
を排出数表示器28に表示出力するのである。一方、
“賞球中フラグ”がセットされていなかった場合には、
次いで“貸球中フラグ”がセットされているか(貸球排
出動作の実行中)か否かを判定し、“貸球中フラグ”が
セットされていた場合には、現在実行中の遊技球排出動
作が貸球排出である旨を排出数表示器28に可視表示す
る。なお、貸球排出動作によって排出される貸球数(例
えば25個)を排出数表示器28に表示するようにして
もよい。
【0116】未処理分の賞球排出数についての記憶を可
視表示する記憶表示処理においては、先ず“賞球中フラ
グ”もしくは“貸球中フラグ”がセットされているか否
かを判定し、何れか一方のフラグがセットされていた場
合には、上記排出数表示処理において排出数表示器28
に排出数等が表示されることとなるので、そのまま記憶
表示処理を一旦終了する。
【0117】そして、“賞球中フラグ”および“貸球中
フラグ”共にセットされていない場合には、上記入力処
理において電気的制御装置56より受信した賞球数毎に
記憶してある全ての排出数記憶を確認し、何れの排出数
記憶領域にも排出数記憶が無い場合には、そのまま当該
記憶表示処理を一旦終了する。一方、何れかの排出数記
憶領域に排出数記憶が有った場合には、排出数記憶の内
容を排出数表示器28に表示する。すなわち、複数の排
出記憶が存在することで賞球排出動作を連続させる場合
において、各排出動作の間に設けられるウエイトタイム
中に排出数記憶が表示されるのである。
【0118】なお、上記実施例の排出数表示器28(4
桁の可変表示器より構成した排出数表示手段)によって
排出記憶の内容を一度に表示することは困難であるが、
例えば、5個賞球の記憶数が“3”、10個賞球の記憶
数が“0”、15個賞球の記憶数が“1”の場合には、
「5−3,10−0,15−1」の表示をスクロールす
ることで、排出記憶内容の概要を遊技者に報知すること
が可能となる。また、排出数表示器28とは別途に排出
記憶表示器を設けておくように構成すれば、ウエイトタ
イム中以外でも排出記憶の可視表示を行うことが可能と
なる。
【0119】送信処理においては、先ず電気的制御装置
56よりデータを受信中であるか否かを判定し、電気的
制御装置56よりのデータを受信中であれば、そのまま
当該送信処理を一旦終了する。データ受信中でなけれ
ば、“送信中フラグ”がセットされているか否かを判定
し、“送信中フラグ”がセットされていなければ、排出
音要求データ(“排出音要求フラグ”をセットする際に
実行中の排出動作種別および排出数に応じた排出音を要
求するためのデータ)をセットすると共に“送信中フラ
グ”をセットする。また、“排出音要求フラグ”がセッ
トされていなければ、次いで“賞球数要求フラグ”がセ
ットされているか否かを判定し、“賞球数要求フラグ”
がセットされていれば、賞球数要求データをセットする
と共に“送信中フラグ”をセットする。
【0120】上記のようにして、“送信中フラグ”がセ
ットされた後においては、セットしたデータの送信を完
了したか否かを判定し、全データの送信を完了していな
ければデータ送信を続行し、データ送信が終了していれ
ば“送信中フラグ”および該当する要求フラグ(“排出
音要求フラグ”もしくは“賞球数要求フラグ”)をリセ
ットする。なお、“排出音要求フラグ”も“賞球数要求
フラグ”もセットされていなかった場合には、電気的制
御装置56への送信データが無いので、そのまま送信処
理を終了する。
【0121】また、本実施例の排出制御装置58におい
ては、停電時における各種記憶のバックアップを行うた
めに、例えば停電検出回路114が停電状態(ワンチッ
プ・マイクロコンピュータ111への供給電圧低下)を
検出することに基づいて、停電割込処理を行うものとし
てある。そして、この停電割込処理においては、排出制
御装置58より出力する各種の信号をオフにすると共
に、停電検出時(停電割込処理実行時)の各処理状態お
よび停電が発生した旨を記憶するのである。斯くするこ
とによって、停電復帰した際には、上記排出制御装置5
8のゼネラルフローチャートで示した如く、停電発生の
記憶に基づいて停電復帰と判定し、記憶している各処理
状態へ復帰させるのである。なお、停電割込処理の起動
に際しては、停電検出回路114の検出出力を用いる場
合に限らず、当該遊技機1へ供給される商用交流電源の
波形を監視し、当該交流電源の特定周波数(50Hzも
しくは60Hz)に応じた1サイクルに要する所定時間
を経過しても最大値(ピーク電圧)に達しない状態を停
電発生と判定するようにしても良いし、電源波形の波高
値(ピーク電圧)が所定値に満たない状態を停電発生と
判定するようにしても良い。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る遊技
機においては、遊技盤の遊技部内に設けた各種の入賞領
域へ入賞した入賞球の種別を入賞球種別検出手段が検出
し、該入賞球種別検出手段によって検出された入賞球の
種別に応じた賞球排出数が、賞球排出数記憶手段に一旦
記憶されることとなる。したがって、入賞球を一旦貯留
しておく従来の遊技機の如く、短時間に発生した大量の
入賞球を処理できない場合に、貯留している入賞球が遊
技盤の裏面側にまで溢れてしまい、各入賞領域からの入
賞球受け入れを阻害してしまうような遊技上の不都合が
生ずることを防止できる。
【0123】さらに、この賞球排出数記憶手段に記憶さ
れている賞球数記憶に基づいて、排出動作制御手段が遊
技球排出装置を制御し、賞球数記憶に応じた賞球を排出
させるので、排出数記憶手段と排出動作制御手段を遊技
機の排出制御装置等に設けることで、賞球数記憶に基づ
いた賞球数排出処理を実現できる。したがって、遊技球
を一旦貯留する方式の従来の遊技機においても、遊技機
のハード構成を変更することなく、賞球数記憶に基づい
た賞球排出処理を実現できるので、従来の遊技機とも互
換性を保持できる。
【0124】しかも、賞球排出数記憶手段に記憶保持さ
れた記憶内容は、記憶保護手段によって保護されるの
で、遊技中における不意の停電や故障の際にも、遊技者
が不利益を受けることなく、入賞球に応じた賞球を確実
に獲得できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機の正面図である。
【図2】遊技盤の裏面図である。
【図3】遊技機の裏面図である。
【図4】内部機構の概略を可視状態とした主枠の裏面図
である。
【図5】電気的制御装置の入出力に関連したI/Oブロ
ック図である。
【図6】排出制御装置の入出力に関連したI/Oブロッ
ク図である。
【図7】電気的制御装置と排出制御装置の賞球排出動作
に関連した機能を示すブロック構成図である。
【図8】電気的制御装置のゼネラルフローチャートであ
る。
【図9】電気的制御装置の入力処理の前段を示すフロー
チャートである。
【図10】電気的制御装置の入力処理の後段を示すフロ
ーチャートである。
【図11】電気的制御装置の音声出力処理の前段を示す
フローチャートである。
【図12】電気的制御装置の音声出力処理の中段を示す
フローチャートである。
【図13】電気的制御装置の音声出力処理の後段を示す
フローチャートである。
【図14】電気的制御装置の賞球数送信処理を示すフロ
ーチャートである。
【図15】排出制御装置のゼネラルフローチャートであ
る。
【図16】排出制御装置の貸球排出処理を示すフローチ
ャートである。
【図17】排出制御装置の賞球排出処理を示すフローチ
ャートである。
【図18】排出制御装置のウエイトタイマセット処理を
示すフローチャートである。
【図19】排出制御装置の割込処理を示すフローチャー
トである。
【図20】排出制御装置の入力処理の前段を示すフロー
チャートである。
【図21】排出制御装置の入力処理の後段を示すフロー
チャートである。
【図22】排出制御装置の補給処理を示すフローチャー
トである。
【図23】排出制御装置の排出条件確認処理を示すフロ
ーチャートである。
【図24】排出制御装置の賞球数要求処理を示すフロー
チャートである。
【図25】排出制御装置の排出音要求処理を示すフロー
チャートである。
【図26】排出制御装置の排出数表示処理を示すフロー
チャートである。
【図27】排出制御装置の記憶表示処理を示すフローチ
ャートである。
【図28】排出制御装置の送信処理を示すフローチャー
トである。
【図29】排出制御装置の停電割込処理を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 遊技機 9 遊技部 10 遊技盤 11 入賞具 33 変動入賞装置 33a 大入賞口 38a 第1特図始動口 38b 第2特図始動口 38c 第3特図始動口 41 第1特図始動入賞球検出器 42 第2特図始動入賞球検出器 43 第3特図始動入賞球検出器 45 大入賞口入賞球検出器 71 遊技球排出装置 117 入賞種別検出手段 123 第2賞球排出数記憶手段 124 排出動作制御手段 125 記憶保護手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤の遊技部内に設けた入賞領域へ入
    賞した入賞球の種別を検出する入賞種別検出手段と、 上記入賞種別検出手段によって検出された入賞球の種別
    に応じた賞球排出数を個別に記憶する賞球排出数記憶手
    段と、 上記賞球排出数記憶手段の記憶内容を保護する記憶保護
    手段と、 上記賞球排出数記憶手段が記憶する賞球排出数に基づい
    て、遊技球排出装置より賞球を排出させる排出動作制御
    手段と、 を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 全ての入賞領域へ入賞した球を一括して
    検出する入賞球検出手段を備え、上記入賞球検出手段が
    検出した入賞球と入賞種別検出手段が検出した入賞球種
    別とを照合して決定された賞球排出数を賞球排出数記憶
    手段が個別に記憶保持するようにしたことを特徴とする
    請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 上記賞球排出数記憶手段には、賞球排出
    数ごとに予め定めた記憶エリアを複数設けておき、賞球
    排出数に応じた記憶エリアに賞球排出数記憶をセットす
    ることで、賞球排出数を個別に記憶保持可能としたこと
    を特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 上記賞球排出数記憶手段には、賞球排出
    数の記憶エリアを任意に作成可能な賞球排出数記憶領域
    作成手段を設けておき、賞球数に応じた記憶エリアを上
    記賞球数記憶領域作成手段によって作成することで、賞
    球排出数を個別に記憶保持可能としたことを特徴とする
    請求項2に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 上記排出動作制御手段は、賞球排出数記
    憶手段が複数の賞球排出数記憶を保持していることに基
    づいて、遊技球排出装置に賞球排出動作を連続して行わ
    せる場合に、排出動作と排出動作との間にウエイトタイ
    ムを生ぜしめるようにしたことを特徴とする請求項1〜
    請求項4の何れかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 上記排出動作制御手段は、排出動作と排
    出動作との間に生ぜしめるウエイトタイムを可変制御可
    能な排出間隔制御手段と、賞球排出数記憶手段に記憶保
    持されている未処理分の記憶数の残数レベルを判定する
    記憶数判定手段とを備え、該記憶数判定手段によって判
    定された記憶数の残数レベルに応じて、上記排出間隔制
    御手段がウエイトタイムを可変制御するようにしたこと
    を特徴とする請求項5に記載の遊技機。
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