JPH0669921A - 通信ネットワーク - Google Patents

通信ネットワーク

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JPH0669921A
JPH0669921A JP4221232A JP22123292A JPH0669921A JP H0669921 A JPH0669921 A JP H0669921A JP 4221232 A JP4221232 A JP 4221232A JP 22123292 A JP22123292 A JP 22123292A JP H0669921 A JPH0669921 A JP H0669921A
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JP4221232A
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Inventor
Masafumi Ono
雅史 大野
Tatsuo Mochinaga
辰雄 持永
Yukito Maejima
幸仁 前島
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】リアルタイム性を要しない通信をサポートする
通信ネットワークにおいて、フレキシブルな帯域割当て
により、通信リソースの利用効率を向上する。 【構成】通信ノードは申告項目に基づいて、通信帯域の
時間割当てを決定し、時間割当ては通信ノード内の帯域
管理テーブル32に記憶され、通信ノードは帯域管理テ
ーブル32に従って、ホストに通信開始を通知し、この
通信を行なうための論理パスを設定する。更に、ホスト
の申告帯域とは異なる帯域を割当てた場合には、通信ノ
ードは、ホストが送信する情報を一旦ファイルシステム
に蓄積した後に、割当て帯域を用いて宛先ホストに蓄積
情報を転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のリアルタイム性
を要しない通信を同時にサポートする通信ネットワーク
に係り、特に、ユーザからの申告に基づいて通信帯域の
スケジューリングを行なうことで、通信リソースを効率
的に利用する通信ネットワークに関する。
【0002】
【従来の技術】ユーザからの申告に基づいて通信帯域の
スケジューリングを行なう技術については、NTT技術
参考資料「衛星ディジタル通信サービス」(昭和61年
9月)に類似の技術がある。この従来技術では、ユーザ
端末はネットワークに対して、通信開始日時,通信終了
日時,発着端末アドレス,通信属性(帯域,同報,対称
性)を指定して通信の予約申請を行なう。ネットワーク
は予約申請が発生した時点の帯域割当てのスケジュール
と予約申請の指定項目に基づいて、予約申請を受付ける
ことが可能か否かを判断する。予約申請を受付けること
が可能な場合には、ユーザ端末に対して予約番号を通知
する(予約登録)。
【0003】一方、指定項目の中の一つでも満足できな
い場合には、予約登録ができないことをユーザ端末に通
知する。例えば、あるユーザ端末が1992年7月11
日午前9時から同日午前9時30分まで1.5Mbps
帯域を予約しようとした時に、時間帯の空きが1Mbp
sであった場合には、この予約申請は却下される。予約
申請が却下されたホストは通信帯域を確保するために再
度予約申請を行なうことになる。この時、ネットワーク
に対して現在のスケジュールを照会することが可能であ
り(空き時間照会)、これによりホストは帯域が空いて
いる時間帯を確認した後に予約申請を行なうことができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術には以下
に示すような問題点があった。
【0005】第一に、上記従来技術では、ホストが申請
する通信開始時刻−通信終了時刻間に帯域が空いていな
い場合には、予約申請を即座に却下していた。例えば、
通信開始時刻が9時30分の予約が発生した時に、9時
30分に帯域が空いていなければ、仮に9時31分から
帯域が空いても予約申請は却下される。予約を却下され
たホストが9時31分からの帯域を予約する場合には、
空き時間照会/再申請という手順をふまなくてはならな
い。ネットワークが大規模になると予約申請/登録(却
下)が頻繁に行なわれるので、空き時間照会から再申請
の間に空き帯域が割当てられてしまうことは十分に考え
られる。すなわち、従来技術の様に開始時刻/終了時刻
をホストが指定する方式では、前記開始時刻/終了時刻
と帯域の空き時間のマッチングをとることが困難にな
る。従って、帯域割当てのために空き時間照会/再申請
を繰り返すことになり、ネットワークのスループットが
低下するという問題点があった。
【0006】第二に、従来技術では、ホストが申請した
帯域を保証することを前提として予約受付け判定を行な
うので、予約登録が可能な通信は空き帯域より小さい帯
域を申請してきたものに限られていた。ところが、リア
ルタイム性を要しない通信の場合はネットワーク内にホ
ストからの情報を蓄積し、ネットワークが融通可能な帯
域を用いて前記蓄積情報を転送することが出来る。従っ
て、申請された帯域が空き帯域よりも広い場合でも情報
転送が可能になり、より効率的な通信帯域のスケジュー
リングを行なうことが可能になる。従来技術において
は、ホストからの情報を蓄積する機能,ネットワークが
融通可能な帯域を用いて情報を転送する機能が考慮され
ていないので、リアルタイム性を要しない通信を前提と
した場合に効率的なスケジューリングを行なうことがで
きないという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記第一の課題を解決す
る手段として、ホストに使用帯域と使用時間をネットワ
ークに対して申告する手段を設け、ネットワークに前記
申告値に基づいて帯域の時間割当てを決定する手段と、
前記時間割当てに従って情報転送経路を設定し、更に、
前記ホストに対して通信開始を通知する手段を設ける。
【0008】前記第二の課題を解決する手段として、前
記ネットワークに前記ホストからの情報を蓄積する手段
と、自ネットワークのトラヒック負荷に対応してホスト
が申告した使用帯域とは異なる帯域を割当てる手段と、
申告帯域と割当て帯域の差分に相当する情報を前記蓄積
手段に、一旦、蓄積し、前記割当て帯域を用いて前記蓄
積情報を転送する手段を設ける。更に、前記ホスト間で
規定されている通信プロトコルを終端する手段をネット
ワークに設ける。
【0009】
【作用】第一の課題を解決する手段を用いた通信ネット
ワークでは、ホストからの時間帯の申告は開始時刻/終
了時刻ではなく使用時間なので、ネットワークは当該通
信の帯域を割当てるときに特定の時間帯に拘束されるこ
となく、申告帯域に見合う帯域が空いている任意の時間
帯に前記予約を割当てることが出来る。
【0010】第二の課題を解決する手段を用いた通信ネ
ットワークでは、発側ホストが申告した帯域とネットワ
ークが割当てた帯域が異なる場合でも、帯域の差分に相
当する情報を情報蓄積手段に蓄積することができる。蓄
積手段に蓄積された情報は割当て帯域を用いてネットワ
ーク内を転送される。以上の技術により、リアルタイム
性を要しない通信を前提とすれば、ホストが申告した帯
域を割当てることができなくてもホスト間通信を実現す
ることができる。本ネットワークでは、ユーザ(ホス
ト)が申告した帯域を不変として行ってきた従来の帯域
割当てに比べて、柔軟な帯域割当てが可能になるので、
効率的なネットワーク運用を行なうことが出来る。又、
通信プロトコルを終端する手段により、ホストが情報転
送に伴い制御情報(例えば、送達確認)を必要とする場
合には、受側ホストに代わってネットワークが制御情報
を返信することができる。これにより、ホスト間のコネ
クションが切断されることなく、ネットワーク内に情報
を蓄積することができる。
【0011】
【実施例】図2は本発明を適用した通信ネットワークの
一例である。図2において、通信ノード1,2,3は、
通信プロトコルを実装する機器(以下、ホストと称す)
7,8,9,10,11と、情報蓄積装置(以下、ファ
イルシステムと称す)4,5,6を、デジタル専用線1
2,13,14を介して接続する。ホスト7,8,9,
10,11間には通信ノード1,2,3により論理パス
が設定される。また、論理パスがリアルタイム性を要し
ない通信サービスをサポートする場合には、発側ホスト
から送信された情報は、一旦、ファイルシステム4,
5,6に蓄積される。この場合、ネットワークが管理す
る論理的パスは発側ホスト−ファイルシステムとファイ
ルシステム−受側ホストの少なくとも2種類になる。
尚、発側ホストと受側ホストの間にN個のファイルシス
テムが介在する場合には(N+1)種類になる。
【0012】ファイルシステム4,5,6はホスト間の
ユーザ情報を蓄積するだけでなく、ホストに実装されて
いる通信プロトコルを終端する場合もある。具体的に
は、サービスを実現するためにホスト間で規定されてい
る通信プロトコルにおいて、情報転送に伴い制御情報
(例えば、送達確認)をやりとりする場合には、ファイ
ルシステム4,5,6はプロトコルを終端する。例え
ば、パケット通信のように発側ホストが情報(パケッ
ト)を送信する度に、受側ホストが送達確認を返信する
ようなサービスをサポートする場合には、ファイルシス
テム4,5,6は発側ホストが送信したパケットを認識
し、当該パケットの送達確認を受側ホストに代わって返
信する。このような場合には、ファイルシステム4,
5,6はサービスを実現するためにホストに実装されて
いるプロトコルを実装し、終端する。
【0013】情報転送に伴う制御情報のやりとりがアプ
リケーションレイヤで規定されている場合には、ファイ
ルシステム4,5,6はアプリケーションレイヤまでを
終端する。一方、ホスト間で規定されている通信プロト
コルに制御情報のやりとりがない場合(例えば、発側ホ
ストが通信完了まで情報を送信し続けるサービスをサポ
ートする場合)には、ファイルシステム4,5,6はネ
ットワークから転送される情報を蓄積する機能だけを有
する。即ち、ファイルシステム4,5,6が実装するプ
ロトコルは、ネットワーク内の情報転送プロトコルだけ
であり、ホストに実装されている通信プロトコルは実装
しない。
【0014】帯域管理システム15はホストからの通信
帯域の予約申請に対し、各通信の使用帯域,開始/終了
時刻を明確に定めた帯域割当てを行なう。本実施例の帯
域管理システムは独立したハードウェアに実装されてい
るものではなく、実際にホストに対して帯域を割当てる
のはホストを収容する通信ノードである。本実施例で
は、通信ノードが収容するホストに対して割当てた帯域
をその他の通信ノードに通知することにより、ネットワ
ーク全体として一つの帯域管理システムを構築する。
【0015】図3は本実施例における通信ノード1のモ
ジュールのブロック図である。図3において、通信ノー
ド1は加入者インタフェース(以下LIF)16,1
7,伝送インタフェース(以下TRK)18,19,フ
ァイルシステムインタフェース(以下FIF)20,中
央制御装置(以下CPU)21,交換部(以下SW)22
から構成される。
【0016】LIF16,17はホスト7,8からの情
報をATM(Asynchronous TransferMode:非同期転送モ
ード)セル化して、SW22に送信する。更に、SW2
2から受信したセルからユーザ情報を生成し、ホスト
7,8に転送する。尚、セルのネットワーク内のルーチ
ングに必要な仮想チャネル識別子(以下VCI),仮想
パス識別子(以下VPI)、およびSW22内でのセル
のルーチングに必要なルート情報はCPU21がLIF
16,17に通知する。TRK17,18はSW22よ
り転送されたセルを所定の伝送フォーマットに変換し
て、デジタル専用線12,13に送信する。更に、デジ
タル専用線12,13からATMセルを切り出し、SW
22に転送する。FIF20はSW22とファイルシス
テム(以下FS)4とのインタフェースである。FIF
20はSW22より転送されたATMセルを分解し、AT
MセルのペイロードをFS4に、順次、書き込む。即
ち、発側ホストからの論理パスはFIF20で一度終端
され、受側ホストへの論理パスはFIF20によりFS
−受側ホスト間で新たに設定される。FS4と受信ホス
ト間の論理パスを示すATMヘッダは、FIF20によ
りペイロードに付与される。ATMヘッダ内のルート情
報はLIFと同様にCPU21により通知される。CP
U21は前述のセルのルーチング制御の他にホストから
の通信帯域予約申請に基づく帯域割当て制御を行なう。
CPU21の機能、特に帯域の時間割当て制御について
は後で詳しく説明する。
【0017】図4はCPU21の機能ブロック図であ
る。セル受信部23はATMセルヘッダ内のVCI/V
PIに基づき、受信セルを帯域管理部24またはプロセ
ッサ25に転送する。帯域管理部24およびプロセッサ
25への情報転送はセル受信毎には行なわず、帯域管理
部24あるいはプロセッサ25へのコマンド/データを
セル受信部23で組み立ててから転送する。尚、ATM
セルからコマンド/データへの変換はVCI,VPI、
およびATMアダプテーションヘッダに基づいて行なわ
れる。
【0018】帯域管理部24はセル受信部23からのコ
マンド/データに基づき、通信ネットワークの帯域割当
て制御を行なう。本発明の帯域割当て制御については後
述する。帯域管理部24は帯域割当て制御の結果を発側
/受側ホストアドレスおよび転送経路情報と共にプロセ
ッサ25に転送する。プロセッサ25は転送経路情報に
基づいて通信のVCI/VPI/ルート番号を設定し、
ルート情報管理テーブル26に書き込む。ルート情報管
理テーブル26では論理パス対応にVCI/VPI/ル
ート番号が管理されており、各論理パスの割当て帯域に
関する情報は管理されていない。一方、帯域管理部24
内の帯域管理テーブルではホスト間通信に割当てられた
通信帯域が管理されており、VCI/VPI/ルート番
号のルート情報は管理されていない。プロセッサ25は
また、他通信ノードのプロセッサと各通信ノードの帯域
管理テーブル情報を送受信することで、ネットワーク全
体の帯域管理を行なう。
【0019】課金管理部27は論理パス毎の転送情報
量,使用帯域,使用時間等に基づいてユーザに対する課
金管理を行なう。本実施例では、VAN(Value Added N
etwork:付加価値通信網)のように複数の小規模ユーザ
を単一ネットワーク下に収容する場合を想定し、ユーザ
に対する課金制御を行なう。本発明を適用することによ
り、従来には無いサービスとそれに伴う課金制御が可能
になる。課金制御に関しては、帯域割当て制御の説明の
後に言及することとする。
【0020】セル送信部28は帯域管理部24から送信
される呼設定制御情報と、プロセッサ25から送信され
る論理パス設定制御情報を各々制御セル化してSWに転
送する。呼設定制御情報は帯域管理テーブルで規定され
ているスケジュールに基づき、ネットワークからホスト
に対して情報転送を促す制御情報である。一方、論理パ
ス設定制御情報は、帯域管理テーブルで規定されている
スケジュールに従い、ルート情報管理テーブルで規定さ
れている経路に従ってホスト間通信の論理パスを設定す
るための制御信号である。
【0021】次に図1を用いて帯域管理部24について
説明する。予約申請受付回路29はセル受信部23より
コマンド(予約申請コマンド)を受信した場合には、コ
マンドの予約パラメータ(発側ホストアドレス,受側ホ
ストアドレス,使用帯域−使用時間、あるいは転送デー
タ量)と予約受付時刻を予約管理テーブル30に書き込
む。スケジューラ31は予約管理テーブル30より予約
パラメータを随時読み込み、予約パラメータに従って使
用帯域の時間割当てを決定する。更に、スケジューラ3
1は、予約パラメータの読み込みに同期して、帯域管理
テーブル32より帯域割当て情報を読み込む。これによ
り、スケジューラ31が新規に帯域割当てを行なう場合
には、常に最新の帯域管理情報を参考にすることが出来
る。新規に決定された帯域の時間割当ては帯域管理テー
ブル更新データとして帯域管理テーブル32に書き込ま
れる。更に、スケジューラ31は帯域管理テーブルに基
づき、呼設定制御情報を制御セル生成回路33に送信す
ると共に、通信の論理パスを設定するようにプロセッサ
に対して通知する。
【0022】次に、図5,図6を用いて、本実施例にお
ける、発側ホストの予約申請から通信終了までの制御シ
ーケンスを説明する。
【0023】図5は発側ホストの予約申請から帯域割当
て完了(予約登録)までの制御シーケンスを示したもの
である。先ず、発側ホストはネットワークに対して予約
申請を行なう。予約申請時には、予約パラメータ(発側
ホストアドレス,受側ホストアドレス,使用帯域−使用
時間、あるいは転送データ量)をネットワークに対して
通知する。ネットワークは予約パラメータと予約申請を
受付けた時刻を予約管理テーブルに書き込み、予約申請
登録を発側ホストに対して送信する。本実施例では、原
則的には全ての予約申請に対して予約申請登録、即ち、
予約管理テーブルへの書き込みを行なうが、予約管理テ
ーブルのエントリが一杯であるために書き込みが出来な
い場合には新規予約申請は却下される。次に、ネットワ
ークは予約管理テーブルに登録されている予約パラメー
タに基づき、ホスト間通信の使用帯域の時間割当てを行
なう。帯域割当て完了時にはネットワークは予約登録を
発側/受側ホストに対して送信する。ホストが予約登録
受信時にACKをネットワークに対して送信することで
予約登録処理は完了する。一方、予約申請をネットワー
クが受け入れられない場合には、発側ホストに対して登
録拒絶を通知する。この時、受側ホストに対しては制御
情報の通知は行なわない。尚、予約パラメータから時間
割当てを決定する手順に関しては図7,図8,図9を用
いて後で説明する。
【0024】図6は予約登録完了後から通信終了までの
制御シーケンスである。先ず、予約登録完了後の所定の
通信開始時刻に、ネットワークが発側/受側ホストに対
して呼設定(通信開始)コマンドを送信する。通信開始
時刻は帯域の時間割当て決定時に定まる時刻であり、帯
域管理テーブルに記録されている。ホストは呼設定コマ
ンドに対してACKを返し、更に、ネットワークがAC
Kに対してACK応答を返すことで通信開始処理が完了
する。更に、ネットワークは所定の通信終了時刻に呼切
断要求コマンドを発側/受側ホストに対して送信する。
ホストは呼切断要求コマンドに対して、解放コマンドを
ネットワークに対して返送し、更に、ネットワークが解
放処理の後に解放コマンドをホストに対して通知するこ
とにより通信が終了する。
【0025】次に図7,図8,図9を用いて、本実施例
における帯域の時間割当て手順について説明する。図7
は予約管理テーブルの構成を示したものである。各予約
パラメータには予約番号が付与され、以下、予約受付時
刻,発側ホストアドレス,受側ホストアドレス,使用帯
域,使用時間(または、転送データ量)の順で、管理テ
ーブルに格納されている。予約番号1,2,3は使用帯
域と使用時間を申告するタイプであり、予約番号4は転
送データ量を申告するタイプである。
【0026】図8は帯域管理テーブルの構成を示したも
のである。本実施例では、先ず、予約申請の受付順に帯
域を割当てていく。図7より予約番号1(使用帯域10
Mbps,使用時間1時間)と予約番号2(使用帯域100
Mbps,使用時間30分)を0時00分から割当て
る。次に、予約番号3(使用帯域80Mbps,使用時
間25分)を0時00分から割当てるわけであるが、全
帯域が150Mbpsであるので0時00分からの空き
帯域は40Mbpsしかない。従って、予約番号3の帯
域は0時00分から0時30分までは40Mbpsを割
当て、0時30分から80Mbpsを割当てることとす
る。当然のことながら、(40Mbps×30分)+(8
0Mbps×10分)は(80Mbps×25分)と同
量のデータ転送が可能である。予約番号3の通知した帯
域は80Mbpsであるので、0時30分まではホスト
が希望した帯域よりも狭い帯域で情報転送を行なわなく
てはならない。そのために本実施例では、ホスト−ネッ
トワーク間の転送帯域とネットワーク内での転送帯域の
差分をネットワーク内の情報蓄積装置(ファイルシステ
ム:FS)で吸収する。具体的には、予約番号3の発側
ホストはFSに対して80Mbpsで情報転送を行な
い、ネットワークは情報をFSに一旦蓄積した後に、受
側ホストに対して0時30分までは40Mbps転送、
0時40分までは80Mbps転送を行なう。また、帯
域差を吸収する別の方法としては、ネットワークからホ
ストに対して転送帯域を指定し、ホストは指定された帯
域で情報を転送する方法がある。但し、この場合にはネ
ットワークから指定される帯域で情報転送を行なう機能
をホストに持たせる必要がある。
【0027】最後に予約番号4の割当てを行なう。予約
番号4は使用帯域を指定していないので、ネットワーク
が空き帯域に基づいて融通可能な使用帯域を設定し、帯
域をホストに通知する。本実施例では、0時30分から
0時40分までは60Mbps帯域を割当て、0時40分
から0時50分までは140Mbps帯域を割当てる。
予約番号4のホストは通知された帯域を用いて情報転送
を行なう。
【0028】以上の帯域の時間割当て結果を図示したも
のが図9である。この中でホストが指定した帯域がその
まま割当てられているのは予約番号1と2である。予約
番号3はFSに転送情報を蓄積することで使用帯域の差
分を吸収し、通信ネットワークの帯域を効率的に活用し
ている。
【0029】次に課金管理について説明する。本実施例
では、予約番号3および4に対してはネットワークの都
合で帯域を設定した。ネットワーク管理者から見た場
合、予約番号3および4の通信帯域を前述の様に設定す
ることにより、より効率的なリソース利用が可能になっ
たわけであるから、これらの通信に対しては割安の料金
を設定する。換言すれば、本発明を適用することによ
り、ホスト(ユーザ)が指定した帯域あるいは時間を順
守して情報を転送する場合には高い料金を設定し、転送
帯域や転送時間は任意という場合には割安な料金を設定
するサービスが可能になる。
【0030】次に第2の実施例について説明する。本実
施例では、ホストからネットワークに対して通信帯域予
約を行なう場合に許容転送時間を申告する。許容転送時
間とはホストが通信帯域の予約申請時刻から通信が完了
するまでの許容時間を示すものである。本パラメータに
より、予約申請登録時刻順に帯域割当てを行なう第1の
実施例よりも柔軟な帯域割当てが可能になる。以下、図
10,図11,図12を用いて、許容転送時間を考慮し
た帯域の時間割当て制御について説明する。
【0031】図10は第2の実施例における予約管理テ
ーブルの構成を示したものである。各予約パラメータに
は予約番号が付与され、以下、予約受付時刻,発側ホス
トアドレス,受側ホストアドレス,使用帯域,使用時間
(または、転送データ量),許容転送時間の順で管理テ
ーブルに格納されている。予約番号1,4の許容転送時
間は2時間、予約番号2は6時間、予約番号3の許容転
送時間は1時間である。予約受付時刻と使用時間と許容
転送時間の関係から、予約番号2は時間的に余裕を持っ
て帯域割当てを行なうことが可能であり、その他は時間
的な余裕が比較的少ないことがわかる。
【0032】図11は第2の実施例における帯域管理テ
ーブルの構成を示したものである。本実施例では、先
ず、帯域割当ての時間的余裕が少ないものの中から予約
受付順に帯域を割当てていく。図10より予約番号1
(予約受付時刻23時30分,使用帯域10Mbps,
使用時間1時間,許容転送時間2時間)と予約番号3(予
約受付時刻23時40分,使用帯域80Mbps,使用
時間25分,許容転送時間1時間)を0時00分から割
当てる。予約番号4(予約受付時刻23時45分,転送
データ量12Gb,許容転送時間2時間)に対しては0
時00分から帯域を割当てるわけであるが、全帯域が1
50Mbpsであるので0時00分からの空き帯域は6
0Mbpsしかない。従って、予約番号4の帯域は0時
00分から0時25分までは60Mbpsを割当て、0
時25分から0時30分までは140Mbpsを割当て
ることとする(正確な通信終了時刻は0時28分57秒
である)。最後に予約番号2に対して、0時30分から
1時00分まで100Mbpsの帯域を割当てる。尚、
予約番号2の帯域割当ての前に別の予約申請が発生した
場合には、予約番号2の割当てが更に遅くなることもあ
りうる。本実施例における帯域割当て結果を図12に示
す。
【0033】更に別の割当て制御として、予約番号2に
対して0時30分から140Mbps帯域を割当てること
もできる。予約番号2の申告した使用帯域は100Mb
psであるので、予め予約番号2の発側ホストの転送す
る情報をネットワーク内の蓄積装置(以下FS)に蓄積
しておく必要がある。例えば、0時00分から0時30
分までに発側ホストからFSへの情報転送を行なう。発
側ホスト−FS間転送の帯域は任意である。次に、ネッ
トワークの帯域が空く0時30分から空き帯域(140
M)を全て使って、受側ホストへの転送を行なう。この
場合にはネットワークの帯域(140Mbps)を占有
するのは約22分であり、0時30分から30分間10
0Mbps帯域を割当てるよりも早い時刻に通信が終了
する。更に、0時30分から0時52分まで空き帯域が
無くなる、効率的なネットワーク運用が可能になる。本
割当て方法を用いた場合の割当て結果を図13に示す。
【0034】次に本実施例における課金管理について説
明する。本実施例では、特に、予約番号2の帯域割当て
を他に比べて後回しにしたことにより、その他の時間的
余裕の少ない通信の帯域割当てを優先的に行なうことが
可能になった。具体的には、予約番号2を後回しにした
ことで、許容通信時間内での予約番号4の帯域割当てが
可能になり、結果的に通信リソースの利用率が向上した
ことになる。従って、後回しにされた予約番号2には通
信リソースの有効利用に寄与したという観点から、その
他の通信よりも低い料金を設定する。即ち、帯域割当て
に時間的余裕を持って申請した通信に対しては低料金、
その他の通信に対しては高い料金というサービスが可能
になる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、リアルタイム性を要し
ない通信をサポートする通信ネットワークにおいて、フ
レキシブルな帯域割当てを実現し、通信リソースの利用
効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における帯域管理部のブロッ
ク図。
【図2】本発明を適用した通信ネットワークのブロック
図。
【図3】本発明の一実施例における通信ノードのモジュ
ールブロック図。
【図4】本発明の一実施例における中央制御装置のブロ
ック図。
【図5】予約申請から予約登録までの制御シーケンスの
説明図。
【図6】予約登録から通信完了までの制御シーケンスの
説明図。
【図7】本発明の一実施例における予約管理テーブルの
説明図。
【図8】本発明の一実施例における帯域管理テーブルの
説明図。
【図9】本発明を適用した帯域割当ての第一例の説明
図。
【図10】本発明の第2の実施例における予約管理テー
ブルの説明図。
【図11】本発明の第2の実施例における帯域管理テー
ブルの説明図。
【図12】本発明を適用した帯域割当ての第二例の説明
図。
【図13】本発明を適用した帯域割当ての第三例の説明
図。
【符号の説明】
24…帯域管理部、29…予約申請受付回路、30…予
約管理テーブル、31…スケジューラ、32…帯域管理
テーブル、33…制御セル生成回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リアルタイム性を要しない通信サービスを
    同時に複数サポートする通信ネットワークにおいて、ホ
    ストは、ネットワークに対して少なくとも使用帯域と使
    用時間を申告する手段を有し、前記ネットワークは、前
    記申告値に基づいて帯域の時間割当てを決定する手段
    と、前記時間割当てに従って情報転送経路を設定し、前
    記ホストに対して通信開始を通知する手段を設けたこと
    を特徴とする通信ネットワーク。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記ネットワークは、
    前記ホストからの情報を蓄積する手段を具備し、更に、
    自ネットワークのトラヒック負荷に対応して前記ホスト
    が申告した使用帯域とは異なる帯域を割当てる手段と、
    申告帯域と割当て帯域の差分に相当する情報を前記蓄積
    手段に一旦蓄積し、前記割当て帯域を用いて前記蓄積情
    報を転送する手段を有する通信ネットワーク。
  3. 【請求項3】リアルタイム性を要しない通信サービスを
    同時に複数サポートする通信ネットワークにおいて、ホ
    ストは、ネットワークに対して少なくとも転送情報量を
    申告する手段を有し、前記ネットワークは、前記転送情
    報量に基づいて通信の使用帯域と使用時間を決定し、前
    記使用帯域を前記ホストに通知する手段と、前記使用帯
    域と使用時間に基づいて帯域の時間割当てを決定する手
    段と、前記時間割当てに従って情報転送経路を設定し、
    前記ホストに対して通信開始を通知する手段を有するこ
    とを特徴とする通信ネットワーク。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3において、前記ホス
    トは、通信が終了するまでの許容時間、あるいは通信が
    終了する許容時刻を申告する手段を有し、ネットワーク
    は、前記許容時間あるいは許容時刻に基づいて帯域の時
    間割当てを決定する手段を有する通信ネットワーク。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3または4において、前記
    ネットワークは、通信サービスを実現するためにホスト
    間で規定されている通信プロトコルを終端する通信ネッ
    トワーク。
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