JP2836620B1 - 衛星通信システム、該衛星通信システムにおける経路制御方法及び経路制御プログラムを格納した記録媒体 - Google Patents

衛星通信システム、該衛星通信システムにおける経路制御方法及び経路制御プログラムを格納した記録媒体

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JP2836620B1
JP2836620B1 JP8827898A JP8827898A JP2836620B1 JP 2836620 B1 JP2836620 B1 JP 2836620B1 JP 8827898 A JP8827898 A JP 8827898A JP 8827898 A JP8827898 A JP 8827898A JP 2836620 B1 JP2836620 B1 JP 2836620B1
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Abstract

【要約】 【課題】 制御主体の不一致に起因する不都合を解消で
きる衛星通信システム、この衛星通信システムにおける
経路制御方法及びその経路制御プログラムを格納した記
録媒体を提供する。 【解決手段】 クライアントコンピュータより論理的通
信路の利用の要求があった場合にサーバコンピュータか
らクライアントコンピュータへの論理的通信路を選択す
ると共に、選択した論理的通信路をサーバコンピュータ
及びクライアントコンピュータに接続するために前記通
信中継システムに対し経路設定手続を行い、クライアン
トコンピュータより論理的通信路の利用終了の通知があ
った場合にクライアントコンピュータが利用する論理的
通信路の経路制御を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信衛星を利用し
た通信中継システムを利用する際に、コンピュータから
別のコンピュータへ情報を配信するために経路制御を行
う衛星通信システム、この衛星通信システムにおける経
路制御方法及びその経路制御プログラムを格納したコン
ピュータ読取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】通信衛星を利用した通信中継システムに
おいては、周波数分割多重化方式、時分割多重化方式又
はセル多重化方式等の多重化技術を利用することによ
り、同一の衛星を複数の通信中継において同時に利用可
能とすることが多い。
【0003】このような利用形態においては、各通信中
継毎に通信回線が存在する場合と同様の機能が得られ
る。ただし、通信回線が物理的に存在するわけではない
ため、各通信中継に対して通信中継システムが提供する
通信路のことは、論理的通信路(Logical Ch
annel)又は仮想的通信路(Virtual Ch
annel)と呼ばれている。
【0004】通信衛星を利用した通信中継システムの特
徴点の1つに、衛星経由で情報を送信する機能を有する
任意のコンピュータと衛星経由で受信する機能を有する
任意のコンピュータとの間で通信が可能な点がある。こ
のような通信を実現するためには、送信側コンピュータ
と受信側コンピュータとの組み合わせによって決まる接
続形態に関して、多重化技術によって通信衛星が提供す
る有限個の論理通信路のうちのどれを使用するか制御す
る経路制御方法が必要である。
【0005】衛星通信における従来の経路制御方法とし
て、論理的通信路を利用する送信側コンピュータ又は受
信側コンピュータに対して使用する論理的通信路を予め
割り当てておく固定的経路制御方法が存在する。
【0006】この固定的経路制御方法に属する1つの方
法として、特開平9−64937号公報に記載された公
知方法がある。この方法は、受信側のコンピュータが送
信側のコンピュータに対して情報の送信を依頼する際に
は衛星回線用のアドレスを指定して送信要求を行い、送
信側コンピュータではこのアドレスにより衛星回線への
経路制御を実現するものである。この公報には、衛星回
線内での論理的通信路の割り当てに関して明示的な記載
は存在しないが、受信側コンピュータより指定された衛
星回線用のアドレスに基づいて送信側コンピュータと受
信側コンピュータとが同一の論理的通信路を使用するこ
とが可能となるのであるから、衛星回線用のアドレスが
この論理的通信路を特定するために用いられることは明
らかである。さらに、複数存在するであろう他の受信側
コンピュータと同一の論理的通信路の利用に関する競合
が発生しないようにするためには、あらかじめ各受信側
コンピュータに対して論理的通信路をそれぞれ排他的に
割り当てておく必要があることも自明である。従って、
この公報に記載されている公知方法は、受信側コンピュ
ータに対して論理的通信路を固定的に割り当てておく固
定的経路制御方法である。
【0007】しかしながら、多重化技術によって通信中
継システムが提供可能な論理通信路の数は有限であるた
め、このような固定的経路制御方法を採用した場合、送
信側コンピュータと受信側コンピュータとの組み合わせ
によって決まる接続形態の数が論理通信路の数によって
制限されてしまう。
【0008】従って、通信システムによるサービスを受
けようとする送信側又は受信側コンピュータの数の増大
に対応するため、同一の論理的通信路を異なる接続形態
用として時系列的に使用することが必要とされる。
【0009】異なる接続形態用として同一の論理的通信
路を時系列的に使用する経路制御方法として、情報の送
信側コンピュータ(発信元ユーザ)が、通信中継システ
ムにおいて論理的通信路の管理を行うコンピュータ(ネ
ットワーク制御センタ)に論理的通信路の割り当てを依
頼し、このネットワーク制御センタを介して情報の受信
側コンピュータ(送信先ユーザ)に接続が行われる動的
経路制御方法が公知である(特開平7−226705号
公報)。図11は、この公報に記載の公知方法を説明す
る図である。
【0010】また、情報の受信側コンピュータが、通信
中継システムにおいて論理的通信路の管理を行う接続管
理コンピュータに論理的通信路の割り当てを依頼し、接
続管理コンピュータは情報の送信元であるところのサー
ビス提供者に通知し、最終的にサービス提供側が接続管
理コンピュータに依頼することにより、サービス提供者
から受信側コンピュータに到る経路を制御するところの
動的経路制御方法が公知である(特表平9−50518
6号公報)。図12は、この公報に記載の公知方法を説
明する図である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】一般に、クライアント
・サーバモデルと呼ばれる情報通信形態においては、情
報の受信側であるクライアントコンピュータが情報の配
信を要求することによって、情報の送信側であるサーバ
コンピュータが情報を送信するように構成されている。
通信衛星による通信中継システムを利用して構築したこ
のようなクライアント・サーバモデルにおいて、同一の
クライアントコンピュータがサーバコンピュータから、
複数の情報を連続して受信する際には、論理的通信路の
割り当て手続きを情報の配信の都度実施することなく、
同一の論理的通信路を継続して使用する方が望ましい。
【0012】しかしながら、上述した従来の動的経路制
御方法に基づいてクライアント・サーバモデルを構築す
ると、特開平7−226705号公報に基づく方法にお
いては、2回目以降の配信の有無を制御するのが受信側
のクライアントコンピュータであるにもかかわらず、接
続管理コンピュータによる論理的通信路の割り当てを制
御するのが送信側のサーバコンピュータであることか
ら、このサーバコンピュータが論理的通信路の割り当て
解除の制御を行う過程において、何らかの不具合が発生
する可能性がある。
【0013】例えば、割り当て解除の制御方法において
は、ある一定時間内に同一のクライアントコンピュータ
からサーバコンピュータに次の配信が要求された場合に
は同一の論理的通信路を継続して利用し、一定時間内に
次の要求がなければ論理的通信路の割り当てを解除する
ようなアルゴリズムを採用することが考えられるが、こ
のようなアルゴリズムによると、タイマ機構の導入が必
要であり、しかも論理的通信路の利用が終了した後も一
定時間は再利用が不能な状態となるため論理的通信路の
利用率が低下してしまうという問題がある。
【0014】この問題は、特表平9−505186号公
報に基づく方法では、ネットワーク制御センタによる論
理的通信路の割り当て/解放がクライアントコンピュー
タの依頼に基づいて行われることにより、解消可能であ
る。
【0015】しかしながら、インターネットの利用法の
1つであるネットサーフィンと呼ばれる利用法のよう
に、クライアントコンピュータが、複数のサーバコンピ
ュータから情報を連続して受信する利用形態も存在す
る。このような利用形態において、クライアントコンピ
ュータが同一の論理的通信路を連続して利用するには、
特表平9−505186号公報に基づく方法でも不十分
である。なぜなら、ネットワーク制御センタによる実際
の論理的通信路の割り当て/解放は、クライアントコン
ピュータの依頼に基づきサーバコンピュータが制御する
ため、割り当て主体であるところのサーバコンピュータ
が変わってしまった場合には、同一の論理的通信路を利
用することはできないからである。従って、ネットサー
フィン等の利用法において、異なるサーバコンピュータ
から情報を受信する場合、特表平9−505186号公
報に基づく方法では、利用する論理的通信路を切り替え
るための手続きが必要なため、手続きの実施によって次
の転送の開始が遅延したり、手続き自体により負荷が増
大してしまうという問題がある。図13は、この公知方
法に基づいて、クライアントコンピュータが2台のサー
バコンピュータから連続して情報を受信する際の交信の
様子を時系列的に示した図である。
【0016】従って本発明の目的は、配信の有無を制御
するクライアントコンピュータ即ち受信側コンピュータ
が経路制御を制御し、かつ、送信側であるところのサー
バコンピュータは経路制御に関与しないように構成する
ことにより、上述したような配信を制御する機能と論理
チャネルの割り当てを制御する機能とが分離しているこ
とに起因する不都合を解消できる衛星通信システム、こ
の衛星通信システムにおける経路制御方法及びその経路
制御プログラムを格納した記録媒体を提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、情報の
配信を要求する少なくとも1つのクライアントコンピュ
ータと、要求を受けて情報を配信する少なくとも1つの
サーバコンピュータと、クライアントコンピュータ及び
サーバコンピュータ間の通信において複数の論理的通信
路を提供する、通信衛星を利用した通信中継システム
と、複数の論理的通信路を管理する管理コンピュータと
を備えており、この管理コンピュータが、クライアント
コンピュータより論理的通信路の利用の要求があった場
合にクライアントコンピュータが利用する論理的通信路
を選択すると共に、選択した論理的通信路をサーバコン
ピュータ及びクライアントコンピュータに接続するため
に前記通信中継システムに対し経路設定手続を行い、ク
ライアントコンピュータより論理的通信路の利用終了の
通知があった場合にサーバコンピュータからクライアン
トコンピュータへの論理的通信路の経路制御を解除する
ように構成されている衛星通信システムが提供される。
【0018】本発明によれば、さらに、情報の配信を要
求する少なくとも1つのクライアントコンピュータ及び
要求を受けて情報を配信する少なくとも1つのサーバコ
ンピュータ間の通信において複数の論理的通信路を提供
する、通信衛星を利用した通信中継システムと、複数の
論理的通信路を管理する管理コンピュータとを備えた衛
星通信システムにおける経路制御方法であって、クライ
アントコンピュータが、サーバコンピュータへの情報の
配信要求に先立ち、管理コンピュータに対し論理的通信
路の利用を要求し、管理コンピュータが、クライアント
コンピュータが情報配信を受けるために利用する論理的
通信路を選択すると共に、選択した論理的通信路をサー
バコンピュータ及びクライアントコンピュータに接続す
るために通信中継システムに対し経路設定手続を行い、
サーバコンピュータからの情報配信が終了すると、クラ
イアントコンピュータが、管理コンピュータに対し論理
的通信路の利用終了を通知し、管理コンピュータが、論
理的通信路の利用終了を通知されると、論理的通信路の
割り当てを解除し、論理的通信路を他の接続形態が利用
可能な状態とするための経路設定の解除を行う衛星通信
における経路制御方法が提供される。
【0019】本発明によれば、さらにまた、情報の配信
を要求する少なくとも1つのクライアントコンピュータ
及び要求を受けて情報を配信する少なくとも1つのサー
バコンピュータ間の通信において複数の論理的通信路を
提供する、通信衛星を利用した通信中継システムを備え
た衛星通信システムにおける経路制御プログラムを格納
したコンピュータ読取り可能な記録媒体であって、クラ
イアントコンピュータより論理的通信路の利用の要求が
あった場合にクライアントコンピュータが利用する論理
的通信路を選択し、選択した論理的通信路をサーバコン
ピュータ及びクライアントコンピュータに接続するため
に通信中継システムに対し経路設定手続を行い、クライ
アントコンピュータより論理的通信路の利用終了の通知
があった場合にサーバコンピュータからクライアントコ
ンピュータへの論理的通信路の経路制御を解除する経路
制御プログラムを格納した記録媒体が提供される。
【0020】このように、従来の動的経路制御方法で
は、通信中継システムに対する経路制御を通信中継シス
テムの利用形態において送信側のコンピュータが主導し
て行っていたのに対し、本発明による動的経路制御方法
では、通信中継システムに対する経路制御を、通信中継
システムの利用形態において受信側のコンピュータであ
るクライアントコンピュータが主導して行っている。こ
のため、制御主体の不一致に起因する不都合を解消する
ことができる。
【0021】好ましくは、管理コンピュータとクライア
ントコンピュータとの間に双方向通信手段が設けれらて
おり、クライアントコンピュータからの論理的通信路の
利用の要求及びクライアントコンピュータからの論理的
通信路の利用終了の通知は、該双方向通信手段を介して
行われるように構成されている。
【0022】クライアントコンピュータからの論理的通
信路の利用の要求及びクライアントコンピュータからの
論理的通信路の利用終了の通知が、管理コンピュータと
クライアントコンピュータとの間に設けられた双方向通
信手段を介して行われることが好ましい。
【0023】さらに、好ましくは、この管理コンピュー
タは、経路設定手続を行った場合に、選択された論理的
通信路を利用するために必要な情報を、クライアントコ
ンピュータに対して双方向通信手段を介して通知するよ
うに構成されている。
【0024】クライアントコンピュータからの論理的通
信路の利用の上述の要求を受けて、管理コンピュータに
よる経路設定手続がなされた後は、論理的通信路を利用
終了の上述の通知がなされるまでの間、任意のサーバコ
ンピュータからクライアントコンピュータに宛てた情報
の配信を論理的通信路を経由して行うように構成されて
いることも好ましい。即ち、論理的通信路がクライアン
トコンピュータに割り当てられているので、サーバコン
ピュータからこのクライアントコンピュータに宛てた情
報の配信はこの論理的通信路を経由することとなる。
【0025】通信中継システムがプロキシサーバを具備
しており、このプロキシサーバが、各クライアントコン
ピュータと各サーバコンピュータ間の情報の転送を仲介
することにより、サーバコンピュータから該クライアン
トコンピュータに宛てた情報の転送が通信中継システム
を経由するように構成されていることも好ましい。
【0026】クライアントコンピュータからの論理的通
信路の利用の上述の要求を受けて、管理コンピュータに
よる経路設定手続がなされた後は、論理的通信路を利用
終了の上述の通知がなされるまでの間、クライアントコ
ンピュータは、論理的通信路の利用の要求を再度行うこ
となしに、連続して論理的通信路を経由して1つ又は複
数のサーバコンピュータから情報の配信を受けることが
できるように構成されていることも好ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態にお
ける衛星通信システムの構成及び接続形態を概略的に示
すブロック図である。
【0028】同図において、10は情報の配信を要求す
る複数のクライアントコンピュータからなるクライアン
トコンピュータ群、11は要求を受けて情報を配信する
複数のサーバコンピュータからなるサーバコンピュータ
群、12はクライアントコンピュータ群10に属する任
意のクライアントコンピュータ10x (添字xは特定の
クライアントコンピュータを識別する)と、サーバコン
ピュータ群11に属する任意のサーバコンピュータ11
y (添字yは特定のサーバコンピュータを識別する)と
の通信において利用可能であり、特に、サーバコンピュ
ータ11y からクライアントコンピュータ10x へ向け
た通信において、多重化技術により複数の論理的通信路
からなる論理的通信路群13を提供する通信衛星14を
利用した通信中継システム、15は通信中継システム1
2における論理的通信路群13を管理する機能を有する
管理コンピュータ、16はこの管理コンピュータ15と
クライアントコンピュータ群10との間に設けられてい
る双方向通信手段をそれぞれ示している。
【0029】ただし、クライアントコンピュータ10x
は、クライアントコンピュータ群10からの情報配信に
おいて、宛先アドレスAx を指定することにより情報が
配信されるコンピュータを意味するものである。この定
義においては、宛先アドレスAx をグループアドレスと
した場合には、グループアドレスにより識別されるマル
チキャストを行う場合には、クライアントコンピュータ
10x は同一のグループアドレスを持つ複数のコンピュ
ータとなる。
【0030】また、この実施形態は、複数のクライアン
トコンピュータ及び複数のサーバコンピュータが設けら
れている例であるが、単一のクライアントコンピュータ
及び単一のサーバコンピュータからなるシステムにおい
てもほぼ同様の作用効果を得ることができるのは、明ら
かである。
【0031】図2は、図1の管理コンピュータ15のハ
ードウエア構成を概略的に示すブロック図である。
【0032】同図に示すように、管理コンピュータ15
は、CPU150、経路制御管理プログラム151a等
の制御プログラムが格納されているメインメモリ15
1、ファイルメモリ152、表示装置153、入力装置
154及び出力装置155等がバス156を介して互い
に接続された構成となっている。管理コンピュータ15
は、この経路制御管理プログラム151aによって以下
の制御動作を行う。
【0033】図3は、図1の衛星通信システムの通信開
始時の手続きの流れを示した図であり、以下通信開始時
の手続きについて説明する。
【0034】同図に示すように、クライアントコンピュ
ータ10x は、サーバコンピュータ11y への情報の配
信要求に先立ち、双方向通信手段16を用いて、通信中
継システム12における論理的通信路群13を管理する
管理コンピュータ15に対し、論理的通信路の利用(割
り当て)を要求する。
【0035】これにより管理コンピュータ15は、経路
制御管理プログラム151aによって、サーバコンピュ
ータ11y からクライアントコンピュータ10x に対す
る情報配信のために利用する論理的通信路13z (添字
zは特定の論理的通信路を識別する)を選択し、この選
択した論理的通信路13z をサーバコンピュータ11y
とクライアントコンピュータ10x とに接続するために
通信中継システム12に対し経路設定手続を行う。さら
に、双方向通信手段16を用いて、選択された論理的通
信路13z を利用するためにクライアントコンピュータ
10x が必要とする情報をこのクライアントコンピュー
タ10x に通知する。
【0036】その後、クライアントコンピュータ10x
は、このサーバコンピュータ11yへ情報の配信要求を
通信中継システム12を介して行う。これにより、サー
バコンピュータ11y は、情報をクライアントコンピュ
ータ10x へ論理的通信路13z を介して配信する。
【0037】図4は、図1の衛星通信システムの通信終
了時の手続きの流れを示した図であり、以下通信終了時
の手続きについて説明する。
【0038】同図に示すように、サーバコンピュータ1
y からの情報配信が終了すると、クライアントコンピ
ュータ10x は双方向通信手段16を用いて、通信中継
システム12における論理的通信路13z を管理する管
理コンピュータ15に対し論理的通信路13z の利用終
了を通知する。
【0039】論理的通信路13z の利用終了を通知され
た管理コンピュータ15は、経路制御管理プログラム1
51aによって、サーバコンピュータ11y からクライ
アントコンピュータ10x に対する情報配信のために利
用した論理的通信路13z の割り当てを解除し、この論
理的通信路13z を他の接続形態が利用可能な状態とす
るために経路設定の解除を行う。
【0040】以上の説明から明らかのように、従来の動
的経路制御方法のうち特開平7−226705号公報に
基づく方法では、管理コンピュータによる通信中継シス
テムに対する経路制御を通信中継システムの利用形態に
おいて送信側のコンピュータが制御していたのに対し、
本発明による動的経路制御方法では、管理コンピュータ
による通信中継システムに対する経路制御を、通信中継
システムの利用形態において受信側のコンピュータであ
るクライアントコンピュータが制御する。通信衛星を利
用した通信中継システムを利用する衛星通信システムに
おいては、送信側のコンピュータと受信側のコンピュー
タとでは必要とするハードウェアの構成も大幅に異なる
ことから、両者の役割は簡単に変更し得るものではな
く、従って本発明は、従来技術から容易に導出される性
格のものではない。
【0041】同様に、従来の動的経路制御方法の一つで
ある特表平9−505186号公報に基づく方法におい
ては、通信中継システムに対する経路制御が通信中継シ
ステムの利用形態において受信側のコンピュータが依頼
することにより開始される点では類似性を有するもの
の、実際の経路制御自体は、特開平7−226705号
公報の方法と同様に、通信中継システムの利用形態にお
いて送信側のコンピュータの指示に基づき行われるもの
である。従って、経路制御の過程において、送信側のコ
ンピュータが一切関与しないことを特徴とする本発明
は、従来技術から容易に導出される性格のものではな
い。
【0042】
【実施例】図5は、本発明の一実施例である衛星通信シ
ステムの構成を概略的に示すブロック図である。
【0043】この実施例は、ディジタル信号上でATM
(Asynchronous Transfer Mo
de)によるセル多重化により複数の論理的通信路を提
供する通信中継システムを利用した、インターネット接
続用の衛星通信システムである。なお、インターネット
上で用いられるIPプロトコルをATM上で用いるため
のカプセル化技術としては、RFC1483として知ら
れる公知の技術を使用する。
【0044】同図において、50は情報の配信を要求す
る複数のクライアントコンピュータからなるクライアン
トコンピュータ群、51は要求を受けて情報を配信する
複数のサーバコンピュータからなるサーバコンピュータ
群、52はクライアントコンピュータ群50に属する任
意のクライアントコンピュータ50x (添字xは特定の
クライアントコンピュータを識別する)と、サーバコン
ピュータ群51に属する任意のサーバコンピュータ51
y (添字yは特定のサーバコンピュータを識別する)と
の通信において利用可能であり、特に、サーバコンピュ
ータ51y からクライアントコンピュータ50x へ向け
た通信において、多重化技術により複数の論理的通信路
からなる論理的通信路群53を提供する通信衛星54を
利用した通信中継システム、55は通信中継システム5
2における論理的通信路群53を管理する機能を有する
管理コンピュータ、56はこの管理コンピュータ55と
クライアントコンピュータ群50との間に設けられてい
る双方向通信手段、57はインターネットをそれぞれ示
している。
【0045】クライアントコンピュータ群50の各クラ
イアントコンピュータ、例えばクライアントコンピュー
タ50x は、論理的通信路群53を管理する管理コンピ
ュータ55との双方向通信手段56、及びサーバコンピ
ュータ群51への配信要求のために、電話回線によるダ
イヤルアップ接続によるインターネット環境へのアクセ
ス機能500を具備している。さらに、通信衛星54を
利用した通信中継システム52を利用した受信を可能と
するためにディジタル信号受信装置501及びディジタ
ル信号からのATMセルを抽出するためのデコード装置
502を具備している。ディジタル信号からのATMセ
ルの抽出に際しては、VPI/VCI(Virtual
Path Identifier/Virtual
Channel Identifier)を指定するこ
とにより、セル多重化機能により多重化された論理的通
信路から所定の通信に関する情報のみを選択することを
可能とする。
【0046】サーバコンピュータ群51の各サーバコン
ピュータは、通信中継システム52を経由してインター
ネット環境に接続され、クライアントコンピュータ群5
0に対する送信に向けて、通信中継システム52内の衛
星送信用ルータ装置520に対しルーティング設定がな
されているものとする。
【0047】衛星を利用した通信中継システム52は、
衛星送信用ルータ装置520と、通信衛星宛のディジタ
ル信号送信装置521とから主として構成される。両装
置520及び521はOC−3光ケーブル522により
接続されており、ATMセル多重化機能により複数の論
理的通信路を提供する。VPI/VCIとして、1/1
〜1/100を付与された100本の論理的通信路を提
供するための衛星送信用ルータ装置520に対する初期
設定の例が図6に示されている。
【0048】図6において、60は論理的通信路を定義
する情報の開始を示しており、61はVPI/VCI=
1/1を有する論理的通信路が存在しており、「atm
−vc 1」という名前を付与することを示しており、
62は論理的通信路を定義する情報の終端を示してい
る。
【0049】衛星送信用ルータ装置520は、論理的通
信路群53を管理する管理コンピュータ55にLAN回
線523を介して接続されており、ルーティング制御情
報を管理している。即ち、この衛星送信用ルータ装置5
20は、サーバコンピュータ51からの通信中継依頼を
受けると、宛先であるクライアントコンピュータ50x
のアドレスに基づいてルーティング制御情報を検索し、
通信中継システム52が提供する論理的通信路の集合5
3の中から、実際に使用する論理的通信路53z を特定
し、この論理的通信路53z に対応するVPI/VCI
を指定してディジタル信号送信装置521に送信を依頼
する。
【0050】ディジタル信号送信装置521から送出さ
れた特定の通信に関するディジタル信号は、クライアン
トコンピュータ50x がこのVPI/VCIを指定する
ことにより受信可能となる。
【0051】管理コンピュータ55は、クライアントコ
ンピュータ50x とのインターネット環境のアクセス機
能により双方向通信が可能となっている。上述したよう
に、この管理コンピュータ55は、衛星送信用ルータ装
置520とLAN回線523を介して接続されており、
telnetプロトコル等により衛星送信用ルータ装置
520のルーティング情報の制御を可能としている。
【0052】図7は、図5の実施例における交信開始の
手続きの例を示した図であり、以下クライアントコンピ
ュータ50x がサーバコンピュータ群51と交信を開始
する際の手続きについて説明する。
【0053】クライアントコンピュータ50x は、論理
的通信路群53を管理する管理コンピュータ55に対
し、論理的通信路の使用(割り当て)をインターネット
環境を通じて(双方向通信手段56により)要求する。
【0054】管理コンピュータ55は、クライアントコ
ンピュータ50x より論理的通信路の利用を要求される
と、通信中継システム52が提供する論理的通信路群5
3の中で「空き」状態にあるものから、当該クライアン
トコンピュータ50x のために利用する論理的通信路5
z を選択し、その選択した論理的通信路53z の状態
を「使用中」に変更する。
【0055】また、管理コンピュータ55は、衛星送信
用ルータ装置520に対してはクライアントコンピュー
タ50x のアドレスAx に対するルーティング情報とし
て、論理的通信路53z を経由するように設定する。さ
らにクライアントコンピュータ50x に対して、論理的
通信路53z に関するVPI/VCIの値を、インター
ネットを用いて通知する。
【0056】使用するVPI/VCIを通知されたクラ
イアントコンピュータ50x は、自局におけるディジタ
ル信号からATMセルを抽出する場合のデコード処理に
際して、管理コンピュータ55より通知されたVPI/
VCIの値を使用する。
【0057】これ以降、サーバコンピュータ群51から
クライアントコンピュータ50x に対し送信がなされる
と、サーバコンピュータ51y においては、クライアン
トコンピュータ群50に対するルーティング先として衛
星送信用ルータ装置520が設定されており、衛星送信
用ルータ装置520に対してはルーティング情報として
論理的通信路53z が設定されているため、この論理的
通信路53z を経由して電文が到着することとなる。
【0058】図8は、図5の実施例における交信終了の
手続きの例を示した図であり、以下クライアントコンピ
ュータ50x がサーバコンピュータ群51との交信を終
了する際の手続きについて説明する。
【0059】クライアントコンピュータ50x は論理的
通信路群53を管理する管理コンピュータ55に対し、
論理的通信路53z の使用終了をインターネット環境を
通じて通知する。
【0060】このようにクライアントコンピュータ50
x より論理的通信路53z の利用終了を通知されると、
管理コンピュータ55は、LAN回線523を利用し
て、衛星送信用ルータ装置520に対してはクライアン
トコンピュータ50x のアドレスAx に対するルーティ
ング情報を削除するとともに、論理的通信路53z の状
態管理を「空き」状態とし、他のクライアントコンピュ
ータ宛の通信中継に利用可能な状態とする。
【0061】これ以降、サーバコンピュータ群51から
クライアントコンピュータ50x に対し送信がなされた
場合、サーバコンピュータ51y においては、クライア
ントコンピュータ群50に対するルーティング先として
衛星送信用ルータ装置520が設定されているが、衛星
送信用ルータ装置520に対してはクライアントコンピ
ュータ50x に宛てたルーティング情報が存在しないた
め、クライアントコンピュータ50x には電文が到着し
なくなる。
【0062】図9は、本発明の他の実施例である衛星通
信システムの構成を概略的に示すブロック図である。
【0063】この実施例は、図5の実施例のようにサー
バコンピュータ51y において、クライアントコンピュ
ータ群50用のルーティング先を管理しない方法を採用
した場合である。
【0064】即ち、本実施例では、図5の実施例の構成
に加えて、通信中継システム52内にプロキシサーバ5
24を設置している。プロキシサーバ524は、サーバ
コンピュータ群51からクライアントコンピュータ群5
0にあてた情報配信において、クライアントコンピュー
タ群50の代理店のごとき役割を行うコンピュータであ
る。クライアントコンピュータ50x がサーバコンピュ
ータ51y に対しての配信を要求するにあたってプロキ
シサーバ524を利用すると、プロキシサーバ524は
あたかも自らが情報を要求するかのごとくサーバコンピ
ュータ51y に対し配信を依頼し、情報を受信する。情
報を受信したプロキシサーバ524は本来の情報の要求
元であるクライアントコンピュータ50x に対し、受信
した情報を転送する役割を有する。かかるプロキシサー
バ524において、クライアントコンピュータ群50に
対するルーティング先として衛星送信用ルータ装置52
0が設定しておくことにより、サーバコンピュータ群5
1において、クライアントコンピュータ群50用のルー
ティング先を管理しないでも、情報の要求元であるとこ
ろのプロキシサーバ524に対し情報を送信するだけ
で、結果として衛星送信用ルータ装置520がルーティ
ング先として選択されることになる。本実施例のその他
の構成及び作用効果は、図5の実施例の場合と全く同様
である。
【0065】以上述べたように、本発明によれば、通信
衛星を利用した通信中継システムが提供する論理的通信
路を、異なるクライアントコンピュータとサーバコンピ
ュータとの組み合わせのために、時系列的に使用するこ
とが可能となる。
【0066】実際の情報配信を要求するクライアントコ
ンピュータからの要求に基づいて、論理的通信路の割り
当てが制御されるため、このクライアントコンピュータ
が、単数又は複数のサーバコンピュータとの間で連続的
に情報配信を受ける際に、毎回経路制御行わず、かつ全
ての情報配信が終了した時点で経路制御の終了を依頼す
ることが可能となる。
【0067】以上述べた実施形態及び実施例は全て本発
明を例示的に示すものであって限定的に示すものではな
く、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様で実施す
ることができる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲
及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
【0068】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明では、
クライアントコンピュータより論理的通信路の利用の要
求があった場合にサーバコンピュータからクライアント
コンピュータへの論理的通信路を選択すると共に、選択
した論理的通信路をサーバコンピュータ及びクライアン
トコンピュータに接続するために前記通信中継システム
に対し経路設定手続を行い、クライアントコンピュータ
より論理的通信路の利用終了の通知があった場合にクラ
イアントコンピュータが利用する論理的通信路の経路制
御を解除するように構成されている。このように、通信
中継システムに対する経路制御を、通信中継システムの
利用形態において受信側のコンピュータであるクライア
ントコンピュータが主導し、かつ、送信側のコンピュー
タであるサーバコンピュータが関与することなく行って
いるため、制御主体の不一致に起因する不都合が発生す
ることなく、複数の情報転送において同一の論理的通信
路を継続して利用することが可能となる。
【0069】図10は、本発明によりクライアントコン
ピュータが2台のサーバコンピュータから連続して情報
を受信する際の交信の様子を時系列的に示した図であ
る。図13に示した公知方法による交信の様子と比較す
ればより明らかとなるように、本発明によれば、論理的
通信路を切り替えることなく連続して情報の転送が行わ
れるので、2番目以降の転送の開始が遅延したり、切り
替え手順による負荷の増大といった問題が解決される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における衛星通信システム
の構成及び接続形態を概略的に示すブロック図である。
【図2】図1の管理コンピュータのハードウエア構成を
概略的に示すブロック図である。
【図3】図1の衛星通信システムの通信開始時の手続き
の流れを示す図である。
【図4】図1の衛星通信システムの通信終了時の手続き
の流れを示す図である。
【図5】本発明の一実施例である衛星通信システムの構
成を概略的に示すブロック図である。
【図6】図5の実施例における衛星送信用ルータ装置の
初期設定の例を示す図である。
【図7】図5の実施例における交信開始の手続きの例を
示す図である。
【図8】図5の実施例における交信終了の手続きの例を
示す図である。
【図9】本発明の他の実施例である衛星通信システムの
構成を概略的に示すブロック図である。
【図10】本発明による複数サーバとの交信の流れの例
を示す図である。
【図11】従来の技術における動的経路制御方法を示す
図である。
【図12】従来の技術における別の動的経路制御方法を
示す図である。
【図13】従来の技術における別の動的経路制御方法で
の複数サーバとの交信の流れの例を示す図である。
【符号の説明】
10、50 クライアントコンピュータ群 10x 、50x 任意のクライアントコンピュータ 11、51 サーバコンピュータ群、 11y 、51y 任意のサーバコンピュータ 12、52 通信中継システム 13、53 論理的通信路群 13z 、53z 選択された論理的通信路 14、54 通信衛星 15、55 管理コンピュータ 16、56 双方向通信手段 57 インターネット 150 CPU 151 メインメモリ 151a 経路制御管理プログラム 152 ファイルメモリ 153 表示装置 154 入力装置 155 出力装置 156 バス 500 インターネット環境へのアクセス機能 501 ディジタル信号受信装置 502 ATMセルデコード装置 520 衛星送信用ルータ装置 521 ディジタル信号送信装置 522 OC−3光ケーブル 523 LAN回線 524 プロキシサーバ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/56 H04B 7/15 H04L 12/28

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の配信を要求する少なくとも1つの
    クライアントコンピュータと、要求を受けて情報を配信
    する少なくとも1つのサーバコンピュータと、該クライ
    アントコンピュータ及び該サーバコンピュータ間の通信
    において複数の論理的通信路を提供する、通信衛星を利
    用した通信中継システムと、前記複数の論理的通信路を
    管理する管理コンピュータとを備えており、 前記管理コンピュータは、前記クライアントコンピュー
    タより論理的通信路の利用の要求があった場合に前記ク
    ライアントコンピュータが利用する論理的通信路を選択
    すると共に、選択した論理的通信路を前記サーバコンピ
    ュータ及び前記クライアントコンピュータに接続するた
    めに前記通信中継システムに対し経路設定手続を行い、
    前記クライアントコンピュータより論理的通信路の利用
    終了の通知があった場合に前記サーバコンピュータから
    前記クライアントコンピュータへの前記論理的通信路の
    経路制御を解除するように構成されていることを特徴と
    する衛星通信システム。
  2. 【請求項2】 前記管理コンピュータと前記クライアン
    トコンピュータとの間に双方向通信手段が設けれらてお
    り、前記クライアントコンピュータからの論理的通信路
    の利用の前記要求及び前記クライアントコンピュータか
    らの論理的通信路の利用終了の前記通知は、該双方向通
    信手段を介して行われるように構成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の衛星通信システム。
  3. 【請求項3】 前記管理コンピュータは、経路設定手続
    を行った場合に、選択された前記論理的通信路を利用す
    るために必要な情報を、前記クライアントコンピュータ
    に対して前記双方向通信手段を介して通知するように構
    成されていることを特徴とする請求項2に記載の衛星通
    信システム。
  4. 【請求項4】 前記クライアントコンピュータからの論
    理的通信路の利用の前記要求を受けて、前記管理コンピ
    ュータによる前記経路設定手続がなされた後は、論理的
    通信路を利用終了の前記通知がなされるまでの間、任意
    の前記サーバコンピュータから前記クライアントコンピ
    ュータに宛てた情報の配信を前記論理的通信路を経由し
    て行うように構成されていることを特徴とする請求項1
    から3のいずれか1項に記載の衛星通信システム。
  5. 【請求項5】 前記通信中継システムは、プロキシサー
    バを具備しており、該プロキシサーバが、各クライアン
    トコンピュータと各サーバコンピュータ間の情報の転送
    を仲介することにより、該サーバコンピュータから該ク
    ライアントコンピュータに宛てた情報の転送が前記通信
    中継システムを経由するように構成されていることを特
    徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の衛星通
    信システム。
  6. 【請求項6】 前記クライアントコンピュータからの論
    理的通信路の利用の前記要求を受けて、前記管理コンピ
    ュータによる前記経路設定手続がなされた後は、論理的
    通信路を利用終了の前記通知がなされるまでの間、前記
    クライアントコンピュータは、論理的通信路の利用の要
    求を再度行うことなしに、連続して前記論理的通信路を
    経由して1つ又は複数の前記サーバコンピュータから情
    報の配信を受けることができるように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の
    衛星通信システム。
  7. 【請求項7】 情報の配信を要求する少なくとも1つの
    クライアントコンピュータ及び要求を受けて情報を配信
    する少なくとも1つのサーバコンピュータ間の通信にお
    いて複数の論理的通信路を提供する、通信衛星を利用し
    た通信中継システムと、前記複数の論理的通信路を管理
    する管理コンピュータとを備えた衛星通信システムにお
    ける経路制御方法であって、 前記クライアントコンピュータが、前記サーバコンピュ
    ータへの情報の配信要求に先立ち、前記管理コンピュー
    タに対し論理的通信路の利用を要求し、 該管理コンピュータが、前記クライアントコンピュータ
    が情報配信を受けるために利用する論理的通信路を選択
    すると共に、選択した論理的通信路を前記サーバコンピ
    ュータ及び前記クライアントコンピュータに接続するた
    めに前記通信中継システムに対し経路設定手続を行い、 前記サーバコンピュータからの情報配信が終了すると、
    前記クライアントコンピュータが、前記管理コンピュー
    タに対し論理的通信路の利用終了を通知し、 該管理コンピュータが、論理的通信路の利用終了を通知
    されると、前記論理的通信路の割り当てを解除し、該論
    理的通信路を他の接続形態が利用可能な状態とするため
    の経路設定の解除を行うことを特徴とする衛星通信にお
    ける経路制御方法。
  8. 【請求項8】 前記クライアントコンピュータからの論
    理的通信路の利用の前記要求及び前記クライアントコン
    ピュータからの論理的通信路の利用終了の前記通知が、
    前記管理コンピュータと前記クライアントコンピュータ
    との間に設けられた双方向通信手段を介して行われるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記管理コンピュータが、経路設定手続
    を行った場合に、選択された前記論理的通信路を利用す
    るために必要な情報を、前記クライアントコンピュータ
    に対して前記双方向通信手段を介して通知することを特
    徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記クライアントコンピュータからの
    論理的通信路の利用の前記要求を受けて、前記管理コン
    ピュータによる前記経路設定手続がなされた後は、論理
    的通信路を利用終了の前記通知がなされるまでの間、任
    意の前記サーバコンピュータから前記クライアントコン
    ピュータに宛てた情報の配信を前記論理的通信路を経由
    して行うことを特徴とする請求項7から9のいずれか1
    項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記クライアントコンピュータからの
    論理的通信路の利用の前記要求を受けて、前記管理コン
    ピュータによる前記経路設定手続がなされた後は、論理
    的通信路を利用終了の前記通知がなされるまでの間、前
    記クライアントコンピュータは、論理的通信路の利用の
    要求を再度行うことなしに、連続して前記論理的通信路
    を経由して1つ又は複数の前記サーバコンピュータから
    情報の配信を受けることができることを特徴とする請求
    項7から9のいずれか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 情報の配信を要求する少なくとも1つ
    のクライアントコンピュータ及び要求を受けて情報を配
    信する少なくとも1つのサーバコンピュータ間の通信に
    おいて複数の論理的通信路を提供する、通信衛星を利用
    した通信中継システムを備えた衛星通信システムにおけ
    る経路制御プログラムを格納したコンピュータ読取り可
    能な記録媒体であって、 前記クライアントコンピュータより論理的通信路の利用
    の要求があった場合に前記クライアントコンピュータが
    利用する論理的通信路を選択し、選択した論理的通信路
    を前記サーバコンピュータ及び前記クライアントコンピ
    ュータに接続するために前記通信中継システムに対し経
    路設定手続を行い、前記クライアントコンピュータより
    論理的通信路の利用終了の通知があった場合に前記サー
    バコンピュータから前記クライアントコンピュータへの
    前記論理的通信路の経路制御を解除する経路制御プログ
    ラムを格納した記録媒体。
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