JP3288266B2 - 交換網および交換装置 - Google Patents

交換網および交換装置

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JP3288266B2
JP3288266B2 JP18831797A JP18831797A JP3288266B2 JP 3288266 B2 JP3288266 B2 JP 3288266B2 JP 18831797 A JP18831797 A JP 18831797A JP 18831797 A JP18831797 A JP 18831797A JP 3288266 B2 JP3288266 B2 JP 3288266B2
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眞利 滝広
健史 石▲崎▼
修司 大野
正孝 太田
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株式会社日立製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のユーザ端末
を収容している交換装置が複数接続されてなる交換網に
おいて、ユーザ端末からの要求に従って、将来の通信で
使用されるリソースを予約するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ技術および通信技術の向上
に伴い、音声データや映像データのリアルタイム通信を
行いたいという要求が高まっている。特に、インターネ
ットのように、これまで通信品質の保証を行わなかった
ネットワークにおいて、そのような要求が高まってい
る。
【0003】リアルタイム通信を行うためには、通信時
に専用のリソースを確保する必要がある。インターネッ
トでのリソース予約プロトコルとして、インターネット
エンジニアリングタスクフォース(Internet Engineeri
ng Task Force;IETF)によって、リソースリザベ
ーションプロトコル(Resource Reservation Protoco
l;RSVP)が検討されている。
【0004】また、ATMのような新しいネットワーク
では、通信を開始する際に、通信の種類に適した通信品
質を満たすためのリソースを、シグナリングプロトコル
Q.2931によって、予め確保してから通信が行われ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術にお
いては、ユーザ端末が、通信の開始時点になってから、
リソース確保のための要求を発行する必要があり、通信
の開始時刻および終了時刻が予め分かっている場合で
も、その間に使用するリソースを予め確保しておくこと
ができない。
【0006】そこで、例えば、開催時刻が予め分かって
いるテレビ会議等の、リアルタイム性が要求される通信
については、該通信の開始時点で、他の通信によって既
にリソースが確保されてしまっている場合には、該通信
に対して十分な品質が保証されないといった問題が発生
する可能性がある。
【0007】本発明の第1の目的は、このような問題を
解決するために、将来の通信で使用されるリソースを予
約することを可能とすることにある。
【0008】ところで、通信の中には、例えば、ある時
刻までにある量のファイル転送を完了すればよいといっ
た通信等の、必ずしもリアルタイム性が要求されないも
のがある。
【0009】そこで、リアルタイム性が要求されない通
信によって既にリソースが確保されてしまい、上述した
ようなリアルタイム性が要求される通信で使用されるリ
ソースを確保できないことがある。
【0010】このように、リアルタイム性が要求されな
い通信でリソースが使用されることによって、リアルタ
イム性が要求される通信で使用されるリソースを確保で
きないということは、リソースが有効利用されないとい
う点でも問題である。
【0011】本発明の第2の目的は、このような問題を
解決するために、上述した第1の目的に加えて、リソー
スが有効利用されることを可能とすることにある。
【0012】これは、例えば、リアルタイム性が要求さ
れない通信については、該通信で使用されるリソース
を、リソースの使用率が低い任意の時刻に予約するよう
にすることで、実現することができる。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明は、第1の態様として、複数のユーザ
端末を収容している交換装置が複数接続されてなる交換
網であって、上記複数のユーザ端末は、各々、通信を行
う時刻を示す時刻情報を指定したリソース予約要求を、
自ユーザ端末を収容している交換装置に送信する予約要
求手段を有し、上記複数の交換装置は、各々、上記交換
網のリソースのうちの自交換装置が使用可能なリソース
の各々について、該リソースの予約状況を、該リソース
を使用する通信が行われる時刻を示す時刻情報と共に管
理する管理手段と、上記時刻情報が指定されたリソース
予約要求を受信した場合に、該時刻情報が示す時刻に未
予約のリソースを求め、求めたリソースを、該時刻情報
が示す時刻に行われる通信で使用されるリソースとして
予約する予約手段とを有することを特徴とした交換網を
提供している。
【0014】第1の態様によれば、ユーザが、通信品質
等の従来から指定していた情報に加えて、通信を行う時
刻を指定すると、交換網が、指定された時刻に未予約の
リソースを予約するので、将来の通信で使用されるリソ
ースを予約することが可能となる。
【0015】なお、第1の態様において、上記予約要求
手段は、上記リソース予約要求に、該当する通信の予約
優先度を示す優先度情報をさらに指定し、上記管理手段
は、上記交換網のリソースのうちの自交換装置が使用可
能なリソースの各々について、該リソースを使用する通
信の予約優先度を示す優先度情報をさらに管理し、上記
予約手段は、上記時刻情報および上記優先度情報が指定
されたリソース予約要求を受信した場合に、該時刻情報
が示す時刻に未予約のリソースがないならば、該時刻情
報が示す時刻に予約済のリソースのうちの、該優先度情
報が示す予約優先度より低い予約優先度の通信で使用さ
れるいずれかのリソースの予約を無効にし、予約を無効
にしたリソースを、該時刻情報が示す時刻に行われる通
信で使用されるリソースとして予約するようにすること
ができる。
【0016】これにより、交換網は、必要なリソースが
不足した場合でも、予約優先度が低い通信で使用される
リソースの予約を無効にすることで、予約優先度が高い
通信で使用されるリソースを優先的に予約することが可
能となる。
【0017】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明は、第2の態様として、複数のユーザ端末を収容
している交換装置が複数接続されてなる交換網であっ
て、上記複数のユーザ端末は、各々、通信を行う時刻の
許容時間範囲を示す許容時間範囲情報、および、該通信
で転送されるデータの量を示す通信量情報を指定したリ
ソース予約要求を、自ユーザ端末を収容している交換装
置に送信する予約要求手段を有し、上記複数の交換装置
は、各々、上記交換網のリソースのうちの自交換装置が
使用可能なリソースの各々について、該リソースの予約
状況を、該リソースを使用する通信が行われる時刻を示
す時刻情報と共に管理する管理手段と、上記許容時間範
囲情報および上記通信量情報が指定されたリソース予約
要求を受信した場合に、該許容時間範囲情報が示す許容
時間範囲のうちのリソースの使用率が低い任意の時刻、
および、該時刻に未予約のリソースを求め、求めたリソ
ースを、求めた時刻に、該通信量情報が示す量のデータ
を転送する通信で使用されるリソースとして予約する予
約手段とを有することを特徴とした交換網を提供してい
る。
【0018】第2の態様によれば、ユーザが、例えば、
ある時刻までにある量のファイル転送を完了すればよい
といった通信等の、リアルタイム性が要求されない通信
について、該通信を行う時刻の許容時間範囲、および、
該通信で転送されるデータの量を示す通信量情報を指定
すると、交換網が、指定された許容時間範囲のうちのリ
ソースの使用率が低い任意の時刻に、未予約のリソース
を予約するので、将来の通信で使用されるリソースを予
約することが可能となると共に、リソースの有効利用を
図ることが可能となる。
【0019】なお、第2の態様において、上記予約要求
手段は、上記リソース予約要求に、該当する通信の予約
優先度を示す優先度情報をさらに指定し、上記管理手段
は、上記交換網のリソースのうちの自交換装置が使用可
能なリソースの各々について、該リソースを使用する通
信の予約優先度を示す優先度情報をさらに管理し、上記
予約手段は、上記許容時間範囲情報および上記通信量情
報、並びに、上記優先度情報が指定されたリソース予約
要求を受信した場合に、該許容時間範囲情報が示す許容
時間範囲に未予約のリソースがないならば、該許容時間
範囲情報が示す許容時間範囲に予約済のリソースのうち
の、該優先度情報が示す予約優先度より低い予約優先度
の通信で使用されるいずれかのリソースの予約を無効に
し、予約を無効にしたリソースを、該リソースが予約さ
れていた時刻に、該通信量情報が示す量のデータを転送
する通信で使用されるリソースとして予約するようにす
ることができる。
【0020】これにより、交換網は、必要なリソースが
不足した場合でも、予約優先度が低い通信で使用される
リソースの予約を無効にすることで、予約優先度が高い
通信で使用されるリソースを優先的に予約することが可
能となる。
【0021】また、本発明は、第3の態様として、第1
の態様および第2の態様のいずれにおいても、上記複数
の交換装置は、各々、上記予約手段が予約したリソース
を使用する通信について、該通信の宛先側ユーザ端末に
至る通信経路の次ノードとなる他交換装置に、受信した
リソース予約要求を転送する予約要求転送手段を有する
ようにすることができる。
【0022】これにより、将来の通信の送信側ユーザ端
末から宛先側ユーザ端末に至る通信経路となる全ての交
換装置において、各々、該通信で使用されるリソースを
予約することが可能となる。
【0023】また、本発明は、第4の態様として、第3
の態様において、上記複数の交換装置は、各々、上記予
約手段がリソースを予約した場合に、その予約状況を、
全ての他交換装置に通知する予約状況通知手段と、他交
換装置から通知された予約状況に従って、全ての他交換
装置の管理手段の管理内容と同じ管理内容を記憶保持す
る記憶手段とを有し、上記予約要求転送手段は、上記記
憶手段の記憶内容に基づいて、未予約のリソースが多い
他交換装置を、受信したリソース予約要求の転送先とし
て選択するようにすることができる。
【0024】これにより、各交換装置が、全ての他交換
装置におけるリソースの予約状況を知り、未予約のリソ
ースが多い他交換装置にリソース予約要求を転送するこ
とができるので、リソースの利用効率をより向上させる
ことが可能となる。
【0025】また、本発明は、第5の態様として、第3
の態様および第4の態様のいずれにおいても、上記複数
の交換装置は、各々、自交換装置が検出した障害によっ
て予約を維持することができなくなったリソースがある
場合に、該リソースを使用する通信の送信側ユーザ端末
および宛先側ユーザ端末を自交換装置が収容していない
ならば、該送信側ユーザ端末に至る通信経路の次ノード
となっている他交換装置、および、該宛先側ユーザ端末
に至る通信経路の次ノードとなっている他交換装置に、
該リソースを使用する通信を示す障害通知を送信する障
害通知送信手段と、他交換装置から障害通知を受信した
場合に、該障害通知が示す通信の送信側ユーザ端末およ
び宛先側ユーザ端末を自交換装置が収容していないなら
ば、該送信側ユーザ端末に至る通信経路の次ノードとな
っている他交換装置、および、該宛先側ユーザ端末に至
る通信経路の次ノードとなっている他交換装置に、受信
した障害通知を転送する障害通知転送手段と、自交換装
置が検出した障害によって予約を維持することができな
くなったリソースがある場合に、該リソースを使用する
通信の送信側ユーザ端末を自交換装置が収容しているな
らば、該リソースを使用する通信についてのリソース予
約要求を生成し、該リソースを使用する通信の宛先側ユ
ーザ端末に至る別の通信経路の次ノードとなる他交換装
置に、生成したリソース予約要求を転送し、また、他交
換装置から障害通知を受信した場合に、該障害通知が示
す通信の送信側ユーザ端末を自交換装置が収容している
ならば、該障害通知が示す通信についてのリソース予約
要求を生成し、該障害通知が示す通信の宛先側ユーザ端
末に至る別の通信経路の次ノードとなる他交換装置に、
生成したリソース予約要求を転送する再予約手段とを有
するようにすることができる。
【0026】これにより、障害によって予約を維持する
ことができなくなったリソースがある場合でも、該リソ
ースを使用する通信について、ユーザに障害を意識させ
ることなく、再予約を行うことが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0028】まず、本発明の第1の実施形態について説
明する。
【0029】図1は第1の実施形態に係る交換網の全体
構成図である。
【0030】図1の例では、交換網1が、4台の交換装
置2-1〜2-4が通信回線3を介して接続した構成とし
ている。各交換装置2-1〜2-4は、具体的には、ルー
タやATM交換機等のネットワーク機器である。
【0031】また、図1の例では、2台のユーザ端末4
-1〜4-2が、各々、交換装置2-2および交換装置2-
4に収容されている。各ユーザ端末4-1〜4-2は、交
換網1に接続されるユーザのネットワーク機器であり、
図1では、PC(PersonalComputer)である旨を示して
いるが、ルータやATM交換機等のネットワーク機器場
合である場合もある。
【0032】第1の実施形態は、各交換装置2-1〜2-
4が、リソースの各々について、該リソースを使用する
通信の時刻および予約優先度を管理することで、ユーザ
端末4-1〜4-2からのリソース予約要求に対して、効
率良くリソース予約を行うこと可能とするものである。
【0033】例えば、ユーザ端末4-1が交換網1に対
してリソース予約要求を行う場合には、図1に示すよう
に、ユーザ端末4-1は、リソース予約要求メッセージ
51を交換網1に送信することで、交換網1に対してリ
ソース予約要求を行い、交換網1は、リソース予約結果
通知メッセージ52をユーザ端末4-1に送信すること
で、予約結果をユーザ端末に通知する。
【0034】図2はリソース予約要求メッセージ51の
構成図であり、各フィールド510〜520について以
下に説明する。
【0035】(1)ヘッダ510…交換網1内を伝送さ
れるデータの基本単位であるパケットに必須の制御情報
が設定されるフィールドであり、その内容は交換網1に
依存する。
【0036】(2)メッセージタイプ511…リソース
予約要求メッセージ51の識別子を示すフィールドであ
る。
【0037】(3)サービス種512…ユーザが要求す
るサービス種を示すフィールドであり、サービス種51
2の詳細については後述する。
【0038】(4)宛先情報513…宛先ユーザ端末を
示すフィールドである。
【0039】(5)送信者情報514…送信ユーザ端末
を示すフィールドである。
【0040】(6)フロー識別子515…予約を行う通
信の識別子を示すフィールドである。例えば、交換網1
がTCP/IPプロトコルを採用している場合は、送受
信IPアドレスの組、または、送受信IPアドレスおよ
びTCPポート番号の組を、フロー識別子515として
用いることができる。さらに、アプリケーションレベル
の情報を用いることも可能である。
【0041】(7)通信レート516…ユーザが希望す
る通信レート(bits/sec等)を示すフィールドであ
る。
【0042】(8)通信量517…ユーザが希望する転
送データ量(bits等)である通信量を示すフィールドで
ある。
【0043】(9)予約優先度518…ユーザが希望す
る予約優先度を示すフィールドである。
【0044】(10)通信開始時刻519…ユーザが希
望する通信開始日時を示すフィールドである。
【0045】(11)通信終了時刻520…ユーザが希
望する通信終了日時を示すフィールドである。
【0046】図3はリソース予約結果通知メッセージ5
2の構成図であり、各フィールド521〜530につい
て以下に説明する。
【0047】(1)ヘッダ521…リソース予約要求メ
ッセージ51中のヘッダ510と同様である。
【0048】(2)メッセージタイプ522…リソース
予約結果通知メッセージ52の識別子を示すフィールド
である。
【0049】(3)サービス種523…リソース予約要
求メッセージ51中のサービス種512と同様である。
【0050】(4)宛先情報524…リソース予約要求
メッセージ51中の宛先情報513と同様である。
【0051】(5)送信者情報525…リソース予約要
求メッセージ51中の送信者情報514と同様である。
【0052】(6)フロー識別子526…リソース予約
要求メッセージ51中のフロー識別子515と同様であ
る。
【0053】(7)予約結果527…リソース予約の成
功/失敗を示すフィールドであり、さらに、失敗である
場合には、その理由も設定される。
【0054】(8)通信レート528…交換網1が保証
する通信レート(bits/sec等)を示すフィールドであ
る。
【0055】(9)通信開始時刻529…交換網1が通
信レート528の通信の保証を開始する保証開始日時を
示すフィールドである。
【0056】(10)通信終了時刻530…交換網1が
通信レート528の通信の保証を終了する保証終了日時
を示すフィールドである。
【0057】第1の実施形態においては、交換網1は、
ユーザ端末4-1〜4-2との間で、リソース予約メッセ
ージ51およびリソース予約結果通知メッセージ52を
交換することにより、ユーザ端末4-1〜4-2に対し
て、リソース予約に関する種々のサービスを提供できる
ようになっている。
【0058】以下、サービス種の具体例について、図4
を用いて説明する。
【0059】図4はサービス種の具体例を示す説明図で
ある。
【0060】図4の例では、交換網1が提供するサービ
スを、70〜74に示すように、「A」,「A-」,
「B」,「B-」,「C」という、4種類のサービスク
ラスにクラス分けしている。また、各サービスクラスに
対するユーザの負担コストは、「A」>「A-」>
「B」>「B-」>「C」であるようにしている。
【0061】(1)サービスクラスが「A」および「A
-」であるサービスのサービス内容 サービスクラスが「A」および「A-」であるサービス
は、ユーザが希望する時刻に、ユーザが希望する通信レ
ートの通信を保証するサービスであり、開催時刻が予め
分かっているテレビ会議等の、リアルタイム性が要求さ
れる通信に適している。
【0062】そこで、各ユーザ端末4-1〜4-2は、本
サービスクラスのサービスを受けるために、通信量51
7以外が少なくとも設定されたリソース予約要求メッセ
ージ51を送信する。ここで、特に、サービス種512
には、本サービスクラスである旨が設定され、通信レー
ト516には、ユーザが希望する通信レートが設定さ
れ、通信開始時刻519および通信終了時刻520に
は、ユーザが希望する通信開始日時および通信終了日時
が設定されることとなり、また、予約優先度518に
は、「A」であるならば、「優先」が設定され、「A
-」であるならば、「非優先」が設定されることとな
る。
【0063】なお、本例では、予約優先度が「優先」お
よび「非優先」のいずれであるかによって、「A」およ
び「A-」の2種類のサービスクラスを用意している
が、さらに細かい予約優先度によって、3種類以上のサ
ービスクラスを用意することも可能である。
【0064】(2)サービスクラスが「B」および「B
-」であるサービスのサービス内容 サービスクラスが「B」および「B-」であるサービス
は、ユーザが希望する通信量の通信を保証するサービス
であり、予め決められたデータ量のファイルを転送する
ファイル転送等の、リアルタイム性が要求されない通信
に適している。
【0065】そこで、各ユーザ端末4-1〜4-2は、本
サービスクラスのサービスを受けるために、通信レート
516以外が少なくとも設定されたリソース予約要求メ
ッセージ51を送信する。ここで、特に、サービス種5
12には、本サービスクラスである旨が設定され、通信
量517には、ユーザが希望する通信量が設定され、通
信開始時刻519および通信終了時刻520には、ユー
ザが希望する通信開始日時および通信終了日時が設定さ
れることとなり、また、予約優先度518には、「B」
であるならば、「優先」が設定され、「B-」であるな
らば、「非優先」が設定されることとなる。
【0066】ただし、本サービスクラスのサービスは、
リアルタイム性が要求されない通信に適したサービスで
あることから、第1の実施形態においては、通信開始時
刻519および通信終了時刻520に設定される通信開
始日時および通信終了日時は、厳密な通信時刻を示す通
信開始日時および通信終了日時ではなく、柔軟性を持っ
た通信時刻を示す通信開始日時および通信終了日時であ
るようになっている。
【0067】すなわち、例えば、ユーザは、予め決めら
れたデータ量のファイルを転送する場合に、該ファイル
の転送が行われればよい時間帯(通信時刻の許容時間範
囲)を、通信開始時刻519および通信終了時刻520
によって指定するようにするようになっている。
【0068】そこで、第1の実施形態においては、本サ
ービスクラスのサービスを提供する際には、交換網1
が、適切な通信時刻および通信レートを割り当てるよう
にしている。なお、交換網1は、適切な通信時刻を、例
えば、現在の予約状況で空きリソースが多い時間帯に割
り当てるようにしたり、夜間等の過去の統計上でリソー
ス使用率が低い時間帯に割り当てるようにしたりするこ
とが好ましい。
【0069】これにより、ユーザに対してコストが低い
サービスを提供することが可能となる。
【0070】なお、本例では、予約優先度が「優先」お
よび「非優先」のいずれであるかによって、「B」およ
び「B-」の2種類のサービスクラスを用意している
が、さらに細かい予約優先度によって、3種類以上のサ
ービスクラスを用意することも可能である。
【0071】(3)サービスクラスが「C」であるサー
ビスのサービス内容 サービスクラスが「C」であるサービスは、ユーザに対
して何も保証しないサービス(Best Effortサービス)
である。従って、ユーザは、リソース予約を行う必要が
ない。
【0072】これにより、上記(1)および(2)のサ
ービスを受ける通信で使用されないリソースを使用し
て、ユーザに対して安価なサービスを提供することが可
能となる。
【0073】図5は交換装置2-1の内部構成図であ
る。
【0074】図5に示すように、交換装置2-1は、パ
ケットの交換を行うパケットスイッチ20と、通信回線
3とパケットスイッチ20との間を接続する複数の回線
インタフェース22と、制御部21とから構成されてお
り、複数の回線インタフェース22および制御部21
は、パケットスイッチ20によって相互に接続されてい
る。
【0075】なお、他交換装置2-2〜2-4の内部構成
も、図5と同様である。
【0076】図6は制御部21の内部構成図である。
【0077】図6に示すように、制御部21は、パケッ
トスイッチ20との間の内部バスを接続する通信インタ
フェース211と、内部バスに接続されたメモリ212
と、CPU213とから構成されており、メモリ212
には、リソース管理テーブル210および予約リソース
管理テーブル214が格納されている。
【0078】図7はリソース管理テーブル210の内容
を示す説明図である。
【0079】リソース管理テーブル210は、交換装置
2-1がリソース予約を行うことが可能なリソースのリ
ソース種および量、すなわち、自交換装置が使用するこ
とが可能なリソースのリソース種および量を管理するた
めのテーブルである。
【0080】図7に示すように、リソース管理テーブル
210には、自交換装置の回線インタフェース22の入
回線および出回線ごとに、その回線容量が格納されてい
る。
【0081】なお、リソース管理テーブル210の内容
は、予め網管理者等によって設定されている。
【0082】図8は予約リソース管理テーブル214の
内容を示す説明図である。
【0083】予約リソース管理テーブル214は、自交
換装置が予約済リソースをフローごとに管理するための
テーブルである。
【0084】図8に示すように、リソース管理テーブル
214には、予約済リソースのフローごとに、そのフロ
ー識別子と、予約帯域と、入回線インタフェース番号
と、出回線インタフェース番号と、宛先情報と、送信者
情報と、予約通信時刻と、予約優先度とが格納されてい
る。
【0085】図8において、例えば、リソース管理テー
ブル214中の第1のエントリは、「1997年1月2
9日の13時」から「1997年1月29日の15時」
までの間の予約通信時刻に、入回線インタフェース番号
が「1」である回線インタフェース22の入回線、およ
び、出回線インタフェース番号が「2」である回線イン
タフェース22の出回線が、「64kbps」の通信レート
が予約帯域として保証されて、送信ユーザ端末である
「ユーザ端末4-1」から宛先ユーザ端末である「ユー
ザ端末4-2」に対する通信である「フローa」のため
に、予約優先度が「優先」で予約されている旨を示して
いる。
【0086】以下、交換装置2-1〜2-4が予約リソー
ス管理テーブル214を生成する動作、すなわち、交換
装置2-1〜2-4がリソース予約を行う動作について、
図9〜図11のフローチャートを用いて説明する。
【0087】リソース予約要求メッセージ51を受信し
た交換装置は、回線インタフェース22およびパケット
スイッチ20を介して、該リソース予約要求メッセージ
51を制御部21に転送する。
【0088】制御部21は、リソース予約要求メッセー
ジ51を受信すると、図9に示すように、まず、該リソ
ース予約要求メッセージ51中のメッセージタイプ51
1によって、リソース予約要求メッセージ51であると
確認する(ステップ2100)。
【0089】続いて、制御部21は、受信したリソース
予約要求メッセージ51中のサービス種512によっ
て、サービスクラスが「A」および「A-」であるか否
かを判定し(ステップ2101)、「A」および「A
-」である場合には、図10のフローチャートに示す処
理を実行する。
【0090】また、制御部21は、サービスクラスが
「A」および「A-」でない場合には、サービスクラス
が「B」および「B-」であるか否かを判定し(ステッ
プ2102)、「B」および「B-」である場合には、
図11のフローチャートに示す処理を実行する。
【0091】なお、第1の実施形態においては、リソー
ス予約を行う必要があるサービスクラスが、これらのサ
ービスクラス以外にないので、制御部21は、サービス
クラスが「A」,「A-」,「B」,「B-」のいずれで
もない場合には、リソース予約要求メッセージ51を廃
棄する(ステップ2103)。
【0092】まず、サービスクラスが「A」および「A
-」である場合の処理について、図10のフローチャー
トを用いて説明する。
【0093】制御部21は、サービスクラスが「A」お
よび「A-」であると判定した場合には、図10に示す
ように、受信したリソース予約要求メッセージ51中の
予約優先度218を調べ(ステップ2110)、「優
先」である場合には、リソース管理テーブル210に格
納されているリソース(使用可リソース)から、予約リ
ソース管理テーブル214に予約優先度が「優先」で格
納されているリソース(優先予約済リソース)を差し引
くことで、空きリソースを求める(ステップ211
1)。
【0094】また、制御部21は、受信したリソース予
約要求メッセージ51中の予約優先度218が「非優
先」である場合は、リソース管理テーブル210に格納
されているリソース(使用可リソース)から、予約リソ
ース管理テーブル214に格納されている全てのリソー
ス(優先予約済リソースおよび非優先予約済リソース)
を差し引くことで、空きリソースを求める(ステップ2
112)。
【0095】その後、制御部21は、ステップ2111
またはステップ2112で求めた空きリソースから、受
信したリソース予約要求メッセージ51中の通信開始時
刻519および通信終了時刻521で示される通信時刻
にリソースを予約可能であるか否かを判定し(ステップ
2113)、予約可能であると判定した場合は、そのよ
うなリソースを予約するために、該リソース予約要求メ
ッセージ51中のフロー識別子515についてのエント
リを、予約リソース管理テーブル214に登録する(ス
テップ2114)。
【0096】このとき、予約優先度518が「優先」で
あったリソース予約要求メッセージ51についてリソー
ス予約を行ったことにより、予約を維持することが不可
能な非優先予約済リソースが生じる場合があり、そのよ
うな場合には(ステップ2115)、該非優先予約済リ
ソースについて、リソース予約管理テーブル214中の
該当するエントリを抹消することで、自交換装置での予
約を取り消すと共に(ステップ2116)、優先権を持
った予約によって予約を取り消した旨を予約結果527
に設定したリソース予約結果通知メッセージ52を、予
約を取り消した通信の送信ユーザ端末および宛先ユーザ
端末に送信する(ステップ2117)。
【0097】なお、送信ユーザ端末および宛先ユーザ端
末を自交換装置が収容していない場合には、このリソー
ス予約結果通知メッセージ52は、各々、1つ以上の他
交換装置を経由して、送信ユーザ端末および宛先ユーザ
端末まで転送されていくこととなる。そこで、このリソ
ース予約結果通知メッセージ52を経由する交換装置
は、該リソース予約結果通知メッセージ52に従って、
自交換装置の予約リソース管理テーブル214中の該当
するエントリを末梢することで、自交換装置での予約を
取り消すようにする。
【0098】続いて、制御部21は、受信したリソース
予約要求メッセージ51中の宛先情報513で示される
宛先ユーザ端末を自交換装置が収容している場合には
(ステップ2118)、予約が成功した旨を予約結果5
27に設定したリソース予約結果通知メッセージ52
を、該リソース予約要求メッセージ51を送信した送信
ユーザ端末に送信する(ステップ2120)。
【0099】なお、送信ユーザ端末を自交換装置が収容
していない場合には、このリソース予約結果通知メッセ
ージ52は、1つ以上の他交換装置を経由して、送信ユ
ーザ端末まで転送されていくこととなる。すなわち、送
信ユーザ端末を自交換装置が収容していない場合には、
1つ以上の他交換装置を経由して、リソース予約要求メ
ッセージ51が転送されてくることとなるので、制御部
21は、このリソース予約結果通知メッセージ52を、
自交換装置に対してリソース予約要求メッセージ51を
転送した他交換装置に送信する。
【0100】また、制御部21は、受信したリソース予
約要求メッセージ51中の宛先情報513で示される宛
先ユーザ端末を自交換装置が収容していない場合には
(ステップ2118)、宛先ユーザ端末に至る通信経路
の次ノードとなる交換装置に対して、該リソース予約要
求メッセージ51を転送する(ステップ2119)。
【0101】一方、制御部21は、ステップ2111ま
たはステップ2112で求めた空きリソースから、受信
したリソース予約要求メッセージ51中の通信開始時刻
519および通信終了時刻521で示される通信時刻に
リソースを予約不可能であると判定した場合は(ステッ
プ2113)、空きリソースがないので予約が失敗した
旨を予約結果527に設定したリソース予約結果通知メ
ッセージ52を、該リソース予約要求メッセージ51を
送信した送信ユーザ端末に送信する(ステップ212
1)。
【0102】なお、送信ユーザ端末を自交換装置が収容
していない場合には、このリソース予約結果通知メッセ
ージ52は、1つ以上の他交換装置を経由して、送信ユ
ーザ端末まで転送されていくこととなる。すなわち、送
信ユーザ端末を自交換装置が収容していない場合には、
1つ以上の他交換装置を経由して、リソース予約要求メ
ッセージ51が転送されてくることとなるので、制御部
21は、このリソース予約結果通知メッセージ52を、
自交換装置に対してリソース予約要求メッセージ51を
転送した他交換装置に送信する。そこで、リソース予約
結果通知メッセージ52を経由する交換装置は、該リソ
ース予約結果通知メッセージ52に従って、自交換装置
の予約リソース管理テーブル214中の該当するエント
リを末梢することで、自交換装置での予約を取り消すよ
うにする。
【0103】次に、サービスクラスが「B」および「B
-」である場合の処理について、図11のフローチャー
トを用いて説明する。
【0104】制御部21は、サービスクラスが「B」お
よび「B-」であると判定した場合には、図11に示す
ように、サービスクラスが「A」および「A-」である
場合と同様にして、空きリソースを求める(ステップ2
130〜ステップ2132)。
【0105】第1の実施形態においては、サービスクラ
スが「B」および「B-」である場合には、通信開始時
刻519および通信終了時刻520には、柔軟性を持っ
た通信時刻(時間帯)を示す通信開始日時および通信終
了日時が設定されるようになっている。
【0106】そこで、制御部21は、ステップ2131
またはステップ2132で求めた空きリソースから、受
信したリソース予約要求メッセージ51中の通信開始時
刻519および通信終了時刻520で示される時間帯
に、適切な通信時刻を割り当て可能であるか否かを判定
する(ステップ2133)。
【0107】なお、制御部21は、適切な通信時刻を、
通信コストを低減する観点に立って、例えば、現在の予
約状況で空きリソースが多い時間帯に割り当てるように
したり、夜間等の過去の統計上でリソース使用率が低い
時間帯になるべく割り当てるようにしたりする。
【0108】また、制御部21は、受信したリソース予
約要求メッセージ51中の通信レート516に通信レー
トが設定されている場合は、その通信レートよりも小さ
な通信レートを割り当てなければならない。なお、この
通信レート516は、後述するように、リソース予約要
求メッセージ51を中継する交換装置によって設定され
る。
【0109】続いて、制御部21は、適切な通信時刻を
割り当て可能であると判定した場合は(ステップ213
3)、該通信時刻にリソースを予約可能であることを意
味しているので、そのようなリソースを仮予約するため
に、該リソース予約要求メッセージ51中のフロー識別
子515についてのエントリを、予約リソース管理テー
ブル214に仮登録する(ステップ2134)。
【0110】続いて、制御部21は、受信したリソース
予約要求メッセージ51中の宛先情報513で示される
宛先ユーザ端末を自交換装置が収容していない場合には
(ステップ2135)、宛先ユーザ端末に至る通信経路
の次ノードとなる交換装置に対して、該リソース予約要
求メッセージ51を転送する(ステップ2119)。
【0111】このとき、制御部21は、受信したリソー
ス予約要求メッセージ51中の通信開始時刻519およ
び通信終了時刻520に、自交換装置で割り当て可能な
通信時刻を設定し直し、通信レート516に、該通信時
刻で通信可能な最大通信レートを設定し直してから、該
リソース予約要求メッセージ51を転送する。
【0112】このように、宛先ユーザ端末を収容してい
ない交換装置、すなわち、リソース予約要求メッセージ
51を中継する交換装置では、通信時刻および通信レー
トを柔軟に割り当てることができる。具体的には、通信
時刻分の時間と通信レートとの積を、受信したリソース
予約要求メッセージ51中の通信量517よりも大きく
設定しておくことが可能であり、これにより、リソース
予約要求メッセージ51を中継する交換装置でのリソー
ス予約の自由度が高められる。
【0113】また、制御部21は、受信したリソース予
約要求メッセージ51中の宛先情報513で示される宛
先ユーザ端末を自交換装置が収容している場合には(ス
テップ2135)、通信時刻分の時間と通信レートとの
積が、該リソース予約要求メッセージ51中の通信量5
17となるように、通信レートを割り当て、その通信レ
ートを通信レート528に設定し、自交換装置で割り当
て可能な通信時刻を通信開始時刻529および通信終了
時刻530に設定し、予約が成功した旨を予約結果52
7に設定したリソース予約結果通知メッセージ52を、
該リソース予約要求メッセージ51を送信した送信ユー
ザ端末に送信する(ステップ2137)。
【0114】なお、送信ユーザ端末を自交換装置が収容
していない場合には、このリソース予約結果通知メッセ
ージ52は、1つ以上の他交換装置を経由して、送信ユ
ーザ端末まで転送されていくこととなる。すなわち、送
信ユーザ端末を自交換装置が収容していない場合には、
1つ以上の他交換装置を経由して、リソース予約要求メ
ッセージ51が転送されてくることとなるので、制御部
21は、このリソース予約結果通知メッセージ52を、
自交換装置に対してリソース予約要求メッセージ51を
転送した他交換装置に送信する。
【0115】また、このリソース予約結果通知メッセー
ジ52を受信した交換装置が行う動作については、図1
2のフローチャートを用いて後述する。
【0116】一方、制御部21は、適切な通信時刻を割
り当て不可能であると判定した場合は(ステップ213
3)、該通信時刻にリソースを予約不可能であることを
意味しているので、空きリソースがないので予約が失敗
した旨を予約結果527に設定したリソース予約結果通
知メッセージ52を、該リソース予約要求メッセージ5
1を送信した送信ユーザ端末に送信する(ステップ21
38)。
【0117】なお、送信ユーザ端末を自交換装置が収容
していない場合には、このリソース予約結果通知メッセ
ージ52は、1つ以上の他交換装置を経由して、送信ユ
ーザ端末まで転送されていくこととなる。すなわち、送
信ユーザ端末を自交換装置が収容していない場合には、
1つ以上の他交換装置を経由して、リソース予約要求メ
ッセージ51が転送されてくることとなるので、制御部
21は、このリソース予約結果通知メッセージ52を、
自交換装置に対してリソース予約要求メッセージ51を
転送した他交換装置に送信する。そこで、リソース予約
結果通知メッセージ52を経由する交換装置は、該リソ
ース予約結果通知メッセージ52に従って、自交換装置
の予約リソース管理テーブル214中の該当するエント
リを末梢することで、自交換装置での仮予約を取り消す
ようにする。
【0118】以下、図11のステップ2137によって
送信されたリソース予約結果通知メッセージ52を受信
した交換装置2-1〜2-4が行う動作について、図12
のフローチャートを用いて説明する。
【0119】上述したように、図11のステップ213
7によって送信されたリソース予約結果通知メッセージ
52は、リソースが予約されている通信経路をさかのぼ
って、送信ユーザ端末まで返送されることとなる。
【0120】このリソース予約結果通知メッセージ52
を受信した交換装置2-1〜2-4は、回線インタフェー
ス22およびパケットスイッチ20を介して、該リソー
ス予約結果通知メッセージ52を制御部21に転送す
る。
【0121】制御部21は、リソース予約結果通知メッ
セージ52を受信すると、図12に示すように、まず、
該リソース予約結果通知メッセージ52中のメッセージ
タイプ522,サービス種523,予約結果527によ
って、サービスクラスが「B」または「B-」であるサ
ービスを受ける通信で使用されるリソースの予約が成功
した旨のリソース予約結果通知メッセージ52であると
確認する(ステップ2150)。
【0122】そして、制御部21は、予約リソース管理
テーブル214に仮登録した該当するエントリを、受信
したリソース予約結果通知メッセージ52中の通信レー
ト528,通信開始時刻529,通信終了時刻530に
従って修正することで、仮予約したリソースを正式に予
約する(ステップ2151)。
【0123】このとき、予約優先度518が「優先」で
あったリソース予約要求メッセージ51についてリソー
ス予約を正式に行ったことにより、予約を維持すること
が不可能な非優先予約済リソースが生じる場合があり、
そのような場合には(ステップ2152)、サービスク
ラスが「A」および「A-」である場合と同様にして、
該非優先予約済リソースについて、リソース予約管理テ
ーブル214中の該当するエントリを抹消することで、
自交換装置での予約を取り消すと共に(ステップ215
3)、優先権を持った予約によって予約を取り消した旨
を予約結果527に設定したリソース予約結果通知メッ
セージ52を、予約を取り消した通信の送信ユーザ端末
および宛先ユーザ端末に送信する(ステップ215
4)。
【0124】なお、送信ユーザ端末および宛先ユーザ端
末を自交換装置が収容していない場合には、このリソー
ス予約結果通知メッセージ52は、各々、1つ以上の他
交換装置を経由して、送信ユーザ端末および宛先ユーザ
端末まで転送されていくこととなる。そこで、このリソ
ース予約結果通知メッセージ52を経由する交換装置
は、該リソース予約結果通知メッセージ52に従って、
自交換装置の予約リソース管理テーブル214中の該当
するエントリを末梢することで、自交換装置での予約を
取り消すようにする。
【0125】続いて、制御部21は、受信したリソース
予約結果通知メッセージ52中の送信者情報525で示
される送信ユーザ端末を自交換装置が収容していない場
合には(ステップ2155)、予約が成功した旨を予約
結果527に設定したリソース予約結果通知メッセージ
52を、自交換装置に対してリソース予約要求メッセー
ジ51を転送した他交換装置に送信する(ステップ21
56)。
【0126】以上説明したように、第1の実施形態に係
る交換網1によれば、将来の通信で使用されるリソース
を予約することが可能となる。
【0127】特に、予約優先度を設けることで、重要な
通信についての予約を優先的に行うことが可能となる。
【0128】また、特に、リアルタイム性が要求されな
い通信については、交換網1で適切な通信時刻を割り当
てるようにすることで、リソースの有効利用を図ること
が可能となると共に、コストが低いサービスをユーザに
提供することが可能となる。
【0129】なお、第1の実施形態においては、サービ
スクラスが「B」および「B-」である場合の処理で、
1つの適切な通信時刻を割り当てるようになっている
が、ユーザが指定した時間帯であれば、複数の通信時刻
を割り当てるようにし、これらの通信時刻に、ユーザが
希望する転送データ量のデータが分割して転送されるよ
うにしてもよい。
【0130】また、第1の実施形態において、交換装置
2-1〜2-4は、リソースの予約を必要としない通信、
すなわち、サービスクラスが「C」であるサービスを受
ける通信については、従来と同様に、該通信の開始時点
で、該通信で使用されるリソースを確保することとなる
が、このとき、予約済リソース以外の空きリソースを、
該通信で使用されるリソースとして割り当てるようにす
る。
【0131】さらに、第1の実施形態においては、各交
換装置2-1〜2-4が、上述したようにして作成した予
約リソース管理テーブル214に基づいて、トラフィッ
ク制御を行うようにすることができ、以下、そのように
する場合に交換装置2-1〜2-4が行う動作について、
図13および図14を用いて説明する。
【0132】各交換装置2-1〜2-4において、制御部
21は、予約リソース管理テーブル214に基づいて、
予約された通信開始時刻となった通信(フロー)につい
てのトラフィック情報を生成し、該当する回線インタフ
ェース22に出力するようにする。
【0133】図13はトラフィック制御情報の内容を示
す説明図である。
【0134】図13に示すように、トラフィック制御情
報220は、フロー識別子と、予約帯域と、出回線イン
タフェース番号とから構成されている。
【0135】図14は回線インタフェース22の内部構
成図である。
【0136】図14の例では、通信回線3を、入回線お
よび出回線の2本に区別して示している。
【0137】図14に示すように、回線インタフェース
22は、通信回線3を終端する回線終端部221と、ト
ラフィック制御を行うトラフィック制御部222と、回
線インタフェース22とパケットスイッチ20との間を
接続する通信インタフェース部223とから構成されて
いる。
【0138】トラフィック制御部222は、入回線の回
線終端部221と通信インタフェース部223との間に
位置し、トラフィック制御部222は、トラフィック制
御情報220に基づいて、トラフィック制御、および、
回線インタフェース22の出回線の選択を行う。
【0139】すなわち、回線インタフェース22におい
て、通信回線3から送信されてきたパケットは、入回線
の回線終端部221を介して、トラフィック制御部22
2に入力される。
【0140】トラフィック制御部222は、予約キュー
226aおよび非予約キュー226bの2つのキューを
持っており、トラフィック制御情報220にエントリが
存在するフロー、すなわち、現時刻にリソースが予約さ
れているフローに属するパケットは、予約された帯域に
達するまで、予約キュー226aに格納される。また、
トラフィック制御情報220にエントリが存在しないフ
ロー、すなわち、現時刻にリソースが予約されていない
フローに属するパケットは、非予約キュー226bに格
納される。
【0141】トラフィック制御部222は、予約キュー
226aに格納されたパケットを、優先的に、通信イン
タフェース部223を介してパケットスイッチ20に転
送するようにし、これにより、リソースが予約済の通信
のフローに属するパケットを、予約されたリソースの範
囲内で、優先的に転送することが可能となる。すなわ
ち、予約された帯域での通信を保証することが可能とな
る。
【0142】なお、予約キュー226aから送出された
パケットは、リソース制御情報220で示される回線イ
ンタフェース22の出回線に、パケットスイッチ20に
よって交換される。回線インタフェース22の出回線に
交換されたパケットは、該回線インタフェース22の通
信インタフェース部223および回線終端部221を介
して、通信回線3に送出される。
【0143】ところで、第1の実施形態においては、将
来の通信で使用されるリソースを予約しておくことか
ら、実際にリソースを使用する時刻までに、回線障害や
交換装置の障害等で、交換網1の状態が変わってしまう
ことがある。
【0144】そこで、予約したリソースが障害によって
使用できなくなった場合に、できる限り、ユーザに障害
を意識させることなく、交換網1でリソースを再予約す
るようにすることができ、以下、そのようにする場合に
交換装置2-1〜2-4が行う動作について、図15〜図
17を用いて説明する。
【0145】図15は交換網1に発生した障害の一例を
示す説明図である。
【0146】図15では、交換装置2-1が、通信回線
3-2のリソースを使用するフローについての予約を保
持している状態で、通信回線3-2に障害が発生した例
を示している。
【0147】交換装置2-1は、通信回線3-2の障害を
検出すると、通信回線3-2のリソースを使用するフロ
ーで示される通信について予約されている通信経路に従
って、障害通知メッセージ53を送信する。
【0148】詳しくは、交換装置2-1は、障害が発生
した通信回線3-2のリソースを使用するフローについ
て、予約リソース管理テーブル214中の該当するエン
トリを参照し、通信回線3-2の出回線が予約されてい
る場合には、通信回線3-2が宛先ユーザ端末の方向で
あることを意味しているので、送信ユーザ端末の方向、
すなわち、入回線が予約されている通信回線(本例で
は、通信回線3-1)で接続されている交換装置(本例
では、交換装置2-2)に対して、障害通知メッセージ
53を送信するようにする。
【0149】また、交換装置2-1は、障害が発生した
通信回線3-2のリソースを使用するフローについて、
予約リソース管理テーブル214中の該当するエントリ
を参照し、通信回線3-2の入回線が予約されている場
合には、通信回線3-2が送信ユーザ端末の方向である
ことを意味しているので、宛先ユーザ端末の方向、すな
わち、出回線が予約されている通信回線(本例では、通
信回線3-1)で接続されている交換装置(本例では、
交換装置2-2)に対して、障害通知メッセージ53を
送信するようにする。
【0150】このように、交換装置2-1〜2-4は、検
出した障害の発生部位が、自交換装置から見て、宛先ユ
ーザ端末の方向である場合には、送信ユーザ端末の方向
に、障害通知メッセージ53を送信し、検出した障害の
発生部位が、自交換装置から見て、送信ユーザ端末の方
向である場合には、宛先ユーザ端末の方向に、障害通知
メッセージ53を送信するようにする。
【0151】図16は障害通知メッセージ53の構成図
であり、各フィールド540〜544について以下に説
明する。
【0152】(1)ヘッダ540…リソース予約要求メ
ッセージ51中のヘッダ510と同様である。
【0153】(2)メッセージタイプ541…障害通知
メッセージ53の識別子を示すフィールドである。
【0154】(3)宛先情報542…リソース予約要求
メッセージ51中の宛先情報513と同様である。
【0155】(4)送信者情報543…リソース予約要
求メッセージ51中の送信者情報514と同様である。
【0156】(5)フロー識別子544…リソース予約
要求メッセージ51中のフロー識別子515と同様であ
る。
【0157】以下、この障害通知メッセージ53を受信
した交換装置2-1〜2-4が行う動作について、図17
のフローチャートを用いて説明する。
【0158】障害通知メッセージ53を受信した交換装
置2-1〜2-4は、回線インタフェース22およびパケ
ットスイッチ20を介して、該障害通知メッセージ53
を制御部21に転送する。
【0159】制御部21は、障害通知メッセージ53を
受信すると、図17に示すように、まず、該障害通知メ
ッセージ53中のメッセージタイプ541によって、障
害通知メッセージ53であると確認する(ステップ21
70)。
【0160】そして、制御部21は、受信した障害通知
メッセージ53中の送信者情報543で示される送信ユ
ーザ端末を自交換装置が収容していない場合で(ステッ
プ2171)、かつ、該障害通知メッセージ53中の宛
先情報542で示される宛先ユーザ端末を自交換装置が
収容していない場合には(ステップ2172)、該障害
通知メッセージ53中のフロー識別子544で示される
フローについてのエントリを、予約リソース管理テーブ
ル214から末梢することで、自交換装置での予約を取
り消す(ステップ2173)。
【0161】なお、制御部21は、送信ユーザ端末およ
び宛先ユーザ端末を自交換装置が収容していない場合
は、予約を取り消した通信の通信経路に従って、受信し
た障害通知メッセージ53を転送する。
【0162】また、制御部21は、受信した障害通知メ
ッセージ53中の送信者情報543で示される送信ユー
ザ端末を自交換装置が収容している場合には(ステップ
2171)、該障害通知メッセージ53中のフロー識別
子544で示されるフローについてのエントリを、予約
リソース管理テーブル214から末梢することで、自交
換装置での予約を取り消すと共に(ステップ217
4)、末梢したエントリに格納されていた内容に基づい
て、リソース予約要求メッセージ51を生成し、宛先ユ
ーザ端末に至る別の通信経路の次ノードとなる交換装置
に対して、生成したリソース予約要求メッセージ51を
再送信する(ステップ2175)。
【0163】例えば、図18に示すように、送信ユーザ
端末であるユーザ端末4-1を収容している交換装置2-
2は、交換装置2-1から障害通知メッセージ53を受
信すると、自交換装置に接続している他交換装置(本例
では、交換装置2-3)に対して、リソース予約要求メ
ッセージ51を再送信する。
【0164】なお、図18の例では、交換装置2-2に
接続している他交換装置が、交換装置2-1のみである
ようになっているが、複数の他交換装置が接続している
場合には、交換網1が従来から有するルーティング機能
によって、障害発生部位を回避するようにして別の通信
経路が再構築され、適切な他交換装置が次ノードとして
選択されることとなる。
【0165】そして、制御部21は、再送信したリソー
ス予約要求メッセージ51に対する回答として、予約が
成功した旨のリソース予約結果通知メッセージ52を受
信した場合には(ステップ2176)、障害を送信ユー
ザ端末に通知することなく、リソースの再予約を行う
(ステップ2177)。
【0166】また、制御部21は、宛先ユーザ端末に至
る別の通信経路がない場合や、予約が失敗した旨のリソ
ース予約結果通知メッセージ52を受信した場合には
(ステップ2176)、リソースの再予約が不可能であ
ることを意味しているので、送信ユーザ端末に対して、
障害通知メッセージ53を送信する(ステップ217
8)。
【0167】一方、制御部21は、受信した障害通知メ
ッセージ53中の宛先情報542で示される宛先ユーザ
端末を自交換装置が収容している場合には(ステップ2
172)、該障害通知メッセージ53中のフロー識別子
544で示されるフローについてのエントリを、予約リ
ソース管理テーブル214から末梢することで、自交換
装置での予約を取り消す(ステップ2179)。
【0168】その後、予め決められた待ち時間の間、予
約を取り消した通信についてのリソース予約要求メッセ
ージ51が、上述したようにして送信ユーザ端末側の交
換装置から再送信されるのを待ち、再送信されたリソー
ス予約要求メッセージ51を受信した場合には(ステッ
プ2180)、障害を宛先ユーザ端末に通知することな
く、リソースの再予約を行う(ステップ2181)。
【0169】また、制御部21は、予め決められた待ち
時間が経過しても、再送信されたリソース予約要求メッ
セージ51を受信しなかった場合には(ステップ218
0)、リソースの再予約が不可能であることを意味して
いるので、宛先ユーザ端末に対して、障害通知メッセー
ジ53を送信する(ステップ2182)。
【0170】なお、宛先ユーザ端末に対しては、必ずし
も障害通知メッセージ53を送信する必要はないが、サ
ービスクラスが「A」および「A-」であるサービス
は、リアルタイム性が要求される通信に適していること
から、宛先ユーザ端末のユーザも予約内容を知っている
と考えられるので、サービスクラスが「A」および「A
-」であるサービスを受ける通信で使用されるリソース
の再予約が不可能である場合には、宛先ユーザ端末に対
しても、障害通知メッセージ53を送信することが好ま
しい。
【0171】次に、本発明の第2の実施形態について、
第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
【0172】図19は第2の実施形態に係る交換網の全
体構成図である。
【0173】図19の例では、交換網1'が、4台の交
換装置2-1'〜2-4'が通信回線3を介して接続した構
成としている。交換装置2-1'〜2-4'は、具体的に
は、ルータやATM交換機等のネットワーク機器であ
る。
【0174】また、図19の例では、2台のユーザ端末
4-1〜4-2が、各々、交換装置2-2'および交換装置
2-4'に収容されている。ユーザ端末4-1〜4-2は、
交換網1'に接続されるユーザのネットワーク機器であ
り、図19では、PCである旨を示しているが、ルータ
やATM交換機等のネットワーク機器場合である場合も
ある。
【0175】第1の実施形態においては、交換装置2-
1〜2-4が、自交換装置が使用可能なリソースの予約
状況のみを管理するようにしており、リソース予約要求
メッセージ51を転送する際に、交換網1が従来から有
するルーティング機能によって、宛先ユーザ端末に至る
通信経路の次ノードとなる交換装置を選択するようにな
っていたが、第2の実施形態は、交換装置2-1'〜2-
4'が、自身の管理内容を相互に交換するようにするこ
とで、リソース予約要求メッセージ51を転送する際
に、他交換装置の管理内容、すなわち、交換網1'全体
のリソースの予約状況に基づいて、宛先ユーザ端末に至
る通信経路の次ノードとなる交換装置を選択することを
可能とするものである。
【0176】例えば、交換装置2-1'〜2-4'は、図1
9に示すように、他交換装置との間で予約リソース通知
メッセージ54を交換することで、自交換装置の管理内
容を他交換装置に通知する。
【0177】図20は予約リソース通知メッセージ54
の構成図であり、各フィールド550〜561について
以下に説明する。
【0178】(1)ヘッダ550…リソース予約要求メ
ッセージ51中のヘッダ510と同様である。
【0179】(2)メッセージタイプ551…予約リソ
ース通知メッセージ54の識別子を示すフィールドであ
る。
【0180】(3)交換装置情報552…予約リソース
の通知を行う交換装置の識別子を示すフィールドであ
る。
【0181】(4)入回線553…リソース予約を行っ
たフローの入回線インタフェース番号を示すフィールド
である。
【0182】(5)出回線554…リソース予約を行っ
たフローの出回線インタフェース番号を示すフィールド
である。
【0183】(6)予約帯域555…予約した通信レー
ト(bits/sec等)を示すフィールドである。
【0184】(7)宛先情報556…リソース予約要求
メッセージ51中の宛先情報513と同様である。
【0185】(8)送信者情報557…リソース予約要
求メッセージ51中の送信者情報514と同様である。
【0186】(9)フロー識別子558…リソース予約
要求メッセージ51中のフロー識別子515と同様であ
る。
【0187】(10)通信開始時刻559…交換網1'
が予約帯域555で示される通信レートの通信の保証を
開始する保証開始日時を示すフィールドである。
【0188】(11)通信開始時刻560…交換網1'
が予約帯域555で示される通信レートの通信の保証を
終了する保証終了日時を示すフィールドである。
【0189】(12)予約優先度561…リソース予約
要求メッセージ51中の予約優先度518と同様であ
る。
【0190】交換装置2-1'〜2-4'は、自交換装置で
リソース予約を行う度に、その予約内容を、予約リソー
ス通知メッセージ54によって、全ての他交換装置に通
知する。
【0191】交換装置2-1'〜2-4'は、図21に示す
ように、自交換装置が使用可能なリソースに加えて、交
換網1'内の全ての他交換装置が使用可能なリソースを
管理するためのリソース管理テーブル210-1〜21
0-4を記憶保持するようになっており、これらのリソ
ース管理テーブル210-1〜210-4の内容は、予め
網管理者等によって設定されている。
【0192】また、交換装置2-1'〜2-4'は、図22
に示すように、自交換装置が予約したリソースに加え
て、交換網1'内の全ての他交換装置が予約したリソー
スを管理するための予約リソース管理テーブル214-
1〜214-4を記憶保持するようになっている。
【0193】そして、他交換装置から予約リソース通知
メッセージ54を受信した交換装置2-1'〜2-4'は、
該予約リソース通知メッセージ54中の交換装置情報5
52で示される交換装置に対応する予約リソース管理テ
ーブルの内容を、該予約リソース通知メッセージ54に
従って変更するので、交換装置2-1'〜2-4'が各々記
憶保持している予約リソース管理テーブル214-1〜
214-4の内容は、常に、同じ内容となる。
【0194】そこで、交換装置2-1'〜2-4'は、リソ
ース予約要求メッセージ51を転送する際に、他交換装
置に対応する予約リソース管理テーブルの内容、すなわ
ち、交換網1'全体のリソースの予約状況に基づいて、
空きリソースが多い通信経路が構築されるようにするな
ど、宛先ユーザ端末に至る通信経路の次ノードとなる交
換装置を選択することが可能となるので、第2の実施形
態によれば、リソースの利用効率を上げることが可能と
なる。
【0195】なお、第2の実施形態においては、交換装
置2-1'〜2-4'が、交換網1'全体のリソースの予約
状況を管理するようにしているので、交換装置2-1'〜
2-4'の負荷が高くなる。そこで、交換装置2-1'〜2
-4'の負荷を軽減するために、交換網1'全体のリソー
スの予約状況を管理するための専用のサーバであるリソ
ース管理サーバを設けるようにしてもよい。
【0196】以下、リソース管理サーバを設けるように
した実施形態を、第3の実施形態として、第1の実施形
態と異なる点を中心に説明する。
【0197】図23は第3の実施形態に係る交換網の全
体構成図である。
【0198】図23の例では、交換網1''が、4台の交
換装置2-1''〜2-4''が通信回線3を介して接続した
構成としている。交換装置2-1''〜2-4''は、具体的
には、ルータやATM交換機等のネットワーク機器であ
る。
【0199】また、図23の例では、2台のユーザ端末
4-1〜4-2が、各々、交換装置2-2''および交換装
置2-4''に収容されている。ユーザ端末4-1〜4-2
は、交換網1''に接続されるユーザのネットワーク機器
であり、図23では、PCである旨を示しているが、ル
ータやATM交換機等のネットワーク機器場合である場
合もある。
【0200】また、図23の例では、交換網1''全体の
リソースの予約状況を管理するリソース管理サーバ6
が、交換網1''に接続されている。
【0201】リソース管理サーバ6は、図21に示した
リソース管理テーブル210-1〜210-4、および、
図22に示した予約リソース管理テーブル214-1〜
214-4を記憶保持するようになっている。
【0202】そこで、例えば、ユーザ端末4-1が交換
網1''に対してリソース予約要求を行う場合には、図2
3に示すように、ユーザ端末4-1は、リソース予約要
求メッセージ51をリソース管理サーバ6に送信するこ
とで、交換網1''に対してリソース予約要求を行い、リ
ソース管理サーバ6は、リソース予約結果通知メッセー
ジ52をユーザ端末4-1に送信することで、予約結果
をユーザ端末4-1に通知する。
【0203】そして、リソース管理サーバ6は、第1の
実施形態で説明したリソース予約処理と同様の処理を、
自リソース管理サーバ6内で一括して実行する。従っ
て、リソース管理サーバ6は、交換網1''全体のリソー
スの予約状況に基づいて、空きリソースが多い通信経路
を構築することが可能となる。
【0204】なお、第1の実施形態で説明したトラフィ
ック制御を実現するために必要なトラフィック制御情報
220は、図23に示すように、トラフィック制御情報
通知メッセージ55によって、リソース管理サーバ6か
ら交換装置2-1''〜2-4''に通知される。
【0205】図24はトラフィック制御情報通知メッセ
ージ55の構成図であり、各フィールド570〜576
について以下に説明する。
【0206】(1)ヘッダ570…リソース予約要求メ
ッセージ51中のヘッダ510と同様である。
【0207】(2)メッセージタイプ571…トラフィ
ック制御情報通知メッセージ55の識別子を示すフィー
ルドである。
【0208】(3)交換装置情報572…トラフィック
制御情報220の通知を行う交換装置の識別子を示すフ
ィールドである。
【0209】(4)フロー識別子573…リソース予約
要求メッセージ51中のフロー識別子515と同様であ
る。
【0210】(5)予約リソース情報574…予約した
リソースを示すフィールドである。
【0211】(6)入回線575…トラフィック制御を
行うフローの入回線インタフェース番号を示すフィール
ドである。
【0212】(7)出回線576…トラフィック制御を
行うフローの出回線インタフェース番号を示すフィール
ドである。
【0213】第3の実施形態によれば、リソース管理サ
ーバ6が、交換網1''全体のリソースの予約状況に基づ
いて、空きリソースが多い通信経路を構築することが可
能となるので、第2の実施形態と同様に、リソースの利
用効率を上げることが可能となる。
【0214】また、第3の実施形態によれば、リソース
管理サーバ6が、リソースの予約状況を集中して管理す
るようにしているので、交換装置2-1''〜2-4''の負
荷を軽減することが可能となる。
【0215】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
将来の通信で使用されるリソースを予め予約することが
可能となる。
【0216】また、予約優先度を設けるようにすること
で、重要な通信についての予約を優先的に行うことが可
能となる。
【0217】さらに、リアルタイム性が要求されない通
信については、交換網で適切な通信時刻を割り当てるよ
うにすることで、リソースの有効利用を図ることが可能
となると共に、コストが低いサービスをユーザに提供す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る交換網の全体構成図。
【図2】第1の実施形態におけるリソース予約要求メッ
セージの構成図。
【図3】第1の実施形態におけるリソース予約結果通知
メッセージの構成図。
【図4】第1の実施形態におけるサービス種の具体例を
示す説明図。
【図5】第1の実施形態における交換装置の内部構成
図。
【図6】第1の実施形態における交換装置の制御部の内
部構成図。
【図7】第1の実施形態におけるリソース管理テーブル
の内容を示す説明図。
【図8】第1の実施形態における予約リソース管理テー
ブルの内容を示す説明図。
【図9】第1の実施形態における交換装置がリソース予
約を行う動作の流れを示すフローチャート。
【図10】第1の実施形態における交換装置がリソース
予約を行う動作の流れを示すフローチャート。
【図11】第1の実施形態における交換装置がリソース
予約を行う動作の流れを示すフローチャート。
【図12】第1の実施形態における交換装置が予約が成
功した旨のリソース予約結果通知メッセージを受信した
場合に行う動作の流れを示すフローチャート。
【図13】第1の実施形態におけるトラフィック制御情
報の内容を示す説明図。
【図14】第1の実施形態における回線インタフェース
の内部構成図。
【図15】第1の実施形態に係る交換網に発生した障害
の一例を示す説明図。
【図16】第1の実施形態における障害通知メッセージ
の構成図。
【図17】第1の実施形態における交換装置が障害通知
メッセージを受信した場合に行う動作の流れを示すフロ
ーチャート。
【図18】第1の実施形態に係る交換網に発生した障害
の一例を示す説明図。
【図19】第2の実施形態に係る交換網の全体構成図。
【図20】第2の実施形態における予約リソース通知メ
ッセージの構成図。
【図21】第2の実施形態におけるリソース管理テーブ
ルの内容を示す説明図。
【図22】第2の実施形態における予約リソース管理テ
ーブルの内容を示す説明図。
【図23】第3の実施形態に係る交換網の全体構成図。
【図24】第3の実施形態におけるトラフィック制御情
報通知メッセージの構成図。
【符号の説明】 1,1',1''…交換網、2-1〜2-4,2-1'〜2-
4',2-1''〜2-4''…交換装置、3,3-1〜3-4
…通信回線、4-1〜4-2…ユーザ端末、6…リソース
管理サーバ、51…リソース予約要求メッセージ、52
…リソース予約結果通知メッセージ、53…障害通知メ
ッセージ、54…予約リソース通知メッセージ、55…
トラフィック制御情報通知メッセージ、20…パケット
スイッチ、21…制御部、22…回線インタフェース、
211…通信インタフェース、212…メモリ、213
…CPU、210,210-1〜210-4…リソース管
理テーブル、214,214-1〜214-4…予約リソ
ース管理テーブル、220…トラフィック制御情報、2
21…回線終端部、222…トラフィック制御部、22
3…通信インタフェース部、226a…予約キュー、2
26b…非予約キュー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 修司 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式 会社日立製作所 オフィスシステム事業 部内 (72)発明者 太田 正孝 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株式会社日立製作所 情報通信事業部内 (56)参考文献 特開 平9−121217(JP,A) 特開 平6−30021(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のユーザ端末を収容している交換装置
    が複数接続されてなる交換網であって、 上記複数のユーザ端末は、各々、 通信を行う時刻を示す時刻情報を指定したリソース予約
    要求を、自ユーザ端末を収容している交換装置に送信す
    る予約要求手段を有し、 上記複数の交換装置は、各々、 上記交換網のリソースのうちの自交換装置が使用可能な
    リソースの各々について、該リソースの予約状況を、該
    リソースを使用する通信が行われる時刻を示す時刻情報
    と共に管理する管理手段と、 上記時刻情報が指定されたリソース予約要求を受信した
    場合に、該時刻情報が示す時刻に未予約のリソースを求
    め、求めたリソースを、該時刻情報が示す時刻に行われ
    る通信で使用されるリソースとして予約する予約手段と
    を有し、 上記予約要求手段は、 上記リソース予約要求に、該当する通信の予約優先度を
    示す優先度情報をさらに指定し、 上記管理手段は、 上記交換網のリソースのうちの自交換装置が使用可能な
    リソースの各々について、該リソースを使用する通信の
    予約優先度を示す優先度情報をさらに管理し、 上記予約手段は、 上記時刻情報および上記優先度情報が指定されたリソー
    ス予約要求を受信した場合に、該時刻情報が示す時刻に
    未予約のリソースがないならば、該時刻情報が示す時刻
    に予約済のリソースのうちの、該優先度情報が示す予約
    優先度より低い予約優先度の通信で使用されるいずれか
    のリソースの予約を無効にし、予約を無効にしたリソー
    スを、該時刻情報が示す時刻に行われる通信で使用され
    るリソースとして予約することを特徴とする交換網。
  2. 【請求項2】複数のユーザ端末を収容している交換装置
    が複数接続されてなる交換網であっ て、 上記複数のユーザ端末は、各々、 通信を行う時刻の許容時間範囲を示す許容時間範囲情
    報、および、該通信で転送されるデータの量を示す通信
    量情報を指定したリソース予約要求を、自ユーザ端末を
    収容している交換装置に送信する予約要求手段を有し、 上記複数の交換装置は、各々、 上記交換網のリソースのうちの自交換装置が使用可能な
    リソースの各々について、該リソースの予約状況を、該
    リソースを使用する通信が行われる時刻を示す時刻情報
    と共に管理する管理手段と、 上記許容時間範囲情報および上記通信量情報が指定され
    たリソース予約要求を受信した場合に、該許容時間範囲
    情報が示す許容時間範囲のうちのリソースの使用率が低
    い任意の時刻、および、該時刻に未予約のリソースを求
    め、求めたリソースを、求めた時刻に、該通信量情報が
    示す量のデータを転送する通信で使用されるリソースと
    して予約する予約手段とを有することを特徴とする交換
    網。
  3. 【請求項3】請求項2記載の交換網であって、 上記予約要求手段は、 上記リソース予約要求に、該当する通信の予約優先度を
    示す優先度情報をさらに指定し、 上記管理手段は、 上記交換網のリソースのうちの自交換装置が使用可能な
    リソースの各々について、該リソースを使用する通信の
    予約優先度を示す優先度情報をさらに管理し、 上記予約手段は、 上記許容時間範囲情報および上記通信量情報、並びに、
    上記優先度情報が指定されたリソース予約要求を受信し
    た場合に、該許容時間範囲情報が示す許容時間範囲に未
    予約のリソースがないならば、該許容時間範囲情報が示
    す許容時間範囲に予約済のリソースのうちの、該優先度
    情報が示す予約優先度より低い予約優先度の通信で使用
    されるいずれかのリソースの予約を無効にし、予約を無
    効にしたリソースを、該リソースが予約されていた時刻
    に、該通信量情報が示す量のデー タを転送する通信で使
    用されるリソースとして予約することを特徴とする交換
    網。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載の交換網であっ
    て、 上記複数の交換装置は、各々、 上記予約手段が予約したリソースを使用する通信につい
    て、該通信の宛先側ユーザ端末に至る通信経路の次ノー
    ドとなる他交換装置に、受信したリソース予約要求を転
    送する予約要求転送手段を有することを特徴とする交換
    網。
  5. 【請求項5】請求項4記載の交換網であって、 上記複数の交換装置は、各々、 上記予約手段がリソースを予約した場合に、その予約状
    況を、全ての他交換装置に通知する予約状況通知手段
    と、 他交換装置から通知された予約状況に従って、全ての他
    交換装置の管理手段の管理内容と同じ管理内容を記憶保
    持する記憶手段とを有し、 上記予約要求転送手段は、 上記記憶手段の記憶内容に基づいて、未予約のリソース
    が多い他交換装置を、受信したリソース予約要求の転送
    先として選択することを特徴とする交換網。
  6. 【請求項6】請求項4または5記載の交換網であって、 上記複数の交換装置は、各々、 自交換装置が検出した障害によって予約を維持すること
    ができなくなったリソースがある場合に、該リソースを
    使用する通信の送信側ユーザ端末および宛先側ユーザ端
    末を自交換装置が収容していないならば、該送信側ユー
    ザ端末に至る通信経路の次ノードとなっている他交換装
    置、および、該宛先側ユーザ端末に至る通信経路の次ノ
    ードとなっている他交換装置に、該リソースを使用する
    通信を示す障害通知を送信する障害通知送信手段と、 他交換装置から障害通知を受信した場合に、該障害通知
    が示す通信の送信側ユーザ端末および宛先側ユーザ端末
    を自交換装置が収容していないならば、該送信 側ユーザ
    端末に至る通信経路の次ノードとなっている他交換装
    置、および、該宛先側ユーザ端末に至る通信経路の次ノ
    ードとなっている他交換装置に、受信した障害通知を転
    送する障害通知転送手段と、 自交換装置が検出した障害によって予約を維持すること
    ができなくなったリソースがある場合に、該リソースを
    使用する通信の送信側ユーザ端末を自交換装置が収容し
    ているならば、該リソースを使用する通信についてのリ
    ソース予約要求を生成し、該リソースを使用する通信の
    宛先側ユーザ端末に至る別の通信経路の次ノードとなる
    他交換装置に、生成したリソース予約要求を転送し、ま
    た、他交換装置から障害通知を受信した場合に、該障害
    通知が示す通信の送信側ユーザ端末を自交換装置が収容
    しているならば、該障害通知が示す通信についてのリソ
    ース予約要求を生成し、該障害通知が示す通信の宛先側
    ユーザ端末に至る別の通信経路の次ノードとなる他交換
    装置に、生成したリソース予約要求を転送する再予約手
    段とを有することを特徴とする交換網。
  7. 【請求項7】複数のユーザ端末を収容している交換装置
    が複数接続されてなる交換網において用いられる交換装
    置であって、 上記交換網のリソースのうちの自交換装置が使用可能な
    リソースの各々について、該リソースの予約状況を、該
    リソースを使用する通信が行われる時刻を示す時刻情報
    と共に管理する管理手段と、 通信を行う時刻を示す時刻情報が指定されたリソース予
    約要求を受信した場合に、該時刻情報が示す時刻に未予
    約のリソースを求め、求めたリソースを、該時刻情報が
    示す時刻に行われる通信で使用されるリソースとして予
    約する予約手段とを有し、 上記管理手段は、 上記交換網のリソースのうちの自交換装置が使用可能な
    リソースの各々について、該リソースを使用する通信の
    予約優先度を示す優先度情報をさらに管理し、上記予約
    手段は、 上記時刻情報、および、通信の予約優先度を示す優先度
    情報が指定されたリソース予約要求を受信した場合に、
    該時刻情報が示す時刻に未予約のリソースがな いなら
    ば、該時刻情報が示す時刻に予約済のリソースのうち
    の、該優先度情報が示す予約優先度より低い予約優先度
    の通信で使用されるいずれかのリソースの予約を無効に
    し、予約を無効にしたリソースを、該時刻情報が示す時
    刻に行われる通信で使用されるリソースとして予約する
    ことを特徴とする交換装置。
  8. 【請求項8】複数のユーザ端末を収容している交換装置
    が複数接続されてなる交換網において用いられる交換装
    置であって、 上記交換網のリソースのうちの自交換装置が使用可能な
    リソースの各々について、該リソースの予約状況を、該
    リソースを使用する通信が行われる時刻を示す時刻情報
    と共に管理する管理手段と、 通信を行う時刻を示す時刻情報が指定されたリソース予
    約要求を受信した場合に、該時刻情報が示す時刻に未予
    約のリソースを求め、求めたリソースを、該時刻情報が
    示す時刻に行われる通信で使用されるリソースとして予
    約する予約手段とを有し、 上記予約手段は、 通信を行う時刻の許容時間範囲を示す許容時間範囲情
    報、および、該通信で転送されるデータの量を示す通信
    量情報が指定されたリソース予約要求を受信した場合
    に、該許容時間範囲情報が示す許容時間範囲のうちのリ
    ソースの使用率が低い任意の時刻、および、該時刻に未
    予約のリソースを求め、求めたリソースを、求めた時刻
    に、該通信量情報が示す量のデータを転送する通信で使
    用されるリソースとして予約することを特徴とする交換
    装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の交換装置であって、 上記管理手段は、 上記交換網のリソースのうちの自交換装置が使用可能な
    リソースの各々について、該リソースを使用する通信の
    予約優先度を示す優先度情報をさらに管理し、上記予約
    手段は、 上記時刻情報、および、通信の予約優先度を示す優先度
    情報が指定されたリソース予約要求を受信した場合に、
    該時刻情報が示す時刻に未予約のリソースがな いなら
    ば、該時刻情報が示す時刻に予約済のリソースのうち
    の、該優先度情報が示す予約優先度より低い予約優先度
    の通信で使用されるいずれかのリソースの予約を無効に
    し、予約を無効にしたリソースを、該時刻情報が示す時
    刻に行われる通信で使用されるリソースとして予約し、 上記許容時間範囲情報および上記通信量情報、並びに、
    通信の予約優先度を示す優先度情報が指定されたリソー
    ス予約要求を受信した場合に、該許容時間範囲情報が示
    す許容時間範囲に未予約のリソースがないならば、該許
    容時間範囲情報が示す許容時間範囲に予約済のリソース
    のうちの、該優先度情報が示す予約優先度より低い予約
    優先度の通信で使用されるいずれかのリソースの予約を
    無効にし、予約を無効にしたリソースを、該リソースが
    予約されていた時刻に、該通信量情報が示す量のデータ
    を転送する通信で使用されるリソースとして予約するこ
    とを特徴とする交換装置。
  10. 【請求項10】複数のユーザ端末を収容している交換装
    置が複数接続されてなる交換網において用いられる交換
    装置であって、 上記交換網のリソースのうちの自交換装置が使用可能な
    リソースの各々について、該リソースの予約状況を、該
    リソースを使用する通信が行われる時刻を示す時刻情報
    と共に管理する管理手段と、 通信を行う時刻の許容時間範囲を示す許容時間範囲情
    報、および、該通信で転送されるデータの量を示す通信
    量情報が指定されたリソース予約要求を受信した場合
    に、該許容時間範囲情報が示す許容時間範囲のうちのリ
    ソースの使用率が低い任意の時刻、および、該時刻に未
    予約のリソースを求め、求めたリソースを、求めた時刻
    に、該通信量情報が示す量のデータを転送する通信で使
    用されるリソースとして予約する予約手段とを有するこ
    とを特徴とする交換装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の交換装置であって、 上記管理手段は、 上記交換網のリソースのうちの自交換装置が使用可能な
    リソースの各々について、該リソースを使用する通信の
    予約優先度を示す優先度情報をさらに管理し、 上記予約
    手段は、 上記許容時間範囲情報および上記通信量情報、並びに、
    通信の予約優先度を示す優先度情報が指定されたリソー
    ス予約要求を受信した場合に、該許容時間範囲情報が示
    す許容時間範囲に未予約のリソースがないならば、該許
    容時間範囲情報が示す許容時間範囲に予約済のリソース
    のうちの、該優先度情報が示す予約優先度より低い予約
    優先度の通信で使用されるいずれかのリソースの予約を
    無効にし、予約を無効にしたリソースを、該リソースが
    予約されていた時刻に、該通信量情報が示す量のデータ
    を転送する通信で使用されるリソースとして予約するこ
    とを特徴とする交換装置。
  12. 【請求項12】請求項7、8、9、10または11記載
    の交換装置であって、 上記予約手段が予約したリソースを使用する通信につい
    て、該通信の宛先側ユーザ端末に至る通信経路の次ノー
    ドとなる他交換装置に、受信したリソース予約要求を転
    送する予約要求転送手段を有することを特徴とする交換
    装置。
  13. 【請求項13】請求項12記載の交換装置であって、 上記予約手段がリソースを予約した場合に、その予約状
    況を、全ての他交換装置に通知する予約状況通知手段
    と、 他交換装置から通知された予約状況に従って、全ての他
    交換装置の管理手段の管理内容と同じ管理内容を記憶保
    持する記憶手段とを有し、 上記予約要求転送手段は、 上記記憶手段の記憶内容に基づいて、未予約のリソース
    が多い他交換装置を、受信したリソース予約要求の転送
    先として選択することを特徴とする交換装置。
  14. 【請求項14】請求項12または13記載の交換装置で
    あって、 自交換装置が検出した障害によって予約を維持すること
    ができなくなったリソースがある場合に、該リソースを
    使用する通信の送信側ユーザ端末および宛先側ユーザ端
    末を自交換装置が収容していないならば、該送信側ユー
    ザ端末に至る通信経路の次ノードとなっている他交換装
    置、および、該宛先側ユーザ端末に至る 通信経路の次ノ
    ードとなっている他交換装置に、該リソースを使用する
    通信を示す障害通知を送信する障害通知送信手段と、 他交換装置から障害通知を受信した場合に、該障害通知
    が示す通信の送信側ユーザ端末および宛先側ユーザ端末
    を自交換装置が収容していないならば、該送信側ユーザ
    端末に至る通信経路の次ノードとなっている他交換装
    置、および、該宛先側ユーザ端末に至る通信経路の次ノ
    ードとなっている他交換装置に、受信した障害通知を転
    送する障害通知転送手段と、 自交換装置が検出した障害によって予約を維持すること
    ができなくなったリソースがある場合に、該リソースを
    使用する通信の送信側ユーザ端末を自交換装置が収容し
    ているならば、該リソースを使用する通信についてのリ
    ソース予約要求を生成し、該リソースを使用する通信の
    宛先側ユーザ端末に至る別の通信経路の次ノードとなる
    他交換装置に、生成したリソース予約要求を転送し、ま
    た、他交換装置から障害通知を受信した場合に、該障害
    通知が示す通信の送信側ユーザ端末を自交換装置が収容
    しているならば、該障害通知が示す通信についてのリソ
    ース予約要求を生成し、該障害通知が示す通信の宛先側
    ユーザ端末に至る別の通信経路の次ノードとなる他交換
    装置に、生成したリソース予約要求を転送する再予約手
    段とを有することを特徴とする交換装置。
  15. 【請求項15】請求項7、8、9、10、11、12、
    13または14記載の交換装置であって、 リソースを予約した通信で転送されるデータを格納する
    ための予約キュー、および、リソースを予約していない
    通信で転送されるデータを格納するための非予約キュー
    の2種類のキューを持ち、上記予約キューに格納された
    データを、上記非予約キューに格納されたデータよりも
    優先的に転送する転送制御手段を有することを特徴とす
    る交換装置。
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