JPH0669540A - 半導体発光素子、半導体発光素子アレー、光学検知装置、光学的情報処理装置および発光装置。 - Google Patents

半導体発光素子、半導体発光素子アレー、光学検知装置、光学的情報処理装置および発光装置。

Info

Publication number
JPH0669540A
JPH0669540A JP24428192A JP24428192A JPH0669540A JP H0669540 A JPH0669540 A JP H0669540A JP 24428192 A JP24428192 A JP 24428192A JP 24428192 A JP24428192 A JP 24428192A JP H0669540 A JPH0669540 A JP H0669540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
semiconductor light
passage region
current passage
emitting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24428192A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Hayamizu
一行 速水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP24428192A priority Critical patent/JPH0669540A/ja
Publication of JPH0669540A publication Critical patent/JPH0669540A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/481Disposition
    • H01L2224/48151Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/48221Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/48245Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic
    • H01L2224/48247Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic connecting the wire to a bond pad of the item

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Led Devices (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電流狭窄構造を有し、しかも、素子の同一方
向にp側電極及びn側電極が設けられた半導体発光素子
を提供する。 【構成】 p型基板1上にp型下部クラッド層2、活性
層3、n型上部クラッド層4、p型電流ブロック層5お
よびn型キャップ層6を積層する。このウエハ14の一
部領域に上部クラッド層4に達する深さのn型電流通路
領域(Si拡散域)9と、下部クラッド層2に達する深
さのp型電流通路領域(Zn拡散域)10を形成し、両
領域10,9を分離するようにウエハ全幅にわたってア
イソレート用溝11を掘り込む。アイソレート用溝11
を隔ててp型電流通路領域10側にp側電極8を設け、
n型電流通路領域9側にn側電極7を設け、n型電流通
路領域9と対向させて基板1に光取り出し窓12を開口
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体発光素子、半導体
発光素子アレー、光学検知装置、光学的情報処理装置お
よび発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】チップの同一方向からp側及びn側両電
極を取り出すことができる半導体発光素子は、ワイヤレ
ス実装が可能になるという特徴がある。すなわち、ワイ
ヤレス実装することにより、電極ワイヤ(ボンディン
グワイヤ)が不要になるため、ワイヤボンディング工程
が不要になる。ワイヤボンディングに必要なボンディ
ングパッドが不要となるため、素子自体を小さくするこ
とができ、高密度実装が可能になる。素子自体を小さ
くできることに伴って発光部の間隔を狭めることができ
るので、素子の集積度を上げることができ、1次元ない
し2次元アレー化に向いており、また、ワイヤボンディ
ング工程が不要であるため、1次元ないし2次元アレー
化が容易である、という長所がある。
【0003】また、このような半導体発光素子では、一
方表面から他方表面に向けて電流を流す必要がないの
で、絶縁体基板を使用できるという特徴がある。
【0004】このようにチップの同一方向からp側及び
n側電極を取り出すことができる半導体発光素子として
は、従来より、図23に示すような構造のものが知られ
ている。この半導体発光素子171は、いわゆるドーム
型発光素子であって、p−AlGaAs層172の下面
に別なp−AlGaAs層173を設け、このp−Al
GaAs層173の下面中央部にn−AlGaAs層1
74を埋め込み、p−AlGaAs層173とn−Al
GaAs層174との間に電流注入により発光させるた
めのpn接合を形成している。さらに、上面側を半球面
状に形成してCeO2反射防止膜175を形成してあ
り、n−AlGaAs層174の下面にn側電極176
を設け、p−AlGaAs層173の下面に環状のp側
電極177を設けてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような半
導体発光素子171は外径D2が400μm程度あり、
この発光素子171をエンコーダ、フォトマイクロセン
サ、バーコードリーダ、光ポインタなどの光学検知装
置、光学的情報処理装置、投光器などに応用する際に
は、発光素子の発光領域が大きいため、各装置を高分解
能化したり、ビーム径を微小化したりすることが困難で
あった。
【0006】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、チップの同
一方向からp側及びn側電極を取り出すことができる微
小発光径の半導体発光素子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体発光素子
は、基板と、該基板の上面に形成された第1導電型の下
部クラッド層と、該下部クラッド層の上面に形成された
活性層と、該活性層の上面に形成された第2導電型の上
部クラッド層と、該上部クラッド層の上面に形成された
第1導電型の電流ブロック層とを有する素子母体に、
第1導電型の不純物を導入することによって、上記電流
ブロック層から少なくとも上記活性層へと形成される第
1の電流通路領域、第2導電型の不純物を導入するこ
とによって、上記電流ブロック層から上記上部クラッド
層へと形成される第2の電流通路領域、上記電流ブロ
ック層の上方に形成され、上記第1の電流通路領域に導
電される第1の電極、および、上記電流ブロック層の
上方に形成され、上記第1の電流通路領域とは絶縁さ
れ、上記第2の電流通路領域に導電される第2の電極を
形成したことを特徴としている。
【0008】この半導体発光素子においては、上記第1
導電型の電流ブロック層の上面に第2導電型のキャップ
層が形成され、該キャップ層の上面に上記第1の電極お
よび第2の電極が形成されていてもよい。さらに、上記
第1の電流通路領域と上記第2の電流通路領域との間
に、少なくとも当該キャップ層を貫く深さまで絶縁領域
を形成してもよい。
【0009】また、上記第1の電極と第2の電極は、上
記素子母体の同一面側に形成することができる。
【0010】また、上記基板は絶縁物によって形成され
ていてもよい。
【0011】また、上記第1の電流通路領域を上記素子
母体の端面に臨ませて形成し、端面出射型の半導体発光
素子としてもよい。この場合には、上記第1の電流通路
領域が、上記素子母体の一方の端面から他方の端面にわ
たって形成されていてもよい。
【0012】また、上記第1の電流通路領域を上記素子
母体の端面に臨ませることなく一部の領域に形成し、面
出射型の半導体発光素子としてもよい。この場合には、
上記第1の電極の上記電流通路領域にほぼ対応する領域
に、光取り出し窓を形成してもよい。また、上記基板の
上記電流通路領域にほぼ対応する領域に、光取り出し窓
を形成してもよい。また、上記基板を発光波長に対して
透明な基板としてもよい。
【0013】この半導体発光素子は、複数個アレー化す
ることができる。また、この半導体発光素子は、光学検
知装置や光学的情報処理装置、発光装置に用いることが
できる。
【0014】
【作用】本発明の半導体発光素子にあっては、基板の上
に活性層や電流ブロック層等の結晶層を積層した素子母
体の上面から素子母体内に第1(第1導電型)の電流通
路領域及び第2(第2導電型)の電流通路領域をそれぞ
れ形成し、素子母体の上面に第1の電流通路領域と導通
する第1の電極と第2の電流通路領域と導通する第2の
電極を設けているので、第1の電極及び電流通路領域と
第2の電極及び電流通路領域との間に注入電流を流すこ
とによって活性層へ電流を注入し、活性層から光を発生
させることができる。
【0015】しかも、活性層の上方に逆バイアスpn接
合によって電流を遮断する第1の導電型の電流ブロック
層を設け、第2(第2導電型)の電流通路領域によって
電流ブロック層の一部を第2の導電型に反転させている
から、注入電流は第2の電流通路領域を通ってのみ活性
層に注入され、電流狭窄構造が実現されている。従っ
て、この第2導電型の電流通路領域を微小径にすること
により電流の閉じ込め効果を高くすることができ、活性
層の発光領域を微細化することができ、ビーム径を微小
化することができる。
【0016】また、本発明の半導体発光素子にあって
は、素子の同一面側から第1及び第2の電流通路領域を
形成し、同一面側に第1及び第2の電極を設けているの
で、電極ワイヤレス実装が可能になり、ワイヤボンディ
ング実装に比べて実装方法が簡単になる。また、ワイヤ
ボンディングに必要なボンディングパッドが不要になる
ので、素子を小さくでき、配線基板等への高密度実装が
可能になる。
【0017】さらに、ワイヤレス実装化によって素子自
体を小さくできるので、発光部の間隔を狭めることがで
き、素子の集積度を上げることができ、1次元ないし2
次元アレー化に適している。しかも、ワイヤレス実装が
可能であるので、多数の半導体発光素子をアレー化した
場合でも、ワイヤボンディング実装のように実装作業が
繁雑になることがなく、ワイヤレス実装によって実装作
業を簡単にすることができる。
【0018】さらに、第1及び第2の電極が素子の同一
面側にあり、注入電流は必ずしも基板を貫通して流れる
必要がないので、基板を絶縁体によって形成することが
可能になる。
【0019】また、第1の電流通路領域と第2の電流通
路領域との間においては、少なくとも電流ブロック層の
上面のキャップ層を貫く深さまで絶縁領域を形成すれ
ば、注入電流が活性層に注入されることなく、キャップ
層等を通してリークすることを防止することができる。
【0020】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例による裏面出射
面発光型の発光ダイオード(LED)Aを示す上面図、
断面図及び下面図である。この発光ダイオードAにあっ
ては、p−GaAs基板1の上に、p−Al0.45Ga
0.55As下部クラッド層2、p-−Al0.03Ga0.97
s活性層3、n−Al0.45Ga0.55As上部クラッド層
4、p−Al0.45Ga0.55As電流ブロック層5および
n−Al0.1Ga0.9Asキャップ層6を積層してウエハ
(素子母体)14が構成されている。このウエハ14の
一部微小領域には、キャップ層6の表面から少なくとも
電流ブロック層5を貫通する深さ(図示例では、上部ク
ラッド層4に達する深さ)までSiを拡散させてn型電
流通路領域9を形成してある。また、ウエハ14のn型
電流通路領域9と隔離した領域では、キャップ層6の表
面から少なくとも活性層3に届く深さ(図示例では、下
部クラッド層2に達する深さ)までZnを拡散させてウ
エハ14の全幅にわたってp型電流通路領域10を形成
してある。さらに、ウエハ14の表面には、p型電流通
路領域10とn型電流通路領域9を分離するようにウエ
ハ14の全幅にわたってアイソレート用溝(絶縁領域)
11が掘り込まれており、アイソレート用溝11を隔て
てキャップ層6のp型電流通路領域10側の表面にp側
電極8を設け、キャップ層6のn型電流通路領域9側の
表面にn側電極7を設けている。アイソレート用溝11
は、キャップ層6を通じてp型電流通路領域10からn
型電流通路領域9へ電流がリークするのを防止するため
のものであって、少なくともキャップ層6を貫く深さ
(好ましくは基板1に達する深さ)まで掘り込んでい
る。ウエハ14の下面においては、n型電流通路領域9
の下端面と対向させて基板1に光取り出し窓12が開口
されている。
【0021】したがって、この発光ダイオードAにおい
ては、p側電極8及びn側電極7が同一方向もしくは同
一面内から取り出されており、しかも、微小領域に形成
されたn型電流通路領域9によって電流狭窄構造の発光
ダイオードAが実現されている。すなわち、上部クラッ
ド層4と電流ブロック層5との間のpn接合は電圧印加
時には逆バイアスとなるので電流が流れず、電流ブロッ
ク層5の一部の導電型が反転しているn型電流通路領域
9を通してのみ電流が流れる電流狭窄構造となってい
る。この結果、p側電極8及びn側電極7間に駆動電圧
を印加すると、p側電極8から注入されたホールはp型
電流通路領域10を通って基板1に流れ、アイソレート
用溝11を跨いで活性層3に注入される。一方、n側電
極7から注入された電子はn型電流通路領域9を通って
活性層3に注入され、活性層3でホールと電子とが再結
合して発光する。こうして活性層3のn型電流通路領域
9の下端面と対向する微小領域で発光した微小発光径の
光はウエハ14の下面の光取り出し窓12から外部へ出
射される。
【0022】図2(a)(b)(c)(d)は上記発光
ダイオードAの製造方法を示す断面図である。以下、図
2に従って当該発光ダイオードAの製造方法を説明す
る。まず、MBE(分子線エピタキシャル成長)法また
はMOCVD(metal-organicCVD)法等を用いて、pー
GaAs基板1の上にp−Al0.45Ga0.55As下部ク
ラッド層2、p-−Al0.03Ga0.97As活性層3、n
−Al0.45Ga0.55As上部クラッド層4、p−Al
0.45Ga0.55As電流ブロック層5およびn−Al0.1
Ga0.9Asキャップ層6を順次成長させてウエハ14
を形成する。これはpnpn構造である。
【0023】ついで、キャップ層6の上に例えば塗布性
の拡散剤(OCD)を塗布することにより、p型の拡散
剤として例えばSiO2とZnOとの混合物からなるS
iO2−ZnO膜15を形成する。あるいは、スパッタ
法などを用いてSiO2−ZnO膜15を形成してもよ
い。ついで、HFなどのエッチング液を用いてSiO2
−ZnO膜15を所望の形状(例えば、縦100μm、
横300μmの長方形)にエッチングする。この後、S
iO2−ZnO膜15の上からキャップ層6表面の全面
にSiNx膜16を形成し、HFなどのエッチング液を
用いてウエハ14の外周端面に臨まない所望の位置(n
型電流通路領域9を設けようとする位置)に所望の形状
(例えば、直径50μmの円形)の窓17を開口する。
ついで、SiNx膜16の上から全面にn型拡散剤とし
て例えばSi膜18をスパッタ法などを用いて形成する
〔図2(a)〕。ここで、SiNx膜16はSiの拡散
を阻止するマスクの機能を果たす。
【0024】次に、例えば赤外線ランプフラッシュアニ
ール炉などを用いて、ウエハ14を熱処理することによ
りp型およびn型拡散を同時に行ない、p型電流通路領
域10及びn型電流通路領域9を形成する〔図2
(b)〕。ここで、n型電流通路領域9(Si拡散領
域)を形成するためのn型拡散は少なくとも電流ブロッ
ク層5を貫く深さまで行ない、また、p型電流通路領域
10(Zn拡散領域)を形成するためのp型拡散は少な
くとも活性層3に届く深さ(つまり、発光層となるpn
接合面を貫く深さ)まで行なう。図1及び図2の実施例
では、n型拡散は、上部クラッド層4に届く深さまで行
い、p型拡散は、下部クラッド層2に届くまで行ってい
る。このような拡散工程において、上記拡散源を用いる
と、n型(Si)拡散は1000℃、10秒間の熱処理
で約0.25μmの拡散深さが得られ、p型(Zn)拡
散は1000℃、10秒間の熱処理で約1.20μmの
拡散深さが得られるので、各層の厚みや熱処理条件を適
切に設定すれば、p型電流通路領域10及びn型電流通
路領域9ともに設計通りのものが得られる。
【0025】しかして、n型拡散により電流ブロック層
5の一部がn型に反転させられ、キャップ層6の表面よ
り連続したn型電流通路領域9が形成される。またp型
拡散によりキャップ層6及び上部クラッド層4の一部が
p型に反転させられ、n型電流通路領域9と同一面(キ
ャップ層6表面)上からp型電流通路領域10が形成さ
れる。このようにウエハ14の同一面上より、p型及び
n型電流通路領域10,9が形成されているため、ウエ
ハ14の同一面上にp側電極8とn側電極7を設けるこ
とができることとなる。また、n型拡散により微小なn
型電流通路領域9を形成することにより、微小発光領域
化の達成が可能になる。
【0026】こうして、p型及びn型電流通路領域1
0,9を形成した後、SiO2−ZnO膜15、SiNx
膜16、Si膜18をそれぞれ除去する。
【0027】つぎに、キャップ層6を伝ってp型電流通
路領域10からn型電流通路領域9に電流がリークする
のを防ぐため、ウエハ14を横切る形で例えば幅30μ
mのストライプ状にアイソレート用溝11を掘り込む
〔図2(c)〕。このアイソレート用溝11は、例えば
4H2SO4:1H22:1H2Oを用いて少なくともキ
ャップ層6を貫く深さまでエッチングすることにより形
成される。図示例では、アイソレート用溝11は、基板
1に到達する深さまでエッチングされている。
【0028】この後、スパッタ法などにより、キャップ
層6の表面のアイソレート用溝11によって隔てられた
片側領域にp型電流通路領域10と導通するようにp側
電極8を設け、もう一方領域にn型電流通路領域9と導
通するようにn側電極7を設ける。さらに、n型電流通
路領域9と向かい合う位置において、例えば1NH4
H:2OH22をエッチング液として基板1を所望の大
きさ及び形状(例えば、直径100μmの円形)で下部
クラッド層2に届くまでエッチングし、基板1に光取り
出し窓12を開口し〔図2(d)〕、図1のような裏面
出射面発光型の発光ダイオードAを得る。
【0029】図3は上記発光ダイオードAによって構成
された半導体発光素子アレーBを示す断面図である。こ
の半導体発光素子アレーBは、図1に示した発光ダイオ
ードAを1次元もしくは2次元アレー化したものであ
り、当該発光ダイオードAを同一ウエハ14上に1次元
状もしくは2次元状に配列してある。さらに、キャップ
層6を伝って一方の発光ダイオードAのp型電流通路領
域10から隣接する他方の発光ダイオードAのn型電流
通路領域9に電流がリークするのを防止するため、エッ
チングによって少なくともキャップ層6を貫く深さ(好
ましくは基板1に達する深さ)まで素子間アイソレート
用溝13を形成し、素子間アイソレート用溝13によっ
て素子間を分離してある。
【0030】このように発光ダイオードAをアレー化し
ても1個の発光ダイオードAを製作するのと同一工程に
よって製作することができ(アイソレート用溝11と素
子間アイソレート用溝13は同時に作製できる。)、各
p側電極8が1列に並び、各n側電極7も1列に並ぶの
で、素子同一方向からp側電極8及びn側電極7を取り
出せるというメリットがさらに生きてくる。すなわち、
多数の素子を含んでいるので、ワイヤボンディングによ
ればボンディング箇所が非常に多くなり、実装作業が面
倒になるが、ワイヤレス実装することにより一度にボン
ディングでき、実装作業が簡単になる。
【0031】なお、上記図1及び図3の実施例において
は、基板1に光取り出し窓12を開口したが、発光波長
に対して透明な基板1を用いれば、光取り出し窓12を
開口する必要がなくなり、そのための基板1の裏面エッ
チングが不要となる。
【0032】図4(a)(b)は本発明の第2の実施例
による発光ダイオードCを示す上面図及び断面図であ
る。この発光ダイオードCは上面出射面発光型の発光ダ
イオードであって、活性層3で発生した光をn型電流通
路領域9を通してn側電極7に開口した光取り出し窓2
2から外部へ出射させるようにしたものである。従っ
て、この発光ダイオードCにあっては、p側電極8とn
側電極7と光取り出し窓22が同一面側に形成されるこ
とになる。
【0033】この発光ダイオードCを製造する場合に
は、図2の製造方法と同様にしてp型及びn型電流通路
領域10,9を形成し、さらに、p型電流通路領域10
及びn型電流通路領域9を分離するようにエッチングに
よってアイソレート用溝11を掘り込んだ後、n型電流
通路領域9の上面に臨む所定の大きさ及び形状の領域
(例えば、n型電流通路領域9の上面の直径50μmの
円形領域)を除き、n側電極7とp側電極8をスパッタ
法などで形成することにより、光取り出し窓22を設け
るとよい。
【0034】この上面出射型の発光ダイオードCも、同
一ウエハ14上に1次元もしくは2次元アレー化し、各
発光ダイオードC間を素子間アイソレート用溝23によ
って分離することにより、図5に示すような1次元もし
くは2次元の半導体発光素子アレーDを構成することが
できる。
【0035】なお、上記各実施例では発光ダイオードの
場合について説明したが、図1〜図5のような構造は面
発光型の半導体レーザ素子にも適用できることはいうま
でもない。
【0036】図6は本発明の第3の実施例による端面出
射型の発光ダイオードEを示す斜視図である。この発光
ダイオードEにあっては、n型電流通路領域39がウエ
ハ43の一方の端面に臨んで形成されており、活性層3
3のn型電流通路領域39下端面と対向する領域で発生
した光は、ウエハ43の端面から外部へ出射される。
【0037】図7(a)(b)(c)は図6の発光ダイ
オードEの製造方法を示す正面図である。以下、図7に
従って当該発光ダイオードEの製造方法を説明する。ま
ず、MBE法またはMOCVD法等を用いて、p−Ga
As基板31の上にp−Al0.45Ga0.55As下部クラ
ッド層32、p-−Al0.03Ga0.97As活性層33、
n−Al0.45Ga0.55As上部クラッド層34、p−A
0.45Ga0.55As電流ブロック層35およびn−Ga
Asキャップ層36を順次成長させてウエハ43を形成
する。これはpnpn構造である。
【0038】ついで、キャップ層36の上に例えば塗布
性の拡散剤(OCD)を塗布することにより、p型の拡
散剤として例えばSiO2とZnOとの混合物からなる
SiO2−ZnO膜44を形成する。あるいは、スパッ
タ法などを用いてSiO2−ZnO膜44を形成しても
よい。ついで、HFなどのエッチング液を用いてSiO
2−ZnO膜44を所望の形状(例えば、縦100μ
m、横300μmの長方形)にエッチングする。この
後、SiO2−ZnO膜44の上からキャップ層36表
面の全面にSiNx膜45を形成し、HFなどのエッチ
ング液を用いてウエハ43の端面に臨む所望の位置(n
型電流通路領域9を設けようとする位置)に所望の形状
(例えば、幅5μm、長さ100μmの長方形)の窓4
6を開口する。ついで、SiNx膜45の上から全面に
n型拡散剤として例えばSi膜47をスパッタ法などを
用いて形成する〔図7(a)〕。ここで、SiNx膜4
5はSiの拡散を阻止するマスクの機能を果たす。
【0039】次に、例えば赤外線ランプフラッシュアニ
ール炉などを用いて、ウエハ43を熱処理することによ
りp型およびn型拡散を同時に行ない、p型電流通路領
域40及びn型電流通路領域39を形成する〔図7
(b)〕。ここで、n型電流通路領域(Si拡散領域)
39を形成するためのn型拡散は少なくとも電流ブロッ
ク層35を貫く深さまで行ない、また、p型電流通路領
域(Zn拡散領域)40を形成するためのp型拡散は少
なくとも活性層33に届く深さ(つまり、発光層となる
pn接合面を貫く深さ)まで行なう。図6及び図7の実
施例では、n型拡散は、上部クラッド層34に届く深さ
まで行い、p型拡散は、下部クラッド層32に届く深さ
まで行っている。このような拡散工程において、上記拡
散源を用いると、n型(Si)拡散は1000℃、10
秒間の熱処理で約0.25μmの拡散深さが得られ、p
型(Zn)拡散は1000℃、10秒間の熱処理で約
1.20μmの拡散深さが得られるので、各層の厚みや
熱処理条件を適切に設定すれば、p型電流通路領域40
及びn型電流通路領域39ともに設計通りのものが得ら
れる。
【0040】しかして、n型拡散により電流ブロック層
35の一部がn型に反転させられ、キャップ層36の表
面より連続したn型電流通路領域39が形成される。ま
たp型拡散によりキャップ層36及び上部クラッド層3
4の一部がp型に反転させられ、n型電流通路領域39
と同一面(キャップ層36の表面)上からp型電流通路
領域40が形成される。このようにウエハ43の同一面
上より、p型及びn型電流通路領域40,39が形成さ
れているため、ウエハ43の同一面上からp側電極38
とn側電極37を設けることができることとなる。ま
た、n型拡散により微小な電流通路領域を形成すること
により、微小発光領域化が達成される。
【0041】こうして、p型及びn型電流通路領域4
0,39を形成した後、SiO2−ZnO膜44、Si
x膜45、Si膜47をそれぞれ除去する。
【0042】つぎに、キャップ層36を伝ってp型電流
通路領域40からn型電流通路領域39に電流がリーク
するのを防ぐため、ウエハ43を横切る形で例えば幅3
0μmのストライプ状にアイソレート用溝11を掘り込
む〔図7(c)〕。このアイソレート用溝11は、例え
ば4H2SO4:1H22:1H2Oを用いて少なくとも
キャップ層36を貫く深さまでエッチングすることによ
り形成される。図示例では、アイソレート用溝11は、
基板31に到達する深さまでエッチングされている。
【0043】この後、スパッタ法などにより、キャップ
層36の表面のアイソレート用溝11によって隔てられ
た片側領域にp型電流通路領域40と導通するようにp
側電極38を設け、もう一方の領域にn型電流通路領域
39と導通するようにn側電極37を設け、図6のよう
な端面出射型の発光ダイオードEを得る。
【0044】図8は上記発光ダイオードEによって構成
された半導体発光素子アレーFを示す一部破断した斜視
図である。この半導体発光素子アレーFは、図6に示し
た端面出射型の発光ダイオードEを1次元アレー化した
ものであり、当該発光ダイオードEを同一ウエハ43上
に1次元状に配列してある。さらに、キャップ層36を
伝って一方の発光ダイオードEのp型電流通路領域40
から隣接する他方の発光ダイオードEのn型電流通路領
域39に電流がリークするのを防止するため、エッチン
グによって少なくともキャップ層36を貫く深さ(好ま
しくは基板31に達する深さ)まで素子間アイソレート
用溝42を形成し、素子間アイソレート用溝42によっ
て素子間を分離している。
【0045】図9は本発明の第4の実施例による端面出
射型の半導体レーザ素子Gを示す斜視図である。この半
導体レーザ素子Gにあっては、n型電流通路領域39が
ウエハ43の一方の端面から他方の端面に達するように
全長にわたって形成されており、この構造のものはレー
ザ発振するためレーザ発振器となり、活性層33の端面
から外部へレーザ光が出射される。なお、この半導体レ
ーザ素子Gも図6の発光ダイオードEと同様にして製造
される。
【0046】また、この半導体レーザ素子Gも図10に
示す半導体発光素子アレーHのように、素子間を素子間
アイソレート用溝42によって分離することによってウ
エハ43上に1次元アレー化することができる。
【0047】図11(a)(b)は、本発明の半導体発
光素子の実装形態を示す図である。本発明の半導体発光
素子Jは、p側電極及びn側電極が同一方向から取り出
されているので、ワイヤレス実装が可能であり、また、
2本のボンディングワイヤを用いて実装することも可能
であり、ダイボンディングとワイヤボンディングを併用
した通常の実装も可能である。図11(a)はワイヤレ
ス実装の一例を示す斜視図であって、一方のリード52
に導通したp側コンタクト部53及び他方のリード54
に導通したn側コンタクト部55が、互いに絶縁状態で
ステム51の上面に設けられており、p側及びn側電極
56,57を下にしてステム51の上面に実装された半
導体発光素子J(例えば、図1のような裏面出射型の発
光素子)のp側電極56がp側コンタクト部53にダイ
ボンディングされ、n側電極57がn側コンタクト部5
5にダイボンディングされている。58は光取り出し窓
である。
【0048】また、図11(b)はボンディングワイヤ
を用いた実装方法の一例を示す斜視図であって、一方の
リード52に導通したp側ポール59及び他方のリード
54に導通したn側ポール60が、互いに絶縁状態でス
テム51の上面に設けられており、p側及びn側電極5
6,57を上にしてステム51の上面に実装された半導
体発光素子J(例えば、図4のような上面出射型の発光
素子)のp側電極56がp側ポール59にボンディング
ワイヤ61によってワイヤボンディングされ、n側電極
57がn側ポール60にワイヤボンディングされてい
る。
【0049】なお、上記各実施例においては、半導体基
板の上に下部クラッド層等の結晶成長層を積層している
が、本発明の半導体発光素子にあっては、p側電極とn
側電極とが同一面側に形成されているので、基板を貫通
して電流が流れる必要はなく、絶縁体基板を用いてもよ
い。但し、p側電極とn側電極の間に電流を流す必要が
あるので、アイソレート用溝は基板まで達しない深さに
する必要がある。
【0050】また、図2や図7で説明した発光素子の製
造方法では、p型不純物拡散とn型不純物拡散とを同時
に行なったが、p型とn型の不純物導入は必ずしも同時
に行なう必要はなく、互いに独立した工程として、例え
ばn型の不純物を導入した後、p型の不純物を導入して
も良い。さらに、不純物導入方法としては、上述のよう
な固相拡散源による開管法に限らず、例えば閉管法、イ
オン注入法などでも良い。
【0051】つぎに、上記半導体発光素子を用いた応用
例について説明する。本発明によれば、素子の同一面側
からp側及びn側電極を取り出し、かつ、半導体発光素
子を微小発光径化することができる。このような微小な
発光径を有する半導体発光素子を光学検知装置や光学的
情報処理装置、投光器等に応用した場合、そのコリメー
ト性の良さ、集光性の良さから、機器の性能(例えば、
分解能)を飛躍的に向上させることができる。以下、そ
れらの応用例について詳述する。
【0052】まず、図12(a)(b)(c)に示す投
光器Kについて説明する。この投光器Kは、本発明の半
導体発光素子71を一方のリードフレーム72の上にダ
イボンディングすると共に他方のリードフレーム73に
ワイヤボンディングした状態で透明エポキシ樹脂等の封
止樹脂74で所定形状に低圧注型して封止し、全体とし
て角ブロック状の外形に構成されている。封止樹脂74
の表面には多数の環状レンズ単位を同心状に配列したフ
レネル型平板状レンズ75が一体形成されると共に、表
面の両側にはフレネル型平板状レンズ75と同じ高さ、
あるいはフレネル型平板状レンズ75よりもやや高いア
ゴ部76を突設してあり、アゴ部76によってフレネル
型平板状レンズ75を保護している。
【0053】この投光器Kの場合、半導体発光素子71
は、高い発光効率で、しかも微小な発光領域を有するも
のであるから、フレネル型平板状レンズ75により光の
指向特性が狭小化し、出力が強く、かつ細いビームが長
距離においても得られる。例えば、フレネル型平板状レ
ンズ75を焦点距離f=4.5mm、レンズ直径3.5m
mとし、半導体発光素子71の光取り出し窓を直径20
μmにしたとき、1mの距離におけるビーム径は直径4
mm程度である。しかるに、従来より用いられている通
常の発光ダイオード(すなわち、その光の出射面積が3
50μm角程度のもの)では、直径70mm程度まで広
がってしまうので、本発明による半導体発光素子71を
用いて投光器Kを作製することにより大きなメリットが
得られる。
【0054】また、従来より用いられている投光器16
1としては、図22に示すように、ステム162から突
出したヒートシンク163に半導体レーザ素子164及
びフレネル型平板状レンズ165を取り付け、これらを
金属キャップ166で覆ったキャンシール型のものなど
があるが、このような従来の投光器161と比較して本
発明の投光器Kは構造が大幅に簡略化されており、コス
ト及び嵩体積の低減を図ることができる。
【0055】なお、ここでは投光ビームとして指向性の
狭い平行光線を出射するものについて説明したが、フレ
ネル型平板状レンズ75のパラメータを変えることによ
り、集光ビームや偏向ビームなどの投光器にも適用でき
ることは自明である。
【0056】図13に示すものは、スクリーンなどの上
の映像等の位置を指示するためのハンディタイプのポイ
ンタ(投光器)Lである。このポインタLは、本発明に
よる発光ダイオード(LED)81、コリメート用の投
光レンズ82、動作回路83及びバッテリー84からな
っており、LED81から出射された光は投光レンズ8
2でコリメートされた後、スクリーン上に投射され、光
スポットにより指示箇所を示す。
【0057】現在使用されているポインタは、半導体レ
ーザ素子を用いたものがほとんどであるが、レーザ光を
用いているため、出射レーザ光が周囲の人の目に入ると
有害である。この危険性のため、レーザ規制等の問題が
起こっている。したがって、このような問題を解決する
ため、発光ダイオードを用いたLEDポインタなどが考
えられている。しかし、従来の全面発光型LED(発光
径400μm)を用い、焦点距離f=10mm、レンズ
径4mmの投光レンズでコリメートしたLEDポインタ
の場合、5m先のスクリーン上でのビーム径は200m
mと大きく広がってしまい、ほとんど見えなくなってし
まう。
【0058】これに対し、本発明によるLED81を用
いたポインタLの場合には、発光径10μmのLED8
1と、焦点距離f=10mm、レンズ径4mmの同様な
投光レンズ82を用いた場合、5m先のスクリーン上で
もビーム径は5mmと小さく、見易いものとなる。した
がって、本発明のLED81で光出力や指向性を向上さ
せることにより、安全で見易いポインタLを製作するこ
とができる。
【0059】図14(a)に示すものは本発明による半
導体発光素子95を用いた透過型光学式ロータリーエン
コーダMを示す斜視図である。このロータリーエンコー
ダMは、回転軸91に取り付けられた回転板92、回転
板92の外周部に対向した固定板93、回転板92及び
固定板93を挟んで対向させられた投光レンズ94と本
発明による半導体発光素子95及び受光素子96から構
成されている。回転板92の外周部には全周にわたって
1mmの間隔のスリット97が穿孔されており、固定板
93にも1mmの間隔でトラックAスリット98及びト
ラックBスリット99が穿孔されている。
【0060】しかして、半導体発光素子95から出射さ
れた光は、投光レンズ94でコリメートされた後、固定
板93のスリット98,99で分割され、回転板92の
スリット97を通り、受光素子96で検知される。固定
板93のトラックAスリット98とトラックBスリット
99は電気位相角を90゜ずらしてあり、A相信号・B
相信号が共にオン(受光状態)になるときをスケールの
1単位(1スリット)と数えることによりスケールを読
むものである。また、図14(b)に示すようにA相か
らオンになるか、あるいはB相からオンになるかで回転
方向を判別できるようになっている。
【0061】このロータリーエンコーダにおいて、例え
ば、従来の全面発光型半導体発光素子(発光径400μ
m)を用い、焦点距離f=10mm、レンズ径4mmの
投光レンズでコリメートしたとすると、そのコリメート
性の悪さによって回転板上のビーム径は、固定板のスリ
ット幅+約40μmに広がってしまう。したがって、6
00DPI(40μmピッチ)以上のスケールではスリ
ット幅以上にビームが広がることとなり、スケールを読
み取ることができず、高分解能化が不可能である。
【0062】これに対し、本発明による半導体発光素子
95を用いたロータリーエンコーダMでは、半導体発光
素子95の発光径を10μm程度に微小発光径化できる
ので、焦点距離f=10mm、レンズ径4mmの同様な
投光レンズ94を用いてコリメートしたとしても、回転
板92上のビーム径は、固定板93のスリット幅+約
0.5μmにビームの広がりを抑えることができる。し
たがって、高分解能化が可能であり、600DPI(4
0μmピッチ)以上のスケールを読み取ることも可能に
なる。よって、本発明による半導体発光素子95をロー
タリーエンコーダMに用いることにょり、特別な光学系
を用いることなく、ロータリーエンコーダMの分解能を
向上させることができる。
【0063】なお、上記実施例では、ロータリーエンコ
ーダを説明したが、リニアエンコーダヘッドにおいて本
発明による半導体発光素子を用いることによっても同様
な効果を得ることができる。さらに、光電センサにおい
ても同様な効果を得ることができる。
【0064】図15は本発明による半導体発光素子10
1を用いた光学式距離センサNの構成を示す説明図であ
る。この距離センサNは、本発明による半導体発光素子
101及びコリメートレンズ102からなる投光部と、
受光レンズ103及び位置検出素子104からなる受光
部とから構成されている。
【0065】図15は当該距離センサNによって対象物
105が有する凹凸の段差qを計測する場合を表わして
いる。半導体発光素子101から出射された光はコリメ
ートレンズ102で平行光化された後、対象物105上
に照射されてビームスポットSP1,SP2を生成し、そ
れぞれビームスポットSP1,SP2の反射像を位置検出
素子104上に結像させる。これらの結像位置は、位置
検出素子104の信号線106,107で得た信号比を
もって検出でき、その位置ずれ量より三角測量の原理を
用いて段差qが算出される。
【0066】本発明による半導体発光素子101は、高
出力で、かつ発光領域が制限されていて微小発光窓を有
するものであるので、このような距離センサNに本発明
による半導体発光素子101を用いれば、長距離検出が
可能で、しかもビームスポット径が小さく、分解能を向
上させることができる。
【0067】図16は上記距離センサNによる段差qの
測定結果を示している。これは距離センサNから10c
mだけ離れた位置に高さが2mmと5mmの凸部及び2
mmと5mmの凹部を有する対象物を位置させた場合の
測定結果であり、段差qに応じた特性曲線108が得ら
れている。なお、特性曲線108において、イは2mm
の凸部、ロは5mmの凸部、ハは2mmの凹部、ニは5
mmの凹部に対応する箇所である。
【0068】図17は本発明による半導体レーザ素子1
11を用いたレーザビームプリンタPを示す斜視図であ
る。これは、半導体レーザ素子111、投光側コリメー
トレンズ112、回転多面鏡(ポリゴンミラー)11
3、回転多面鏡113を一定方向に一定速度で回転させ
るスキャナモータ114、スキャナコントローラ11
5、集光レンズ116、感光体ドラム117、水平同期
用受光センサ118などから構成されている。
【0069】しかして、半導体レーザ素子111から出
射された光は投光側コリメートレンズ112を通ってコ
リメート光となり、回転多面鏡113で反射されると共
に水平方向にスキャンされ、集光レンズ116で感光体
ドラム117上に集光され、感光体ドラム117上に潜
像を生じさせる。
【0070】このようなレーザビームプリンタにおい
て、例えば全面発光型の従来のLED(発光径400μ
m)を用い、焦点距離f=15mmの集光レンズで15
0mm先の感光体ドラム上に集光したとすると、その集
光性の悪さのため、感光体ドラム上でのビーム径は4.
8mmと大きくなり、400DPIの印字密度仕様を満
足できなかった。
【0071】これに対し、本発明による半導体レーザ素
子111を用いたレーザビームプリンタPにあっては、
その発光径を5μm程度に微小化できるので、同一条件
で集光させた場合でもビーム径を60μm以下に絞るこ
とができ、400DPIの仕様を十分に満足することが
できる。
【0072】図18(a)は本発明による半導体発光素
子121を用いたバーコードリーダQを示す斜視図であ
る。このバーコードリーダQは、半導体発光素子12
1、投光側集光レンズ122、回転多面鏡123、回転
多面鏡123を一定方向に一定速度で回転させるスキャ
ナモータ124、等速走査レンズ125、受光側集光レ
ンズ126、受光素子127から構成されている。
【0073】しかして、半導体発光素子121から出射
された光は投光側集光レンズ122を通り、回転多面鏡
123で反射されると共に水平方向にスキャンされ、等
速走査レンズ125で等速化された後、バーコード12
8上で集光され、バーコード128上を走査される。さ
らに、バーコード128からの反射光は、受光側集光レ
ンズ126により受光素子127上に集光されて検知さ
れ、バーコード信号BSが得られる。このバーコードリ
ーダQにおいては、等速走査レンズ125により光ビー
ムの走査速度が等速化されているので、横軸に時間をと
り、縦軸に検知信号(バーコード信号BS)をとると、
図18(b)に示すようにバーコードに応じた信号BS
が得られる。
【0074】このようなバーコードリーダにおいては、
発光素子は一般的に半導体レーザ素子が用いられている
が、半導体レーザ素子は人体(特に、目など)に対して
危険性を有しており、発光ダイオードを用いたバーコー
ドリーダが望まれている。
【0075】しかしながら、発光ダイオードは一般的に
400μm程度の発光領域を有するため、この発光ダイ
オードを用いた場合、焦点距離f=15mmの集光レン
ズで250mm先のバーコード上に集光したとすると、
その集光性の悪さのため、バーコード上でのビーム径は
約6.7mm以上と大きくなり、バーコード(一般的
に、最小線幅は0.2mm)は到底読み取ることができ
ない。
【0076】これに対し、本発明によれば、半導体発光
素子121として発光ダイオードを用いたバーコードリ
ーダQでも、その発光径を10μm以下に微小発光径化
できるので、同一条件で集光させた場合でもバーコード
128上のビーム径をバーコード128の最小線幅以下
(0.2mm弱)まで絞ることができ、バーコード12
8を読み取ることができる。このように本発明による半
導体発光素子121を用いることにより、特別の光学系
を用いずとも、発光ダイオードを用いたバーコードリー
ダQの実現が可能となる。
【0077】図19(a)〜(g)は、それぞれ、本発
明による半導体発光素子131と光ファイバー132と
からなる光ファイバーモジュールR1〜R7を示す概略
図である。図19(a)は、半導体発光素子131の発
光領域に光ファイバー132の端面を対向させ、半導体
発光素子131から出射された光が光ファイバー132
の端面からコア内に入射し、光ファイバー132内を伝
送されるようになった直接結合方式の光ファイバーモジ
ュールR1である。また、図19(b)は、半導体発光
素子131と光ファイバー132の端面とを近接させ、
半導体発光素子131と光ファイバー132の端面との
間に光学樹脂133を充填した直接結合方式の光ファイ
バーモジュールR2である。また、図19(c)(d)
(e)は、半導体発光素子131と光ファイバー132
の端面との間に集束用光学系を置き、半導体発光素子1
31から出た光が集束用光学系で集束させられて光ファ
イバー132内に効率的に入射するようにした個別レン
ズ結合方式の光ファイバーモジュールR3〜R5であっ
て、集束用光学系として図19(c)の光ファイバーモ
ジュールR3では集束用ロッドレンズ134を用い、図
19(d)の光ファイバーモジュールR4では樹脂13
5で固定された球レンズ136を用い、図19(e)の
光ファイバーモジュールR5では集束用ロッドレンズ1
34及び球レンズ136を用いている。また、図19
(f)(g)の光ファイバーモジュールR6,R7は、
先端にレンズ機能をもつ球状部137を設けた光ファイ
バー(先球ファイバー)132を半導体発光素子131
に対向させたファイバーレンズ結合方式のものである。
【0078】このような光ファイバーモジュールにおい
ては、半導体発光素子と光ファイバーとの結合効率は、
半導体発光素子の発光径に強く依存している。図20は
直接結合方式及びレンズ結合方式の数種の光ファイバー
モジュールにおける結合効率の理論限界値αcを示す図
である(工学図書「光通信素子工学」米津宏雄 著)。
この図に表わされているように、半導体発光素子の発光
径D1が小さければ小さいほど、結合効率が高くなるこ
とが一般に知られている。したがって、光ファイバーモ
ジュールの結合効率を高くするためには、半導体発光素
子の発光径を小さくすることが非常に有効である。
【0079】しかし、従来のLED等の半導体発光素子
では、発光径を小さくすると素子抵抗が上昇し、発熱が
激しくなって大きな光出力が得られなかった。
【0080】これに対し、本発明による微小発光径の半
導体発光素子(特に、LED)131では、発光径を小
さくしていっても素子抵抗の上昇を低く抑えることがで
きるので、光出力の低下を小さくすることができる。し
たがって、光出力の低下を招くことなく高い結合効率を
得ることが可能になる。特に、本発明の半導体発光素子
131は、活性層にAlGaInP系の材料を用いてい
るため、プラスチックファイバーの伝送損失が最小とな
る660nmあたりでも高い発光効率を得ることがで
き、プラスチックファイバーを用いた光ファイバー通信
システムにおいて低損失でSN比の高いシステムを構成
することができる。
【0081】図21(a)は本発明による半導体発光素
子141を用いた光ファイバー型センサTを示す概略図
である。この光ファイバー型センサTは、半導体発光素
子141、投光用光ファイバー142、受光用光ファイ
バー143、受光素子144及び処理回路145より構
成されている。
【0082】しかして、半導体発光素子141から出射
された光は投光用光ファイバー142内を低損失で送ら
れ、光ファイバー142の端面から対象物146に向け
て出射される。対象物146で反射された光は受光用光
ファイバー143内に入射し、受光素子144で検知さ
れる。こうして受光素子144で検知される受光信号の
出力は、投受光用光ファイバー142,143の端面と
対象物146との距離Sによって図21(b)のように
変化するので、受光出力から対象物146までの距離S
を知ることができる。このようなセンサにおいては、受
光信号が検出可能なレベルまで低下したときの距離が検
知可能距離となる。したがって、本発明による半導体発
光素子141を用いると、微小発光径の光を出射するこ
とができるので、投光用光ファイバー142との結合効
率が高くなり、投光用光ファイバー142内に入射する
光を増加させ、検知物145までの距離Sを長くとって
も十分な検知信号を得ることができ、検知可能距離を長
くすることができる。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、第1及び第2の電極が
素子の同一面側から取り出されていてワイヤレス実装が
可能で、しかも、電流狭窄構造を有する半導体発光素子
を得ることができる。
【0084】この発光素子は、ワイヤレス実装が可能で
あるので、ワイヤボンディング実装に比べて実装方法を
簡単にできる。また、ワイヤボンディングに必要なボン
ディングパッドが不要になるので、素子を小さくでき、
配線基板等への高密度実装が可能になる。
【0085】さらに、ワイヤレス実装化によって素子自
体を小さくできるので、発光部の間隔を狭めることがで
き、素子の集積度を上げることができ、1次元ないし2
次元アレー化に適している。しかも、ワイヤレス実装が
可能であるので、多数の半導体発光素子をアレー化した
場合でも、ワイヤボンディング実装のように実装作業が
繁雑になることがなく、ワイヤレス実装によって実装作
業を簡単にすることができる。
【0086】また、この発光素子は、電流狭窄構造によ
り電流の閉じ込め効果を高くすることができるので、活
性層の発光領域を微細化することができ、ビーム径を微
小化することができる。
【0087】また、基板を絶縁体によって形成すること
が可能になる。さらに、第1の電流通路領域と第2の電
流通路領域との間に形成された絶縁領域により、キャッ
プ層等を通して電流がリークするのを防止することがで
きる。
【0088】また、本発明の半導体発光素子を光学検知
装置や光学的情報処理装置、投光器等に応用すれば、微
小ビーム径を用いることができるので、分解能等の光学
的性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)(c)は本発明の第1の実施例に
よる発光ダイオードを示す上面図、断面図及び下面図で
ある。
【図2】(a)(b)(c)(d)は同上の発光ダイオ
ードの製造方法を示す断面図である。
【図3】同上の発光ダイオードをアレー化した半導体発
光素子アレーを示す断面図である。
【図4】(a)(b)は本発明の第2の実施例による発
光ダイオードを示す上面図及び断面図である。
【図5】同上の発光ダイオードをアレー化した半導体発
光素子アレーを示す断面図である。
【図6】本発明の第3の実施例による発光ダイオードを
示す斜視図である。
【図7】(a)(b)(c)は同上の発光ダイオードの
製造方法を示す正面図である。
【図8】同上の発光ダイオードをアレー化した半導体発
光素子アレーを示す一部破断した斜視図である。
【図9】本発明の第4の実施例による半導体レーザ素子
を示す斜視図である。
【図10】同上の半導体レーザ素子をアレー化した半導
体発光素子アレーを示す一部破断した斜視図である。
【図11】(a)(b)は本発明にかかる半導体発光素
子の実装形態を示す斜視図である。
【図12】(a)(b)(c)は本発明による投光器を
示す斜視図、水平断面図及び側断面図である。
【図13】本発明によるポインタを示す断面図である。
【図14】(a)は本発明によるロータリーエンコーダ
を示す斜視図、(b)は当該エンコーダのA相信号とB
相信号を示す波形図である。
【図15】本発明による距離センサの構成を示す概略図
である。
【図16】同上の距離センサによる測定結果の一例を示
す図である。
【図17】本発明によるレーザビームプリンタを示す斜
視図である。
【図18】(a)は本発明によるバーコードリーダを示
す斜視図、(b)はバーコードリーダによる検知信号を
示す図である。
【図19】(a)(b)(c)(d)(e)(f)
(g)は、それぞれ、本発明による各種光ファイバーモ
ジュールを示す概略図である。
【図20】直接結合方式及びレンズ結合方式の光ファイ
バーモジュールにおける結合効率の理論限界値を示す図
である。
【図21】(a)は光ファイバー型センサの構成を示す
概略図、(b)は対象物の距離による受光出力の変化を
示す図である。
【図22】従来の投光器を示す一部破断した斜視図であ
る。
【図23】従来例の半導体発光素子を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
A 裏面出射型の発光ダイオード C 上面出射型の発光ダイオード E 端面出射型の発光ダイオード G 端面出射型の半導体レーザ素子 B,D,F,H 半導体発光素子アレー 1,31 基板 2,32 下部クラッド層 3,33 活性層 4,34 上部クラッド層 5,35 電流ブロック層 6,36 キャップ層 7,37 n側電極 8,38 p側電極 9,39 n型電流通路領域、 10,40 p型電流通路領域、 11,41 アイソレート用溝 12,22 光取り出し窓 13,42 素子間アイソレート用溝 14,43 ウエハ K 投光器 L ポインタ M ロータリーエンコーダ N 光学式距離センサ P レーザビームプリンタ Q バーコードリーダ R1〜R7 光ファイバーモジュール T 光ファイバー型センサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01S 3/18 H04B 10/04 10/06

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、該基板の上面に形成された第1
    導電型の下部クラッド層と、該下部クラッド層の上面に
    形成された活性層と、該活性層の上面に形成された第2
    導電型の上部クラッド層と、該上部クラッド層の上方に
    形成された第1導電型の電流ブロック層とを有する素子
    母体に、 第1導電型の不純物を導入することによって、上記電流
    ブロック層から少なくとも上記活性層へと形成される第
    1の電流通路領域、 第2導電型の不純物を導入することによって、上記電流
    ブロック層から上記上部クラッド層へと形成される第2
    の電流通路領域、 上記電流ブロック層の上方に形成され、上記第1の電流
    通路領域に導電される第1の電極、 および、上記電流ブロック層の上方に形成され、上記第
    1の電流通路領域とは絶縁され、上記第2の電流通路領
    域に導電される第2の電極を形成したことを特徴とする
    半導体発光素子。
  2. 【請求項2】 上記第1導電型の電流ブロック層の上面
    に第2導電型のキャップ層が形成され、該キャップ層の
    上面に上記第1の電極および第2の電極が形成されたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
  3. 【請求項3】 上記第1の電流通路領域と上記第2の電
    流通路領域との間に、少なくとも上記キャップ層を貫く
    深さまで、絶縁領域を形成したことを特徴とする請求項
    2に記載の半導体発光素子。
  4. 【請求項4】 上記第1の電極と第2の電極が、上記素
    子母体の同一面側に形成されていることを特徴とする請
    求項1,2又は3に記載の半導体発光素子。
  5. 【請求項5】 上記基板が絶縁物によって形成されてい
    ることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載の半
    導体発光素子。
  6. 【請求項6】 上記第1の電流通路領域は、上記素子母
    体の端面に臨んで形成され、端面出射型であることを特
    徴とする請求項1,2,3,4又は5に記載の半導体発
    光素子。
  7. 【請求項7】 上記第1の電流通路領域は、上記素子母
    体の一方の端面から他方の端面にわたって形成されたこ
    とを特徴とする請求項6に記載の半導体発光素子。
  8. 【請求項8】 上記第1の電流通路領域は、上記素子母
    体の端面に臨まず、一部の領域に形成され、面出射型で
    あることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5に記
    載の半導体発光素子。
  9. 【請求項9】 上記第1の電極の上記電流通路領域にほ
    ぼ対応する領域に、光取り出し窓が形成されたことを特
    徴とする請求項8に記載の半導体発光素子。
  10. 【請求項10】 上記基板の上記電流通路領域にほぼ対
    応する領域に、光取り出し窓が形成されたことを特徴と
    する請求項8に記載の半導体発光素子。
  11. 【請求項11】 上記基板が、発光波長に対して透明で
    あることを特徴とする請求項8に記載の半導体発光素
    子。
  12. 【請求項12】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10又は11に記載の半導体発光素子がアレー
    化されたことを特徴とする半導体発光素子アレー。
  13. 【請求項13】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10又は11に記載の半導体発光素子を備えた
    ことを特徴とする光学検知装置。
  14. 【請求項14】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10又は11に記載の半導体発光素子を備えた
    ことを特徴とする光学的情報処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10又は11に記載の発光装置。
JP24428192A 1992-08-19 1992-08-19 半導体発光素子、半導体発光素子アレー、光学検知装置、光学的情報処理装置および発光装置。 Pending JPH0669540A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24428192A JPH0669540A (ja) 1992-08-19 1992-08-19 半導体発光素子、半導体発光素子アレー、光学検知装置、光学的情報処理装置および発光装置。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24428192A JPH0669540A (ja) 1992-08-19 1992-08-19 半導体発光素子、半導体発光素子アレー、光学検知装置、光学的情報処理装置および発光装置。

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0669540A true JPH0669540A (ja) 1994-03-11

Family

ID=17116413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24428192A Pending JPH0669540A (ja) 1992-08-19 1992-08-19 半導体発光素子、半導体発光素子アレー、光学検知装置、光学的情報処理装置および発光装置。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0669540A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5639674A (en) * 1994-03-14 1997-06-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor light-emitting element and method for manufacturing therefor
JP2012522388A (ja) * 2009-03-31 2012-09-20 西安▲電▼子科技大学 紫外光発光ダイオード装置及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5639674A (en) * 1994-03-14 1997-06-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor light-emitting element and method for manufacturing therefor
JP2012522388A (ja) * 2009-03-31 2012-09-20 西安▲電▼子科技大学 紫外光発光ダイオード装置及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5317170A (en) High density, independently addressable, surface emitting semiconductor laser/light emitting diode arrays without a substrate
EP0649203B1 (en) Semiconductor laser with lens and method of manufacturing the same
US5062115A (en) High density, independently addressable, surface emitting semiconductor laser/light emitting diode arrays
JPH07176787A (ja) 半導体発光素子、発光装置、光結合装置、光学検知装置、光学的情報処理装置、投光器及び光ファイバモジュール
US11953308B2 (en) Light emitting element array and optical measuring system
JPH077184A (ja) 半導体発光素子、並びに当該発光素子を用いた投光器、光学検知装置及び光学的情報処理装置
US6687282B2 (en) Micro-lens built-in vertical cavity surface emitting laser
US6633598B1 (en) Semiconductor laser device, and image forming apparatus
JP7480873B2 (ja) 面発光レーザモジュール、光学装置及び測距装置
US20070237200A1 (en) Semiconductor laser diode array
JPH0645648A (ja) 上面出射型半導体発光素子、ならびに当該発光素子を用いた光学検知装置、光学的情報処理装置及び発光装置。
JPH0645650A (ja) 半導体発光素子、ならびに当該発光素子を用いた光学検知装置、光学的情報処理装置及び発光装置。
CN115461945B (zh) 激光器组件
JPH07226535A (ja) 半導体発光素子、光学検知装置、光学的情報検知装置、投光器及び光ファイバーモジュール
JPH06291365A (ja) 半導体発光素子及びその製造方法、光学検知装置、光学的情報処理装置、投光器並びに光ファイバモジュール
JP4155368B2 (ja) 半導体レーザアレイ素子
JPH0669540A (ja) 半導体発光素子、半導体発光素子アレー、光学検知装置、光学的情報処理装置および発光装置。
JPH0832111A (ja) 半導体発光素子並びに当該半導体発光素子を利用した発光装置、光学検知装置、光学情報処理装置及び光結合装置
JPH0645649A (ja) 半導体発光素子、ならびに当該発光素子を用いた光学検知装置、光学的情報処理装置及び発光装置。
KR20230070406A (ko) 수직 공동 표면 방사 레이저 장치 및 그의 제조방법
JPH05315709A (ja) 半導体発光素子及び当該半導体発光素子を用いた光学装置
US20210057884A1 (en) Semiconductor laser and projector
JPH11261110A (ja) 発光装置およびそれに用いられる上面電極接続部材
JPH1168153A (ja) 発光ダイオードおよびその製造方法
CN1108819A (zh) 半导体发光器件及使用半导体发光器件的光学装置