JPH0668440A - 回転ドラムのヘッド高さ調整機構 - Google Patents

回転ドラムのヘッド高さ調整機構

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JPH0668440A
JPH0668440A JP24425892A JP24425892A JPH0668440A JP H0668440 A JPH0668440 A JP H0668440A JP 24425892 A JP24425892 A JP 24425892A JP 24425892 A JP24425892 A JP 24425892A JP H0668440 A JPH0668440 A JP H0668440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
magnetic head
plate
rotary
head
Prior art date
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Pending
Application number
JP24425892A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriaki Kaneko
典章 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Pioneer Corp
Pioneer Corp
Original Assignee
Tohoku Pioneer Corp
Pioneer Electronic Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Pioneer Corp, Pioneer Electronic Corp filed Critical Tohoku Pioneer Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 位置ズレや姿勢変動を生じることなく、大き
な範囲で磁気ヘッドの高さを調節することができる高さ
調整機構を提供する。 【構成】 下ドラム12に対向する側で上ドラム11に
プレート40を固定し、予め磁気ヘッド13を貼り付け
たロータリトランス14をプレート40に貼り付ける。
プレート40は、上ドラム11にねじ込まれた調節ネジ
15の先端で押圧される。 【効果】 調節ネジ15による力は、磁気ヘッド13に
直接加えられず、プレート40及びロータリトランス1
4を介して磁気ヘッド13の高さ調節に使用される。そ
のため、磁気ヘッド13は、位置ズレや姿勢変動を起こ
すことなく、大きな変位量で高さ調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR,DAT等に使
用される回転ドラムのヘッド高さ調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオ信号をディジタル化して録音
再生するディジタルオーディオテープレコーダ(DA
T)は、媒体の非直線性等の影響を受けることがなく、
性能が優れている。また、カセットも小型であり、曲の
頭出しを迅速に行うこともできる。DATに使用するテ
ープの記録再生には、記録密度を上げるためにVTRと
同様な回転ドラム方式が採用されている。回転ドラム方
式では、たとえば図1に示す構造の回転ドラムが使用さ
れる。回転ドラムは、上ドラム11及び下ドラム12を
備えたドラムユニット10をもっている。上ドラム11
が回転軸20に対して回転自在で、下ドラム12が固定
式である。上ドラム11には磁気ヘッド13が取り付け
られており、上ドラム11と下ドラム12との間にロー
タリトランス14を対向配置している。
【0003】回転軸20は、下ドラム12に対しベアリ
ング21を介して回転自在で、モータ30の出力軸とな
っている。モータ30は、ビス31で取り付けられたス
テータヨーク32を備えており、ステータヨーク32に
間隙をおいてステータ基板33が配置されている。回転
軸20の端部に取り付けられたロータヨーク22に、多
極の駆動マグネット23が固定されている。駆動マグネ
ット23の外周円上にFGマグネット24が固定され、
FGマグネットの固定領域の外側でPG用ホール素子2
5がステータ基板33に取り付けられている。この回転
ドラムは、カセットデッキに傾斜して設けられている。
カセットハーフから引出された磁気テープは、斜めにト
ラックが形成された回転ドラムに螺旋状に巻き付けられ
る。磁気テープに記録されている情報等は、磁気ヘッド
13で検出され、所定の音響等に変換される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】回転ドラムの性能は、
各部の寸法精度に支配され、なかでも磁気ヘッド13の
位置精度に影響されるところが大きい。従来の磁気ヘッ
ド13では、ヘッドチップ13aをヘッドベース13b
に取り付け、この状態で巻き線や特性検査を行ってい
た。従来のドラムアッセイ状態でのヘッド高さは、次の
ようにして調整していた。先ず、ヘッドベース13bの
基準面からヘッドチップ13aのトラック下端までの寸
法を予め測定しておく。そして、ドラムアッセイ状態で
高さがほぼ同じになるようにペアリングを行い、或いは
同じになるようにスペーサを挿入する。
【0005】この寸法調整はおおまかなものであり、実
際に取り付けられた磁気ヘッド13を微調整してトラッ
クに対する位置精度を出すことが必要になる。そこで、
調節ネジ15のねじ込み操作によりドラムベースに取り
付けた磁気ヘッド13のベース13bを弾性変形させ、
ヘッドチップ13aの位置を修正する方式が採用されて
いる。しかし、ヘッドベース13b自体が小さなもので
あり、ヘッドベース固定ネジ部を支点とする変形である
ため、調節ネジ15によって変えられるヘッドチップ1
3aの変位量は僅かなものである。また、調節ネジ15
のねじ込み操作でヘッドベース13bを弾性変形させる
とき、磁気ヘッド13の姿勢が変化し易い欠点もある。
本発明は、このような問題を解消すべく案出されたもの
で、調節ネジの先端が押し当てられるプレートを組み込
むことにより、磁気ヘッドの姿勢変化を抑制しながら、
ヘッドチップの調整可能な変位量を大きくすることを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のヘッド高さ調整
機構は、その目的を達成するため、下ドラムに対向する
側で上ドラムに固定されたプレートと、該プレートに貼
り付けられたロータリトランスと、該ロータリトランス
に貼り付けられた磁気ヘッドと、前記上ドラムにねじ込
まれた調節ネジとを備え、前記調節ネジの先端によって
前記プレートが押圧されることを特徴とする。
【0007】
【実施例】本実施例のヘッド高さ調整機構は、図2に示
すように回転側の上ドラム11にプレート40を取り付
けている。プレート40は、軸方向に延びた上ドラム1
1の中央突出部11aに中央開口部が差し込まれ、中央
突出部11aのカシメ11bによって上ドラム11に固
定される。プレート40の上面一部を、上ドラム11に
設けた調節ネジ15のネジ孔に臨ませる。磁気ヘッド1
3は、ロータリトランス14の回転側14aに貼り付け
られ、ヘッドの先端がロータリトランス14から側方に
突出している。ロータリトランス14の回転側14a
は、上ドラム11に固定されたプレート40に貼り付け
られ,固定側14bに対向する。そして、調節ネジ15
を上ドラム11にねじ込む。なお、図2における符番1
6は、ドラムベースに対する下ドラム12の位置決めを
行う基準孔である。
【0008】磁気ヘッド13の高さ調節は、上ドラム1
1にねじ込まれている調節ネジ15のねじ込み量を変え
ることによって行われる。調節ネジ15の先端は、プレ
ート40を押圧し、プレート40に一体化されているロ
ータリトランス14を介し磁気ヘッド13を変位させ
る。この高さ調節を図1の場合と比較するとき、調節ネ
ジ15で加えられる力は、磁気ヘッド13に直接伝わる
ことなく、プレート40を介してロータリトランス14
の回転側14aに伝えられる。そのため、磁気ヘッド1
3がドラムの中央を支点として変位し、磁気ヘッド13
の姿勢変化を抑えることができる。また、ロータリトラ
ンスの初期ギャップ範囲内まで調整することができるた
め、磁気ヘッド13の変位量を大きく取ることができ
る。本実施例においては、プレート40をカシメにより
固定する方式を採用した。しかし、プレート40は、上
ドラム11と一体的に製作したり、ネジ,接着等によっ
て上ドラム11に固定することもできる。このような場
合にも、同様の効果が得られる。
【0009】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、磁気ヘッドの高さ調節を上ドラム側に固定したプレ
ート及びロータリトランスを介して行っている。そのた
め、調節可能な範囲が大きくなると共に、ドラム中央の
固定端からヘッド先端までの距離が大きくなるため、変
位に伴った撓み角が小さくなる。したがって、調節に伴
って磁気ヘッドの姿勢がずれることが少なくなる。この
ようにして、本発明によるとき、良質の記録再生に適し
た磁気記録再生装置用回転ドラムが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の回転ドラム
【図2】 本発明に従ったヘッド高さ調整機構が組み込
まれた回転ドラム
【符号の説明】
10 ドラムユニット 11 上ドラム
12 下ドラム 13 磁気ヘッド 14 ロータリトランス 14a ロータリトランスの回転側 14b ロータリトランスの固定側 15 調節ネジ 40 プレート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下ドラムに対向する側で上ドラムに固定
    されたプレートと、該プレートに貼り付けられたロータ
    リトランスと、該ロータリトランスに貼り付けられた磁
    気ヘッドと、前記上ドラムにねじ込まれた調節ネジとを
    備え、前記調節ネジの先端によって前記プレートが押圧
    されることを特徴とする回転ドラムのヘッド高さ調整機
    構。
JP24425892A 1992-08-19 1992-08-19 回転ドラムのヘッド高さ調整機構 Pending JPH0668440A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24425892A JPH0668440A (ja) 1992-08-19 1992-08-19 回転ドラムのヘッド高さ調整機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24425892A JPH0668440A (ja) 1992-08-19 1992-08-19 回転ドラムのヘッド高さ調整機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0668440A true JPH0668440A (ja) 1994-03-11

Family

ID=17116079

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24425892A Pending JPH0668440A (ja) 1992-08-19 1992-08-19 回転ドラムのヘッド高さ調整機構

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