JPH0667950U - デフ装置におけるリングギヤの締結部構造 - Google Patents

デフ装置におけるリングギヤの締結部構造

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JPH0667950U
JPH0667950U JP1470193U JP1470193U JPH0667950U JP H0667950 U JPH0667950 U JP H0667950U JP 1470193 U JP1470193 U JP 1470193U JP 1470193 U JP1470193 U JP 1470193U JP H0667950 U JPH0667950 U JP H0667950U
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differential
diff
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守 八尾
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H48/00Differential gearings
    • F16H48/38Constructional details
    • F16H2048/385Constructional details of the ring or crown gear

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  • Retarders (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 デフケースに対するリングギヤの締結強度を
向上させることを目的とし、かつ、このようにした場合
でも、デフケースが重くならないようにすると共に、デ
フケースが回転するときの機械的損失が大きくならない
ようにする。 【構成】 デフケース3にリングギヤ9を締結したデフ
装置1において、上記リングギヤ9に対応するデフケー
ス3の締結面18に凹部19を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、デフ(ディファレンシャル)装置において、デフケースとリング ギヤとの締結部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
デフ装置には、従来、実開昭61‐99753号公報で示されるものがある。
【0003】 これによれば、デフケースにリングギヤが締結され、このリングギヤに駆動力 が入力されることによって、このリングギヤと共にデフケースがその軸心回りに 回転するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記デフケースに対するリングギヤの締結の強度を向上させようと するとき、この締結部において、上記リングギヤに対応するデフケースの締結面 側の肉厚を厚くすることが考えられる。
【0005】 しかし、このようにすると、デフケースが重くなるという問題があり、肉厚を 厚くするには限度がある。
【0006】 一方、上記従来例では、デフケースの外面にリブが突設されており、このため 、上記したように肉厚を厚くしないでも、締結の強度が向上させられると考えら れる。しかし、このようにすると、通常、デフケースは油浴されているため、デ フケースに伴って回転するリブが上記油を攪拌し、よって、その撹拌抵抗により 、デフケースが回転するときの機械的損失が大きくなるという問題がある。
【0007】
【考案の目的】
この考案は、上記のような事情に注目してなされたもので、デフケースに対す るリングギヤの締結強度を向上させることを目的とし、かつ、このようにした場 合でも、デフケースが重くならないようにすると共に、デフケースが回転すると きの機械的損失が大きくならないようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためのこの考案の特徴とするところは、デフケースにリン グギヤを締結したデフ装置において、上記リングギヤに対応するデフケースの締 結面に凹部を形成した点にある。
【0009】
【作 用】
上記構成による作用は次の如くである。
【0010】 デフケース3にリングギヤ9を締結したデフ装置1において、上記リングギヤ 9に対応するデフケース3の締結面18に凹部19を形成してある。
【0011】 このため、リングギヤ9に対応するデフケース3の締結面18側の肉厚を厚く して、同上デフケース3に対するリングギヤ9の締結強度を向上させたとしても 、上記デフケース3に凹部19を形成した分、このデフケース3が重くなること が防止される。
【0012】 また、上記凹部19は、リングギヤ9に対応するデフケース3の締結面18に 形成したため、この凹部19は外部に露出しないことから、デフケース3の外面 は平滑に保たれる。
【0013】 よって、上記デフケース3を回転させたときの油の撹拌抵抗は小さく抑えられ る。
【0014】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面により説明する。
【0015】 図1中符号1は、自動車に備えられるデフ装置で、このデフ装置1は車体側に 支持されたデフキャリア2と、このデフキャリア2に収容されたデフケース3と で構成され、このデフケース3は上記デフキャリア2内で油浴されている。上記 デフケース3は、左右(図1に向っての方向をいう。以下同じとする。)一対の 軸受4,4により、上記デフキャリア2にその軸心5回りに回転自在に支承され ている。
【0016】 上記デフケース3はケース本体7と、このケース本体7の左右中途部から一体 的に突設される外向きフランジ8とで構成されている。9は平歯車式のリングギ ヤで、上記軸心5上に設けられている。上記外向きフランジ8とリングギヤ9と は6本のボルト10によって着脱自在に締結されている。そして、エンジン側の 駆動力が、中間歯車11等を介して上記リングギヤ9に入力されると、これに伴 ってデフケース3が上記軸心5回りに回転する。
【0017】 上記ケース本体7には、上記軸心5と直交する軸心を有するピニオン軸13が 取り付けられ、このピニオン軸13に一対のピニオンギヤ14,14がそれぞれ 回転自在に支承されている。
【0018】 上記ケース本体7内で、両ピニオンギヤ14,14に噛合し、かつ、上記軸心 5上に位置する左右一対のデフサイドギヤ15,15が設けられる。これら各デ フサイドギヤ15は、上記ケース本体7に対しそれぞれ軸心5回りに回転自在に 支承されている。これら各デフサイドギヤ15にそれぞれ車軸16の一端が連結 され、これら各車軸16の他端にそれぞれ車輪が連結されている。
【0019】 エンジンから、上記リングギヤ9を介しデフケース3に駆動力が入力されると 、このデフケース3と共に軸心5回りにピニオンギヤ14,14が回転して、こ れらピニオンギヤ14,14に噛合している各デフサイドギヤ15,15が同上 軸心5回りに回転させられる。これにより、上記車軸16を介し左右車輪に対し 、互いにほぼ均等にトルク配分がなされる。
【0020】 図1と図2において、上記リングギヤ9に対応するデフケース3の締結面18 に6つの凹部19が形成されている。これら各凹部19の開口は、上記デフケー ス3に対応するリングギヤ9の締結面20によって密閉状に閉じられている。こ れら各凹部19は軸心5回りに等間隔に配置され、それぞれ同形同大で、上記軸 心5を中心とする円弧状をなしている。また、相隣る凹部19,19の中間に前 記ボルト10が位置している。
【0021】 上記の場合、外向きフランジ8の肉厚が厚くされて、デフケース3に対するリ ングギヤ9の締結強度が向上させられている。
【0022】 この際、外向きフランジ8に凹部19が形成されているため、この外向きフラ ンジ8の肉厚は厚くされているが、凹部19を形成した分、デフケース3が重く なることが防止される。
【0023】 また、上記の場合、凹部19は、リングギヤ9に対応するデフケース3の締結 面18に形成されるため、この凹部19は外部に露出しないことから、デフケー ス3の外面は平滑に保たれている。
【0024】 このようにして、上記デフケース3を回転させたときのデフキャリア2内の油 の撹拌抵抗は小さく抑えられて、デフケース3を回転させたときの機械的損失が 大きくなることが防止されている。
【0025】
【考案の効果】
この考案によれば、デフケースにリングギヤを締結したデフ装置において、上 記リングギヤに対応するデフケースの締結面に凹部を形成してある。
【0026】 このため、リングギヤに対応するデフケースの締結面側の肉厚を厚くして、同 上デフケースに対するリングギヤの締結強度を向上させたとしても、上記デフケ ースに凹部を形成した分、このデフケースが重くなることが防止される。
【0027】 また、上記凹部は、リングギヤに対応するデフケースの締結面に形成したため 、この凹部は外部に露出しないことから、デフケースの外面は平滑に保たれる。
【0028】 よって、上記デフケースを回転させたときの油の撹拌抵抗は小さく抑えられて 、デフケースを回転させたときの機械的損失が大きくなることが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】デフ装置の断面図である。
【図2】図1の2‐2線矢視図である。
【符号の説明】 1 デフ装置 3 デフケース 5 軸心 7 ケース本体 8 外向きフランジ 9 リングギヤ 18 締結面 19 凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デフケースにリングギヤを締結したデフ
    装置において、上記リングギヤに対応するデフケースの
    締結面に凹部を形成したデフ装置におけるリングギヤの
    締結部構造。
JP1993014701U 1993-03-03 1993-03-03 デフ装置におけるリングギヤの締結部構造 Expired - Fee Related JP2593792Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017116064A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 マツダ株式会社 ディファレンシャル装置及びその製造方法
JP2018123936A (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 株式会社浅野歯車工作所 デフケース

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5926644A (ja) * 1982-08-04 1984-02-10 Nissan Motor Co Ltd デイフアレンシヤルギヤ装置

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