JPH0667483U - 上部旋回式車両の操向切換時安全装置 - Google Patents

上部旋回式車両の操向切換時安全装置

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JPH0667483U
JPH0667483U JP1461393U JP1461393U JPH0667483U JP H0667483 U JPH0667483 U JP H0667483U JP 1461393 U JP1461393 U JP 1461393U JP 1461393 U JP1461393 U JP 1461393U JP H0667483 U JPH0667483 U JP H0667483U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 逆ステアリング機構を有する上部旋回式車両
において、誤って逆ステアリング補正スイッチを操作す
ると油圧ラインが切り換わる危険を解消するための安全
装置を目的とする。 【構成】 逆ステアリング補正スイッチ17の回路リレ
ー31を設け、該リレー31の作動を制約するために、
上部旋回体が左または右へ90°以上旋回したことを検
出するリミットスイッチ32及びカム33を設ける、ま
たはトランスミッションシフトレバー42が中立位置を
検出するリミットスイッチ41を設ける、または車速が
ゼロまたは一定車速以下であることを検出する車速セン
サ52を設けることを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は上部旋回式車両のうち、逆ステアリング機構を持っているラフテレ ーンクレーン車に関するものであって、ラフテレーンクレーン車は作業場の移動 を便利にする目的で、180°旋回し操向する際はステアリングの操舵方向を逆 にする逆ステアリング機構を持っているが、この考案はこの逆ステアリング機構 に対する安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1に逆ステアリング機構を備えた上部旋回式車両の従来のステアリング油圧 系統図を示す。図において油圧ポンプ1からの圧油は、流量カット弁2、スイベ ルジョイント3、プライオリティバルブ4、ステアリングバルブ5を通って、再 度スイペルジョイント3を介してステアリングモード切換弁6を通り、図1に示 した状態では後ステアリング用バルブ7の「前位置」15を通って前輪ステアリ ング用ステアリングシリンダ8及び9に入るようになっている。
【0003】 後ステアリング用バルブ7には「前位置」15及び「後位置」16があり、四 輪ステアリング及び後逆ステアリング用バルブ10には「クラブ及び後逆ステア リング位置」11及び「コーディネイト位置」12があって、これらのバルブ位 置の組合せを運転席ステアリングモード切換スイッチ(図示せず)を操作してス テアリングモード切換弁を操作することにより、「前輪」,「後輪」,「クラブ 」,「コーディネイト」の4種類のステアリングモードが得られるようになって いる。 13,14は後輪ステアリングシリンダ、23は電気操作システム部を示す。 なお、図2にステアリングモードの説明図を示す。
【0004】 そして運転室内の操作パネル(図示せず)の逆ステアリング補正スイッチ17 を切り換えると、電源22から電流が電気信号線21を通ってステアリングモー ド切換弁6に含まれる逆ステアリング補正用バルブ18が、正位置19から逆位 置20に切り換わって、ステアリング油圧ラインを切換え、逆ステアリングモー ドが可能となるものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のステアリング油圧システムにおいては、上部旋回体がどの方向にあ っても、逆ステアリング補正スイッチを操作すると油圧ラインが切り換わり、逆 ステアリングとなるため大変危険である。 また走行中、誤って逆ステアリング補正スイッチを押すと、瞬間的に操舵方向 が逆になり、非常に危険である。従来技術においては、この他に運転者の意思に 係わらず運転席が逆向きになれば自動的に逆ステアリングになるものがあるが、 この場合でも誤って運転席を逆向きにすれば同様な危険があるものである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】
この考案は上記に鑑みなされたものであって、逆ステアリング機構を有する上 部旋回式車両において、逆ステアリング補正スイッチの回路に設けたリレーを作 動させるための手段として、 (1)上部旋回体が左または右へ90°以上旋回したことを検出するリミットス イッチ、およびカムからの信号 (2)トランスミッションシフトレバーが中立位置であることを検出するリミッ トスイッチからの信号 (3)車速がゼロまたは一定車速以下であることを検出する車速センサからの信 号 (4)以上(1)乃至(3)の手段の組合せを設けることにより逆ステアリング 補正スイッチの誤作動を防ぐものである。
【0007】
【実施例】
以下図面に基づいてこの考案の実施例について説明する。 図3、図4、図5はこの考案による第1実施例を示し、図3は電気操作システ ム図で、図1における電気操作システム部23に相当する部分を示し、図4はラ フテレーンクレーン車の要部側面図,図5は図4におけるA矢視図である。 図において31は逆ステアリング補正スイッチ17から電気信号21の間に設 けたリレー、32は電源22とリレー31との間に設けたリミットスイッチであ って、車体側では図4及び図5に示す位置に設けられている。 33はカムであって、上部旋回台の旋回中心Bを中心にして約180°の半円 周状の帯形状をしている。
【0008】 そして上部旋回台が左または右へ90°以上旋回するとカム33がリミットス イッチ32を作動させてリレー31がONの状態になり、逆ステアリング補正ス イッチ17が作用可能の状態になるので、上部旋回台が左または右へ90°以上 旋回しない限り逆ステアリング補正スイッチ17が作用不能であるので安全であ る。
【0009】 図6,図7はこの考案による第2実施例を示し、図6は上記第1実施例の電気 操作システム部を示す図3におけるリミットスイッチ32に替えてリミットスイ ッチ41としたものであり、図7はリミットスイッチ41とトランスミッション レバー42との取付状態を説明するための図である。
【0010】 そしてトランスミッションシフトレバー42が中立Nの位置にあるときは、リ ミットスイッチ41が作動してリレー31がONの状態になり、トランスミッシ ョンシフトレバー42が前進F位置、または後進R位置にあるときは、リミット スイッチ41がOFFになって、逆ステアリング補正スイッチ17が作用不能で あるので安全である。
【0011】 図8はこの考案による第3実施例を示し、上記第2実施例の電気操作システム 部を示す図6におけるリミットスイッチ41に替えてリレー51にしたものであ り、リレー51は車速センサ52からの車速情報を受けて、車速がゼロまたは一 定車速以下のときにONになるように設定されているので、車速がゼロ以上、ま たは一定車速以上のときは 、リレー31がOFFであるので、逆ステアリング 補正スイッチ17が作用不能で安全である。
【0012】 図9は上記第1実施例のフローダイヤグラムであり、図10は上記第2実施例 と第3実施例を組合せたもののフローダイヤグラムを示し、図11は上記第1、 第2及び第3実施例を組合せたもののフローダイヤグラムである。
【0013】 また図9及び図11における旋回角センサはリミットスイッチ32とカム33 とから構成されているが、過負荷防止安全装置の入力として専用の旋回角センサ を設けているものもあるので、このセンサから旋回角を入力してもよい。
【0014】
【考案の効果】
この考案は以上詳述したようして成るので、誤って逆ステアリング補正スイッ チが操作されても、安全装置が設けられていて、ステアリング油圧ラインが切り 換わらないので、逆ステアリング機構を備えた車両の安全性が格段に向上するも のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】逆ステアリング機構を備えた上部旋回式車両の
従来の油圧系統図である。
【図2】ステアリングモードの説明図である。
【図3】第1実施例の電気操作システム図である。
【図4】第1実施例が適用されるラフテレーンクレーン
車の要部側面図である。
【図5】図4におけるA矢視図である。
【図6】第2実施例の電気操作システム図である。
【図7】第2実施例のリミットスイッチとトランスミッ
ションの取付状態説明図である。
【図8】第3実施例の電気操作システム図である。
【図9】第1実施例のフローダイヤグラムである。
【図10】第1実施例と第2実施例とを組合せたものの
フローダイヤグラムである。
【図11】第1,第2及び第3実施例を組合せたものの
フローダイヤグラムである。
【符号の説明】
17 逆ステアリング補正スイッチ 31 リレー 32 リミットスイッチ 33 カム 41 リミットスイッチ 51 リレー 52 車速センサ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆ステアリング機構を有する上部旋回式
    車両において、逆ステアリング補正スイッチ17を作動
    させるための安全装置として、上部旋回体が左または右
    へ90°以上旋回したことをリミットスイッチ32、及
    びカム33で検出した信号により、リレー31を作動さ
    せることを特徴とする操向切換時安全装置。
  2. 【請求項2】 請求項1における安全装置として、トラ
    ンスミッションシフトレバー42が中立位置であること
    をリミットスイッチ41で検出した信号によりリレー3
    1を作動させることを特徴とする操向切換時安全装置。
  3. 【請求項3】 請求項1における安全装置として、車速
    センサ52により、車速がゼロまたは一定車速以下であ
    ることを検出した信号によりリレー51を作動させて、
    その信号によりリレー31を作動させることを特徴とす
    る操向切換時安全装置。
JP1461393U 1993-03-05 1993-03-05 上部旋回式車両の操向切換時安全装置 Expired - Fee Related JP2582683Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016141194A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 株式会社タダノ 油圧回路構造及び作業車両

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