JPH0667372U - 梱包用袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 破損し易い運送物を簡単に梱包して安全に輸
送できる梱包用袋を提供すること。 【構成】 逆止弁（２）を備えた密閉袋体（１）を２つ
折りにしてその各々の左右を接合（３）（４）して中間
に運送物品の収容空間（１３）を設けた２つの分割袋体
（１１）（１２）を形成したこと。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、荷物特にガラスのように破壊し易い物品を運送する場合に好適な梱 包用袋に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来から空気袋を用いて荷物を梱包する着想はあるが、従来のものは全て空気 袋を受ける箱が必要である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の課題は、極めて簡便に利用でき、特に袋を囲う箱を用いる必要のない 梱包用袋を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の手段は次のとおりである。

【０００５】 内面全体に保護膜を施した不通気性素材又は多重層の不通気性素材から成る密 閉袋体に、内部に通じる逆止弁を取付け、密閉袋体は中間より２つ折りにし、そ の左右両側縁を互いに接着して保護膜又は多重層により囲まれた梱包物の収容空 間が生じる２つの分割袋体となし、前記密閉袋体の中間折目に沿って各分割袋体 を互いに接合する圧着線部を設けた梱包用袋。

【０００６】

【作用】

収容空間１３に運送物品Ｇを納め逆止弁２より空気を両分割袋体１１，１２に 圧送すると各分割袋体１１，１２は膨張し、収容空間１３内の物品の周囲を空気 膜で被う。そのまま運送する。

【０００７】

【実施例】 図３、図４において１は密閉袋体で一端縁に内部に通じる逆止弁２を挿入し、 内面全体にミラーシート、紙又は樹脂のシートの保護膜５を施す。この密閉袋体 １は中間折目１０より２つ折りにしてその左右両側縁を図１に示すように加熱圧 着３，４することで図２に示す２つの分割袋体１１，１２に分け、その際中間折 目１０に沿って各分割袋体１１，１２の底となる部分に圧着線５，６を施しこれ を互いに接合して両分割袋体１１，１２間に圧着線５，６を底とする運送品の収 容空隙１３を形成する。尚保護膜５の代わりに密閉袋体の内側の強度を保持する ため不通気性素材を多重層にしても良い。

【０００８】

【効果】

本考案によれば、収容空間に運送物を収容し、逆止弁より空気を圧送し、分割 袋体を膨出させれば、運送物は空気により確実に周囲を保護し包装することがで きる。又内面は保護されているため梱包物の突起物により袋が傷付いたり空気漏 れを来たすおそれを防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本案梱包用袋の斜視図。

【図２】同上の縦断側面図。

【図３】製作途上の展開平面図。

【図４】同上の縦断側面図。

【図５】図３のＡ−Ａ′線における拡大断面図。

【図６】使用状態の断面図。

【符号の説明】

１ 密閉袋体 ２ 逆止弁 ３，４ 圧着部 ５ 保護膜 ６ 圧着線 １０ 中間折目 １１，１２ 分割袋体 １３ 収容空隙

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 下記（イ）（ロ）（ハ）３要素の結合か
   ら成り立つ梱包用袋。 （イ）内面全体に保護膜を施した不通気性素材又は多重
   層の不通気性素材から成る密閉袋体に、内部に通じる逆
   止弁を取付けたこと、 （ロ）密閉袋体は中間より２つ折りにし、その左右両側
   縁を互いに接着して、保護膜又は多重層により囲まれた
   梱包の収容空間が生じる２つの分割袋体となしたこと、 （ハ）前記密閉袋体の中間折目に沿って各分割袋体を互
   いに接合する圧着線部を設けたこと。