JPH0666871B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0666871B2
JPH0666871B2 JP1040657A JP4065789A JPH0666871B2 JP H0666871 B2 JPH0666871 B2 JP H0666871B2 JP 1040657 A JP1040657 A JP 1040657A JP 4065789 A JP4065789 A JP 4065789A JP H0666871 B2 JPH0666871 B2 JP H0666871B2
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一也 綱島
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像処理装置、特に印刷物の無地網部分の画像
を処理するのに適した画像処理装置に関する。
〔従来の技術〕
カラー印刷物の中には、色が一定の部分、いわゆる無地
網部分が多数存在する。このような無地網部分の製版工
程は一般のカラー部分の製版工程とは異なった特殊な工
程によって行われる。各無地網部分には、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)の4色の混合で表現される色が与えられるが、こ
の混合色は印刷時に各色について用いる分解版における
網点面積率をパーセントで表した数値(以下、網パーセ
ントと呼ぶ)によって決定される。従来は、同一の網パ
ーセント領域を抽出するためのマスクと、所望の網パー
セントで網点で設けられた透明フィルム(平網)とを何
種類も用意し、露光フィルムに露光を繰り返すことによ
り、無地網フィルムを作成する作業を行っていた。
最近では、このような無地網フィルムの作成をコンピュ
ータを利用して行う技術が提案されている。たとえば、
特願昭60-213259号明細書、特願昭60-270501号明細書、
特願昭62-231365号明細書には、コンピュータを用いた
無地網フィルム作成装置が開示されている。これらの装
置では、版下原稿に描画された輪郭線画像をスキャナな
どで読み取り、この読み取った画像データに基づいてコ
ンピュータによる着色を行い、直接各色ごとの無地網フ
ィルムが作成される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述したコンピュータを用いた無地網フィルム作成装置
は、一般に外部記憶装置としてディスク装置を有し、こ
のディスク装置内に画像データを保存している。着色な
どの画像処理を行う場合には、このディスク装置内の画
像データをコンピュータ内のメインメモリに読出し、こ
のメインメモリ内の画像データに対して着色などの画像
処理を施すことになる。この画像処理を行う間、処理対
象となる画像をディスプレイに表示する必要があるが、
この表示のためにフレームメモリが設けられ、表示に必
要な画像データをメインメモリからフレームメモリに転
送することによって必要な画像表示を行っている。
通常、画像データとしては、各画素の色値を画素の配列
のとおりに並べたラスターデータと、同じ色値をもった
画素の並びを示すランレングスデータと、が用いられて
いる。従来の装置では、メインメモリおよびフレームメ
モリでは画像データをラスターデータの形で記憶し、デ
ィスク装置では画像データをランレングスデータの形で
記憶している。これは、フレームメモリはディスプレイ
に直接接続されているため、データをラスターデータの
形で保持する必要があるのに対し、いくつもの画像を記
憶するディスク装置にはデータの全容量がより少なくな
るラスターデータの形でデータを保存した方が便利であ
るという理由によるものである。フレームメモリにデー
タを転送するメインメモリでは、フレームメモリと同様
のラスターデータの形が用いられている。したがって、
従来の装置では、ディスク装置内のランレングスデータ
形式の画像データを、ラスターデータに変換してメイン
メモリ上に読出し、このメインメモリ上のラスターデー
タをラスターデータの形式のままフレームメモリに転送
して画像表示を行っている。
しかしながら、このような装置ではメインメモリの容量
が非常に多く必要になるという問題がある。前述のよう
にラスターデータは、全画素数と同じ数のデータが必要
になるため、解像度の高い画像の場合には膨大なデータ
量を記憶するメモリが必要になるのである。一般にコン
ピュータのメインメモリはディスクなどに比べて1ビッ
トあたりの単価が高いため、容量の大きなメインメモリ
を確保するとそれだけコストが高くなるという問題があ
る。
従来装置のもう1つの問題は、画像を修正するために描
画処理を施す場合、描画演算の効率が非常に悪く、演算
時間が長くかかるという点である。通常、描画処理はメ
インメモリ内の画像データに対して行うことになるが、
前述のように従来装置ではメインメモリはラスターデー
タの形式で画像データを保持しているから、このラスタ
ーデータに対して描画処理を施すことになる。このよう
に膨大な量のラスターデータに対して描画処理を施すこ
とは非常に効率が悪く、処理時間が長くかかるのであ
る。
そこで本発明は、メインメモリの容量を低下させること
によりコストダウンを図ることができ、しかも効率の良
い描画演算を行うことのできる画像処理装置を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本願第1の発明は、画像処理装置において、 XY平面上に配列された画素によって構成される画像を記
憶するメモリであって、X方向に並んだ画素列を、画素
のもつ色値cと、同じ色値を有する画素の並びの終端を
示すことのできる値aと、によって表現される一連のラ
ンレングスデータ(c,a)で定義し、これをX方向に伸
びたラインごとに記憶するメインメモリと、 このメインメモリ内のランレングスデータをラスターデ
ータに変換するデータ形式変換部と、 ディスプレイに画像表示を行うために、画像データ変換
部で変換されたラスターデータを保持するフレームメモ
リと、 メインメモリ内の画像について、描画領域を指定するた
めの描画領域入力部と、 描画領域についての描画色を指定するための色入力部
と、 メモリメモリ内のランレングスデータ(c,a)のうち、
描画領域にかかるラインのデータを読み出すラインデー
タ読出部と、 ラインデータ読出部で読み出された1ライン分のランレ
ングスデータを、描画領域入力部により指定された描画
領域の位置を示すデータに基づいて1データずつ順に検
討し、描画領域に関連しないデータであればそのまま出
力し、関連するデータであれば描画色を参照してデータ
に少なくとも値aに関する修正を加えて出力する機能を
もったデータ更新部と、 このデータ更新部から与えられるデータによって、メイ
ンメモリを書き替えるラインデータ書込部と、 を設けたものである。
本願第2の発明は、画像処理装置において、 XY平面上に配列された画素によって構成される画像を記
憶するメモリであって、X方向に並んだ画素列を、画素
のもつ色値cと、同じ色値を有する画素の並びの終端を
示すことのできる値aと、によって表現される一連のラ
ンレングスデータ(c,a)で定義し、これをX方向に伸
びたラインごとに記憶するメインメモリと、 このメインメモリ内のランレングスデータをラスターデ
ータに変換するデータ形式変換部と、 ディスプレイに画像表示を行うために、画像データ変換
部で変換されたラスターデータを保持するフレームメモ
リと、 メインメモリ内の画像について、描画領域を指定するた
めの描画領域入力部と、 描画領域についての描画色を指定するための色入力部
と、 メインメモリ内のランレングスデータ(c,a)のうち、
描画領域にかかるラインのデータを読み出すラインデー
タ読出部と、 ラインデータ読出部で読み出された1ライン分のランレ
ングスデータを、1データずつ順に検討し、描画領域に
関連しないデータであればそのまま出力し、関連するデ
ータであれば描画色を参照してデータに修正を加えて出
力する機能をもったデータ更新部と、 このデータ更新部から与えられるデータによって、メイ
ンメモリを書き替えるラインデータ書込部と、 を設け、 データ更新部内に、データ修正の方法を示すデータ修正
パターンを複数組定義し、 データ更新部は、修正対象となるデータ(cn,an)にお
ける値anと、データ(cn,an)と同一ライン上で直前に
位置するデータ(cn−1,an−1)が存在する場合にはこ
のデータにおける値an−1と、上記同一ラインにおける
描画領域の始点位置を示す値Psと、上記同一ラインにお
ける描画領域の終点位置を示す値Peと、の相互大小関係
に基づいて、定義された複数組のデータ修正パターンの
うちの1組を選択し、選択したデータ修正パターンに示
されている方法により修正対象となるデータ(cn,an)
に対する修正を実行するようにしたものである。
〔作 用〕
本発明による画像処理装置では、画像データはランレン
グスデータの形式でメインメモリに記憶される。したが
って、ラスターデータの形式で記憶する従来装置に比べ
てメインメモリの容量を低減することができ、コストダ
ウンを図ることができる。また、画像の描画処理は、メ
インメモリ内のランレングスデータに対して行われるた
め、ラスターデータに対して行う従来の方法に比べて、
演算効率が改善され、処理速度が向上する。
ランレングスデータに対する描画処理は、次のようにし
てライン単位で行うことができる。まず、オペレータが
描画領域と描画色を入力する。ラインデータ読出部は、
この描画領域にかかるラインのデータをメインメモリか
ら読み出し、データ更新部に与える。データ更新部では
このデータを順に検討し、描画領域に関連したデータで
あるか否かを判断する。関連しないデータであれば、修
正を加えずにそのまま出力する。関連したデータであれ
ば、描画色によって描画領域が塗られるようにデータに
修正を加えて出力する。この出力されたデータは、ライ
ンデータ書込部によって再びメインメモリに書き込まれ
る。こうして、メインメモリ内のランレングスデータに
対して描画処理がなされる。
〔実施例〕
装置の構成 以下、本発明を図示する実施例に基づいて説明する。第
1図は本発明の一実施例に係る画像処理装置の構成を示
すブロック図である。この装置は、無地網フィルム作成
装置に本発明を適用したものであり、第1図の装置は実
際には無地網フィルム作成装置を構成している。この装
置の本体はコンピュータ100であり、このコンピュータ1
00に、ディスク装置200、入力装置300、ディスプレイ40
0が接続されている。入力装置300としては、キーボー
ド、マウスなどの一般的な入力デバイスを用いればよ
い。また、ディスク装置200にはレイアウトスキャナ500
が接続されている。輪郭線で構成されるモノクロ画像の
データはレイアウトスキャナ500で取り込まれ、一旦デ
ィスク装置200に保存される。ここでは、画像データは
容量を低減できるランレングスデータの形になってい
る。この画像データはコンピュータ100に取り込まれ、
ここで着色などの画像処理が施され、再びディスク装置
200に戻される。レイアウトスキャナ500は、ディスク装
置200から処理済みの画像データを取り込み、この画像
データに基づいて無地網フィルムが作成される。
続いて、コンピュータ100の内部の構成について説明す
る。コンピュータ100の内部構成は実際には、CPU、メモ
リなどのハードウェアと、これを動作させるためのソフ
トウェアの有機的な結合によって構築されているが、こ
こでは構成要素を機能部に分けてとらえることにする。
ディスク装置200から読出した画像データはメインメモ
リ110に記憶される。このメインメモリ110内の画像デー
タは、ランレングスデータであるが、データ形式変換部
115においてラスターデータに変換されてフレームメモ
リ120に転送される。このフレームメモリ120内の画像デ
ータに基づいて、ディスプレイ400に画像表示がなされ
る。オペレータはこの画像表示を見ながら、着色などの
画像処理を行うことになる。オペレータからの画像処理
の指示は入力装置300を介して、描画領域入力部130、色
入力部140に与えられる。データ更新部150は、この入力
データに基づいて、ランレングスデータの更新を行う機
能を有する。この更新作業は、メインメモリ110内の1
ラインのデータごとに行われる。すなわち、ラインデー
タ読出部160によってメインメモリ110から1ライン分の
データが読み出され、この1ライン分のデータの1つ1
つについてデータ更新部150によって処理が行われ、そ
の結果がラインデータ書込部170に保持される。1ライ
ン分の処理が終了すると、ラインデータ書込部170は保
持していた更新後のデータをメインメモリ110内の読み
出しを行ったライン位置に書き込む。
画像データの形式 ここで、ラスターデータおよびランレングスデータのデ
ータ構造について、第2図および第3図を参照しなが
ら、簡単に説明しておくことにする。いま、第2図
(a)に示すように、横方向に25画素、縦方向に16画
素、合計400画素からなる画素を考える。ここで、各画
素の色値を第2図(b)のように定義するものとする。
このような画像をラスターデータで表現すると、25×16
のマトリックスを用意し、ここに各色値を並べることに
なる。1画素の色値をたとえば4バイトのデータで表現
したとすれば、4×400=1600バイトものデータ量が必
要になる。これに対し、この画像をランレングスデータ
で表現すると第3図のようになる。データの1単位は
(c,a)なる形をもち、cは画素のもつ色値、aは同じ
色値を有する画素の並びの終端を示すコラム値である。
たとえば、ライン1には、(1,25)なるデータが記され
ているが、これは色値1の画素が25コラム目まで連続し
て並んでいることを示す。また、ライン3には、(1,
5)、(2,8)、(1,25)なるデータが記されているが、
これはまず、色値1の画素が5コラムまで並び、6コラ
ム目から8コラム目までは色値2の画素が並び、更に9
コラム目から25コラム目までは色値1の画素が並んでい
ることを示す。このようなランレングスデータの形式で
表現すると、1単位データを4バイトで構成しても、全
部で184バイトあれば全画像を表現することができる。
ラスターデータの形式による表現では、1600バイト必要
であったことに比べると、メモリ容量を大幅に節約する
ことができる。特に、無地網フィルムの絵柄では、両形
式によるデータ量の差が著しく、無地網フィルム作成装
置ではランレングスデータの形式でデータを保存した方
が好ましい。
前述のように、従来装置ではメインメモリ110はラスタ
ーデータの形式で画像データを保持していたが、本装置
ではメインメモリ110はランレングスデータの形式で画
像データを保持している点に特徴がある。しかしなが
ら、フレームメモリ120はディスプレイ400に画像を表示
するためにラスターデータの形式を要求する。そのた
め、メインメモリ110から、フレームメモリ120へ画像デ
ータを転送するプロセスで、データ形式の変換を行わね
ばならない。データ形式変換部115は、このデータ変換
の処理を行う機能を有するわけである。
描画処理の概要 オペレータはディスプレイ400に表示された画像を見な
がら、画像に細かい修正を加えることができる。これが
描画処理である。この描画処理は、メインメモリ110内
の画像データに対して行われるが、本装置では、メイン
メモリ110がランレングスデータの形式でデータを保持
しているために、従来のような描画処理をそのまま適用
するわけにはゆかない。従来のように、メインメモリ11
0がラスターデータの形式でデータを保持している場合
は、描画処理の原理は非常に単純である。すなわち、原
理的には、描画する領域の画素に対応するラスターデー
タの色値を、所望の色値に変換するだけでよい。ただ
し、膨大な画素のそれぞれについてこの処理を行うこと
は、決して演算効率が良いとはいえない。前述のよう
に、無地網フィルムの絵柄では、ランレングスデータの
形式でデータを保存した方がデータ量が著しく減少する
ため、描画処理もランレングスデータに対して行った方
が演算負荷が軽くなるのである。しかしながら、この描
画処理の原理は少々複雑になる。以下に、描画処理の具
体的な方法を示す。
いま、第4図に示すように3つの色値を定義する。そし
て、この3つの色によって第5図(a)に示すような画
像が形成されている場合を考える。この画像に対するラ
ンレングスデータは同図(b)に示すようになり、この
ランレングスデータがメインメモリ110に保持されてい
る。この状態で、オペレータが図の破線で示す領域A1に
ついて、色値1で示される色によって描画したとする。
描画処理後の画像は同図(c)に示すようなものとな
り、これに対応するランレングスデータは同図(d)の
ようになる。結局、この描画処理は、同図(b)に示す
データを同図(d)に示すデータに書き替える処理とい
うことになる。
この装置では、描画のために2とおりの入力方法が用意
されている。第1の方法はブラシによる描画、第2の方
法は線分指示による描画である。第1の方法であるブラ
シによる描画では、ブラシ図形とブラシの中心点位置が
オペレータによって入力される。ブラシ図形は、たとえ
ば、第6図に示すような円や正方形の6種類の図形を用
意し、この中から所望のブラシを選択すればよい。ディ
スプレイ400のメニュー表示部分にこれらのブラシ形状
を表示させ、任意のものを選択できるようにするとよ
い。ブラシの中心点位置は、タブレットなどの入力装置
によって指定することができる。実際の描画操作は、中
心点位置を連続的に動かすことによって行われる。たと
えば、第7図(a)に示すように、ブラシ図形B1を選択
し、タブレットペンによって中心点のスタート位置を点
Pに指定し、図の矢印に示すようにタブレットペンを動
かして中心点を右へ移動させると、同図(b)に示すよ
うに、領域A2が描画領域になる。
第2の方法である線分指示による描画では、線分の幅と
線分の端点がオペレータによって入力される。たとえ
ば、線分の幅をWに指定し、端点P1,P2,P3の位置をタブ
レットペンなどによって入力すれば、第8図に示すよう
な領域A3が描画領域になる。
第1図の装置では、ブラシによる描画の場合には、入力
装置300からブラシ図形がブラシ図形入力部131に、中心
点位置が中心点入力部132に入力され、描画領域が決定
される。また、線分指示による描画の場合には、線分の
幅と線分の端点が線分指示入力部133に入力され、描画
領域が決定される。いずれにしても、決定された描画領
域に関するデータは、データ更新部150およびラインデ
ータ読出部160に与えられる。
描画操作を行う場合、オペレータは上述のような描画領
域を特定する入力を行うとともに、描画のための色を指
定する入力を行わねばならない。この入力は、入力装置
300から色入力部140に対して行われる。通常の描画であ
れば、描画のための色は、描画色として描画色入力部14
1に入力される。描画処理とは、描画領域をこの描画色
で着色する処理に他ならない。なお、この装置には後に
詳述するように、元色指定による描画機能があり、この
機能を用いる場合には、描画色の他に元色が元色入力部
142に入力される。
通常の描画処理 さて、第5図(a)に示すように、描画領域A1が指定さ
れ、描画色として色値1で示される色が指定された場
合、描画処理によって同図(c)に示すような画像が得
られることになる。このような処理は、結局、同図
(b)のようなランレングスデータを同図(d)のよう
なランレングスデータに変更する処理ということにな
る。この装置では、この処理を1ライン単位で行ってい
る。すなわち、ラインデータ読出部160は、メインメモ
リ110内のランレングスデータを1ライン単位で読み出
す機能を有する。ただし、読み出すラインは、描画領域
にかかるラインに限られる。第5図(a)の画像につい
ていえば、描画領域A1はライン2〜7にかかっているの
で、ライン2から順にライン7までが読み出されること
になる。ラインデータ読出部160に、ライン2のデー
タ、すなわち、(1,3)(3,11)(2,14)が読み出され
ると、データ更新部150は、これらのデータを頭から1
つずつ順に検討し、描画領域に関連しないデータであれ
ばそのままラインデータ書込部170に出力し、関連する
データであれば描画色を参照してデータに修正を加えて
ラインデータ書込部170に出力する。このデータ修正に
よってデータ数が増減する場合もある。ラインデータ書
込部170は、データ更新部150から出力されるデータを順
に並べて保持する。そして1ライン分の処理が終了した
ら、この更新後の1ライン分のデータをメインメモリ11
0のもとの位置に書き込む。
以上の処理を、第5図(a)に示す画像について具体的
に説明しよう。まず、ラインデータ読出部160に、ライ
ン2のデータ、すなわち、(1,3)(3,11)(2,14)が
読み出される。データ更新部150は、最初のデータ(1,
3)を検討し、描画領域に関連しないデータであると判
断し、これをそのままラインデータ書込部170に出力す
る。続いて、次のデータ(3,11)を検討し、これを描画
領域に関連するデータであると判断し、これを(3,4)
(1,10)(3,11)という3つのデータに修正し、これを
ラインデータ書込部170に出力する。最後にデータ(2,1
4)を検討し、これを描画領域に関連しないデータであ
ると判断し、そのままラインデータ書込部170に出力す
る。結局、ラインデータ書込部170には、(1,3)(3,
4)(1,10)(3,11)(2,14)という5つのデータが保
持される。これをメインメモリのライン2に書き込め
ば、第5図(d)のライン2のデータとなる。これでラ
イン2の処理が終了したので、続いて、ラインデータ読
出部160には、ライン3のデータが読み出され、同様の
処理が行われる。
それでは、データ更新部150の判断および修正処理の論
理について説明しよう。データ更新部150は、描画領域
入力部130から与えられた描画領域を示す情報に基づい
て、検討中のラインについての描画領域の始点位置Ps
(演算の便宜上、この始点位置は実際の始点位置より1
コラム左の位置に定義することにする)と終点位置Peを
コラム値として認識することができる。たとえば、第5
図(a)の画像では、ライン2〜7のいずれについて
も、描画領域の始点位置Psはコラム4(実際の始点位置
はコラム5)であり、終点位置Peはコラム10ということ
になる。また、色入力部140からは、描画色の色値Cが
与えられる。データ更新部150は、これらの値Ps,Pe,Cを
用いて、判断および修正処理を行うのである。いま、検
討中のデータを(Cn,Pn)、その1つ前のデータを(Cn
−1,Pn−1)と表すと、第9図に示すように、検討中の
データに対して、次の6つのうちのいずれかのパターン
があてはまる。なお、1つ前のデータがない場合には、
Cn−1,Pn−1に関する条件を無視することにする。
(1)パターン1 Pn−1<Ps かつ Pn≦Psの場合 この場合は、検討中のデータ(Cn,Pn)が描画領域に関
連しないデータであると判断できる。
したがって、(Cn,Pn)をそのまま出力する。
(2)パターン2 Pn−1<Ps かつ Pn≦Ps かつ Pn≦Peの場合 この場合は、描画領域に関連するので、Cn≠Cであれば
(Cn,Ps)を出力する。すなわち、データの修正が行わ
れる。Cn=Cの場合は、次のデータの色値もCとなるの
で、何も出力しない。
(3)パターン3 Pn−1<Ps かつ Pn≦Peの場合 この場合は、描画領域に関連するので、次の2つの処理
を順に行う。
Cn≠Cであれば(Cn,Ps) (C,Pe)を出力する。
(Cn,Pn)を無条件に出力する。
したがって、Cn≠Cの場合には、3つのデータが出力さ
れることになる。
(4)パターン4 Pn−1<Ps かつ Pn≦Peの場合 この場合は、描画領域に関連するが、この区間は次のデ
ータで表現できるので、何も出力しない。
(5)パターン5 Pn−1<Ps かつ Pn−1≦Pe かつPn>Peの場合 この場合は、描画領域に関連するので、次の2つの処理
を順に行う。
Cn≠Cであれば(C,Pe)を出力する。
(Cn,Pn)を無条件に出力する。
(6)パターン6 Pn−1<Pe かつ Pn>Peの場合 この場合は、検討中のデータ(Cn,Pn)が描画領域に関
連しないデータであると判断できる。したがって、(C
n,Pn)をそのまま出力する。
以上が6つのパターンである。データ更新部150は、ラ
インデータ読出部160内のデータを順に検討し、上の6
つのパターンのいずれに該当するかを判断し、各パター
ンで定められたデータをラインデータ書込部170に出力
するのである。この処理によって、ランレングスデータ
への正しい描画処理がなされる。たとえば、第5図
(b)のライン2にある(1,3)(3,11)(2,14)なる
データに、上述の処理を行うと、同図(d)のライン2
にある(1,3)(3,4)(1,10)(3,11)(2,14)なるデ
ータが得られることを示そう。この場合、前述のように
Ps=4、Pe=10、そしてC=1である。まず、第1のデ
ータ(1,3)について検討すれば、パターン1であるか
ら、そのまま(1,3)が出力される。続く第2のデータ
(3,11)について検討すると、パターン3であることが
わかる。しかも、Cn=3であるから、(3,4)(1,10)
(3,11)が出力される。そして第3のデータ(2,14)に
ついて検討すると、パターン6であるから、そのまま
(2,14)が出力されるのである。ライン3〜7について
も同様にパターンを当てはめてゆけば、正しいデータ更
新が行われることが理解できよう。
元色指定による描画処理 この装置は、元色指定による描画処理機能を備えてい
る。この機能を用いれば、指定した描画領域のうちの、
元色として指定された色の部分のみを描画することがで
きる。この機能を、第10図を用いて具体的に説明する。
ここで、第10図における色値は、第4図に示すものと同
じであるとする。いま、第10図(a)に示すように、色
値3からなるいわば「地」の部分に、色値2による長方
形が描かれており、ここにブラシなどで描画領域A4、描
画色の色値1という指定を行って描画を行ったものとす
る。通常の描画処理では、描画領域4の内部がすべて色
値1で塗りつぶされることになる。ところが、元色とし
て色値2を指定すると、同図(b)に示すように、描画
領域A4のうちもともと色値2であった部分のみが色値1
に着色される。元色に指定されなかった地の部分は、描
画前と全く変りはない。逆に、元色として色値3を指定
すると、同図(c)に示すように、描画領域A4のうちも
ともと色値3であった部分のみが色値1に着色される。
このような機能は、画像の細かい修正を行うような場
合、あるいは誤まって描画をしてはいけない絵柄が近く
にある場合には非常に便利である。
たとえば、第11図(a)に示すような画像に対して、元
色を色値3、描画色を色値1に指定して描画処理を行え
ば、同図(c)のような画像が得られる。このような画
像処理を行うためには、同図(b)に示すランレングス
データを同図(d)に示すランレングスデータに変換し
なければならない。この変換は、前述した通常の描画処
理とほぼ同様の手順によって行われる。ただし、データ
更新部150が判断および修正処理を行うための参照値と
しては、描画領域の始点位置Ps、終点位置Pe、描画色C
の他に、もう1つ元色Coが加わることになる。したがっ
て、6つのパターンについての処理は、第12図に示すよ
うになる。すなわち、Cnと元色Coとが等しいか否かの判
断が更に加わることになる。この6つのパターンの各処
理を行うことによって、第11図(b)のデータが同図
(d)のデータに変換できるのである。
以上、本発明を図示する実施例に基づいて詳述したが、
本発明は上述の実施例のみに限定されるものではなく、
種々の改変が可能である。本発明の基本思想は、メイン
メモリにランレングスデータの形式で画像データを保持
させ、このランレングスデータに対して描画処理を行う
という点にある。このため、ラインデータ読出部、デー
タ更新部、そしてラインデータ書込部と設け、1ライン
分のデータを1単位としてデータ更新処理を行うように
したものである。また、ランレングスデータ(c,a)の
形式のaの値として、色値cを持ったが画素列の終端の
コラム値を採用するかわりに、画素列の長さを用いても
かまわない。この基本思想が実現可能なものであれば、
どのような形態の装置構成を採ってもかまわない。
〔発明の効果〕
以上のとおり、本願発明によれば画像処理装置におい
て、メインメモリにはランレングスデータの形式で画像
データを保持し、このランレングスデータに対して描画
処理を行うようにしたため、メインメモリの容量を低下
させコストダウンを図ることができるとともに、効率の
よい描画演算が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る画像処理装置の構成を
示すブロック図、第2図は画像の一例を示す図、第3図
は第2図の画像をランレングスデータで表示した例を示
す図、第4図は後述する実施例における画像の色値を定
義する図、第5図(a)および(b)は、本発明の装置
による描画処理対象となる画像およびそのランレングス
データを示す図、同図(c)および(d)は、本発明の
装置によって描画処理された画像およびそのランレング
スデータを示す図、第6図は本発明の装置による描画処
理に用いるブラシ図形の説明図、第7図は本発明の装置
による描画操作を示す説明図、第8図は本発明の装置に
よる描画領域入力方法の説明図、第9図は本発明の装置
による描画処理に用いる6つの判断処理パターンを示す
図、第10図は本発明の装置による元色指定した描画処理
を説明する図、第11図(a)および(b)は、本発明の
装置による元色指定描画処理の対象となる画像およびそ
のランレングスデータを示す図、同図(c)および
(d)は、本発明の装置によって元色指定描画処理が施
された画像およびそのランレングスデータを示す図、第
12図は本発明の装置による元色指定描画処理に用いる6
つの判断処理パターンを示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】XY平面上に配列された画素によって構成さ
    れる画像を記憶するメモリであって、X方向に並んだ画
    素列を、画素のもつ色値cと、同じ色値を有する画素の
    並びの終端を示すことのできる値aと、によって表現さ
    れる一連のランレングスデータ(c,a)で定義し、これ
    をX方向に伸びたラインごとに記憶するメインメモリ
    と、 前記メインメモリ内のランレングスデータをラスターデ
    ータに変換するデータ形式変換部と、 ディスプレイに画像表示を行うために、前記画像データ
    変換部で変換されたラスターデータを保持するフレーム
    メモリと、 前記メインメモリ内の画像について、描画領域を指定す
    るための描画領域入力部と、 前記描画領域についての描画色を指定するための色入力
    部と、 前記メインメモリ内のランレングスデータ(c,a)のう
    ち、前記描画領域にかかるラインのデータを読み出すラ
    インデータ読出部と、 前記ラインデータ読出部で読み出された1ライン分のラ
    ンレングスデータを、前記描画領域入力部により指定さ
    れた描画領域の位置を示すデータに基づいて1データず
    つ順に検討し、前記描画領域に関連しないデータであれ
    ばそのまま出力し、関連するデータであれば前記描画色
    を参照してデータに少なくとも値aに関する修正を加え
    て出力する機能をもったデータ更新部と、 前記データ更新部から与えられるデータによって、前記
    メインメモリを書き替えるラインデータ書込部と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】XY平面上に配列された画素によって構成さ
    れる画像を記憶するメモリであって、X方向に並んだ画
    素列を、画素のもつ色値cと、同じ色値を有する画素の
    並びの終端を示すことのできる値aと、によって表現さ
    れる一連のランレングスデータ(c,a)で定義し、これ
    をX方向に伸びたラインごとに記憶するメインメモリ
    と、 前記メインメモリ内のランレングスデータをラスターデ
    ータに変換するデータ形式変換部と、 ディスプレイに画像表示を行うために、前記画像データ
    変換部で変換されたラスターデータを保持するフレーム
    メモリと、 前記メインメモリ内の画像について、描画領域を指定す
    るための描画領域入力部と、 前記描画領域についての描画色を指定するための色入力
    部と、 前記メインメモリ内のランレングスデータ(c,a)のう
    ち、前記描画領域にかかるラインのデータを読み出すラ
    インデータ読出部と、 前記ラインデータ読出部で読み出された1ライン分のラ
    ンレングスデータを、1データずつ順に検討し、前記描
    画領域に関連しないデータであればそのまま出力し、関
    連するデータであれば前記描画色を参照してデータに修
    正を加えて出力する機能をもったデータ更新部と、 前記データ更新部から与えられるデータによって、前記
    メインメモリを書き替えるラインデータ書込部と、 を備え、 前記データ更新部内には、データ修正の方法を示すデー
    タ修正パターンを複数組定義し、 前記データ更新部は、修正対象となるデータ(cn,an)
    における値anと、前記データ(cn,an)と同一ライン上
    で直前に位置するデータ(cn−1,an−1)が存在する場
    合にはこのデータにおける値an−1と、前記同一ライン
    における前記描画領域の始点位置を示す値Psと、前記同
    一ラインにおける前記描画領域の終点位置を示す値Pe
    と、の相互大小関係に基づいて、前記複数組のデータ修
    正パターンのうちの1組を選択し、選択したデータ修正
    パターンに示されている方法により修正対象となるデー
    タ(cn,an)に対する修正を実行することを特徴とする
    画像処理装置。
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