JPH0665285U - ティシュペーパーの箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 残り少なくなったテシューペーパーの取りだ
しを容易にする。 【構成】 側面に凸と凹の折れ線を型押ししたティシュ
ペーパーの箱。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ティシュペーパーの残り枚数が少なくなった場合に、側面に付けた 折れ線を折ることによって箱の背を低くし、残り少ないティシュを取り出しやす くしたティシュペーパーの箱に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ティシュペーパーの箱は、底部に図５に見られるような切り込みがあり 、図６のようにその爪を立てることによって残り少なくなった紙を押し上げて取 り出しを容易にしようとするものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたものは、残り少なくなったティシュペーパーを最後まで容 易に取り出すために現在ある爪を立てて紙を押し上げようとしたものであるが、 ティシュペーパーが自身の重さに耐えられず、また、中心が山のように盛り上が るために両端が引っ張られ、引っ張られた両端の力によって紙は中に落ち込んで しまうという欠点があった。

【０００４】 また、落ち込んだ紙を取り出そうとするとき、中に突っ込んだ手によって爪自 体を元の平坦な状態に戻してしまうこともあり完全ではなかった。

【０００５】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、中のティシュペーパーの状態はそのままに、箱自体 の背を低くして残りのティシュペーパーを取り出しやすくした箱を提供しようと するものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案におけるティシュペーパーの箱は、高さを 低くするための折れ線を箱の側面につけるというものである。

【０００７】 側面ののりしろがある側は折れ線が斜めにはいるとのりしろがとれて箱が壊れ るおそれがあるため、のりしろの上部の位置に横一文字に、内側に折れるように つける。

【０００８】 そして、のりしろのない広い部分の側面には、内側に押し込むための折れ線を つける。

【０００９】 これは、現在のティシュペーパーの箱の裁断にあわせて考案したものであるた め上記の方法がもっとも効率がよいと考えるが、ティシュペーパーの箱の裁断を 変えることにより、内側に折れる部分を広い方を横一文字に、また、狭い方を両 手でつまむように内側に折り込むように折れ線をつけることもできる。

【００１０】

【作用】

折れ線は指で押し込んでやるだけで内側に曲がり、箱の背を低くすることによ って残りのティシュペーパーを取り出しやすくする。

【００１１】

【実施例】

図１はティシュペーパーの箱の展開図であって、１、２、３、４、５の部分に 凸の折れ線を、６の部分に凹の折れ線をつける。箱を組み立てる場合、１、２、 ３、４、５の凸線部分は内側に折れ込むように、６の凹線部分は外側に飛び出す ようにする。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００１３】 本考案のティシュペーパーの箱においては、従来のティシュペーパーの箱に折 れ線をつけただけの簡便なものであるため、現在の裁断方法及び組み立て方法も 変更する必要はない。

【００１４】 本考案のティシュペーパーの箱において、底に残っているティシュペーパーは 取り出し口が間近になるために自身の重さで中に落ち込むことはない。また取り 出し口に近い部分が山状に盛り上がった中心の一か所ではなくなるため、安定し て最後の一枚まで使うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ティシュペーパーの箱を裁断し折れ線を押した
内側から見た展開図である。

【図２】組み立てたティシュペーパーの箱の折れ線を折
ったときの斜視図である。

【図３】組み立てたティシュペーパーの箱の折れ線を折
ったときの側面図である。

【図４】残り少なくなったティシュペーパーを取り出す
ために折れ線を折った箱の縦断面図である。

【図５】ａ、ｂとも従来のティシュペーパーの箱の底部
についている爪の図である。

【図６】従来のティシュペーパーの箱についている爪を
立てたときの断面図である。

【符号の説明】

１、２、３、４、５ 凸の折れ線 ６ 凹の折れ線 ７ 従来の箱の爪

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 図面に示すように、側面の適宜位置に凸
   の折れ線と凹の折れ線を型押しして成るティシュペーパ
   ーの箱。