JPH0664279A - レーザビームプリンタ及びその付属部材 - Google Patents

レーザビームプリンタ及びその付属部材

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JPH0664279A
JPH0664279A JP4245570A JP24557092A JPH0664279A JP H0664279 A JPH0664279 A JP H0664279A JP 4245570 A JP4245570 A JP 4245570A JP 24557092 A JP24557092 A JP 24557092A JP H0664279 A JPH0664279 A JP H0664279A
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JP
Japan
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cover
laser beam
beam printer
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fixing device
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Application number
JP4245570A
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English (en)
Inventor
Hiromichi Tsujii
博道 辻井
Masahide Tagami
田上  昌英
Shinji Goto
信治 後藤
Makoto Shikada
真 鹿田
Shigeru Okamura
繁 岡村
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザビームプリンタで転写ローラを用いる
と、転写ローラの寿命が短いので交換の頻度が高いが、
従来転写ローラを交換のため、専用の特殊工具とか、取
外しのための装置を備えていた。この専用の特殊工具も
不要で、取外しのための装置を必要としない付属工具を
提供する。 【構成】 柄部4の一端に毛3が植毛され、他端に転写
ローラの芯金に係合する引っかけ部2を備えた清掃部材
1を付属部材としてレーザビームプリンタに備える。転
写ローラの交換時に芯金に引っかけ部2を係合すると柄
部4を持って力を加え易くなる。元来柄部4に毛3付の
清掃部材は不可欠であり、これにより部品点数は減少
し、転写ローラ交換時本体内部の清掃を促すことにもな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真プロセス・静電
記録プロセス・磁気記録プロセス等の作像プロセス手段
により電子写真感光体・静電記録誘電体・磁気記録誘電
体等の像担持体面に形成担持させた可転写像を、該像担
持体とこれに当接させた転写用回転体(ローラ体・ベル
ト体など)との間に供給した転写材に転写させて画像形
成物を得る、転写方式の画像形成装置に関し、特にレー
ザビームプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
(1) 図12に転写方式の画像形成装置の一例の要部
の概略構成を示した。像担持体としての回転ドラム型の
電子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)21は矢印
の時計方向に所定の周速度(プロセススピード)をもっ
て回転駆動される。
【0003】該感光ドラム21は回転過程で周面が帯電
器22により所定の極性・電位に均一に一次帯電処理さ
れ、その帯電面に不図示のレーザービーム走査露光手
段、原稿像の結像投影露光手段などの画像露光手段23
により目的画像情報に対応した画像露光Lがなされるこ
とで露光パターンに対応した静電潜像が感光ドラム面に
形成されていく。その潜像は現像器24でトナー像Ta
として現像され、そのトナー像が感光ドラム21とこの
感光ドラム21に圧接させた転写用回転体としての転写
ローラ5との圧接ニップ部である転写部位nに対して不
図示の給紙手段部から所定のタイミングで給送された転
写材Pに対して順次に転写されていく。転写部位nに対
する転写材入口側ガイド板16と出口側ガイド板17及
び徐電針26がそれぞれ装置本体に対して固定されてい
る。徐電針26は先端が針状の板金で構成されている。
【0004】転写部位nを通過した転写材Pは感光ドラ
ム21面から分離されて不図示の定着装置へ搬送されて
転写トナー像Tbの定着を受けて画像形成物(プリント
・コピー)として出力される。転写後の感光ドラム21
面はクリーニング器25で転写残トナー等の残存汚染物
の除去を受けて清浄面化され繰り返して作像に供され
る。
【0005】転写ローラ5は芯金5aと、これに同心一
体に金型成形等でローラ状に形成した導電性ゴム等の導
電性弾性体層5bからなり、芯金5aの両端部を該弾性
体層5bから突出させて突出部を夫々支持部材に回転自
在に軸受保持させて感光ドラム21にほぼ平行に配列さ
せて所定の押圧力をもって感光ドラム21面に圧接させ
てあり、感光ドラム21とほぼ同一の周速度で感光ドラ
ム21の周面の移動方向と同方向にその周面が移動する
ように回転する。この転写ローラ5には電源18から感
光ドラム21のトナー像Taの帯電極性とは逆極性のバ
イアスが印加されることで転写部位nに導入された転写
材Pが帯電されて感光ドラム21側のトナー像Taが転
写材Pへ静電転写され転写材P上にトナー像Tbが支持
される。ここで、転写部位nを通過した転写材Pは徐電
針26により表面の電荷ムラがならされる。
【0006】転写ローラ5は前述したようにゴムのよう
な弾性材料で構成されており、感光ドラム21に圧接し
て転動回転して、転写部位nにおける圧接圧縮、転写部
位nを通過することによる圧縮解除を繰り返して受ける
ことで耐久的に疲労して寿命が装置本体の他の構成部品
よりも短いのが普通で、装置本体の寿命の間に数回交換
する必要がある部品である。
【0007】そこでこの転写ローラ5は装置本体に対し
て着脱交換自在に組み込まれる。画像形成装置本体は装
置内の転写材搬送経路にジャム(紙詰り)した転写材の
除去処理、上記の転写ローラ5の交換作業など装置内の
保守・点検・修理等の便のために装置本体を大きく開放
自在の開閉構成としたり、更には感光ドラム21、帯電
器22、現像器24、クリーニング器25等のプロセス
機器を一括して装置本体に対して着脱自在のプロセスカ
ートリッジ(例えば図32)としたりする構成がとられ
ている。
【0008】(2) 図19に従来の技術を実施したレ
ーザビームプリンタの縦断面図を示す。
【0009】前カバー33は前カバー33の回動支点と
してのボス33aを中心に回動可能になっている。装置
本体31内に収納されている用紙積載台32は用紙積載
台の回動支点としてのボス32aを中心に回動可能にな
っている。また用紙積載台32の両側部にはボス32b
が設けられ前カバー33の両側部に設けられた丸長穴3
3bに嵌合して連結されている。ここで、ボス32bと
丸長穴33bは連結機構Hを構成する。揺動可能な中板
34はボス32aに軸支されており、ボス32aは用紙
積載台の回動支点であると同時に用紙積載台32に弾性
支持した中板34の揺動支点ともなっている。転写材P
を積載する場合、Aの状態にある前カバー33を矢印の
方向に回動すると、それに連動して用紙積載台32が回
動し、ボス32bが丸長穴33bの弧部33cに当接す
ることにより係止され、Bの状態となる。スキャナ41
からミラー42を介して感光ドラム21に露光走査さ
れ、感光ドラム21の周面に配した周知の画像形成手段
(例えば図12参照)により、一様帯電、潜像形成、現
像が行われる。一方、給送ローラ36を駆動すると、図
示しないカム機構により給送ローラ36の回転に同期し
て中板34が上昇し、積載された転写材Pを給送ローラ
36に加圧する。給送ローラ36によって給送された転
写材Pは分離手段37により分離され、レジスト手段3
8まで送られる。ここで感光ドラム21上の現像像との
タイミングがとられた後、転写手段51により感光ドラ
ム21上に形成されたトナー像が転写材Pに転写され、
定着装置40により定着されて本体31外部に排出され
る。転写後、感光ドラム21上の残トナーはクリーニン
グ手段により除去される。上カバー43は本体31に対
して開閉又は着脱可能に固定されている。
【0010】図20は、図19の前カバー33と上カバ
ー43の関係を示す斜視図である。ここで、前カバー3
3は中央に突起部33dを有し、上カバー43に周知の
装置であるプッシュプッシュラッチ44が固定されてい
る。装置本体31に対して取り付けられる左カバー1
5、右カバー16、不図示の後カバーと前カバー33で
装置本体31の四方が囲まれている。
【0011】ここで前カバー33を上方へ回動してき
て、そのまま押し込むと図22に示すように、前カバー
33の突起部33dがラッチ44の内部へ入り込み、ロ
ック状態となる。そして、もう一度前カバー33の突起
部33dを押すと、ロックが解除され(図21)前カバ
ー33を開くことができる状態となる。
【0012】この機構を用いれば、前カバー33の開閉
を確実及び容易に行なえる。又、操作感も非常に良い。
【0013】(3) 画像形成装置例えばレーザビーム
プリンタの従来例を図32を用いて説明する。スキャナ
ユニット102から送られた画信号は、プロセスカート
リッジ101の感光ドラム21に露光され、周知の例え
ば図12で説明した電子写真工程により感光ドラム21
上に画信号に応じた静電潜像が形成され現像される。一
方、記録をするための転写材Pはカセット82に蓄えら
れており、給紙ローラ83により給紙され、感光ドラム
21及び転写ローラ5によりトナーによる画像が転写材
P上に転写される。転写材Pは搬送ガイド86、定着入
口ガイド65に導かれ、定着ローラ63及び加圧ローラ
64により未定着のトナーが転写材P上に定着される。
トナーが定着した転写材Pは定着分離ガイド66、定着
分離下ガイド67、排紙ガイド103aに導かれ、排紙
ローラ94,95により搬送されてトレイ87に積載さ
れる。
【0014】定着ローラ63の寿命は装置本体の各装置
の寿命に比べて短いので交換が必要である。そこで、定
着ローラ63と加圧ローラ64、定着入口ガイド65、
定着分離ガイド66などの定着ローラ63の周囲の部品
とを一つのユニットになった定着装置60として、装置
本体に対して容易に着脱できる構成となっている。
【0015】図32に示すレーザビームプリンタは上カ
バーユニット103がヒンジ88を中心に二点鎖線で示
すように回動可能なクラムシエル構造になっており、上
カバーユニット103にはスキャナユニット102、ト
レイ87及び定着装置60からトレイ87迄の排紙経路
を構成する部材が担持されている。そのため、定着装置
60を装置本体から取り出す場合、定着装置60を上方
に取り出すようになっている。
【0016】
【発明が解決しようとしている課題】
「課題1」しかしながら上記従来例(1)では図2に示
すように転写ローラ5は芯金5aが軸受12で支持され
ている。軸受12は圧縮コイルばね13でもって上方の
感光ドラム21(図2には示していない)に圧接してい
る。又、芯金5aの両側に芯金5aの直径よりもわずか
に幅の大きいスリットTを有する平行ばね部材7a,7
bが芯金5aを挟持しており、この平行ばね部材の先端
にはネック部T2を形成するように山高の突起7a−
1,7b−1を設けてある。平行ばね部材7a,7bは
不図示の根本(下方)側が一体で不動部に固定されてい
る。プロセスカートリッジを外すとプロセスカートリッ
ジに組込まれている感光ドラム21は同時に取去られ
る。すると転写ローラ5は圧縮コイルばね13のばね力
で持上り、芯金5aは突起7a−1,7b−1に当り、
上昇を阻止される。即ち、圧縮コイルばね13のばね力
では平行ばね部材7a,7bが開かないように夫々のば
ね力を定めてある。尚軸受12は一体のガイドバー12
aを備え、ガイドバー12aは平行ばね部材7a,7b
と平行なガイド部材14に上下動自在に嵌合している。
転写ローラ5を取り外すにはネック部T2を拡げて図4
に示すように、芯金5aを上方へ向ってネック部T2を
通過させて外す。このために芯金5aを上方向へ向って
付勢することにより、芯金5aでもってネック部T2を
押し広げている。この付勢は指先で芯金5aをつかむこ
とは難しく、一文字ドラバイバ等でこじ上げても、こじ
上げることが困難で、又、回りの部材を傷つけたりす
る。そこで専用工具を用いたり、芯金5aを持ち上げる
装置を設けたりしている。
【0017】上記のように、転写ローラは交換する必要
があるにも関わらず、交換に際しては専用の工具が必要
であったり、交換のための複雑な機構で構成されていた
りと容易に交換することができなかった。
【0018】本発明はレーザビームプリンタ装置等の転
写ローラを用いた画像形成装置において、転写ローラを
容易に着脱で出る共用の付属部材を提供することを目的
としている。
【0019】「課題2」しかしながら上記従来例(2)
では上カバーをはずす際に前カバーを開いておかねばな
らず、上カバーと前カバーをロックしたまま上カバーを
はずそうとすると、上カバー又は前カバーもしくは両者
を破損させてしまう恐れがあった。又、上カバー取付時
も前カバーを前方に開いておかないとラッチと前カバー
突起部が干渉して、同様の破損を起こす恐れがある。
【0020】さらに、上カバーの剛性不足やソリ、又は
部品交差のばらつき等によりラッチの位置が正規の位置
からずれると前カバーのソリやカバー間の隙間に狂いが
生じて外観を悪化させていた。
【0021】本発明はこのような交叉方向から二つのカ
バー端部を突合せるようにしたカバーを備えたレーザビ
ームプリンタにおいて、これらのカバーの破損・ソリ・
隙間の発生のないラッチ装置を備えたレーザビームプリ
ンタを提供することを目的としている。
【0022】「課題3」しかしながら、上記従来例
(3)ではスキャナユニット102が上カバーユニット
103に担持されていたために、ヒンジ88の精度によ
り画信号が感光ドラム21に位置がずれて照射されると
いった欠点があったために、現在のレーザビームプリン
タではスキャナユニット102は装置本体に固定した構
成となっている。
【0023】そこで定着装置60を装置本体から取り出
す時、紙搬送方向下流側に取り出す図33の構成となっ
ている。定着装置60は図33において、上部のスキャ
ナ受枠体91、下部のステイ77不図示の図33の紙面
に平行する側枠間にこれらの枠材と隙間の大きくない状
態で収容されている。そのため、定着装置60を装置本
体に着脱する際、定着装置60の全体を持って着脱でき
ないので、着脱の操作がやりにくいという欠点があっ
た。特に温度の高い状態で定着装置60を取り出すのは
きわめて困難であった。
【0024】又、ヒンジ92で枢着した後カバー78に
設けた排紙部の排紙ガイド78b、定着装置60との位
置関係にばらつきがあるため転写材がスムーズに搬送さ
れずに紙づまりを起こすといった欠点があった。
【0025】本発明は転写材の搬送方向下流側から定着
装置を着脱するようにしたレーザビームプリンタにおい
て、定着装置の着脱が容易で排紙部での紙づまりを生じ
難いレーザビームプリンタを提供することを目的として
いる。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は前
記課題(1)を解決するためのもので、清掃部材は手で
保持する把手部に植毛されていると共に、植毛部以外の
部分に前記転写ローラ軸と係脱可能で、該軸に係合した
際に把手部を手で保持して転写ローラを軸受から解放す
る引っかけ部を設けたことを特徴とするレーザビームプ
リンタ等の付属部材としたものである。
【0027】
【作用】 清掃部材に引っかけ部を設けることにより、他の工
具を用いることなく容易に転写ローラの芯金部に引っか
けて交換ができるようになる。 清掃部材の一部に引っかけ部材を併設することによ
り、部品点数が削減できる。 転写ローラ交換時に本体内部の特に転写プロセス部
の清掃を促すことができる。
【0028】本発明の第2から第6の発明は上記課題
(2)を解決するものであって本発明の第2の発明は電
子写真方法を用いたレーザビームプリンタであって、該
装置の本体の交叉する外装部2面がカバーで蔽われ、前
記カバーの内の一方は外開きに揺動するカバーであり、
該2面の交叉線において該一方のカバーは開き端が該交
叉線と一致するようにして開き端と反対側の端部が前記
交叉線と平行な中心線を中心として揺動可能に本体フレ
ーム又は本体フレームに取り付けた他のフレームに取り
付けられ、該一方のカバーの開き端には突起を有し、該
一方のカバーを閉じた時、該突起と係脱可能なラッチ装
置を本体フレーム又は本体フレームに取り付けた他のフ
レームに取り付けてなり、各カバーが夫々他のカバーと
は独立して開閉可能としたことを特徴とするレーザビー
ムプリンタである。
【0029】本発明の第3の発明は前記ラッチ装置は、
前記一方のカバーが閉じる際に、この一方のカバーの開
き端の突起がラッチ装置へ進入する方向と交叉する方向
に移動可能に取り付けられたことを特徴とする第2の発
明に記載のレーザビームプリンタである。
【0030】本発明の第4の発明は前記ラッチ装置は前
記一方のカバーの揺動中心と平行な方向に移動可能であ
ることを特徴とする第3の発明に記載のレーザビームプ
リンタである。
【0031】本発明の第5の発明は前記ラッチ装置は前
記一方のカバーの揺動中心とは交叉方向に移動可能であ
ることを特徴とする第3の発明に記載のレーザビームプ
リンタである。
【0032】本発明の第6の発明は前記一方のカバー及
びラッチ装置が同一のフレームに取り付けられているこ
とを特徴とする第2から第5の発明の何れか1つに記載
のレーザビームプリンタである。
【0033】本発明の第7から第9の発明は上記課題
(3)を解決するためのものであり本発明の第7の発明
は未定着のトナー像を定着する定着装置が一つのユニッ
トになっており、前記定着装置は装置本体に対して転写
材の搬送方向下流側に取り出すことの可能なレーザビー
ムプリンタにおいて、前記定着装置の転写材搬送方向下
流側に定着装置を装置本体から取り出すための把手部を
設けたことを特徴とするレーザビームプリンタである。
【0034】本発明の第8の発明は定着装置を取り出す
ための装置本体の開口部には該開口部を開閉可能である
と共に閉止時に機能する排紙ガイドを備えた後カバーが
設けられ、該後カバーには定着装置の把手部と当接する
突当て部が設けられたことを特徴とする第7の発明に記
載のレーザビームプリンタである。
【0035】本発明の第9の発明は定着装置は定着ロー
ラに加圧装置でもって加圧ローラを圧接するローラ定着
装置であり、該加圧装置には加圧解除装置が付設され、
加圧解除状態において加圧解除装置の操作部と前記把手
部が重なる位置に位置することにより、把手部を把持不
能としたことを特徴とする第7又は第8の発明に記載の
レーザビームプリンタである。
【0036】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。実施例1から4までは本発明が解決しようとしてい
る課題(1)に対するものである。
【0037】「実施例1」図1乃至図4及び図12を用
い、本発明の実施例1を示す。
【0038】電子写真プロセスを用いるレーザビームプ
リンタや複写機においては、画像を形成する転写プロセ
スにおいて感光ドラム21に転写ローラ5が圧接されて
構成されている。
【0039】また転写ローラ5は、芯金5aの回りに導
電性ゴム等の導電性弾性体槽5bが同心一体に構成され
ている。その導電性弾性体槽5bと感光ドラム21によ
って生じるニップに転写材Pがはさまれるように搬送さ
れ、感光ドラム21上に形成されたトナー像Taが転写
材Pに転写される。また、転写ローラ5の金属芯金5a
に転写ローラ5と感光ドラム21の周速を一致させるた
めに歯車6が組み込まれており、歯車6と感光ドラム2
1を駆動する歯車が噛合し、感光ドラム21と転写ロー
ラ5は一定の回転速比で互いに逆方向に回転する。
【0040】しかしながら、転写ローラ5は消耗部品で
あり定期的に交換する必要があるのは既述のとうりであ
る。また、感光ドラム21及び転写ローラ5周辺及び徐
電針26先端部は、転写材Pに転写されなかった残トナ
ーや、転写材Pに付着していた紙粉等での汚れが特にひ
どく、放置しておくと転写材Pの印字面やその反対面に
再び付着したり、転写後の除電行程においての除電性能
が著しく低下したりして、印字性能に影響を与える場合
がある。さらに放置しておくと、感光ドラム21や転写
ローラ5の表面を傷つけたり、電気接点部の導通不良を
おこしたりし、装置本体の寿命に関わるおそれがある。
すなわち少くとも転写ローラ5の交換頻度と同等の頻度
での清掃が必要となる。
【0041】そこで本発明においては、図1に示すよう
な鉤形状を有する転写ローラ交換用工具としての付属部
材を転写ローラ5の芯金部5aに引っかけて容易に取り
外すことができるようにした。図において、この付属部
材は清掃部材1である。清掃部材1は指又は手のひらで
つかむことができる柄部4の一端に毛3を植毛し、他端
に引っかけ部2を形成してある。この引っかけ部2は鉤
形状をしており、鉤の口部の対向幅Fは転写ローラ5の
芯金5aの直径よりも大きく、引っかけ部2が円弧の場
合に中心Oに対して引っかけ部2が張る中心角θは18
0°よりかなり大きい。
【0042】この転写ローラ5には、図2に示すように
導電性弾性体5bから両側に突出した芯金部のみのジャ
ーナル部S1又はS2(以下この部分の芯金部を芯金5
aとして説明する)が必要である。また、芯金5aは軸
受12でF方向へ加圧されており、軸受け部には加圧方
向Fに垂直な方向への動きを抑えるためスリットTを用
い、通常ではスリットTは出口の部分の方が狭くなって
ネック部T2とするような構成が用いられている。
【0043】つまり本発明のフック形状の引っかけ部2
を転写ローラ5の軸受け部のジャーナル部S1又はS2
に引っかけて、上記のスリットTから引き抜く構成であ
る。上記スリットTの狭くなっているネック部T2から
引き抜くには、スリットTを構成する平行ばね部材7
a,7bの弾性を用いて、図4のように弾性変形させて
転写ローラ5を引き抜き機外へ取り出す構成になってい
る。このとき軸受け部(両端部2ケ所)は、両端部とも
同様の構成であってもよいし、片側の軸受け部はスリッ
トTでなく丸長穴で、片方のジャーナルを上記方法でス
リットTから外したのち軸方向にスライドさせて丸長穴
より抜いてから、機外に取り出すという構成であっても
よい。
【0044】一方、本体内部の清掃には、この清掃部材
1を持ちかえることにより植毛された毛3を用い転写部
付近の残トナーや紙粉等を掃き去ることができる。
【0045】この構成をとることにより、簡単な付属部
材で転写ローラを交換できるようになり、また別の場所
等に保管されている専用工具等を用いることなく手軽に
交換でき、なおかつ、装置本体の保守に必要な装置本体
内部の清掃をも促すことができる。
【0046】「実施例2」図5と図6を用い、鉤形状の
引っかけ部を備えた清掃部材について他の実施例2を示
す。第1の実施例では、転写ローラを取り外す場合を示
したが、本実施例に関しては装着時をも考慮した構成で
ある。
【0047】図5に示すように引っかけ部2の外周部分
に円弧状の切り欠部2’を設けた形状のものである。こ
の構成は、転写ローラ5の交換時に、古い転写ローラ5
を前実施例のようにして取り外したのち新しい転写ロー
ラ5を装着するときに、図6のように転写ローラ5の芯
金5aをスリットTの上方の突起7a−1,7b−1の
外側に一旦載せておき、この切り欠き部2’を転写ロー
ラ5の芯金5aにつき当てるようにして芯金5aを押し
下げ、組み込むものである。
【0048】この構成をとることにより、細部で指が入
りづらかった転写ローラ5の装着部でも、より容易に装
着ができるようになる。
【0049】なおこの切り欠き部2’は引っかけ部2の
外周円弧上のどの部分でもよく、また複数箇所にあって
もよい。
【0050】「実施例3」図7と図8を用い、鉤形状の
引っかけ形状を備えた清掃部材について他の実施例3を
示す。本実施例3においては、鉤形状のC型の口部を転
写ローラの軸径より小さくするように回動可能な閉止部
材を設けた構成である。
【0051】通常は図7のような状態で収納されてお
り、引っかけ部閉止部材8が引っかけ部2のC型の口部
を狭くする形になっている。該閉止部材8は根本8aで
柄部4と一体になって、柄部4と平行しており、先端で
引っかけ部2の口部をふさいで口部幅を芯金5aの直径
よりも小さくし、又操作部9を設けてある。転写ローラ
5の芯金5aを引っかける際には、操作部9を矢印F2
方向に閉止部材8の弾力に抗して押し、引っかけ部2の
C型の口部を広げて図8の状態とし、転写ローラ5の芯
金5aを引っかけ部2内に抱き込んだのち、操作部9を
放すことにより弾性で閉止部材8が図7の状態にもど
り、転写ローラ5の芯金5aを容易に引き上げ機外に出
すことができる。一方、新しい転写ローラ5を装着する
際には、あらかじめ芯金5aに引っかけ部2をかけてお
き、引っかけ部2の柄部側C1部を突き当てて入れ込
み、装置本体側のスリットTに装着後、操作部9を弾力
に抗して押して閉止部材8を曲げて引っかけ部2のC型
の口部を広げて転写ローラ5の芯金5aを解放する構成
である。
【0052】この構成をとることにより、転写ローラ5
の芯金5aが引っかけ部2から外れ落ちたりすることも
なく、着脱がより確実にかつ容易に行えるようになる。
【0053】「実施例4」図9乃至図11を用い鉤形状
の引っかけ形状を備えた清掃部材について他の実施例4
を示す。本実施例においては、鉤形状の外周の一部に突
起部10を設けた構成である。
【0054】つまり転写ローラ5の交換の際に、その突
起部10を支点にして柄部4を回動させるようにして容
易に着脱できるようになる。すなわち装置本体側の不動
部材に予め支点用の穴11を設けておき、引っかけ部2
を芯金5aに引っかけたのち、突起部10を本体側の穴
11に引っかけ清掃部材1を突起部10を中心にして柄
部4を図10の矢印F3方向に回動させると穴11が支
点となって芯金5aは反時計回りに回転して図11のよ
うにスリットTの狭いネック部T2を芯金5aで押し広
げて引き抜く構成である。
【0055】また装着の際には、図11の状態にしたの
ち、矢印F3と反対方向に回動させ芯金5aでネック部
T2を押し広げて、ネック部T2を通過させて図10の
状態にしたのち清掃部材1をとり去り、完了である。
【0056】これまでは、転写ローラの芯金5aに引っ
かけ部2を引っかけて直接押し引きして着脱していた
が、力を過剰にかけて、その勢いで装置本体内部を傷つ
けたり、作業者の手を痛めたりと安全面において問題が
あった。しかし柄部4の把持している位置から芯金5a
までと、突起部10から芯金5aまでのてこ比を利用し
たこの構成により、柄部4に加える力は小さくなり、確
実にかつ容易に着脱が可能になる。
【0057】さらに、この突起部10の先端を用いて、
転写ローラ交換後の本体の動作チェックであるテストプ
リント等のスタートボタン等も押すことがてきる。テス
トプリントボタンは、通常印刷時には用いられないた
め、奥まったところに配置されていたり、細いものでな
いと押せないような構成になっている。これまでは専用
工具がないため、精密ドライバーや、機械鉛筆の先端部
等の長細いもので押していたが、この清掃部材の突起部
10を用いることにより容易に押すことが可能になる。
【0058】つまり、転写ローラの交換から、本体内部
の清掃、そして交換後の機械の動作チェックまでの一連
の保守をこの清掃部材1個で行えるわけである。
【0059】実施例5から8は課題(2)の解決を計る
ものである。
【0060】「実施例5」以下、図面を用いて本発明の
実施例5を説明する。図13は本発明の実施例5を示
す。前記図19のレーザビームプリンタに適用された図
であり、本実施例ではラッチ44は方形中空のラッチホ
ルダ47に挿入して固定されており、ラッチホルダ47
は本体フレーム30に取り付けられる。又、前カバー3
3は給紙フレーム48に対して回動するよう取り付けら
れており、給紙フレーム48は本体フレーム30に固定
される。
【0061】図14、図15は図13のラッチ44取付
部の縦断面図及び正面図であり、図15ではラッチ44
は不図示とした、ラッチ44はラッチホルダ47に対し
て圧入により動かぬよう固定されており、ラッチホルダ
47は本体フレーム30の穴30aに対し弾性を有して
互いに遠のく方向へ付勢され外側に逆止爪を有するいわ
ゆるパッチン爪47aを押し込み、挿入方向には前後に
不動に固定されている。ここで図15に示す様に、ラッ
チホルダ47に設けられたリブ47bが本体フレーム3
0に設けられた幅W1、高さH1の穴30aに嵌合するが
リブ47bの高さH2は前記穴30aの高さH1に等し
く、リブ47bの外側間の幅W2は前記本体フレーム3
0の穴30aの幅W1より小さいので、ラッチ44はラ
ッチホルダ47とともに図中X方向に移動しうる。
【0062】したがって、前カバー33の突起部33d
と、ラッチ44の位置が部品公差のばらつき等によりX
方向にズレを生じても、ラッチ44が移動するので、前
カバー33を閉じてロックしても、前カバー33にソリ
やストレスを生じさせることはない。
【0063】「実施例6」図16は実施例6を示す。前
記図15と同様の図であり、ラッチホルダ47のリブ4
7bの高さH2が本体フレーム30に設けられた穴30
aの高さH1より小さい以外は、図15の実施例5と同
一の構成である。この実施例では前カバー33の突起部
33dと、ラッチ44の位置が部品公差のばらつき等に
よりY方向(上下方向)にズレを生じても、ラッチ44
が移動するので、前カバー33を閉じてロックしても、
前カバー33にソリやストレスを生じさせることはな
い。又、本体フレーム30に設けた穴30aの幅W1
対してラッチのリブ47bの幅W2を小さくし、且つ該
穴30aの高さH1に対して該リブ47bの高さH2を小
さくしてあるので閉めた前カバーの平面と平行な平面に
於いてラッチ44と前カバーの突起部33dの全方位の
狂いを吸収できる。
【0064】尚、W1=W2,H1>H2としてY方向のみ
狂いを吸収できるようにしても有効である。
【0065】「実施例7」図17は実施例7を示す。前
記図13と同様の図であり、ラッチホルダ47が給紙フ
レーム48に固定されている以外は実施例5,6と同一
の構成である。このようにすると前カバー33のボス3
3aとラッチ44が同一部材に取り付けられるので組立
寸法のばらつきが小さい。
【0066】「実施例8」図18は実施例8を示す前記
図13と同様の図であり、後カバー49とフレーム部材
50が前カバー33と給紙フレーム48と異なる以外は
実施例5と同一の構成である。
【0067】実施例9から12は本発明の課題(3)の
解決を計るものである。
【0068】「実施例9」本発明の実施例9を図23か
ら図25を用いて説明する。図23は定着装置周りの縦
断面図、図24は定着装置周りの平面図、図25はレー
ザビームプリンタの構成の概略を示す縦断面図である。
【0069】図25において、全体を符号100で示す
定着装置は画像を担持した転写材を出力する出口側に配
置され、電子写真工程の画像形成の大部分を行うプロセ
スカートリッジ101は中央部に配置され、入力信号を
回転多面鏡及び光学部材を介してプロセスカートリッジ
101に送るスキャナユニット102は定着装置10
0、プロセスカートリッジ101の上部に配置されてい
る。スキャナユニット102は装置の不動の枠体91に
装着されている。後カバー78は下端部がヒンジ92で
もつて装置本体に回動可能に取り付けてあり、図の実線
状態では上カバー93との合せ目付近で装置本体に脱着
可能な不図示の掛金で係止されている。
【0070】図23において、定着装置100はユニッ
トとなっており、定着フレーム61、定着上フレーム6
2、未定着のトナー像と接する定着ローラ63、定着ロ
ーラ63と圧接しニップを形成する加圧ローラ64、転
写材をニップにガイドする定着入口ガイド65及び配線
カバー68、転写材を定着ローラ63から分離する定着
分離ガイド66及び定着分離下ガイド67により構成さ
れている。定着フレーム61は装置本体のステイ77上
に載置される底板61−1から側板61−2が定着ロー
ラ63の軸方向の両側に立上っており、底板61−1の
後カバー78側は把手部61aが折曲して設けてある。
両側板61−2には定着上フレーム62がわたされて嵌
着している。側板61−2には定着ローラ63が回転自
在に支持され、加圧ローラ64は側板61−2に設けた
不図示の軸受に支持され、該軸受を不図示のばねで付勢
して定着ローラ63に圧接している。定着入口ガイド6
5、分離カイド66、定着分離下ガイド67は側板61
−2に固定されている。配線カバー68は定着ローラ6
3に備える不図示のヒータへの配線を保護するもので定
着フレーム61に固定してある。
【0071】後カバー78には定着装置100から送り
出された転写材を装置本体側に設けた排紙ローラ94へ
導く排紙ガイド78bが一体に設けられ、その下方には
定着装置100の把手部61aと衝接する突き当て部7
8aを備えている。
【0072】定着装置100の交換は、スキャナユニッ
ト102が固定されているので、図25に2点鎖線で示
すように後カバー78を開いて定着装置100を転写材
(以下紙という)搬送方向下流側に取り出して行う。
【0073】図24に示すように定着装置100は紙搬
送方向上流側において装置本体のステイ77の3ケ所の
切起こし部77aにより押えられており、紙搬送方向下
流側において2ケ所のネジ76によりステイ77に取り
付けられている。従って定着装置100の交換は、後カ
バー78を開けて2ケ所のネジ76をはずし、定着装置
100を転写材搬送方向下流側に定着フレーム61の把
手部61aを持ってスライドして取り出す。逆に装着す
る際には転写材搬送方向上流側に定着フレーム61の把
手部61aを持ってスライドして装着し、2ケ所のネジ
76を取り付けて、後カバー78を閉める。
【0074】後カバー78の突き当て部78aを定着フ
レーム61の把手部61aにつき当てて後カバー78の
位置決めをしているので、定着装置100と後カバー7
8との位置が安定するので排紙ガイド78bの位置は一
定となり、排紙ガイド78bに対する定着装置100及
び排紙ローラ94の関係位置は確定し、紙詰まりを起こ
すことなく転写材を排紙部へ搬送することが可能であ
る。
【0075】このように、定着装置100の紙搬送方向
下流側に定着装置100を装置本体から取り出すための
突出部として把手部61aを設けたことにより、作業者
が定着装置100のどこを持って交換すれば良いか一目
瞭然であり、間違えて熱い部分に触って火傷する心配が
ない。又、定着フレーム61の把手部61aは定着ロー
ラ63と離れているので熱くなる心配はない。
【0076】更に、定着フレーム61に一体で把手部6
1aを設けているのでコストかけずに簡単な構成で作業
性を向上することができる。 「実施例10」本発明の実施例10を図26及び図27
を用いて説明する。図26は定着装置周りの図の右方か
らみて左側面図、図27は定着装置周りの平面図であ
る。前記実施例9と共通部品には同一符号を付して再度
の説明を省略する。
【0077】図27に示すように定着左カバー69、定
着右カバー70を有し、図26に示すように紙詰まりを
検出する排紙検知レバー71、ネジ79,80が設けて
ある。定着フレーム側板61−2は後カバー78に向っ
て突出し、後カバー78の突き当て部78aと接する把
手部61aを有する。定着装置100は前記実施例同
様、紙搬送方向上流側においてステイ77の3ケ所の切
り起こし部77aで押えられている。定着装置100を
取り出すための把手部61aを定着フレーム61の両側
2ケ所に設けてある。このように把手部61aを両側に
設けたことにより、定着装置100が取り出すやすくな
っている。又、把手部61aを両側に設けたことによ
り、紙詰まり処理の際に手を把手部にぶつける心配がな
い。
【0078】更に、後カバー78の突き当て部78aを
定着フレーム61の両側の把手部61aに各々つき当て
て後カバー78の位置決めをしている。従って前記実施
例9同様の効果がある。
【0079】「実施例11」本発明の実施例11を図2
8及び図29を用いて説明する。図28は加圧ローラの
ニップを開放した状態での定着装置の転写材搬送方向よ
りみて左側面図、図29は加圧ローラによりニップを形
成した状態での定着装置の同じく左側面図である。前記
実施例10と共通部品には同一符号を付して再度の説明
を省略する。
【0080】定着ローラ軸受72は定着フレーム61に
ネジ81により固定され、定着ローラ63を回転自在に
支持している。加圧ローラ軸受73は加圧ローラ64を
回転自在に支持している。バネ74は加圧ローラ軸受7
3を介して加圧ローラ64を定着ローラ63に圧接して
いる。圧解除レバー75は定着ローラ軸受72の外側に
その根本で回転可能に配設されている。圧解除レバー7
5の根本にはカム部75bを備える。
【0081】図28に示すように、交換用の定着装置1
00は圧解除レバー75のカム部75bが加圧ローラ軸
受73を押し下げて、加圧ローラ64の定着ローラ63
に接する圧力が減少した状態(圧力解除の状態)になっ
ている。これは加圧ローラ64がシリコンゴム等の弾性
部材であるため長時間同一箇所を加圧したまま放置する
とくぼんだままの形状に変形することを防止するため
に、梱包時に圧力解除をする必要があるためである。そ
こで、作業者は定着装置100を装置本体に装着する前
に圧解除レバー75の操作部75aを反時計周りに回転
させることにより、図29に示すように、圧解除レバー
75のカム部75bが加圧ローラ軸受73から離れるの
で、加圧ローラ64はバネ74により定着ローラ63に
押圧されてニップを形成する。
【0082】しかし、作業者が圧解除レバー75の操作
をしないで定着装置100を交換する場合があるので、
上記圧解除状態において、解除レバー75の操作部75
aと重なるように定着フレーム61の把手部61aに穴
61bを設けた。
【0083】これにより、作業者は両側2ケ所ある把手
部61aを持つ際に穴61bに指をかけるので、圧解除
レバー75に気付いて圧解除レバー75の操作の忘れを
防止することができる。
【0084】又、定着フレーム61の把手部61aに穴
61bを設けたことにより、放熱面積も大きくなり、把
手部の温度上昇をおさえることができる。
【0085】定着装置100の右側面は左側面と対称形
状になっている。
【0086】「実施例12」本発明の実施例12を図3
0及び図31を用いて説明する。図30は定着装置周り
の図の右方よりみて左側面図、図31は定着装置周りの
平面図である。前記実施例11と共通部品には同一符号
を付して再度の説明を省略する。
【0087】定着フレーム61の側板61−2に設けた
両側の2ケ所の把手部61aには前記実施例11同様に
穴61bを設けてあり、その一方の穴61bに定着左カ
バー69の把手部69aを、もう一方の穴61bに定着
右カバー70の把手部70aを配設している。この把手
部69a,70aは夫々両側の金属の把手部61aと重
なっており、且つ指を掛けて引く側において把手部61
aの穴61bの縁を覆うようになっている。定着左カバ
ー69及び定着右カバー70は樹脂でできているので、
バリ等により怪我をすることがなく、温度が高くならな
いので火傷をする心配がない
【0088】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の第1の発明で
は、清掃部材に引っかけ部を設けたことにより、以下の
効果がえられた。 他の工具を用いることなく容易に転写ローラの芯金
部に引っかけて交換ができるようになる。 清掃部材に併設することにより、部品点数が削減で
きる。 転写ローラ交換時に本体内部の清掃を促すことがで
きる。
【0089】本発明の第2の発明によれば揺動するよう
に枢支した一方のカバーを閉めて該カバーの突起と係合
するラッチ装置を本体フレーム又は本体フレームに取り
付けた他のフレームに取り付けたので、該カバーと端部
を合わせた他方のカバーは前記一方のカバーを閉めた状
態でも単独で取り付け、取りはずしができるので、ラッ
チ装置を破損させる心配もなく、組立性も向上する。
【0090】本発明の第3の発明は第2の発明において
カバーの突起がラッチ装置へ進入する方向と交叉方向に
ラッチ装置を移動可能としたので、ラッチ装置とラッチ
装置に進入する突起を設けたカバーの位置が部品公差等
により多少ずれてもこのカバーにソリやストレスを生じ
させることなく、このカバーを閉めてロックすることが
できる。又、本体フレームは剛性が高いので、従来例の
ように上カバーのソリ等でラッチが大きくずれる心配が
ない。この時、カバー間の隙間も、ラッチの位置に左右
されず、カバー同志で保証される。
【0091】次に、本発明の第4,5の発明は第3の発
明において、突起を設けた一方のカバーの揺動中心に平
行又は交叉方向にラッチ装置を移動可能な構成にしたか
ら、特定の方向へのズレが生じた場合にも、ラッチ装置
と係合する突起を設けたカバーのソリやストレスを解消
できる本発明の第6の発明に示すように第2から第5の
発明において突起を設けたカバーとラッチ装置を同じフ
レームに取り付けると、部品公差のばらつきを減らして
このカバーとラッチ装置の位置関係をより確実なものに
できる。
【0092】本発明の第7の発明は定着装置を装置本体
から取り出すための定着フレームに把手部を設けたこと
により、定着装置のどこを持って交換すればよいかが一
目瞭然であり、間違えて熱い部分に触って火傷する心配
がない。又、定着フレームと把手部は一体成形できるか
ら、製造コストを上昇させることがない。
【0093】本発明の第8の発明は第7の発明において
後カバーに定着装置の把手部と突当てる突当部を設けた
ので、後カバーと定着装置との位置が安定するので排紙
径路が正確に定まる。そのため紙詰まりすることなく転
写材を排紙部へ搬送することが可能である。
【0094】本発明の第9の発明は上記第7又は第8の
発明において、定着装置に加圧解除装置を有する場合、
加圧解除状態において加圧解除装置の操作部と把手部を
重なる位置としたため、加圧解除状態で定着装置が装置
本体へ取り付けられてしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の引っかけ部を備えた清掃部材の実施例
1の斜視図である。
【図2】転写ローラ軸受け部付近の斜視図である。
【図3】転写ローラ軸受け部の縦断面図である。
【図4】転写ローラ軸受け部の縦断面図である。
【図5】引っかけ部を備えた清掃部材に押し当て部を加
えた実施例2の斜視図である。
【図6】図5の清掃部材の押し当て部を軸に突き当てて
いる断面図である。
【図7】引っかけ部にはずれ防止の部材を加えた清掃部
材の実施例3の正面図である。
【図8】引っかけ部にはずれ防止の部材を加えた清掃部
材の実施例3の作用を示す正面図である。
【図9】引っかけ部の外周部に突起部を設けた清掃部材
の実施例4の正面図である。
【図10】突起部を穴に引っかけている実施例4の縦断
面図である。
【図11】図10において突起部を穴に引っかけて転写
ローラを持ち上げた縦断面図である。
【図12】画像形成の主要工程を示す縦断面図である。
【図13】本発明の実施例5を示す装置本体の斜視図で
ある。
【図14】図13の一部縦断面図である。
【図15】図13の一部正面図である。
【図16】本発明の実施例6を示す図13の一部正面図
である。
【図17】本発明の実施例7を示す装置本体の斜視図で
ある。
【図18】本発明の実施例8を示す装置本体の斜視図で
ある。
【図19】従来例を示すレーザビームプリンタの縦断面
図である。
【図20】従来例を示す装置本体の斜視図である。
【図21】ラッチ装置と突起部を示す平面図である。
【図22】ラッチ装置と突起部を示す平面図である。
【図23】実施例9の定着装置周りの縦断面図である。
【図24】図23の平面図である。
【図25】実施例9のレーザビームプリンタの構成の概
略を示す縦断面図である。
【図26】実施例10の定着装置周りの左側面図であ
る。
【図27】図26の平面図である。
【図28】実施例11の加圧ローラのニップを開放した
状態の定着装置の左側面図である。
【図29】実施例11の加圧ローラのニップを形成した
状態の定着装置の左側面図である。
【図30】実施例12の定着装置周りの左側面図であ
る。
【図31】図30の平面図である。
【図32】従来例のレーザビームプリンタの構成の概略
を示す縦断面図である。
【図33】他の従来例のレーザビームープリンタの構成
の概略を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 清掃部材 2 引っかけ部 3 毛 4 柄部 5 転写ローラ 5a 芯金部 5b 導電性弾性体部 8 閉止部材 10 突起部 11 引っかけ用の孔 21 感光ドラム 33 前カバー 43 上カバー 44 ラッチ 47 ラッチホルダー 48 給紙フレーム 61 定着フレーム 61a 把手部 75 圧解除レバー78 後カバー 78a 突き当て部 100 定着装置 101 プロセスカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 101 8910−2H 15/16 21/00 111 (72)発明者 鹿田 真 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 岡村 繁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体周囲に一次帯電手段、露光手
    段、現像手段、転写手段、クリーニング手段を配設し、
    前記転写手段が像担持体と圧接転動回転するように且つ
    脱着可能に軸両端を軸受に支持された転写ローラである
    レーザビームプリンタに用いられる清掃部材において、
    清掃部材は手で保持する把手部に植毛されていると共
    に、植毛部以外の部分に前記転写ローラ軸と係脱可能
    で、該軸に係合した際に把手部を手で保持して転写ロー
    ラを軸受から解放する引っかけ部を設けたことを特徴と
    するレーザビームプリンタ等の付属部材。
  2. 【請求項2】 電子写真方法を用いたレーザビームプリ
    ンタであって、該装置の本体の交叉する外装部2面がカ
    バーで蔽われ、前記カバーの内の一方は外開きに揺動す
    るカバーであり、該2面の交叉線において該一方のカバ
    ーは開き端が該交叉線と一致するようにして開き端と反
    対側の端部が前記交叉線と平行な中心線を中心として揺
    動可能に本体フレーム又は本体フレームに取り付けた他
    のフレームに取り付けられ、該一方のカバーの開き端に
    は突起を有し、該一方のカバーを閉じた時、該突起と係
    脱可能なラッチ装置を本体フレーム又は本体フレームに
    取り付けた他のフレームに取り付けてなり、各カバーが
    夫々他のカバーとは独立して開閉可能としたことを特徴
    とするレーザビームプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記ラッチ装置は、前記一方のカバーが
    閉じる際に、この一方のカバーの開き端の突起がラッチ
    装置へ進入する方向と交叉する方向に移動可能に取り付
    けられたことを特徴とする請求項2に記載のレーザビー
    ムプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記ラッチ装置は、前記一方のカバーの
    揺動中心と平行な方向に移動可能であることを特徴とす
    る請求項3に記載のレーザビームプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記ラッチ装置は前記一方のカバーの揺
    動中心とは交叉方向に移動可能であることを特徴とする
    請求項3に記載のレーザビームプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記一方のカバー及びラッチ装置が同一
    のフレームに取り付けられていることを特徴とする請求
    項2から5の何れか1つに記載のレーザビームプリン
    タ。
  7. 【請求項7】 未定着のトナー像を定着する定着装置が
    一つのユニットになっており、前記定着装置は装置本体
    に対して転写材の搬送方向下流側に取り出すことの可能
    なレーザビームプリンタにおいて、前記定着装置の転写
    材搬送方向下流側に定着装置を装置本体から取り出すた
    めの把手部を設けたことを特徴とするレーザビームプリ
    ンタ。
  8. 【請求項8】 定着装置を取り出すための装置本体の開
    口部には該開口部を開閉可能であると共に閉止時に機能
    する排紙ガイドを備えた後カバーが設けられ、該後カバ
    ーには定着装置の把手部と当接する突当て部が設けられ
    たことを特徴とする請求項7に記載のレーザビームプリ
    ンタ。
  9. 【請求項9】 定着装置は定着ローラに加圧装置でもっ
    て加圧ローラを圧接するローラ定着装置であり、該加圧
    装置には加圧解除装置が付設され、加圧解除状態におい
    て加圧解除装置の操作部と前記把手部が重なる位置に位
    置することにより、把手部を把持不能としたことを特徴
    とする請求項7又は8に記載のレーザビームプリンタ。
JP4245570A 1992-08-21 1992-08-21 レーザビームプリンタ及びその付属部材 Pending JPH0664279A (ja)

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