JPH0663525U - 搬送板状体の取り入れ取り出し装置 - Google Patents

搬送板状体の取り入れ取り出し装置

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JPH0663525U
JPH0663525U JP961293U JP961293U JPH0663525U JP H0663525 U JPH0663525 U JP H0663525U JP 961293 U JP961293 U JP 961293U JP 961293 U JP961293 U JP 961293U JP H0663525 U JPH0663525 U JP H0663525U
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JP
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plate
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JP961293U
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淳 岡田
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岡田技研工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 順次搬送されている板状体を搬送装置から取
り出したり、搬送装置に送り込む作業を安全、簡単、か
つ速やかに行うことができるようにすること。 【構成】 金属板5を搬送するベルトコンベア3と、金
属板5を保持するための保持部10をベルトコンベア3
における金属板5の通路に設けてあり、保持部10が通
路から外れた箇所で支持されており保持部10の下縁と
ベルトコンベア3の荷受け面との間隔Aが金属板5の厚
みBよりも広い上昇位置と保持部10の上縁が荷受け面
よりも下方となる下降位置との間で移動可能な構成の昇
降部2と、保持部10を昇降させるように昇降部2を駆
動する駆動部21と、を具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、搬送装置により順次或る速度で搬送されている板状体のうち、所 望の板状体をこの搬送装置から取り出すことができると共に、板状体を搬送装置 に送り込むことができる搬送板状体の取り入れ取り出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
搬送装置により順次或る速度で搬送されている板状体のうち、所望の板状体を この搬送装置から取り出すことを必要とする場合がある。例えば、帯状の金属板 を所定の長さに切断機により切断した金属板を、順次所定の貯蔵場所に搬送コン ベアにより搬送するラインにおいて、切断された金属板が例えば良品であるか否 かを判定する為に、その金属板を抜き取り検査する必要がある。金属板を抜き取 り検査する場合、なるべく切断機から排出された直後の金属板をラインから取り 出して検査するのが良い。なぜなら、切断不良が発生した場合、不良品が溜まる 前に切断機等を調整することが必要であるからである。また、例えば、貯蔵場所 に積み重ねられた金属板のうちから適当な枚数の金属板をランダムに抜き取って 検査することは、非常に手数がかかるからである。
【0003】 その為に、従来、切断された金属板を抜き取り検査する場合、切断機から送り 出されている金属板のうち所望の金属板を、貯蔵場所に積み重ねられる前に、搬 送移動中の金属板を作業者が手で掴み、そして金属板を搬送方向に対して直角方 向に滑らせて搬送コンベアの荷受け面から取り出す。そして、検査して良品と判 定したものは、作業者がその金属板を手で持って金属板の端部を搬送コンベアの 縁部に載置して、搬送方向に対して直角方向に滑らせて、搬送コンベアの荷受け 面に戻している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、切断機により切断された金属板が、例えば長さ2.6m、幅1m、厚 み2mmの鉄板(重量が約40kg)であるして、この鉄板が100m/min 程度の速度で順次搬送されているとすると、この鉄板を搬送コンベアから人手に よって取り出す従来の方法では、非常な重労働を作業者に課せなければならない という問題がある。つまり、鉄板の幅が1mあるので、鉄板を搬送方向に対して 直角方向(取り出し方向)に少なくとも1mの距離を、荷受け面上を滑らせて取 り出す労力を必要とする。しかも、鉄板は、搬送コンベアによって搬送方向に移 動していることと、後続の鉄板がこの取り出し場所に搬送されてくる前に該鉄板 を取り出す必要があることにより、作業者に極めて危険な作業を強いることにな る。また、検査の終わった鉄板を搬送コンベア上に戻す作業にも上記と同様の問 題がある。
【0005】 本考案は、順次或る速度で搬送されている板状体を搬送装置から取り出したり 、搬送装置に送り込む作業を安全、簡単、かつ速やかに行うことができる搬送板 状体の取り入れ取り出し装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、板状体を搬送する搬送装置と、該板状体を保持するための保持部を 上記搬送装置における上記板状体の通路に設けてあり該保持部が該通路から外れ た箇所で支持されており上記保持部の下縁と上記搬送装置の荷受け面との間隔が 上記板状体の厚みよりも広い上昇位置と上記保持部の上縁が上記荷受け面よりも 下方となる下降位置との間で移動可能な構成の昇降部と、上記保持部を昇降させ るように上記昇降部を駆動する駆動部と、を具備することを特徴とするものであ る。
【0007】
【作用】
この考案の搬送板状体の取り入れ取り出し装置によると、保持部が下降位置に 移動している状態では、保持部の上縁が搬送装置の荷受け面よりも下方位置にあ り、板状体を保持部に衝突させることなく順次搬送することができる。今、順次 搬送されている板状体のうちから所望の板状体を搬送装置から取り出すときは、 まず、その板状体が昇降部の保持部の略上方位置に移動した時に、駆動部を駆動 して下降位置にある保持部を上昇位置に移動させる。これにより、搬送装置の荷 受け面に載置されている板状体を保持部によって保持した状態で荷受け面から取 り出すことができる。そして、保持部が上昇位置に移動している状態では、保持 部の下縁と荷受け面との間隔が板状体の厚みよりも広くなっており、かつ、保持 部が搬送装置における板状体の通路から外れた箇所で支持されているので、搬送 装置は、後続の板状体を保持部の下方を通過させて順次搬送することができる。
【0008】 次に、板状体を搬送装置に送り込むときは、まず、上昇位置に移動している保 持部にその板状体を載置する。そして、保持部の下方位置に板状体が搬送されて いないことを確認したうえで、駆動部を駆動して上昇位置にある保持部を下降位 置に移動させる。これにより、保持部に載置されている板状体を搬送装置の荷受 け面に移し代えることができる。そして、保持部が下降位置に移動している状態 では、後続の板状体を保持部に衝突させることなく順次搬送することができる。
【0009】
【実施例】
本考案の一実施例を各図を参照して説明する。この実施例の搬送板状体の取り 入れ取り出し装置は、図には示さないが、金属板の加工ラインに設けられている 。この加工ラインは、例えば鉄板、アルミ板、ステンレス板、銅板等の帯状のも のを巻回したものを、その端部を引き出して、例えば、まずローラレベラに通し 、そしてこの後段に設けた打ち抜き装置により打ち抜いて、この打ち抜かれた帯 状の金属板を切断機により例えば2.6mの所定の長さに切断し、しかる後に、 搬送装置により、この切断した金属板を所定の貯蔵場所に搬送するラインである 。そして、搬送板状体の取り入れ取り出し装置は、切断機と所定の貯蔵場所との 間に、搬送手段の機能を兼ねて設けられている。各図に示す1は搬送装置、2は 昇降部、21は駆動部である。
【0010】 搬送装置1は、図1に示すように、搬送方向に沿って直列に設けた3台のベル トコンベア3とその前後に設けた2本のローラ4、4とからなっており、切断さ れた金属板5を図1の矢印6の方向に搬送する。そして、この搬送装置1の前段 には送り込みコンベア7を設けてあり、後段には送り出しコンベア8を設けてあ る。なお、各ベルトコンベア3は、図1に示すように、所定の間隔を隔てて設け た2本のローラを有し、この2本のローラにはコンベアベルト9が掛けられてい る。そして、図には示さないがモータによって駆動される。
【0011】 昇降部2は、図3の平面図に示すように、4本の保持部10を有しており、各 保持部10は、同図の右端のベルトコンベア3の入口箇所と左端のベルトコンベ ア3の出口箇所と3台のベルトコンベア3どうしの間の各箇所に設けてある。各 保持部10は、長さがベルトコンベア3の側壁11、12の間隔よりも短い棒状 体であり、ベルトコンベア3の搬送方向6に対して直角方向に、かつ水平に配置 されている。そして、保持部10には、図3に示すように、これに沿って1列に 多数の転子13が設けられており、各転子13は回動自在であり、夫々の中心軸 線が金属板5の搬送方向6と平行して取り付けられている。また、この4本の保 持部10は、夫々の両端がリンク14、14を介して軸15、16と連結してい る。そして、この2本の軸15、16は、ベルトコンベア3における金属板5( 2点鎖線で示す)の通路の幅よりも広い間隔を隔てて設けてあり、しかもその間 隔は、リンク14、・・・が後述するように軸15、16に伴って回動したとき にベルトコンベア3によって搬送中の金属板5とリンク14、・・・とが接触し ない距離に定めてある。
【0012】 図4は、保持部10の部分省略拡大側面図である。4本の各保持部10は、同 図に示すように(図4には、1本の保持部10のみを示す。)左端部がリンク1 4を介して軸16とリンク結合しており、右端部がリンク14を介して軸15と リンク結合している。そして、4本の保持部10に連結されている合計8個のリ ンクは、全て互いに平行して設けられている。また、各軸15、16は、夫々が 軸受17、18によって回動自在に支持されており、各軸受17、18は対応す る側の各側壁11、12に固定して取り付けられている。
【0013】 そして、各リンク14、・・・は、図4に示すように、夫々の上端部が枢軸1 9、・・・を介して回動自在に保持部10、・・・と連結しており、各リンク1 4、・・・の下端部が2本の各軸15、16に固着されている。これにより、軸 15、16のうちのいずれか一方をθ2 の範囲で回動すると、保持部10が実線 で示す位置と2点鎖線で示す位置との範囲で水平位置を保持した状態で移動させ ることができる。図4の実線で示す保持部10の位置が上昇位置であり、図1に 示す状態と対応する。この上昇位置では、図1に示すように、4本の保持部10 が同じ高さ位置に上昇移動しており、保持部10の下縁とベルトコンベア3の荷 受け面との間隔Aが金属板5の厚みBよりも広くなっている。これにより、金属 板5を保持部10で保持した状態で、後続の金属板5をベルトコンベア3、3、 3により順次搬送方向に搬送することができる。そして、図4の2点鎖線で示す 保持部10の位置が下降位置であり、図2に示す状態と対応する。この下降位置 では、図2に示すように、4本の保持部10の上縁がベルトコンベア3の荷受け 面よりも下方位置に下降移動している。これにより、金属板5が保持部10に衝 突することなく、ベルトコンベア3、3、3によって搬送方向に順次搬送するこ とができる。なお、図4に示す20は、案内用ローラである。この案内用ローラ 20は、金属板5を保持部10から取り出すとき及び金属板5を保持部10に送 り込むときに、金属板5が側壁12によって損傷を受けないようにするためのも のである。
【0014】 駆動部21は、圧力空気、圧油等の圧力流体によって作動する流体圧シリンダ 装置である。駆動部21は、図3に示すように、ベルトコンベア3の一方の側壁 11に2台設けてある。そして、図4に示すように、各駆動部21のピストンロ ッドの先端部22がリンク23を介して軸15とリンク結合している。このリン ク23は、上端部が軸15に固着されており、下端部がピストンロッドの先端部 22と枢軸24を介して回動自在に連結している。また、駆動部21は、図3に 示すように、後端部が側壁11と枢軸25を介して連結しており、その枢軸25 を中心にして紙面に対して垂直方向に回動自在である。ピストンロッドの先端部 22の図4の実線で示す状態は、駆動部21が短縮状態であり、保持部10を上 昇位置に駆動している。そして、駆動部21を短縮状態から伸張方向に駆動する と、ピストンロッドが同図の左方向に移動して、リンク23を介して軸15を時 計方向に回転させる。これにより、保持部10は、水平状態を維持しつつ上昇位 置から下降位置側に移動す。そして、駆動部21が伸張状態となり、ピストンロ ッドの先端部22が2点鎖線で示す位置に移動すると、保持部10も2点鎖線で 示す下降位置に移動する。逆に、2点鎖線で示す伸張状態の駆動部21を駆動し て実線で示す短縮状態にすると、軸15が反時計方向に回転して、2点鎖線で示 す下降位置の保持部10を実線で示す上昇位置に移動させることができる。なお 、ピストンロッドの先端部22に設けた枢軸24が軸15を中心にして回動移動 することができるのは、駆動部21の後端部が枢軸25(図3参照)を介して側 壁11と連結しているからである。ただし、1本の保持部10を図4を参照して 説明したが、他の3本の保持部10もこの1本の保持部10と同期して動作する 。そして、駆動部21は、流体圧シリンダ装置としたが、サーボモータとするこ とができる。このサーボモータによって軸15を所定の角度範囲θ2 に亘って回 動させてもよい。
【0015】 次に、上記構成の搬送板状体の取り入れ取り出し装置の作用を説明する。 前段の切断機(図示せず)によって切断された金属板は、図2に示す矢印6の 搬送方向に搬送されて、送り込みコンベア7を通ってこの搬送板状体の取り入れ 取り出し装置に送り込まれ、そして、この装置を通過して送り出しコンベア8を 通って所定の貯蔵場所(図示せず)に搬送される。この金属板は、従来例で説明 したものと同等の例えば長さ2.6m、幅1m、厚み2mm、重量が約40kg の鉄板であり、所定の間隔を隔てて100m/min程度の速度で順次搬送され ている。
【0016】 そして、切断機により切断された金属板5の例えば平坦度、打ち抜き寸法、長 さ等が規格内であるか否かを検査するために、予め定めた枚数ごとに、切断され た金属板5をベルトコンベア3上から取り出すときは、まず、図2に示すように 金属板5がベルトコンベア3上に搬送されて、4本の保持部10の上方位置に移 動してきたときに、作業者がスイッチ(図示せず)を操作して駆動部21を駆動 させる。これにより、下降位置にある4本の保持部10は上昇して、ベルトコン ベア3上の金属板5を押し上げて、図1に示すように金属板5を保持することが できる。この際、金属板5は、慣性力により保持部10の転子13の上面を搬送 方向に少し滑って停止する。なお、金属板5の滑り方向は、転子13の中心軸線 の方向に平行しているので転子13は回転せず、従って金属板5の滑走距離は短 いが、金属板5の滑走距離を極めて短くする為に、転子13の外周にゴムを貼着 すると良い。そして、図1に示すように、保持部10が上昇位置に移動して金属 板5を保持している状態で、後続の金属板5を保持部10の下側を通過させてベ ルトコンベア3、3、3によって順次搬送することができるので、所定の貯蔵場 所に送り込むことができる。次に、図1に示す保持部10に保持されている金属 板5を図の手前側に例えば人手によって引き出すと、転子13及び案内用ローラ 20が金属板5との摩擦によって回転するので、金属板5を保持部10から小さ い力で簡単に取り出すことができる。このように、取り出そうとする金属板5が 保持部10によって保持された状態において、後続の金属板5を順次後段側に搬 送することができるので、作業者は落ち着いて、安全、かつ速やかに金属板5を 保持部10から取り出すことができる。
【0017】 次に、金属板5の検査等の所望の作業を終了して、その金属板5をベルトコン ベア3に戻すときは、まず、例えば人手によって金属板5の端部を案内用ローラ 20上に載置する。そして、保持部10側に押し出して、図3に示す位置に移動 させる。次に、後続の金属板5が保持部10の下側にないことを確認したうえで 、駆動部21を駆動することにより、上昇位置にある保持部10を下降位置に移 動させる。これによって、検査済みの金属板5をベルトコンベア3上に移し代え ることができる。ベルトコンベア3上に戻された金属板5は、ベルトコンベア3 、送り出しコンベア8等によって搬送されて、所定の貯蔵場所に搬送される。こ のように、ベルトコンベア3に戻そうとする金属板5を保持部10に保持した状 態で、後続の金属板5が搬送されてくるか否かを確認することができるので、作 業者の肉体的労力の負担が極めて小さく、しかも安全、かつ速やかに金属板5を ベルトコンベア3上に移し代えることができる。
【0018】 ただし、上記実施例のベルトコンベア3、3、3の代わりに、例えばローラー コンベア等の他の種類の搬送装置を使用してもよい。
【0019】 そして、上記実施例の昇降部2は、図3に示すように、4本の保持部10を備 えており、この保持部10を昇降させることにより、金属板5をベルトコンベア 3から取り出したり、送り込むことができる構成としたが、図5に示すように、 4本の保持部10を横断する保持部26を保持部10の下面に増設し、保持部2 6の上面に複数の転子27(転子27の中心軸は、転子13の中心軸と平行して いる。)を設けた構成としてもよい。つまり、金属板5を4本の保持部10に設 けた転子13と、保持部26に設けた転子27とによって保持することにより、 金属板5が保持部10と10との間で撓まないようにすることができる。なお、 保持部26が保持部10に伴って下降したときに、保持部26がベルトコンベア 3、3、3の各ローラ28と衝突しないように、図5に示す各ローラ28にくび れ部29を設けると共に、図6に示すように、保持部26における各くびれ部2 9と対応する位置に上方に屈曲する湾曲部30を設けてある。ただし、金属板5 の取り出し及び送り込む手順は上記実施例と同等であるので、その説明を省略す る。
【0020】
【考案の効果】
本考案の搬送板状体の取り入れ取り出し装置は、下降位置にある保持部を上昇 させることにより、搬送装置により搬送中の板状体のうちから所望の板状体を搬 送装置の荷受け面から取り出すことができると共に、保持部を上昇させた状態で 後続の板状体を順次搬送することができる。つまり、作業者は、従来のように、 板状体を搬送装置の荷受け面から取り出す為にその板状体を荷受け面に沿って滑 らせる必要がなく、しかも後続の板状体が送り込まれる前にその板状体を取り出 す必要がないので、板状体の取り出しを安全に、しかも簡単かつ速やかに行うこ とができるという効果がある。更に、従来では、板状体を少なくともその幅の距 離だけ荷受け面に沿って水平方向に移動させる必要があるのに対して、本考案で は、板状体の厚みと保持部の厚みの合計の距離だけ上昇させればよい。即ち、板 状体を移動させる距離が従来よりも少なくて済むので、取り出し時間が短くなり 、従って、搬送中の板状体の間隔が従来よりも接近している場合であっても所望 の板状体の取り出しを可能にするという効果がある。
【0021】 そして、板状体を搬送装置に送り込むときは、上昇位置にある保持部に板状体 を載置する。そして、保持部を下降させることにより、保持部に載置されている 板状体を搬送装置に移し代えることができる。従って、作業者は、板状体を搬送 装置に送り込む際に、従来のように、作業者が板状体を手で持ち、次の板状体が 移動してくるまでにその板状体を搬送装置に移し代える必要がなく、その結果、 板状体の搬送装置への送り込みを安全に、しかも簡単かつ速やかに行うことがで きるという効果がある。そして、従来のように板状体を幅方向に移動させるので はなく、板状体の厚みと保持部の厚みの合計の距離だけ下降させればよく、即ち 、板状体を搬送装置に移し代える時間が従来よりも短くて済む。これにより、搬 送中の板状体の間隔が従来よりも接近している場合であっても板状体の送り込み を可能にするという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る搬送板状体の取り入
れ取り出し装置の保持部を上昇位置に駆動1た状態を示
す縦断側面図である。
【図2】同実施例の保持部を下降位置に駆動した状態を
示す縦断側面図である。
【図3】同実施例の搬送板状体の取り入れ取り出し装置
の平面図である。
【図4】同実施例の昇降部の部分省略縦断拡大側面図で
ある。
【図5】同考案の他の実施例に係る搬送板状体の取り入
れ取り出し装置の平面図である。
【図6】同他の実施例の保持部を上昇位置に駆動した状
態を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 搬送装置 2 昇降部 5 金属板 21 駆動部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状体を搬送する搬送装置と、該板状体
    を保持するための保持部を上記搬送装置における上記板
    状体の通路に設けてあり該保持部が該通路から外れた箇
    所で支持されており上記保持部の下縁と上記搬送装置の
    荷受け面との間隔が上記板状体の厚みよりも広い上昇位
    置と上記保持部の上縁が上記荷受け面よりも下方となる
    下降位置との間で移動可能な構成の昇降部と、上記保持
    部を昇降させるように上記昇降部を駆動する駆動部と、
    を具備することを特徴とする搬送板状体の取り入れ取り
    出し装置。
JP961293U 1993-02-12 1993-02-12 搬送板状体の取り入れ取り出し装置 Pending JPH0663525U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100832472B1 (ko) * 2006-09-06 2008-05-27 삼성전자주식회사 기판이송장치
JP2008201549A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Micronics Japan Co Ltd インライン自動検査装置及びインライン自動検査システム
JP2016145094A (ja) * 2015-02-06 2016-08-12 伊東電機株式会社 移載装置

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