JPH0663261U - シリンダヘッドのバルブシート擦合せ工具 - Google Patents
シリンダヘッドのバルブシート擦合せ工具Info
- Publication number
- JPH0663261U JPH0663261U JP471593U JP471593U JPH0663261U JP H0663261 U JPH0663261 U JP H0663261U JP 471593 U JP471593 U JP 471593U JP 471593 U JP471593 U JP 471593U JP H0663261 U JPH0663261 U JP H0663261U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve seat
- cylinder head
- base metal
- rubbing tool
- rubbing
- Prior art date
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- Withdrawn
Links
Landscapes
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 使い易くかつ作業を一工程で完結することの
できるシリンダヘッドのバルブシート擦合せ工具を提供
することを目的とする。 【構成】 截頭円錐形をなし表面5eがシリンダヘッド
のバルブシート面に接触する台金5aの表面5eに、立
方晶窒化硼素の粒子を電着すると共に切粉を排出させる
複数条のねじれ溝5gを半径方向外方に略放射状に設け
た。
できるシリンダヘッドのバルブシート擦合せ工具を提供
することを目的とする。 【構成】 截頭円錐形をなし表面5eがシリンダヘッド
のバルブシート面に接触する台金5aの表面5eに、立
方晶窒化硼素の粒子を電着すると共に切粉を排出させる
複数条のねじれ溝5gを半径方向外方に略放射状に設け
た。
Description
【0001】
本考案は、シリンダヘッドのバルブシート擦合せ工具に関する。
【0002】
シリンダヘッドの品質検査において、バルブシートが規格外と判定されたとき には、擦合せ作業等の手直しが必要である。この少量のバルブシートの擦合せ作 業には、擦合せ工具による手作業が効率的である場合がある。図1及び図2はこ の種の作業を示し、この作業では、超硬カッタを備えた荒加工用の擦合せ工具1 と、サンドぺーパーを備えた仕上げ加工用の擦合せ工具2とが使用される。超硬 カッタを備えた擦合せ工具1は、図1に示すように、截頭円錐形状に形成された 台金1aと、これを支持するシャンク1bと、シャンク1bの上端に取付けられ たハンドル1cを備えており、台金1aの傘状の表面には、多数の超硬カッタ1 dが設けられている。
【0003】 そして、作業者は、超硬カッタ付きの台金1aをシャンク1bに装着し、シャ ンク1bの先端をシリンダヘッド3のバルブ装着部開口3aからバルブガイド孔 3cに嵌入させて、台金1aの表面をバルブシート面3bに接合させる。そこで 、ハンドル1cを操作して、台金1aを回転し、超硬カッタ1dの切削作用によ ってバルブシート面3bを加工する。ついで、図2に示すように、台金2aの表 面にサンドペーパー2dが装着された仕上げ加工用の擦合せ工具2を使用して、 前記荒加工用の擦合せ工具1と同様な手順でバルブシート面3bを平滑に仕上げ る。なお、図1及び図2に示すシリンダヘッド3は模式的に示されており、当該 シリンダヘッド3に設けられている燃焼室、気孔等は省略されている。
【0004】
ところで、前記超硬カッタ付きの擦合せ工具1は、切削したバルブシート面3 bにカッタ1dの切り跡がかじり又はびびりとなって出易く使い難い。このため 、使用に際して熟練を要する。また、別途仕上げ加工を必要として、二度手間と なる不都合がある。
【0005】 本考案は、上述事情に鑑みてなされたもので、使い易く、かつ作業を一度で完 結することのできるシリンダヘッドのバルブシート擦合せ工具を提供することを 目的とする。
【0006】
上記目的を達成するため本考案によれば、截頭円錐形をなし表面がシリンダヘ ッドのバルブシート面に接触する台金の前記表面に、立方晶窒化硼素の粒子が電 着されると共に切粉を排出させる複数条のねじれ溝が半径方向外方に略放射状に 設けられたものである。
【0007】
台金の表面をシリンダヘッドのバルブシート面に接触させて、当該台金を回転 し、バルブシートを研削する。この際、シリンダヘッドのバルブシート面と台金 の表面との間に生じた切粉は、台金の表面のねじれ溝に沿って排出される。これ により、シリンダヘッドのバルブシート面は、台金の表面に電着された立方晶窒 化硼素の各粒子の研削作用によって別途仕上げ作業を要しない平滑レベルで加工 される。
【0008】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づき説明する。 図3は、本考案に係るシリンダヘッドのバルブシート擦合せ工具を示し、この バルブシート擦合せ工具5は、合金工具鋼製の台金5aと、これを支持するため のシャンク5bと、シャンク5bの上端に固定されたバー状のハンドル5cとを 備えている。シャンク5bとハンドル5cとはT字形の一体構造になっており、 シャンク5bの所定位置には、テーパーライナ5dがピン6によって固定されて いる。テーパーライナ5dの表面は先端方向に縮径したテーパー20分の1の形 状になっている。台金5aは、合金工具鋼製の截頭円錐形状になっており、擦合 せ作業の対象となるシリンダヘッドのバルブシートのサイズ及びバルブシート面 の断面視勾配に合わせて、そのサイズ及び表面5eの勾配Aが決められる。すな わち、作業の対象となるシリンダヘッドのバルブシート面の断面視勾配が45度 の場合には、台金5aの表面5eの勾配Aは45度である。台金5aの回転中心 には、上記シャンク5b上に固定されたテーパーライナ5dを嵌入させるテーパ ー孔5fが穿設されており、テーパー孔5fは、テーパーライナ5dの表面に密 着するように、テーパーライナ5dと同じく先端方向に縮径したテーパー20分 の1の形状になっている。
【0009】 台金5aの表面5eには、硬質かつ耐熱性の高い立方晶窒化硼素(CBN)の 粒子の電着層が形成されており、この電着層を形成する立方晶窒化硼素粒子の研 削作用によってシリンダヘッドのバルブシート面が研削される。なお、シリンダ ヘッドのバルブシート面の擦合わせには、粒子の大きさが1〜100μm程度の ものが使用可能であるが、特に粒子の大きさが30μm程度のものが作業速度と 加工面の平滑度の観点から見て好ましい。上記電着層を大きめの粒子の立方晶窒 化硼素によって形成した場合には、削り代が多くなって作業速度が速くなる反面 加工面の平滑度が低くなる。また、電着層を小さめの粒子の立方晶窒化硼素によ って形成した場合には、削り代が少なくなって作業速度が遅くなる反面加工面の 平滑度が高くなる。
【0010】 また、台金5aの表面5eには、図4に詳示するように、切粉を排出するため の深さ1mm程度のねじれ溝5gが複数条穿設されており、これらのねじれ溝5g は、台金5aの回転中心から半径方向外方に略放射状に配列されていて、シリン ダヘッド3のバルブシート面3bが研削される際に生じる切粉がこれらのねじれ 溝5gに沿って排出されるようになっている。
【0011】 本考案のシリンダヘッドのバルブシート擦合せ工具5は、以上のように構成さ れており、以下のように使用される。 作業者は、台金5aをシャンク5bに装着し、上述図1と同様の手順でシャン ク5bの先端をシリンダヘッド3のバルブ装着部開口3aからバルブガイド孔3 cに嵌入させて、台金5aの表面5eをバルブシート面3bに接合させる。そこ で、ハンドル5cを操作して、台金5aを回転させて、台金5aの表面5eに接 触するバルブシート面3bを立方晶窒化硼素の硬質かつ微細な各粒子の研削作用 によって研削する。このため、シリンダヘッド3のバルブシート面3bは、別途 仕上げ加工を要しない平滑レベルで加工される。この際、シリンダヘッド3のバ ルブシート面3bと台金5aの表面5eとの間に生じた切粉は台金5aの表面5 eに形成された各ねじれ溝5gに沿って排出される。このため、切粉がバルブシ ート面3bと台金5aの表面5eとの間に残留して工具の研削能力を劣化させる ということがない。
【0012】 また、立方晶窒化硼素の粒子は耐熱性が高く、従来擦合せ作業が容易でない、 例えばステライト、焼結材料等により製作されたバルブシートの擦合せ作業も容 易にできる。
【0013】
以上説明したように本考案によれば、截頭円錐形をなし表面がシリンダヘッド のバルブシート面に接触する台金の前記表面に、立方晶窒化硼素の粒子が電着さ れると共に切粉を排出させる複数条のねじれ溝が半径方向外方に略放射状に設け られたので、作業が容易になりかつ作業を一工程で完結することができるように なって、バルブシートの擦合せ作業の能率を向上させることができる。また、耐 熱性が向上したことにより、例えばステライト、焼結材等の従来擦合せ作業が容 易でないバルブシートの擦合せ作業も容易にできる。
【図1】従来の超硬カッタを備えたシリンダヘッドのバ
ルブシート擦合せ工具を用いた作業を示す図である。
ルブシート擦合せ工具を用いた作業を示す図である。
【図2】従来のサンドぺーパーを備えたシリンダヘッド
のバルブシート擦合せ工具を用いた作業を示す図であ
る。
のバルブシート擦合せ工具を用いた作業を示す図であ
る。
【図3】本考案のシリンダヘッドのバルブシート擦合せ
工具を示す図である。
工具を示す図である。
【図4】図3のIV矢視図である。
3 シリンダヘッド 3b バルブシート 5 シリンダヘッドのバルブシート擦合せ工具 5a 台金 5e 表面 5g ねじれ溝
Claims (1)
- 【請求項1】 截頭円錐形をなし表面がシリンダヘッド
のバルブシート面に接触する台金の前記表面に、立方晶
窒化硼素の粒子が電着されると共に切粉を排出させる複
数条のねじれ溝が半径方向外方に略放射状に設けられた
ことを特徴とするシリンダヘッドのバルブシート擦合せ
工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP471593U JPH0663261U (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | シリンダヘッドのバルブシート擦合せ工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP471593U JPH0663261U (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | シリンダヘッドのバルブシート擦合せ工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0663261U true JPH0663261U (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=11591586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP471593U Withdrawn JPH0663261U (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | シリンダヘッドのバルブシート擦合せ工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0663261U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101635344B1 (ko) * | 2016-04-18 | 2016-06-30 | 공광주 | 실린더 헤드의 밸브시트면 가공 장치 |
WO2018110856A1 (ko) * | 2016-12-16 | 2018-06-21 | 주식회사 미래텍 | 회전장치 |
JP2020082248A (ja) * | 2018-11-21 | 2020-06-04 | 山陽特殊製鋼株式会社 | バルブ摺合装置 |
-
1993
- 1993-02-16 JP JP471593U patent/JPH0663261U/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101635344B1 (ko) * | 2016-04-18 | 2016-06-30 | 공광주 | 실린더 헤드의 밸브시트면 가공 장치 |
WO2018110856A1 (ko) * | 2016-12-16 | 2018-06-21 | 주식회사 미래텍 | 회전장치 |
JP2020082248A (ja) * | 2018-11-21 | 2020-06-04 | 山陽特殊製鋼株式会社 | バルブ摺合装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19970508 |