JPH0662534U - 化学気相成長装置 - Google Patents
化学気相成長装置Info
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- JPH0662534U JPH0662534U JP391593U JP391593U JPH0662534U JP H0662534 U JPH0662534 U JP H0662534U JP 391593 U JP391593 U JP 391593U JP 391593 U JP391593 U JP 391593U JP H0662534 U JPH0662534 U JP H0662534U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 未反応ガスによるサセプター裏面への堆積膜
生成をなくし温度分布が一様で安定したCVD膜生成が
可能なCVD装置を提供する。 【構成】 CVD装置において、不活性ガス噴出体とし
てのワークコイルカバー(40)に複数の開口穴41を
設け、開口穴41近傍に開口穴41から噴出する不活性
ガスの流路を特定するガス反射板を設けた。
生成をなくし温度分布が一様で安定したCVD膜生成が
可能なCVD装置を提供する。 【構成】 CVD装置において、不活性ガス噴出体とし
てのワークコイルカバー(40)に複数の開口穴41を
設け、開口穴41近傍に開口穴41から噴出する不活性
ガスの流路を特定するガス反射板を設けた。
Description
【0001】
この考案は、半導体プロセスにおける薄膜形成に使用される化学気相成長装置 (以下CVD装置と称す)に関するもので特にサセプター裏面への反応ガスのま わり込み成長を減ずる技術に関するものである。
【0002】
従来この種のCVD装置は、種々色々なものが知られている。その中で、代表 的なCVD装置を図3に示す断面図(図は従来技術を説明するための一部面図で ある。)を基に説明する。図において1は、半導体ウエハ2を載置するサセプタ ー、3は、サセプター1を高周波誘導加熱するワークコイル、4は、反応ガスか らワークコイル3を隔離するワークコイルカバー、5は、インナーベルジャー7 内に反応ガス等を噴出するノズルである。
【0003】 このように構成されたCVD装置は、半導体ウエハ2上への薄膜(CVD膜) の生成時、予めワークコイル3により加熱されたサセプター1上の半導体ウエハ 2に対し、ガス供給口8aよりノズル5を介してインナーベルジャー7内に反応 ガスを導入し、半導体ウエハ2表面にCVD膜を形成するものである。さらに未 反応ガスはガス排気口8bより外部に排出されるものである。又、このとき、ワ ークコイルカバー4内及びベルジャー6とインナーベルジャー7の間隙には反応 ガスの進入による汚染防止から不活性ガス(例.H2 , N2 )が供給口9aより 導入され、又排気口9bより排気される。
【0004】
しかしながら、上記従来のCVD装置では、反応ガスがサセプター1とワーク コイルカバー4の間隙に進入するため、サセプター1の裏面側にも、生成膜が堆 積される。この裏面側の堆積量が大きくなると、サセプター1表面に熱膨張差が 生じる等の理由によりサセプター1に反りが発生し、温度分布がいちじるしく悪 くなる。
【0005】 従って適時サセプター1裏面側の生成膜をエッチング除去する作業をしなけれ ばいけないわずらわしさがあった。
【0006】 そこでこの考案は以上述べたサセプター1の裏面側に生成膜が堆積するといっ た問題点を解決するため、裏面側への反応ガス進入を阻止し、それにより裏面側 への生成をなくすことができるCVD装置を提供することを目的とする。
【0007】
そこで、この考案は半導体ウエハ等の被成長ウエハを載置するサセプターと、 このサセプター中心部から外周部へ向ってこのサセプター表面に反応ガスを供給 するノズルとを有し、この反応ガスの反応により前記ウエハ表面に所望の薄膜を 堆積させるCVD装置において、ワークコイルカバー等のようなサセプター下部 に上面を有し、前記サセプター外周部に対応する位置に設けられた複数の不活性 ガス噴出用の開口穴を介して前記サセプター外周部に不活性ガスを噴出する不活 性ガス噴出体と、この不活性ガス噴出体の上面上であって前記開口穴近傍にこの 不活性ガスの流路を特定するガス反射板とを設けたものである。
【0008】
以上のようにこの考案によれば、反応ガスと反応してサセプター表面等に堆積 膜を生成することのない不活性ガスを、サセプター外周部に噴出する不活性ガス 噴出体を設け、また、この不活性ガスを好ましくはサセプター裏面であって中心 部から外周部へと流路を特定する反射板を設けているので、サセプター表面に供 給された反応ガスの内余分な未反応ガスがサセプターの裏面側に回り込むことが なくなり、サセプター裏面への堆積膜の生成を抑制することができる。
【0009】
図1は、この考案の実施例を説明するための、不活性ガス噴射体に相当するワ ークコイルカバーの平面図(図1(a))とA−A断面図(図1(b))であり 、図2はこの考案のワークコイルカバーを用いた時のガスの流れを説明するため のCVD装置の一部断面図である。尚、図3に示したCVD装置と同一部分には 同一符号を用いている。以下図面を用いて実施例につき説明する。
【0010】 図1において、41はワークコイルカバー40の内部より不活性ガスを噴出さ せる開口穴、42は開口穴41より噴出する不活性ガスを外向きの気流にガス流 路を特定するためのガス反射板、43は従来同様のノズル貫通穴である。ここで ガス反射板42は、ワークコイルカバー40の上面にあって対向するサセプター の外周端より若干内側に相対する任意の位置にリング状に設けられ高さは、サセ プターと接触しない範囲で設けられる。
【0011】 また、ガス噴出用の開口穴41は、ガス反射板42の外周にそって密接して複 数個設けられ、穴の大きさは、所望の噴出ガス流速がえられるよう任意にきめら れる。
【0012】 尚、ガス反射板42の外周側面は、凹面形状とし、又、ガス噴出用開口穴41 は、反射板42に向けて傾斜して開口するのが、反応ガスのサセプター下部への 回り込みが抑えられより効果的であり望ましい。
【0013】 このようなワークコイルカバー40はベルジャー底面により密閉され不活性ガ ス噴出体として働らき、従来同様の技術で、CVD膜生成処理ができる。すなわ ち図2に示す様に、CVD膜の生成時、予めワークコイル3により加熱されたサ セプター1上の半導体ウエハ2に対し反応ガス供給口8aより、ノズル5を介し て、インナーベルジャー7内に反応ガスを導入し、半導体ウエハ2表面にCVD 膜を生成する。又、ワークコイルカバー40内、及びベルジャー6、インナーベ ルジャー7の間隙には、不活性ガス例えばH2 が供給口9aより導入されてなる ものである。ここでワークコイルカバー40内に導入される不活性ガスの一部は 、ワークコイルカバー40の上面に設けたガス噴出穴41より噴出し、さらにガ ス反射板42により反射され、サセプター1の下部であって中心部から外周部へ 向う外向きのガス流となる。その後未反応ガスと一緒に排気口8bより排出され ることになる。
【0014】 従って、この不活性ガス流により、サセプター1とワークコイルカバー40の 上面間隙への反応ガスの進入は阻止され、サセプター1裏面への堆積膜生成はな くなるものである。
【0015】 尚、実施例ではガス反射板42をリング状としたが、温度分布や加工上の容易 性に応じて平板等の形状であってもよい。
【0016】 また、ガス噴出穴41より噴出する不活性ガスの流量は、例えば排気口9bか らの排気量を適当に調整することにより、制御でき、従来と同等の不活性ガスの 供給量で充分効果ははっきされる。
【0017】
以上、詳細に説明したようにこの考案によれば、ワークコイルカバー上面に不 活性ガスの噴出穴を設け、さらに、噴出した不活性ガスが外向きガス流となるよ うなガス反射板を設けたので、サセプター裏面側への反射ガスの進入は阻止され サセプター裏面への堆積膜生成はなくなる。従って、サセプター裏面エッチング 処理をすることなくサセプターにおける温度分布を一様とすることができ、安定 したCVD膜生成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例に係るワークコイルカバーの
説明図である。
説明図である。
【図2】この考案の実施例に係るCVD装置の説明図で
ある。
ある。
【図3】従来のCVD装置の説明図である。
1 サセプター 5 ノズル 4,40 ワークコイルカバー 41 開口穴 42 ガス反射板
Claims (1)
- 【請求項1】 被成長ウエハを載置するサセプターと、 このサセプター中心部から外周部へ向ってこのサセプタ
ー表面に反応ガスを供給するノズルと、 前記サセプター下部に上面を有し、前記サセプター外周
部に対応する位置に設けられた複数の不活性ガス噴出用
の開口穴を介して前記サセプター外周部に不活性ガスを
噴出する不活性ガス噴出体と、 この不活性ガス噴出体の上面上であって前記開口穴近傍
に設けられ、この不活性ガスの流路を特定するガス反射
板とを設けたことを特徴とする化学気相成長装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP391593U JP2582105Y2 (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | 化学気相成長装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP391593U JP2582105Y2 (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | 化学気相成長装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0662534U true JPH0662534U (ja) | 1994-09-02 |
JP2582105Y2 JP2582105Y2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=11570474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP391593U Expired - Lifetime JP2582105Y2 (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | 化学気相成長装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2582105Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006253410A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Tokyo Electron Ltd | 基板処理方法、記録媒体および基板処理装置 |
WO2010016499A1 (ja) * | 2008-08-05 | 2010-02-11 | 東京エレクトロン株式会社 | 載置台構造 |
-
1993
- 1993-02-10 JP JP391593U patent/JP2582105Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006253410A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Tokyo Electron Ltd | 基板処理方法、記録媒体および基板処理装置 |
WO2010016499A1 (ja) * | 2008-08-05 | 2010-02-11 | 東京エレクトロン株式会社 | 載置台構造 |
CN102112649A (zh) * | 2008-08-05 | 2011-06-29 | 东京毅力科创株式会社 | 载置台构造 |
US9976217B2 (en) | 2008-08-05 | 2018-05-22 | Tokyo Electron Limited | Film forming method using reversible decomposition reaction |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2582105Y2 (ja) | 1998-09-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980707 |