JPH0662478U - 防水コネクタ - Google Patents

防水コネクタ

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JPH0662478U
JPH0662478U JP956393U JP956393U JPH0662478U JP H0662478 U JPH0662478 U JP H0662478U JP 956393 U JP956393 U JP 956393U JP 956393 U JP956393 U JP 956393U JP H0662478 U JPH0662478 U JP H0662478U
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JP
Japan
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waterproof
connector
electric wire
main body
connector member
Prior art date
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Pending
Application number
JP956393U
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English (en)
Inventor
靖生 松下
達哉 角田
裕一 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp, Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度変化の激しい環境下で使用される防水筺
体に接続されて防水性を良好に保つ。 【構成】 防水筺体の本体10に接続される雄側コネク
タ部材50には本体10内と雄側コネクタフード53内
とを連通せしめる連通路54を形成してある。一方、雌
側コネクタ部材60においては接続に寄与しない雌型端
子63のバレル63aに連通パイプ64を接続し、同雌
型端子63を雌側コネクタ部材60の筒部62内に収容
してある。なお、筒部62の先端部分には周囲と連通す
る連通路67を形成してある。雄側コネクタ部材50と
雌側コネクタ部材60とを接続すると本体10、連通路
54、連通路67、筒部62、連通パイプ64を介して
内外が連通する。連通パイプ64の開口部は電線Wの配
設位置であって被水しにくいため、防水性を良好とする
ことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、防水コネクタに関し、特に、車両のエンジンルーム内にて電子ユニ ットなどを収容する防水筺体に接続される防水コネクタ関する。
【0002】
【従来の技術】
防水筺体に収容される電子ユニットに対して外部から電線を接続する場合に防 水コネクタが使用される。通常、かかる防水コネクタは対となるコネクタの接続 部分の周面に防水パッキングを配設するとともに、電線を保持する筒部における 当該電線と筒部周面との間に防水パッキングを配設し、さらに、電線取出面を防 水カバーで被覆している。 ところで、防水筺体は温度が急激に変化するような環境下では必ずしも単純な 箱形密閉構造とするだけでは不十分である。これは、温度変化に応じて内部の気 圧が変化するので筺体に歪が生じ、密閉構造とした蓋の隙間などから吸水してし まうからである。 従来、このような環境で使用される防水筺体として、実開昭56−11297 8号公報に示すものや、実開昭57−186094号公報に示すものが知られて いる。これらは、いずれも筺体内外の気圧を等しくするべく密閉構造とせずに通 気孔を形成したものであり、前者に示すものは通気孔を迷路状として外気流入時 の水分を当該迷路内で保持し、後者に示すものは通気孔を補助板で覆って千鳥形 の通気路とすることにより水が直に入り込まないようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
防水筺体の使用例として、エンジン用の制御電子機器を収容し、エンジンルー ム内に配設することがある。エンジンルーム内は温度が高くなり易い反面、走行 中にはね上げられた水が当該防水筺体にかかると急激に温度を低下させる。この ような場合に、前者の防水筺体であると、迷路状とした通気孔に保持しきれない 水が吸引されると浸水してしまうし、後者の防水筺体であると、はね上がる水の 勢いが強いとどうしても浸水してしまう。従って、そのような開口部分を被水し ないようなものとしなければならず、結局のところ、配設位置の制限が大きくな ってしまう。
【0004】 本考案は、上記課題にかんがみてなされたもので、温度変化の激しい環境下で 使用される防水筺体に接続されて防水性を良好に保つことが可能な防水コネクタ の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる考案は、防水筺体に対して気密性 を保持しつつ接続される防水コネクタにおいて、接続部分を介して内外を連通せ しめる連通路を備えて構成してある。 また、請求項2にかかる考案は、上記請求項1に記載の防水コネクタにおいて 、上記防水筺体に接続される側のコネクタには当該防水筺体内部と接続面との間 に連通経路を形成するとともに、外部の電線側に接続されるコネクタには同電線 を配設する筒部と上記接続面との間に連通経路を形成した構成としてある。
【0006】 さらに、請求項3にかかる考案は、上記請求項2に記載の防水コネクタにおい て、外部の電線側に接続されるコネクタにおいては、電線が接続される端子金具 のバレルに連通パイプを嵌合保持せしめて同連通パイプを上記筒部内に配設する 構成としてある。
【0007】
【作用】
上記のように構成した請求項1にかかる考案においては、防水コネクタにおけ る接続部分の連通路を介して内外に連通してあり、防水筺体内部の空気が熱膨張 あるいは熱収縮するときには、当該連通路を介して空気の移動が行われ、気圧変 化を防止している。 また、上記のように構成した請求項2にかかる考案においては、配線用の電線 が貫通する筒部から防水筺体内部に連通する連通経路を形成してあり、この筒部 を介して空気の移動が行われる。
【0008】 さらに、上記のように構成した請求項3にかかる考案においては、外部の電線 側に接続されるコネクタで端子金具のバレルに連通パイプを嵌合保持せしめてお り、電線を接続した他の端子金具を電気コネクタに配設するのと同様に作業をし て連通パイプの配設が行われる。
【0009】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、接続部分に形成した連通路を介して空気の移動 が可能となっており、被水しやすい防水筺体に内外を連通させる連通経路を形成 していないので、容易に防水性を向上させることが可能な防水筺体を提供するこ とができる。また、筺体自身の構成を変化させなくてもよいので、既存の防水筺 体にも容易に適用できる。
【0010】 また、請求項2にかかる考案によれば、電線を配設する筒部を利用しており、 連通路のために特別な経路を形成しなくてもよい。 さらに、請求項3にかかる考案によれば、電線を配設するのと同様にして連通 パイプを配設することができ、同連通パイプを被水しにくい場所に容易に配設で きて防水性を向上させることができる。
【0011】
【実施例】
以下、図面にもとづいて本考案の実施例を説明する。 図1は本考案の一実施例にかかる防水コネクタを防水筺体に組み付ける場合の 組付用斜視、図2は防水コネクタを防水筺体に接続した状態を示す断面図、図3 は防水コネクタにおける電線に接続される側のコネクタの破断斜視図である。
【0012】 同図において、防水筺体は、箱形に形成した本体10と、この本体10におけ る後方側の開口を覆蓋する蓋20とを備え、本体10の開口周縁と蓋20の周縁 との間にはシール用のゴムパッキング22が介在されている。 本体10内には電子素子を配設された電子基板40が収容されている。同電子 基板40は、上面に電子素子を配設されたプリント基板41を備えており、雄型 端子51を収容する四つの雄側コネクタフード52を一体的に形成した雄側コネ クタ部材50を当該プリント基板41の前端縁に対して垂直に接続してある。な お、同雄側コネクタフード52の前端には筒状とした筒状部53を形成してあり 、当該雄側コネクタフード52は上記雄型端子51における嵌合部分を当該筒状 部53内に突出せしめた状態で同雄型端子51を保持している。また、同筒状部 53と本体10側の背面との間には連通路54を形成して本体10内空間を筒状 部53内空間に連通させている。
【0013】 本体10の前面側には、これらの雄側コネクタフード52に対応してコネクタ 貫通孔17aが形成されており、同雄側コネクタフード52は当該コネクタ貫通 孔17aを介して本体10外部に突出している。このとき、雄側コネクタ部材5 0と本体10の内側前面壁18との間には上記コネクタ貫通孔17aに一致する 切り欠き孔43aを形成したゴムパッキング43が配設されている。 同雄側コネクタ部材50と対になる雌側コネクタ部材60は上記筒状部53内 に挿入可能な柱状凸部61を備えており、同柱状凸部61には軸線方向と平行で あって上記雄型端子51の挿入位置に筒部62を形成してある。同筒部62内に は雌型端子63が係合保持され、同雌型端子63のバレル63aには電線Wが圧 着接続されている。一つの雌型端子63には電線Wの被覆部を圧着するのと同様 にして金属性の連通パイプ64が接続され、同連通パイプ64と他の電線Wは筒 状のゴム栓65を貫通して同筒部62から外部に突出している。なお、ゴム栓6 5にて電線Wや連通パイプ64の外周面と筒部62内周面との間隙を塞いでいる 。また、筒部62の先端には接続面に開口する連通路67をいくつか形成してあ る。
【0014】 一方、柱状凸部61の周面にも短筒状のコネクタパッキン66を保持させてあ り、当該柱状凸部61が筒状部53内に挿入されたときに柱状凸部61の外周面 と筒状部53の内周面との間隙を塞ぐ。 次に、上記構成からなる本実施例の使用方法を説明する。 組み付ける際には、プリント基板41に雄側コネクタ部材50を接続して電子 基板40を完成させてから、ゴムパッキング43を雄側コネクタ部材50の前面 側から覆蓋し、電子基板40を当該雄側コネクタ部材50の側から本体10の開 口に挿入する。電子基板40が本体10内に完全に挿入されたら、同本体10の 前面側からネジ止めする。さらに、本体10の後方側においてもゴムパッキング 22を介在させた状態で上述したようにして組み付けた蓋20をネジ止めする。 この状態で防水筺体をエンジンルーム内に収容する。
【0015】 一方、雌側コネクタ部材60においては、電線Wの先端にてゴム栓65を貫通 させ、同電線Wの先端に雌型端子63に圧着させる。これとともに連通パイプ6 4でもゴム栓65を貫通させ、配線に寄与しない雌型端子63に圧着接続させる 。なお、本実施例においては連通パイプ64を雌型端子63に圧着接続させてい るが、接着剤などによって固着せしめてもよい。 次に、これらの雌型端子63を雌側コネクタ部材60の筒部62内に挿入して 係合固定せしめる。なお、このときにゴム栓65が同筒部62内に入るようにし て間隙を塞いでおく。最後に、筒部62の開口側周囲に図示しない防水フードを 覆蓋せしめて雌側コネクタ部材60を完成させ、上記雄側コネクタ部材50の雄 側コネクタフード52内に挿入、接続して組付を終了する。
【0016】 エンジンルーム内はエンジンの熱によって高温になるため、当該防水筺体にも 熱が伝わって温度が上昇する。すると、内部の空気が熱膨張するので、本体10 内から連通路54を介して筒状部53内に流れ込み、さらに、同筒状部53から 雌側コネクタ部材60の連通路67と筒部62と連通パイプ64とを介して外部 に流れ出す。これにより、本体10内部の圧力は減少するため、本体10などは 変形せず、本体10と蓋20との接続部分等に隙間が生じることもない。 一方、このときに水がかかると、本体10の外部から急激に冷却することにな るので、内部の空気は収縮しようとする。すると、上述したのと逆の経路、すな わち、連通パイプ64と筒部62と連通路67及び連通路54とを介して外気を 吸引し、内圧の急激な減少を抑制する。従って、本体10が変形して蓋20との 接続部分に隙間が生じてしまうことはない。ところで、連通パイプ64の先端は 電線Wの近くに開口されているので、この周辺の外気を吸引する。電線W部分に は被水しないような処理がされているので、この部分の外気を吸引しても吸水し てしまうことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかる防水コネクタを防水
筺体に組み付ける場合の組付用斜視である。
【図2】防水コネクタを防水筺体に接続した状態を示す
断面図である。
【図3】防水コネクタにおける電線に接続される側のコ
ネクタの破断斜視図である。
【符号の説明】
50…雄側コネクタ部材 52…雄側コネクタフード 53…筒状部 54…連通路 60…雌側コネクタ部材 61…柱状凸部 62…筒部 63…雌型端子 63a…バレル 64…連通パイプ 67…連通路 W…電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 秋山 裕一 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水筺体に対して気密性を保持しつつ接
    続される防水コネクタにおいて、 接続部分を介して内外を連通せしめる連通路を具備する
    構成としたことを特徴とする防水コネクタ。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の防水コネクタにお
    いて、上記防水筺体に接続される側のコネクタには当該
    防水筺体内部と接続面との間に連通経路を形成するとと
    もに、外部の電線側に接続されるコネクタには同電線を
    配設する筒部と上記接続面との間に連通経路を形成した
    ことを特徴とする防水コネクタ。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載の防水コネクタにお
    いて、外部の電線側に接続されるコネクタにおいては、
    電線が接続される端子金具のバレルに連通パイプを嵌合
    保持せしめて同連通パイプを上記筒部内に配設する構成
    としたことを特徴とする防水コネクタ。
JP956393U 1993-02-12 1993-02-12 防水コネクタ Pending JPH0662478U (ja)

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