JPH0661791A - フィルタ回路およびその制御方法 - Google Patents

フィルタ回路およびその制御方法

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JPH0661791A
JPH0661791A JP20810092A JP20810092A JPH0661791A JP H0661791 A JPH0661791 A JP H0661791A JP 20810092 A JP20810092 A JP 20810092A JP 20810092 A JP20810092 A JP 20810092A JP H0661791 A JPH0661791 A JP H0661791A
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filter
amplitude
control
substrate
amplifier
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JP20810092A
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Inventor
Kenichi Hase
健一 長谷
Shoichi Miyazawa
章一 宮沢
Ryutaro Hotta
龍太郎 堀田
Akihiko Hirano
章彦 平野
Hiroshi Kimura
博 木村
Ken Uragami
憲 浦上
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 任意の特性を得ることのできるフィルタ回路
及びその制御方法を得ることを目的とする。 【構成】 Gmアンプ1,2を制御する制御回路7,8
およびその制御内容を格納したレジスタ10,11をG
mアンプ毎に設ける。ROM204に理想とすべき特性
を示す情報を予め格納する。基準信号発生回路201の
入力に対応した出力信号15の振幅を振幅検出回路20
2により検出し、その検出結果と、ROM204に格納
されている情報とを比較する。そして、該比較結果に応
じてレジスタ10,11の内容を、書き替える。 【効果】 入力信号に応じた最適化、あるいは、各構成
素子のバラツキや、寄生容量の影響の補正が可能とな
り、理想的なフィルタ特性を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、任意のフィルタ特性を
得ることのできるフィルタ回路およびその制御方法に関
し、特に磁気ディスク装置等のリードチャネルで、任意
の転送速度に対し、最適な波形整形処理を行い、再生マ
ージン向上を図るためのフィルタ回路およびその制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のフィルタ回路およびその制
御方法を説明する。
【0003】フィルタには、大きく分けて、抵抗、容
量、インダクタ、等の受動素子を組合せた、いわゆるパ
ッシブフィルタと、オペアンプ等のアクティブ素子を組
み合わせた、いわゆるアクティブフィルタとがあり、用
途に応じたフィルタ特性を得るために、さまざまな構成
が考えられている。
【0004】ところで、近年、装置の小型化の要求や、
扱う信号の多様化にともなって、LSI化された、オン
チップフィルタの必要性がでてきている。この場合、L
SI上でインダクタを実現するのは難しいため、抵抗と
容量のみでフィルタを構成する必要がある。また、LS
I上で実現できる容量の大きさも制限される。従って、
これらの条件をすべて満たすことは容易ではないが、そ
れでも、いくつかのアクティブフィルタが考えだされて
いる。
【0005】抵抗と容量で構成するフィルタのうち最も
簡単なものは、その時定数を利用したローパスフィルタ
であるが、その抵抗成分を、電流出力の可変コンダクタ
ンスアンプ(以下、単に”Gmアンプ”という。また、
そのコンダクタンスを、単に”Gm”と示す場合があ
る。)で置き換えた構成のフィルタが、オンチップフィ
ルタに有利であるとして、実現され始めた。
【0006】Gmアンプを用いた1次ローパスフィルタ
を図13に示す。差動電圧入力、片側電流出力のGmア
ンプ80、及び、容量(以下、該容量の大きさを単に”
C”と示す場合がある。)81からなる。該フィルタ
の、入力信号Vin82に対する出力電圧Vout83の伝
達特性T4(s)は、下記数4に示すとおりであり、遮
断周波数fcはGm/(C・2π)となる。
【0007】
【数4】
【0008】 Gm:Gmアンプ80のコンダクタンス値 C:容量81の大きさ s:時間 同じく、Gmアンプを用いた、2次のバイカットローパ
スフィルタを図14に示す。該フィルタは、差動電圧入
力かつ片側電流出力のGmアンプ84,85と、容量8
6,87とからなる。該フィルタにおける、入力信号V
in88に対するVout89の伝達特性T5(s)は、下
記数5に示すとおりである。
【0009】
【数5】
【0010】 Gm1b:Gmアンプ84のコンダクタンス値 Gm2b:Gmアンプ85のコンダクタンス値 C1b:容量86の大きさ C2b:容量87の大きさ s:時間 このように、Gmアンプと容量を組み合わせることで、
様々なフィルタ特性を得ることが出来る。
【0011】次に従来のフィルタ制御回路について図1
5を用いて説明する。
【0012】制御対象となるフィルタは、n個のGmア
ンプ(101(1),101(2),…,101(n))、およ
び、n個の容量(104(1),104(2),…,104
(n))からなるn次のアクティブフィルタである。そし
て、このアクティブフィルタを制御するため、各Gmア
ンプ毎に設けられたn個の制御回路(107(1),10
7(2),…,107(n))と、各制御回路で使用する制御
情報を蓄えるレジスタ110と、該レジスタ110を書
換えるためのデータバス113とが設けられている。
【0013】入力信号Vin114は、上記n次のアクテ
ィブフィルタによって波形整形され、出力信号Vout1
15として出力される。この時、制御回路(107
(1),107(2),…,107(n))は、レジスタ110
の情報に従ってGmアンプ(101(1),101(2),
…,101(n))のコンダクタンスを設定することによ
り、該フィルタを制御している。なお、該レジスタ11
0の内容は、必要に応じて、データバス113を通じて
書換えられるものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、レジスタ110を書き替えることによってGmを
制御し、遮断周波数を任意に設定することは出来たが、
フィルタ特性そのものは、あらかじめ定められた特性に
限定され、入力される信号の変化にたいして最適化した
り、システムに応じて、汎用性を持たせることが出来な
かった。すなわち、Gmアンプ毎に制御内容を変えて、
別個独立してGmを変更することができなかった。
【0015】また、実際の回路における、各構成素子の
特性のバラツキや寄生容量の影響を補正し、より理想的
なフィルタ特性に近づけることが出来なかった。磁気記
録装置等におけるデ−タの高速転送においては、わずか
な条件の違いで、読み出し波形の周波数成分が微妙に異
なる。そのため、磁気記録装置等においては、フィルタ
特性の最適化を可能とすること特に求められていた。こ
の場合、さらに、フィルタ特性の設定や、構成素子バラ
ツキ等の補正を自動的に精度よく行うシステムが求めら
れていた。
【0016】本発明の第1の目的は、入力される信号に
応じてフィルタ特性の最適化が可能で、汎用性の高いフ
ィルタ回路およびその制御方法を実現することにある。
【0017】本発明の第2の目的は、実際の回路におけ
る、各構成素子のバラツキや、寄生容量の影響を補正
し、より理想的なフィルタ特性に近づけることのできる
フィルタ回路およびその制御方法を実現することにある
本発明の第3の目的は、上記目的を達成する際のフィル
タ制御の自動化を図ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、その一態様としては、可変
コンダクタンスアンプおよび容量を含んで構成されるフ
ィルタ手段と、上記可変コンダクタンスアンプのコンダ
クタンス値を制御する制御手段と、上記制御手段による
制御内容を蓄える記憶手段と、上記記憶手段に蓄えられ
る制御内容を更新する更新手段と、上記更新手段により
更新する新たな制御内容を決定する更新内容決定手段
と、を有することを特徴とするフィルタ回路が提供され
る。
【0019】上記更新内容決定手段は、上記フィルタ手
段の出力信号の振幅を検出する振幅検出手段を含み、該
振幅検出手段の検出した振幅を用いて上記新たな制御内
容を決定するものであってもよい。
【0020】上記更新内容決定手段は、上記フィルタ手
段が目標とするフィルタ特性を示す理想特性情報を記憶
した第2の記憶手段を有し、上記振幅検出手段の検出し
た振幅と該理想特性情報とを比較することにより、上記
新たな制御内容を決定するものであってもよい。
【0021】上記更新内容決定手段は、ある特定の基準
信号を発生して上記フィルタ手段に入力する基準信号発
生手段を有し、上記振幅検出手段は、上記基準信号に対
応して出力された出力信号の振幅を検出するものであっ
てもよい。
【0022】上記基準信号発生手段は、それぞれ単一周
波数成分からなる少なくとも3種類の基準信号を発生す
るものであってもよい。
【0023】上記振幅検出手段は、少なくとも、上記フ
ィルタ手段の2次毎の位置における信号の振幅を検出す
るものであることが好ましい。
【0024】本発明の他の態様としては、基板と、可変
コンダクタンスアンプおよび容量を含んで構成される上
記基板上および/または上記基板内に形成されたフィル
タ手段と、上記可変コンダクタンスアンプのコンダクタ
ンス値を制御する、上記基板上および/または上記基板
内に形成された制御手段と、上記制御手段による制御内
容を蓄える上記基板上および/または上記基板内に形成
された記憶手段と、を含んで構成されることを特徴とす
る集積回路が提供される。
【0025】この場合、上記記憶手段に蓄えられる制御
内容を更新する、上記基板上および/または上記基板内
に形成された更新手段と、ある特定の基準信号を発生し
て上記フィルタ手段に入力する、上記基板上および/ま
たは上記基板内に形成された基準信号発生手段と、上記
基準信号に対応して上記フィルタ手段が出力する出力信
号の振幅を検出する、上記基板上および/または上記基
板内に形成された振幅検出手段と、上記更新手段により
更新する新たな制御内容を、上記振幅検出手段の検出し
た振幅を用いて決定する、上記基板上および/または上
記基板内に形成された更新内容決定手段と、のうち少な
くとも一つを有するものであってもよい。
【0026】本発明の他の態様としては、可変コンダク
タンスアンプおよび容量を含んで構成されるフィルタ手
段と、上記可変コンダクタンスアンプのコンダクタンス
値を制御する制御手段と、を含んで構成されるn次のフ
ィルタ回路の制御方法において、上記フィルタ手段の2
次毎の位置における信号を検出し、その検出結果に基づ
いて上記制御手段による制御の内容を決定することを特
徴とするフィルタ回路の制御方法が提供される。
【0027】
【作用】更新内容決定手段の基準信号発生手段は、基準
信号を発生しフィルタ手段に入力する。すると、更新内
容決定手段の振幅検出手段は、該フィルタからの出力信
号の振幅を検出する。そして、第2の記憶手段に記憶さ
れている理想特性情報と比較し、制御手段による制御内
容を決定する。すると、更新手段がこれを、記憶手段に
書き込む。制御手段は、該記憶手段に書き込まれている
情報に従ってフィルタ手段を制御し、そのコンダクタン
スを変更する。
【0028】この場合、振幅情報検出手段による振幅の
検出は、フィルタ手段2次毎に行なえば、制御内容決定
の演算処理が複雑化することがない。
【0029】これにより、フィルタ特性を任意に設定
し、入力される信号の変化にたいして最適化したり、シ
ステムに応じて、汎用性を持たせることができる。さら
に、実現回路における、各構成素子のバラツキや、寄生
容量の影響を補正することにより、より理想的なフィル
タ特性に近ずけることができる。
【0030】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
【0031】本実施例のフィルタ回路は、図1に示すと
おり、n次のアクティブフィルタ部100と、該アクテ
ィブイルタ部100のフィルタ特性を制御する制御部2
00とから構成される。
【0032】アクティブフィルタ部100は、n個のG
mアンプ(1(1),1(2),…,1(n))と、n個の容量
(4(1),4(2),…,4(n))とからなるもので、該ア
クティブフィルタ部100自体は、基本的には従来技術
と同様のものである。本実施例のGmアンプ(1(1),
1(2),…,1(n))の内部構成については、後ほど図2
を用いて説明する。
【0033】制御部200は、制御回路(7(1),7
(2),…,7(n))、レジスタ(10(1),10(2),…,
10(n))と、データバス13とを含んで構成される。
【0034】制御回路(7(1),7(2),…,7(n))
は、Gmアンプ(1(1),1(2),…,1(n))を制御
し、そのコンダクタンスを変更する機能を有する。該制
御回路の内部構成については、後ほど図3を用いて説明
する。
【0035】レジスタ(10(1),10(2),…,10
(n))は、制御回路(7(1),7(2),…,7(n))による
制御の内容に関する情報を格納するものである。本実施
例においては、上述した制御回路(7(1),7(2),…,
7(n))のみならず、該レジスタも、n個、言い替えれ
ば、Gmアンプ(1(1),1(2),…,1(n))毎に設け
ている。従って、各Gmアンプ(1(1),1(2),…,1
(n))毎に異なる内容の制御を行なうことができる。
【0036】なお、上記説明した構成はすべて同一基板
の上あるいは内部に形成している。
【0037】動作を説明する。
【0038】入力信号Vin14は、アクティブフィルタ
部100で波形整形され、出力信号Vout15として出
力される。この場合該アクティブフィルタ部100の、
フィルタ特性は、各Gmアンプ(1(1),1(2),…,1
(n))のコンダクタンス値(Gm)を用いて、次式で示
される伝達特性を持つ。
【0039】
【数1】
【0040】 T1(s):伝達特性 s:時間 Gm1:Gmアンプ1(1)のコンダクタンス値 Gm2:Gmアンプ1(2)のコンダクタンス値 Gmn:Gmアンプ1(3)のコンダクタンス値 C1:容量4(1)の大きさ C2:容量4(2)の大きさ Cn:容量4(n)の大きさ この場合、各Gmアンプ(1(1),1(2),…,1(n))
のGmは、各制御回路(7(1),7(2),…,7(n))に
より、各々任意の値に設定可能である。そして、該Gm
の設定は、各制御回路(7(1),7(2),…,7(n))に
対応したレジスタ(10(1),10(2),…,10(n))
の情報に従って行なわれるものである。従って、レジス
タ(10(1),10(2),…,10(n))の内容を書換え
ることにより、任意のフィルタ特性を得ることが出来
る。
【0041】レジスタの書換えは、必要に応じて、該デ
ータバス13に接続されたCPU(図示せず)が、適時
に行なう。なお、その内容は、同じく該データバス13
に接続された、ROM、RAM、あるいは、他のメディ
アの一部領域等に、予め定められた値、あるいは、必要
に応じて更新された値を使用する。
【0042】図1に示した例は、n次のアクティブフィ
ルタ部100を、Gmアンプによる抵抗成分と、容量
と、を梯子状に接続した、はしご型のn次ローパスフィ
ルタであった。しかし、フィルタの構成はこれに限定さ
れるものではなく、例えば、前述した2次フィルタを一
組としたバイカッド型で構成してもよい。また、ハイパ
スフィルタ、バンドパスフィルタ、ノッチフィルタ等の
各種フィルタ、あるいは、さらに、これらを組み合わせ
たものでもよい。また、Gmアンプ自身についても、差
動出力、片側出力のいずれでも構わない。
【0043】Gmアンプ(1(1),1(2),…,1(n))
の詳細を図2を用いて説明する。
【0044】該Gmアンプ1は、ギルバートマルチプラ
イヤ回路であり、入力段は、一組のバイポーラトランジ
スタ16,17と、そのエミッタ間に接続するエミッタ
抵抗22と、一組の基準電流源23,24と、ダイオー
ド接続された一組のバイポーラトランジスタ18,19
とからなる。また、出力段は、一組のバイポーラトラン
ジスタ20,21と、基準電流源25と、一組の電流源
26,27とからなる。
【0045】該Gmアンプ1においては、入力された差
動信号Vin28は、バイポーラトランジスタ16,17
で差動電流に変換される。該変換後の信号は、さらに、
バイポーラトランジスタ18,19で、対数変換され、
出力段に渡される。
【0046】出力段において、該信号はバイポーラトラ
ンジスタ20,21により逆対数変換され、差動電流I
out29として出力される。
【0047】この時、GmアンプのGmは、下記数2に
示すようなものとなる。
【0048】
【数2】
【0049】 Gm:コンダクタンス値 Iout:差動電流29 Vin:差動信号28 I0:基準電流源23,24の電流値 I1:基準電流源25の電流値 Re:エミッタ抵抗22の抵抗値 従って、基準電流源23,24の電流I0と、基準電流
源25の電流I1との比を変更することにより、Gmの
値を変化させることができる。
【0050】本実施例のGmアンプ1では、Gmの値
が、基準電流I0と基準電流I1との比で定まるため、該
基準電流を変化させる際に、Gmのリニアリティが取り
やすい。また、基準電流の生成方法によっては、温度依
存性や、素子バラツキ等をキャンセルできることであ
る。
【0051】なお、Gmアンプ1の構成は、該図2に示
したものに限定されるものではなく、一般的な差動アン
プでも構成可能である。この場合には、基準電流を変化
させることでコンダクタンスを変更する。ただし、図2
の例に比べて、回路が簡略化される反面、基準電流を変
化させた場合のリニアリティや、入出力ダイナミックレ
ンジの点で不利となる。
【0052】本実施例の制御回路(7(1),7(2),…,
7(n))の詳細を図3を用いて説明する。
【0053】制御回路7は、レジスタ10に接続された
電流DAC(電流 デジタル/アナログ コンバ−タ)3
8と、バイポーラトランジスタ(30,31,32)お
よびエミッタ抵抗(33,34,35)からなるカレン
トミラー回路と、で構成されている。なお、電流出力3
7が、図2に示したGmアンプの基準電流源23,24
の電流I0、基準電流源25の電流I1、に該当する。
【0054】動作を簡単に説明する。
【0055】基準電圧Vref36は、バイポーラトラ
ンジスタ30、エミッタ抵抗33で電流に変換されて、
DAC38に入力される。すると、DAC38は、該電
流を、レジスタ10の内容に応じて決定されるミラー比
で折り返し、バイポ−ラトランジスタ31のコレクタに
入力する。この出力電流は、該バイポーラトランジスタ
31,32、および、エミッタ抵抗34,35が構成す
るカレントミラーで折り返す。その結果、該エミッタ抵
抗35のコレクタにおいて、制御された電流出力37を
得る。
【0056】従って、該レジスタ10の内容を変更すれ
ば、DAC38のミラー比が変わり、電流出力37、す
なわち、Gmアンプ1のGmを変更することができる。
【0057】なお、前述のように、本実施例のGmアン
プ1は、基準電流I0、または、基準電流I1のどちらか
一方を変化させるだけで、Gmの値を変化させることが
出来る。そのため、他方は固定電流としても構わない。
【0058】また、基準電圧Vref36は、必要に応
じて最適な方法で発生させるのが好ましい。例えばバン
ドギャップ電圧源で生成し、温度や電源電圧依存性をな
くしてもよい。あるいは、逆抵抗バラツキを持たせて、
抵抗バラツキをキャンセルしてもよい。さらには、容量
バラツキ補償用PLL回路を用いて容量補償をおこなっ
てもよい。
【0059】電流DAC38は、カスコード型カレント
ミラーDACで構成する等により、電源電圧依存性をな
くすのが好ましい。
【0060】表1にGmの具体的な設定例を示す。
【0061】
【表1】
【0062】この表1は、バイカット構成の4次のアク
テイブフィルタを用いて、応答特性として代表的な、バ
タワースフィルタ(Butterworth filt
er)、チェビシェフフイルタ(Tchebychef
f filter、 0.5dB)、ベッセルフィルタ
(Bessel filter)を構成する場合の、各
次のGmの設定値を示したものである。なお、該設定値
は、遮断周波数fcを1MHzに固定し、容量C=1μ
Fとした場合のものである。
【0063】このように、各GmアンプのGmの値を任
意に設定することで、その扱う信号に応じて最適のフィ
ルタ特性を得ることが出来る。例えば、扱う信号の帯域
が広く、利得の平坦性が重要な場合は、バタワースフィ
ルタとなるようにする。遮断周波数付近の選択性が重要
な場合は、チェビシェフフィルタとする。また、後述す
るように、遮断周波数付近での利得を変化させ、イコラ
イザ機能を持たせるような場合は、群遅延特性に優れる
ベッセルフィルタとする。
【0064】各Gmの比率を一定にしたままで、その絶
対値変化させることにより、フィルタ特性を変えずに、
遮断周波数を任意に設定することも可能である。
【0065】更に、各Gmアンプ毎にGmを微調整する
ことにより、素子バラツキや、寄生容量等を補正し、よ
り理想的なフィルタ特性を得ることも可能である。
【0066】次に、上記実施例のフィルタ回路の適応制
御、言い替えれば、レジスタ10の書換えの具体的な例
を説明する。
【0067】適応制御を行う場合のシステム構成図を図
4に示す。この例では、適応制御におけるレジスタ10
(1),10(2)の書換えのために、上記実施例で説明した
フィルタ回路に加えて、基準信号発生回路201と、振
幅検出回路202と、データバス13に接続するCPU
203、ROM204と、を備えている。なお、図1で
アクティブフィルタ部100をn次としていたが、該図
4では、適応制御の概要をより判り易くするため、2次
のアクティブフィルタ部100’としている。
【0068】基準信号発生回路201は、任意の周波数
の単一周波数成分の基準信号を発生する回路である。該
基準信号は、切り替えスイッチ214を介して、入力信
号Vin14に代わって、Gmアンプ1(1)に入力され
る。
【0069】振幅検出回路202は、フィルタ出力信号
Vout15の振幅を検出するものである。該振幅検出回
路202は、図5に示すとおり、ピークホールド回路2
05、A/D変換回路206、及び、レジスタ207か
らなる。ピークホールド回路205は、該フィルタ出力
信号Vout15のピーク値を検出し、アナログ振幅情報
として出力するものである。A/D変換回路206は、
該アナログ振幅情報をディジタル情報に変換して出力す
るものである。レジスタ207はデジタル化された振幅
情報を1つあるいは複数個蓄えるものである。なお、該
レジスタ207は、該データバス13と接続されてお
り、CPU203はその内容を読み出すことができる。
【0070】ROM204は、理想とするフィルタ特性
の情報が格納されている。また、該フィルタ特性を実現
するために、制御回路7等に与える制御値を、レジスタ
207の内容に基づいて算出するためのソフトウエアが
格納されている。なお、当然ながら、該理想とするフィ
ルタ特性は、該フィルタの用途、入力される信号の特性
等によって異なるものである。該ROM204について
は、書換え可能なタイプ、いわゆるフラッシュ・メモリ
を使用すればシステムの汎用性が高まる。
【0071】CPU203は、レジスタ207、ROM
204に格納されているプログラム等を実行することに
よって上記制御値を算出し、レジスタ10(1),10(2)
に書き込む構成となっている。なお、該制御値は、制御
回路7(1),7(2)毎に、すなわちGmアンプ1(1),1(2)
毎に、異なるものとすることができる。
【0072】なお、図には示していないが、本実施例に
おいては、基準信号発生回路201、振幅検出回路20
2、デ−タバス13、CPU203、ROM204につ
いても上記フィルタ回路と同一基板の上あるいは内部に
形成し、該システム全体を一つの集積回路としている。
但し、必ずしもすべてを同一の基板に形成する必要はな
い。
【0073】適応制御の原理を図6を用いて説明する。
なお、具体的な制御動作については、後ほど詳細に述べ
る。
【0074】図6は、従来技術の説明(図13、数5)
において示した2次バイカットローパスフィルタの伝達
特性T5(s)の遮断周波数fc付近の特性を表したも
のである。この図からわかるように、クオリティファク
タQを変化させると遮断周波数fc付近の特性も変化す
る。具体的に言えば、遮断周波数fcは、Gm1bとG
m2bの積の平方根に、クオリティファクタQは、Gm
1bとGm2bの比の平方根に比例する。従って、Gm
1bとGm2bの値を変化させるとでfc付近の特性を
変化させることができる(注:ここに示したGm1b、
Gm2bの意味については、数5の記号説明を参照のこ
と。)また、図7に示すとおり、同じ入力信号Vin14
でも、クオリティファクタQを変化させると出力信号V
out15の振幅が変化する。なお、図7は、遮断周波数
f、および、その近傍のfc±Δfcにおける、入力信
号Vin14と出力信号Vout15との振幅特性を示した
ものである。Q=0.707の時には振幅211a,
b,cであったものが、Q=1.25においては振幅2
12a,b,cとなり、振れが大きくなる。
【0075】従って、フィルタ特性の理想値と振幅情報
とを比較し、その差分や大小関係等に基づいて、遮断周
波数fcやクオリティファクタQ、すなわちGm1bと
Gm2bの積や比を変化させれば、適応制御を行うこと
ができる。
【0076】適応制御の動作をより具体的に説明する。
【0077】基準信号発生回路201は、遮断周波数f
cの基準信号を発生しアクティブフィルタ部100’に
入力する。すると、該基準信号は、該アクティブフィル
タ部100’による処理を受けた後、出力信号Vout1
5として出力される。該振幅検出回路202は、この出
力信号Vout15の振幅を検出し、該振幅検出回路20
2自身の有するレジスタ207に振幅情報として蓄え
る。周波数fc+Δfc、およびfc−Δfcについて
も同様に、基準信号発生回路201が基準信号を発生
し、その出力信号Vout15の振幅情報がレジスタ20
7に蓄えられる。
【0078】CPU203は、レジスタ207に蓄えら
れた該振幅情報と、該ROM204に予め格納されてい
る理想値と比較し、その差分から該各Gmアンプ1(1),
1(2)の制御量を算出する。そして、該制御量を制御部
200’のレジスタ10(1),10(2)に書き込む。例え
ば、周波数fc−Δfcの振幅値が理想値に近く、fc
及びfc+Δfcの振幅値が理想値より大きい場合は、
フィルタの遮断周波数fcが大きく設定されていると判
断し、理想値と振幅値の差分に応じてGmの値を全体的
に下げるようにする。なお、具体的なΔfcの値や、理
想値と振幅情報の差分から制御量を算出する算出式は、
必要とするフィルタ特性に応じて最適化するのが好まし
い。また、前述の2次バイカットフィルタのように、ク
オリティファクタQを有するフィルタでは、より複雑な
制御を行うことになる。
【0079】これらの動作を繰返し行い、振幅情報と理
想値の差分がある一定値より小さくなったところで適応
動作は終了する。
【0080】この例では、アクティブフィルタ部10
0’は2次であるため、遮断周波数fcとその前後各1
点(fc−Δfc,fc+Δfc)との合計3点におけ
る振幅情報に基づいて、適応性御を行っている。しか
し、3次、4次、あるいはさらに多次のフィルタを構成
している場合、あるいは、より精度の高い制御が必要な
場合は、より多くの周波数について振幅情報を検出・確
認することが好ましい。また、この場合、振幅検出回路
202の配置等については、図8、図9、図10に示す
ような構成をとることができる。
【0081】図8は、振幅検出回路202’をGmアン
プ1’の2段毎に設けたものである。この場合には、図
4と同様の2次のアクティブフィルタを1ユニットとし
て、これを直列に多段化したことに相当する。従って、
上記例と同じ制御アルゴリズムを、各ユニット毎に実行
すれば良い。
【0082】図9は、図8に示した例に、振幅検出回路
202’および切り換えスイッチ214’をGmアンプ
1の2段毎に設けたものである。
【0083】図10は、振幅検出回路202”を、最終
出力位置1ヵ所だけに設けたものである。この場合に
は、適応制御の精度を高めるためには、より多くの周波
数点について振幅を確認する必要がある。また、ここで
は詳細には述べないが、その演算もより複雑なものとな
る。
【0084】上記実施例のフィルタを磁気ディスク装置
に適用した場合のシステム概要を図11を用いて説明す
る。
【0085】該磁気ディスク装置は、ヘッド46と、信
号の増幅を行うR/Wアンプ47と、読み出した信号か
らコードパルスを生成する波形整形48と、コードパル
スに同期したクロックを生成するデータセパレータ49
と、記録符号への符号化/復号を行うエンコーダ・デコ
ーダ50と、データのコントロールを行うHDC(ハー
ドディスクコントローラ)51と、データのやり取りを
行うI/F(インタフェース)52と、HDC51およ
びI/F52の制御を行うCPU53と、データの処理
を行うホスト54とで構成される。また、本発明を適用
した可変アクティブフィルタ44は、上記波形整形48
に接続されており、コ−ドパルスの生成に際して使用さ
れている。
【0086】該可変アクティブフィルタ44は、図12
に示すとおり、内部に複数のフィルタ(イコライザフィ
ルタ41、ロ−パスフィルタ42、ピ−ク検出フィルタ
43)が構成されている。なお、他の構成要素について
は、特に特徴を有するものではないため詳細な説明は省
略する。
【0087】可変アクティブフィルタ44は、イコライ
ザフィルタ41、ローパスフィルタ42、ピーク検出フ
ィルタ43、からなる。そして、その前側は波形成形回
路48に内蔵されているAGC(Auto Gain
Control)アンプ40と、また、後側はピーク検
出回路45と接続されている。なお、この図における、
ピ−ク検出フィルタ43、ピ−ク検出回路45は、上述
した振幅検出回路202とは全く関係はない。
【0088】ヘッド46によってディスクから読みださ
れたデータ信号は、リード/ライトアンプ47で増幅さ
れた後、波形成形回路48に入力される。
【0089】波形成形回路48においてはAGCアンプ
40により一定振幅に増幅される。そして、その後、可
変アクティブフィルタ44に入力される。
【0090】可変アクティブフィルタ44では、イコラ
イザフィルタ41でスリミングを、また、ローパスフィ
ルタ42で高周波ノイズの除去を行なう。さらに、ピー
ク検出フィルタ43で微分を行い、ピ−ク検出回路45
に出力する。
【0091】ピーク検出回路45は、ピーク検出フィル
タ43の出力が0となる点を検出することにより、ピー
ク検出を行なう。
【0092】なお、イコライザフィルタ41で、下記数
3に示すような伝達特性を持つ、二次微分によるスリミ
ングを行う場合は、遮断周波数fc付近の利得が増幅さ
れる。従って、該可変アクティブフィルタ44全体を、
ベッセルフィルタで構成するのが好ましい。
【0093】
【数3】
【0094】 T2(s):伝達特性 s:時間 ω0:特性周波数(=2π・fc) k:定数 Q:クオリティファクタの値 また、読み出された信号波形の周波数成分によっては、
イコライザフィルタ41のスリミング効果が小さい場合
もある。このような場合には、選択性の高い、チェビシ
ェフフィルタで構成することが好ましい。このように、
再生された信号波形の周波数成分に応じて、最適のフィ
ルタ特性を設定することにより、再生マージンを向上す
ることが出来る。
【0095】該磁気ディスク装置においても、上述した
適応制御のシステムを併用すれば、フィルタ特性をより
理想的なものに近付けることができる。この場合、適応
動作は、出荷時、あるいは電源投入時に行うのが好まし
い。
【0096】
【発明の効果】本発明によれば、使用するシステムに応
じてその特性を変更可能な汎用性の高いフィルタおよび
その制御方法が得られる。この場合、実際の回路におけ
る各構成素子のバラツキや、寄生容量の影響を補正し、
より理想的なフィルタ特性に近づけることが可能にな
る。
【0097】また、フィルタ特性を入力信号の変化に応
じて最適化できるため、該フィルタを磁気ディスク装置
に適用すれば記録容量増大を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるフィルタ回路を示す構
成図である。
【図2】Gmアンプの内部構成を示す回路図である。
【図3】制御部200の内部構成を示す回路図である。
【図4】フィルタの適応制御を行なう場合のシステム構
成図である。
【図5】振幅検出回路202の内部構成図である。
【図6】2次バイカットロ−パスフィルタの遮断周波数
付近における特性を示す説明図である。
【図7】適応性御の原理を示す説明図である。
【図8】フィルタの適応制御を行なう場合の他のシステ
ム構成図である。
【図9】フィルタの適応制御を行なう場合の他のシステ
ム構成図である。
【図10】フィルタの適応制御を行なう場合の他のシス
テム構成図である。
【図11】本発明を磁気ディスク装置に適用した場合の
全体構成図である。
【図12】波形成形回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図13】1次ローパスフィルタの構成図である。
【図14】2次バイカットローパスフィルタの構成図で
ある。
【図15】従来のフィルタ制御回路の構成図である。
【符号の説明】
1…Gmアンプ、 4…容量、 7…制御回路、 10
…レジスタ、 13…デ−タバス、 14…入力信号、
15…出力信号、 16…バイポ−ラトランジスタ、
17…バイポ−ラトランジスタ、 18…バイポ−ラ
トランジスタ、19…バイポ−ラトランジスタ、 20
…バイポ−ラトランジスタ、 21…バイポ−ラトラン
ジスタ、 22…エミッタ抵抗、 23…基準電流源、
24…基準電流源、 25…基準電流源、 26…電
流源、 27…電流源、 28…差動信号、 29…差
動電流、 30…バイポ−ラトランジスタ、 31…バ
イポ−ラトランジスタ、 32…バイポ−ラトランジス
タ、 33…エミッタ抵抗、 34…エミッタ抵抗、
35…エミッタ抵抗、 36…基準電圧、 37…電流
出力、 38…電流DAC、 40…AGCアンプ、
41…イコライザフィルタ、 42…ロ−パスフィル
タ、 43…ピ−ク検出フィルタ、 44…可変アクテ
ィブフィルタ、 45…ピ−ク検出回路、 46…ヘッ
ド、 47…R/Wアンプ、 48…波形成形回路、
49…デ−タセパレ−タ、 50…エンコ−ダ/デコ−
ダ、 51…ハ−ドディスクコントロ−ラ、 52…イ
ンタフェ−ス、 53…CPU、 54…ホスト、 8
0…Gmアンプ、 81…容量、 82…入力信号、
83…出力信号、 84…Gmアンプ、 85…Gmア
ンプ、 86…容量、 87…容量、 88…入力信
号、 89…出力信号、100…アクティブフィルタ
部、 101…Gmアンプ、 104…容量、 107
…制御回路、 110…レジスタ、 113…デ−タバ
ス、 114…入力信号、 115…出力信号、 20
0…制御部、 201…基準信号発生回路、202…振
幅検出回路、 203…CPU、 204…ROM、
205…ピ−クホ−ルド回路、 206…A/D変換回
路、 207…レジスタ、 211…振幅、 212…
振幅、 214…切り替えスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀田 龍太郎 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 平野 章彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 木村 博 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 浦上 憲 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可変コンダクタンスアンプおよび容量を含
    んで構成されるフィルタ手段と、 上記可変コンダクタンスアンプのコンダクタンス値を制
    御する制御手段と、 上記制御手段による制御内容を蓄える記憶手段と、 上記記憶手段に蓄えられる制御内容を更新する更新手段
    と、 上記更新手段により更新する新たな制御内容を決定する
    更新内容決定手段と、 を有することを特徴とするフィルタ回路。
  2. 【請求項2】上記更新内容決定手段は、上記フィルタ手
    段の出力信号の振幅を検出する振幅検出手段を含み、該
    振幅検出手段の検出した振幅を用いて上記新たな制御内
    容を決定すること、 を特徴とする請求項1記載のフィルタ回路。
  3. 【請求項3】上記更新内容決定手段は、上記フィルタ手
    段が目標とするフィルタ特性を示す理想特性情報を記憶
    した第2の記憶手段を有し、上記振幅検出手段の検出し
    た振幅と該理想特性情報とを比較することにより、上記
    新たな制御内容を決定すること、 を特徴とする請求項2記載のフィルタ回路。
  4. 【請求項4】上記更新内容決定手段は、ある特定の基準
    信号を発生して上記フィルタ手段に入力する基準信号発
    生手段を有し、 上記振幅検出手段は、上記基準信号に対応して出力され
    た出力信号の振幅を検出するものであること、 を特徴とする請求項2または3記載のフィルタ回路。
  5. 【請求項5】上記基準信号発生手段は、それぞれ単一周
    波数成分からなる少なくとも3種類の基準信号を発生す
    るものであること、 を特徴とする請求項3記載のフィルタ回路。
  6. 【請求項6】上記振幅検出手段は、少なくとも、上記フ
    ィルタ手段の2次毎の位置における信号の振幅を検出す
    るものであること、 を特徴とする請求項1記載のフィルタ回路。
  7. 【請求項7】基板と、 可変コンダクタンスアンプおよび容量を含んで構成され
    る、上記基板上および/または上記基板内に形成された
    フィルタ手段と、 上記可変コンダクタンスアンプのコンダクタンス値を制
    御する、上記基板上および/または上記基板内に形成さ
    れた制御手段と、 上記制御手段による制御内容を蓄える、上記基板上およ
    び/または上記基板内に形成された記憶手段と、 を含んで構成されることを特徴とする集積回路。
  8. 【請求項8】請求項7記載の集積回路において、 上記記憶手段に蓄えられる制御内容を更新する、上記基
    板上および/または上記基板内に形成された更新手段
    と、 ある特定の基準信号を発生して上記フィルタ手段に入力
    する、上記基板上および/または上記基板内に形成され
    た基準信号発生手段と、 上記基準信号に対応して上記フィルタ手段が出力する出
    力信号の振幅を検出する、上記基板上および/または上
    記基板内に形成された振幅検出手段と、 上記更新手段により更新する新たな制御内容を、上記振
    幅検出手段の検出した振幅を用いて決定する、上記基板
    上および/または上記基板内に形成された更新内容決定
    手段と、 のうち少なくとも一つを有すること、 を特徴とする集積回路。
  9. 【請求項9】可変コンダクタンスアンプおよび容量を含
    んで構成されるフィルタ手段と、上記可変コンダクタン
    スアンプのコンダクタンス値を制御する制御手段と、を
    含んで構成されるn次のフィルタ回路の制御方法におい
    て、 上記フィルタ手段の2次毎の位置における信号を検出
    し、その検出結果に基づいて上記制御手段による制御の
    内容を決定することを特徴とするフィルタ回路の制御方
    法。
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