JPH0765505A - イコライザ制御装置およびイコライザ制御方法 - Google Patents

イコライザ制御装置およびイコライザ制御方法

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JPH0765505A
JPH0765505A JP21308293A JP21308293A JPH0765505A JP H0765505 A JPH0765505 A JP H0765505A JP 21308293 A JP21308293 A JP 21308293A JP 21308293 A JP21308293 A JP 21308293A JP H0765505 A JPH0765505 A JP H0765505A
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JP
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equalizer
control
pass filter
signal processing
boost amount
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JP21308293A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kimura
博 木村
Ryutaro Hotta
龍太郎 堀田
Kenichi Hase
健一 長谷
Koichi Tanno
公一 淡野
Kunio Watanabe
国夫 渡辺
Tsuguyoshi Hirooka
嗣喜 広岡
Takashi Nara
孝 奈良
Kazuhisa Shiraishi
和久 白石
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】磁気ディスク装置に係わり、特に、磁気ディス
ク装置で円盤の内周と外周での記録、再生速度が異なる
システムの信号処理系において、読み出し波形に対し最
適な波形整形処理を行うことを目的とする。 【構成】2次のローパスフィルタと、ブースト量を設定
され当該ブースト量にしたがって信号を増幅する増幅器
とを備える信号処理用イコライザ4におけるイコライザ
制御方法であって、前記信号処理用イコライザと実質的
に同一の構成を有する制御用イコライザ5と、前記2次
のローパスフィルタと実質的に同一の構成を有する第3
の2次のローパスフィルタ7とを用い、前記2次のロー
パスフィルタのカットオフ周波数で発振した発振信号を
前記制御用イコライザ5および前記第3の2次のローパ
スフィルタ7に入力し、前記制御用イコライザ5の出力
と前記第3の2次のローパスフィルタ7の出力との振幅
差を検出し、前記検出された振幅差に基づいて、前記信
号処理用イコライザ4および前記制御用イコライザ5の
ブースト量を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置、光
ディスク装置、磁気テープ装置に係わり、特に、磁気デ
ィスク装置で円盤の内周と外周とでデータ記録再生速度
が異なるシステムの信号処理系において、読み出し波形
に対し最適な波形整形処理を行うイコライザ制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスクにおいて記録容量を増やす
方法として、「Constant Density Recording」(以下C
DRと略す)方式が考案されている。CDR方式では、
ディスクの内周と外周とで転送速度が変化するため、読
みだし波形を処理する波形整形回路のイコライザの特性
を転送速度に応じて可変とする必要がある。そこで波形
整形回路のイコライザとして、ブースト量を任意に設定
可能なイコライザが用いられている。
【0003】従来のイコライザ制御方法は、Silicon Sy
stems,Inc,のSSI32F8010のデータシートに記載されてい
る方法がある。従来のイコライザ制御方法について図2
を参照して説明する。図2は、従来のイコライザ制御方
法の概略をブロック図に示したものある。図2におい
て、イコライザ制御装置は、制御を行うマイコン1と、
マイコン1から指示された情報を保持するレジスタ2
と、ディジタル信号をアナログ信号に変換するDAC
(Digital-Analogue Converter)3、信号処理用イコラ
イザ4と、基準電流源14とを備える。イコライザ4
は、図2に示すように、例えば、2次のローパスフィル
タと増幅率がK倍の増幅器とを備える。Kは、マイコン
1により、レジスタ2およびDAC3を介して指示され
るブースト量であり、磁気ディスクにおいて利用される
場合には、磁気ディスクの外周および内周に対してそれ
ぞれブースト量の値が予め定められている。K倍の増幅
器は、抵抗やトランジスタなどの素子で構成される電流
制御の増幅器である。
【0004】図2において、マイコン1は、外周および
内周のそれぞれの転送速度に応じレジスタ2の値を設定
する。DAC3は、基準電流源14の出力を入力とし、
レジスタ2の設定値に応じてブースト制御信号60を出
力する。前記ブースト制御信号60により信号処理用イ
コライザ4のブースト量を制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、イ
コライザ4を構成するK倍の増幅器は、抵抗やトランジ
スタなどの素子で構成されるため、素子や寄生容量には
ばらつきがあるので、実際のブースト量が、設計値より
ずれてしまうことがある。このため、イコライザ特性の
精度が悪くなるという問題点がある。また、温度、電源
電圧等の変動により、素子や寄生容量が変動し、イコラ
イザ回路のブースト量が変動してしまうという問題点が
ある。
【0006】一方、磁気ディスクは、高速化の傾向にあ
り、転送速度も速くなり、高精度なイコライザが求めら
れる。
【0007】本発明は、ブースト量を適応制御するイコ
ライザ制御方法と、高精度なイコライザとを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、2次のローパスフィルタと、ブースト量
を設定され当該ブースト量にしたがって信号を増幅する
増幅器とを備える信号処理用イコライザの前記ブースト
量を制御するためのイコライザ制御装置において、前記
信号処理用イコライザと実質的に同一の構成を有する制
御用イコライザと、前記2次のローパスフィルタと実質
的に同一の構成を有する第3の2次のローパスフィルタ
と、予め定めた基準信号の入力を受け付け、当該受け付
けた基準信号を、前記制御用イコライザおよび前記第3
の2次のローパスフィルタに入力させる入力部と、前記
制御用イコライザの出力と前記第3の2次のローパスフ
ィルタの出力との振幅差を検出する振幅差検出回路と、
前記振幅差検出回路により検出された振幅差に基づい
て、前記信号処理用イコライザの前記設定されたブース
ト量を修正する修正手段を備える。前記入力部は、前記
2次のローパスフィルタのカットオフ周波数と同じ周波
数で発振した基準信号を受け付け、前記振幅差検出回路
は、前記制御用イコライザの出力と前記第3の2次のロ
ーパスフィルタの出力とのそれぞれに対応して設けら
れ、それぞれの振幅の最大値を保持する第1および第2
のピークホールド回路と、それぞれ、前記第1および第
2のピークホールド回路の出力に対する第1および第2
の増幅率を有し、該第2の増幅率が、前記第1の増幅率
に対して、前記2次のローパスフィルタのカットオフ周
波数におけるブースト量倍になるように定められた第1
および第2の固定ゲインアンプと、前記第1および第2
の固定ゲインアンプによりそれぞれ増幅された値の差を
求め、振幅差として出力する比較器とを備え、前記修正
手段は、前記比較器において求められた振幅差分を前記
設定されたブースト量に加えることにより、ブースト量
を修正することができる。
【0009】また、2次のローパスフィルタと、ブース
ト量を設定され当該ブースト量にしたがって信号を増幅
する増幅器とを備える信号処理用イコライザにおけるイ
コライザ制御方法であって、前記信号処理用イコライザ
と実質的に同一の構成を有する制御用イコライザと、前
記2次のローパスフィルタと実質的に同一の構成を有す
る第3の2次のローパスフィルタとを用い、前記2次の
ローパスフィルタのカットオフ周波数と同じ周波数で発
振した発振信号を前記制御用イコライザおよび前記第3
の2次のローパスフィルタに入力し、前記制御用イコラ
イザの出力と前記第3の2次のローパスフィルタの出力
との振幅差を検出し、前記検出された振幅差に基づい
て、前記信号処理用イコライザおよび前記制御用イコラ
イザのブースト量を制御することができる。
【0010】さらに、イコライザ制御システムとして、
2次のローパスフィルタと、ブースト量を設定され当該
ブースト量にしたがって信号を増幅する増幅器とを備
え、信号処理を行う信号処理用イコライザと、前記信号
処理用イコライザと実質的に同一の構成を有する制御用
イコライザと、前記2次のローパスフィルタと実質的に
同一の構成を有する第3の2次のローパスフィルタと、
予め規定されたブースト量に基づいて、前記信号処理用
イコライザおよび前記制御用イコライザのブースト量を
指示する制御手段と、予め定めた基準信号の入力を受け
付け、当該受け付けた基準信号を、前記制御用イコライ
ザおよび前記第3の2次のローパスフィルタに入力させ
る入力部と、前記制御用イコライザの出力と前記第3の
2次のローパスフィルタの出力との振幅差を検出する振
幅差検出回路と、前記制御手段により指示されたブース
ト量を、前記振幅差検出回路により検出された振幅差に
基づいて、前記イコライザおよび前記制御用イコライザ
のブースト量を修正する修正手段とを有することができ
る。前記イコライザと前記制御用イコライザとを同一の
集積回路に搭載する。
【0011】
【作用】本発明においては、イコライザを制御するため
の制御用イコライザと2次のローパスフィルタとを設け
る。制御用イコライザは、信号処理用イコライザと実質
的に同一の構成を有する。また、第3の2次のローパス
フィルタは、前記2次のローパスフィルタと実質的に同
一の構成を有する。
【0012】入力部では、基準信号の入力を受け付け、
当該受け付けた基準信号を、前記制御用イコライザおよ
び前記第3の2次のローパスフィルタに入力させる。
【0013】制御用イコライザおよび前記第3の2次の
ローパスフィルタは、入力部により入力された信号をそ
れぞれ信号処理して出力する。
【0014】振幅差検出回路では、前記制御用イコライ
ザの出力と前記第3の2次のローパスフィルタの出力と
の振幅差を検出する。この検出された振幅差は、前記制
御用イコライザの増幅器での増幅による。修正手段で
は、前記振幅差検出回路により検出された振幅差に基づ
いて、前記イコライザおよび前記制御用イコライザのブ
ースト量を修正する。すなわち、実際に検出した振幅差
は、素子等の設計値のバラツキや温度変化により増幅器
の増幅率が異なるので、設定した増幅率による振幅差と
異なる。このため、実際に検出した振幅差から希望する
増幅率になるようにブースト量を修正する。
【0015】このように、イコライザを制御するための
制御用イコライザと2次のローパスフィルタとを介して
信号処理後、実際に振幅差を求めることにより、設定し
たブースト量になるようにブースト量を変更するように
できる。
【0016】また、前記振幅差検出回路は、第1および
第2のピークホールド回路と、第1および第2の固定ゲ
インアンプと、比較器とを備える場合には、以下に示す
ように動作する。
【0017】入力部は、前記2次のローパスフィルタの
カットオフ周波数と同じ周波数で発振した基準信号を、
前記制御用イコライザおよび前記第3の2次のローパス
フィルタに入力させる。第1および第2のピークホール
ド回路は、前記制御用イコライザの出力と前記第3の2
次のローパスフィルタの出力とのそれぞれに対応して設
けられ、それぞれの振幅の最大値を保持する。第1およ
び第2の固定ゲインアンプは、第2の増幅率が、前記第
1の増幅率に対して、前記2次のローパスフィルタのカ
ットオフ周波数におけるブースト量倍になるように定め
られている。第1および第2の固定ゲインアンプの増幅
率の比を、前記制御用イコライザの増幅器の増幅率を等
しくなるように設定することで、固定アンプにおける素
子等のバラツキは打ち消しあうことができ、固定アンプ
における増幅率の比は理論的な増幅率の比となる。
【0018】比較器では、前記第1および第2の固定ゲ
インアンプによりそれぞれ増幅された値の差を求め、振
幅差として出力する。理論的に増幅された出力と実際の
増幅器によって増幅された出力との差を検出することに
より、結局増幅器のバラツキに対応した振幅値が検出で
きる。前記修正手段は、前記比較器において求められた
振幅差分を前記設定されたブースト量に加えることによ
り、ブースト量を修正する。これにより、ブースト量
は、増幅器のバラツキに対応した振幅値分を打ち消しあ
うように設定されるので、希望するブースト量に設定で
きる。また、増幅器の増幅率が電流制御できる場合に
は、基準電流源を修正することによりブースト量を修正
できる。
【0019】
【実施例】本発明によるイコライザ制御装置のブロック
図を図1に示し、図1を参照して説明する。
【0020】本システムは、マイコン1、レジスタ2、
DAC3、信号処理用イコライザ4、制御用イコライザ
5、発振器6、2次ローパスフィルタ7、振幅差検出回
路8、ループフィルタ53を有する。信号処理用イコラ
イザ4は、2次のローパスフィルタと、ブースト量を設
定され当該ブースト量にしたがって信号を増幅する増幅
器とを備える。信号処理用イコライザ4のブースト量を
制御するための制御部100を有する。制御部100
は、前記2次のローパスフィルタと前記増幅器との同一
の素子により構成される、第2の2次のローパスフィル
タと増幅器とを備える制御用イコライザ5と、前記2次
のローパスフィルタと同一の素子により構成される第3
の2次のローパスフィルタ7と、信号の入力を受け付
け、当該受け付けた信号を、前記制御用イコライザおよ
び前記第3の2次のローパスフィルタに入力させる入力
部101と、前記制御用イコライザ5の出力と前記第3
の2次のローパスフィルタ7の出力との振幅差を検出す
る振幅検出回路8と、前記振幅検出回路により検出され
た振幅差に基づいて、前記信号処理用イコライザ4およ
び前記制御用イコライザ5のブースト量を修正する修正
手段とを備える。修正手段は、ブースト量を制御するた
めのマイコン1と、マイコン1からのブースト量を一時
的に蓄積するレジスタ2と、指示されたブースト量をデ
ィジタル値からアナログ値に変換するDAC3と、振幅
検出回路8からの出力を受けて、DAC3に指示する、
ブースト量制御ループの位相補償用のループフィルタ5
3とを備える。信号処理用イコライザ4、制御用イコラ
イザ5および2次ローパスフィルタ7は同一チップ上に
構成することで、温度条件等の外部条件が同じになるよ
うにする。また、制御用イコライザ5、2次ローパスフ
ィルタ7のポール周波数は、信号処理用イコライザ4の
ポール周波数と等しくする。ポール周波数とは、2次ロ
ーパスフィルタのカットオフ周波数である。発振器6
は、制御用イコライザ5および2次ローパスフィルタ7
のポール周波数と同じ周波数の正弦波を出力し、発振器
6の出力信号を基準信号として入力部101において受
け付け、制御用イコライザ5および2次ローパスフィル
タ7の入力とする。振幅差検出回路8は、制御用イコラ
イザ5の出力と2次ローパスフィルタ7の出力を入力と
し、制御用イコライザ5の出力振幅と2次ローパスフィ
ルタ7の出力振幅の差を電流に変換して出力する。振幅
差検出回路8は、ピークホールド回路9および10、固
定ゲインアンプ11および12、電圧/電流変換回路1
3、基準電流源14、電流加算器15を備える。ピーク
ホールド回路9および10は、制御用イコライザ5の出
力と前記第3の2次のローパスフィルタ7の出力とのそ
れぞれに対応して設けられ、それぞれの振幅の最大値を
保持する。固定ゲインアンプ11および12は、前記ピ
ークホールド回路によりそれぞれ保持された振幅の最大
値をそれぞれ増幅する。また、固定ゲインアンプ11お
よび12の増幅率を、前記第3の2次のローパスフィル
タの出力の最大値を増幅する増幅率が、前記制御用イコ
ライザの出力の最大値を増幅する増幅率に対して、前記
2次のローパスフィルタのカットオフ周波数におけるブ
ースト量倍になるように定めておく。電圧/電流変換回
路13は、ここでは比較器として作用し、固定ゲインア
ンプによりそれぞれ増幅された値の差を求め、振幅差を
電流値に変換して出力する。基準電流源14は、信号処
理用イコライザ4および制御用イコライザ5のブースト
量に応じて予め定めた電流値を出力する。電流加算器1
5では、基準電流源14からの電流値と電圧/電流変換
回路13とを加算して出力する。振幅差検出回路8の出
力をループフィルタ53を通し、制御用イコライザ5の
ブースト量を制御する。マイコン1は、信号処理用イコ
ライザ4のブースト量をレジスタ2に書き込む。マイコ
ン1からのブースト量の指示は、信号処理用イコライザ
4に入力する入力信号の周波数に従って予め定められて
いるブースト量を指示する。例えば、磁気ディスクシス
テムにおいてイコライザを利用する場合には、磁気ディ
スクの内周と外周により周波数および振幅が異なるの
で、それに対応させてブースト量をあらかじめ規定して
おく。DAC3は、振幅差検出回路8からの基準電流値
を入力し、レジスタ2の設定値に応じたブースト量制御
信号60を出力する。DAC3は、振幅差検出回路8か
らの基準電流値にレジスタ2の設定値を乗じて、ブース
ト制御信号60として信号処理用イコライザ4のブース
ト量を制御する。
【0021】以下、本発明の実施例を図1、図3〜図7
を参照して説明する。
【0022】図1において、イコライザ制御装置の各ブ
ロックは、図3、図4、図5および図7に示すような回
路により構成される。まず、各回路の構成を説明した後
で全体の作用を説明する。
【0023】まず、ブースト量について説明しておく。
図6に、制御用イコライザ5および信号処理用イコライ
ザ4の周波数−ゲイン特性を示す。図6において、実線
は、ブースト量にしたがって増幅した場合のゲイン特性
を示し、一点鎖線は、増幅しない場合の2次ローパスフ
ィルタのみのゲイン特性を示す。一点鎖線で示す増幅し
ない場合のゲイン特性において、−3dBとなる周波数
をカットオフ周波数fcとし、カットオフ周波数fcに
おける増幅時と増幅しない場合のゲイン差がブースト量
である。このブースト量は、図3に示すような回路構成
の場合には、以下に示す数式により求めることができ
る。
【0024】図3は、図1における信号処理用イコライ
ザ4および制御用イコライザ5の構成例を示している。
図3に示すイコライザ回路は、トランスコンダクタンス
アンプ16、17、18および19と、容量20、2
1、22および23と、可変ゲインアンプ24とを有す
る。トランスコンダクタンスアンプ16、17、18お
よび19の相互コンダクタンスをgm1、可変ゲインア
ンプ24のゲインをk、容量20〜23の容量値をc1
とする。図3に示すイコライザ回路の伝達関数T(S)
は次式のようになる。
【0025】
【数1】
【0026】また、図3におけるイコライザのブースト
量Bは、イコライザ特性から決まる定数αを用いて、
【0027】
【数2】
【0028】となる。イコライザのブースト量Bは、可
変ゲインアンプ24のゲインkを制御することで可変す
ることができる。
【0029】また、図4は、図3に示す可変ゲインアン
プ24の構成例を示している。図4における可変ゲイン
アンプは、バイポーラトランジスタ25および26、抵
抗27および28、可変電流源29を備える。抵抗27
および28の抵抗値をRL、可変電流源29の電流をi
4、電子の電荷をq、ボルツマン定数をk1、絶対温度
をTとする。可変ゲインアンプのゲインkは次式のよう
に表される。
【0030】
【数3】
【0031】このように、可変ゲインアンプのゲインk
は、可変電流源29の電流値i4を制御することで可変
となる。
【0032】また、図5は、図3におけるトランスコン
ダクタンスアンプの構成例を示す。トランスコンダクタ
ンスアンプは、バイポーラトランジスタ30および3
1、電流源32、33および34を備える。図5におい
て、トランスコンダクタンスアンプは、入力信号INX
およびINYを入力し、OUTXおよびOUTYを出力
する。電流源33および34の電流値をi5、電流源3
2の電流値をi5の2倍の2×i5とすると、トランス
コンダクタンスアンプの相互コンダクタンスgmは、
【0033】
【数4】
【0034】と表される。
【0035】図7に、図1におけるピークホールド回路
9および10の構成例を示す。ピークホールド回路は、
全波整流回路61、バッファ62およびローパスフィル
タ63を備える。全波整流回路61は、バイポーラトラ
ンジスタ41、42および電流源44から構成される。
バッファ62は、バイポーラトランジスタ43および抵
抗45から構成される。ローパスフィルタ63は、抵抗
46および容量47から構成される。ピークホールド回
路の入力信号は、全波整流回路61を通して全波整流さ
れ、バッファ62、ローパスフィルタ63を通して入力
信号のピーク値を出力する。この場合、ピークホールド
回路9では、制御用イコライザ5からの出力の最大値を
保持し、ピークホールド回路10では、2次のローパス
フィルタ7からの出力の最大値を保持する。
【0036】つぎに、本発明の作用について図1を参照
して説明する。
【0037】図1において、信号処理用イコライザ4
は、前述したような回路を構成し、処理すべき信号を入
力し、設定されたブースト量にしたがってイコライジン
グを行う。制御部では、マイコン1がブースト量を出力
し、レジスタ2とDAC3とを介して信号処理用イコラ
イザ4および制御用イコライザ5にブースト量を修正す
る。入力部101では、発振器6から安定した、ポール
周波数と同じ周波数の正弦波の信号を受け付け、制御用
イコライザ7および2次のローパスフィルタ7に入力す
る。制御用イコライザ7および2次のローパスフィルタ
7では、ポール周波数の信号を信号処理しそれぞれ出力
する。ピークホールド回路9は、制御用イコライザ5か
らの信号を入力とし、制御用イコライザ5の出力信号の
振幅値Vbを出力する。ピークホールド回路10は、2
次ローパスフィルタ7からの信号を入力とし、2次ロー
パスフィルタの出力信号の振幅値Vaを出力する。
【0038】固定ゲインアンプ11および12では、固
定ゲインアンプ11のゲインbと、固定ゲインアンプ1
2のゲインaとを以下に示すように設定しておく。制御
用イコライザ5の設定ブースト量をB倍とすると、
【0039】
【数5】
【0040】となるようにあらかじめ設定しておく。固
定ゲインアンプは、2次のローパスフィルタ7の出力を
増幅する増幅率aが、制御用イコライザ5の出力を増幅
する増幅率bに対して、前記2次のローパスフィルタの
カットオフ周波数におけるブースト量Bに等しくなるよ
うに定める。固定ゲインアンプの増幅率の比を、増幅器
の増幅率と等しくなるように設定することで、固定アン
プにおける素子等のバラツキは打ち消しあうことがで
き、固定アンプにおける増幅は理論的な増幅となる。
ここで、素子等のバラツキにより設定値と異なる、実回
路上における制御用イコライザ5の実際のブースト量を
B´倍とすると、振幅値Vaと振幅値Vbとは以下に示
すの関係になる。
【0041】
【数6】
【0042】固定ゲインアンプ11は、ピークホールド
回路9の出力Vbを入力とし、入力をb倍にして出力す
る。固定ゲインアンプ12はピークホールド回路10の
出力Vaを入力とし、入力をa倍にして出力する。
【0043】電圧/電流変換回路13では、固定ゲイン
アンプ11および12の出力を入力とし、2つの入力の
差電圧を電流に変換して出力する。電圧/電流変換回路
13の変換係数を正の定数Gとし、電圧/電流変換回路
13の出力信号をi1とすると、出力信号i1以下に示
す式で表すことができる。
【0044】
【数7】
【0045】数1および数2を数3に代入すると、
【0046】
【数8】
【0047】となる。
【0048】電流加算器15では、基準電流源14の出
力電流と電圧/電流変換回路13の出力電流との差を出
力する。電流加算器15の出力電流をi3、基準電流源
14の出力電流をi2とすると、電流加算器15の出力
電流i3は以下に示すように表せる。
【0049】
【数9】
【0050】この電流加算器15の出力電流i3をルー
プフィルタ53を通し、ループフィルタ53の出力で制
御用イコライザ5のブースト量をフィードバック制御す
る。ループフィルタ53は、ブースト量制御ループの位
相補償用である。数5に示すように、制御用イコライザ
5のブースト量B´が設定ブースト量Bより大きいと
き、電流加算器15の出力電流i3は小さくなり、制御
用イコライザ5および信号処理用イコライザ4のブース
ト量を小さくするように制御がかかる。また、制御用イ
コライザ5のブースト量B´が設定ブースト量Bより小
さいとき、電流加算器15の出力電流i3は大きくな
り、制御用イコライザ5および信号処理用イコライザ4
のブースト量を大きくするように制御がかかる。したが
って、素子ばらつき、寄生容量、温度、電源電圧変動に
より制御用イコライザ5および信号処理用イコライザ4
のブースト量B´が設定ブースト量Bからずれても設定
ブースト量Bになるようにフィードバック制御がかか
る。従ってブースト量の精度は、設定ブースト量の精
度、すなわち固定ゲインアンプ11、12のゲインの比
精度で決めることができる。
【0051】DAC3は、電流加算器15の出力電流i
3を入力とし、レジスタ2の設定値に応じてi3を任意
倍し、ブースト制御信号60を出力する。ブースト制御
信号60により信号処理用イコライザ4のブースト量を
制御する。制御用イコライザ5では、ポール周波数にお
けるブースト量を設定するために、ループフィルタ53
を介してそのまま基準電流値にしたがってブースト量が
設定される。信号処理用イコライザ4では、入力する信
号を処理するためにマイコン1から指示されるブースト
量に従い、素子等のバラツキによる変動は、基準電流値
を変更することにより補償することができる。
【0052】以上説明したように、振幅差検出回路8
は、制御用イコライザ5と2次ローパスフィルタ7との
出力信号の振幅差を検出することで制御用イコライザ5
のブースト量を検出し、ブースト量設定値からのばらつ
き量を出力する。振幅差検出回路8の出力で制御用イコ
ライザ5のブースト量をフィードバック制御することで
制御用イコライザ5のブースト量は素子、寄生容量ばら
つき、温度、電源電圧変動によらず設定ブースト量と等
しくなるように制御される。また、信号処理用イコライ
ザ4を制御用イコライザ5、2次ローパスフィルタ7と
同一チップ上で構成することで信号処理用イコライザ4
と制御用イコライザ5のばらつきは同じとなる。DAC
3は振幅差検出回路8の出力を基準としてブースト制御
信号60を生成し、前記ブースト制御信号60で信号処
理用イコライザ4のブースト量を制御することで信号処
理用イコライザ4のブースト量は、制御用イコライザ5
のブースト量と同じように、素子、寄生容量ばらつき、
温度、電源電圧変動によらないように制御される。
【0053】つぎに、図8を参照して第2の実施例を説
明する。図8は、図1における構成における、固定ゲイ
ンアンプ11、12、電圧/電流変換回路13、基準電
流源14、電流加算器15およびループフィルタ53の
代わりに、ADC64および65、RAM66、レジス
タ67およびDAC68を備えている。
【0054】図8において、ADC64は、ピークホー
ルド回路9の出力をディジタル値に変換し、ADC65
は、ピークホールド回路10の出力をディジタル値に変
換する。RAM66には、制御用イコライザ5のブース
ト量設定値を記録しておく。マイコン1は、ADC64
および65の出力を入力とし、ADC64と、ADC6
5との出力の差分を計算することで制御用イコライザの
ブースト量の設定値からのずれを検出し、RAM66の
記録されたブースト量設定値から差し引いた値をレジス
タ67に書き込む。DAC68は、レジスタ67に書き
込まれた値をアナログ値に変換し、制御用イコライザ5
のブースト量を制御することで、制御用イコライザ5の
ブースト量はブースト量設定値Bになるように制御がか
かる。DAC3は、DAC68の出力を基準とし、信号
処理用イコライザ4のブースト量を制御することで信号
処理用イコライザ4のブースト量を安定にすることがで
きる。
【0055】また、図9は、本発明を磁気ディスクに適
用した場合のシステム構成図を示す。図9におけるシス
テムは、データを記録しておくディスク円盤48、信号
の増幅を行うRead/Writeアンプ49、信号処理を行う信
号処理ブロック50、データのコントロールを行うハー
ドディスクコントローラ(以下HDCと略す)51、デ
ータのやり取りを行うインターフェイス(以下I/Fと
略す)52、HDC51およびI/F52の制御を行う
マイコン1、ボイスコイルモータ(以下VCMと略す)
54、VCM54の制御を行うVCM制御回路55、お
よび、データの処理を行うホスト56で構成される。ま
た、信号処理ブロック50は、信号振幅を一定にするオ
ートマチックゲインコントロール(以下AGCと略す)
アンプ57、本発明の制御対象となる信号処理用イコラ
イザ4、信号処理用イコライザ4のブースト量を制御す
る制御部100、制御部100に発振信号を入力するた
めの発振器6、データに同期したクロックを生成するデ
ータセパレータ58、および、記録符号の符号化/復号
化を行うエンコーダ/デコーダ(以下ENDECと略
す)59を備える。
【0056】ディスク円盤48に記録されているデータ
は、Read/Writeアンプ49で増幅され信号処理ブロック
50に入力される。信号処理ブロック50に入力された
信号は、AGCアンプ57で一定振幅に増幅され、信号
処理用イコライザ4で波形整形処理し、データセパレー
タ58でデータとクロックに分離し、ENDEC59で
復号して、データをHDC51に送る。信号処理用イコ
ライザ4は、前述のように、制御部によりブースト量が
制御される。
【0057】以上のように構成することで、磁気ディス
クシステムに本発明のイコライザを適用できる。
【0058】つぎに、本発明のイコライザを信号処理用
LSIに配置する場合の配置例を図10および図11に
示す。
【0059】図10に示すLSIは、信号処理ブロック
を1チップにまとめたものであり、入力信号を一定振幅
に増幅するAGCアンプ57、前述の信号処理用イコラ
イザ4、制御用イコライザ5、データに同期したクロッ
クを生成するデータセパレータ58、記録符号の符号化
/復号化を行うENDEC59、および、ライトクロッ
ク生成用シンセサイザ60を備える。図10において
は、制御用イコライザ5に外部リファレンス信号を入力
するための入力ピンREFCLK61を備える。REF
CLK61は、前述の入力部101に相当し、発振器6
からの安定した周波数の発振信号を入力する。制御用イ
コライザ5は、REFCLK61に入力された信号によ
りブースト量制御信号を発生させて信号処理用イコライ
ザ4のブースト量を制御する。
【0060】また、図11に示すLSIは、信号処理ブ
ロックを1チップにまとめたものであり、入力信号を一
定振幅に増幅するAGCアンプ57、前述の信号処理用
イコライザ4、制御用イコライザ5、データに同期した
クロックを生成するデータセパレータ58、記録符号の
符号化/復号化を行うENDEC59、および、ライト
クロック/リファレンス信号生成用シンセサイザ60を
備える。図11においては、制御用イコライザ5はシン
セサイザ60の出力信号をリファレンス信号として入力
する。この場合、制御用イコライザ5は、LSI内部で
リファレンス信号を受けることができるため外部リファ
レンス信号の入力ピンを必要としない。
【0061】以上のように、信号処理ブロックを1チッ
プにまとめてLSIにすることができ、同一チップ上に
構成することで、温度条件等の外部条件が同じにでき
る。
【0062】
【発明の効果】本発明に依れば、イコライザを構成する
素子、寄生容量ばらつき、温度、電源電圧変動によるブ
ースト量の変動を抑えることができ、それにより高精度
なブースト特性を得るイコライザ制御方法およびイコラ
イザを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図。
【図2】従来のイコライザ制御方法の構成図。
【図3】図1のイコライザの構成図。
【図4】図3の可変ゲインアンプの構成図。
【図5】図3におけるトランスコンダクタンスアンプの
構成図。
【図6】イコライザにおける周波数−ゲイン特性を示す
グラフ。
【図7】図1におけるピークホールド回路の構成図。
【図8】本発明の一実施例の構成図。
【図9】本発明を用いたシステムの構成図。
【図10】本発明を用いた信号処理LSIのピン配列
図。
【図11】本発明を用いた信号処理LSIのブロック構
成図。
【符号の説明】
1…マイコン、2…レジスタ、3…DAC、4…信号処
理用イコライザ、5…制御用イコライザ、6…発振器、
7…2次ローパスフィルタ、8…振幅差検出回路、9、
10…ピークホールド回路、11、12…固定ゲインア
ンプ、13…電圧/電流変換回路、14…基準電流源、
15…電流加算器、53…ループフィルタ、60…ブー
スト制御信号。
フロントページの続き (72)発明者 長谷 健一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 淡野 公一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 渡辺 国夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 広岡 嗣喜 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 奈良 孝 群馬県高崎市西横手町111番地 株式会社 日立製作所汎用半導体本部内 (72)発明者 白石 和久 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2次のローパスフィルタと、ブースト量を
    設定され当該ブースト量にしたがって信号を増幅する増
    幅器とを備える信号処理用イコライザの前記ブースト量
    を制御するためのイコライザ制御装置において、 前記信号処理用イコライザと実質的に同一の構成を有す
    る制御用イコライザと、 前記2次のローパスフィルタと実質的に同一の構成を有
    する第3の2次のローパスフィルタと、 予め定めた基準信号の入力を受け付け、当該受け付けた
    基準信号を、前記制御用イコライザおよび前記第3の2
    次のローパスフィルタに入力させる入力部と、 前記制御用イコライザの出力と前記第3の2次のローパ
    スフィルタの出力との振幅差を検出する振幅差検出回路
    と、 前記振幅差検出回路により検出された振幅差に基づい
    て、前記信号処理用イコライザの前記設定されたブース
    ト量を修正する修正手段を備えることを特徴とするイコ
    ライザ制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記入力部は、前記2
    次のローパスフィルタのカットオフ周波数と同じ周波数
    で発振した基準信号を受け付け、 前記振幅差検出回路は、 前記制御用イコライザの出力と前記第3の2次のローパ
    スフィルタの出力とのそれぞれに対応して設けられ、そ
    れぞれの振幅の最大値を保持する第1および第2のピー
    クホールド回路と、 それぞれ、前記第1および第2のピークホールド回路の
    出力に対する第1および第2の増幅率を有し、該第2の
    増幅率が、前記第1の増幅率に対して、前記2次のロー
    パスフィルタのカットオフ周波数におけるブースト量倍
    になるように定められた第1および第2の固定ゲインア
    ンプと、 前記第1および第2の固定ゲインアンプによりそれぞれ
    増幅された値の差を求め、振幅差として出力する比較器
    とを備え、 前記修正手段は、前記比較器において求められた振幅差
    を前記設定されたブースト量に加えることにより、ブー
    スト量を修正することを特徴とするイコライザ制御装
    置。
  3. 【請求項3】2次のローパスフィルタと、ブースト量を
    設定され当該ブースト量にしたがって信号を増幅する増
    幅器とを備える信号処理用イコライザにおけるイコライ
    ザ制御方法であって、 前記信号処理用イコライザと実質的に同一の構成を有す
    る制御用イコライザと、前記2次のローパスフィルタと
    実質的に同一の構成を有する第3の2次のローパスフィ
    ルタとを用い、 前記2次のローパスフィルタのカットオフ周波数と同じ
    周波数で発振した発振信号を前記制御用イコライザおよ
    び前記第3の2次のローパスフィルタに入力し、 前記制御用イコライザの出力と前記第3の2次のローパ
    スフィルタの出力との振幅差を検出し、 前記検出された振幅差に基づいて、前記信号処理用イコ
    ライザおよび前記制御用イコライザのブースト量を制御
    することを特徴とするイコライザ制御方法。
  4. 【請求項4】2次のローパスフィルタと、ブースト量を
    設定され当該ブースト量にしたがって信号を増幅する増
    幅器とを備え、信号処理を行う信号処理用イコライザ
    と、 前記信号処理用イコライザと実質的に同一の構成を有す
    る制御用イコライザと、 前記2次のローパスフィルタと実質的に同一の構成を有
    する第3の2次のローパスフィルタと、 予め規定されたブースト量に基づいて、前記信号処理用
    イコライザおよび前記制御用イコライザのブースト量を
    指示する制御手段と、 予め定めた基準信号の入力を受け付け、当該受け付けた
    基準信号を、前記制御用イコライザおよび前記第3の2
    次のローパスフィルタに入力させる入力部と、 前記制御用イコライザの出力と前記第3の2次のローパ
    スフィルタの出力との振幅差を検出する振幅差検出回路
    と、 前記制御手段により指示されたブースト量を、前記振幅
    差検出回路により検出された振幅差に基づいて、前記イ
    コライザおよび前記制御用イコライザのブースト量を修
    正する修正手段とを有することを特徴とするイコライザ
    制御システム。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記信号処理用イコラ
    イザと前記制御用イコライザとを同一の集積回路に搭載
    したことを特徴とするイコライザ制御システム。
JP21308293A 1993-08-27 1993-08-27 イコライザ制御装置およびイコライザ制御方法 Pending JPH0765505A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012156676A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Hitachi Ltd 周波数判定回路および半導体装置

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JP2012156676A (ja) * 2011-01-25 2012-08-16 Hitachi Ltd 周波数判定回路および半導体装置

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