JPH066177A - 電子チューナ - Google Patents
電子チューナInfo
- Publication number
- JPH066177A JPH066177A JP15811292A JP15811292A JPH066177A JP H066177 A JPH066177 A JP H066177A JP 15811292 A JP15811292 A JP 15811292A JP 15811292 A JP15811292 A JP 15811292A JP H066177 A JPH066177 A JP H066177A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- high frequency
- frequency amplifier
- tuning
- pll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Noise Elimination (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】アンテナより強入力信号が到来した場合でもＰ
ＬＬ選局回路が高周波増幅回路の飽和によって生ずるス
プリアスにより誤動作するのを防止するようにして、信
頼性の高い電子チューナを得る。 【構成】ＰＬＬ選局回路７が選局動作中、このＰＬＬ選
局回路７のロック信号出力端子１１より導出されるロッ
ク出力信号により、スイッチング回路を閉じ、高周波増
幅回路２へのＡＧＣ電圧を分圧してその利得を下げ、上
記高周波増幅器２の飽和を防止してスプリアスの発生を
抑制し、ＰＬＬ選局回路７の誤動作を防止するようにす
る。
ＬＬ選局回路が高周波増幅回路の飽和によって生ずるス
プリアスにより誤動作するのを防止するようにして、信
頼性の高い電子チューナを得る。 【構成】ＰＬＬ選局回路７が選局動作中、このＰＬＬ選
局回路７のロック信号出力端子１１より導出されるロッ
ク出力信号により、スイッチング回路を閉じ、高周波増
幅回路２へのＡＧＣ電圧を分圧してその利得を下げ、上
記高周波増幅器２の飽和を防止してスプリアスの発生を
抑制し、ＰＬＬ選局回路７の誤動作を防止するようにす
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機や
ＶＴＲ等に用いる電子チューナに関するものである。
ＶＴＲ等に用いる電子チューナに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来のＰＬＬ選局回路を備えた電
子チューナのブロック図である。図２において、１は入
力同調回路、２は高周波増幅回路、３は段間同調回路、
４は混合回路、５は中間周波同調回路、６は局部発振回
路、７はＰＬＬ選局回路であって、該ＰＬＬ選局回路７
からの出力信号である同調電圧１３は上記入力同調回路
１、段間同調回路３、及び局部発振回路６に導かれる。
子チューナのブロック図である。図２において、１は入
力同調回路、２は高周波増幅回路、３は段間同調回路、
４は混合回路、５は中間周波同調回路、６は局部発振回
路、７はＰＬＬ選局回路であって、該ＰＬＬ選局回路７
からの出力信号である同調電圧１３は上記入力同調回路
１、段間同調回路３、及び局部発振回路６に導かれる。
【０００３】８はアンテナ入力端子、９は中間周波増幅
回路、１０は出力端子、１１はマイコン（図示せず）等
からの選局信号を上記ＰＬＬ選局回路７に入力する入力
端子、１２は上記ＰＬＬ回路７が選局動作期間中ロック
信号を出力するロック信号出力端子、１４は上記中間周
波増幅回路９から上記高周波増幅回路２に供給されるＡ
ＧＣ電圧であり、一点鎖線で囲むブロック１４は電子チ
ューナ本体を示す。
回路、１０は出力端子、１１はマイコン（図示せず）等
からの選局信号を上記ＰＬＬ選局回路７に入力する入力
端子、１２は上記ＰＬＬ回路７が選局動作期間中ロック
信号を出力するロック信号出力端子、１４は上記中間周
波増幅回路９から上記高周波増幅回路２に供給されるＡ
ＧＣ電圧であり、一点鎖線で囲むブロック１４は電子チ
ューナ本体を示す。
【０００４】上記の構成より成る電子チューナは、マイ
コン等からの選局信号が入力端子１１に入力されると、
局部発振回路６の信号の一部がＰＬＬ選局回路７に入力
されているため入力されたマイコンからのデータに基づ
いた周波数に各段の同調周波数を合わせるように上記Ｐ
ＬＬ選局回路７から同調電圧１３が導出される。
コン等からの選局信号が入力端子１１に入力されると、
局部発振回路６の信号の一部がＰＬＬ選局回路７に入力
されているため入力されたマイコンからのデータに基づ
いた周波数に各段の同調周波数を合わせるように上記Ｐ
ＬＬ選局回路７から同調電圧１３が導出される。
【０００５】この同調電圧１３は、入力同調回路１、段
間同調回路３及び局発同調回路６に印加され、アンテナ
入力端子８より入力される信号の中から、目的の周波数
を入力同調回路１、高周波増幅回路２、段間同調回路３
で選択増幅するように働き、混合回路４で局部発振回路
６より供給される局部発振周波数の信号と混合されて中
間周波数に変換される。
間同調回路３及び局発同調回路６に印加され、アンテナ
入力端子８より入力される信号の中から、目的の周波数
を入力同調回路１、高周波増幅回路２、段間同調回路３
で選択増幅するように働き、混合回路４で局部発振回路
６より供給される局部発振周波数の信号と混合されて中
間周波数に変換される。
【０００６】中間周波数に変換された同調信号は、中間
周波同調回路５で選択された後、中間周波増幅回路９に
導かれ、増幅検波されて出力端子１０より導出される。
また、上記中間周波増幅回路９より検波された水平同期
信号を取り出し、これを平滑したＡＧＣ電圧１４を高周
波増幅回路２に供給し、中間周波増幅回路９への入力レ
ベルが一定になるように上記高周波増幅回路２の増幅度
を調整して、アンテナ入力端子８の入力信号レベルに対
応し、入力信号が飽和しないように制御している。
周波同調回路５で選択された後、中間周波増幅回路９に
導かれ、増幅検波されて出力端子１０より導出される。
また、上記中間周波増幅回路９より検波された水平同期
信号を取り出し、これを平滑したＡＧＣ電圧１４を高周
波増幅回路２に供給し、中間周波増幅回路９への入力レ
ベルが一定になるように上記高周波増幅回路２の増幅度
を調整して、アンテナ入力端子８の入力信号レベルに対
応し、入力信号が飽和しないように制御している。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置におい
ては、アンテナ入力端子に、非常に強い入力信号が到来
した場合、これをＰＬＬ選局回路で選局しようとする
と、選局期間中は、中間周波数増幅回路に信号が入力さ
れないため、入力信号レベルに応じたＡＧＣ電圧が出力
されず、高周波増幅回路は最大増幅度の状態で動作し、
この状態は選局動作が完了するまで継続する。
ては、アンテナ入力端子に、非常に強い入力信号が到来
した場合、これをＰＬＬ選局回路で選局しようとする
と、選局期間中は、中間周波数増幅回路に信号が入力さ
れないため、入力信号レベルに応じたＡＧＣ電圧が出力
されず、高周波増幅回路は最大増幅度の状態で動作し、
この状態は選局動作が完了するまで継続する。
【０００８】しかし、ＰＬＬ選局回路による選局動作の
終了近くになると、各同調回路の同調周波数は、目的の
周波数に近づき、同調点から少しずれたところではある
が、目的の信号は、高周波増幅回路に強入力として印加
されることになり、高周波増幅回路は最大感度状態で動
作しているので、飽和状態になって所謂ＡＧＣロック現
象が起きる。
終了近くになると、各同調回路の同調周波数は、目的の
周波数に近づき、同調点から少しずれたところではある
が、目的の信号は、高周波増幅回路に強入力として印加
されることになり、高周波増幅回路は最大感度状態で動
作しているので、飽和状態になって所謂ＡＧＣロック現
象が起きる。
【０００９】高周波増幅回路が飽和すると、入力信号の
スプリアスが発生し、そのレベルも非常に大きなものと
なるので、そのスプリアスが段間同調回路、混合回路、
局部発振回路等を経由してＰＬＬ選局回路に入力され
る。その結果、ＰＬＬ選局回路においては正規の局部発
振信号との区別ができなくなりスプリアスの信号を正規
の局部発振信号と誤認し、ＰＬＬ選局回路が誤動作をす
るという問題が発生する。
スプリアスが発生し、そのレベルも非常に大きなものと
なるので、そのスプリアスが段間同調回路、混合回路、
局部発振回路等を経由してＰＬＬ選局回路に入力され
る。その結果、ＰＬＬ選局回路においては正規の局部発
振信号との区別ができなくなりスプリアスの信号を正規
の局部発振信号と誤認し、ＰＬＬ選局回路が誤動作をす
るという問題が発生する。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するため、高周波増幅回路と局部発振回路と混合回路
とＰＬＬ選局回路とを備えた電子チューナにおいて、上
記ＰＬＬ選局回路の選局動作期間中、上記高周波増幅回
路の利得を下げる利得調整回路を設け、アンテナからの
強入力信号に対する上記ＰＬＬ選局回路の誤動作を防止
するように構成する。
決するため、高周波増幅回路と局部発振回路と混合回路
とＰＬＬ選局回路とを備えた電子チューナにおいて、上
記ＰＬＬ選局回路の選局動作期間中、上記高周波増幅回
路の利得を下げる利得調整回路を設け、アンテナからの
強入力信号に対する上記ＰＬＬ選局回路の誤動作を防止
するように構成する。
【００１１】
【作用】上記の構成によれば、ＰＬＬ選局回路が選局動
作を行っている期間中、利得調整回路は、高周波増幅回
路の利得を下げた状態にするので、アンテナ入力端子よ
り強入力の信号が印加されても、上記高周波増幅回路を
飽和させないように動作せることができ、強入力による
スプリアスの発生を防止して、ＰＬＬ選局回路の誤動作
を防止させることができる。
作を行っている期間中、利得調整回路は、高周波増幅回
路の利得を下げた状態にするので、アンテナ入力端子よ
り強入力の信号が印加されても、上記高周波増幅回路を
飽和させないように動作せることができ、強入力による
スプリアスの発生を防止して、ＰＬＬ選局回路の誤動作
を防止させることができる。
【００１２】
【実施例】図１は、本発明の一実施例の構成図である。
一点鎖線で囲む部分は図２に示す従来例と同一構成であ
り、対応する部分には同一符号を付し、説明を省略す
る。図１において、点線で囲む部分が本発明の主要部を
構成する回路である。上記ＰＬＬ選局回路７のロック信
号出力端子１２とアース間には、抵抗Ｒ5とコンデンサ
Ｃ1の並列回路を接続し、上記ロック信号出力端子１２
とエミッタが接地されたトランジスタＱ2のベース間に
は抵抗Ｒ4を接続する。
一点鎖線で囲む部分は図２に示す従来例と同一構成であ
り、対応する部分には同一符号を付し、説明を省略す
る。図１において、点線で囲む部分が本発明の主要部を
構成する回路である。上記ＰＬＬ選局回路７のロック信
号出力端子１２とアース間には、抵抗Ｒ5とコンデンサ
Ｃ1の並列回路を接続し、上記ロック信号出力端子１２
とエミッタが接地されたトランジスタＱ2のベース間に
は抵抗Ｒ4を接続する。
【００１３】また、上記トランジスタＱ2のコレクタと
トランジスタＱ1のベース間には抵抗Ｒ2を接続し、上記
トランジスタＱ1のコレクタとアース間には抵抗Ｒ3を接
続し、上記トランジスタＱ1のベース、エミッタ間には
抵抗Ｒ1を接続し、更に上記トランジスタＱ1のエミッタ
は、上記ＡＧＣ電圧１３が供給される高周波増幅回路２
の制御端子に接続する。
トランジスタＱ1のベース間には抵抗Ｒ2を接続し、上記
トランジスタＱ1のコレクタとアース間には抵抗Ｒ3を接
続し、上記トランジスタＱ1のベース、エミッタ間には
抵抗Ｒ1を接続し、更に上記トランジスタＱ1のエミッタ
は、上記ＡＧＣ電圧１３が供給される高周波増幅回路２
の制御端子に接続する。
【００１４】ＰＬＬ選局回路７のロック信号出力端子１
２から導出されるロック出力信号は、ＰＬＬ選局回路７
が選局動作期間中”Ｈ”となり、トランジスタＱ2をオ
ンにして、ＡＧＣ電圧１４が供給されるＡＧＣラインか
ら抵抗Ｒ1，Ｒ2を介して、トランジスタＱ2に電流が流
れる。この時、抵抗Ｒ1、Ｒ2で分圧される電圧により、
トランジスタＱ1のベースにバイアス電圧が印加され、
上記ＡＧＣラインからトランジスタＱ1、抵抗Ｒ3を介し
て電流が流れる。
２から導出されるロック出力信号は、ＰＬＬ選局回路７
が選局動作期間中”Ｈ”となり、トランジスタＱ2をオ
ンにして、ＡＧＣ電圧１４が供給されるＡＧＣラインか
ら抵抗Ｒ1，Ｒ2を介して、トランジスタＱ2に電流が流
れる。この時、抵抗Ｒ1、Ｒ2で分圧される電圧により、
トランジスタＱ1のベースにバイアス電圧が印加され、
上記ＡＧＣラインからトランジスタＱ1、抵抗Ｒ3を介し
て電流が流れる。
【００１５】その結果、ＡＧＣラインのインピーダンス
Ｚ0と抵抗Ｒ3によって分圧されたＡＧＣ電圧が高周波増
幅回路２に印加され、該高周波増幅回路２の増幅度（利
得）を下げるように働く。上記高周波増幅回路２の増幅
度の下げ幅は、上記ＡＧＣラインのインピーダンスＺ0
と抵抗Ｒ3の比によって決めることができる。
Ｚ0と抵抗Ｒ3によって分圧されたＡＧＣ電圧が高周波増
幅回路２に印加され、該高周波増幅回路２の増幅度（利
得）を下げるように働く。上記高周波増幅回路２の増幅
度の下げ幅は、上記ＡＧＣラインのインピーダンスＺ0
と抵抗Ｒ3の比によって決めることができる。
【００１６】上記ＰＬＬ選局回路７のロック信号出力端
子１２に接続された抵抗Ｒ5とコンデンサＣ1との並列回
路は、選局が終了し、ロック出力信号が”Ｌ”になった
後も一定の時間、トランジスタＱ2のスイッチング動作
を継続させるためのものであり、必要に応じて付加すれ
ば良い。
子１２に接続された抵抗Ｒ5とコンデンサＣ1との並列回
路は、選局が終了し、ロック出力信号が”Ｌ”になった
後も一定の時間、トランジスタＱ2のスイッチング動作
を継続させるためのものであり、必要に応じて付加すれ
ば良い。
【００１７】
【発明の効果】本発明は上記の構成であるので、アンテ
ナ入力として強入力信号を受信した場合でも高周波増幅
回路の飽和を防止し、スプリアスの発生を抑制して、Ｐ
ＬＬ選局回路の誤動作を防止することができ、信頼性の
高い電子チューナを提供することができる。
ナ入力として強入力信号を受信した場合でも高周波増幅
回路の飽和を防止し、スプリアスの発生を抑制して、Ｐ
ＬＬ選局回路の誤動作を防止することができ、信頼性の
高い電子チューナを提供することができる。
【図１】 本発明の一実施例の構成図である。
【図２】 従来例の構成図である。
２・・・・・高周波増幅回路 ４・・・・・混合回路 ６・・・・・局部発振回路 ７・・・・・ＰＬＬ選局回路 １２・・・・・ロック信号出力端子 １４・・・・・ＡＧＣ電圧 Ｑ1，Ｑ2・・・・・トランジスタ Ｒ3・・・・・抵抗
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成４年１１月９日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図１
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
【手続補正２】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図２
【補正方法】変更
【補正内容】
【図２】
Claims (1)
- 【請求項１】 高周波増幅回路と、局部発振回路と、混
合回路と、ＰＬＬ選局回路とを備えた電子チューナにお
いて、上記ＰＬＬ選局回路の選局動作期間中、上記高周
波増幅回路の利得を下げる利得調整回路を設け、アンテ
ナからの強入力信号に対する上記ＰＬＬ選局回路の誤動
作を防止するようにしたことを特徴とする電子チュー
ナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15811292A JPH066177A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 電子チューナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15811292A JPH066177A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 電子チューナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH066177A true JPH066177A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=15664570
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15811292A Pending JPH066177A (ja) | 1992-06-17 | 1992-06-17 | 電子チューナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH066177A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6725850B2 (en) | 2002-01-31 | 2004-04-27 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Gas-liquid separation device in a vibrator engine |
| KR100746976B1 (ko) * | 2001-05-17 | 2007-08-07 | 엘지이노텍 주식회사 | 멀티미디어 신호수신장치 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04150419A (ja) * | 1990-10-12 | 1992-05-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子チューナ装置 |
-
1992
- 1992-06-17 JP JP15811292A patent/JPH066177A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04150419A (ja) * | 1990-10-12 | 1992-05-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子チューナ装置 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100746976B1 (ko) * | 2001-05-17 | 2007-08-07 | 엘지이노텍 주식회사 | 멀티미디어 신호수신장치 |
| US6725850B2 (en) | 2002-01-31 | 2004-04-27 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Gas-liquid separation device in a vibrator engine |
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