JPH0660762A - 小形スイッチ用スイッチ基体の製造方法 - Google Patents

小形スイッチ用スイッチ基体の製造方法

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JPH0660762A
JPH0660762A JP21180592A JP21180592A JPH0660762A JP H0660762 A JPH0660762 A JP H0660762A JP 21180592 A JP21180592 A JP 21180592A JP 21180592 A JP21180592 A JP 21180592A JP H0660762 A JPH0660762 A JP H0660762A
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JP
Japan
Prior art keywords
contact piece
fixed contact
switch
switch base
base body
Prior art date
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Pending
Application number
JP21180592A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Murayama
和彦 村山
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Nihon Kaiheiki Industry Co Ltd
Original Assignee
Nihon Kaiheiki Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動接片が固定接片間を良好に摺動接触する
と共に、スイッチの背丈を可能なかぎり小さくできるス
イッチ基体を簡単な工程により製造する。 【構成】 キャビティ1aを有する下金型1に形成され
た各穴1bに各固定接片3の端子部3aを挿入する。次
に、下面に設けられた固定接片挿入用各穴2aの入口部
分に傾斜面2bが形成された突部2cを有する上金型2
の前記各穴2aに各固定接片3を挿入して下金型1の上
面と上金型2の下面を密着させる。その後に、上、下金
型間に設けられた注入口よりキャビティ1aに樹脂を注
入してインサート成形する。次いで上、下金型1、2を
分離して除去すると、スイッチ基体4が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小形スイッチに関し、
特にインサート成形により端子を植設した小形スイッチ
用スイッチ基体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の小形スイッチに用いられ
るスイッチ基体の製造工程において、端子をインサート
して成形する際に、金型の上型に穴を設け、型締めとと
もに固定接片部が挿入されるが、下型の穴と端子の寸法
関係に若干の遊びがあり、その影響で上方の固定接片の
先端が傾くために、上型の穴に固定接片が完全に挿入さ
れず、金型の上下間に挟まったりすることがある。その
ために、固定接片が穴に挿入し易いように穴の金型の周
囲に面取りを施しているが、この面取り部に樹脂が充填
されることに起因して、図5に示されるように、製造さ
れたスイッチ基体24の固定接片3の根元の周辺部分に
円錐状の突起24aが形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】叙上のように、従来の
製造方法により製作されたスイッチ基体を使用した上記
スイッチにおいて、固定接片間を摺動接触する可動接片
が、操作部を押圧した状態で操作したりすると、樹脂部
である円錐状の突起を摺動することになり、接触が不安
定になったりする欠点があった。
【0004】また、接触の障害を避けるために、樹脂部
である突起の高さ分だけ固定接片を長くしたりしなけれ
ばならず、スイッチの高さが大きくなってしまう等の欠
点があった。
【0005】本発明は、上記課題を解決し、小形で接触
が安定し、生産性の良い小形スイッチ用スイッチ基体の
新規な製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明に係る小形スイッチ用スイッチ基体の製造方
法は、キャビティを有する下金型に形成された各穴に各
固定接片の端子部を挿入し、次に、下面に設けられた固
定接片挿入用各穴の入口部分に傾斜面が形成された突部
を有する上金型を用意し、前記各固定接片に対応させて
前記上金型に形成された各穴に前記各固定接片を挿入
し、前記下金型の上面と上金型の下面を密着させ、次い
で前記上、下金型間に設けられた注入口より前記キャビ
ティに樹脂を注入してインサート成形することを特徴と
している。
【0007】
【作用】本発明により製造されたスイッチ基体を使用す
れば、上記のように構成されているので、固定接片間を
摺動する可動接片の範囲であるスイッチ基体の上面上
に、樹脂で形成した突起がなく、スイッチ基体の上面よ
り傾斜面を有する凹所を形成したので、インサート成形
にも拘らず、生産性の良い小形スイッチ用スイッチ基体
の製造方法を提供することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明をその好ましい各実施例につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0009】図1(a)、(b)は本発明に係る製造方
法の第1の実施例を説明する為の断面図、斜視図であ
る。
【0010】図1(a)を参照するに、参照符号1は本
発明において使用される成形金型の下型を、2は上型を
それぞれ示している。3は下型1の下部に設けられた穴
1bに端子部3aが挿入され、中央部に抜け止め用突起
3bが形成された固定接片である。下型1にはまたキャ
ビティ1aが設けられている。
【0011】金型の上型2には固定接片3が挿入される
穴2aが設けられ、各穴2aの入口部分には内側及び外
側に傾斜面2bが形成された突部2cが設けられてい
る。
【0012】ここで先ず、下型1に形成された各穴1b
に固定接片3の端子部3aを挿入する。次に、各固定接
片3に対応させて、上型2に形成された各穴2aに各固
定接片3を挿入して、下型1の上面と上型2の下面を密
着させる。次いで、上、下金型1、2の間に設けられた
注入口(図示せず)から樹脂を注入してインサート成形
する。
【0013】上記工程により、図1(b)に示される如
きスイッチ基体4を製作することができる。
【0014】図1(b)を参照するに、スイッチ基体4
の外形はキャビティ1aの内輪郭の形状に形成され、ス
イッチ基体4における固定接片3の根元の周辺部には上
型2に設けられた突部2cに対応した凹所4aが形成さ
れている。
【0015】図2は本発明に係る製造方法により製造さ
れたスイッチ基体を使用したスイッチの正面断面図であ
る。
【0016】図1、図2、図3において、ハウジング5
は角形下部と円形上部よりなり、外円形上部の上面に貫
通孔が設けられ、該貫通孔に把手6が挿入される。この
把手6には、略中央部に膨大部6aが設けられ、転換子
7を一体的にして形成されている。
【0017】転換子7の下面には穴(図示せず)が設け
られ、該穴にはコイルばね8を介して滑動子9が挿入さ
れている。更に転換子7の下面、前記穴の左右には角形
の穴が設けられ、一枚の弾性板でくさび状に折曲してク
リップ状に形成された可動接片10が挿入されている。
【0018】固定接片3は、丸棒状でスイッチ基体4の
上面の根元の周囲を傾斜面を有する凹所4aが設けられ
て植設されており、クリップ状の可動接片10が固定接
片3間を挟持し、摺動接触する。
【0019】固定接片3の根元の傾斜面を有する凹所4
aは、図1(a)に示すようにインサート成形する際
に、下型1のキャビティ1aに端子3を挿入するととも
に、固定接片側が挿入される上型2の穴2aの周囲に突
部2cを設けて穴2aと連通した下方に広がる傾斜面2
1を設けて成形される。
【0020】端子3の略中央部には、抜止め及び回転止
めとなる突起3bが設けられている。
【0021】図3は本発明による第2の実施例に使用さ
れる成形金型の変形実施例を示す要部断面図であり、下
型1の穴1bの入口部にも、上型2の突部2cと同様の
突部1dを形成した場合のものである。
【0022】この第2の実施例により製造されたスイッ
チ基体4の下面の端子部3aの突出部の周囲にも、傾斜
面を有する凹所(図示せず)が形成される。このスイッ
チ基体を使用した際には、プリント基板に装着する場合
等に安定して装着されるものである。
【0023】図4は本発明による第3の実施例により製
造されたスイッチ基体の要部斜視図であり、製造工程中
に固定接片3の代わりに断面が角形の固定接片13を用
いた場合の実施例を示す。
【0024】図4において、スイッチ基体14における
固定接片13の根元の周囲は、傾斜面を有する角形の凹
所14aを示しているが、丸形等種々の変形形状が可能
である。
【0025】固定接片及び端子を連続したフープ材で加
工することにより、連続成形が可能となり、更に生産性
が向上する。
【0026】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、
それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0027】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、次のような効果を奏することができる。
【0028】(1)、本発明に使用される金型の上型の
下面における穴の入口部の傾斜面を有する突部が形成さ
れているので、本発明により製造されたスイッチ基体の
上面に、突出した固定接片の根元の周囲に傾斜面を有す
る前記突部に対応した凹所が形成され、インサート成形
時に固定接片を上型と下型間に挟むことなく、上型の穴
に挿入されるために、トラブルがなく極めて生産性の良
い小形スイッチのスイッチ基体を提供することができ
る。
【0029】(2)、本発明に係る製造方法により製造
されたスイッチ基体の上面には、突出した固定接片の根
元の周囲に傾斜面を有する凹所が形成されるので、従来
の如くスイッチ基体の上面の固定接片に樹脂の突起を形
成することがないために、可動接片の摺動が滑らかで操
作感が良いともに、接触障害の無い小形スイッチのスイ
ッチ基体を容易に提供することができる。
【0030】(3)、本発明により製作されたスイッチ
基体の上面には、突出した固定接片の根元の周囲に傾斜
面を有する凹所が形成されるので、スイッチ基体の上面
の固定接片に樹脂の突起を形成しないために、その分
(図5の突起24aの高さa)スイッチの背丈を低くす
ることができ、スイッチの小形化に貢献できる特徴があ
る。また、スイッチ基体の下面の端子に根元の周囲に傾
斜面を有する凹所を設けたので、端子が挿入し易く、作
業性が極めて良いとともに、スイッチ基体の底面に突起
がないために、プリント基板等に安定して装着すること
ができる。
【0031】(4)、スイッチ基体の上面に突出した固
定接片の根元の周囲に傾斜面を有する凹所を設けたの
で、固定接片間の沿面距離が大きくとれるので、小形ス
イッチにも拘らず電流容量の大きなスイッチが得られ
る。
【0032】(5)、スイッチ基体の上面に突出した固
定接片の根元の周囲に傾斜面を有する凹所を設けたの
で、可動接片が固定接片間を摺動接触することにより発
生する金属粉が飛散せず、凹所内に収納されるので、長
寿命の開閉であっても絶縁性能を確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明による製造方法の第1の実施例
に使用される成形金型を示す要部断面図であり、(b)
は本発明の第1の実施例により製造されたスイッチ基体
の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明により製造されたスイッチ基体を使用し
たスイッチの一例を示す正面断面図である。
【図3】本発明に係る製造方法の第2の実施例に使用さ
れる成形金型の変形実施例を示す要部断面図である。
【図4】本発明に係る製造方法の第3の実施例により製
造されたスイッチ基体の一実施例を示す要部断面図であ
る。
【図5】従来におけるスイッチ基体の要部斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…下型 1a…キャビティ 1b…穴 1c…傾斜面 1d…突部 2…上型 2a…穴 2b…傾斜面 2c…突部 3、13…固定接片 3a…端子部 3b…突起 4、14、24…スイッチ基体 4a、14a…凹所 4b…凹凸部 5…ハウジング 6…把手 7…転換子 8…コイルばね 9…滑動子 10…可動接片 24a…突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビティを有する下金型に形成された
    各穴に各固定接片の端子部を挿入し、次に、下面に設け
    られた固定接片挿入用各穴の入口部分に傾斜面が形成さ
    れた突部を有する上金型を用意し、前記各固定接片に対
    応させて前記上金型に形成された各穴に前記各固定接片
    を挿入し、前記下金型の上面と上金型の下面を密着さ
    せ、次いで前記キャビティに樹脂を注入してインサート
    成形することを特徴とした小形スイッチ用スイッチ基体
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記固定接片を丸棒状としたことを更に
    特徴とする請求項1に記載の小形スイッチ用スイッチ基
    体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記下金型の代わりに、前記キャビティ
    の下面に形成された固定接片端子部挿入用各穴の入口部
    分に傾斜面が形成された突部を有する下金型を使用する
    ことを更に特徴とする請求項1または2のいずれか一項
    に記載の小形スイッチ用スイッチ基体の製造方法。
JP21180592A 1992-08-07 1992-08-07 小形スイッチ用スイッチ基体の製造方法 Pending JPH0660762A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2239892A1 (es) * 2004-01-30 2005-10-01 Valeo Sistemas De Seguridad Y De Cierre, S.A. Procedimiento de fabricacion de una base de conexion sobremoldeada sobre unos contactos fijos de un interruptor de arranque para vehiculos, e interruptor obtenido mediante dicho procedimiento.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2239892A1 (es) * 2004-01-30 2005-10-01 Valeo Sistemas De Seguridad Y De Cierre, S.A. Procedimiento de fabricacion de una base de conexion sobremoldeada sobre unos contactos fijos de un interruptor de arranque para vehiculos, e interruptor obtenido mediante dicho procedimiento.

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