JP3034712B2 - 押釦スイッチの製造方法 - Google Patents

押釦スイッチの製造方法

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JP3034712B2
JP3034712B2 JP4306017A JP30601792A JP3034712B2 JP 3034712 B2 JP3034712 B2 JP 3034712B2 JP 4306017 A JP4306017 A JP 4306017A JP 30601792 A JP30601792 A JP 30601792A JP 3034712 B2 JP3034712 B2 JP 3034712B2
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輝久 三池
充弘 岡田
雅人 小林
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定接点および端子の
材料として金属線材を用いた押釦スイッチ製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、押釦スイッチおよびその製造
方法として、例えば実開昭56―24022号公報に開
示されているようなものがある。すなわち、この押釦ス
イッチおよびその製造方法は、図5に示すように、固定
接点および端子の材料として2本の金属線材41を用
い、平行に保持した2本の金属線材41に複数のケース
42を順次モールド成形した後、各ケース42間の金属
線材41を切断して単品とし、ケース42の開口凹部4
3に露出する線材を固定接点44としている。その後、
開口凹部43内に可動接点45,46および操作部材4
7を収納するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記の製造方
法では、線材41を2本用いなければならず、かつケー
ス42をモールド成形する際に2本の線材41を平行に
保持しなければならなかった。
【0004】そのため、固定接点および端子の材料費と
して線材2本分が必要でコストを抑えることが難しく、
2本の線材41を平行に保持した状態でケース42をモ
ールド成形するには非常に精度を要し、生産性を向上さ
せることがむずかしいという問題点があった。
【0005】そこで本発明の目的は、線材を無駄なく使
用し、最小の材料で低コストを実現することができ、生
産性に優れた押釦スイッチの製造方法を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、連続する線材を開口凹部を有するケースに
埋設して該ケースの開口凹部内に一対の固定接点と該固
定接点から延びる端子とを形成し、上記開口凹部内に上
記固定接点間の電気的開閉を行う弾性を有する可動接点
を収納する押釦スイッチの製造方法において、(1)同
一金型内で1本 の線材を挟持して固定接点形状をプレス
形成し更にその固定接点形状の一部分を切断して対向す
る一対の固定接点を形成し、(2)次いで該金型の凹部
内に合成樹脂を注入して、固定接点の一部分および端子
を埋設したケースを形成することを特徴としている。
【0007】また、連続する線材を開口凹部を有するケ
ースに埋設して該ケースの開口凹部内に一対の固定接点
と該固定接点から延びる端子とを形成し、上記開口凹部
内に上記固定接点間の電気的開閉を行う弾性を有する可
動接点を収納する押釦スイッチの製造方法において、
(1)第1の金型内で1本の線材を挟持して固定接点形
状をプレス形成し更にその固定接点形状の一部分を切断
して対向する一対の固定接点を形成し、(2)次いで該
金型の凹部内に合成樹脂を注入して、固定接点の一部分
および端子を埋設した固定リングを形成した後に、
(3)該固定リングを第2の金型内に位置保持し、該第
2の金型内に合成樹脂を注入して、上記固定接点の一部
および上記端子を埋設したケースを形成することをも特
徴としている。
【0008】
【作用】固定接点および端子の材料として、一本の線材
を使用し、同一金型内でこれを挟持して固定接点形状を
形成し更にその固定接点形状の一部分を切断して対向す
る一対の固定接点を形成し、次いで該金型の凹部内に合
成樹脂を注入して、固定接点の一部分および端子を埋設
したケース(固定リング)を形成しているため、線材の
材料を2本から1本に半減させることができ、かつ一対
の固定接点および端子の形成と固定とを同一金型内で行
うので、ケースにインサート成形する際、これらの位置
決めを容易にまた高精度に形成することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1にもとづ
き説明する。本発明の押釦スイッチは、図1に示すよう
に、ケース16と、弾性を有する可動接点28と、操作
部材29と、カバー30とから構成されている。
【0010】ケース16の開口凹部24の底部には、丸
線材から形成された一対の固定接点12a,12bが対
向した状態で露出しており、この固定接点12a,12
bから各々延びている端子25は、上記の丸線材をケー
ス16の付け根の部分からほぼ垂直に折り曲げられてい
る。そして端子25の先端部は、搬送テープ27との接
着強度が強くなるようにつぶし加工等により偏平部26
が形成されている。
【0011】可動接点28は、ケース16の開口凹部2
4内に収納され、固定接点12aおよび12bの上方に
置かれている。
【0012】そしてカバー30は、可動接点28および
操作部材29を開口凹部24内に保持するために設けら
れている。
【0013】上記のような構成により、操作部材29が
押圧されると、開口凹部24内で可動接点28が湾曲し
て、固定接点12aと12bとが接触し電気的に接続す
る。
【0014】次に上記の押釦スイッチの製造方法を説明
する。まず、本願発明の第1の実施例を図2および図3
をもとに説明する。
【0015】図3a)の金型は、図2a)に示した一次
成形部品15を成形するための金型で、図3a)は、開
いている第1の成形金型1,2の間に断面が円形の一本
の線材11が張られた状態を示している。そして第1の
成形金型の片方の金型1には、溝3と、突出部4と、そ
の突出部4の中間にポンチ孔5と、突出部4の周囲にキ
ャビティ6とが形成されている。また第1の成形金型の
他方の金型2にも、上記成形金型1の溝3、突出部4、
ポンチ孔5、キャビティ6に対向する位置に、溝7と、
凹部8と、ポンチ孔9と、キャビティ10とがそれぞれ
設けられている。
【0016】上記成形金型1,2を用いて、1次成形部
品15を成形する方法を以下に説明する。成形金型1お
よび2を閉じると、溝3および溝7により線材11が狭
持され、突出部4と凹部8により線材11に図2a)に
示す固定接点部12がプレス加工により形成される。そ
して、ポンチ孔5および9にポンチ13を挿入して固定
接点部12の一部を切断して対向する2つの固定接点部
12aおよび12bを形成する。
【0017】その後、キャビティ6およびキャビティ1
0に溶融した合成樹脂を注入し、図2a)に示す固定リ
ング14を線材11上に一定間隔を開けて連続的に成形
する。
【0018】つぎに、上記のようにして形成された1次
成形部品15から再度成形加工によりケース16を形成
するのに用いる金型およびその方法を説明する。
【0019】図3b)の金型は、図2b)に示したケー
ス16を成形するための第2の成形金型で、図3b)
は、開いている第2の成形金型17,18の間に1次成
形部品15が置かれた状態を示している。そして第2の
成形金型の片方の金型17には、溝19と、キャビティ
20とが形成されており、他方の金型18にも、上記成
形金型17の溝19、キャビティ20に対向する位置
に、溝21とキャビティ22とがそれぞれ設けられてい
る。そして、キャビティ22には、固定接点部12aお
よび12bと密着する形状の凸部23が設けられてい
る。
【0020】上記成形金型17,18を用いて、図2
b)のケース16を成形する方法を以下説明する。
【0021】成形金型17および18を閉じると、溝1
9および溝21により線材11が狭持され、1次成形部
品15の固定リング14により固定された2つの固定接
点部12aと12bとが適切な位置に保持されることに
なる。
【0022】その後、キャビティ20およびキャビティ
22内に溶融した合成樹脂を注入し、ケース16を成形
する。このように製造することにより、丸線材11は、
無駄なく使用される。
【0023】このようにして得られた線材11上に連続
するケース16は、図2c)に示すように、線材11を
切断し、切断した線材11をケース16の付け根の部分
で屈曲して端子25とし、ケース16の開口凹部24内
に可動接点28と、その上に操作部材29とカバー30
とを取り付けて押釦スイッチを組み立てる。
【0024】また、端子25の先端部には、プレス加工
により偏平部26を設け、搬送テープ27に接着する際
の接着面積を広くして搬送テープとの接着強度を強めて
いる。
【0025】つぎに、本願発明の第2の実施例を図4を
もとに説明する。第2の実施例は、線材11から切断加
工および折り曲げ加工により一辺に切断部32を有する
環状部材31を形成し、環状部材31を搬送テープ35
に一定間隔を開けて連続的に接着した後、切断部32の
間隔を保持して成形加工するものである。
【0026】つまり、図4a)に示すように、線材11
を一定の長さに切断した後、四角形に折り曲げ加工し
て、環状部材31を形成する。そして、図4b)に示す
ように環状部材31の切断部32を有する辺部と対向す
る辺部34を搬送テープ35に一定間隔を開けて連続的
に接着する。その後、搬送テープ35に接着された環状
部材31の対向する固定接点部33aおよび33bの間
隔を保った状態で金型内に保持し、成形加工によりケー
ス36を形成する。
【0027】このようにして形成されたケース36に、
第1の実施例のケース16と同様、ケース36の開口凹
部37内に可動接点と、その上に操作部材とを収納して
押釦スイッチを形成する。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、同一金型内で1本の線
材を挟持して固定接点形状をプレス形成し更にその固定
接点形状の一部分を切断して対向する一対の固定接点を
形成し、次いで該金型の凹部内に合成樹脂を注入して、
固定接点の一部分および端子を埋設したケースを形成す
るので、線材を全く無駄にせずにすみ、最小の材料費で
低コストを実現することができ、かつ、線材の自動供給
が容易で、インサート成形の際の固定接点および端子の
位置決めを容易に、また高精度に行えるため、これらを
精度良く形成することが可能となり、低コストで生産性
の非常に優れた押釦スイッチの製造方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の押釦スイッチの断面図。
【図2】a),b),c)は、本発明の押釦スイッチの
製造方法の第1の実施例の製造工程図。
【図3】a),b),c)は、本発明の第1の実施例に
用いる金型の断面図。
【図4】a),b),c)は、本発明の押釦スイッチの
製造方法の第2の実施例の製造工程図。
【図5】従来の押釦スイッチ、およびその製造方法を示
す斜視図。
【符号の説明】
1,2…第1の成形金型 11…線材、 12a,12b…固定接点部 15…1次成形部品 16…ケース、17,18…第2の成形金型 25…端子、26…偏平部、31…環状部材 33a,33b…固定接点部、35…搬送テープ 36…ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−123883(JP,A) 特開 昭63−69115(JP,A) 実開 平4−56661(JP,U) 特公 昭52−18391(JP,B2) 特公 平2−47048(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 11/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続する線材を開口凹部を有するケース
    に埋設して該ケースの開口凹部内に一対の固定接点と該
    固定接点から延びる端子とを形成し、上記開口凹部内に
    上記固定接点間の電気的開閉を行う弾性を有する可動接
    点を収納する押釦スイッチの製造方法において、 (1)同一金型内で1本の線材を挟持して固定接点形状
    をプレス形成し更にその固定接点形状の一部分を切断し
    て対向する一対の固定接点を形成し、 (2)次いで該金型の凹部内に合成樹脂を注入して、固
    定接点の一部分および端子を埋設したケースを形成する
    ことを特徴とする押釦スイッチの製造方法。
  2. 【請求項2】 連続する線材を開口凹部を有するケース
    に埋設して該ケースの開口凹部内に一対の固定接点と該
    固定接点から延びる端子とを形成し、上記開口凹部内に
    上記固定接点間の電気的開閉を行う弾性を有する可動接
    点を収納する押釦スイッチの製造方法において、 (1)第1の金型内で1本の線材を挟持して固定接点形
    状をプレス形成し更にその固定接点形状の一部分を切断
    して対向する一対の固定接点を形成し、 (2)次いで該金型の凹部内に合成樹脂を注入して、固
    定接点の一部分および端子を埋設した固定リングを形成
    した後に、 (3)該固定リングを第2の金型内に位置保持し、該第
    2の金型内に合成樹脂を注入して、上記固定接点の一部
    および上記端子を埋設したケースを形成することを特徴
    とする押釦スイッチの製造方法。
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