JPH0660313A - 磁気ヘッド加工方法及び磁気ヘッド切り出し用ダイサ - Google Patents

磁気ヘッド加工方法及び磁気ヘッド切り出し用ダイサ

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Publication number
JPH0660313A
JPH0660313A JP21614492A JP21614492A JPH0660313A JP H0660313 A JPH0660313 A JP H0660313A JP 21614492 A JP21614492 A JP 21614492A JP 21614492 A JP21614492 A JP 21614492A JP H0660313 A JPH0660313 A JP H0660313A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic head
base material
mounting table
dicer
respect
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21614492A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Mizuochi
優 水落
Fusao Hoshino
房雄 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd, Tokyo Seimitsu Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP21614492A priority Critical patent/JPH0660313A/ja
Publication of JPH0660313A publication Critical patent/JPH0660313A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は磁気ヘッド加工方法及びその切り出
し用ダイサに関し、生産効率の向上を目的とする。 【構成】 砥石刃1と、被加工物100を保持する載置
台12と、砥石刃11に対する載置台12の相対位置を
変化させる移動機構13と、移動機構13を制御する制
御部14とを備え、棒状の回転ヘッドの母材100を移
動機構13の移動方向に対して長軸が斜めになるように
載置台に保持した上で、回転する砥石刃11に対して載
置台12の往復移動を繰り返して回転ヘッドの切り出し
を行なう回転ヘッド切り出し用ダイサにおいて、制御部
14は移動機構13による往復移動の範囲を母材100
が移動方向に対して保持される角度に沿って変化させる
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転する砥石刃で溝加
工又は切断加工を行なう加工方法及びダイサに関し、特
にVTR,HDD,FDD等の磁気ヘッドを母材から切
り出す磁気ヘッド加工方法及び磁気ヘッド切り出し用ダ
イサに関する。
【0002】
【従来の技術】回転する砥石刃で精密な溝加工や切断加
工を行なうダイサと呼ばれる加工装置が利用されてい
る。この代表的な例が、半導体ウエアよりチップを切り
出すための溝加工を行なうダイシングソーである。図4
はダイサの基本的な全体構成を示す斜視図である。
【0003】図4において、41は砥石刃であり、41
1と412は砥石刃41の支持部である。42は被加工
物400を保持する載置台である。載置台42を砥石刃
41に対して移動させる機構がある。図では載置台42
がX軸方向に移動し、その移動機構全体が第2移動台4
22に保持されている。第2移動台422はY軸方向に
移動可能である。通常は更にZ軸方向の移動機構も設け
られており、載置台42は砥石刃41に対して垂直な3
軸方向に移動可能である。
【0004】図4では載置台42が砥石刃41に対して
移動するように示したが、砥石刃41の方が移動する場
合も、両方が移動可能のものもある。VTR等の回転シ
リンダには回転ヘッドと呼ばれる部品が使用される。図
5はVTR用回転シリンダを示す図であり、501が上
ローラ、502が下ローラ、503が回転ヘッド、50
4が回転軸、505がテープである。回転ヘッド503
は磁気ヘッドであり、走行するテープ505に対して高
速に回転することにより、テープ上に図6に示すような
トラック606と呼ばれる接触部分の軌跡が形成され、
その部分に対して磁気記録及び読み出しを行なう。
【0005】上記のようなVTR等の記録及び再生では
隣接するトラックに記録される情報を識別するため、図
6に示すように隣接するトラック間で磁気記録の方向に
±20°程度変えている。この角度はアジマス角とい
う。磁気ヘッドは、縦方向と横方向が2mmから3mm程度
で厚みが0.2mmから0.3mm程度の大きさであり、精
密な加工精度が要求される。磁気ヘッドの製作は、図7
に示すように磁気ヘッドの断面を有する棒状の母材から
薄い板状の磁気ヘッドを切り出すことによって行ってい
る。この加工にダイサが使用される。
【0006】切り出された磁気ヘッドは図5に示すよう
な形で回転シリンダに取り付けられるが、母材710の
長軸に対して垂直方向で切り出した時には、磁気記録の
方向は回転シリンダの軸に垂直な方向になる。しかし前
述のようにテープへの磁気記録の方向はトラックの方向
に対してアジマス角だけ傾いていることが必要である。
そのため図7に示すように母材からの磁気ヘッドの切り
出しは、母材の長軸に対してアジマス角だけ傾いた方向
で行なう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】磁気ヘッドの実際の加
工は、加工作業の効率を向上させるため図8に示すよう
に複数の母材810を平行に保持した上でダイサを往復
移動させて行っている。母材はダイサの載置台、又は加
工用補助板に接着されており、加工終了後取り外してい
る。
【0008】上記の加工は自動化されており、載置台が
所定のピッチで変化しながら往復移動を繰り返すことで
行っている。この往復移動は、図8に示すように往復移
動の範囲を定め、端まで、移動すると所定ピッチシフト
することを繰り返している。この加工は精密な加工精度
が要求されるため加工速度は1mm/S程度であり、長さ
が50mmから100mm程度の母材を数十本で並べて加工
する時にはかなりの加工時間を要している。そのため加
工時間を短縮して生産効率を向上することが求められて
いる。
【0009】本発明は、磁気ヘッド切り出し用ダイサの
生産効率を向上することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ヘッド加工
方法は、磁気ヘッドを棒状の母材からダイサで切り出す
磁気ヘッド加工方法であって、母材をダイサの載置台の
移動方向に対して長軸が斜めになるように載置台に保持
する工程と、回転するダイサの砥石刃に対して載置台を
繰り返し所定ピッチ変化させながら往復移動させる工程
とを備えるが、上記目的を達成するため、往復移動の範
囲が母材の保持される角度に沿って変化される。
【0011】本発明の回転ヘッド切り出し用ダイサは、
砥石刃と、被加工物を保持する載置と、砥石刃に対する
載置台の相対位置を変化させる移動機構と、移動機構を
制御する制御部とを備え、棒状の磁気ヘッドの母材を移
動機構の移動方向に対して長軸が斜めになるように載置
台上に保持した上で、回転する砥石刃に対して載置台の
往復移動を繰り返して磁気ヘッドの切り出しを行なうも
のである。そして上記目的を達成するため、制御部は移
動機構による往復移動の範囲を母材が移動方向に対して
保持される角度に沿って変化させることを特徴とする。
【0012】
【作用】従来のダイサでは、母材が移動機構の移動軸に
対して斜めに保持されていても、往復移動の移動範囲は
固定であった。そのため実際には母材が存在せず、加工
を行なわない部分も往復移動していた。これに比べて本
発明では、往復移動の範囲を母材が移動軸に対して保持
される角度、すなわちアジマス角に沿って変化されるた
め、上記の母材が存在しない部分の往復移動がなくな
り、その分の加工時間の短縮が図れる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の実施例の構成を示す図であ
る。本実施例は、図4で説明したダイサと同様の機能を
有している。図1において、11は砥石刃である。11
1と112は砥石刃11を支持する部分であり、被加工
物を設置するため砥石刃11を上方に移動又は回転して
退避する機構を有しているが、ここでは省略している。
【0014】12は載置台であり、その上に被加工物、
ここでは図8に示したような磁気ヘッドの母材をアジマ
ス角だけ傾けて配列したものが保持されている。13は
載置台12を砥石刃11に対して移動させる機構であ
り、3軸方向の移動が可能である。この移動機構13
は、砥石刃を移動させるものであってもよい。
【0015】14は移動機構13を制御する制御部であ
り、実際にはマイクロコンピュータ等で構成される。制
御部14は、外部より入力される加工指示内容に従って
移動機構13の軌跡を算出し、この軌跡に従って移動機
構13が移動するように駆動信号を出力する。図2は本
実施例における砥石刃11と載置台12の位置関係の変
化を、載置台12上に配列された母材に対する砥石刃1
1の中心位置の軌跡を水平面上に投影して表わした図で
ある。図8と比べると明らかなように、往復移動の範囲
が母材210の配列に沿って変化している。これにより
加工が行なわれない部分の往復移動が省かれるため全体
の移動距離が短かくなり、加工時間が短縮される。
【0016】図2に示すように加工開始時の砥石刃の中
心は母材の端より距離aだけ離れている。加工において
は、この距離aだけ余分に移動することが絶対に必要で
あり、この点について図3を参照して説明する。往復移
動が終了すると、砥石刃と載置台の相対位置を往復移動
に垂直な方向に、磁気ヘッドの厚みと加工溝の幅を加え
た量だけシフトするが、この時砥石刃の側面が母材に接
触しないようにする必要がある。もし接触すると、砥石
刃と母材の両方を損傷する。図3に示すように、砥石刃
31の半径をRとし、母材310の高さをhとすると、
砥石刃31が母材310に接触する限界状態は砥石刃3
1の外周が母材310の上端に接触する時である。従っ
てその時の砥石刃31の垂直方向の中心軸と母材310
の端との距離aは(2Rh−h2 1/2 で表わされる。
【0017】従って図2に示すように、砥石刃の中心の
軌跡は、母材210の端に対して距離a以上離れた位置
から往復移動を開始する必要がある。
【0018】
【発明の効果】本発明により、回転ヘッド切り出し用ダ
イサの生産効率の向上が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す図である。
【図2】実施例における砥石刃の軌跡を示す図である。
【図3】加工部分の端で必要な移動範囲の余裕を示す図
である。
【図4】ダイサの全体を示す斜視図である。
【図5】VTR回転シリンダを示す図である。
【図6】テープ上のトラックとアジマス角の説明図であ
る。
【図7】回転ヘッドとのその母材を示す図である。
【図8】母材より回転ヘッドを切り出す時の母材の配列
と砥石刃の軌跡を示す図である。
【符号の説明】
11…砥石刃 12…載置台 13…移動機構 14…制御部 100…被加工物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドを棒状の母材(100)から
    ダイサで切り出す磁気ヘッド加工方法であって、 前記母材(100)を、前記ダイサの載置台(12)の
    移動方向に対して、長軸が斜めになるように前記載置台
    (12)に保持する工程と、 回転する前記ダイサの砥石刃(11)に対して、前記載
    置台を繰り返し所定ピッチ変化させながら往復移動させ
    る工程とを備える磁気ヘッド加工方法において、 前記往復移動の範囲が、前記母材(100)の保持され
    る角度に沿って変化されることを特徴とする磁気ヘッド
    加工方法。
  2. 【請求項2】 砥石刃(11)と、 被加工物(100)を保持する載置台(12)と、 前記砥石刃(11)に対する前記載置台(12)の相対
    位置を変化させる移動機構(13)と、 該移動機構(13)を制御する制御部(14)とを備
    え、 棒状の磁気ヘッドの母材(100)を、前記移動機構
    (13)の移動方向に対して長軸が斜めになるように前
    記載置台(12)上に保持した上で、回転する前記砥石
    刃(11)に対して前記載置台(12)の往復移動を繰
    り返して磁気ヘッドの切り出しを行なう磁気ヘッド切り
    出し用ダイサにおいて、 前記制御部(14)は、前記移動機構(13)による前
    記往復移動の範囲を、前記母材(100)が前記移動方
    向に対して保持される角度に沿って変化させることを特
    徴とする磁気ヘッド切り出し用ダイサ。
JP21614492A 1992-08-13 1992-08-13 磁気ヘッド加工方法及び磁気ヘッド切り出し用ダイサ Withdrawn JPH0660313A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009054904A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Disco Abrasive Syst Ltd 切削方法および切削装置
US8920086B2 (en) 2005-11-02 2014-12-30 Airbus Operations Gmbh Taper bolt connection and use of a taper bolt connection
CN104647614A (zh) * 2013-11-25 2015-05-27 北京国晶辉红外光学科技有限公司 一种实现内圆切片机不停机连续切片的方法
CN109434191A (zh) * 2018-12-13 2019-03-08 彭华斌 斜口管自动开料机

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991102