JPH066026Y2 - 液体収納用容器 - Google Patents

液体収納用容器

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JPH066026Y2
JPH066026Y2 JP1986067443U JP6744386U JPH066026Y2 JP H066026 Y2 JPH066026 Y2 JP H066026Y2 JP 1986067443 U JP1986067443 U JP 1986067443U JP 6744386 U JP6744386 U JP 6744386U JP H066026 Y2 JPH066026 Y2 JP H066026Y2
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JP
Japan
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spout
container
release sheet
film
opening
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JP1986067443U
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JPS62179924U (ja
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公一 桃川
和弥 関口
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Toppan Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、剥離シートを剥離するだけで、内容液を注ぎ
やすい注出口が形成される液体収納用容器に関するもの
である。
〔従来技術〕
酒やジュース等の液体を収納した紙製容器等の注出口部
に取付ける注出栓が従来から知られている。例えば第1
0図に示すように容器Aの肩部に、シール用のフランジ
Dを有する注出栓Bが取付けられ、その注出口の内部に
は開封用の中栓Cが嵌められており、中栓Cを押すと、
容器Aの注出口部に貼られたフィルム(図示せず)が破
れて開口し、液体を注出できる構造のものが、実公昭5
8−37828号公報に記載されている。該容器では、
保管時に注出栓本体Bの注出口にキャップEを嵌めるよ
うになっている。
しかしながらこのような注出栓は、注出栓本体Bと、こ
の注出栓本体の注出口の内部に摺動可能に設けられた開
封用の中栓CとキャップEとの3つの部材から構成され
ているため、構造が複雑であり、製造コストが高いとい
う欠点がある。
一方、容器の注出口部の内、外面にそれぞれフィルムを
設け、注出口部分で一体に接着した液体収納用容器も知
られている。この容器は、簡単に注出口部を密封できる
構造であるが、外面に設けたフィルムを剥離すると剥離
シートが容器に残らず剥れてしまい、注出口部を再封す
ることができなくなってしまうことが多い。
また、注出口部を二枚のフィルムで密封した構造は、製
造が簡単であるが、開口した時に容器本体に注出口が開
口するだけであるため、内容液を注出しにくく、かつ内
容液が容器の壁面にこぼれやすいという欠点がある。
〔解決しようとする問題点〕
本考案は簡単な構造を有し、かつ剥離シートを剥離する
だけで注ぎ出しやすい注出口が形成される注出手段を備
えた液体収納用容器を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点は、容器の壁面に設けた注出用開口、注出口
を形成するための切目を有し、容器内面に貼着して該開
口を覆う注出口形成用フィルム、及び該開口を容器の外
部から覆い、該注出口形成用フィルムに貼着した剥離シ
ートを備える液体収納用容器であって、該注出口形成用
フィルムが、厚さ30〜70μのアルミ箔を積層したラ
ミネートフィルムからなり、剥離時の伸び率が5%以上
であって、注出口を形成するための切目から該開口外周
部までの幅が3〜15mmであり、該剥離シートの剥離強
度が0.7〜4Kg/15mmの範囲にあることを特徴とす
る液体収納用容器を用いることにより解決された。
本考案の注出用開口は、容器の壁面に設けられるが、傾
斜を有する屋根部に設けるのがよい。
本考案では、注出口形成用フィルムを容器内面に貼着
し、上記開口を被覆する。この際、該注出口形成用フィ
ルムには、前記開口よりも小さい面積で切断するための
切目又は同様の小さい孔を設けておくこと、及び前記開
口の内側に切目又は孔とが位置するように、注出口形成
用フィルムを容器内壁に貼着することが必要である。上
記切目及び孔は、U字形又はV字形に形成するのが好ま
しく、剥離シートとともに剥離した際、剥離シートの上
部と注出口形成用フィルムとが接着したまま残っている
ように、前記切目及び孔を設けるのが好ましい。このよ
うにすると、剥離して注出口を形成した後に、剥離シー
トで再度注出口を覆うのに好適だからである。さらに、
本考案では容器に設けた開口の下端部(剥離方向に近い
端部)と前記切目又は孔との間隔を3mm以上、好ましく
は3〜15mm程度あけておくのが好ましく、さらに、注
出口を形成するための切目から容器開口の外周部までの
幅が3〜15mm、好ましくは、3〜10mmとなるように
し、中央に適度な注出が可能な注出口が形成できるよう
にするのがよい。
本考案では、上記開口部を容器の外面から剥離シートで
覆い、容器外面と注出口形成用フィルムに貼着させる。
この際、剥離シートと注出口形成用フィルムとの剥離強
度が0.7〜4Kg/15mmの範囲であり、かつ剥離時の
注出口形成用フィルムの伸び率が5%以上、好ましくは
5〜40%の範囲になるようにすることが必要である。
すなわち、このようにすることによって、剥離によって
容器の開口部に残存する注出口形成用フィルムが外側に
引張られて変形し、外側にいくぶん突出するので、内容
液を注出す時に、注出しが容易になり、液だれが防止で
き、これによって本考案の目的が達成されるからであ
る。
本考案において、上記剥離強度は、使用する注出口形成
用フィルム及び剥離シートの材質を適当に選択すること
によって行なうことができる。又、上記伸び率を達成す
るには、材質及び厚さ調整することによって行なうこと
ができる。具体的には、注出口形成用フィルムとして、
ポリエチレン(PE)/アルミ箔/エポキシ樹脂から構
成されるラミネートフィルムをポリエチレンが容器の内
面と貼着するようにして用いるのが好ましい。この際、
PEの厚みを30〜80μ、アルミ箔の厚みを30〜7
0μ、より好ましくは40〜60μとするのがよい。
又、剥離シートとしては、ポリエチレンテレフタレート
(PET)/アルミ箔/ポリエチレン(PE)から構成
されるラミネートフィルムを、PEが注出口形成用フィ
ルムと貼着するように用いるのがよい。この際、PET
10〜20μ、アルミ箔20〜40μ、PE40〜80
μの厚さで用いるのがよい。又、上記ラミネートフィル
ムにおいて、PE層をPE(20μ)/(PE/ポリ塩
化ビニリデン/PE:45μ)層にかえることができ
る。
さらに本考案において容器の開口部に残存する注出口形
成用フィルムを一層容易に外部に突出させるには、容器
開口部の下端と切目又は孔との間に各種形状の凹部を設
けるのが好ましく、例えば切目又は孔の形状に沿った形
で設けられる。
本考案の上記注出口は4角柱、等種々の容器に設けるこ
とができ、容器の材質も、紙、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等のプラスチックをラミネートした紙等種々の材
料が用いられる。又、上記注出口形成用フィルムと容器
との貼着、剥離シートと容器外面及び注出口形成用フィ
ルムとの貼着は公知の方法によることができるが、ヒー
トシールで行なうのが好ましい。本考案では剥離シート
の形状は、任意であるが、剥離シートを容器の屋根部よ
り下端が突出する大きさのフィルムとし、該剥離シート
の下端を一点又は数点でヒートシールして容器に貼着し
ておくと、剥離シートを剥離しやすく、又該容器製造
上、剥離シートが容器に固着されているので折れ曲った
りせずに好ましい。
〔実施例〕 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に剥離シートの一部を切除した斜視図及び第2図
に第1図のA−A断面図を示す。この図で示す容器は両
面に熱可塑性樹脂フィルムを設けた紙を主体として形成
され、屋根部1の容器壁面2に注出用開口3を設けたゲ
ーベルトップ型の容器であり、前記開口3の内面にエポ
キシ/アルミ箔/ポリエチレンからなる注出口形成用フ
ィルム4(厚さ102μ)であって、中央に前記開口3
より小さいU字状の切目5を設けた注出口形成用フィル
ム4を、前記開口3の内側に切目5が入るように貼着
し、かつ開口3の外面にアルミ箔と合成樹脂フィルムの
積層材からなる剥離シート6を貼着して形成された注出
口を有する。
上記注出口形成用フィルム4には、U字形の切目5を形
成したが、第3図に示すように、注出口形成用フィルム
下方の方が広い巾の三日月状の孔7を設け、孔7の上部
の舌片8が剥離シートを剥離した後、剥離シートに貼着
して残るようにしてもよい。さらに第4図に示すよう
に、開口3と相似形の孔9を形成し、孔9の上端両側に
短かい切目10、10′を設け、剥離時に舌片11が剥
離シートに貼着するようにしてもよい。
このように、切目、孔またはこれらを組合せ、少なくと
も上縁に舌片8、11を形成させ、剥離シートを剥離後
に、該剥離シートに残存するようにすると、剥離後注出
口を再封できるので好ましい。
第1図と同一の材料でできた本考案の別の容器を第5図
に示すが、剥離シートを剥離すると、第5図に示すよう
に剥離するに従い、剥離シート7と注出口形成用フィル
ム4に形成した舌片12が引き上げられ注出口13が形
成される。そして、舌片12の終端において剥離シート
7の剥離は確実に停止する。
この際剥離時の剥離強度は、1.0Kg/15mm(テンシ
ロン型引張試験機、引張速度200mm/分、180°剥
離)であり、この時の注出口形成用フィルムの伸び率は
8%(JIS1707の引張試験方法に準じて測定。引
張速度100mm/分)であった。このような強度及び伸
び率を有するため剥離により注出口形成用フィルム4が
外面に引張られて変形し、第5図のB−B断面図を第6
図に示すように、注出口13は、注出口形成用フィルム
に設けた切目の外縁が外側に突出して形成される。尚、
第5図に示すように容器注出用開口の下端14と切目の
下端15との距離は4mmとなっている。
再封に際しては、剥離シート7を元に戻せば、注出口1
3を覆うことができる。
さらに、第7図、第8図に示すように注出口形成用フィ
ルム4の切目5の下縁に1乃至複数の切目又は凹部から
なる変形部16を設けると剥離シートの剥離に伴なつ
て、この変形部16が引き出され、下方が突出した状態
となり、より液体を注ぎ易くなる。
さらに、第9図に示すように、注出口形成用フィルム4
の切目5の下側に、切目5の形状に相似した内縁を有す
る凹部17を設けると、剥離シートの剥離に際し、注出
口13の下縁を突出した構造にしやすいので一層注出し
易い構造となる。又、剥離シート6の下端で屋根部1よ
り突出する大きさとし、剥離シートの下端18の1箇所
19を容易に貼着しておくのがよい。
〔効果〕
本考案は、以上の構造からなるので、剥離シートを剥離
すると、注出口形成用フィルムの切目又は小さい孔の外
縁部分が剥離と共に外方に突出した注出口が形成される
ので、注出時に液垂れが生じない。一方、注出口形成用
フィルムに切目または小さい孔により舌片が形成できる
形状にすると、該フィルムに設けた舌片が剥離シート付
着して、注出口形成用フィルムの他の部分と分離し、注
出部が形成される。従って、注出口形成後は該舌片によ
り剥離シートの剥離が停止し、容器から剥離してしまう
おそれがなく、この剥離シートを戻せば、再封可能とな
る。
また、注出部の下縁に切目または成形部からなる変形部
を設けると剥離シートの剥離に伴なって、変形部が引き
出され、液垂れがなく確実に液体を注ぐことができる。
さらに、特別に成形した注出栓を用いなくとも再封可能
な注出口が形成できるので安価に製造でき、しかも注出
部が平坦な状態なので液体充填前の容器素材の積重ねが
可能で注出部材をつけた状態での保管が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、剥離シートを一部切除して示す本考案の一実
施例の斜視図、第2図は第1図のA−A断面図、第3
図、第4図は注出口形成用フィルムの別の形態を示す平
面図、第5図は、本考案の別の実施例である液体収納用
容器の開封状態を示す説明図、第6図は第5図のB−B
拡大断面図、第7図及び第8図は、注出口形成用フィル
ムの別の形態を示す図、第9図は別の実施例を示す斜視
図、第10図は従来の液体収納用容器の説明図である。 図中: 1……屋根部、3……注出用開口、 4……注出口形成用フィルム、5……切目、 6……剥離シート、8、10、12……舌片、 13……注出口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 関口 和弥 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−115823(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器の壁面に設けた注出用開口、注出口を
    形成するための切目を有し、容器内面に貼着して該開口
    を覆う注出口形成用フィルム、及び該開口を容器の外部
    から覆い、該注出口形成用フィルムに貼着した剥離シー
    トを備える液体収納用容器であって、該注出口形成用フ
    ィルムが、厚さ30〜70μのアルミ箔を積層したラミ
    ネートフィルムからなり、剥離時の伸び率が5%以上で
    あって、注出口を形成するための切目から該開口外周部
    までの幅が3〜15mmであり、該剥離シートの剥離強度
    が0.7〜4Kg/15mmの範囲にあることを特徴とす
    る、液体収納用容器。
JP1986067443U 1986-05-02 1986-05-02 液体収納用容器 Expired - Lifetime JPH066026Y2 (ja)

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JP1986067443U JPH066026Y2 (ja) 1986-05-02 1986-05-02 液体収納用容器

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JP1986067443U JPH066026Y2 (ja) 1986-05-02 1986-05-02 液体収納用容器

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JPS62179924U JPS62179924U (ja) 1987-11-14
JPH066026Y2 true JPH066026Y2 (ja) 1994-02-16

Family

ID=30906361

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0618884Y2 (ja) * 1988-12-26 1994-05-18 日本製紙株式会社 開口装置付きの密閉紙容器
DE202004008995U1 (de) * 2004-06-07 2005-10-13 Immobiliengesellschaft Helmut Fischer Gmbh & Co. Kg Kalibriervorrichtung zur Anpassung einer Messeinrichtung zur Messung der Dicke von Schichten auf einem Messgegenstand

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60115823U (ja) * 1984-01-13 1985-08-05 凸版印刷株式会社 開封片付液体容器

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JPS62179924U (ja) 1987-11-14

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