JPH0660174B2 - ピラゾ−ルスルホニルウレア誘導体,その製法および該誘導体を含有する除草剤 - Google Patents

ピラゾ−ルスルホニルウレア誘導体,その製法および該誘導体を含有する除草剤

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JPH0660174B2
JPH0660174B2 JP58153953A JP15395383A JPH0660174B2 JP H0660174 B2 JPH0660174 B2 JP H0660174B2 JP 58153953 A JP58153953 A JP 58153953A JP 15395383 A JP15395383 A JP 15395383A JP H0660174 B2 JPH0660174 B2 JP H0660174B2
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隆 猪飼
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なピラゾールスルホニルウレア誘導体、当
該化合物の製法および当該化合物を有効成分とする除草
剤に関するものである。
特開昭55−102577号および特開昭56−139
466号公報にはピリジンスルホニルウレア誘導体が、
特開昭56−169688号公報にはピロールスルホニ
ルウレア誘導体が除草剤として有用である旨が記載され
ている。
また一方、従来ピラゾール誘導体としては例えば、特公
昭54−36648号、特開昭54−41872号、特
開昭57−2276号、特開昭57−58670号およ
び特開昭51−133265号公報記載の化合物などが
除草剤として有用であることが知られている。
イネ、小麦、トウモロコシ、綿等重要な作物を雑草害か
ら守り増収をはかる為に除草剤を使用することは欠くこ
とができない。特に環境汚染防止、輸送、散布の際の経
済コスト低減等の観点から、できるだけ低薬量で高い除
草効果をあげる化合物の探索研究が長年にわたり続けら
れている。このような特性を有する化合物のいくつかは
除草剤として現在使用されているが、以前としてこれら
の性質を備える新しい化合物の需要も存在する。
先にあげたピリジンスルホニルウレア誘導体およびピロ
ールスルホニルウレア誘導体は低薬量で優れた除草効果
があげるが、必ずしも満足できるものとはいえず、ま
た、従来知られているピラゾール誘導体の一部のものは
イネに対して選択性を示すが、比較的高薬量を必要と
し、これも必ずしも満足できる特性を有するとはいえな
い。
本発明者らは、有用な除草剤を開発するため長年にわた
る研鑽をつづけ殺草力のより高い化合物を生み出すべ
く、多くの化合物についてその除草特性を検討してき
た。その結果前記一般式(I)で表される本発明化合物
が土壌処理、茎葉処理のいずれの場合にも多くの雑草に
対して、公知のピリジンスルホニルウレア誘導体、ピロ
ールスルホニルウレア誘導体およびピラゾール誘導体と
比較しても格段に強い殺草力を有し、かつ重要作物であ
る綿に対して高い安全性を有することを見いだして本発
明を完成した。本発明化合物は従来の除草剤に比して非
常に低薬量で高い除草活性を示すことから耕地はもとよ
り他果樹園、非耕地用の除草剤としても有用である。
一般式(I)で表される本発明化合物は新規化合物であ
り、下記の反応式1〜3のいずれかを選ぶことにより容
易に製造できる。
反応式1 〔式中R、R1、Me、X、YおよびZは前記と同じ意味を
示す。〕 すなわち、ピラゾールスルホニルイソシアナート誘導体
を、充分に乾燥したジオキサン、アセトニトリル等の不
活性溶媒に溶かし、これに式(III)で表されるピリミ
ジンまたはトリアジン誘導体を添加し攪拌することによ
り、一般的に速やかに反応して本発明化合物(I)が得
られる。反応が進行しがたい場合には適当な塩基、例え
ばトリエチルアミン、トリエチレンジアミン、ピリジ
ン、ナトリウムアルコキシド、水素化ナトリウム等の微
少量を添加することにより容易に反応が進行する。
反応式2 〔式中R、R1、X、YおよびZは前記と同じ意味を示
す。R4はアルキル基またはフェニル基を示す。〕 すなわちピラゾールスルホンアミド誘導体(IV)を、ア
セトン、メチルエチルケトン等の溶媒中、炭酸カリウム
等の塩基存在下クロルギ酸エステルもしくは炭酸エステ
ルと反応させ、反応後塩酸等酸性物質で処理することに
より化合物(VI)を得る。次いでトルエン等の溶媒中に
て化合物(III)と加熱することにより本発明化合物
(I)を得ることができる。
反応式3 〔式中、R、R1およびMeは前記と同じ意味を示しEおよ
びFはハロゲン原子をR5は低級アルキル基を、Gは窒素
原子もしくは=CH−基を示す。〕 特開昭56−154471号公報を参考にしてピラゾー
ルスルホンアミド誘導体(IV)とピリミジンまたはトリ
アジンイソシアナート(VII)とを反応させることによ
り本発明化合物の一部である化合物(VIII)を合成し、
次ぎにナトリウムアルコラートと反応させることにより
これも本発明化合物の一部である化合物(IX)を合成す
ることもできる。反応式1で用いられる原料のピラゾー
ルスルホニルイソシアナートは以下に記載する方法にて
ピラゾールスルホンアミドを合成し、さらに特開昭55
−13266号公報に記載されている方法を参考にして
合成できる。中間体であるピラゾールスルホンアミドも
新規化合物であるが、その合成は以下に記した合成ルー
トで合成できる。
〔式中R、R1、Meは前記と同じ意味を示す。〕 〔式中R1、Meは前記と同じ意味を示す。〕 本発明に用いられる中間体のピラゾールスルホンアミド
の合成例を以下参考例として記す。
参考例1 1−メチルピラゾール−3−スルホンアミドの合成 1−メチル−3−アミノピラゾール32g、濃塩酸120m
l、および酢酸40mlの混合溶液に亜硝酸ナトリウム34.1
gの水溶液を−10℃〜0℃にて加えた。この溶液を−5
℃で30分間攪拌し、ついで少量づつ、塩化第一銅6.7g
を含有する亜硫酸カス飽和酢酸溶液440mlに−10〜−5
℃で滴下した。滴下後0〜5℃にて4時間攪拌しその後
これを氷水中に注ぎ、エーテルで抽出した。抽出液を水
および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で充分に洗浄し、
乾燥後溶媒を留去すると、粗スルホニルクロライド20.8
gが得られた。ここで得られたスルホニルクロライドを
テトラヒドロフラン50mlに溶解させ、10℃以下の温度で
これを28%アンモニア水150mlに氷冷下加えた。室温で
攪拌3時間後、減圧下濃縮して得られた固体を濾過し水
およびヘキサンで洗浄後乾燥すると、目的物14.2gが得
られた。融点156〜158℃ 参考例2 4−メトキシカルボニル−1−メチルピラゾール−3−
スルホンアミドの合成 3−アミノ−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸メ
チルより参考例1に準じて合成した。
融点191〜194℃ 参考例3 4−エトキシカルボニル−1−メチルピラゾール−3−
スルホンアミドの合成 3−アミノ−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸エ
チルより参考例1に準じて合成した。
融点149〜151℃ 参考例4 4−クロル−1−メチルピラゾール−3−スルホンアミ
ドの合成 1−メチル−3−アミノピラゾール32g、濃塩酸120m
l、および酢酸40mlの混合溶液に亜硝酸ナトリウム34.1
gの水溶液を−10℃〜0℃にて加えた。この溶液を−5
℃で30分間攪拌し、ついで少量づつ、塩化第一銅6.7g
を含有する亜硫酸ガス飽和酢酸溶液440mlに−10〜−5
℃で滴下した。滴下後0〜5℃にて4時間攪拌しその後
これを氷水中に注ぎ、エーテルで抽出した。抽出液を水
および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で充分に洗浄し、
乾燥後溶媒を留去すると、1−メチルピラゾール−3−
スルホニルクロライド20.8gが得られた。(沸点120℃
/0.1mmHg) ここで得られたスルホニルクロライド4gに塩化スルフ
リル8gを加え70〜80℃で4時間加熱攪拌した。得られ
た粗4−クロル−1−メチルピラゾール−3−スルホニ
ルクロライドをテトラヒドロフラン4mlに溶解させ、10
℃以下の温度でこれに28%アンモニア水4mlを滴下し
た。室温で攪拌3時間後、減圧下濃縮して得られた固体
を濾過し水およびベンゼンで洗浄後乾燥すると、目的物
3gが得られた。融点173〜180℃ 参考例5 4−ブロム−1−メチルピラゾール−3−スルホンアミ
ドの合成 1−メチル−3−アミノピラゾール9.7g、酢酸40mlの
溶液中に20℃で臭素16gを滴下し、1晩放置した。生成
した固体を濾取し、水に溶解し炭酸カリウム水溶液でア
ルカリ性にすると、固体が析出した。ベンゼン:ヘキサ
ンの混合溶媒で再結晶し3−アミノ−4−ブロム−1−
メチルピラゾール10gを得た。融点100℃〜102℃ 次いで得られた上記アミノピラゾール8.8g、濃塩酸17.
5ml、酢酸5ml、および燐酸5mlの混合溶液に亜硝酸ナ
トリウム3.6gの水溶液を−10℃〜0℃にて加えた。こ
の溶液を−5℃で30分間攪拌し、ついで少量づつ、塩化
第一銅1.0gを含有する亜硫酸ガス飽和酢酸溶液70mlに
0〜10℃で滴下した。滴下後室温にて1時間攪拌し、そ
の後これを氷水中に注ぎ、エーテルで抽出した。抽出液
を水洗し、乾燥後溶媒を留去すると、固体の粗スルホニ
ルクロライド10.0gが得られた。ここで得られたスルホ
ニルクロライドをテトラヒドロフラン10mlに溶解させ、
10℃以下の温度で28%アンモニア水20mlを滴下した。室
温で攪拌1時間後、減圧下濃縮して得られた固体を濾過
し水およびヘキサンで洗浄後乾燥すると、目的物7.7g
が得られた。
融点195〜197℃ 参考例6 4−ブロム−1,5−ジメチルピラゾール−3−スルホ
ンアミドの合成 参考例5の方法に準じて、3−アミノ−1,5−ジメチ
ルピラゾールより3−アミノ−4−ブロム−1,5−ジ
メチルピラゾール(融点111〜113℃)を合成し、次い
で、目的物を得た。
融点213〜217℃ 参考例1〜6で得られた置換ピラゾールスルホンアミド
を用いて、本発明化合物の具体的な合成例を以下説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1 N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ア
ミノカルボニル〕−4−エトキシカルボニル−1−メチ
ルピラゾール−3−スルホンアミドの合成 4−エトキシカルボニル−1−メチルピラゾール−3−
スルホンアミド7.8g、乾燥炭酸カリウム6.90gのアセ
トン70mlの混合物にn-ブチルイソシアナート4.00gを室
温で加え、加熱還流下、3時間攪拌した。反応後アセト
ンを減圧留去し、残渣に氷水を加え、不溶物を濾過し
た。濾液を塩酸で酸沈し、析出した結晶を濾別、水洗、
乾燥しN−(n-ブチルカルバモイル)−4−エトキシカ
ルボニル−1−メチルピラゾール−3−スルホンアミド
10.7gを得た。融点124〜125℃。
次いでこれを乾燥トルエン120ml中に加え加熱還流下、
ホスゲン9.6gを吹き込みその後さらに1.5時間加熱還流
した。反応終了後減圧濃縮し、粗スルホニルイソシアナ
ートを得た。この粗スルホニルイソシアナート1.0gを
2−アミノ−4,6−ジメトキシピリミジン400mgの乾
燥アセトニトリル20ml溶液に加え、室温にて攪拌した。
生成した結晶を濾別、洗浄、乾燥することにより目的物
1.0gを得た。融点150〜152℃ 実施例2 N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ア
ミノカルボニル〕−4−ブロム−1−メチルピラゾール
−3−スルホンアミドの合成 4−ブロム−1−メチルピラゾール−3−スルホンアミ
ド7.7g、乾燥炭酸カリウム6.60gのアセトン70mlの混
合物にn-ブチルイソシアナート3.16gを室温で加え、加
熱還流下、3時間攪拌した。反応後アセトンを減圧留去
し、残渣に氷水を加え不溶物を濾過した。濾液を塩酸で
酸沈し、析出した結晶を濾別、水洗、乾燥しN−(n-ブ
チルカルバモイル)−4−ブロム−1−メチルピラゾー
ル−3−スルホンアミド9.3gを得た。
次いでこれを乾燥トルエン100ml中に加え加熱還流下、
ホスゲン8.1gを吹き込みその後さらに1.5時間加熱還流
した。反応終了後減圧濃縮し、粗スルホニルイソシアナ
ートを得た。この粗スルホニルイソシアナート1.3gを
2−アミノ−4,6−ジメトキシピリミジン0.59gの乾
燥アセニトニトリル5mlの溶液に加え、室温にて3時間
攪拌した後5分間加熱還流した。生成した結晶を濾別、
洗浄、乾燥することにより目的物0.8gを得た。
融点148〜152℃ 次ぎに上記の実施例に準じて合成した化合物の物性値を
実施例で合成した化合物と共に以下第1表及び第2表に
示すが本発明化合物はこれらに限定されるものではな
い。
本発明化合物を除草剤として施用するにあたっては、一
般には適当な担体、例えばクレー、タルク、ベントナイ
ト、珪藻土等の固体担体あるいは水、アルコール類(メ
タノール、エタノール等)、芳香族炭化水素類(ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等)、塩素化炭化水素類、エー
テル類、ケトン類、エステル類(酢酸エチル等)、酸ア
ミド類(ジメチルホルムアミド類)などの液体担体と混
用して適用することができ、所望により乳化剤、分散
剤、懸濁剤、浸透剤、展着剤、安定剤などを添加し、液
剤、乳剤、水和剤、粉剤、粒剤等任意の剤型にて実用に
供することができる。
次に本発明化合物の有効成分とする除草剤の配合例を示
すがこれらのみに限定されるものではない。なお、以下
の配合例において「部」は重量部を意味する。
配合例1水和剤 本発明化合物NO.2……50部 ジークライトA……46部 (カオリン系クレー:ジークライト工業(株)商品名) ソルポール5039……2部 (非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物:東邦化学(株)商品名) カープレックス(固結防止剤)……2部 (ホワイトカーボン:塩野義製薬(株)商品名) 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。使用に際して
は上記水和剤を50〜50,000倍に希釈して、有効
成分量がヘクタール当たり0.005kg〜10kgになる
ように散布する。
配合例2水和剤 本発明化合物NO.13……75部 ジークライトA……19部 (カオリン系クレー:ジークライト工業(株)商品名) ソルポール5039……2部 (非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物:東邦化学(株)商品名) カープレックス(固結防止剤)……4部 (ホワイトカーボン:塩野義製薬(株)商品名) 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
配合例3水和剤 本発明化合物NO.18……50部 ジークライトA……46部 (カオリン系クレー:ジークライト工業(株)商品名) ソルポール5039……2部 (非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物:東邦化学(株)商品名) カープレックス(固結防止剤)……2部 (ホワイトカーボン:塩野義製薬(株)商品名) 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
配合例4水和剤 本発明化合物NO.29……25部 ジークライトA……71部 (カオリン系クレー:ジークライト工業(株)商品名) ソルポール5039……2部 (非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物:東邦化学(株)商品名) カープレックス(固結防止剤)……2部 (ホワイトカーボン:塩野義製薬(株)商品名) 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
配合例5乳剤 本発明化合物NO. 30 ……2部 キシレン ……78部 ジメチルホルムアミド……15部 ソルポール2680 ……5部 (非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物:東邦化学(株)商品名) 以上を均一に混合して乳剤とする。使用に際しては上記
乳剤を10〜10,000倍に希釈して有効成分量がヘ
クタール当たり0.005kg〜10kgになるように散布
する。
配合例6フロアブル 本発明化合物NO. 28 ……25部 アグリゾールS−710……10部 (非イオン性界面活性剤:花王アトラス(株)商品名) ルノックス1000C……0.5部 (アニオン性界面活性剤:東邦化学(株)商品名) 1%ロドポール水 ……20部 (増粘剤:ローン・プーラン社商品名) 水 ……44.5部 以上を均一に混合してフロアブル剤とする。
配合例7粒剤 本発明化合物NO. 3…… 0.1部 ベントナイト ……55.0部 タルク ……44.9部 以上を均一に混合粉砕して後、少量の水を加えて攪拌混
合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して粒剤にす
る。
配合例8粒剤 本発明化合物NO. 12…… 0.5部 ベントナイト ……55.0部 タルク ……44.5部 以上を均一に混合粉砕して後、少量の水を加えて攪拌混
合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して粒剤にす
る。
また、本発明化合物は必要に応じて製剤または散布時に
他種の除草剤、各種殺虫剤、殺菌剤、共力剤などと混合
施用しても良い。
上記の他種の除草剤としては、例えば、ファーム・ケミ
カルズ.ハンドブック(Farm Chemicals Handbook)68
版(1982)に記載されている化合物などがある。
なお、本発明化合物は畑地、水田、果樹園などの農園芸
分野以外に運動場、空地、線路端など非農耕地における
各種雑草の防除にも適用することができ、その施用薬量
は適用場面、施用時期、施用方法、対象草種、栽培作物
等により差異はあるが、一般には有効成分量としてヘク
タール当たり0.005〜10kg程度が適当である。
次に、本発明化合物の除草剤としての有用性を以下の試
験例において具体的に説明する。
本発明化合物のいくつかは、ある種の作物に対して選択
性を有する。
試験例−1土壌処理による除草効果試験 縦15cm、横22cm、深さ6cmのプラスチック製箱に殺
菌した洪積土壌を入れ、稲、ノビエ、メヒシバ、カヤツ
リグサ、コアカザ、スベリヒユ、ハキダメギク、イヌガ
ラシ、ワタを混播し、約1.5cm覆土した後有効成分量
が所定の割合となるように土壌表面へ均一に散布した。
散布の際の薬液は、前記配合例の水和剤を水で希釈して
小型スプレーで全面に散布した。薬液散布4週間後に稲
および各種雑草に対する除草効果を下記の判定基準に従
い調査した。
結果は第3表に示す。
判定基準 5……殺雑草率90%以上(ほとんど完全枯死) 4……殺草率70〜90% 3……殺草率40〜70% 2……殺草率20〜40% 1……殺草率5〜20% 0……殺草率5%以下(ほとんど効力なし) 但し、上記の殺草率は、薬剤処理区の地上部生草重およ
び無処理区の地上部生草重を測定して下記の式により求
めたものである。
試験例−2茎葉処理による除草効果試験 縦15cm、横22cm、深さ6cmのプラスチック製箱に殺
菌した洪積土壌を入れ、稲、メヒシバ、カヤツリグサ、
コアカザ、ハキダメギク、イヌガラシ、トーモロコシ、
ダイズ、コムギ、ワタの種子をそれぞれスポット状に播
種し約1.5cm覆土した。各種植物が2〜3葉期に達し
たとき、有効成分量が所定の割合となるように茎葉部へ
均一に散布した。
散布の際の薬液は、前記配合例の水和剤を水で希釈して
小型スプレーで各種雑草の茎葉部の全面に散布した。薬
液散布4週間後に稲および各種雑草に対する除草効果を
試験例−1の判定基準に従い調査した。
結果は第4表に示す。
対照化合物A(特開昭56-169688号公報記載) 対照化合物B(特開昭56-169688号公報記載) 対照化合物C(特開昭56-169688号公報記載) 対照化合物D(特開昭55-102577号公報記載)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小口 寿彦 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470 日産 化学工業株式会社生物化学研究所内 (72)発明者 縄巻 勤 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470 日産 化学工業株式会社生物化学研究所内 審査官 高梨 操 (56)参考文献 特開 昭58−219179(JP,A) 特開 昭59−1480(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I): または一般式(I′): 〔式中Rは水素原子、ハロゲン原子またはCOOR2(R
    は低級アルキル基を示す。)を示す。Rは水素原子ま
    たは低級アルキル基を示す。Meはメチル基を示す。Xお
    よびYはそれぞれ独立して水素原子、低級アルキル基、
    低級アルコキシ基、ジメチルアミノ基またはハロゲン原
    子を示し、Zは窒素原子または=CR3−(Rは水素原
    子またはハロゲン化アルキル基を示す。)を示す。〕 で表されるピラゾールスルホニルウレア誘導体。
  2. 【請求項2】一般式(II): 〔式中Rは水素原子、ハロゲン原子またはCOOR2(R
    は低級アルキル基を示す。)を示す。 Rは水素原子または低級アルキル基を示す。Meはメチ
    ル基を示す。〕 で表されるピラゾールスルホニルイソシアナート誘導体
    と、 次式(III): または次式(III′): 〔XおよびYはそれぞれ独立して水素原子、低級アルキ
    ル基、低級アルコキシ基、ジメチルアミノ基またはハロ
    ゲン原子を示し、Zは窒素原子または=CR3−(R
    水素原子またはハロゲン化アルキル基を示す。)を示
    す。〕 で表されるアミノピリミジンまたはアミノトリアジン誘
    導体とを、不活性溶媒中で反応させることを特徴とする 一般式(I): または一般式(I′): 〔式中Rは水素原子、ハロゲン原子またはCOOR2(R
    は低級アルキル基を示す。)を示す。Rは水素原子ま
    たは低級アルキル基を示す。Meはメチル基を示す。Xお
    よびYはそれぞれ独立して水素原子、低級アルキル基、
    低級アルコキシ基、ジメチルアミノ基またはハロゲン原
    子を示し、Zは窒素原子または=CR3−(Rは水素原
    子またはハロゲン化アルキル基を示す。)を示す。〕 で表されるピラゾールスルホニルウレア誘導体の製法。
  3. 【請求項3】一般式(I): または一般式(I′): 〔式中Rは水素原子、ハロゲン原子またはCOOR2(R
    は低級アルキル基を示す。)を示す。Rは水素原子ま
    たは低級アルキル基を示す。Meはメチル基を示す。Xお
    よびYはそれぞれ独立して水素原子、低級アルキル基、
    低級アルコキシ基、ジメチルアミノ基またはハロゲン原
    子を示し、Zは窒素原子または=CR3−(Rは水素原
    子またはハロゲン化アルキル基を示す。)を示す。〕 で表されるピラゾールスルホニルウレア誘導体の1種ま
    たは2種以上を有効成分として含有することを特徴とす
    る除草剤。
JP58153953A 1983-08-22 1983-08-22 ピラゾ−ルスルホニルウレア誘導体,その製法および該誘導体を含有する除草剤 Expired - Lifetime JPH0660174B2 (ja)

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