JPH066005U - モーターサイクル用タイヤ - Google Patents

モーターサイクル用タイヤ

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JPH066005U
JPH066005U JP4621792U JP4621792U JPH066005U JP H066005 U JPH066005 U JP H066005U JP 4621792 U JP4621792 U JP 4621792U JP 4621792 U JP4621792 U JP 4621792U JP H066005 U JPH066005 U JP H066005U
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JP
Japan
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block
tire
tread
equatorial plane
motorcycle
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JP4621792U
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English (en)
Inventor
順一 川尻
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Publication of JPH066005U publication Critical patent/JPH066005U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オートバイ等のモーターサイクルで不整地を
走行するときに生ずるブロックもげとかブロック角部の
切傷の発生を防止する。 【構成】 トロイド状カーカスのクラウン部にカーカス
の断面輪郭に沿って延びるトレッド１を備えており、そ
のトレッド１がタイヤの赤道面Ｃの両側でそれぞれほぼ
周方向に延びる溝とほぼ軸方向に延びる溝とによって区
分され、その部分に多数のブロック２が形成されてい
る。そしてそのブロック２の赤道面Ｃ側の側壁２1 とそ
の側壁２1 が交わる側壁２2 によって形成されたブロッ
ク２の角部３にはブロック２の付根から先端に亘って面
取りされたほぼ平坦な面４が備えられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、モトクロス、エンデューロ用等、概してパターン陸部比率の少ない 不整地走行用タイヤのブロックの耐久性及びグリップ力の持続性向上に寄与する モーターサイクル用タイヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来よりタイヤはそのタイヤが主として使用される使用目的によってトレッド における各ブロックの面積、形状、溝深さ等が設定されているのが一般的である が、通常はトレッドの各ブロックは長方形形状をしており、そのブロックのエッ ジが路面にくい込むことにより、そのグリックレベルを確保しているのが現状で ある。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来から存在する形状のブロックは、主として路面からの入力 側の角エッジの摩耗が激しく、またブロックの内側（赤道面に面する側）の角が 傷付き易く、その部分の角がとれて丸くなり、エッジ効果が低下し、路面に対す るグリップ力も低下してスリップし易くなり、コーナリングがし難くなるし、ま たブロックの付根にクラックが入りブロックもげが生ずる等の問題があった。
【０００４】 本考案は、その問題点を解消するために創案されたものであり、オートバイ等 のモーターサイクルで不整地を走行するときに生ずる、例えば、モトクロス用タ イヤのブロックもげとかブロック角部の切傷の発生を防止することを目的として いる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のモーターサイクル用タイヤにおいては、 トロイド状カーカスのクラウン部にカーカスの断面輪郭に沿って延びるトレッド を備え、該トレッドがタイヤの赤道面の両側でそれぞれほぼ周方向に延びる溝と ほぼ軸方向に延びる溝とによって区分された多数のブロックを有するタイヤにお いて、上記ブロックの赤道面側の側壁と該側壁が交わる側壁によって形成された ブロックの角部がブロックの付根から先端に亘って面取りによるほぼ平坦な面を 備えたことを特徴とするものが提供される。
【０００６】
【作用】
上記のように構成されたモーターサイクル用タイヤを路面で走行させると、走 行による路面よりのタイヤへの入力としては主として駆動力、制動力によるタ イヤ赤道面に沿う入力及びコーナリング時の横方向より（赤道面部からショル ダー部にかけての）の２つの入力が考えられ、ブロックの配置された位置により その入力方向と入力の大きさはそれぞれ異なるが、いずれもタイヤブロックの中 心方向に位置するエッジが入力を受け持つため、この位置の特に角部のエッジに 損傷が大きく、ブロックもげに至ることになるので、この位置にブロックの付根 から先端に亘って面取り加工を行い、平坦な面を形成した構造によってその側の ブロックの付根にクラックが生ずることがなく、ブロックもげの発生を防止する のに非常に有効である。
【０００７】
【実施例】
本発明の実施例を図面を参照して説明すると、 図１は、本考案の実施例のトレッドパターンの一部断面図であり、図２は、図 １の変形実施例の斜視図である。図３（ａ），（ｂ）は本考案のトレッドパター ンを適用して実施したモトクロス用ＭＣＳ１１０／９０−９０サイズのタイヤの 基本パターン及び面取り部分の斜視図である。 本考案のタイヤは図１，２に示すようなトレッドパターンを備えており、トロ イド状カーカスのクラウン部にカーカスの断面輪郭に沿って延びているトレッド １を有している。そのトレッド１はタイヤの赤道面Ｃの両側でそれぞれほぼ周方 向に延びる溝とほぼ軸方向に延びる溝によって区分されたブロック２を有してい る。そしてそのブロック２の赤道面Ｃ側の側壁２1 とその側壁２1 が交わる側壁 ２2 によって形成されているブロック２の角部３をブロック２の付根から先端に 亘って面取りを実施してほぼ平坦な面４が形成されている。この面取りは丸くＲ が付いていてもよいことは勿論である。 なお、従来例のものは角部における面取りがなされていないものである。
【０００８】 次に上記構成を備えた実施例及び従来例を適用したモトクロス用ＭＣＳ１１０ ／９０−１９サイズのタイヤを国産の２５０ｃｃのモトクロス車に装着し、国際 Ａ級ライダーを用いて、通常このクラスのタイヤの一般的な走行パターンである ３０分を１ヒートとしてそれぞれについて実車耐久テストを実施した。その結果 を示すと次のとおりである。
【０００９】
【表１】 この結果、本考案は従来例のものと比べてヒート当初においてはコーナリング 時のグリップレベルのやや低下はあるものの、数ヒートを経ても亀裂の影響はな く、８ヒート後に亀裂が少々拡大する程度で、耐久性がありかつグリップ力の低 下もみられないことが判明した。
【００１０】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案は構成されているので、従来のオリジナルパターン を備えたモーターサイクル用タイヤに比べて不整地走行におけるタイヤのブロッ クの耐久性の増大を図ることができるだけでなく、ブロックにおける亀裂の発生 、延いてはブロックもげの発生を防止することができる等の効果を奏するもので ある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の実施例のトレッドパターンの１部断面
図である。
【図２】図１のトレッドパターンの変形実施例の斜視図
である。
【図３】（ａ）は本考案のトレッドパターンを適用した
モトクロス用ＭＣＳ１１０／９０−９０サイズのタイヤ
の基本パターンを示す図である。（ｂ）は（ａ）にブロ
ックの面取り部分の斜視図である。
【符号の説明】
１ トレッド ２ ブロック ２1 ブロック２の側壁 ２2 ブロック２の側壁 ３ ブロック２の角部 ４ ブロック２の角部３において面取りを行ったほぼ
平坦な面 Ｃ 赤道面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 トロイド状カーカスのクラウン部にカー
    カスの断面輪郭に沿って延びるトレッドを備え、該トレ
    ッドがタイヤの赤道面の両側でそれぞれほぼ周方向に延
    びる溝とほぼ軸方向に延びる溝とによって区分された多
    数のブロックを有するタイヤにおいて、上記ブロックの
    赤道両側の側壁と該側壁が交わる側壁によって形成され
    たブロックの角部がブロックの付根から先端に亘って面
    取りによるほぼ平坦な面を備えたことを特徴とするモー
    ターサイクル用タイヤ。
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