JPH0659974B2 - テンション装置 - Google Patents

テンション装置

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JPH0659974B2
JPH0659974B2 JP1133000A JP13300089A JPH0659974B2 JP H0659974 B2 JPH0659974 B2 JP H0659974B2 JP 1133000 A JP1133000 A JP 1133000A JP 13300089 A JP13300089 A JP 13300089A JP H0659974 B2 JPH0659974 B2 JP H0659974B2
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winding
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伴正 田中
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田中精機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は巻線機等の巻線に一定のテンションを与えるテ
ンション装置、さらに詳しく言えば、モータを用いてテ
ンションの大きさの設定,変更を容易に行なえるように
したテンション装置に関する。
<従来の技術> 従来のこの種のテンション装置は、巻線機などに使用さ
れ、例えば供給ボビンから供給されてくる巻線に対し
て、コイルボビンに巻く巻線作業に適した一定のテンシ
ョンを与える目的で使用される。
第8図は巻線機に使用するテンション装置の基本構成を
示す略図である。
巻線機のテンション装置本体110は、基本的には、制
動トルクが与えられている主テンションプーリ(ブレー
キプーリ)114と、線のテンションの変動を吸収する
ためのテンションバー115と、このテンションバー1
15の揺動端に設けられたプーリ117とを有し、主テ
ンションプーリ114と、プーリ117を介して引き出
される巻線にテンションを与えるように構成されてい
る。主テンションプーリ114は巻線の移動に沿う回転
にブレーキをかける装置で、従来、主テンションプーリ
114へ与える制御トルクは、この主テンションプーリ
114と一体に回転する円板の外周にバンドブレーキを
掛けることにより発生させている。そして、この制動ト
ルクの調節は、バンドブレーキの圧力を調整することに
より行われていた。
ところがこのバンドブレーキの圧力は、経時的に変化す
るおそれがあるので、最近は、主テンションプーリへの
制動トルクを、対向する磁石と磁性ディスクにより無接
触で与えるとともに、磁石と磁性ディスクの間隔を調整
することにより主テンションプーリに与える制動トルク
が設定できるようにする方法が行われている。
主テンションプーリ114を通過した巻線103は、ア
イドルプーリ118を介してテンションバー115の揺
動端に設けられたプーリ117、アイドルプーリ10
4、ノズル105を介して、巻線機本体101により高
速回転させられているボビン102により巻き取られ
る。
ノズル105は巻線機本体101により図中左右方向に
移動させられる。
テンションバー115は、テンションバー軸11を支点
として揺動可能であり、バックテンションばね112に
より、図中時計方向の回転力が与えられており、揺動す
ることによりバックテンションのばらつきを吸収し、巻
線位置における一定の張力を確保している。
このテンションレバーのバックテンションの調節につい
ては、テンションばねの交換あるいはその取りつけ位置
の変更を、ハウジングの蓋を外して行うか、ハウジング
の外部からつまみ調整できるようになっている。
<発明が解決しようとする課題> 上述した従来のテンション装置は、主テンションプーリ
への制動トルクの調節とテンションバーのバックテンシ
ョンの調節を、巻線の仕様が変更される度に人手によっ
て1台ずつ行わなければならないと言う欠点がある。こ
れらの作業は、特に、最近のように自動化された装置に
より多数の巻線を一斉に行う場合に、全体の生産効率を
向上させるための大きな支障となっている。
また、さらに従来の装置では、巻線作業中に線材の張力
が変動したとき、これを補正する手段を持ていないとい
う欠点がある。
本発明の主たる目的は、巻線開始時および巻線中に外部
からの設定等によりテンションバーのバックテンション
の設定および変更を可能にするテンション装置を提供す
ることにある。
前記主たる目的を達成するために、本発明によるテンシ
ョン装置は、 引き出される線Pにテンションを与える主テンションプ
ーリ22に可変制動トルクを与えるブレーキ、前記主テ
ンションプーリ22と巻線位置間で線Pに接触する揺動
端を持ちバックテンションを与える方向に付勢されてい
るテンションバー36とを備え巻き取り巻き付けられる
線にテンションを与える巻線機のテンション装置におい
て、 前記バックテンションを与えるばね30の一端に結合し
前記ばねの前記テンションバー36への作用力を変更す
るために移動部分が設けられたばね支持部材と、 入力されたデータに基づいて回転駆動され前記移動部分
を移動させて前記バックテンションを調節するモータ2
10を設けて構成されている。
前記テンションバー36への作用力は、前記テンション
バー36と一体に回動するテンションレバー32に前記
ばね支持部材を介して与えることができる。
前記ばね支持部材は、 前記テンションバー36と一体に回動するテンションレ
バー32に前記テンションバー36に前記バックテンシ
ョンを与える方向に係合するように回動可能に設けられ
たスイングレバー25と、 前記バックテンションを与えるばね30の一端を支持
し、前記スイングレバー32にその回動中心からの距離
が調節可能に設けられている移動部分である移動駒29
から構成することができる。
<実施例> 次に本考案の実施例について図面を参照して説明する。
第1図は、本発明によるテンション装置の実施例につい
て示した正面図である。
第2図は、第1図中のA−Aにおいて切断した縦断面図
である。
第3図は、第1図中のB−Bにおいて切断した断面図で
ある。
第4図は、裏蓋を取り外して内部を示した背面図であ
る。
第5図は、第4図中のC−Cにおいて切断した断面図で
ある。
まず、第1図および第2図を参照して本実施例の概略に
ついて説明する。
テンション装置本体(以下本体という)11の下面には
エアシリンダ45と取付け軸76が取付けられている。
取付け軸76は、本体11を図示しない、巻線機に装着
するためのものである。取付け軸76は本体11に植え
込まれており、この取付け軸76は巻線機に固定される
テンション装置取付け金具77に挿入され固定されてい
る。
本体11の前面は表カバー12により覆われており、表
カバー12の前面には線押さえ55、主テンションプー
リ22、補助テンションプーリ41a,41b,マイク
ロスイッチ74、スネルガイド66およびテンションバ
ー36の先端に取付けられたプーリ40が配置されてい
る。
スネルガイド66は図示しない供給ボビンからの線Pを
テンション装置に案内するためのものである。
図示しないボビンから供給される線Pはスネルガイド6
6に掛けられた後、線押さえ55を介して主テンション
プーリ22に導かれ、主テンションプーリ22に巻かれ
ている。この主テンションプーリ22に回転しようとす
る動きに対し電磁ブレーキにより制動トルクが与えられ
る。
線Pは、さらに補助テンションプーリ41b,41aを
介してテンションバー36の先端に設けられたプーリ4
0に掛けられた後、図示しない巻線機により駆動される
コイルボビンの回転によって引き出されながら巻かれ
る。
テンションバー36は線Pのテンションが変動したとき
にその変動を吸収するためのものである。補助プーリ4
1a,41bは線Pの移動方向を変え、主テンションプ
ーリ22とプーリ40の巻付け長さを増加させるための
ものである。
また、本体11に内蔵されているステッピングモータ2
00は、主テンションプーリ22のブレーキ力を調節す
るためのものであり、ステッピングモータ210は、テ
ンションレバー36の回動習性を与える付勢力を調整す
るためのものである。
また、圧力センサ220は、走行中の線Pの張力を検知
する手段として設けられたものであり、補助プーリ41
bの中心位置の動きから生じる圧力を検知し出力する。
次に本実施例の主要な細部について、構成と動作を説明
する。
線押さえ55はスネルガイド66により案内されてきた
巻線Pを主テンションプーリ22に導き、主テンション
プーリ22からの線Pの外れや、たるみ等を防止する。
線押さえ55が線を押さえる力は、図示しない調整ナッ
トを回すことによって任意に設定することができる。
ブレーキ力は対向する永久磁石48と磁性ディスク49
により主テンションプーリ22に制動トルクを与えるこ
とによって生じる。
主テンションプーリ22は、第2図に示すように、ディ
スク固定板取付けねじ51およびナット85でディスク
固定板21に締め付け固定されている。このディスク固
定板21に磁気ディスク49が固定されているので、主
テンションプーリ22と磁気ディスク49は一体となっ
て動き、表カバー12に、ラジアルベアリング63、6
3で回動自由に表カバーに設けた軸受け部12に支持さ
れる。
したがって主テンションプーリ22、磁気ディスク49
は一体となって表カバー12に対し滑らかに回動するこ
とができる。
一方磁性ディスク49に対向して配置されている永久磁
石48は磁極固定板17に接着剤で固定され、磁極固定
板17は磁極軸16に磁極固定板取付けねじ47によっ
て固定されている。
第6図は、制動トルクを発生する磁石と磁性ディスクの
関係を説明するための説明図である。
永久磁石48は、第6図に示すように、複数の永久磁石
片を円環状に交互にN,Sの極性を変えて配置するか、
一つの円環状の強磁性体に、第6図と同様の磁極配置と
なるよう着磁されたものである。
なお、第6図は理解を容易にするために永久磁石48を
平面的に示してある。永久磁石の48のN,Sの磁極と
対向する磁性ディスク49の回転により、磁性ディスク
49内に渦電流が発生し、両者間に制動トルクを発生さ
せるように構成されている。
この制動トルクの強さは永久磁石48と、磁性ディスク
49の間隔で決まるので、定常トルク設定は永久磁石4
8の位置を、磁性ディスク49に向かって前進、後退さ
せて行う。
磁極軸16には、歯車取付けねじ206によって歯車2
03が固定され、歯車203は、ステッピングモータ2
00の回転軸に固定された歯車201によって歯車20
2を介して回転させられる。
一方、本体11に固定されているトルク調整環支持枠2
05に、互いにねじ溝が嵌合することにより、トルク調
整環204が回転自在に支持されている。そしてこのト
ルク調整環204もまた磁極軸16に固定されている。
そこでステッピングモータ200を動作させてトルク調
整環204を回転させることにより、永久磁石48の位
置を、磁性ディスク49に対して前進、あるいは後退し
て、永久磁石49と磁性ディスク49との間隔を狭くし
たり広げたりすることができる。
第7図に本発明による装置の回路のブロック図を示す。
モータ200は、ブレーキトルク調節用のステッピング
モータで、モータ210はバックテンション調節用のス
テッピングモータである。制御部230はデータ入力部
233からの入力により各モータを駆動する。231、
232は信号線を示す。
ブレーキトルク調節用ステッピングモータ200により
ブレーキトルク調節部201〜206が駆動されダイヤ
ル15で表示される。
バックテンション調節用のステッピングモータ210に
よりバックテンション調節用部24〜29、211〜2
15が駆動され目印70が移動させられる。電源投入時
は、ステッピングモータ200を逆転して永久磁石48
の位置を定常位置に戻した後、あらかじめ入力された数
値に従い、巻線の仕様に応じた位置にセットされる。
なお、前記の定常位置の検出は、図示しないセンサを設
け、センサの出力変化により判断するか、ステッピング
モータ200の脱調により行う。次に引き出される線P
にバックテンションを与える方法を説明する。
バックテンションを与えるプーリ40は、第1図に示す
ようにテンションバー36の先端に図示しないプーリ取
付けピースおよびラジアルベアリングを介して取付けら
れている。
テンションバー36の他端にはテンションバーリング3
7が固定され、テンションバーリング37にはテンショ
ン軸31が固定されている。テンション軸31は第3図
に示すようにラジアルベアリング65,65によって表
カバー12に設けられたテンション軸座35に回動自由
に支持されている。テンション軸31の内側先端にはテ
ンションレバーリング33を介してテンションレバー3
2の一端が固定されている。
したがって、テンションバー36,テンション軸31,
テンションレバー32は一体となって回動する。
テンションレバー32の他端にはコンタクトローラ34
がねじ81とナット86によって取付けられている。コ
ンタクトローラ34は第4図に示すように常にスイング
レバー25の下面に接触している。第4図は巻線Pに全
くテンションのかかっていない状態を示している。
スイングレバー25は表カバー12の内側に植え込まれ
たレバー軸24にラジアルベアリング64,64を介し
て揺動自在に支持されており、レバー軸24を支点とし
て自由に回動できるが、スイングレバー25の枠に支持
された調整ねじ27にはばね掛けナット(移動駒)29
が、ねじ嵌めされ、移動駒は調整ばね30によって第4
図の下方に引っ張られているので、スイングレバー25
は常に第4図の反時計方向に付勢されている。
ただしスイングレバー25の第4図の反時計方向への回
転はテンションレバー32の反時計方向への回転の限度
により規正され、テンションレバー32の反時計方向へ
の回転の限度は、表カバー12の側突起12aに嵌めら
れたゴム製のストップリング67によって規正される。
調整ばね30の他端はV字形レバー42に調整ばねを引
っ掛けらるために設けられたばね引っ掛け孔42aに引
っ掛けられている。V字形レバー42は表カバー12の
内側に植え込まれた軸ピン61に揺動自在に支持され、
軸ピン61を支点として自由に動くことができるが、通
常巻線時には、エアシリンダ45が動作してエアシリン
ダロッド45aが第4図に示すように押し出されV字形
レバー42に取付けられているコンタクトローラ43を
押して、その位置を固定する。そこでV字形レバー42
の他端にあるばね引っ掛け孔42の位置、すなわち調整
ばねの下端が固定される。
したがって、スイングレバー25に与えられる第4図の
反時計方向の回転力は調整ばね3の上端が引っ掛けられ
ている移動駒29の位置によってのみ決定される。前記
のようにスイングレバー25の下端が常にテンションレ
バー32のコンタクトローラ34を押しているので、プ
ーリ40に与えられるバックテンションはスイングレバ
ー25に取付けられた移動駒29の位置によってその強
さが決定されることになる。
ばね掛けナット(移動駒)29は雌ねじが切られてお
り、この雌ねじに調整ねじ27がねじ嵌めされているの
で、調整ねじ27の一端に固定されたウオームホイール
215を回すことによって移動駒29は調整ねじ27の
軸方向に移動し、移動駒29と揺動支点であるレバー軸
24の間隔が変わるのでバックテンションを調節するこ
とができる。このようにして調整されたバックテンショ
ンの状態が、現在どの程度であるかを示すため、移動駒
29の一部に赤い塗料で塗った目印70を設けてある。
この目印70は、裏蓋13の外部から見えるようになっ
ている。
ウオームホイール215は、第4図および第5図に示す
ように、ステッピングモータ210の回転軸に固定され
た歯車211によって、歯車212,213,およびウ
オーム214を介して回転させられる。
第4図において、ステッピングモータ210により調整
ねじ27を回して移動駒29の位置を図中左へ寄せると
バックテンションは強くなり、右へ寄せるとバックテン
ションは弱くなる。
ステッピングモータ210の制御は、図7に示す制御部
230によって行われ、電源投入時は、ステッピングモ
ータ210を逆転して移動駒29の位置を定常位置に戻
した後、あらかじめ入力された数値にしたがい、巻線の
仕様に応じた位置にセットされる。
なお、前記の定常位置の検出は、図示しないセンサを設
け、センサの出力変化により判断するか、ステッピング
モータ210の脱調により行う。
次に、巻線中の張力の調節について説明する。
巻線中は、線Pが巻線方向に引っ張られる力と、主テン
ションプーリ22のブレーキ力と、テンションバー36
に付勢されるバックテンションにより定まる、ある範囲
内の張力が線Pに与えられている。そしてその張力の小
さい変化は、テンションバー36がプーリ40に巻付け
られた線Pの引張り力と釣合いながら小さく揺動するこ
とによって吸収される。
もし巻線中に線Pに、テンションバー36の揺動によっ
て吸収しきれないような強い張力が発生した場合は、第
1図に示す圧力センサ220がこれを検出する。
圧力センサ220を内蔵する補助プーリ保持部ガイド5
3は表カバー12上に固定されている。
補助プーリ41bは、補助プーリ保持部52に取り付け
られ、補助プーリ保持部52は補助プーリ保持部ガイド
53の内側に沿って、補助プーリ41bが線Pに接する
部分に対し前進、後退することができる。
巻線中の正常状態では、補助プーリ41bは圧力センサ
220に軽く接触しているが、線Pの張力が強くなると
圧力センサ220からこれに対応する出力を図示しない
制御部に送り、主テンションプーリ22のブレーキ力を
弱める方向にステッピングモータ200を制御し、線P
の張力が弱くなると圧力センサ220からこれに対応す
る出力を図示しない制御部に送り、主テンションプーリ
22のブレーキ力を強める方向にステッピングモータ2
00を制御する。
このように調整される主テンションプーリ22のブレー
キ力の状態が、現在どの程度であるかを示すため、ステ
ッピングモータ200の回転軸にダイヤル15を取付
け、ダイヤル15の前面に目盛りを付して裏蓋13の外
部から見えるようになっている。
次に本実施例の使用方法について説明する。テンション
装置本体を図示しない巻線機に固定した後、供給ボビン
からの線Pをスネルガイド66に通す。
線Pを線押さえ55の一部に挟んだ後、主テンションブ
ーリ22には線Pを約3/4回巻付け、さらに補助テン
ションプーリ41b,41aを介してプーリ40に掛け
回す。
巻線を行う数だけ巻線機に、このようにして掛け回した
線P,P…Pを供給する。
次に、それぞれの巻線の仕様に応じた主テンションプー
リのブレーキ力と、テンションバーに与えるバックテン
ションに対応する数値を図示しない操作部によって図示
しない制御部に入力し、巻線機を指導させれば、各テン
ション装置のステッピングモータ200,210が作動
し、前記ブレーキと前記バックテンションを自動的に所
定値に設定する。巻線中に生じた線Pの張力の変化は、
圧力センサ220が検知し、これを制御部に与えてステ
ッピングモータ200の動作を制御して、その影響を補
償する。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明は主テンションプーリに制
動トルクを与え、副テンションプーリにバックテンショ
ンを与えて、移動する線に一定のテンションを与えるテ
ンション装置において、前記主テンションプーリに与え
る制動トルクと、副テンションプーリを支えるレバーに
与えるバックテンションを、自動的に制御されるステッ
ピングモータによって所定の値に設定することにより、
従来のように、巻線の太さ、被覆、コイルボビンの大き
さ、形態などの要素により異なる巻線作業の条件に応
じ、いちいち手作業で調節する必要がないという効果が
ある。
したがって本実施例を使用するときは、巻線の仕様の変
更に対し、調整を早く、容易に行うことができ、特に多
数、多様の巻線を行う場合に有効で、自動化された巻線
機と組み合わせて製品の信頼度の向上および作業の能率
改善に役立つという効果がある。
さらに巻線中に移動する線の張力をセンサにより検出
し、このセンサ出力に基づいて主テンションプーリへの
制動トルクを制御するとにより、巻線中に変動する線張
力を有効に補償することができるという効果がある。
このことは、特に高精度の仕上げを要求される製品の信
頼度向上に役立つ。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるテンション装置の実施例を示し
た正面図である。 第2図は、第1図のA−Aにおける縦断面図である。 第3図は、第1図のB−Bにおける縦断面図である。 第4図は、第1図の実施例の裏蓋を外して内部を示した
背面図である。 第5図は、第4図のC−Cにおける縦断面図である。 第6図は、磁石と磁性ディスクの関係を示す説明図であ
る。 第7図は、本発明による装置の回路の実施例を示すブロ
ック図である。 第8図は、巻線機に使用される従来のテンション装置の
基本構成を示す略図である。一般の巻線機に使用するテ
ンション装置の基本構成を示す説明図である。 11……テンション装置本体 12……表カバー 12a……内側突起 13……裏蓋 15……ダイヤル 16……磁極軸 17……磁極固定板 21……ディスク固定板 22……主テンションプーリ 24……レバー軸 25……スイングレバー 27……調整ねじ 29……ばね掛けナット(移動駒) 30……調整ばね 31……テンション軸 32……テンションレバー 33……テンションレバーリング 34……コンタクトローラ 35……テンション軸座 36……テンションバー 37……テンションバーリング 40……プーリ 41a,41b……補助プーリ 42……V字形レバー 42a……ばね引っ掛け孔 43……コンタクトローラ 45……エアシリンダ 45a……エアシリンダロッド 47……磁極固定板取付けねじ 48……永久磁石 49……磁性ディスク 51……プーリ軸 52……補助プーリ取付け部 53……補助プーリ取付け部ガイド 55……線押さえ 61……軸ピン 63,64,65……ラジアルベアリング 66……スネルガイド 67……ストップリング 70……目印 76……取付け軸 77……テンション装置取付け金具 81……ねじ 85,86……ナット 101……巻線機本体 102……ボビン 103……巻線 104……アイドルプーリ 105……ノズル 110……テンション装置本体 111……テンションバー軸 112……バックテンションばね 114……主テンションプーリ(ブレーキプーリ) 115……テンションバー 117……プーリ 118……アイドルプーリ 200,210……ステッピングモータ 201,202,203,211,212,213……
歯車 204……トルク調整環 205……トルク調整環支持枠 206……歯車取付けねじ 214……ウオーム 215……ウオームホイール 220……圧力センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】引き出される線にテンションを与える主テ
    ンションプーリに可変制動トルクを与えるブレーキ、前
    記主テンションプーリと巻線位置間で線に接触する揺動
    端を持ちバックテンションを与える方向に付勢されてい
    るテンションバーとを備え巻き取り巻き付けられる線に
    テンションを与えるテンション装置において、 前記バックテンションを与えるばねの一端に結合し前記
    ばねの前記テンションバーへの作用力を変更するための
    移動部分が設けられたばね支持部材と、 入力されたデータに基づいて回転駆動され前記移動部分
    を移動させて前記バックテンションを調節するモータを
    設けて構成したことを特徴とするテンション装置。
  2. 【請求項2】前記テンションバーへの作用力は、前記テ
    ンションバーと一体に回動するテンションレバーに前記
    ばね支持部材を介して与えられる特許請求の範囲第1項
    記載のテンション装置。
  3. 【請求項3】前記ばね支持部材は、 前記テンションバーと一体に回動するテンションレバー
    に前記テンションバーに前記バックテンションを与える
    方向に係合するように回動可能に設けられたスイングレ
    バーと、 前記バックテンションを与えるばねの一端を支持し前記
    スイングレバーにその回動中心からの距離が調節可能に
    設けられている移動部分から構成されている特許請求の
    範囲第1項記載のテンション装置。
JP1133000A 1989-05-26 1989-05-26 テンション装置 Expired - Lifetime JPH0659974B2 (ja)

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