JPH0659764B2 - 空気入りタイヤのトレツド部の構造 - Google Patents

空気入りタイヤのトレツド部の構造

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JPH0659764B2
JPH0659764B2 JP61086637A JP8663786A JPH0659764B2 JP H0659764 B2 JPH0659764 B2 JP H0659764B2 JP 61086637 A JP61086637 A JP 61086637A JP 8663786 A JP8663786 A JP 8663786A JP H0659764 B2 JPH0659764 B2 JP H0659764B2
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axial direction
groove
tire axial
circumferential direction
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留吉 松下
全亮 南谷
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オ−ツタイヤ株式会社
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/12Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
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    • B60C11/1281Width of the sipe different within the same sipe, i.e. enlarged width portion at sipe bottom or along its length
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/12Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
    • B60C11/1204Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special shape of the sipe
    • B60C2011/1213Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special shape of the sipe sinusoidal or zigzag at the tread surface

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、空気入りタイヤのトレッド部の構造に関す
る。
(従来の技術) 冬期用タイヤとしては、スパイクピンを備えたスパイク
タイヤと、スパイクピンを備えていない所謂スタッドレ
スタイヤとがあるが、スパイクタイヤの方が、冬期の圧
雪路面、凍結路面におけるトラクション、制動、コーナ
リング、登坂等の各性能が優れている。
ところで、近年においては、スパイクタイヤのスパイク
ピンの摩耗粉塵による粉塵公害が問題となっており、ス
パイクタイヤの使用規制が検討されている。
そのため、スタッドレスタイヤの性能をスパイクタイヤ
の性能にできるだけ近付けて、スタッドレスタイヤで
も、冬期の圧雪路面、凍結路面において良好な性能を発
揮できるようにすることが要望されている。
スタッドレスタイヤの性能を高めるためには、トレッド
部の材料を改善する方法と、トレッド部の構造を改善す
る方法とがある。
ところで、トレッド部のパターンとしては下記のように
構成されたものが一般的である。即ち、トレッド部に、
タイヤ周方向に形成された複数の縦溝をタイヤ軸方向に
配設し、トレッド部のタイヤ軸方向中央部側に、略タイ
ヤ軸方向に形成されて隣接する縦溝を連絡する多数の連
絡横溝をタイヤ周方向に配設し、トレッド部のタイヤ軸
方向各側部側に、外側の縦溝から略タイヤ軸方向に形成
された多数の側部横溝をタイヤ周方向に配設している。
上記縦溝としては、基本的に、第23図に示すように、直
線状とされた直線タイプと、第24図に示すように、波形
状にジグザグ状とされた波形タイプと、第25図に示すよ
うに、コ形を繰り返してジグザグ状とされたコ形タイプ
の3種類がある。
上記直線タイプの縦溝では、タイヤ軸方向に形成された
部分がないため、タイヤ周方向の排水性が良好であると
共に、縦溝内における圧縮された空気のタイヤ周方向の
流れが良好であって、ウエット性能、静粛性能が優れて
いる。
然し乍ら、直線タイプの縦溝では、上記のように、タイ
ヤ軸方向に形成された部分がないため、ドライあるいは
ウエット路面、圧雪路面、凍結路面におけるトラクショ
ン、制動、登坂性能が劣ると云う問題がある。
又、波形タイプの縦溝では、各部分がタイヤ周方向に対
して傾斜しているため、直線タイプの縦溝よりも,トラ
クション、制動、登坂性能が良好である。
然し乍ら、波形タイプの縦溝では、直線タイプの縦溝と
同様に、タイヤ軸方向に形成された部分がないので、ト
ラクション、制動、登坂性能が今一つ充分なものでな
い。そして、波形タイプの縦溝では、トラクション、制
動、登坂性能を向上させるために、ジグザグ幅を大きく
すれば、ウエット路面走行時におけるタイヤ周方向の排
水性が悪くなると共に、縦溝内における圧縮された空気
のタイヤ周方向の流れが悪いものとなり、ウエット性
能、静粛性能が悪化する。
又、コ形タイプの縦溝では、タイヤ周方向に形成された
縦溝部と、タイヤ軸方向に形成された横溝部とをタイヤ
周方向に交互に配設しており、タイヤ軸方向に形成され
た横溝部があるので、トラクション、制動、登坂性能
は、直線タイプや波形タイプのものよりも優れている。
然し乍ら、コ形タイプの縦溝では、縦溝部はタイヤ周方
向に形成されて、タイヤ周方向に傾斜しておらず、上記
縦溝部はトラクション、制動、登坂性能の向上に寄与し
ないため、トラクション、制動、登坂性能が今一つ充分
なものでないと云う問題があった。そして、トラクショ
ン、制動、登坂性能を向上させるために、ジグザグ幅を
大きくすれば、波形タイプの縦溝の場合と同様に、ウエ
ット性能、静粛性能が悪化する。
本発明は、上記問題を解決できる空気入りタイヤのトレ
ッド部の構造を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本第1発明の特徴とする処
は、トレッド部に、タイヤ周方向に形成された複数の縦
溝をタイヤ軸方向に配設し、トレッド部のタイヤ軸方向
中央部側に、略タイヤ軸方向に形成されて隣接する縦溝
を連絡する多数の連絡横溝をタイヤ周方向に配設し、ト
レッド部のタイヤ軸方向各側部側に、外側の縦溝から略
タイヤ軸方向に形成された多数の側部横溝をタイヤ周方
向に配設したものにおいて、 各縦溝は、タイヤ周方向及びタイヤ軸方向の両者に対し
て傾斜した多数の傾斜溝部と、略タイヤ軸方向に形成さ
れた多数の横溝部とを有し、前記傾斜溝部の傾斜角度
は、同一縦溝内においては同一角度とされており、これ
ら傾斜溝部と横溝部とをタイヤ周方向に交互に配設した
点にある。
又、本第2発明の特徴とする処は、トレッド部に、タイ
ヤ周方向に形成された複数の縦溝をタイヤ軸方向に配設
し、トレッド部のタイヤ軸方向中央部側に、略タイヤ軸
方向に形成されて隣接する縦溝を連絡する多数の連絡横
溝をタイヤ周方向に配設し、トレッド部のタイヤ軸方向
各側部側に、外側の縦溝から略タイヤ軸方向に形成され
て外側方に開口する多数の側部横溝をタイヤ周方向に配
設し、トレッド部のタイヤ軸方向中央部側に、縦溝と連
絡横溝とにより囲繞された多数の中央部ブロックをタイ
ヤ周方向に配設し、トレッド部のタイヤ軸方向両側部側
に、縦溝と側部横溝とにより囲繞された多数の側部ブロ
ックをタイヤ周方向に配設し、各ブロックにサイピング
を形成したものにおいて、 各縦溝は、タイヤ周方向及びタイヤ軸方向の両者に対し
て傾斜した多数の傾斜溝部と、略タイヤ軸方向に形成さ
れた多数の横溝部とを有し、前記傾斜溝部の傾斜角度
は、同一縦溝内においては同一角度とされており、これ
ら傾斜溝部と横溝部とをタイヤ周方向に交互に配設し、
各中央部ブロックのサイピングを略タイヤ軸方向に形成
し、各側部ブロックのサイピングを略タイヤ周方向に形
成した点にある。
更に、本第3発明の特徴とする処は、トレッド部に、タ
イヤ周方向に形成された複数の縦溝をタイヤ軸方向に配
設し、トレッド部のタイヤ軸方向中央部側に、略タイヤ
軸方向に形成されて隣接する縦溝を連絡する多数の連絡
横溝をタイヤ周方向に配設し、トレッド部のタイヤ軸方
向各側部側に、外側の縦溝から略タイヤ軸方向に形成さ
れて外側方に開口する多数の側部横溝をタイヤ周方向に
配設し、トレッド部に、上記溝により囲繞される多数の
ブロックを配設したものにおいて、 各縦溝は、タイヤ周方向及びタイヤ軸方向の両者に対し
て傾斜した多数の傾斜溝部と、略タイヤ軸方向に形成さ
れた多数の横溝部とを有し、前記傾斜溝部の傾斜角度
は、同一縦溝内においては同一角度とされており、これ
ら傾斜溝部と横溝部とをタイヤ周方向に交互に配設し、
各ブロックに、略タイヤ周方向のサイピングと、略タイ
ヤ軸方向のサイピングの両者を形成した点にある。
又、本第4発明の特徴とする処は、トレッド部に、タイ
ヤ周方向に形成された複数の縦溝をタイヤ軸方向に配設
し、トレッド部のタイヤ軸方向中央部側に、略タイヤ軸
方向に形成されて隣接する縦溝を連絡する多数の連絡横
溝をタイヤ周方向に配設し、トレッド部のタイヤ軸方向
各側部側に、外側の縦溝から略タイヤ軸方向に形成され
て外側方に開口する多数の側部横溝をタイヤ周方向に配
設し、トレッド部に、上記溝により囲繞された多数のブ
ロックを配設し、各ブロックに、サイピングを側面から
形成したものにおいて、 各縦溝は、タイヤ周方向及びタイヤ軸方向の両者に対し
て傾斜した多数の傾斜溝部と、略タイヤ軸方向に形成さ
れた多数の横溝部とを有し、前記傾斜溝部の傾斜角度
は、同一縦溝内においては同一角度とされており、これ
ら傾斜溝部と横溝部とをタイヤ周方向に交互に配設し、
サイピングの長さ方向一部を、サイピングの接地面側開
口部から底部に達する深さ方向の孔状とされた第1孔部
とし、サイピングの底部を、サイピングの長さ方向の孔
状とされて第1孔部と連通すると共に上記溝内に開口す
る第2孔部とした点にある。
更に、本第5発明の特徴とする処は、トレッド部に、タ
イヤ周方向に形成された複数の縦溝をタイヤ軸方向に配
設し、トレッド部のタイヤ軸方向中央部側に、略タイヤ
軸方向に形成されて隣接する縦溝を連絡する多数の連絡
横溝をタイヤ周方向に配設し、トレッド部のタイヤ軸方
向各側部側に、外側の縦溝から略タイヤ軸方向に形成さ
れた多数の側部横溝をタイヤ周方向に配設したものにお
いて、 各縦溝は、タイヤ周方向及びタイヤ軸方向の両者に対し
て傾斜した多数の傾斜溝部と、略タイヤ軸方向に形成さ
れた多数の横溝部とを有し、前記傾斜溝部の傾斜角度
は、同一縦溝内においては同一角度とされており、これ
ら傾斜溝部と横溝部とをタイヤ周方向に交互に配設し、
溝は溝横断面の幅方向に関する中心線が溝底部に向うに
従って溝の一側へ移行するように溝深さ方向に対して傾
斜している部分と、溝横断面の幅方向に関する中心線が
溝底部に向うに従って溝の他側へ移行するように溝深さ
方向に対して傾斜している部分とを有する点にある。
(実施例) 以下、本発明の第1実施例を第1図乃至第3図の図面に
基き説明すれば、第2図は空気入りタイヤ1の断面を示
しており、タイヤ1は、トレッド部2、ショルダー部3、
サイドウォール部及びビード部から成り、全体形状はト
ロイダル形状とされている。4はカーカスプライ、5は
トレッドプライである。
第1図はトレッド部2の平面図であり、6はトレッド部2
のタイヤ軸方向中央位置にある赤道、7はトレッド部2の
側縁である。
トレッド部2には、赤道6上に位置する第1縦溝8と、そ
の左右両側に位置する第2縦溝9とがタイヤ周方向にジ
グザグ状に形成されている。
第1・第2各縦溝8,9は、タイヤ周方向及びタイヤ軸方
向の両者に対して傾斜した傾斜溝部10,11と、略タイヤ
軸方向、(タイヤ軸方向も含む。尚、以下、略タイヤ軸
方向、略タイヤ周方向と言う場合には、夫々、タイヤ軸
方向、タイヤ周方向も含むものとする)に形成された横
溝部12,13とから成り、各傾斜溝部10,11と各横溝部12,1
3とがタイヤ周方向に交互に配設されている。
第1縦溝8のピッチは各第2縦溝9のピッチの2倍とされ
ると共に、左右の各第2縦溝9はタイヤ周方向に関して
半ピッチずらされており、第1縦溝8の2ピッチ分が、
各第2縦溝9の1ピッチ分とタイヤ周方向に関して対応
するようにされている。
左右の第2縦溝9の各傾斜溝部11は平行とされている
が、第1縦溝8の傾斜溝部10と第2縦溝9の傾斜溝部11
は、タイヤ周方向一方へ向うに従って、タイヤ軸方向に
関して相反する方向へ移行するような傾斜状とされてい
る。
各縦溝8,9の傾斜溝部10,11のタイヤ周方向に対する各傾
斜角度θ1,θ2は10°から60°の範囲とされ、傾斜角度
θ1は好ましくは25°とされ、傾斜角度θ2は好ましくは
21°とされている。
第3図に示すように、各縦溝8,9の横断面は、底部が円
弧状のV形状とされ、各側壁が溝深さ方向となす角度θ
3は10°程度とされている。
第1縦溝8の各横溝部12は、左右の第2縦溝9の対応する
各横溝部13と、夫々、略タイヤ軸方向に形成された連絡
横溝14を介して連絡され、トレッド部2のタイヤ軸方向
中央部には、第1・第2縦溝8,9と連絡横溝14とにより
囲繞された中央部ブロック15が2列でタイヤ周方向に多
数配設されている。
左右の各第2縦溝9の傾斜溝部11の長手方向中央部から
は側部横溝16が略タイヤ軸方向に形成されて、外側方に
開口しており、トレッド部2のタイヤ軸方向両側部に
は、第2縦溝9と側部横溝16とにより囲繞された一列の
側部ブロック17がタイヤ周方向に多数配設されている。
尚、連絡横溝14と側部横溝16の横断面形状も第3図に示
すような形状に形成されている。
各中央部ブロック15には、略タイヤ軸方向に形成された
波形状のサイピング18がタイヤ周方向に数条並設され、
各側部ブロック17には、略タイヤ周方向に形成された波
形状のサイピング19がタイヤ軸方向に数条並設されてい
る。
そして、トレッド部2の赤道6を挟む左右各側部は、タイ
ヤ周方向に関する向きのみ相異する同一形状とされてい
る。
上記のように構成した第1実施例によれば、圧雪路面や
凍結路面等での走行時には、トレッド部2の第1・第2
縦溝8,9における横溝部12,13と傾斜溝部10,11の開口縁
部や側壁部等が圧雪路面や凍結路面等に対して掘り起こ
し作用や喰い込み作用等をなすのであり、これにより、
略タイヤ軸方向に形成された横溝部12,13によって、走
行方向前後に対する耐滑り性を大きく向上できると共
に、タイヤ周方向に傾斜状に形成された傾斜溝部10,11
によっても、走行方向前後に対する耐滑り性を向上で
き、従来より、トラクション、制動、登坂性能を向上で
きる。
即ち、この第1実施例によれば、傾斜溝部10,11の傾斜
角度は、同一縦溝内においては同一角度とされているの
で、コーナリング時に傾斜面が有効に働く。
即ち、第23〜25図に示す従来のジグザグ形式等の縦溝で
は、その溝形状が左右対称であるので、左右のコーナリ
ングにおいて同一のコーナリング性能を発揮する。
しかし、従来の左右対称の溝では、コーナリングの時、
例えば、右傾斜の溝は路面への食い込み作用が良好にな
るが、左傾斜の溝は逆に逃げ勝手になり、そのコーナリ
ング性能は半減される。
しかし、第1実施例のごとく、傾斜溝部10,11の傾斜角
度は、同一縦溝内においては同一角度とされていれば、
一方へのコーナリングの時、全ての傾斜溝部10又は11が
食い込み作用を発揮し、そのコーナリング性能は従来の
ものに比して倍加する。
一方、逆方向へのコーナリングに際しては、全ての傾斜
溝部10又は11が逃げ勝手になりコーナリング性能が減じ
る。
しかし、第1実施例では、その逃げ勝手を横溝部12,13
によって補完している。
即ち横溝部12,13があることにより逆方向のコーナリン
グ性能を低下させることがない。
結局、一つの縦溝8又は9において傾斜溝部10又は11が同
一方向に傾斜していることと、横溝12,13が設けられて
いることとにより、コーナリング性能が向上する。
従って、従来のように、上記各性能を向上させるため
に、第1・第2各縦溝8,9のジグサグ幅を大とする必要
もなく、ウエット性能や静粛性能の悪化を招来すること
もない。
又、トレッド部2のタイヤ軸方向中央部にある中央部ブ
ロック15のサイピング18を略タイヤ軸方向に形成したの
で、これらサイピング18の開口縁部や側壁部等による圧
雪路面や凍結路面等に対する掘り起こり作用や喰い込み
作用等により、走行方向前後に対する耐滑り性を向上で
き、トラクション、制動、登坂性能を向上できる。
更に、コーナリング時において、トレッド部2のタイヤ
軸方向両側部の内、回転中心とは反対側にある側部に作
用する荷重は遠心力により大きなものとなるが、このよ
うに、コーナリング時において、作用する荷重が大とな
るトレッド部2の側部にある側部ブロック17にサイピン
グ19を略タイヤ周方向に形成したので、サイピング19の
圧雪路面や凍結路面等に対する大きな掘り起こし作用や
喰い込み作用により、コーナリング時のタイヤ軸方向へ
の耐滑り性を向上でき、コーナリング性能を向上でき
る。
第4図は本発明の第2実施例を示すもので、各側部ブロ
ック17のサイピング19も略タイヤ軸方向に形成されてい
る。
第5図は本発明の第3実施例を示すもので、各中央部ブ
ロック15のサイピング18も略タイヤ周方向に形成されて
いる。
第6図は本発明の第4実施例を示すもので、各中央部、
側部ブロック15,17のタイヤ軸方向内側部側に、略タイ
ヤ軸方向に形成されたサイピング21,22がタイヤ周方向
に数条並設され、タイヤ軸方向外側部側に、略タイヤ周
方向に形成されたサイピング23,24がタイヤ軸方向に数
条並設されており、各ブロック15,17の略タイヤ軸方向
のサイピング21,22と、略タイヤ周方向のサイピング23,
24の開口縁部や側壁部等による圧雪路面や凍結路面に対
する掘り起こし作用や喰い込み作用により、トラクショ
ン、制動、コーナリング、登坂性能が向上される。
第7図は本発明の第5実施例を示すもので、各ブロック
15,17上のサイピング21〜24が、タイヤ軸方向に関し
て、第4実施例とは反対に形成されている。
第8図は本発明の第6実施例を示すもので、中央部・側
部ブロック15,17の周方向の各列において、一個置きの
ブロック15,17に、略タイヤ軸方向に形成されたサイピ
ング18,19がタイヤ周方向に数条並設され、他のブロッ
ク15,17に、略タイヤ周方向に形成されたサイピング18,
19がタイヤ軸方向に数条並設されている。
第9図は本発明の第7実施例を示すもので、各ブロック
15,17に、タイヤ周方向及びタイヤ軸方向の両者に対し
て傾斜したサイピング18,19が数条並設されている。
第10図は本発明の第8実施例を示すもので、第1縦溝8
が2条とされ、左右の第1縦溝8の対応する横溝部12
が、略タイヤ軸方向に形成された連絡横溝26により連結
されており、両第1縦溝8と連絡横溝26とにより囲繞さ
れた中央部ブロック27が、トレッド部2のタイヤ軸方向
中央部にタイヤ周方向に多数配設されている。そして、
中央部ブロック27には、略タイヤ軸方向に形成されたサ
イピング28がタイヤ周方向に数条並設されている。
第11図は本発明の第9実施例を示すもので、トレッド部
2のタイヤ軸方向の左右各側において、第2縦溝9が夫々
2条とされ、これら左右各側における両第2縦溝9の対
応する横溝部13が、略タイヤ軸方向に形成された連絡横
溝30により連絡されており、トレッド部2のタイヤ軸方
向の左右各側には、第2縦溝9と連絡横溝30とにより囲
繞された中央部ブロック31がタイヤ周方向に多数配設さ
れている。中央部ブロック31には、略タイヤ軸方向に形
成されたサイピング32がタイヤ周方向に数条並設されて
いる。
第12図及び第13図は本発明の第10実施例を示すもので、
各連絡横溝14と各側部横溝16は、タイヤ軸方向に関して
同じ長さ又は略同じ長さに2分割されて、内側溝部34,3
5と、外側溝部36,37とから構成されている。
内側溝部34,35は、第13図に示すように、横溝断面の幅
方向に関する中心線39が溝底部に向うに従って各横溝1
4,16の幅方向一側へ移行するように溝深さ方向40に対し
て傾斜し、外側溝部36,37は、溝横断面の幅方向に関す
る中心線41が溝底部に向うに従って各横溝14,16の幅方
向他側へ移行するように溝深さ方向40に対して傾斜して
いる。
そして、第13図の仮想線で示すように、各溝部34〜37の
両側壁部の内、中心線39,41が溝底部に向うに従って移
行する側の側壁部と、溝深さ方向40とのなす最大角度θ
4は、溝の幅方向内外各方向に対して夫々5°位までとさ
れ、好ましくは、上記角度θ4は0°とされている。
又、各溝部34〜37の他側壁部と溝深さ方向40とのなす角
度θ5は、10〜30°の範囲とされ、好ましくは、上記角
度θ5は15°とされている。
上記のように構成した実施例によれば、各連絡横溝14と
側部横溝16が接地した際には、これら内側溝部34,35と
外側溝部36,37の一方が走行方向前方斜め下方に対して
開口し、他方が走行方向後方斜め下方に対して開口して
いるので、これらの溝部34〜37の開口縁部や側壁部等に
よる圧雪路面や凍結路面に対する良好な掘り起し作用や
喰い込み作用により、タイヤ1の走行方向前後に対する
耐滑り性を増大でき、トラクション、制動、登坂性能を
向上できる。
尚、第12図の仮想線で示すように、第1・第2各縦溝8,
9の各傾斜溝部10,11も長手方向に同じ長さ又は略同じ長
さに2分割して、前側溝部(第12図では上側を前側とし
た)43,44と後側溝部45,46とから構成して、前側溝部4
3,44の溝横断面における幅方向に関する中心線と、後側
溝部45,46の溝横断面における幅方向に関する中心線と
を、上記内側溝部34,35又は外側溝部36,37の場合と同様
に、溝深さ方向に対して傾斜させてもよい。
第1・第2各縦溝8,9の各傾斜溝部10,11を上記のように
構成すれば、傾斜溝部10,11がタイヤ周方向及びタイヤ
幅方向の両方向に傾斜していることから、前側溝部43,4
4と外側溝部45,46の開口縁部や側壁部等の圧雪路面や凍
結路面に対する良好な掘り起こし作用や喰い込み作用等
により、タイヤ1の走行方向前後に対する耐滑り性と、
タイヤ1のタイヤ軸方向左右に対する耐滑り性を向上で
き、トラクション、制動、登坂、コーナリングの各性能
を向上できる。
尚、第12図の仮想線で示すように、各連絡横溝14や側部
横溝16、第1・第2各縦溝8,9の各傾斜溝部10,11等を長
手方向に第1乃至第3溝部48,49,50に3分割乃至4分割
以上して、上記分割した部分を1個置きに、内側溝部3
4,35のように形成し、他の分割した部分を外側溝部36,3
7のように形成する場合もある。
又、上記のように溝横断面における幅方向に関する中心
線の傾斜の向きを一挙に変更せず、上記中心線の傾斜の
向きを徐々に変更するようにしてもよい。
第14図及び第15図の各図は本発明の第11、第12各実施例
を示すもので、上記第10実施例の溝部の構造を上記第2
・第4各実施例に夫々適用したものである。
第16図乃至第19図は本発明の第13実施例を示すもので、
中央部ブロック15に、サイピング18がタイヤ周方向に並
設されている。サイピング18は中央部ブロック15の外側
面から内側部にわたる部分に略タイヤ軸方向に直線状に
形成されている。
そして、サイピング18の内端部に、サイピング18の接地
面側開口部から底部に達する深さ方向の丸孔状とされた
第1孔部52が形成され、サイピング18の底部に、長さ方
向の丸孔状とされた第1孔部52と連通すると共に第2縦
溝9内に開口する第2孔部53が形成されている。
側部ブロック17には、サイピング19がタイヤ軸方向に並
設されている。サイピング19は、側部ブロック17のタイ
ヤ周方向一側面から他端部にわたる部分に略タイヤ周方
向に直線状に形成されている。そして、上記同様に、サ
イピング19の上記他端部に第1孔部55が形成され、サイ
ピング19の底部に第2孔部56が形成されている。
上記のように構成した第13実施例によれば、各ブロック
15,17のサイピング18,19に第1・第2孔部52,55,53,56
を夫々形成しているので、各ブロック15,17が接地した
際に、各ブロック15,17のサイピング18,19が第19図に示
すように、容易に大きく開き、これによって、サイピン
グ18,19の開口縁部や側壁部等による圧雪路面や凍結路
面等に対する掘り起こし作用や喰い込み作用が良好に行
われ、タイヤ1のトラクション、制動、コーナリング、
登坂の各性能が向上する。
又、0℃付近の温度とされた圧雪路面や凍結路面を走行
した際には、接地したブロック15,17と路面間には、雪
や氷が溶けた水膜が介在するが、接地したブロック15,1
7のサイピング18,19は上記のように大きく開くので、ブ
ロック15,17と路面間に介在する水はサイピング18,19、
第1・第2孔部52,55,53,56を介して良好に第2縦溝9や
側部横溝16に排出される。
従って、タイヤ1の摩擦力を0℃付近においても大きなも
のとでき、トラクション、制動、コーナリング、登坂の
各性能を向上できる。
尚、第16図の仮想線で示すように、各サイピング18,19
及び第2孔部53,56を各中央部ブロック15や側部ブロッ
ク17のタイヤ軸方向又はタイヤ周方向全長にわたって形
成することもある。
第20図乃至第22図の各図は本発明の第14乃至第16各実施
例を示すもので、各実施例は第13実施例の変形例とされ
ており、第14実施例では、各サイピング18,19は略タイ
ヤ軸方向に形成されている。
又、第15実施例では、各ブロック18,19のタイヤ軸方向
中央部側に、サイピング21,22が略タイヤ軸方向に形成
され、タイヤ軸方向外側部側に、サイピング23,24が略
タイヤ周方向に形成されている。
更に、第16実施例では、各サイピング18,19がタイヤ周
方向及びタイヤ軸方向の両方向に対して傾斜状に形成さ
れている。
尚、上記第14乃至第16各実施例においても、第20図乃至
第22図の仮想線で示すように、第10実施例の溝の構造を
採用することもある。
又、上記各実施例を組合わせることも自由である。尚、
実施例においては、適当にサイピングを省略してある。
(発明の効果) 以上詳述したように、本第1発明によれば、傾斜溝部の
傾斜角度は、同一縦溝内においては同一角度とされてい
るので、一方向のコーナリング時に該傾斜面が有効に働
き、また、逆方向のコーナリング時には、溝部によって
傾斜溝部の逃げを補完するので、逆方向のコーナリング
性能も低下させることがなく、ウエット性能、静粛性能
を悪化させることなく、トラクション、制動、登坂等の
各性能を向上できる。
又、本第2乃至第5発明によれば、更に、トラクショ
ン、制動、登坂等の各性能を向上できると共に、コーナ
リング性能も向上できる。
特に、本第4発明によれば、路面が0℃付近の温度であ
る圧雪路面や凍結路面等である場合においても、タイヤ
の上記各性能を向上できる。
本発明は上記利点を有し、実益大である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の第1実施例を示し、第1図
はトレッド部の一部平面図、第2図はタイヤの一部横断
面図、第3図は第1図のA−A線断面図、第4図乃至第
11図の各図は本発明の第2乃至第9各実施例を示すトレ
ッド部の一部平面図、第12図及び第13図は本発明の第10
実施例を示し、第12図はトレッド部の一部平面図、第13
図は第12図のB−B線矢視断面図、第14図及び第15図の
各図は本発明の第11及び第12各実施例を示すトレッド部
の一部平面図、第16図乃至第19図は本発明の第13実施例
を示し、第16図はトレッド部の一部平面図、第17図は第
16図のC−C線矢視断面図、第18図は要部の斜視断面
図、第19図は作用を説明するための一部平面図、第20図
乃至第22図の各図は本発明の第14乃至第16各実施例を示
すトレッド部の一部平面図、第23図乃至第25図の各図は
従来の縦溝の各一例を示す説明図である。 1…空気入りタイヤ、2…トレッド部、8,9…第1・第
2縦溝、10,11…傾斜溝部、12,13…横溝部、14,26,30…
連絡横溝、15,27,31…中央部ブロック、16…側部横溝、
17…側部ブロック、18,19,21〜24,28,32…サイピング、
34,35…内側溝部、36,37…外側溝部、39,41…中心線、4
0…溝深さ方向、43,44…前側溝部、45,46…後側溝部、4
8〜50…第1〜第3溝部、52,55…第1孔部、53,56…第
2孔部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤのトレッド部に、タイヤ周方向に形
    成された複数の縦溝をタイヤ軸方向に配設し、トレッド
    部のタイヤ軸方向中央部側に、略タイヤ軸方向に形成さ
    れて隣接する縦溝を連絡する多数の連絡横溝をタイヤ周
    方向に配設し、トレッド部のタイヤ軸方向各側部側に、
    外側の縦溝から略タイヤ軸方向に形成された多数の側部
    横溝をタイヤ周方向に配設したものにおいて、 各縦溝は、タイヤ周方向及びタイヤ軸方向の両者に対し
    て傾斜した多数の傾斜溝部と、略タイヤ軸方向に形成さ
    れた多数の横溝部とを有し、前記傾斜溝部の傾斜角度
    は、同一縦溝内においては同一角度とされており、これ
    ら傾斜溝部と横溝部とをタイヤ周方向に交互に配設した
    ことを特徴とする空気入りタイヤのトレッド部の構造。
  2. 【請求項2】タイヤのトレッド部に、タイヤ周方向に形
    成された複数の縦溝をタイヤ軸方向に配設し、トレッド
    部のタイヤ軸方向中央部側に、略タイヤ軸方向に形成さ
    れて隣接する縦溝を連絡する多数の連絡横溝をタイヤ周
    方向に配設し、トレッド部のタイヤ軸方向各側部側に、
    外側の縦溝から略タイヤ軸方向に形成されて外側方に開
    口する多数の側部横溝をタイヤ周方向に配設し、トレッ
    ド部のタイヤ軸方向中央部側に、縦溝と連絡横溝とによ
    り囲繞された多数の側部ブロックをタイヤ周方向に配設
    し、各ブロックにサイピングを形成したものにおいて、 各縦溝は、タイヤ周方向及びタイヤ軸方向の両者に対し
    て傾斜した多数の傾斜溝部と、略タイヤ軸方向に形成さ
    れた多数の横溝部とを有し、前記傾斜溝部の傾斜角度
    は、同一縦溝内においては同一角度とされており、これ
    ら傾斜溝部と横溝部とをタイヤ周方向に交互に配設し、
    各中央部ブロックのサイピングを略タイヤ軸方向に形成
    し、各側部ブロックのサイピングを略タイヤ周方向に形
    成したことを特徴とする空気入りタイヤのトレッド部の
    構造。
  3. 【請求項3】タイヤのトレッド部に、タイヤ周方向に形
    成された複数の縦溝をタイヤ軸方向に配設し、トレッド
    部のタイヤ軸方向中央部側に、略タイヤ軸方向に形成さ
    れて隣接する縦溝を連絡する多数の連絡横溝をタイヤ周
    方向に配設し、トレッド部のタイヤ軸方向各側部側に、
    外側の縦溝から略タイヤ軸方向に形成されて外側方に開
    口する多数の側部横溝をタイヤ周方向に配設し、トレッ
    ド部に、上記溝により囲繞される多数のブロックを配設
    したものにおいて、 各縦溝は、タイヤ周方向及びタイヤ軸方向の両者に対し
    て傾斜した多数の傾斜溝部と、略タイヤ軸方向に形成さ
    れた多数の横溝部とを有し、前記傾斜溝部の傾斜角度
    は、同一縦溝内においては同一角度とされており、これ
    ら傾斜溝部と横溝部とをタイヤ周方向に交互に配設し、
    各ブロックに、略タイヤ周方向のサイピングと、略タイ
    ヤ軸方向のサイピングの両者を形成したことを特徴とす
    る空気入りタイヤのトレッド部の構造。
  4. 【請求項4】タイヤのトレッド部に、タイヤ周方向に形
    成された複数の縦溝をタイヤ軸方向に配設し、トレッド
    部のタイヤ軸方向中央部側に、略タイヤ軸方向に形成さ
    れて隣接する縦溝を連絡する多数の連絡横溝をタイヤ周
    方向に配設し、トレッド部のタイヤ軸方向各側部側に、
    外側の縦溝から略タイヤ軸方向に形成されて外側方に開
    口する多数の側部横溝をタイヤ周方向に配設し、トレッ
    ド部に、上記溝により囲繞された多数のブロックを配設
    し、各ブロックに、サイピングを側面から形成したもの
    において、 各縦溝は、タイヤ周方向及びタイヤ軸方向の両者に対し
    て傾斜した多数の傾斜溝部と、略タイヤ軸方向に形成さ
    れた多数の横溝部とを有し、前記傾斜溝部の傾斜角度
    は、同一縦溝内においては同一角度とされており、これ
    ら傾斜溝部と横溝部とをタイヤ周方向に交互に配設し、
    サイピングの長さ方向一部を、サイピングの接地面側開
    口部から底部に達する深さ方向の孔状とされた第1孔部
    とし、サイピングの底部を、サイピングの長さ方向の孔
    状とされて第1孔部と連通すると共に上記溝内に開口す
    る第2孔部としたことを特徴とする空気入りタイヤのト
    レッド部の構造。
  5. 【請求項5】トレッド部のタイヤ軸方向中央部側にある
    ブロックに、サイピング略タイヤ軸方向に形成し、トレ
    ッド部のタイヤ軸方向両側部側にあるブロックにサイピ
    ングを略タイヤ周方向に形成したことを特徴とする特許
    請求の範囲第4項記載の空気入りタイヤのトレッド部の
    構造。
  6. 【請求項6】各ブロックに、略タイヤ周方向のサイピン
    グと、略タイヤ軸方向のサイピングの両者を形成したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の空気入りタ
    イヤのトレッド部の構造。
  7. 【請求項7】タイヤのトレッド部に、タイヤ周方向に形
    成された複数の縦溝をタイヤ軸方向に配設し、トレッド
    部のタイヤ軸方向中央部側に、略タイヤ軸方向に形成さ
    れて隣接する縦溝を連絡する多数の連絡横溝をタイヤ周
    方向に配設し、トレッド部のタイヤ軸方向各側部側に、
    外側の縦溝から略タイヤ軸方向に形成された多数の側部
    横溝をタイヤ周方向に配設したものにおいて、 各縦溝は、タイヤ周方向及びタイヤ軸方向の両者に対し
    て傾斜した多数の傾斜溝部と、略タイヤ軸方向に形成さ
    れた多数の横溝部とを有し、前記傾斜溝部の傾斜角度
    は、同一縦溝内においては同一角度とされており、これ
    ら傾斜溝部と横溝部とをタイヤ周方向に交互に配設し、
    溝は溝横断面の幅方向に関する中心線が溝底部に向うに
    従って溝の一側へ移行するように溝深さ方向に対して傾
    斜している部分と、溝横断面の幅方向に関する中心線が
    溝底部に向うに従って溝の他側へ移行するように溝深さ
    方向に対して傾斜している部分とを有することを特徴と
    する空気入りタイヤのトレッド部の構造。
  8. 【請求項8】各側部横溝をタイヤ軸方向の外側方に開口
    させ、トレッド部のタイヤ軸方向中央部側に、縦溝と連
    絡横溝とにより囲繞された多数の中央部ブロックをタイ
    ヤ周方向に配設し、トレッド部のタイヤ軸方向両側部側
    に、縦溝と側部横溝とにより囲繞された多数の側部ブロ
    ックをタイヤ周方向に配設し、各中央部ブロックにサイ
    ピングを略タイヤ軸方向に形成し、各側部ブロックにサ
    イピングを略タイヤ周方向に形成したことを特徴とする
    特許請求の範囲第7項記載の空気入りタイヤのトレッド
    部の構造。
  9. 【請求項9】各側部横溝をタイヤ軸方向の外側方に開口
    させ、トレッド部に、溝により囲繞される多数のブロッ
    クを配設し、 各ブロックに、略タイヤ周方向のサイピングと、略タイ
    ヤ軸方向のサイピングの両者を形成したことを特徴とす
    る特許請求の範囲第7項記載の空気入りタイヤのトレッ
    ド部の構造。
  10. 【請求項10】各側部横溝をタイヤ軸方向の外側方に開
    口させ、トレッド部に、溝により囲繞された多数のブロ
    ックを配設し、各ブロックに、サイピンブを側面から形
    成し、サイピングの長さ方向一部を、サイピングの設置
    面側開口部から底部に達する深さ方向の孔状とされた第
    1孔部とし、サイピングの底部を、サイピングの長さ方
    向の孔状とされて第1孔部と連通すると共に溝内に開口
    する第2孔部としたことを特徴とする特許請求の範囲第
    7項記載の空気入りタイヤのトレッド部の構造。
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