JPH06596B2 - 空気圧利用式用紙搬送装置 - Google Patents

空気圧利用式用紙搬送装置

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JPH06596B2
JPH06596B2 JP61008583A JP858386A JPH06596B2 JP H06596 B2 JPH06596 B2 JP H06596B2 JP 61008583 A JP61008583 A JP 61008583A JP 858386 A JP858386 A JP 858386A JP H06596 B2 JPH06596 B2 JP H06596B2
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JP
Japan
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paper
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pressure
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JP61008583A
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JPS62167155A (ja
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芳郎 上田
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複写機等で使用される用紙搬送装置に関し、特
に空気圧を利用して用紙を搬送するものに関する。
〔従来の技術〕
第9図は従来の空気圧利用式用紙搬送装置の平面図、第
10図は同横断面図、第11図は同縦断面図を示し、圧
力容器となる搬送筐体1の外周に複数本の細い搬送ベル
ト2を平行に巻装し、ローラ3及びローラ4により、搬
送筐体1の周りを回転させ、プラテンガラス5上の用紙
6を用紙止め7に突き当たるまで搬送するようになって
いる。
搬送筐体1の表面の所定箇所には、第10図に示すよう
に複数の透孔8が設けられ、搬送筐体1の一方の端部の
吸引口9から空気を吸引することにより、搬送ベルト2
間の用紙吸引部10に負圧を発生させ、用紙6を搬送ベ
ルト2方向に吸引し用紙6が確実に搬送されるようにな
っている。なお、11は用紙吸引部10における負圧を均一
化するためのA字状の区切り板である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上述の搬送装置では、搬送筐体1の面積に比べ
て小さい用紙6を搬送する場合、用紙6を一旦用紙止め
7で停止させて再び搬送しようとすると、用紙6が用紙
吸引部10から落下し、用紙6を確実に搬送することがで
きず搬送不良となるという問題があった。
これは、用紙6が小さい場合、第9図において用紙6が
搬送筐体1の左上の隅部に位置し、搬送筐体1の表面
に、用紙6で塞がれない領域ができ、この部分の用紙吸
引部10から負圧が用紙6の裏側(第11図において用紙6
の下側)にまで広がり、第12図に示すように、搬送筐体
1内の静圧P1と、用紙6の裏側の静圧P2との差ΔPが小
さくなり、用紙6が用紙吸引部10に吸引される力が弱く
なるからである。
本発明は、上記問題点を解決するために案出されたもの
であって、搬送筐体に比べて用紙が小さい場合でも確実
に用紙を搬送することができる用紙搬送装置を提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、周囲に複数の搬送ベルトが設けられた搬送筐
体に複数の透孔を設けると共に、上記搬送筐体内の空気
を吸引することにより、複数の搬送ベルト間に大気に対
して負圧となる用紙吸引部を形成した空気圧利用式用紙
搬送装置において、上記搬送筐体内に、同搬送筐体内
を、小サイズ用紙搬送用領域が大サイズ用紙搬送用領域
に比べて吸引口側且つ用紙搬送方向の下流側に位置する
ように小サイズ用紙搬送用領域と大サイズ用紙搬送用領
域とに分割し、上記小サイズ用紙搬送用領域の上記用紙
吸引部の負圧を上記大サイズ用紙搬送用領域の上記用紙
吸引部の負圧に比較して大とする圧力調節用部材を設け
たことを特徴とする。
〔作用〕
用紙は、用紙吸引部の負圧で引かれながら複数の搬送ベ
ルトにより搬送され搬送筐体の下流側に到って停止す
る。このとき、圧力調節用部材の存在により、用紙吸引
部の負圧は用紙搬送方向に関して上流側よりも下流側の
方が大とされているので、小さな用紙を搬送する場合
も、用紙が存在する下流側に集中して負圧が与えられ
る。これにより、搬送筐体における用紙の領域以外の負
圧雰囲気が大気圧に近いレベルまで近づき、小さな用紙
を搬送する場合も、用紙の搬送方向及びこれに直交する
方向の2方向に関して負圧が用紙の裏側に広がることが
なくなり、用紙が確実に吸引され搬送再開時に用紙が用
紙吸引部から落下することがなくなる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明による用紙搬送装置の第1の実施例を示
し、第9図に対応する箇所には同一符号を付し重複説明
は省略する。
第1図において12,13及び14は板状の抵抗体を示し、そ
れぞれ搬送筐体1の側面、吸引口9の近傍及び区切り板
11の頂点近傍に設けられる。したがって、これらの抵抗
体12,13及び14によって、搬送筐体1内は、吸引口9に
近い小サイズ用紙搬送用の第1の領域R1と、大サイズ用
紙搬送用の台2の領域R2及び第3の領域R3の三つの領域
に分割される。ただし、これらの領域R1,R2及びR3は完
全に分離されるのではなく、抵抗体12と区切り板11との
隙間S1、及び抵抗体13と抵抗体14との隙間S2により連通
している。
したがって、吸引口9から空気が吸引されると、第2の
領域R2内の空気は隙間S1を通って第1の領域R1に移動
し、その後、搬送筐体1外に排出される。また、第3の
領域R3内の空気は隙間S2を通って第1の領域R1に移動
し、その後搬送筐体1外に排出される。
このとき、隙間S1,S2の間隔を適当に選定することによ
り、各領域R1,R2及びR3の圧力は第3図に示すように、
第1の領域R1の負圧PS0が最も大きく、第2の領域R2及
び第3の領域R3の負圧は(0.5〜0.6)PSO程度となる。
いま、小さい用紙6が搬送される場合を考えると、用紙
6が用紙止め7で停止されている状態では、用紙6は小
サイズ用紙搬送用の第1の領域R1に位置する。このと
き、抵抗体12,13及び14の通気抵抗作用により、用紙6
で塞がれていない領域R2,R3の負圧は小さくなっている
ので、用紙6の裏側に広がる負圧が小さくなる。
したがって、第4図に示すように、圧力計PG1で測定し
た搬送筐体1内の静圧P1と、圧力計PG2で測定した用紙
6の裏側の静圧P2との差ΔPが充分大きくなり、用紙6
が用紙吸引部10に確実に吸引される。
なお、大きい用紙を搬送する場合は、小サイズ用紙搬送
用の第1の領域R1と、大サイズ用紙搬送用の第2の領域
R2及び第3の領域R3の三つの領域の用紙吸引部10により
吸引され、搬送される。
第5図は本発明による用紙搬送装置の第2の実施例を示
し、第1の実施例に対応する箇所には同一符号を付し重
複説明は省略する。
第5図において15及び16は遮蔽板を示し、それぞれ搬送
筐体1の側面と区切り板11との間、及び区切り板11の頂
点近傍と吸引9の近傍との間に設けられると共に、各遮
蔽板15,16には電磁バルブ17,18が貫通して設けられ
る。したがって、各遮蔽板15,16によって、搬送筐体1
内は第1の領域R1、第2の領域R2及び第3の領域R3に分
割され、電磁バルブ17,18の開閉によりこれらの領域R
1,R2及びR3が分離されたり、連通されたりする。
また、搬送筐体1に用紙6の位置を検出するセンサ19が
設けられ、用紙6の搬送状態に応じて上記の電磁バルブ
17,18の開閉を制御する。
いま、用紙6が搬送ベルト2により搬入される状態を考
えると、最初は電磁バルブ17,18が第8図Aに示すよう
に「開」、センサ19の出力は第8図Bに示すよに
「低」、搬送ベルト2の回転停止を制御する搬送ベルト
駆動用クラッチ(図示せず)は第8図Cに示すように
「オン」となっており、用紙6は各領域R1,R2及びR3の
用紙吸引部10により吸引された状態で搬送される。
時点T1で、センサ19により用紙6が検出されると、セン
サ19の出力は「高」となって、搬送ベルト駆動用クラッ
チは「オフ」となり、搬送ベルト2が停止するととも
に、電磁バルブ17,18が「閉」となる。したがって、領
域R2,R3の通気孔8からは空気が吸引されず、用紙6で
塞がれていない領域R2,R3の負圧は小さくなるので、用
紙6の裏側に広がる負圧が小さくなり、第8図Dに示す
ように搬送筐体1内の静圧P1と、用紙6の裏側の静圧P2
との差ΔPが充分大きくなり、用紙6が用紙吸引部10に
確実に吸引される。
なお、電磁バルブ17,18が「閉」の状態でも、領域R2,
R3の負圧は零にはならないが、第7図に示すように、第
1の領域R1の負圧PSOに対して、第2の領域R2及び第3
の領域R3の負圧が(0.4〜0.5)PSO程度になれば実用上
有効である。
また、所定時間が経過すると、時点T2で搬送ベルト駆動
用クラッチが再度「オン」とされて搬送ベルト2が回転
し、またこれをトリガとして電磁バルブ17,18が「開」
とされ、用紙6は各領域R1,R2及びR3の用紙吸引部10に
より吸引された状態で搬送される。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、小さな用紙を搬送す
る場合でも、用紙の搬送方向及びこれに直交する方向の
2方向に関して負圧が用紙の裏側に負圧が広がることが
ないので、用紙が確実に吸引され搬送不良となることが
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による用紙搬送装置の第1の実施例の横
断面図、第2図は同縦断面図、第3図は第1の実施例に
おける搬送筐体内の各領域の圧力を示すグラフ、第4図
は第1の実施例における静圧の経時変化を示すグラフ、
第5図は本発明による用紙搬送装置の第2の実施例の横
断面図、第6図は第5図のI−I線断面図、第7図は第
2の実施例における搬送筐体内の各領域の圧力を示すグ
ラフ、第8図は第2の実施例における各部の動作状態及
び静圧の経時変化を示すグラフ、第9図は従来の空気圧
利用式用紙搬送装置の平面図、第10図は同横断面図、第
11図は同縦断面図、第12図は従来例における静圧の経時
変化を示すグラフである。 1:搬送筐体 2:ベルト 3,4:ローラ 5:プラテンガラス 6:用紙 7:用紙止め 8:透孔 9:吸引口 10:用紙吸引部 11:区切り板 12,13,14:抵抗体 15,16:遮蔽板 17,18:電磁バルブ 19:センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周囲に複数の搬送ベルトが設けられた搬送
    筐体に複数の透孔を設けると共に、上記搬送筐体内の空
    気を吸引することにより、複数の搬送ベルト間に大気に
    対して負圧となる用紙吸引部を形成した空気圧利用式用
    紙搬送装置において、 上記搬送筐体内に、同搬送筐体内を、小サイズ用紙搬送
    用領域が大サイズ用紙搬送用領域に比べて吸引口側且つ
    用紙搬送方向の下流側に位置するように小サイズ用紙搬
    送用領域と大サイズ用紙搬送用領域とに分割し、上記小
    サイズ用紙搬送用領域の上記用紙吸引部の負圧を上記大
    サイズ用紙搬送用領域の上記用紙吸引部の負圧に比較し
    て大とする圧力調節用部材を設けたことを特徴とする空
    気圧利用式用紙搬送装置。
JP61008583A 1986-01-17 1986-01-17 空気圧利用式用紙搬送装置 Expired - Lifetime JPH06596B2 (ja)

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JPS62167155A JPS62167155A (ja) 1987-07-23
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JPS57181563A (en) * 1981-05-02 1982-11-09 Ricoh Co Ltd Conveyor for transfer paper

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