JPH0658284U - 逆止弁 - Google Patents

逆止弁

Info

Publication number
JPH0658284U
JPH0658284U JP187593U JP187593U JPH0658284U JP H0658284 U JPH0658284 U JP H0658284U JP 187593 U JP187593 U JP 187593U JP 187593 U JP187593 U JP 187593U JP H0658284 U JPH0658284 U JP H0658284U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
hose
case
opening
check valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP187593U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2579846Y2 (ja
Inventor
晴光 杉山
Original Assignee
加藤発条株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 加藤発条株式会社 filed Critical 加藤発条株式会社
Priority to JP1993001875U priority Critical patent/JP2579846Y2/ja
Publication of JPH0658284U publication Critical patent/JPH0658284U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2579846Y2 publication Critical patent/JP2579846Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Check Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ホース50から流体が供給されるタンク60に
おいて、タンク60内からホース50側への流体の逆流
を防止する逆止弁の流路面積を拡大し、その取り付けの
作業性を向上させるとともに、ホース50を接続するた
めにタンク60に短管を形成する必要を無くす。 【構成】一端側にタンク60壁面の開口61からタンク
60内に挿入自在な挿入部11が形成され、他端側にホ
ース50が接続可能な接続部12が形成された円筒状の
ケース10と、ケース10の一端に揺動自在に取り付け
られ、ケース10の一端を閉塞することにより前記逆流
を防止し、ホース50側から流体が流れ込むときのみ開
動してこの順方向の流れを許す弁体20とより逆支弁を
構成し、ケース10の外周における挿入部11と接続部
12の間には、開口61の周縁をシールするために開口
61の周縁に密着するつば状部13を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車の燃料タンクの給油系における逆流を防止するための 逆止弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の燃料タンクの給油系における逆流を防止するための逆止弁とし ては、実開昭57−191628号公報に記載されたものが知られている。これ は、フィラーホース(供給ホース)を接続すべくタンク本体に形成された短管内 に挿入されて取付けられるもので、筒状の弁ハウジングとこの弁ハウジングの一 端側に着座する弁体とよりなる。
【0003】 なお、この逆止弁には、前記公報の第3図に示すように、全体が前記短管内に はまり込む外形とされタンクの外側から取付け可能なもの(外着けタイプ)と、 前記公報の第7図に示すように、弁体8が設けられている端部が大径とされタン クの内側からしか取付けられないもの(内着けタイプ)とがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記逆止弁は、例えば給油口を開けたときに内圧によって燃料が吹き出すよう な不具合を防止しようとするものであるが、タンクの短管とは別体でありながら この短管の内側に取付ける構成であるため、フィラーホース接続用の短管をタン クに形成しておくことが必須になるとともに、この短管の内径精度を確保するこ とが必須となり燃料タンクにおけるフィラーホース接続部がコスト高となるとい う問題があった。
【0005】 すなわち、近年自動車の燃料タンクは合成樹脂を材料とするブロー成形により 制作されるが、フィラーホースを接続するためにある程度の長さを要求される前 記短管があると、このブロー成形のための金型の形状が複雑になり金型のコスト が高くなる。さらに、ブロー成形は一般に内径の精度が悪いので、場合によって は短管の内径を逆止弁取付けのために切削加工で仕上げる必要があり、この加工 コストも必要になる。
【0006】 また、短管の内側に取付ける構成であるため、少なくとも弁ハウジングの肉厚 分だけ流路面積が少なくなり(特に内着けタイプでは弁体が着座する開口部が狭 く流路が絞られる)、抵抗が増えて燃料の給油性が悪くなるという問題がある。 さらに、内着けタイプのものは、フィラーホースの接続部とは別の開口部(上 面に設けられるキャップ取付け部等)から挿入して手探りで取付ける必要がある とともに、取付け状態の確認が困難であるため、取付けの作業性が悪く、また弁 体の付け忘れ等の作業不良が発生する確率が高くなるという問題がある。
【0007】 本考案は、このような従来技術が有する問題点に着目してなされたもので、タ ンクの制作が容易かつ安価になり、流路面積も大きく確保できるとともに、取付 け作業の作業性に優れる逆止弁を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本考案の要旨とするところは、 ホース(50)から流体が供給されるタンク(60)において、タンク(60 )内からホース(50)側への流体の逆流を防止する逆止弁であって、 一端側にタンク(60)壁面の開口(61)からタンク(60)内に挿入自在 な挿入部(11)が形成され、他端側にホース(50)が接続可能な接続部(1 2)が形成された円筒状のケース(10)と、 該ケース(10)の一端に揺動自在に取り付けられ、前記ケース(10)の一 端を閉塞することにより前記逆流を防止し、ホース(50)側から流体が流れ込 むときのみ開動してこの順方向の流れを許す弁体(20)とよりなり、 前記ケース(10)の外周における挿入部(11)と接続部(12)の間には 、前記開口(61)の周縁をシールするために前記開口(61)の周縁に密着す るつば状部(13)が形成されていることを特徴とする逆止弁に存する。
【0009】
【作用】
本考案の逆止弁は、ケース(10)の挿入部(11)に応じた開口(61)を タンク(60)壁面のホース(50)接続位置に形成しておくだけで、タンク( 60)に外側から容易に取付けることができる。すなわち、ケース(10)の挿 入部(11)をこの開口(61)に挿入し、つば状部(13)をこの開口(61 )(61)周縁に密着させ、溶着等により固定すれば、取付け状態を外側から確 認しつつ取付け作業を完了することができる。
【0010】 しかも、ホース(50)は、本逆止弁のケース(10)の他端側に形成された 接続部(12)に接続することで、タンク(60)に短管を形成しなくても本逆 止弁を介してタンク(60)に接続できるとともに、逆止弁の内径(注入部の最 小内径)は、ホース(50)のサイズ(内径)が一定ならば、従来タンク(60 )に形成していた短管の内径と同程度の大きさまで拡大することができる。
【0011】
【実施例】
以下、図1〜4に基づき本考案の一実施例を説明する。 本実施例の逆止弁は、図1,2に示すように、全体として円筒状のケース10 と、このケース10の先端側(図1において左側)に揺動自在に取付けられて、 内側の閉塞位置に揺動したときにこのケース10の先端側開口を閉塞する弁体2 0と、この弁体20をケース10に揺動自在に連結する軸30と、弁体20を閉 塞側に付勢するバネ40とよりなる。
【0012】 ケース10は、先端側に、外形が円筒状とされて円形の開口から挿入自在な挿 入部11が形成され、基端側(図1において右側)に、ホースが嵌合接続可能な 接続部12が形成されるとともに、外周における挿入部11と接続部12の間に は、前記挿入部11よりも大径なつば状部13が形成されたものであり、例えば 合成樹脂を材料とする射出成形により安価に製作できる。
【0013】 このケース10のつば状部13の先端側側面における内周側には、円環状の凹 部14(いわゆる逃げ)が形成され、これにより前記側面における外周部分15 が相対的に張出した状態に形成され、しかもこの外周部分15は挿入部11が挿 入される開口の周縁(平面)に密着するように適度な面粗度とされた平面となっ ている。
【0014】 また、ケース10の挿入部11側の先端上部の両側には、図2に示すように軸 30を支持する軸支部16,16が形成され、一方接続部12側の基端外周には ホースの接続性(シール性,外れに対する信頼性)を高めるための拡径部17が 形成されている。
【0015】 弁体20は、円板状の本体部の上部表面に、前記ケース10の軸支部16,1 6の外側に位置する間隔で二つの軸支部21,21が形成されてなるものである 。この弁体10は、前記ケース10の軸支部16,16と当該弁体10の軸支部 21,21を貫通して軸30が取り付けられることにより、軸30を中心に回転 自在に支持され、ケース10における挿入部11の先端面に密着した閉塞位置か ら開くように揺動可能となっている。なお、この弁体40も、例えば合成樹脂を 材料とする射出成形等により安価に製作できる。
【0016】 バネ40は、金属等の弾性を有する線状材をコイル状に曲げ加工して両端を伸 ばしたもので、コイル部が前記軸支部16,16間において軸30に巻回され、 一端が弁体20の表面に他端がケース10の挿入部11上面に弾力的に当接した 状態で取り付けられている。なお、このバネ40が弾力的に当接する挿入部11 の上面は若干くぼんだ形状とされ、挿入部11を開口に挿入する際にこのバネ4 0がじゃまにならないようになっている。
【0017】 次に作用を説明する。 上記逆止弁は、例えばフィラーホース50によって燃料が供給される自動車燃 料タンク60に用いる場合、図3に示すように、ケース10の挿入部11に応じ た開口61を燃料タンク60における壁面のフィラーホース接続位置に形成して おくだけで、タンク60に外側から容易に取付けることができる。すなわち、ケ ース10の挿入部11をこの開口61に挿入し、つば状部13の前記側面外周部 分15をこの開口11の周縁に密着させ、溶着又は接着等により固定すれば、取 付け状態を外側から確認しつつ取付け作業を完了することができる。
【0018】 そして、燃料供給時においては、弁体20が図4に示す如く大きく開動して、 この順方向の流れを許す一方、供給時以外は弁体20はバネ40の付勢力により 閉じており、逆流の原因となる圧力差が生じたときには、ケース10先端面とこ の圧力によりさらにこの先端面に押付けられる弁体20の内面との平面接触によ って、差圧(逆流圧力)が大きければ大きいほど密封性高くケース10は閉塞さ れ、逆流が完全に防止される。
【0019】 しかも上記逆止弁であると、フィラーホース50は、ケース10の基端側に形 成された接続部12に接続することで、この逆止弁を介して燃料タンク60に接 続できるとともに、ケース10の内径(注入部の最小内径)は、フィラーホース 50のサイズ(内径)が一定ならば、従来燃料タンクに形成していた前述の短管 の内径と同程度の大きさまで拡大することができて、燃料注入時の抵抗を低減す ることができる。
【0020】 すなわち、図3に示す如く、上記逆止弁のケース10が従来の短管としても機 能する構成であり(逆にいえば、従来の短管の先端に直接弁体が取り付けられた 構成となり)、フィラーホースの内側の短管の内側にさらに逆止弁のハウジング が配設された従来の構成に比し、少なくともハウジングの肉厚分だけ流路面積が 拡大するのである。
【0021】 したがって、上記逆止弁であると、逆止弁としての機能を十分に維持しながら 、しかもフィラーホース50の接続部としても機能し、燃料タンク60にフィラ ーホース50を接続するための短管を形成する必要がなくなって、燃料タンクの 製造コストを低減することができる。また、流路面積を拡大して燃料供給を円滑 にできるとともに、逆止弁の取り付け作業が容易となり又その作業の信頼性も向 上するといった各種の効果が奏される。
【0022】 なお、本考案は上記実施例に限られず、各種の変形がありうる。例えばケース の挿入部を挿入する開口周縁のシール構成としては、上述した溶着や接着に限ら ず、例えばケースのつば状部を開口周縁にシーリングパッキンを介して密着させ てシールする構成としてもよい。また、溶着や接着で行なうとしても、つば状部 の接合面かタンクの開口周縁のいずれか一方に環状突起を形成し、他方に前記環 状突起に嵌合する環状の溝を形成して、溶着等によるシールの信頼性を向上させ るようにしてもよい。
【0023】 また、上記実施例の場合、逆止弁の位置決めは開口とケースの挿入部の嵌合の みにより行なわれることになるが、この挿入部と開口の嵌合は緩く設定しておき (隙間を大きくしておき)、タンクの開口周縁とケースのつば状部との間に位置 決め機構を設けてもよい。なお、この位置決め機構としては、前記つば状部が内 側に嵌り込む円環状の突起をタンク側に形成することによりなるものでもよいし 、上記溶着のための環状突起と溝を位置決め用として兼用してもよい。
【0024】
【考案の効果】
本考案の逆止弁であると、逆止弁としての機能を十分に維持しながら、しかも ホースの接続部としても機能し、タンクにホースを接続するための短管を形成す る必要がなくなって、燃料タンクの製造コストを低減することができる。また、 少なくとも従来の短管が削除された分だけ流路面積を拡大して燃料供給を円滑に できるとともに、逆止弁の取り付け作業が容易となり又その作業の信頼性も向上 するといった各種の効果が同時に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側断面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す正面図である。
【図3】本考案の一実施例の使用例を示す側断面図であ
る。
【図4】本考案の一実施例の動作を示す側断面図であ
る。
【符号の説明】
10…ケース 11…挿入部 12…接続部 13…つば状部 20…弁体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホースから流体が供給されるタンクにおい
    て、タンク内からホース側への流体の逆流を防止する逆
    止弁であって、 一端側にタンク壁面の開口からタンク内に挿入自在な挿
    入部が形成され、他端側にホースが接続可能な接続部が
    形成された円筒状のケースと、 該ケースの一端に揺動自在に取り付けられ、前記ケース
    の一端を閉塞することにより前記逆流を防止し、ホース
    側から流体が流れ込むときのみ開動してこの順方向の流
    れを許す弁体とよりなり、 前記ケースの外周における挿入部と接続部の間には、前
    記開口の周縁をシールするために前記開口の周縁に密着
    するつば状部が形成されていることを特徴とする逆止
    弁。
JP1993001875U 1993-01-28 1993-01-28 逆止弁 Expired - Fee Related JP2579846Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993001875U JP2579846Y2 (ja) 1993-01-28 1993-01-28 逆止弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993001875U JP2579846Y2 (ja) 1993-01-28 1993-01-28 逆止弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0658284U true JPH0658284U (ja) 1994-08-12
JP2579846Y2 JP2579846Y2 (ja) 1998-09-03

Family

ID=11513736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993001875U Expired - Fee Related JP2579846Y2 (ja) 1993-01-28 1993-01-28 逆止弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2579846Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007135966A1 (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Bosch Corporation マスタシリンダおよびこれを用いたブレーキシステム
JP2013204700A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Nitta Corp 管継手

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4576298B2 (ja) * 2005-06-29 2010-11-04 株式会社パイオラックス 燃料逆流防止弁
CN101144445B (zh) * 2006-09-13 2011-01-26 百乐仕株式会社 燃料逆流防止阀

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0441173U (ja) * 1990-08-07 1992-04-08
JP3069796U (ja) * 1999-12-20 2000-06-30 大大工業股▲ふん▼有限公司 電動レンチ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0441173U (ja) * 1990-08-07 1992-04-08
JP3069796U (ja) * 1999-12-20 2000-06-30 大大工業股▲ふん▼有限公司 電動レンチ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007135966A1 (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Bosch Corporation マスタシリンダおよびこれを用いたブレーキシステム
JP2013204700A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Nitta Corp 管継手

Also Published As

Publication number Publication date
JP2579846Y2 (ja) 1998-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3750572B2 (ja) バルブ付き接続部材及び接続構造体
US7318445B2 (en) Fuel vapor pipe structure of fuel tank
US4995433A (en) Fuel dispenser seal
JP4621084B2 (ja) 燃料逆流防止弁
JP3893337B2 (ja) 燃料タンク
JPH10231968A (ja) チューブを連結するコネクタ
JPH0658284U (ja) 逆止弁
JP3853122B2 (ja) 給油管の逆流防止装置
JP4253620B2 (ja) 樹脂燃料タンク取付け用バルブ
JPH1178549A (ja) 燃料逆流防止バルブ
JP2007245824A (ja) 逆止弁
JPH0351951B2 (ja)
KR20100051542A (ko) 연료 탱크용 파이프 조인트
US6405753B1 (en) Fuel tank cover assembly for fuel tank
JP4660156B2 (ja) 燃料逆流防止バルブ
JP3656691B2 (ja) 逆流防止弁
JP2003025857A (ja) 燃料タンクへの筒状体取付構造
JP2001097054A (ja) 給油機構
JP2579849Y2 (ja) 逆流防止弁
JP2006009850A (ja) 樹脂タンク用シャッターバルブ取付け構造
JP4854473B2 (ja) 逆止弁
JP4220211B2 (ja) 配管用コネクタ
JP2020157865A (ja) 逆流防止装置の取付構造
JP4484749B2 (ja) 逆止弁
JPH0645193U (ja) ガス栓用分岐アダプタ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees