JPH0657398B2 - 輪切り冷凍魚等の切断装置 - Google Patents

輪切り冷凍魚等の切断装置

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JPH0657398B2
JPH0657398B2 JP24102390A JP24102390A JPH0657398B2 JP H0657398 B2 JPH0657398 B2 JP H0657398B2 JP 24102390 A JP24102390 A JP 24102390A JP 24102390 A JP24102390 A JP 24102390A JP H0657398 B2 JPH0657398 B2 JP H0657398B2
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忠也 高橋
務 河合
康夫 柿沼
俊雄 広瀬
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株式会社新潟鐵工所
東京貿易株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、輪切りされた大形冷凍魚等を小さく切断する
のに適した切断装置に関する。
〔従来の技術〕
マグロ等の大形冷凍魚を小さく切断するには、通常、冷
凍魚を四つ割切断した後13〜18cm程度の厚さに切断
し、その切断魚体をバンドソーを用いて周方向と半径方
向に切断している。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、従来のバンゾソーは固定式であるため、作業
員が冷凍魚をバンドソーに向けて動かさなければなら
ず、多大な労力を必要とするとともに、危険である。ま
た、作業員が冷凍魚に付ききりで切断作業を行う関係か
ら体が冷凍魚に触れるなどの機会が多いため、衛生的で
なく、しかも正確に切断するのに熟練を要するという問
題点がある。
本発明は、切断機を自動若しくは遠隔操作等により動か
して、輪切り冷凍魚等の被切断物を熟練を要することな
く、安全かつ迅速に、更には衛生的に切断することがで
きる輪切り冷凍魚等の切断装置を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明は、ヘッドホルダ
に水平に旋回自在に取り付けられた旋回フレームと、該
旋回フレームをヘッドホルダに対して水平に旋回させる
旋回用駆動装置と、旋回フレームに軸方向に移動自在に
かつ周方向に回動自在に取り付けられた可動軸と、旋回
フレームに対して可動軸を軸方向に移動させる移動用駆
動装置と、可動軸を周方向に回動させる回動用駆動装置
と、上記可動軸に該可動軸を含む面内において傾斜自在
に枢軸で取り付けられた可動フレームと、帯器を備え上
記可動フレームに支持された切断機と、可動フレームを
可動軸に対して枢軸を中心に傾斜させる傾斜用駆動装置
と、上記切断機で切断される被切断物の中心部を挟着具
で挟着して周方向に回転自在に支持する回転支持装置
と、上記挟着具を回転させて被切断物を周方向に回転さ
せる被切断物用回転駆動装置と、上記挟着具とは異なる
位置を挟み具で挟んで被切断物を固定する固定装置と、
上記ヘッドホルダを固定装置に対して相対的に移動させ
る相対移動装置とを具備した構成とした。
〔作用〕
輪切り冷凍魚等の被切断物を挟み具で挟さんで所定位置
に固定する。次に、相対移動装置を作動させてヘッドホ
ルダを被切断物に近付けるとともに、旋回用駆動装置で
旋回フレームを旋回させて切断機を被切断物に向ける。
切断機の向きが被切断物の切断方向に一致していない場
合は、回動用駆動装置で可動軸を周方向に回動させ、ま
た傾斜用駆動装置で可動フレームを枢軸を支点に動かし
て切断機の姿勢を変える。
被切断物を切断する場合は、通常、可動軸の軸方向を切
断方向に一致させて準備し、切断機を作動させるととも
に、移動用駆動装置で可動軸と一緒に切断機を前進させ
て被切断物を切断する。上記以外に、移動用駆動装置と
同時、若しくは別個に相対移動装置で切断機を被切断物
に対して相対移動させて切断することもできる。
上記のようにして被切断物の一側が切断されたら、被切
断物の中心部を挟着具で挟着し、被切断物を回転支持装
置に支持して挟み具を被切断物から離し、被切断物用回
転駆動装置で被切断物を所要角度回転させる。そして再
び挟み具で被切断物を固定装置に固定し、被切断物の他
側を上記同様にして切断する。
上記の切断作業において作業員は、被切断物を運び込ん
で固定装置に支持させるだけであり、以後は自動若しく
は遠隔作業等により被切断物を切断するので、作業員が
切断機に近付く必要がなく、したがって、手間が労力を
必要とせずに危険なく安全に、かつ衛生的に被切断物が
切断されるようになる。また被切断物の切断に熟練が不
要で、誰でも容易かつ正確に被切断物を切断することが
できる。
〔実施例〕
本発明に係る輪切り冷凍魚等の切断装置の概要を添付図
面を参照して説明すると、この切断装置は、ヘッドホル
ダ1(第1図)と、旋回フレーム2と、旋回用駆動装置
3(第19図)と、可動軸4と、移動用駆動装置5(第
19図)と、回動用駆動装置6(第19図)と、可動フ
レーム7(第1図)と、切断機8と、傾斜用駆動装置9
と、回転支持装置10と、被切断物用回転駆動装置11
と、固定装置12と、相対移動装置13とを主体として
いる。
ヘッドホルダ1は後で詳しく述べる相対移動装置13の
台車14に垂設されており、その下端部に旋回フレーム
2が水平に旋回自在に取り付けられている。ヘッドホル
ダ1の内部には駆動モータ15(第19図)が収めら
れ、減速機166を介して旋回フレーム2を水平に旋回
させる。駆動モータ15を減速機16とは旋回用駆動装
置3を構成している。
旋回フレーム2には、可動軸4が一対の軸受け17,1
7に水平に軸支されて軸方向に移動自在に、かつ中心軸
線を中心とする回り方向(以下、周方向)に回動自在に
取り付けられている。移動用駆動装置5は、旋回フレー
ム2内に設けられた駆動モータ18と、この駆動モータ
18によって周方向に回転させられるねじ軸19と、こ
のねじ軸19にめねじ20を螺着するとともに可動軸4
に軸受け21を介して取り付けられた可動枠22とから
成り、駆動モータ18にねじ軸19を回転させると、可
動枠22と一緒に可動軸4が軸方向に動かされる構成と
されている。可動枠22には、駆動モータ23(第21
図)と回転軸24(第22図)が取り付けられている。
回転軸24は平歯車25とウォーム26とを有する。平
歯車25は駆動モータ23のピニオン27(第21図)
に噛み合わされ、ウオーム26は可動軸4に固定された
ウオーム歯車28に噛み合わされている。
上記駆動モータ23と回転軸24等は回動用駆動装置6
を構成し、駆動モータ23の回転をウオーム26等を介
して可動軸4に伝え、可動軸4を周方向に回動させる。
可動フレーム7は可動軸4の先端に枢軸29で取り付け
られ、該枢軸29を中心に可動軸4を含む面内において
傾斜自在とされている。可動フレーム7には切断機8が
支持されている。切断機8は、可動フレーム7の一端に
設けられた駆動モータ31(第24図)と、該駆動モー
タ31によって回転駆動される駆動プーリ32と、可動
フレーム7の他端に設けられた従動プーリ33と、上記
駆動プーリ32と従動プーリ33に巻き掛けられたエン
ドレスの帯鋸34とを主体とする。従動プーリ33は、
調整部材35(第25図)に固定された軸36に回転自
在に取り付けられている。調整部材35は、調整ねじ3
7を備え、可動フレーム7に固定された筒状の案内部材
38に案内棒39を挿入してて可動フレーム7の長さ方
向に移動自在に取り付けられている。調整ねじ37は調
整ナット41に螺着されており、調整ナット41の操作
によって第25図で上下に移動し、従動プーリ33を調
整部材35と一緒に移動させて帯鋸34の緊張度を調整
する。プーリ32、33には安全のためカバー40(第
1図)が掛けられている。
また、傾斜用駆動装置9は、枢軸29を中心に可動フレ
ーム7を回動させるものであり、駆動モータ42(第1
9図)と、この駆動モータ42によって周方向に回転さ
せられるねじ棒43と、このねじ棒43をめねじ部材4
4に螺着した筒部材45を主体とする。駆動モータ42
はエンドブラケット46に支持されており、そのエンド
ブラケット46は可動軸4の根端部にピン47で取り付
けられている。また筒部材45の先端は可動フレーム7
にピン48によって結合されている。したがって、駆動
モータ42を作動させてねじ棒43を回転させると、ね
じ棒43が筒部材45内へ進入したり、筒部材45から
引き出されたりして駆動モータ42とピン48間の距離
が変わるため、可動フレーム7は枢軸29を中心に回動
する。
回転支持装置10は、ロータリアクチュエータ49(第
14図)と、このロータリアクチュエータ49によって
回転させられるシヤフト51と、このシヤフト51に取
り付けられた上部アーム52(第7図)、及び下部アー
ム53と、上部アーム52の先端に取り付けられたシリ
ンダ60と、このシリンダ60のピストンロッド60a
(第16図)に固定したブラケット60bに回転自在に
支持されている上部回転挟着具54と、下部アーム53
の先端に取り付けられたシリンダ55(第17図)と、
このシリンダ55のピストンロッド55aに回転自在に
支持され、かつ該ピストンロッド55aによって鉛直に
上下させられる下部回転挟着具56を主体としている。
上部回転挟着具54と下部回転挟着具56は輪切り冷凍
魚等の被切断物Wを上下に挟持するものであり、平面視
における位置を相互に一致させている。
シヤフト51には、該シヤフト51と一緒に回動する固
定片57(第15図)と、該固定片57を当接させてシ
ヤフト51を所定の回動角度(ほぼ、180度)で停止
させる調節自在なストッパボルト58と、固定片57を
ストッパボルト58に押し付けてシヤフト51の自由回
動を阻止する固定シリンダ59とが付設されている。ロ
ータリアクチュエータ49、ストッパボルト58や固定
シリンダ59はセンタシヤフト61(第14図)に支持
されたボックス62内に固定して収められ、シャフト5
1はボックス62に軸受具62aを介して回転自在に、
かつ鉛直に軸支されている。
そして、上部回転挟着具54の軸54a(第16図、第
18図)には被切断物用回転駆動装置11を構成するロ
ータリアクチュエータが連結されている。軸54aはス
トッパピン64を有する。ストッパピン64は、ブラケ
ット60bに固定したストッパボルト65に当接して軸
54aを所定の回動角度(通常は180度)で停止させ
る。ストッパボルト65はその突出長さを調節自在とさ
れている。
ボックス62を上方に貫通したセンターシヤフト61a
には、上部アーム66(第7図)と下部アーム67が取
り付けられている。上部アーム66の先端にはシリンダ
68(第8図)が取り付けられ、該シリンダ68のピス
トンロッド68a(第7図)には上部挟み具69が支持
されているとともに、下部アーム67の先端には下部挟
み具70が取り付けられている。この下部挟み具70は
被切断物Wを下から支え、また上部挟み具69はその被
切断物Wを上から押える。挟み具69.70による被切
断物Wの挟み位置は前記回転挟着具54,56による挟
着位置から第7図で右に少しずれている。上記シリンダ
68と挟み具69.70等は第1の固定装置12を構成
している。
上記固定装置12以外に第2固定装置12Aと第3固定
装置12Bがボックス62に設備されている。
第2固定装置12Aについて説明すると、この固定装置
12Aは、ロータリアクチュエータ72(第14図)
と、このロータリアクチュエータ72によって回転させ
られるシヤフト73と、このシヤフト73に取り付けら
れた上部アーム74(第8図)、及び下部アーム75
(第7図)と、上部アーム74の先端に取り付けられた
シリンダ76と、このシリンダ76のピストンロッド7
6aに取り付けられた上部挟み具77と、下部アーム7
5の先端に取り付けられた下部挟み具78とから成る。
上部挟み具77と下部挟み具78とは被切断物Wの中心
から第7図において左に少しずれた位置をシリンダ76
の作用で挟む。
そして、この場合も、シヤフト73には、該シヤフト7
3と一緒に回動する固定片79と、該固定片79を当接
させてシヤフト73を所定の回動角度(ほぼ、180
度)で停止させる調節自在なストッパボルト80と、固
定片79をストッパボルト80に押し付けてシヤフト7
3の自由回動を阻止する固定シリンダ81とが付設され
ている。ロータリアクチュエータ72、ストッパボルト
80や固定シリンダ81はホツク62内に固定して収め
られ、シヤフト73はボックス62に軸受具62bを介
して回転自在に、かつ鉛直に軸支されているが、これは
回転支持装置10の場合と同様である。
第3固定装置12Bの構造は上記第2固定装置12Aと
基本的に同一である。
すなわち、固定装置12Bは、ロータリアクチュエータ
83と、このロータリアクチュエータ83によって回転
させられるシヤフト84と、このシヤフト84に取り付
けられた上部アーム85、及び下部アーム86と、上部
アーム85の先端に取り付けられたシリンダ87と、こ
のシリンダ87のピストンロッド87aに取り付けられ
た上部挟み具88(第7図では省略)と、下部アーム8
6の先端に取り付けられた下部挟み具89とから成る。
この第3固定装置12Bの上部挟み具88と下部挟み具
89とは被切断物Wの中心から第12図において下に少
しずれた位置をシリンダ87の作用で挟む。なお、シリ
ンダ87,68,76等は第7図において重なってい
る。
この第3固定装置12Bの場合においても、回転支持装
置10と第2固定装置12Aと同様に、シヤフト84に
は、該シヤフト84と一緒に回動する固定片91と、該
固定片91を当接させてシヤフト84を所定の回動角度
(ほぼ、180度)で停止させる調節自在なストッパボ
ルト92と、固定片91をストッパボルト92に押し付
けてシヤフト84の自由回動を阻止する固定シリンダ9
3とが付設されるとともに、ロータリアクチュエータ8
3や固定シリンダ93等はボックス62内に収容され、
かつシヤフト84はボックス62に軸受具62cを介し
て回転自在に、かつ鉛直に軸支されている。
なお、回転支持装置10の上部アーム52は、回動に際
して固定装置12,12A,12Bのシヤフト61a,
73,84や下部アーム66,74,85等に触れない
ようにそれらよりも十分に高い位置に設けられている。
また、回転支持装置10の下部アーム53は、回動時に
固定装置12,12A,12Bのシヤフト61a,7
3,84等に接触しないように、平面視においてヘ字状
に折り曲げられている。
相対移動装置13は、X軸移動台車14とY軸移動台車
95とを主体としている。Y軸移動台車95は主フレー
ム97に水平に敷設されたY軸レール98,98の上に
載せられており、該Y軸移動台車95に支持部材95a
を介して取り付けたナット部材99をY軸スクリュ10
0に螺合させている。Y軸スクリュ100はY軸レール
98,98と平行に設けられ、主フレーム97に固定し
た一対のブラケット97a,97bに設けた軸受け10
0a,100bにより回転自在に支持されると共に、一
端部が前記一方のブラケット97aに固定したY軸移動
用駆動モータ101に連結されている。したがってY軸
移動用駆動モータ101でY軸スクリュ100を回転さ
せると、Y軸移動台車95はY軸レール98,98に沿
ってY軸方向(第1図で紙面に垂直な方向、第2図では
上下方向)に移動する。
Y軸移動台車95にはX軸レール102,102が水平
に敷設されている。X軸レール102はY軸レール98
に直交させられており、そのX軸レール102,102
の上にX軸移動台車14が載せられている。Y軸移動台
車95の上にはX軸レール102,102のほかに両端
が軸受け103a,103bにより回転自在に支持され
ているX軸スクリュ103と該X軸スクリュ103を回
転させるY軸移動用駆動モータ104が設けられてい
る。X軸スクリュ103はX軸レール102,102と
平行に設けられている。X軸移動台車14はこれに固定
したナット部材105をX軸スクリュ103に螺合して
いる。この場合は、X軸移動用駆動モータ104でX軸
スクリュ103を回転させると、X軸移動台車14はX
軸レール102,102に沿ってX軸方向にY軸移動台
車95に対して移動する。
次に上記のように構成された本発明に係る輪切り冷凍魚
等の切断装置の作用を輪切り冷凍魚Wを切断する場合に
ついて説明する。
まず、輪切り冷凍魚Wを固定装置12の下部挟み具70
の上に載せるが、この際、ロータリアクチュエータ4
9,72,83の作動でシヤフト51,73,84を回
動させ、回転支持装置10と二つの固定装置12A,1
2Bを第8図に示すように後方(第8図で右方)に動か
して下部挟み具70の上に輪切り冷凍魚Wを載せ易くす
る。下部挟み具70の上に輪切り冷凍魚Wを載せたら、
シリンダ68を縮小させて上部挟み具69を下降させ、
下部挟み具70と共同して輪切り冷凍魚Wを上下に挟ん
で固定装する。
次いで、ロータリアクチュエータ72を作動させてシヤ
フト73を第8図において反時計回りに180度回動さ
せ、シリンダ76を縮小させて上部挟み具77と下部挟
み具78で輪切り冷凍魚Wを上下に挟む。固定装置12
の挟み具69,70による輪切り冷凍魚Wの挟み個所
は、輪切り冷凍魚Wの中心から第9図で右に少しずれた
位置であり、また他の固定装置12Aの挟み具77,7
8による挟み個所は、輪切り冷凍魚Wの中心から第9図
で左に少しずれた位置である。このため、輪切り冷凍魚
Wは2組の挟み具69,70、77,78によって安定
よく、かつ強固に固定される。なお、ロータリアクチュ
エータ72でシヤフト73を第8図で反時計回りに回動
させると、固定片79がストッパボルト80に当接して
シヤフト73の回転を止める。固定片79がストッパボ
ルト80に当接したら固定シリンダ81を伸ばし、固定
片79をストッパボルト80に押し付けてシヤフト73
の自由回動を防止する。
上記のように輪切り冷凍魚Wを固定し終わったら、相対
移動装置13を作動させてヘッドホルダ1を動かし、切
断機8を輪切り冷凍魚Wに近付ける。この際、切断機8
をX軸方向に動かす場合は、X軸移動用駆動モータ10
4の作動でX軸スクリュ103を回転させ、X軸移動台
車14をX軸レール102に沿って第1図で左右に移動
させる。また、切断機8をY軸方向に動かす時は、Y軸
移動用駆動モータ101を作動させてY軸スクリュ10
0を回転させ、Y軸移動台車95を主フレーム97に設
けられたY軸レール98に沿って第1図で紙面に垂直な
方向に移動させる。
次に旋回用駆動装置3の駆動モータ15を作動させ、旋
回フレーム2をヘッドホルダ1に対して旋回させて切断
機8の帯鋸34を輪切り冷凍魚Wに向け、また、傾斜用
駆動装置9の駆動モータ42でねじ棒43を回転させて
可動フレーム7を枢軸29を中心に回動させ、回動軸4
に対する切断機8の傾斜角度を調節する。さらに、必要
があれば、回動用駆動装置6の駆動モータ23を作動さ
せて可動軸4を周方向に回動させ、切断機8を可動軸4
に垂直な面内で可動軸4を中心に回動させる。
上記の準備が終ったら、切断機8の駆動モータ31を回
転させて帯鋸34を作動させるとともに、移動用駆動装
置5の駆動モータ18を作動させてねじ軸19を回転さ
せ、可動軸4を第19図で左方(第1図で右方)に動か
して輪切り冷凍魚Wを切断する。上記の切断作動で輪切
り冷凍魚Wをその半径方向にを所定寸法切り込んだら、
駆動モータ18を逆回転させて切断機8を後退させた
後、前記同様の操作で切断機8を他の切断位置につけ、
その部分を切断する。この時の帯鋸34の刃先方向(矢
印)34aと切断線Saは第9図の通りである。
このようにして輪切り冷凍魚Wの左方分を半径方向に切
り刻んだら、今度は、輪切り冷凍魚Wの左半分の外表面
の内側を、各切断線Saの端を結ぶように帯鋸34の輪
切り冷凍魚Wに対して移動させて細切れに切断する。こ
の時の帯鋸34の刃先方向34bと切断線Sbも第9図
に示されている。切断機8の切断移動は、移動用駆動装
置5だけでなく、移動用駆動装置5とX軸移動台車1
4、及びY軸移動台車95の単独、若しくは同時作動で
行うこともある。
次に、第2固定装置12Aのシリンダ76を上方に伸長
させて挟み具77,78による輪切り冷凍魚Wの挟着を
解くとともに、固定シリンダ81を縮小させて固定片7
9の固定を解除する。そしてロータリアクチュエータ7
2の作動でシャフト73を第9図で時計方向に180度
回動させ、輪切り冷凍魚Wの上記で切断された内側の部
分を第10図のように切断する。
上記のようにして輪切り冷凍魚Wの左半分を切断し終っ
たら、今度は回転支持装置10のロータリアクチュエー
タ49を作動させてシャフト51を第10図で時計回り
に180度回動させ、シリンダ60で上部回転挟着具5
4を下降させるとともに、他のシリンダ55で下部回転
挟着具56を上昇させ、輪切り冷凍魚Wの切断前の中心
位置を挟着具54,56で上下に挟着する。この際も、
第2固定装置12Aの場合と同様に、ストッパボルト5
8に当接した固定片57を固定シリンダ59で押さえて
シャフト51の自由回転を防止する。そして、シリンダ
68で上部挟み具69で上昇させて固定装置12による
輪切り冷凍魚Wを固定を解除し、被切断物用回転駆動装
置11で上部回転挟着具54を回転させて輪切り冷凍魚
Wを第11図に示すように半回転させる。この時は、軸
54aのストッパピン64がストッパボルト65に第1
8図のように当接して軸54aの回転を止める。
次いで、固定装置12の挟み具69,70で輪切り冷凍
魚Wを再度挟着するとともに、第2固定装置12Aを前
記と同様に作動させて輪切り冷凍魚Wを挟み具77,7
8で上下に挟着する一方、第3固定装置12Bのロータ
リアクチュエータ83を作動させてシャフト84を第1
1図で時計回りに180度回動させ、シリンダ87の作
動で上記輪切り冷凍魚Wを挟み具88,89で更に挟着
する。この際も固定片91をストッパボルト92に固定
シリンダ93で押し付けてシャフト84の自由回動を止
める。回転支持装置10は、固定シリンダ59による固
定片57の固定を解き、シリンダ60,55の縮小で回
転挟着具54,56を輪切り冷凍魚Wから離した後、ロ
ータリアクチュエータ49の逆回転で回転挟着具54,
56を元の位置に戻す。
上記のようにして輪切り冷凍魚Wを固定したら、前記と
同様に切断機8を動かして第12図のように切断する。
第12図の切断が終了したら、第2固定装置12Aの挟
み具77,78による輪切り冷凍魚Wの挟着を解き、ロ
ータリアクチュエータ72でシャフト73を時計回りに
回動させて挟み具77,78を退避させ、第13図のよ
うに輪切り冷凍魚Wを切断して1個の輪切り冷凍魚の細
切り切断を終了する。
被切断物Wが輪切り冷凍魚以外である場合においても、
上記に準じる。
なお、切断機8の駆動モータ31を除く他の駆動モータ
は、通常パルスモータによって構成され、制御装置(図
示せず)の指令で作動させられる。制御装置による自動
制御の場合は、ロータリアクチュエータやシリンダ、固
定シリンダの作動も制御装置で総括制御される。
尚、本実施例では被切断物Wを固定し、切断機を動かす
ことによって被切断物Wを切断しているが、切断機を固
定し、被切断物W(即ち、被切断物Wを固定するための
装置)を動かすことによって被切断物を切断してもよ
い。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る輪切り冷凍魚等の切
断装置は、ヘッドホルダに水平に旋回自在に取り付けら
れた旋回フレームと、該旋回フレームをヘッドホルダに
対して水平に旋回させる旋回用駆動装置と、旋回フレー
ムに軸方向に移動自在にかつ周方向に回動自在に取り付
けられた可動軸と、旋回フレームに対して可動軸を軸方
向に移動させる移動用駆動装置と、可動軸を周方向に回
動させる回動用駆動装置と、上記可動軸に該可動軸を含
む面内において傾斜自在に枢軸で取り付けられた可動フ
レームと、帯鋸を備え上記可動フレームに支持された切
断機と、可動フレームを可動軸に対して枢軸を中心に傾
斜させる傾斜用駆動装置と、上記切断機で切断される被
切断物の中心部を挟着具で挟着して周方向に回転自在に
支持する回転支持装置と、上記挟着具を回転させて被切
断物を周方向に回転させる被切断物用回転駆動装置と、
上記挟着具とは異なる位置を挟み具で挟んで被切断物を
固定する固定装置と、上記ヘッドホルダを固定装置に対
して相対的に移動させる相対移動装置とを具備した構成
とされているので、輪切り冷凍魚等の被切断物を、熟練
を要することなく、安全かつ迅速に、また衛生的に切断
することができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は一
部分を切断した本発明に係る輪切り冷凍魚等の切断装置
の正面図、第2図は平面図、第3図はY軸スクリュとY
軸移動用駆動モータ、及びねじ部材の関係を示す正面
図、第4図はX軸スクリュとX軸移動用駆動モータ、及
びねじ部材の関係を示す正面図、第5図はY軸レールと
Y軸移動台車の関係を示す正面図、第6図はX軸レール
とX軸移動台車の関係を示す正面図、第7図は回転支持
装置と固定装置のシャフトやシリンダ等の関係を示す側
面図、第8図ないし第13図は回転支持装置と三つの固
定装置の作動状態を示す平面図、第14図は回転支持装
置と固定装置のロータリアクチュエータやシャフト等の
関係を示す断面図、第15図は回転支持装置と固定装置
のシャフトと固定片、ストッパボルト、及び固定シリン
ダ等の関係を示す平面図、第16図は回転支持装置の上
部アームと上部回転挟着具等の関係を示す側面図、第1
7図は回転支持装置の下部アームと下部回転挟着具等の
関係を示す側面図、第18図は回転支持装置の上部回転
挟着具の軸とストッパボルト等の関係を示す断面図、第
19図は移動用駆動装置と回動用駆動装置、及び傾斜用
駆動装置等の関係を示す断面図、第20図は旋回フレー
ムと可動軸の関係を示す平面図、第21図は旋回フレー
ムと可動枠、及び駆動モータ等の関係を示す正面図、第
22図は旋回フレームと可動枠、及び回転軸等の関係を
示す正面図、第23図は可動フレームの一部分を破断し
た切断機の正面図、第24図は調整部材の一部分を破断
した切断機の側面図、第25図は調整部材と調整ねじ等
の関係を示す一部破断の側面図、第26図は駆動モータ
に対する駆動プリーの取付け状態を示す側面図、第27
図は可動フレームに対する調整部材の取付け状態を示す
断面図である。 W……被切断物、1……ヘッドホルダ 2……旋回フレーム、3……旋回用駆動装置 4……可動軸、5……移動用駆動装置 6……回動用駆動装置、7……可動フレーム 8……切断機、9……傾斜用駆動装置 10……回転支持装置 11……被切断物用回転駆動装置 12……固定装置、13……相対移動装置 29……枢軸、54,56……挟着具 69,70……挟み具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柿沼 康夫 東京都千代田区霞が関1―4―1 株式会 社新潟鉄工所機械事業部チクサンセンター 内 (72)発明者 広瀬 俊雄 愛知県名古屋市中村区名駅4―27―3 東 京貿易株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドホルダに水平に旋回自在に取り付け
    られた旋回フレームと、該旋回フレームをヘッドホルダ
    に対して水平に旋回させる旋回用駆動装置と、旋回フレ
    ームに軸方向に移動自在にかつ周方向に回動自在に取り
    付けられた可動軸と、旋回フレームに対して可動軸を軸
    方向に移動させる移動用駆動装置と、可動軸を周方向に
    回動させる回動用駆動装置と、上記可動軸に該可動軸を
    含む面内において傾斜自在に枢軸で取り付けられた可動
    フレームと、帯鋸を備え上記可動フレームに支持された
    切断機と、可動フレームを可動軸に対して枢軸を中心に
    傾斜させる傾斜用駆動装置と、上記切断機で切断される
    被切断物の中心部を挟着具で挟着して周方向に回転自在
    に支持する回転支持装置と、上記挟着具を回転させて被
    切断物を周方向に回転させる被切断物用回転駆動装置
    と、上記挟着具とは異なる位置を挟み具で挟んで被切断
    物を固定する固定装置と、上記ヘッドホルダを固定装置
    に対して相対的に移動させる相対移動装置とを具備した
    ことを特徴とする輪切り冷凍魚等の切断装置。
JP24102390A 1990-09-11 1990-09-11 輪切り冷凍魚等の切断装置 Expired - Lifetime JPH0657398B2 (ja)

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