JPH0656829U - スタイラスペン - Google Patents

スタイラスペン

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JPH0656829U
JPH0656829U JP058016U JP5801691U JPH0656829U JP H0656829 U JPH0656829 U JP H0656829U JP 058016 U JP058016 U JP 058016U JP 5801691 U JP5801691 U JP 5801691U JP H0656829 U JPH0656829 U JP H0656829U
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JP
Japan
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pen
shaft
pen shaft
stylus
stylus pen
Prior art date
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Pending
Application number
JP058016U
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English (en)
Inventor
吉昭 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wacom Co Ltd
Original Assignee
Wacom Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数および組立工数が少なく、組立工程
が容易にしてかつ従来以上の強度をもたらす。 【構成】 ペン軸11の内側に段付部を設けるととも
に、部品ホルダ10の後端にスナップフィット15を設
けた。 【効果】 上記目的の達成のほか、部品成形の容易さを
も招き、より量産に適する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、座標入力装置に用いるコードレスのスタイラスペンに関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
図2は、従来のこの種のスタイラスペンの一例を示すものである。部品ホルダ 50はトリマコンデンサ56,57等の電子部品および芯体59等の機構部品を 保持する部材であり、ペン軸に収納される。ここにペン軸とは、ペンの筐体であ りペン使用時に使用者が握る部材をいう。図2において示された従来例にあって はペン軸はそのほぼ中央で分離され、ペン軸前部分51およびペン軸後部分52 の二つの部材から構成されるごとくなっていた。
【0003】 すなわち組立時において、部品ホルダ50をペン軸前部分51に挿入し、接着 した後にペン軸後部分52をペン軸前部分51に接着するという手順の工程とな っていた。
【0004】 さらに、ペン軸前部分51にはサイドスイッチノブ54を取付けるべく、その ための穴が設けられていた。一方、トリマコンデンサ56,57は組立の際に製 品ごとに固有の調整を要するという電子回路設計上の要請を満足させる必要上、 ペン軸前部分51にはサイドスイッチノブ54の取付穴に並べてトリマコンデン サ56,57の調整用穴が設けられていた。したがって、サイドスイッチノブ5 4は、トリマコンデンサ56,57の調整用穴をも覆うべく、図2に示されるご とく、本来のサイドスイッチノブとしての役割を果たすに必要な大きさ以上に大 きいものとなっていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記スタイラスペンでは、ペン軸がそのほぼ中央で分離される 二つの部材によって構成されるため強度が十分ではないという問題があった。ま た、接着による接合は、接着剤の塗布、乾燥、接合後の一定時間の加圧等の工程 からなるものであり、これらの工程のいずれかが不十分になされた場合には期待 する強度が得られないという問題があった。また、部品ホルダ50をペン軸前部 分51に対して後方より挿入し、接着することはペン先端からの筆圧荷重の受け 方との関係で問題があった。接着の際に加圧する方向とペン使用時に筆圧を受け る方向とは全く逆向きとなるからである。
【0006】 本考案は上述した従来技術の問題点に鑑み、主にスタイラスペンの外観を構成 する部材に関して改良を加えることにより、部品点数および組立工数が少なく、 組立工程が容易にしてかつ従来以上の強度をもたらすスタイラスペンを提供する ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案にかかるスタイラスペンは上記目的を達成するため、電子部品および機 構部品をペン軸に収納してなるコードレスのスタイラスペンにおいて、ペン軸が 内側に段付部を有する円筒からなるとともに、ペン軸内に収納される部品ホルダ の後端にスナップフィットを設けたものである。
【0008】 上記ペン軸先端には、ペン先カバーを挿嵌することとするのが効果的である。
【0009】 また、ペン軸後端には、ペン後カバーを挿嵌することが好ましい。
【0010】 さらに、ペン軸のペン使用時に指が当たる部分にサイドスイッチノブを設ける とともに、サイドスイッチノブ取付のためにペン軸に設ける穴をトリマコンデン サの調整用穴と兼用すべくその穴に対応する位置にトリマコンデンサを設けるこ とができる。
【0011】
【作用】 本考案にかかるスタイラスペンは上記のように構成されているからペン軸内に 、部品ホルダを挿入すると、瞬時において、部品ホルダとペン軸の機械的連結が なされるように働く。
【0012】 そして、ペン軸先端に挿嵌されるペン先カバーは部品ホルダの後端部をペン軸 内側の段付部に押し当てるように働く。
【0013】 また、ペン軸後端に挿嵌されるペン後カバーは、部品ホルダ後端部に位置する トリマコンデンサの調整を終えた後にペン軸後端を覆うように働く。
【0014】 さらに、サイドスイッチノブ取付のためにペン軸に設けられた穴はトリマコン デンサの調整をした後、サイドスイッチノブを取付けられるように働く。
【0015】
【実施例】
図1は本考案のスタイラスペンの一実施例を示すものである。本考案は主にス タイラスペンの外観を構成する部材に関し改良を加えたものゆえ、部品ホルダ1 0に搭載されるトリマコンデンサ16,17等の電子部品および芯体19等の機 構部品については説明を省略するが、本願と同一出願人の提案による「スタイラ スペン」(特願平3−136770号)に詳細に開示されている。
【0016】 ペン軸11は円筒状の部材の内部に段付部を有している。ここに段付部とは、 その内径が一定の長さに亘って他の部分よりも小さくなっている部分をいう。こ のような形状の部材をプラスチック成形品により製作することは射出成形技術に より容易であり、寸法精度の高いものが得られる。
【0017】 ペン軸11に収納される部品ホルダ10の後端にはスナップフィット15が設 けられる。部品ホルダ10は特願平3−136770号にて開示したように、プ ラスチック成形品として形成されるものであるが、スナップフィット15は、部 品ホルダ10の一部として、部品ホルダ10と一体的に形成される。
【0018】 スナップフィット15はこのようにプラスチック成形品にて形成されるものゆ え、部品ホルダ10をペン軸11に徐々に挿入してゆくと、まず、スナップフィ ット15の後端がペン軸11の段付部に接触する。なおも押し込むと、スナップ フィット15が図1に示されるような形状をしていることによりあたかも板バネ のごとき役割をも果たし、スナップフィット15は若干撓うこととなり、段付部 を越えて挿入されることとなる。そして、部品ホルダ10のスナップフィット1 5なかりせば後端面となるべき面が段付部の前面に押し当たった時、スナップフ ィット15のひっかけ部分が、段付部後端に引っ掛かることとなる。
【0019】 ペン軸11の段付部とスナップフィット15の形状及び寸法を互いに嵌合する ように設計すれば、射出成形の寸法精度の信頼性の高さゆえに、ガタツキのない 状態において、ペン軸11と部品ホルダ10の機械的連結がなされる。
【0020】 さらに、芯体19に加わる筆圧荷重は部品ホルダ10を介してペン軸11の段 付部に均等に伝達されることとなる。
【0021】 ペン先カバー12はペン軸11の先端に圧入により挿嵌される。ここに、ペン 先カバーとは、ペン軸と一体となって収納物を保護する部材であり、ペンの芯体 等のペン先に設けられた部材の機能を阻害することなく、それらを保護するもの をいう。すなわち芯体19は、ペン先カバー12の先端に設けられた穴から出て 露出した状態にて本来の機能を発揮する。ペン先カバー12は、ペンの芯体19 等の部材を保護するのみならず、それを圧入することにより、部品ホルダ10を ペン軸11の段付部に押し当てることとなる。
【0022】 ペン後カバー13はペン軸11の後端に圧入により挿嵌される。ここに、ぺン 後カバーとは、ペン軸と一体となって収納物を保護する部材であり、ペン先カバ ーに対して反対側の端に設けられるものをいう。ペン後カバー13の存在は、ト リマコンデンサ16の調整を可能にするのみならず、ペン軸11と部品ホルダ1 0との嵌合をした後、何らかの理由ではずす必要が生じた場合に、ペン軸11の 後方からマイナスドライバーのごときものまたは専用の治具を挿入して、スナッ プフィット15のペン軸11の段付部への引っ掛かりをはずすことによりそれを 可能にする意義がある。
【0023】 サイドスイッチノブ14は、サイドスイッチ18のオンオフを可能にするため のつまみである。ペン使用者がペン軸11を握ってペンを使用する際にペン軸1 1の指の当たる部分に取付けられる。そのための取付穴がペン軸11に設けられ 、それはトリマコンデンサ17の調整用穴と兼用される。
【0024】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような 効果を奏する。
【0025】 従来の接着による接合が、接着剤の塗布、乾燥、接合後の加圧という三つの工 程からなるものであったのに比し、挿入するのみであるから大幅な組立工程の短 縮が実現された。
【0026】 また、接着の際の加圧方向と筆圧荷重を受ける方向とが逆であることによる不 利益が解消され、接着することなしに部材間の機械的連結または接合が何らのガ タツキなく実現された。
【0027】 さらに、射出成形技術上の容易化が実現された。すなわち、従来のものにおい ては特にペン軸前部分が先端にゆくほど先細りする形状であり、芯体59等の収 納する部材を保持する必要から成形品の厚みに相当の精度が要求されていた。そ のことは成形を不可能にするものではないが射出成形上のゲートバランスの調整 等の成形上の煩雑さを招いていた。本考案により、ペン軸の形状がより単純化さ れ、またペン先カバーをペン軸から分離したことにより、部品の成形がより容易 になった。
【0028】 さらに、成形の容易さはコストダウンをももたらした。
【0029】 また、トリマコンデンサの調整を容易にすること及び、サイドスイッチノブを 小さくすることも可能になった。
【0030】 以上のように、本考案は、より量産に適したスタイラスペンを、主にその外観 を構成する部材の構造または形状の改変により提供するものといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスタイラスペンの一実施例を示す要部
構成図
【図2】従来のスタイラスペンの一例を示す要部構成図
【符号の説明】
10,50 部品ホルダ 11 ペン軸 12 ペン先カバー 13 ペン後カバー 14,54 サイドスイッチノブ 15 スナップフィット 16,17,56,57 トリマコンデンサ 18,58 サイドスイッチ 19,59 芯体 51 ペン軸前部分 52 ペン軸後部分
【手続補正書】
【提出日】平成3年7月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品および機構部品をペン軸に収納
    してなるコードレスのスタイラスペンにおいて、ペン軸
    が内側に段付部を有する円筒からなるとともに、ペン軸
    内に収納される部品ホルダの後端にスナップフィットを
    設けたことを特徴とするスタイラスペン。
  2. 【請求項2】 ペン軸先端に、ペン先カバーを挿嵌する
    ことを特徴とする請求項1記載のスタイラスペン。
  3. 【請求項3】 ペン軸後端に、ペン後カバーを挿嵌する
    ことを特徴とする請求項1または2記載のスタイラスペ
    ン。
  4. 【請求項4】 ペン軸のペン使用時に指が当たる部分に
    サイドスイッチノブを設けるとともに、サイドスイッチ
    ノブ取付のためにペン軸に設ける穴をトリマコンデンサ
    の調整用穴と兼用すべくその穴に対応する位置にトリマ
    コンデンサを設けたことを特徴とする請求項1、2また
    は3記載のスタイラスペン。
JP058016U 1991-06-28 1991-06-28 スタイラスペン Pending JPH0656829U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP058016U JPH0656829U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 スタイラスペン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP058016U JPH0656829U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 スタイラスペン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0656829U true JPH0656829U (ja) 1994-08-05

Family

ID=13072172

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP058016U Pending JPH0656829U (ja) 1991-06-28 1991-06-28 スタイラスペン

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JP (1) JPH0656829U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015032167A (ja) * 2013-08-03 2015-02-16 株式会社ワコム 筆圧検出モジュール及び位置指示器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS599782A (ja) * 1982-06-30 1984-01-19 インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション 署名検証のためのデ−タ入力ペン

Patent Citations (1)

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