JPH0656801U - 位置決め制御装置 - Google Patents

位置決め制御装置

Info

Publication number
JPH0656801U
JPH0656801U JP093456U JP9345692U JPH0656801U JP H0656801 U JPH0656801 U JP H0656801U JP 093456 U JP093456 U JP 093456U JP 9345692 U JP9345692 U JP 9345692U JP H0656801 U JPH0656801 U JP H0656801U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
data
sub cpu
cpu unit
main cpu
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP093456U
Other languages
English (en)
Inventor
陽一 加藤
英志 小山
研一 荒井
良依 若松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optic Co Ltd filed Critical Olympus Optic Co Ltd
Priority to JP093456U priority Critical patent/JPH0656801U/ja
Publication of JPH0656801U publication Critical patent/JPH0656801U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • General Factory Administration (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御対象の追加削除が簡単で多数の制御対象
を同期制御できる位置決め制御装置を得る。 【構成】 CPUバスA101とメインCPU部10と
通信コントローラ部A20とからなるメインCPUユニ
ット100を有し、CPUバスB201とサブCPU部
30と通信コントローラ部B40とからなり各々が複数
の制御対象軸400を位置決め移動可能な複数のサブC
PUユニット200を有し、マルチドロップ式の高速シ
リアル通信回線300により、縦列接続して構成する。
メインCPUユニット100は離れた位置に配置された
複数のサブCPUユニット200と高速シリアル通信回
線300を介して移動データおよび移動開始データを授
受することで、複数の制御対象軸の位置決め移動開始及
び終了時の同期をとる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、メインCPUユニットにより制御される複数のサブCPUユニット によって複数の制御対象を位置決め移動する位置決め制御装置に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
CPUを用いて複数の制御対象の位置決め制御を行う場合、1つのCPUで制 御できる制御対象の数(軸数)には自ずと限界があり、これを解決する手段とし て複数のCPUを用いて制御対象の数を増やすという手法が一般的に知られてい る。しかしながら、従来この手法を用いた位置決め制御装置の多くがその複数の CPUに対して同期制御を行うために、著しく複雑な構成を必要とするという問 題点をかかえていた。
【0003】 この問題点を解決する為に、特開平1−161503号公報に記載されている ような位置決め制御装置が提案されており、図6はその概要であり、また図7は 同期回路の構成図をしめすものである。
【0004】 図6において、主制御を行うメインCPU部1と、各々が複数の制御対象4を 位置決め移動するその各々が同期回路を具備している複数のサブCPU部2a〜 2cと、それら全てのCPU部の間で各々読み書き自在の共有メモリ3が、制御 データを転送するデータバス5と同期信号を伝える同期用バス6a〜6bにより 結合された位置決め制御装置である。
【0005】 上記位置決め制御装置において複数のサブCPU部2a〜2cの内1つのサブ CPU部2aをマスタCPU部とし、残余のサブCPU部2b、2cをスレーブ CPU部とする。各サブCPU部2a〜2cには図7に示すようなRSフリップ ・フロップ7とアンドゲート8よりなる簡単な同期回路を備えており、同期回路 相互間は同期用バス6a、6bで接がれている。マスタCPU部2aは、メイン CPU部1からの制御により、各同期回路を介して自身を含む各サブCPU部2 a〜2cの動作を開始させ、開始時の同期をとる。各サブCPU部2a〜2cの 動作が完了すると、マスタCPU部1に備えられた完了情報出力回路に動作完了 信号が送られる。動作完了信号が全てそろうと、完了情報出力回路がメインCP U部1にその旨を知らせ、完了時の同期をとる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の技術によれば、その構成の複雑さが問題とされてきた複数のCPU による位置決め制御装置の同期制御において、各々のサブCPU部に設けられた 簡単な同期回路とそれらを結ぶ専用の同期バスという簡単な構成により同期制御 を行うことが可能となる。しかしながら、メインCPU部とサブCPU部間の種 々のデータ授受がデータバスを介して行われるパラレルデータ転送によるため各 CPU部間の信号線数が多く、製造配線性、信頼性及び保守性が悪いという問題 点があった。
【0007】 また、拡張性という面でも、制御規模を拡大するため制御対象を増設すべくサ ブCPU部を増やす場合、同期用バスを構成する位置決め移動完了同期用の信号 線が各サブCPU部に対して1対1で設けられているため、既設のバスを再編成 し直すと共に完了情報出力回路もサブCPU部の増設に伴う完了情報の増加が既 設のアンドゲートの許容可能な入力数を越えた場合には、新たなアンドゲートの 新設を余儀なくされるという同期回路による拡張規模への制約が強いという問題 点があった。
【0008】 本考案は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、 回路という仕様が固定された手段によらず、同期動作を可能とすることで多数の 制御対象を同期制御でき、しかも既設の構成要素になんら影響を与えることなく 制御対象の追加削除が簡単になし得る位置決め制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
図1は、本考案の位置決め装置の基本構成を示しており、CPUバスA101 によって結ばれたメインCPU部10と通信コントローラ部A20により構成さ れた主制御を司るメインCPUユニット100と、CPUバスB201によって 結ばれたサブCPU部30と通信コントローラ部B40より構成された各々が複 数の制御対象軸400を位置決め移動可能な複数のサブCPUユニット200が 、マルチドロップ式の高速シリアル通信回線300により、縦列接続されている 。
【0010】 前述のメインCPUユニツト100の通信コントローラ部A20は、CPUバ スA101を介してメインCPU部10より転送されたパラレルデータをシリア ルデータに変換し、高速シリアル通信回線300へ送出するとともに、高速シリ アル通信回線300を通して自ユニットに送られてきたシリアルデータをパラレ ルデータに再生し、CPUバスA101を介してメインCPU部10へ転送する 機能を有する。
【0011】 一方、サブCPUユニット200の通信コントローラ部B40は、高速シリア ル通信回線300上の自ユニット宛のシリアルデータのみを取込みパラレルデー タに変換し、CPUバスB201を介してサブCPU部30に転送するとともに 、CPUバスB201を介してサブCPU部30より転送されたパラレルデータ をシリアルデータに変換し、高速シリアル通信回線300上に送出する機能を有 する。
【0012】 各サブCPUユニット200はその制御対象となる送り機構又は主軸機構に適 用するモータを内蔵した自動機本体に着脱可能な駆動部自体に組み込まれており 、メインCPUユニット100は離れた位置に配置された複数のサブCPUユニ ット200と高速シリアル通信回線300を介して移動データおよび移動開始デ ータを授受することで、複数の制御対象軸の位置決め移動開始及び終了時の同期 をとる。
【0013】
【作用】
上記構成によれば、メインCPUユニット100において、メインCPU部1 0から通信コントローラ部A20に各サブCPU部30に対する移動が出される と、通信コントローラ部A20は受け取った移動に対応するサブCPUユニット 200に割り付けられた固有の回線番号を付加した個別の移動データと移動開始 データに再編纂し、自己の記憶エリアに順次保管する。同期をとり移動させる制 御対象軸に対応した全サブCPUユニット200に対する移動が上記の手順によ って通信コントローラ部A20内で処理されると、通信コントローラ部A20は 、個別の移動データを該当する各サブCPUユニツト200に高速シリアル通信 回線300を介して順次送信する。
【0014】 サブCPUユニット200の通信コントローラ部B40は、高速シリアル通信 回線300上に送出された移動データを受信し個々に付加された固有回線番号を 検索するこちにより、自ユニット宛の移動データの時のみ自ユニットのサブCP U部30にシリアル−パラレルデータ変換してメインCPU部10からの移動と して転送した後、準備完了応答をメインCPUユニット100に高速シリアル通 信回線300を介して返送する。この手順によって、メインCPUユニツト10 0の通信コントローラ部A20が移動データを送信した全てのサブCPUユニッ ト200から返送された準備完了応答を確認し終わると、各サブCPUユニツト 200宛に自己の記憶エリアに一時保管していた移動開始データを高速シリアル 通信回線300を介して一斉同報する。
【0015】 移動開始データを受信した各サブCPUユニツト200の通信コントローラ部 B40は、サブCPU部30に対して移動開始情報を送り、先に転送済みのメイ ンCPU部10からの移動データに応じた各制御対象軸移動をサブCPU部30 に一斉開始させる。これにより、移動開始時の同期がとれる。
【0016】 また、各制御対象軸400がメインCPU部10からの移動データに応じた移 動を完了すると、各サブCPU部30は、通信コントローラ部B40にメインC PU部10への移動完了情報データ送信要求を行い、通信コントローラ部B40 にメインCPU部10への移動完了情報データ送信要求を行い、通信コントロー ラ部B40はこれに呼応して自ユニットの固有回線番号が付加された所定の移動 完了情報コマンドを高速シリアル通信回線300を介してメインCPUユニツト 100に送信する。
【0017】 一方、メインCPUユニツト100の通信コントローラ部A20は、移動開始 データ一斉同報後、一括受信状態い゛高速シリアル通信回線300を介して各サ ブCPUユニット200より送られてくる移動完了情報コマンドを常に待ち受け 、コマンドを受信する度に固有回線番号を確認し、移動データ送信した際に自己 の記憶エリアに設けた送信データテーブルの該当するサブCPUユニツトステー タスフラグを立てる。全てのステータスフラグがそろったところで、通信コント ローラ部A20は移動完了情報をメインCPU部10に送る。これにより、メイ ンCPU部10は相互に同期しながら移動するよう先に指令した制御対象軸全て の移動完了を認識し移動完了時の同期がとれる。
【0018】
【実施例】
図2〜図4は、本実施例の位置決め制御装置であり、図2は全体構成を示すブ ロック図であり、図3はメインCPUユニットの内部構成を示すブロック図であ り、図4はサブCPUユニットの内部構成を示すブロック図であり、図5は小型 レンズ搬送機を示す斜視図である。
【0019】 本実施例は、X.Y.Zの3つのACサーボモータにより駆動される3軸が互 いに直交し、かつそのZ軸が回転軸θを具備した軸直交座標型ロボットを核とし 、L1 、L2 の2つのACサーボモータによって各々駆動され垂直方向に移動す るローダとアンローダを組み合わせた小型レンズの搬送機における一例であり、 機器全体の制御を司るホストコントローラ(プログラマブルコントローラ)の下 で全駆動の位置決め移動制御を行う位置決め制御装置である。
【0020】 上記小型レンズの搬送機は、図5に示すように、小型レンズ搬送用4軸ロボッ トのX軸を駆動するACサーボモータX及び機構部51と、小型レンズ搬送用4 軸ロボットY軸を駆動するACサーボモータY及び機構部52と、小型レンズ搬 送用4軸ロボットのZ軸を駆動するACサーボモータZ及び機構部53と、小型 レンズ搬送用4軸ロボットのθ軸を駆動するACサーボモータθ及び機構部54 と、小型レンズ供給用ローダーを上下動させるためのACサーボモータL1及び 機構部55と、小型レンズ排出用ローダーを上下動させるためのACサーボモー タL2及び機構部56とから構成されている。 また、小型レンズ搬送機の動作概要は、55の機構によりトレー57の1段を 引き出させる高さまで上昇した供給用ローダー58よりトレー57に載せられた 複数個の小型レンズ59が定められたピックアップゾーンまで、スライダーテー ブル60によりトレー57を介して搬送され、位置決めされる。 次に、51〜54の機構より構成された4軸ロボットが、トレー57より小型 レンズ59を1個だけピックアップし加工機の加工ポイントまで搬送した後、定 められた姿勢に位置決めする。以上により加工機に対して小型レンズ59が供給 され、加工機が所定の加工を終えると前述の4軸ロボットは再び加工機の加工ポ イントまで移動し、加工済み小型レンズを取り出し、既にスライダーテーブル2 上に設置されている加工済みの小型レンズを収納する為の空の専用トレーに順次 位置決めしながら載せて行く。 以上の動作を繰り返してトレー1段分の小型レンズが全て加工されると56の 機構により昇降する排出用ローダー61の挿入ポイントまでスライダーテーブル 63によりトレー57が搬送され、排出用ローダー61に押し込まれ搬出用ロー ダー61が1段下降する。
【0021】 次に、本位置決め制御装置は、全体構成を示すブロック図である図2に示す通 り、搬送機全体の制御を司る図示しないホストコカトローラの指令によって制御 対象軸機構全てを一括管理するメインCPUユニット100と、各々がACサー ボモータで駆動される2つの制御対象軸機構400−1,400−2,400− 3を互いに同期及び補間をとり位置決め移動制御しうる3つのサブCPUユニツ ト200−1,200−2,200−3が、主幹接続線300−1と両端の終端 器300−3からなる主線と、その主線上の任意の位置に配置された複数のT字 型分配器300−4により主線より枝分かれした複数の分岐接続線300−2に 各々が接続されることでマルチドロップ式の高速シリアル通信回線300上に縦 列接続された構成である。
【0022】 上記において、高速シリアル通信回線300の各要素にツイストペアケーブル 系を用いて構成するか、同軸ケーブル系を用いて構成するかによる基本構成上の 差異はない。
【0023】 メインCPUユニット100の内部構成を示すブロック図である図3において 、メインCPUユニット100は、核となるメインCPU11、ROM12、R AM13、多点入力プログラマブル割り込み信号制御回路14、6チャンネル2 4ビット仕様のプログラマブルカウンタタイマ15、及びホストコントローラと の指令・応答授受用の外部入出力制御用I/F回路16がデータビット長8/1 6のローカルバス1(17)によって結合されて全体としてプログラマブルタイ マカウンタ15を用いてスケジュールの管理を行うイベントトリブン方式による ROM12に格納されたリアルタイムマルチタスクOS環境下で複数の制御プロ グラムが動作する構造のメインCPU部10と、差動型ライントランシーバ22 を介してバストポロジーの高速シリアル通信回線を通じてシリアルデータの送受 信を行う自己ネットワーク再構築機能を具備した改良型トークンパッシングプロ トコルシーケンス内蔵のシリアル通信コントローラ21、送受信データの一時保 管及び各種回線管理パラメータテーブル記憶用のデュアルポート仕様ローカルR AM23、通信コントローラ21の送受信完了及びネットワーク異常時に前述の メインCPU部10の割り込み信号制御装置を介してメインCPU11に各々の 場合に対応した処理を要求しうる割り込み信号発生回路24及び主に前述のメイ ンCPU部10各構成要素からのアクセス要求が上記のどの構成要素に対してな のかを判断し、一時的にアクセス権を開放すると共にデータビット長8/16の 整合を行うCPUバスI/F回路25をデータビット長8のローカルバス2(2 6)によって結合された通信コントローラA部20が、コントロールバス、アド レスバス、データバス及び各割り込みバスよりなるCPUバスA部101によっ て接続されている。
【0024】 電源回路102は、メインCPUユニツト100に対して外部より供給される 商用交流AC100VをメインCPU部100内部の各構成要素が必要とする直 流電圧に変換し供給する多出力型AC/DCコンバータである。動作クロック発 振回路103は、メインCPU11及び周辺構成要素のシステムクロックならび にシリアル通信のボーレートクロック供給用多周波数出力型発振器である。
【0025】 サブCPUユニット200の内部構成を示すブロック図である図4において、 サブCPUユニツト200は、前述のメインCPUユニット100同様核となる サブCPU31,ROM32,RAM33,多点入力プログラマブル割り込み信 号制御回路34、6チャンネル24ビット仕様のプログラマブルカウンタタイマ 35、及び実際に制御対象軸を軌道するエンコーダ内蔵型ACサーボモータのエ ンコーダ出力フィードバックI/Fを具備した任意の台形駆動指示パルス列がプ ログラマブルに出力可能なパルスジェネレータ回路36−1,36−2と、出力 されたその指示パルス列をACモータ用相出力に変換するサーボモータドライブ 回路37−1,37−2より構成された機能ブロック回路2系統を、データビッ ト長8/16のローカルバス2(37)によって結合し全体としてプログラマブ ルタイマカウンタ35を用いてスケジュールの管理を行うイベントトリブン方式 によるROM32に格納されたリアルタイムマルチタスクOS環境下で2つのA Cサーボモータを独立、同期及び各種補間動作等の組み合わせ制御可能な構造の サブCPU部30と、差動型ライントランシーバ42を介して前述のバストポロ ジーの高速シリアル通信回線を通じてシリアルデータの送受信を行う自己ネット ワーク異常判断機能を具備した改良型トークンパッシングプロトコルシーケンス 内蔵のシリアル通信コントローラ41、送受信データ等の一時保管用のデュアル ポート仕様ローカルRAM43、通信コントローラ41の送受信完了及びネット ワーク異常時に前述のサブCPU部30の割り込み信号制御装置を介してサブC PU31に各々の場合に対応した処理を要求しうる割り込み信号発生回路44及 び主に前述のサブCPU部30各構成要素からのアクセス要求が上記のどの要素 に対してか判断し一時的にアクセス権を開放すると共にデータビット長8/16 の整合を行うCPUバスI/F回路45をデータビット長8のローカルバス2( 46)によって結合された通信コントローラB部40が、コントロールバス、ア ドレスバス、データバス及び各割り込みバスよりなるCPUバスB201によっ て接続されている。
【0026】 電源回路102は、サブCPUユニツト200に対して外部より供給される商 用交流AC100VをサブCPU部200内部の各構成要素が必要とする直流電 圧に変換し供給する多出力型AC/DCコンバータである。動作クロック発振回 路203は、サブCPU31及び周辺構成要素のシステムクロックならびにシリ アル通信のボーレートクロック供給用多周波数出力型発振器である。
【0027】 次に前述した位置決め制御装置の作用動作について説明する。メインCPUユ ニツト100において、ホストコントローラからの各制御対象軸に対する位置決 め移動指令がマスタCPU部10の外部入出力装置制御用I/F回路16に伝達 されると、外部入出力装置制御用I/F回路16及び割り込み信号制御回路14 によってメインCPU11に対しホストコントローラから各制御対象軸に対する 位置決め移動指令の発生を割り込み処理要求として通達し、メインCPU11は その割り込み要求を受け外部入出力装置制御用I/F16のデータバッファ内に 一時保管されていたホストコントローラの指令内容をRAM13のホストコント ローラ用メモエリアに一括転送処理後一定ブロック毎に順次取り込み解釈を行い 装置内部用の位置決め移動指令に変換及び生成する。
【0028】 全ての制御対象軸に対する位置決め移動指令を生成しRAM13の指令用メモ エリアに格納し終わると、メインCPU11は、通信コントローラ部A20のC PUバスI/F回路25に対してローカルRAM23への送信データ転送要求を 出し、これに応じてCPUバスI/F回路25は位置決め移動指令データ群をR AM13の各指令用メモエリアよりローカルRAM23の送信データテーブルに ローカルバス1(17)〜CPUバスA101〜ローカルバス2(26)という 経路で一括転送を行う。転送完了確認後、CPUバスI/F回路25はシリアル 通信コントローラ21に対しサブCPUユニツト200−1,200−2,20 0−3への位置決め移動指令データの送信開始を要求する。
【0029】 要求を受理したシリアル通信コントローラ21は、ローカルRAM23に格納 されている位置決め移動指令データ毎にその各位置決め移動指令データに対応す るローカルRAM23のネツトワークパラメータテーブルに予め登録された各サ ブCPUユニツト200−1,200−2,200−3に割り付けられた固有の 回線番号を付加した個別の移動データと移動開始データに再編纂した形で順次読 み出しながら内蔵の送信用データバッファに取り込んで送信準備を行う。
【0030】 相互に同期をとりながら移動を開始する全ての制御対象軸に対応した各サブC PUユニット200−1,200−2,200−3に対する移動命令が上記の手 順によりシリアル通信コントローラ21内で処理されると、シリアル通信コント ローラ21は、個別の移動データを該当する各サブCPUユニツト200−1, 200−2,200−3宛に高速シリアル通信回線300上にダイパルス信号に 変換し差動型ライントランシーバ22を用いて順次送出する。相互に同期をとり ながら位置決め移動を行う全てのサブCPUユニツトに対する以上の動作が完了 すると、メインCPUユニツト100内のシリアル通信コントローラ21は、各 サブCPUユニット200−1,200−2,200−3から送られてくるべき 正常受信応答及び準備完了応答に対する複数回線からの同時受信待ち受け状態と なる。
【0031】 各サブCPUユニット200−1,200−2,200−3の通信コントロー ラ部B40が持つシリアル通信コントローラ41は、差動型ライントランシーバ 42を用い高速シリアル通信回線300上に送出されたダイパルス信号に変換さ れた移動データを受信し、個々に付加された固有回線番号を検索して自ユニット 宛の移動データの時のみ内蔵のバッファに格納する。全データの格納が完了する とシリアル通信コントローラ41は、ローカルRAM43の受信データテーブル に一括転送した後、正常受信応答をマスタCPUユニット100に差動型トラン シーバ42を用い高速シリアル通信回線300を介して返送する。
【0032】 同時にシリアル通信コントローラ41は、割り込み信号発生回路44を用いて サブCPU部30内の割り込み信号制御回路24を介しサブCPU31に対して 受信完了及び受信データ転送準備完了を知らせる割り込み処理要求を行う。サブ CPU31はその割り込み要求を受け通信コントローラ部B40のCPUバスI /F回路45に対してローカルRAM43への受信データ転送要求を出しこれに 応じてCPUバスI/F回路45は位置決め移動指令用受信データ群をローカル RAM43の受信データテーブルよりRAM33の指令用メモエリアにローカル バス2(46)〜CPUバスB201〜ローカルバス1(38)という経路で一 括転送を行う。
【0033】 メインCPUユニット100からの指令内容はRAM33の指令用メモエリア に一括転送処理後、一定ブロック毎にサブCPU31によって順次読み込まれ解 釈が行われフィードバックI/F付パルスジェネレータ回路36−1,36−2 用の位置決め移動パラメータに変換及び生成する。サブCPU31は、生成した 位置決め移動に必要なパラメータ群を2系統のフィードバックI/F付パルスジ ェネレータ回路36−1,36−2内のパラメータ毎のコマンドレジスタ群に順 次設定を行う。移動開始コマンドパラメータを除く移動量、最高速度、加速度レ ート等の位置決め移動制御に必要な全てのパラメータ群を各フィードバックI/ F付パルスジェネレータ回路36−1,36−2に設定し終わると、サブCPU 31は、CPUバスI/F回路45を介してCPUバスB201〜ローカルバス 2(46)の経路でシリアル通信コントローラ41に対してメインCPUユニッ ト100への受信完了応答送信コマンドを発行する。
【0034】 この受信完了応答送信コマンドを受理したシリアル通信コントローラ41は、 ローカルRAM43内のネツトワークパラメータテーブルに設けられた同期制御 管理メモエリアの制御対象毎のステータスフラグを立てた後、メインCPUユニ ツト200−1,200−2,200−3宛に自己の回線番号を付加した準備完 了応答コマンドを高速シリアル通信回線300上にダイパルス信号に変換し差動 型ライントランシーバ42を用いて送出する。メインCPUユニット100の通 信コントローラ部A20内のシリアル通信コントローラ21は、差動型ライント ランシーバ22を用い高速シリアル通信回線300上に送出されているダイパル ス信号に変換された各サブCPUユニット200−1,200−2,200−3 からの準備完了応答コマンドを受信し、その準備完了応答コマンドに付加されて いる固有回線番号を検索し、ローカルRAM23内のネツトワークパラメータテ ーブルに設けられた同期制御管理メモエリアの各サブCPUユニット200−1 ,200−2,200−3に該当するステータスフラグを立てる。
【0035】 以上がメインCPUユニツト100ならびにサブCPUユニツト200−1, 200−2,200−3の通信コントローラ部A20及び通信コントローラ部B 40が相互にデータを授受する為の一連の手順である。このような両ユニツト間 でのデータ授受手順によってメインCPUユニツト100のシリアル通信コント ローラ21を含む通信コントローラ部A20は、移動データを送信した全てのサ ブCPUユニット200から返送された準備完了応答を確認し終わると同時に、 各サブCPUユニツト200−1,200−2,200−3宛にローカルRAM 23内のネツトワークパラメータテーブルに設けられた同期制御管理メモエリア より一時保管していた移動開始コマンドを読み込み、高速シリアル通信回線30 0を介して全サブCPUユニツト200−1,200−2,200−3に一斉同 報を行う。
【0036】 この移動開始コマンド信号を受信した時点で各サブCPUユニツト200−1 ,200−2,200−3の通信コントローラ部B40は、サブCPU部30に 対して位置決め動作の開始を要求する割り込み信号を出す。サブCPU部30内 のサブCPU31は割り込み制御回路34を介して前述の位置決め動作開始要求 割り込み信号を受け取ると、先ず前述のローカルRAM43内のネツトワークパ ラメータテーブルに設けられた同期制御管理メモエリアより一時的に保管されて いた制御対象毎のステータスフラグを付加し移動開始データを自己の汎用レジス タに読み込み、自己が管理する2系統のフィードバックI/F付パルスジェネレ ータ回路36−1,36−2のスタートコマンドレジスタに対して移動開始コマ ンドパラメータを設定するという割り込み処理を行う。
【0037】 2系統のフィードバックI/F付パルスジェネレータ36−1,36−2は、 移動開始コマンドパラメータが所定のレジスタに設定されると同時に各々のサー ボモータドライブ回路37−1,37−2に指示パルス列を出し、この指示パル スに従いサーボモータドライブ回路37−1,37−2は、制御対象軸に機械的 に接続されているACモータの駆動を開始する。
【0038】 この一連の動作は、メインCPUユニツト100より移動開始データを一斉同 報された全てのサブCPUユニツト200−1,200−2,200−3で同時 に行われるため、複数の制御対象軸相互の移動開始時における同期がとれる。ま た、各サブCPU部30は、各制御対象軸400が前述の移動に応じた移動を完 了したことを各系統毎のフィードバックI/F付パルスジェネレータ回路36− 1,36−2からの完了信号の論理積をとった割り込み信号によって知らされる と、自ユニツトの通信コントローラ部B40にメインCPUユニツト100への 移動完了情報データ送信要求を行う。これに呼応して通信コントローラ部B40 は、所定の移動完了情報データに自ユニットの固有回線番号を付加し高速シリア ル通信回線300を介してメインCPUユニット100に送信する。
【0039】 メインCPUユニツト100の通信コントローラ部A20は、移動開始データ の一斉同報後、高速シリアル通信回線300を介して各サブCPUユニット20 0より送られてくる移動完了情報データの受信待ち受け状態であり、移動完了情 報データを受信する度にその固有回線番号を確認し、移動を送信した際にローカ ルRAM23内に設けておいた送信先データテーブルの該当するサブCPUユニ ットステータスフラグを立てる。
【0040】 全てのステータスフラグがそろったところで、通信コントローラ部A20は移 動完了情報をメインCPU部10のメインCPU11に割り込み信号発生回路2 4からの全位置決め動作完了割り込み信号として送る。割り込み信号制御回路1 4を介してこれを受け取ったメインCPU11は、ホストコントローラに外部入 出力装置I/F回路16を通じて、先に要求された各制御対象軸に対する全ての 位置決め移動が終了したことを伝え、次の位置決め移動指令に備える。以上によ って、複数の制御対象軸相互の移動完了時における同期がとれる。
【0041】 本実施例の位置決め制御装置によれば、特別な同期信号回路と専用の信号伝達 回路を設けることなく、通常のデータ交換に用いる通信回線を利用して同期情報 を授受するだけで多数の制御対象を同期制御できる。また、複数のCPU間の同 期情報授受媒体も通信回線1対のみで多数の信号線束からなるCPUバスという データ授受媒体に比べ著しく省配線化が可能である。さらに、そのデータ交換に 用いる通信回線にマルチドロップ式高速シリアル通信を用いることで、制御対象 軸の増設がサブCPUユニツト200と接続用シリアル通信回線300−3,3 00−4を1系統増設し、メインCPUユニツト100にその固有回線番号を登 録するだけで容易に対処でき、制御対象の削除に対しても同様にして、サブCP Uユニツト200を取り外すと共に、メイナCPUユニツト100からその固有 回線番号を抹消するだけで、既設の構成要素になんら手を加えずに対処が可能で ある。更に固有回線番号の登録、抹消による通信回線の構成要素数の変化をメイ ンCPUユニット100の通信コントローラ部A20自身が定期的にその時点の 回線状態を回線情報として更新していく為、外部から特別な操作を必要としない 。
【0042】
【考案の効果】
本考案の位置決め制御装置によれば、同期制御専用の特別な回路を必要とせず に通常のデータ交換に用いる通信回線を利用して同期情報を授受し、それに用い る同期情報授受媒体も1対の通信回線のみという省配線構造で多数の制御対象軸 を同期制御でき、かつ既設の構成要素になんら影響を与えることなく制御対象軸 の追加削除が可能な位置決め装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の位置決め制御装置の構成を示す概念図
である。
【図2】本考案の一実施例における制御装置の全体構成
を示すブロック図である。
【図3】同実施例におけるメインCPUユニットの内部
構成を示すブロック図である。
【図4】同実施例におけるサブCPUユニットの内部構
成を示すブロック図である。
【図5】同実施例における小型レンズ搬送機を示す斜視
図である。
【図6】従来の位置決め制御装置の構成を示す概念図で
ある。
【図7】同従来の制御装置における同期回路の構成を示
す回路図である。
【符号の説明】
100 メインCPUユニツト 10 メインCPU部 200 サブCPUユニット 30 サブCPU部 300 高速シリアル通信回線 20 通信コントローラ部A 40 通信コントローラ部B 400 制御対象軸機構 101 CPUバスA 201 CPUバスB
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 若松 良依 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインCPUユニットにより制御される
    複数のサブCPUユニットで複数の制御対象を位置決め
    移動する位置決め装置において、前記メインCPUユニ
    ット及びサブCPUユニットが前記各々のCPUユニッ
    ト内に配置されたCPU部とCPUバスによって結ばれ
    た通信手段を備え、メインCPUユニットとサブCPU
    ユニットがマルチドロップ式のシリアル通信手段で結合
    されていることを特徴とする位置決め制御装置。
JP093456U 1992-12-28 1992-12-28 位置決め制御装置 Withdrawn JPH0656801U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP093456U JPH0656801U (ja) 1992-12-28 1992-12-28 位置決め制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP093456U JPH0656801U (ja) 1992-12-28 1992-12-28 位置決め制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0656801U true JPH0656801U (ja) 1994-08-05

Family

ID=14082836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP093456U Withdrawn JPH0656801U (ja) 1992-12-28 1992-12-28 位置決め制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0656801U (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001325008A (ja) * 2000-05-12 2001-11-22 Yaskawa Electric Corp 通信経路の簡素化・省配線化を実現できる多軸アンプシステムの操作装置
JP2006084194A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Yamato Scale Co Ltd 多連式重量選別機
JP2006209646A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Toyota Motor Corp 分散制御システム
CN102955440A (zh) * 2011-08-10 2013-03-06 发那科株式会社 具有多核处理器的数值控制装置***
US9054608B2 (en) 2011-02-21 2015-06-09 Mitsubishi Electric Corporation Electric motor control system and communication method

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001325008A (ja) * 2000-05-12 2001-11-22 Yaskawa Electric Corp 通信経路の簡素化・省配線化を実現できる多軸アンプシステムの操作装置
JP2006084194A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Yamato Scale Co Ltd 多連式重量選別機
JP4549789B2 (ja) * 2004-09-14 2010-09-22 大和製衡株式会社 多連式重量選別機
JP2006209646A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Toyota Motor Corp 分散制御システム
US9054608B2 (en) 2011-02-21 2015-06-09 Mitsubishi Electric Corporation Electric motor control system and communication method
CN102955440A (zh) * 2011-08-10 2013-03-06 发那科株式会社 具有多核处理器的数值控制装置***
JP2013054730A (ja) * 2011-08-10 2013-03-21 Fanuc Ltd マルチコアプロセッサを有する数値制御装置システム
US9436177B2 (en) 2011-08-10 2016-09-06 Fanuc Corporation Numerical control system having multi-core processor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5491531A (en) Media access controller with a shared class message delivery capability
CN100502456C (zh) 打印机、打印机***、打印机控制器及其动作控制方法
US5327121A (en) Three line communications method and apparatus
US4805169A (en) Local area network operating on the multiple bus system
CN100594705C (zh) 数据通信的方法和数据通信的输入/输入装置
US20130179622A1 (en) System and method for transmitting and receiving data using an industrial expansion bus
JP2002244701A (ja) 運動制御用システム、運動制御用システムの使用方法および運動制御用システムにより使用されるコンピュータ読出し可能命令
EP2494742B1 (en) Network control architecture and protocol for a distributed control, data acquisition and data distribution system and process
CN100333987C (zh) 电梯的通信控制装置以及通信控制方法
CN100481801C (zh) 以太网通信***中多用户实时通信方法及以太网通信***
CN101790230A (zh) 精确时间协议节点、时戳操作方法及时间同步***
US6272572B1 (en) Apparatus and method for transmitting and receiving passenger service system and telephone signals over a network
JPH0656801U (ja) 位置決め制御装置
JPH0610800B2 (ja) 非同期信号の同期方法
JP2002073584A (ja) サイクリック自動通信による複数局メモリデータ共有システム
EP0240873B1 (en) I/O Handler
US6052151A (en) Editing apparatus
JPS5941337B2 (ja) 同期回線接続方式
Tran et al. Design of gateway based on CC-LINK IE field and serial communication
JP2985276B2 (ja) 通信システム
JPH0732397B2 (ja) データ伝送機能付き電子機器
JPS60108952A (ja) デ−タ転送制御方式
CN117644519A (zh) 多机器人同步控制方法及***、多机器人同步工作站
JPH02161551A (ja) データ転送制御方式
JPH1015787A (ja) 生産ライン管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970306