JPH0656734U - 分光分析装置 - Google Patents

分光分析装置

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JPH0656734U
JPH0656734U JP280393U JP280393U JPH0656734U JP H0656734 U JPH0656734 U JP H0656734U JP 280393 U JP280393 U JP 280393U JP 280393 U JP280393 U JP 280393U JP H0656734 U JPH0656734 U JP H0656734U
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JP
Japan
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mct detector
detector
interferometer
incident
measurement
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Application number
JP280393U
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English (en)
Inventor
寿一郎 右近
司 佐竹
克美 西村
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Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MCT検出器などの連続冷却可能時間を大幅
に長くして、任意の時間にわたって連続測定を行うこと
を可能にし、かつMCT検出器などの冷却温度をほぼ任
意に制御することが可能な分光分析装置をうる。 【構成】 光源1が射出した光束が干渉計5に入射可能
であるとともに、干渉計5から射出された光束が、測定
サンプルが導入される測定セル13に入射され、かつ測定
セル13から射出された光束がMCT検出器17に入射され
るように構成され、かつシーケンスコントローラー20で
制御されるスターリングクーラー18で前記MCT検出器
17が冷却される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、化学プラントから導入される測定サンプルを測定し、その測定デー タに基づいて前記化学プラントを制御するなどの目的に使用される分光分析装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
化学プラントの制御その他に使用される分光分析装置として、例えば、図2に 示したものが知られている。図2において、31は光源、32は楕円面集光鏡、33は 反射鏡、34は放物面鏡で、これが反射した光線が干渉計35に入射される。この干 渉計35は、放物面鏡34で入射された光束を反射光束と透過光束とに分離するビー ムスプリッター36、可動鏡37a,37b 、固定鏡38a,38b 、可動鏡37a,37b が立設さ れてそれらを往復揺動させる揺動板39で構成されている。そして、ビームスプリ ッター36で分離された前記反射光束と透過光束とを、各別に可動鏡37a,37b 、固 定鏡38a,38b で順次に反射して、同じ光路でビームスプリッターに再入射結合し 干渉させるものである。40,41,42は干渉計35から射出された光束の反射鏡で、こ れらで反射した光束が測定セル43に入射される。化学プラントなどの制御対象か ら測定サンプルが前記測定セル43に導入されて流通する。
【0003】 前記測定セル43から射出された光束が、反射鏡44,45 と放物面鏡46で反射され てMCT検出器47に入射される。前記MCT検出器47は液体窒素温度(77K) に冷却して使用することが必要であるから、MCT検出器47には液体窒素の容器 (図示省略)が設けられており、この容器の窒素保持時間は一般に8時間程度で ある。49はCPU、51はレーザヘッド、52はレーザ反射鏡、53はレーザ検出器で ある。前記干渉計35に代えて回析格子分光器が、またMCT検出器47に代えてI nSb検出器も使用されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 従来の分光分析装置は、前記のように、制御対象から測定サンプルが導入され た測定セル43に干渉計35を経た光束を入射し、それから射出された光束を液体窒 素で冷却したMCT検出器47に入射して検出するものであるが、前記液体窒素の 容器の保持時間は8時間程度である。したがって、前記MCT検出器47は8時間 程度使用すると液体窒素を補充することが必要であるから、連続測定を前記液体 窒素の保持時間を越えて行うことはできない課題がある。しかも、容器による液 体窒素の保持時間が8時間程度であるから、前記液体窒素補充のために測定が不 能になる時間がかなり長くなり、化学プラントの制御などに対する影響が大きく なる課題もある。MCT検出器47の冷却温度を、その最大感度が得られる温度に コントロールすることが困難である課題もある。
【0005】 本考案は、上記のような課題を解決するものであって、前記従来の液体窒素に 比して、MCT検出器などの連続冷却可能時間を大幅に長くして、任意の時間に わたって連続測定を行うことを可能にし、かつMCT検出器などの冷却温度をほ ぼ任意に制御することが可能な分光分析装置をうることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の分光分析装置は、光源から射出された光束が干渉計または回析格子分 光計を経て測定セルに入射され、この測定セルから射出された光束がMCT検出 器またはInSb検出器に入射される分光分析装置において、前記MCT検出器 またはInSb検出器がスターリングクーラーで冷却され、かつこのスターリン グクーラーが制御装置で制御されることを特徴とする。
【0007】
【作用】
前記本考案の分光分析装置は、制御対象から測定サンプルが導入された測定セ ルを通過した光束が入射されて、その光束を検出するMCT検出器またはInS b検出器をスターリングクーラーで冷却する。そして、前記スターリングクーラ ーは、その寿命が尽きるまで使用することが可能であり、かつ前記寿命は前記従 来例における液体窒素の保持時間に比して極めて大巾に長く、必要時間の連続測 定を可能にするから、この分光分析装置で制御する化学プラントその他の制御対 象に対する影響をほぼなくすることができる。また、スターリングクーラーは制 御装置で任意に制御することが可能であって、例えば、化学プラントその他の制 御対象の制御周期などに対応して、スターリングクーラーの運転や停止その他の 条件を制御すること、及び前記検出器の冷却温度をほぼ任意に制御することが可 能である。
【0008】
【実施例】
本考案の分光分析装置の実施例を、図1に示したフーリエ変換赤外線分析装置 (FTIR)について説明する。図1において、1は光源、2は楕円面集光鏡、 3は平面鏡、4は放物面鏡、5は干渉計で、この干渉計5に入射された光束をビ ームスプリッター6で反射光束と透過光束とに分離し、その各光束を山形の可動 鏡7a,7b で順次に反射して固定平面鏡8a,8b に入射し、反射させて同じ光路でビ ームスプリッター6に再入射結合させる。そして、前記可動鏡7a,7b は、中心部 が軸支されて往復揺動する揺動板9に立設されており、この揺動板9の揺動で前 記反射光束と透過光束との各光路長に差を生じるから、前記ビームスプリッター 6に再入射し結合した反射光束と透過光束とに干渉が生じるものである。
【0009】 前記干渉計5から射出された光束を反射鏡10,11,12で順次に反射して測定セル 13に入射するように構成され、かつ測定セル13から射出された光束が反射鏡14,1 5 で反射され、かつ放物面鏡16で反射されてMCT検出器17に入射される。そし て、制御対象から測定サンプルが前記測定セル13に導入される。18は前記MCT 検出器17を冷却するスターリングクーラーで、これはMCT検出器17を所要の低 温度に冷却することが可能である。19は前記干渉計5とスターリングクーラー18 に接続されたCPUで、このCPU19にMCT検出器17の検出信号が入力され、 かつ前記干渉計5の揺動板9の揺動制御などをCPU19の出力信号で行う。20は シーケンスコントローラで、これが前記スターリングクーラー18及びCPU19に 接続されている。21はレーザヘッド、22は前記放物面鏡4で反射した光束の光路 と干渉計5から射出された光束の光路のそれぞれに配置されたレーザ反射鏡、23 はレーザ検出器である。
【0010】 前記シーケンスコントローラ20には、それに入力された化学プラントその他の 制御対象の制御周期やMCT検出器17の冷却温度などの分光分析装置の制御に関 する各種データが入力されており、このデータに基づいてシーケンスコントロー ラ20がCPU19に必要な信号を入力するとともに、スターリングクーラー18に信 号を入力して制御する。なお、前記CPU19の容量に余裕があれば、このCPU 19でシーケンスコントローラ20を兼用することも可能である。
【0011】 この分光分析装置は、シーケンスコントローラ20が制御対象の制御周期に対応 して、あらかじめスターリングクーラー18に信号を入力してMCT検出器17の冷 却を開始し、測定開始時になったときにはMCT検出器17が所定の低温度に冷却 されているようにする。一方、測定開始時になると、制御対象から測定サンプル が測定セル13に導入され、かつシーケンスコントローラ20の出力指令でCPU19 が信号を出力して干渉計5の揺動板9を揺動させるとともに、光源1が光束を射 出する。そして、光源1が射出した光束を楕円面集光鏡2で集光反射し、その光 束を平面鏡3と放物面鏡4が反射して干渉計5に入射する。
【0012】 前記干渉計5に入射された光束がビームスプリッター6で反射光束と透過光束 とに分離され、かつ可動鏡7a,7b 及び固定平面鏡8a,8b で反射されてからビーム スプリッター6に再入射し結合されて干渉計5から射出される。この干渉計5か ら射出された光束が反射鏡10,11,12で順次に反射され測定セル13に入射されて、 制御対象から測定セル13に導入された前記測定サンプルを透過して測定セル13か ら射出される。測定セル13から射出された光束が、反射鏡14,15 と放物面鏡16と で順次に反射されてMCT検出器17に入射されるから、その光束をMCT検出器 17が検出し信号をCPU19に入力する。前記MCT検出器17がCPU19に入力し た検出信号に基づいて、シーケンスコントローラ20が化学プラントなどの制御対 象を制御する。
【0013】 前記のように、MCT検出器17の冷却をスターリングクーラー18で行い、かつ このスターリングクーラー18はシーケンスコントローラー20で任意に制御するこ とが可能である。したがって、MCT検出器17を最大感度が得られる温度に冷却 することが可能であって、MCT検出器17に入射された光束を高感度で検出する ことが可能であるとともに、制御対象の制御周期に対応して、あらかじめスター リングクーラー18を作動させてMCT検出器17を冷却することなどが可能であっ て、時間的な無駄がなく効率よくサンプルの測定を開始することができる。そし て、スターリングクーラー18には連続運転に対して特に時間的な制約は存在しな いから、制御対象の制御周期に対応して連続測定を行うことが可能であり、かつ 寿命もかなり長いから、スターリングクーラー18に起因して生じる測定不能な時 間を大巾に短縮することができ、制御対象の制御に対する影響をほぼなくするこ とができる。
【0014】 前記のように、制御対象の制御周期に対応してスターリングクーラー18を作動 させてMCT検出器17を冷却でき、かつ測定中断時などのMCT検出器17の温度 制御も効率よく行うことが可能であるから、スターリングクーラー18を効率よく 運転して、その寿命を伸ばすこと、及びMCT検出器17を効率よく測定可能な低 温度に制御することが可能である。これらは前記干渉計5に代えて回析格子分光 器が、またMCT検出器17に代えてInSb検出器も使用された場合も同様であ る。
【0015】
【考案の効果】
本考案の分光分析装置は、上記のように、測定セルを通過して光束を検出する MCT検出器またはInSb検出器の冷却をスターリングクーラーで行い、かつ このスターリングクーラーを制御装置で制御するものである。このスターリング クーラーには、その運転に対して特に時間的な制約がなく、必要時間の連続測定 が可能であるから、制御対象の制御周期などに対応してサンプルの測定を継続す ることができ、スターリングクーラーに起因してサンプル測定が不能になる時間 を大巾に短縮することが可能である。そして、スターリングクーラーを制御装置 で制御するから、MCT検出器またはInSb検出器を最大感度をうることが可 能な温度に冷却することが可能であり、入射された光束を高感度で検出して、制 御対象を精度よく制御することが可能である。また、スターリングクーラーを制 御対象の制御周期などの各種の条件に対応して間欠運転することなども容易であ るから、スターリングクーラーを効率的に運転して、その寿命を延長することも 可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の構成図である。
【図2】従来例の構成図である。
【符号の説明】
1:光源、5:干渉計、13:測定セル、17:MCT検出
器、18:スターリングクーラー、19:CPU、20:シー
ケンスコントローラー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から射出された光束が干渉計または
    回析格子分光計を経て測定セルに入射され、この測定セ
    ルから射出された光束がMCT検出器またはInSb検
    出器に入射される分光分析装置において、前記MCT検
    出器またはInSb検出器がスターリングクーラーで冷
    却され、かつこのスターリングクーラーが制御装置で制
    御されることを特徴とする分光分析装置。
JP280393U 1993-01-09 1993-01-09 分光分析装置 Pending JPH0656734U (ja)

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JP280393U JPH0656734U (ja) 1993-01-09 1993-01-09 分光分析装置

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JPH0656734U true JPH0656734U (ja) 1994-08-05

Family

ID=11539544

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JP280393U Pending JPH0656734U (ja) 1993-01-09 1993-01-09 分光分析装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010266303A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Fuji Electric Systems Co Ltd レーザ式ガス分析計
JP2011191164A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Fuji Electric Co Ltd レーザ式ガス分析計
JP2011191246A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Fuji Electric Co Ltd レーザ式ガス分析計
JP2014194433A (ja) * 2005-09-30 2014-10-09 Mks Instruments Inc 微量気体を測定することができる装置
EP3757533A1 (en) * 2019-06-27 2020-12-30 Gasmet Technologies Oy Back-to-back spectrometer arrangement

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