JPH0655915U - 負圧ブースタの負圧導入装置 - Google Patents

負圧ブースタの負圧導入装置

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JPH0655915U
JPH0655915U JP82893U JP82893U JPH0655915U JP H0655915 U JPH0655915 U JP H0655915U JP 82893 U JP82893 U JP 82893U JP 82893 U JP82893 U JP 82893U JP H0655915 U JPH0655915 U JP H0655915U
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JP
Japan
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negative pressure
valve
coil
spring
valve spring
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Pending
Application number
JP82893U
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English (en)
Inventor
孝義 篠原
敏之 諏訪
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Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンの吸気負圧を負圧ブースタに導く負
圧導管に逆止弁を介装して、負圧ブースタの導入負圧を
保持し得るようにした負圧導入装置において、逆止弁の
弁ばねが吸気負圧の脈動に共振することを防止する。 【構成】 弁ばね12を円錐コイルに形成し、その大径
側半部12L のコイルピッチPL を大きく小径側半部1
S のコイルピッチPS を小さく設定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のブレーキマスタシリンダ等を倍力作動する負圧ブースタの 負圧導入装置に関し、特に、負圧ブースタとその負圧源となるエンジンの吸気マ ニホールドとの間を接続する負圧通路に逆止弁を介装し、この逆止弁は、ハウジ ングと、このハウジングに形成された弁座と協働して吸気マニホールド側から負 圧ブースタ側への負圧の伝達時のみ開く弁体と、この弁体を閉じ方向へ付勢する コイル状の弁ばねとを備えたものゝ改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
かゝる負圧導入装置は、例えば実開昭60−139968号公報に開示されて いるように、既に知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の負圧導入装置では、エンジンの特定回転領域で騒音が発生することがあ る。その原因として、本考案者は、逆止弁の弁ばねが、両端の座巻き部を除いて 各部等ピッチに形成してあるため、エンジンの間欠的な吸気作用により吸気マニ ホールドに発生する負圧脈動の周波数と弁ばねの固有振動数が一致したとき、そ の弁ばねが共振して弁体を振動させ、これにより弁体が弁座を高速で繰返し叩く 音がハウジングに共鳴することを突き止めた。そして、このような弁体の振動は 閉弁不良を招くことになることは言うまでもない。
【0004】 本考案は、かゝる事情に鑑みてなされたもので、逆止弁の弁ばねの共振を防止 して、騒音及び閉弁不良を生じさせない前記負圧導入装置を提供することを目的 とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、逆止弁の弁ばねを、両端の座巻き部を 除いてコイルピッチが部分的に異なるように形成したことを特徴とする。
【0006】 また本考案は、上記特徴に加えて、弁ばねを円錐コイル状に形成すると共に、 その大径側半部のコイルピッチを小径側半部のコイルピッチより小さく設定した ことを第2の特徴とする。
【0007】
【実施例】
以下、図面により本考案の一実施例について説明する。
【0008】 先ず図1において、Bは自動車のブレーキマスタシリンダ作動用の負圧ブース タを、またMはその負圧源となるエンジンの吸気マニホールドをそれぞれ示す。 負圧ブースタBのシェル1外面には、その内部の負圧室1aに連なる負圧導入管 2が突設され、また吸気マニホールドMの外面には、その内部に連なる負圧導出 管3が突設され、それらの間を負圧通路としてのゴム製負圧導管4が接続する。
【0009】 この負圧導管4内には、吸気マニホールドM側から負圧ブースタB側への一方 向のみ負圧の伝達を許容する逆止弁5が装着される。
【0010】 図2において、逆止弁5のハウジング6は、一端を開放した円筒状のハウジン グ本体6aと、このハウジング本体6aの開放端に嵌着される蓋体6bとから構 成され、これらは合成樹脂で成形されている。そのハウジング本体6aの外端部 は先細り状に形成され、蓋体6bの外端部はハウジング本体6aより大径に形成 される。而して、負圧導管4への逆止弁5の装着に際しては、上記ハウジング6 が、その先細り状先端部を先頭にして負圧ブースタB側から負圧導管4に圧入さ れ、該導管4の縮径力で所定位置に保持されると共に、特に蓋体6bの大径部が 該導管4内面に食込んでそれとの間のシールを確保する。
【0011】 またハウジング本体6aの外端壁には、案内ボス7と、これを囲むように配置 されてハウジング本体6aの内外を連通する複数の負圧入口孔8が設けられる。 また蓋体6bには、その内外を連通する負圧出口孔9と、この負圧出口孔9の内 端に連なる弁座10とが設けられ、この弁座10と協働するホペット形の弁体1 1と、この弁体11を弁座10に着座させるべく付勢する弁ばね12とが収容さ れる。弁体11は、傘部13a及びステム部13bを備えた合成樹脂製の弁体主 部13と、その傘部13aに付設されて弁座10に着座し得るゴム製のシール板 14とから構成され、ステム部13bは前記案内ボス7内に遊挿される。
【0012】 前記弁ばね12は、不等ピッチの円錐コイル状に形成される。即ち、弁ばね1 2の大径側半部12L のピッチPL は小さく、小径側半部12S のピッチPS は 大きく設定される。そして、この弁ばね12は、その小径側端部12S を前記傘 部13a外周に形成された環状係止溝15に係合した状態で弁体11とハウジン グ本体6a内端面との間に縮設される。
【0013】 尚、弁ばね12の両端の座巻き部は、その軸線と直角に成形する関係から、コ イルの巻初めおよび巻終りのピッチは上記ピッチの設定から除外される。
【0014】 次にこの実施例の作用について説明する。エンジンの作動に伴い吸気マニホー ルドM内に負圧が発生すると、その負圧は負圧導管3から逆止弁5の負圧入口孔 8を経てハウジング6内に伝達し、弁体11を弁ばね12の付勢力に抗して開き 、負圧出口孔9から負圧導管4を経て負圧ブースタBの負圧室1aに導入される 。そして、負圧室1aの導入負圧が吸気マニホールドM内の負圧と等しくなると 、弁体11は弁ばね12の付勢力により閉じられ、負圧ブースタBにおいて負圧 が消費されて負圧室1aの負圧が低下すると同様の作用により吸気マニホールド M内の負圧が負圧室1aに補給される。
【0015】 エンジンの加速操作、即ち絞弁の急開操作等により吸気マニホールドM内の負 圧が負圧室1aの負圧よりも低下すると、弁体11は、その前後の圧力差により 閉弁状態を維持するので、負圧室1aから吸気マニホールドM側への負圧の逆流 を防ぐことができる。
【0016】 ところで、吸気マニホールドM内の負圧はエンジンの間欠的な吸気作用により 脈動を生じ、この脈動が逆止弁5のハウジング6内に伝達して弁ばね12を共振 させようとするが、本考案の実施例では、円錐コイル状の弁ばね12の大径側半 部12L のコイルピッチPL を大きく、小径側半部12S のコイルピッチPS を 小さく設定したので、等ピッチの円錐コイル状弁ばねに比し、弁ばね12の大径 側半部12L の固有振動数は一段と低くなる一方、小径側半部12S の固有振動 数は一段と高くなり、したがってその大径側また小径側の一半部が上記負圧の脈 動に共振しようとしても、他半部がその共振を抑制する。こうして弁体11の振 動を防止することができる。
【0017】 また弁ばね12は円錐コイル状をなしているため、弁体11の開弁により圧縮 されても、弁ばね12の各コイル相互の間隙は確保されるので、負圧の流通には 支障を来たさない。
【0018】 上記実施例においては、本考案の要旨を逸脱することなく種々の設計変更が可 能である。例えば、ハウジング6の両端に負圧入口管および負圧出口管を突設し 、これらに途中で分割した負圧導管の分割端部を接続してもよい。また弁ばねを 円筒コイル状に形成して、その両半部でコイルピッチを異らせたり、その中央部 と両端部とでコイルピッチを異らせてもよい。
【0019】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、逆止弁の弁ばねを、両端の座巻き部を除いてコ イルピッチが部分的に異なるように形成したので、弁ばねは、両端の座巻き部を 除いて固有振動数が部分的に異なるようになり、したがって弁ばね内で各部が互 いに共振を抑制し合うことにより、吸気マニホールドからの負圧脈動の到来によ るも弁ばねの共振を防止することができ、この共振による弁体の騒音発生及び閉 弁不良を解消することができる。
【0020】 また本考案の第2の特徴によれば、弁ばねを円錐コイル状に形成すると共に、 その大径側半部のコイルピッチを小径側半部のコイルピッチより小さく設定した ので、弁ばねの大径側半部と小径側半部とで固有振動数が一層大きく相違し、両 半部の共振抑制効果を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側面図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【符号の説明】
B 負圧ブースタ M 吸気マニホールド 4 負圧通路としての負圧導管 5 逆止弁 6 ハウジング 10 弁座 11 弁体 12 弁ばね 12L 大径側半部 12S 小径側半部 PL 大径側のコイルピッチ PS 小径側のコイルピッチ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負圧ブースタ(B)とその負圧源となる
    エンジンの吸気マニホールド(M)との間を接続する負
    圧通路(4)に逆止弁(5)を介装し、この逆止弁
    (5)は、ハウジング(6)と、このハウジング(6)
    に形成された弁座(10)と協働して吸気マニホールド
    (M)側から負圧ブースタ(B)側への負圧の伝達時の
    み開く弁体(11)と、この弁体(11)を閉じ方向へ
    付勢するコイル状の弁ばね(12)とを備えた、負圧ブ
    ースタの負圧導入装置において、 逆止弁(5)の弁ばね(12)を、両端の座巻き部を除
    いてコイルピッチが部分的に異なるように形成したこと
    を特徴とする、負圧ブースタの負圧導入装置。
  2. 【請求項2】 弁ばね(12)を円錐コイル状に形成す
    ると共に、その大径側半部(12L )のコイルピッチ
    (PL )を小径側半部(12S )のコイルピッチ
    (PS )より小さく設定したことを特徴とする、負圧ブ
    ースタの負圧導入装置。
JP82893U 1993-01-18 1993-01-18 負圧ブースタの負圧導入装置 Pending JPH0655915U (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007156566A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Okayama Univ 共振制御式流体圧制御システムおよびその制御システム用流体圧制御弁
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