JPH0655228U - チョークコイル - Google Patents

チョークコイル

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Publication number
JPH0655228U
JPH0655228U JP715091U JP715091U JPH0655228U JP H0655228 U JPH0655228 U JP H0655228U JP 715091 U JP715091 U JP 715091U JP 715091 U JP715091 U JP 715091U JP H0655228 U JPH0655228 U JP H0655228U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
core
external terminal
choke coil
ferrite core
Prior art date
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Pending
Application number
JP715091U
Other languages
English (en)
Inventor
誠二 織田
陽一 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cosel Co Ltd
Original Assignee
Cosel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Cosel Co Ltd filed Critical Cosel Co Ltd
Priority to JP715091U priority Critical patent/JPH0655228U/ja
Publication of JPH0655228U publication Critical patent/JPH0655228U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】スイッチングレギュレータ等に使用する平滑用
のチョークコイルに関し、ボビン及び絶縁フィルムを必
要とすることなく構造が簡単で小形化できるようにす
る。 【構成】分割されたコアの間にコイルを入れて組み合せ
た構造のチョークコイルであって、コアとして絶縁性コ
アを使用し、一方のコアにコイルの半田付け部を備えた
一対の外部端子を位置決め装着し、コア底面の中央脚部
の近傍に形成した穴を貫通してコイル内側の巻始め端を
一方の外部端子に半田付け固定し、コイル外側の巻終り
端を他方の外部端子に半田付け固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スイッチングレギュレータ等に使用する平滑用のチョークコイルに 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のチョークコイルとしては例えば図4に示すものがある。図4の チョクーコイルは、外部端子41を備えたボビン42に線43を巻き、コア44 ,45を取り付けた構造をもつ。 またプリント基板への表面実装を可能とするチョークコイルとして例えば図5 に示すものがある。
【0003】 図5はチョークコイルの組立分解図であり、ボビンを使用せずに平角銅線を使 用してコイル51を作り、内外のコイル端に外部端子52をおのおの半田付けし 、2分割したE型コア53,54の間に組付ける。また図6に示すように、絶縁 フィルム62を設けて導体であるコアとの絶縁をとり、また絶縁フィルム61を 入れてコイル51と外部端子52との絶縁をとっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のチョークコイルにあっては次の問題がある。 まず図4のチョークコイルにあっては、線を巻くためにボビンを必要とし、ボ ビンの肉厚分だけ小形化できない。 また図5,6のチョークコイルにあっては、コアとコイル及びコイルと外部端 子との絶縁をとるために絶縁フィルムを必要とし、その分だけ構造が複雑になる 問題があった。
【0005】 本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、ボビン及び絶縁 フィルムを必要とすることなく構造が簡単で小形化できるチョークコイルを提供 することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本考案は、次のように構成する。尚、実施例図面中の 符号を併せて示す。 まず本考案は、分割されたコア6,9の間にコイル1を入れて組み合せた構造 のチョークコイルを対象とする。
【0007】 このような構造のチョークコイルにつき本考案にあっては、コア6,9として 絶縁性のものを使用し、一方のコア6のコイル収納部の両端にコイル1の半田付 け部10を備えた一対の外部端子4a,4bを位置決め装着し、コア底面の中央 脚部の近傍に形成した穴5を貫通してコイル内側の巻始め端2を一方の外部端子 4aに半田付け固定し、またコイル外側の巻終り端3を他方の外部端子4bに半 田付け固定したことを特徴とする。
【0008】 ここで、コイル1を貫通するコア底面の穴5に続いてコイル巻始め端2を外部 端子4aまで引き出す引出溝15を形成する。
【0009】
【作用】
このような構成を備えた本考案のチョークコイルによれば、絶縁性のコア、例 えばニッケル系のフェライトコアを使用していることから、コアとコイルとの間 に設ける絶縁フィルムは不要にできる。またコイルと外部端子間についても、コ イルを絶縁性コアを介して外部端子に半田付け固定するため、同様に絶縁フィル ムを使用する必要はない。またボビンを使用しないことから、絶縁フィルムを不 要としたことによる構造簡略化に加えて更に小形化できる。
【0010】
【実施例】
図1は本考案の一実施例を示した組立分解図である。 図1において、本考案のチョークコイルはコイル1、E型フェライトコア6及 びI型フェライトコア9の3つで基本的に構成される。 コイル1は絶縁被膜、例えばウレタンを付けた平角銅線を巻き回したコイル形 状をもつ。このコイル1における内側の巻始め端2は下方に直角に折り曲げてお り、また外側の巻終り端3についても同様に下側に直角に折り曲げている。尚、 内側の巻始め端2については外部に引き出せるに十分な長さをもって折り曲げて いる。
【0011】 このようなコイル1は下側のE型フェライトコア6と上側のI型フェライトコ ア9の間に組み込まれる。E型フェライトコア6及びI型フェライトコア9は絶 縁体としての性能を確保するためにニッケル系のフェライトコアを使用している 。 下側に位置するE型フェライトコア6は中央に円柱状の脚部16を起立してお り、脚部16の両側に壁部17を起立しており、壁部17の内側には円柱状の脚 部16と同心のくり抜き部18を設けて上方よりコイル1を組み込めるようにし ている。
【0012】 E型フェライトコア6における脚部16の付け根近傍には穴5が貫通されてい る。この穴5にはコイル1の内側の巻始め端2が挿入されて外部に引き出される 。 E型フェライトコア6の開口側の両側には一対の外部端子4a,4bが装着さ れる。
【0013】 外部端子4a,4bは図2のE型フェライトコア6に対するコイル組付状態の 断面図に示すように、外側に半田付け部10を形成しており、外部端子4aの半 田付け部10の中にはE型フェライトコア6の穴5を貫通して引き出されたコイ ル1の巻始め端2の先端が嵌め込まれ、また外部端子4bの半田付け部10には コイル1の巻終り端3の先端が嵌め込まれ、それぞれ半田付け固定される。
【0014】 ここで、E型フェライトコア6の穴5に続く底面には引出溝15が外側に向っ て形成されており、穴5を貫通したコイル1の巻始め端2を引出溝15に沿って 引き出すことで、コイル1の巻始め端2がE型フェライトコア6の底面から突出 しないようにしている。 再び図1を参照するに、E型フェライトコア6の両側の外部端子4a,4bの 装着部分には位置決め溝7,8が形成されている。位置決め溝7はコア端面の2 箇所に形成され、図3に示す底面図から明らかなように位置決め溝7の中に外部 端子4a,4bの両側を折り曲げて作った係合片13が嵌め込まれる。
【0015】 また、図1のE型フェライトコア6における位置決め溝8は裏面側にも形成さ れており、図2に示すように外部端子4a,4bの上下に形成した係合片11の 突起部が位置決め溝8に嵌り込んで位置決めする。 次に、上記の実施例におけるチョークコイルの組立てを説明する。 まず、図1に示すようにウレタン等の絶縁被膜をつけた平角銅線を巻き回した コイル1を作り、コイル1をE型フェライトコア6の脚部16に嵌め込む。この 際に、コイル1の内側の巻始め端2を穴5に嵌め入れ、図2に示すように裏面の 引出溝15を通して外側に取り出す。
【0016】 続いてE型フェライトコア6の両側の位置決め溝7,8に対し図示のように外 部端子4a,4bを組み付ける。 続いて、図2に示したように外部端子4aの半田付け部10に対し引出溝15 から引き出されたコイル1の巻始め端2の先端を嵌め入れ、同様に外部端子4b の半田付け部10内にコイル1の外側の巻終り端3の先端を嵌め入れる。
【0017】 続いてコイル1及び外部端子4a,4bを組み付けたE型フェライトコア6を 半田層に入れて底面側を溶融半田に浸漬することで外部端子4a,4bの半田付 け部10の中に溶融半田が入り込み、半田層から引き上げることで図2に示すよ うにコイル1の巻始め端2及び巻終り端3を外部端子4a,4bに対し半田付け 固定することができる。
【0018】 このようにしてE型フェライトコア6側の組付けが終了したならば、最終的に 図1に示すI型フェライトコア9をE型フェライトコア6の上に接着固定するこ とでチョークコイルが完成する。 尚、上記の実施例にあっては、E型フェライトコア6に対する外部端子4a, 4bの位置決めのため、位置決め溝7,8を設けているが、溝の代わりに穴を形 成しても良い。
【0019】 また、上記の実施例にあっては、コイル1として絶縁被膜をつけた平角銅線を 巻いているが、平角銅線の代わりに絶縁被膜を施した丸線のマグネットワイヤを 複数本並列に接着固定して形成した帯状の銅線を使用してコイル1を作っても良 い。更に、絶縁被膜を施した丸型のマグネットワイヤの単線を巻いてコイル1の 形状に接着固定したものであっても良い。
【0020】 更に、上記の実施例にあっては二分割コアとしてE型フェライトコア6とI型 フェライトコア9を例にとるものであったが、2つのE型フェライトコアであっ ても良いことは勿論である。
【0021】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案によれば、ボビンを使用せずにチョークコイ ルを作ることができるため、チョークコイルを小型化できる。また、絶縁性のコ アにコイル及び外部端子を分離して装着しているため、コイルと外部端子が接触 する恐れがなく、絶縁フィルムを使用する必要がないことから構造が簡単で絶縁 信頼性の向上とコストダウンを図ることができる。更に、コイルの巻始め端及び 巻終り端と各外部端子との半田付け固定をコアに外部端子及びコイルを組み付け た状態で半田ディップ層を通すことで半田付けでき、従来の手作業による半田付 けに比べ接続工程が大幅に短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示した組立分解図
【図2】本考案の断面図
【図3】本考案の底面図
【図4】ボビンを使用した従来のチョークコイル説明図
【図5】ボビンを使用しない従来のチョークコイルの組
立分解図
【図6】図5の従来例におけるコイル部分の絶縁構造の
説明図
【符号の説明】
1:コイル 2:巻始め端 3:巻終り端 4a,4b:外部端子 5:穴 6:E型フェライトコア 7,8:位置決め溝 9:I型フェライトコア 10:半田受け部 11,12,13:係合片 15:引出溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】分割されたコアの間にコイルを入れて組み
    合せた構造のチョークコイルに於いて、 前記コアとして絶縁性コアを使用し、前記一方のコアの
    コイル収納部の両端にコイルの半田付け部を備えた一対
    の外部端子を位置決め装着し、前記コア底面の中央脚部
    の近傍に形成した穴を貫通して前記コイル内側の巻始め
    端を前記一方の外部端子に半田付け固定し、前記コイル
    外側の巻終り端を前記他方の外部端子に半田付け固定し
    たことを特徴とするチョークコイル。
  2. 【請求項2】請求項1記載のチョークコイルに於いて、 前記コイルを貫通するコア底面の穴に続いてコイルを外
    部端子まで引き出す引出溝を形成したことを特徴とする
    チョークコイル。
JP715091U 1991-02-20 1991-02-20 チョークコイル Pending JPH0655228U (ja)

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