JPH0654997A - ドラム式衣類乾燥機 - Google Patents

ドラム式衣類乾燥機

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JPH0654997A
JPH0654997A JP4212892A JP21289292A JPH0654997A JP H0654997 A JPH0654997 A JP H0654997A JP 4212892 A JP4212892 A JP 4212892A JP 21289292 A JP21289292 A JP 21289292A JP H0654997 A JPH0654997 A JP H0654997A
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JP
Japan
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drum
clothes
rotation
temperature
capacity
Prior art date
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JP4212892A
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English (en)
Inventor
Susumu Kitamura
進 北村
Masahiro Sato
昌宏 佐藤
Noriaki Miyoshi
紀明 三好
Koji Yamane
孝二 山根
Kazutoshi Hyakki
和俊 百鬼
Yuji Onishi
裕二 大西
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾燥時間が短く、衣類の絡み付きや乾燥ムラ
を低減することのできるドラム式衣類乾燥機を提供す
る。 【構成】 両翼ファン8は、運転開始からドラム内1の
温度がほぼ一定で推移する恒率乾燥期に入るまでの期
間、逆方向に回転させる。これにより、冷却能力を低く
抑えながら、ファンケーシング19の温風循環側部20
の風量を一定量確保できる。したがって、ドラム1内の
温度を急速に上昇させることが可能となる。衣類の絡み
付きなどは運転初期の段階で発生しやすい。このため、
上記期間中は、ドラム1の回転は正転10秒→停止2秒
→逆転10秒という短周期の反転動作を繰り返すように
制御する。以上の2つの制御を組み合わせることで、投
入された衣類の量を判定するまでの時間が短縮され、乾
燥時間全体も短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドラム式衣類乾燥機
に関するものであり、さらに詳しくは、衣類収納用の回
転可能なドラムと送風機・熱交換器兼用のファンとを有
する除湿型のドラム式衣類乾燥機における、布絡み防
止、乾燥効率の改善、乾燥ムラの低減および乾燥時間の
短縮に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドラム式衣類乾燥機で衣類を乾燥する場
合、ドラム内に投入する衣類の量の多少により、衣類の
絡み付きの状態、衣類の入れ替わり、衣類の温風との接
触状態が変わる傾向がある。その結果として、乾燥ムラ
が残る、乾燥時間が長くなるなどの問題が出て来る。
【0003】この問題に対処するため、従来、ドラムの
回転方向を制御する方法がいくつか提案されている。す
なわち、ドラムの正転・逆転と一方向回転との組み合わ
せに関する例としては、特開昭61−268300号公
報や実開昭64−11196号公報に開示されたものが
ある。また、乾燥すべき衣類の量の多少によりドラムの
回転制御を切り替える例としては、特開平2−1150
00号公報に開示されたものが挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開昭61−2683
00号公報は、運転開始時から所定時間経過時まではド
ラムの回転を短周期の正転・逆転の繰り返しとし、その
後はドラムの正転の時間を長くするという方法を提案し
ている。しかし、この方法では、衣類の量に関係なく一
定の制御が行われるため、少量負荷の場合は逆効果にな
ることもある。
【0005】実開昭64−11196号公報では、ドラ
ム内の温度が所定値に達するまではドラム回転を一方向
とし、その後は正転・逆転とするように制御している。
しかし、特開昭61−268300号公報のものと同様
に、衣類の量に関係なく一定の制御が行われるだけであ
り、また乾燥時間短縮のための特別な検討も加えられて
いない。
【0006】一方、特開平2−115000号公報にお
いては、衣類の量を大・中・小に判別する検出手段を設
け、衣類の量が大または小の場合はドラムの回転を正転
・逆転とし、衣類の量が中の場合はドラムの回転を一方
向回転としている。この場合、衣類の量が小容量の場合
もドラムの回転を正転・逆転としているが、ドラム内で
の空間が十分に確保され衣類のタンブリング状態が良好
に保持されるため、一方向回転の方が効率が良い。特
に、ワイシャツ2、3枚程度では差が顕著であり、逆効
果になるおそれがある。
【0007】また、以上3件の公報に記載されたドラム
式衣類乾燥機の場合、ドラム回転方向の制御のみで一定
の効率向上が図れるものの、他に積極的な乾燥時間の短
縮方法や運転開始後の早い時期での衣類容量の検出方法
などに関する検討がない。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、乾燥すべき
衣類を収納するための正・逆回転可能なドラムと、この
ドラムを正・逆回転駆動するためのドラム駆動用モータ
と、温風循環および冷却除湿の機能を兼ね備えかつドラ
ム内の通過風量がより多くなる正回転および同風量がよ
り少なくなる逆回転の可能な両翼ファンと、この両翼フ
ァンを正・逆回転駆動するためのファン駆動用モータと
を備えたドラム式衣類乾燥機において、運転開始からド
ラム内の温度が設定値に達するまでの期間は、両翼ファ
ンを逆回転させるとともに、ドラムを短周期で正転・逆
転切り替え回転させ、ドラム内の温度が設定値に達した
後は、両翼ファンを正回転させるとともに、ドラム内の
衣類が小容量の場合は、ドラムを正転一方向に回転さ
せ、ドラム内の衣類が中容量の場合は、ドラムを一定時
間経過時までは正転・逆転切り替え回転させ、その後は
正転一方向に回転させ、ドラム内の衣類が大容量の場合
は、ドラムを正転・逆転切り替え回転させるように制御
することを特徴とするドラム式衣類乾燥機である。
【0009】すなわち、この発明に係るドラム式衣類乾
燥機の基本的な構造としては、ドラムおよび両翼ファン
の駆動用モータを別々とし、各々を正転方向、逆転方向
の両方向に回転できるようにする。
【0010】また、好ましくは、ドラム内の温度および
外気温度を検出する温度測定装置と、計時手段とを設け
る。そして、それらからの検出結果を演算して、ドラム
内に投入された衣類の量を判定する。衣類の量の判定
は、ドラム内の温度が予め設定された値に達するまでの
時間をもって行う。このとき、外気温度との差による誤
差を補正するように制御するのが好ましい。制御の切り
替えの基準となるドラム内の温度の設定値は、加熱期
(ドラム内を加熱する期間)から恒率乾燥期(ドラム内
の温度がほぼ一定で推移する期間)に移る時点の温度に
近い値を選択する。
【0011】ドラム内の温度が上記設定値に到達するま
での期間は、両翼ファンを逆方向に回転させてドラム内
の温度が短時間で上昇するようにするとともに、ドラム
の回転も短周期で正転・逆転を切り替えるように制御す
る。
【0012】ドラム内の温度が設定値に達した時点で、
両翼ファンの回転を正回転にするとともに、ドラム内に
投入された衣類の容量を判断し、その容量の多少により
次のようにドラムの回転を制御する。 a.容量が大の場合……短周期の正転・逆転を継続す
る。 b.容量が中の場合……一定時間、短周期の正転・逆転
を繰り返し、その後に正転一方向に切り替える。 c.容量が小の場合……正転一方向に切り替える。
【0013】ドラム内の温度が設定値になるまでの期間
(衣類が水分を多く含み、かさが小さい)はドラムの回
転数を高めに設定し、その後は数回転低い回転数に変え
る。
【0014】
【作用】運転開始からドラム内の温度が設定値になるま
での期間は、両翼ファンを逆回転させるため、加熱が速
く行われ、乾燥時間の短縮化が図れる。したがって、乾
燥容量の判定および衣類の容量に適した制御の選定を早
期に行うことができ、さらに全体の乾燥時間の短縮化が
図れる。
【0015】また、上記期間中はドラムの回転を正転・
逆転の短周期切り替えとするため、衣類の容量に関係な
く絡み付きがなく、衣類の容量と設定温度に達するまで
の時間との関係が安定し、衣類容量検出の精度が向上す
る。
【0016】衣類の容量に合わせて、きめ細かくドラム
の回転を制御するため、乾燥ムラや衣類の絡み付きが少
なく、効率の良い乾燥ができる。
【0017】すなわち、ドラム内における衣類の容量を
判断するまでの期間と、衣類の容量を大と判断した場合
には、衣類の容量が多くても絡み付きの発生がほとんど
ないように、ドラムの正転・逆転を繰り返すように制御
する。一方、衣類の容量が小量の場合は、温風と衣類の
接触が良好となるため、ドラムが連続して正転一方向に
回転するように制御する。さらに、ドラムの回転制御の
利点が明確に出て来ない中容量領域では、上記2つの中
間を取るように制御することで安定を図っている。
【0018】
【実施例】以下、この発明の1つの実施例を図面に基づ
いて詳しく説明する。なお、これによってこの発明が限
定されるものではない。
【0019】図1に、この発明によるドラム式衣類乾燥
機の実施例の断面を示す。乾燥用衣類を収納するドラム
1は、水平なドラムシャフト4により回転可能に支持さ
れるとともに、ドラムシャフト4の反対側で支持板3に
より回転可能に支持されている。ドラム1の側面には、
排気口7の手前に糸屑フィルタ6とフィルタガード5が
設けられている。17は、ドラム1の周壁内面に設けら
れたドラムバッフルである。
【0020】ドラム1の後方には、除湿用熱交換器と送
風機を兼ねた両翼ファン8が、ドラムシャフト4に正・
逆回転可能に設けられている。ここで、両翼ファン8の
正回転とは、ドラム1内の通過風量がより多くなる方向
(図2のC方向)への回転であり、逆回転とは、同風量
がより少なくなる方向(図2のD方向)への回転であ
る。
【0021】19は、両翼ファン8とともに送風機を構
成するファンケーシングであり、温風循環側部20と冷
却側部21とに分離可能とされている。このファンケー
シング19の温風循環側部20の平面形状は、図2に示
すように開き角の始点部分23の曲率半径を大きく取
り、両翼ファン8が逆回転した場合の風量低下を最小限
に止めるように設計されている。
【0022】ドラム1は、ドラムベルト16を介してド
ラム駆動用モータ9により正・逆両方向に回転でき、か
つ回転数の増減が可能となるように制御される。ここ
で、ドラム1の正回転とは、ドラム1を正面(衣類投入
口のある側)から見た場合に、ドラム1が反時計回り方
向(図2のC方向)へ回転することを意味し、逆回転と
は、ドラム1が時計回り方向(図2のD方向)へ回転す
ることを意味する。
【0023】両翼ファン8は、ファンベルト15を介し
てファン駆動用モータ18でドラム1とは独立して駆動
され、正回転と逆回転の両方向に回転できるようになっ
ている。11は乾燥用ヒータであり、一般的にはPTC
(半導体)ヒータが用いられる。2は支持板3に設けら
れた温風吹出孔である。10は温風循環用のダクトであ
り、12はダクト10の最も低い位置に設けられたドレ
ン口である。
【0024】13、14はいずれも、温風循環経路内に
設けられたサーミスタであり、乾燥終了検知、異常温度
上昇検知などに用いられる。一方のサーミスタ13は、
ドラム1を通過した直後の温風温度を検出しており、ド
ラム1内の温度に近い値を示す。
【0025】22は、両翼ファン8の冷却側部21の吸
い込み口付近に取り付けられて室内温度などの外気温度
を検知するサーミスタである。
【0026】以下、このドラム式衣類乾燥機の動作につ
いて説明を行う。ドラム1に投入された衣類はドラム1
の回転により、遠心力とドラムバッフル17の作用で上
方に持ち上げられ、自重で落下するという動作を繰り返
す。一方、両翼ファン8の回転により、温風循環側部2
0では、空気は矢印Aの方向に流れる。
【0027】ファンケーシング19から出た空気は、ダ
クト10を経て温風吹出孔2からドラム1内に入り、糸
屑フィルタ6、排気口7を通って再び両翼ファン8に戻
るという経路で循環する。
【0028】温風吹出孔2の手前には乾燥用ヒータ11
が設けられているため、空気は加熱されて温風となり、
ドラム1内の衣類を加熱し、その水分を蒸発させる。同
時に、両翼ファン8の反対側の面では、矢印Bに示すよ
うに外部から冷たい空気を取り入れて排出することによ
り、矢印Aの方向に通過している高温・高湿の空気を冷
却し除湿を行う。除湿により生じた凝縮水はダクト19
の下部に設けられたドレン口12から機外に排出され
る。
【0029】以上の動作を繰り返すことで乾燥が行われ
る。乾燥の終了は、温風循環経路内に配されたサーミス
タ13とサーミスタ14との温度差またはドラム1内の
温度にほぼ等しい値を示すサーミスタ13の温度により
判断され、ドラム1の運転を停止することで行われる。
なお、これらの検出温度はドラム式衣類乾燥機が設置さ
れる周囲の温度により影響を受けるため、サーミスタ2
2で外気温度を検出して補正する。
【0030】遠心力やドラムバッフル17により衣類に
加わる力は、ドラム1内における衣類の位置により変わ
る。すなわち、ドラム1内の周壁内面付近の衣類は、遠
心力とドラムバッフル17の力をともに大きく受けて動
きが大きい。しかし、ドラム1内の中心部にある衣類
は、これらの力をあまり受けないので、動きが小さい。
【0031】したがって、乾燥させる衣類の量により、
ドラム1の回転を制御する必要が出て来る。たとえば、
衣類の量が多い場合は、ドラム1を一方向に回転させる
だけでは衣類が徐々に絡まっていき、温風との接触が不
十分となり、乾燥のできない部分が出て来る。このた
め、ドラム1を短周期で正転・逆転させる必要がある。
【0032】次に、図3〜図6のフローチャートに基づ
いて、ドラム1および両翼ファン8の回転制御に関する
説明を行う。両翼ファン8は、運転開始からドラム内1
の温度がほぼ一定で推移する恒率乾燥期に入るまでの期
間(加熱期間)は、逆方向(図2におけるDの方向)に
回転させる(図3の)。この期間は衣類からの蒸発水
量が少ないため、冷却能力は低くてもよい。
【0033】すなわち、両翼ファン8を逆回転させるこ
とで、冷却能力を低く抑えながら、ファンケーシング1
9の温風循環側部20の風量を一定量確保できる。した
がって、ドラム1内の温度を急速に上昇させることが可
能となる。
【0034】また、衣類の絡み付きなどは運転初期の段
階で発生しやすく、一度絡むとほぐしにくい。このた
め、上記期間中は、ドラム1の回転は正転10秒→停止
2秒→逆転10秒という短周期の反転動作を繰り返すよ
うに制御する(図3の)。
【0035】以上の2つの制御を組み合わせることで、
投入された衣類の量を判定するまでの時間が短縮され
る。そして、早期に、恒率乾燥期以降のドラム1の回転
の制御を衣類の量に適したものとすることができるた
め、乾燥時間全体の短縮効果も大きくなる。
【0036】衣類の量の判定は、加熱期から恒率乾燥期
に変わる時点のドラム1内の温度を基準値とし、その温
度に到達するまでの時間をもって行う。一例として、図
7に、ドラム1内の温度が54℃に達するまでの時間と
衣類の量(乾燥容量)との関係を示す。図中、Eのカー
ブがこの発明の実施例に係る衣類乾燥機の場合であり、
Fのカーブが従来の衣類乾燥機の場合である。この発明
の実施例に係る衣類乾燥機にあっては、Eに示すように
カーブが直線に近くなり、バラツキも小さくなるため分
解能が上がる。なお、ドラム1内の温度を直接測定する
ことが困難な場合は、サーミスタ13の検知温度により
代用することも可能である。
【0037】この実施例に係る衣類乾燥機にあっては、
実験結果から、ドラム1内の温度が54℃に達するまで
の時間が、19分以下であれば小容量、19分を超えて
23分以下であれば中容量、23分を超えれば大容量で
あると判定することにする(図5の)。次に、衣類の
量が判定された後のドラム1の回転制御は、衣類の量に
適した制御が選定される。図8に、乾燥される衣類の量
(乾燥容量)とその1kg当たりの乾燥時間との関係を
示す。図中、Gのカーブがドラム1を短周期で正転・逆
転を切り替えた場合を示し、Hのカーブが正転一方向に
回転した場合を示す。
【0038】図8から分かるように、少量の場合は一方
向回転の方が乾燥時間が短く、多量の場合は正・逆転の
組み合わせが短い。また、中間的な容量(定格乾燥容量
の50〜60%前後)の場合は両者の差は少なく、長袖
シャツなどの絡みやすい衣類が多く含まれる場合は、正
・逆転の方が良い結果が出る傾向にある。
【0039】したがって、ドラム1の回転制御は衣類の
量に応じて、以下のように制御される。 ・少量〜定格容量の50%(小容量):正転一方向に切
り替える(図5の)。 ・定格容量の50〜60%(中容量):一定時間経過ま
では短周期の正・逆転の繰り返しとし、その後は正転一
方向に変える(図5の)。 ・定格容量の60%以上 (大容量):短周期の正・逆
転の繰り返しを継続する(図5の)。
【0040】ここで、中容量の場合における、正・逆転
の繰り返しから正転一方向への切り替えは、判定された
衣類容量と外気温度から演算して推定される、乾燥終了
までの残時間の1/2を目安とすることもできる。ま
た、ドラム1の回転数は加熱乾燥期は衣類の水分が多
く、かさも小さいことから恒率乾燥期の回転数より高め
に設定すると、より効率が向上し、衣類と温風の接触も
よくなる。
【0041】ドラム1の直径が600mm程度の場合、加
熱期のドラム1の回転数を47〜48rpm程度に、恒
率乾燥期以降の回転数を44〜45rpm程度に設定す
るのが適当である。なお、両翼ファン8は、衣類の量を
判定した時点以降(恒率乾燥期以降)は正回転とするの
は言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】この発明のドラム式衣類乾燥機は、上記
のように構成されているため、衣類の量を判定する時期
および衣類の量に適した制御に変更する時期が早くなる
ため乾燥時間全体が短くなる。また、衣類の量に適した
制御を行うため、衣類の絡み付きや乾燥ムラが低減され
る。さらに、運転開始からドラム内の温度が設定値に達
するまでの期間は、ドラムを短周期の正・逆転制御とす
るため、ドラム内の衣類の状態が安定し容量の識別精度
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例に係るドラム式衣類乾燥機
の構成説明図。
【図2】その衣類乾燥機のファンケーシングと両翼ファ
ンを温風循環部側から見た正面図。
【図3】その衣類乾燥機の動作制御を示すフローチャー
トの第1部分。
【図4】同フローチャートの第2部分。
【図5】同フローチャートの第3部分。
【図6】同フローチャートの第4部分。
【図7】その衣類乾燥機における、乾燥容量と、ドラム
内の温度が設定値に達するまでの時間との関係を示す
図。
【図8】その衣類乾燥機における、乾燥容量と、その1
kg当たりの乾燥時間との関係を示す図。
【符号の説明】
1 ドラム 2 温風吹出孔 3 支持板 4 ドラムシャフト 8 両翼ファン 9 ドラム駆動用モータ 11 ヒータ 13 サーミスタ 14 サーミスタ 15 ファンベルト 16 ドラムベルト 17 ドラムバッフル 18 ファン駆動用モータ 19 ファンケーシング 22 外気温度検知用サーミスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山根 孝二 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 百鬼 和俊 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 大西 裕二 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥すべき衣類を収納するための正・逆
    回転可能なドラムと、このドラムを正・逆回転駆動する
    ためのドラム駆動用モータと、温風循環および冷却除湿
    の機能を兼ね備えかつドラム内の通過風量がより多くな
    る正回転および同風量がより少なくなる逆回転の可能な
    両翼ファンと、この両翼ファンを正・逆回転駆動するた
    めのファン駆動用モータとを備えたドラム式衣類乾燥機
    において、 運転開始からドラム内の温度が設定値に達するまでの期
    間は、両翼ファンを逆回転させるとともに、ドラムを短
    周期で正転・逆転切り替え回転させ、 ドラム内の温度が設定値に達した後は、両翼ファンを正
    回転させるとともに、 ドラム内の衣類が小容量の場合は、ドラムを正転一方向
    に回転させ、 ドラム内の衣類が中容量の場合は、ドラムを一定時間経
    過時までは正転・逆転切り替え回転させ、その後は正転
    一方向に回転させ、 ドラム内の衣類が大容量の場合は、ドラムを正転・逆転
    切り替え回転させるように制御することを特徴とするド
    ラム式衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】 ドラム内の温度が設定値に達するまでの
    期間にドラム内の衣類の容量を判断する請求項1記載の
    ドラム式衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】 外気温度を検出し、その検出結果に基づ
    いて、両翼ファンおよびドラムの回転を切り替えるため
    のドラム内の温度の設定値を補正する請求項2記載のド
    ラム式衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】 ドラム内の温度が設定値になるまでの期
    間は、ドラムの回転数を基準回転数よりも高く設定する
    請求項3記載のドラム式衣類乾燥機。
JP4212892A 1992-08-10 1992-08-10 ドラム式衣類乾燥機 Pending JPH0654997A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009148248A3 (ko) * 2008-06-03 2010-03-11 (주)엘지전자 건조기 및 그 제어방법

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009148248A3 (ko) * 2008-06-03 2010-03-11 (주)엘지전자 건조기 및 그 제어방법
KR101016817B1 (ko) * 2008-06-03 2011-02-21 엘지전자 주식회사 건조기 및 그 제어방법

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