JPH0654912U - スピードメータスリーブの取付構造 - Google Patents

スピードメータスリーブの取付構造

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JPH0654912U
JPH0654912U JP337793U JP337793U JPH0654912U JP H0654912 U JPH0654912 U JP H0654912U JP 337793 U JP337793 U JP 337793U JP 337793 U JP337793 U JP 337793U JP H0654912 U JPH0654912 U JP H0654912U
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JP
Japan
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lock plate
sleeve
speedometer
locking groove
speedometer sleeve
Prior art date
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Pending
Application number
JP337793U
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English (en)
Inventor
章裕 中尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP337793U priority Critical patent/JPH0654912U/ja
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】ロックプレートの固定用ボルトの締付時あるい
はケーブル取付用ネジの締付時に、スリーブに対して過
大な押付力が作用したり倒れるのを抑制でき、かつボル
トの緩みを防止できるスピードメータスリーブの取付構
造を提供すること。 【構成】変速機ケースの穴にスピードメータスリーブを
挿入し、スピードメータスリーブの外周面に形成された
係止溝にロックプレートを係合させるとともに、ロック
プレートを変速機ケースにボルトで締付固定することに
より、スピードメータスリーブを変速機ケースに対して
抜け止めする。ロックプレートの少なくとも係止溝に係
合した部分は、係止溝の底面に向かって凸円弧状に形成
されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はスピードメータケーブルを挿通したスピードメータスリーブの取付構 造、特にケース等の固定部材の穴にスピードメータスリーブを挿入し、スピード メータスリーブの外周面に形成された係止溝にロックプレートを係合させるとと もに、ロックプレートを固定部材にボルトで締付固定することにより、スピード メータスリーブを固定部材に対して抜け止めして取り付けてなるスピードメータ スリーブの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スピードメータケーブルの一端部には変速機の駆動ギヤにかみ合うピニ オンが設けられ、このピニオン軸を回転自在に支持するスピードメータスリーブ が変速機ケースに挿入されている。スピードメータスリーブの外周部には軸線と 直交方向に係止溝が形成され、この溝に係合するロックプレートを変速機ケース にボルトで締付固定することにより、スピードメータスリーブを取り付けている (実開昭56−117364号公報)。
【0003】 図1は従来のスピードメータスリーブの取付構造の一例を示し、1は変速機ケ ース、2は駆動ギヤ、3はスピードメータスリーブ、4はピニオン、5はピニオ ン軸、6はスピードメータケーブル、7はケーブル取付用ネジ、8はロックプレ ート、9はロックプレート固定用ボルト、10はOリングである。スピードメー タスリーブ3は変速機ケース1の穴1aに挿入され、穴1aとスリーブ3との間 がOリング10でシールされている。スピードメータケーブル6の端部に設けら れたネジ7はスリーブ3の雄ねじ3bに螺合され、ケーブル6の平板状の端部6 aはピニオン軸5の割溝5aに挿入されて連結されている。したがって、駆動ギ ヤ2の回転は、ピニオン4、ピニオン軸5およびケーブル6を介して図示しない スピードメータに伝達される。 ロックプレート8は、図2(a)に示すように前方後円形状の金属板で形成さ れており、方形部がスピードメータスリーブ3の係止溝3aに係合している。と ころが、ボルト9を締め付けた時、ロックプレート8も締付方向に回転するため 、そのエッジ部8aがスピードメータスリーブ3の係止溝3aの底面に食い込む ことがある。また、ケーブル取付用ネジ7をスリーブ3の雄ねじ3bに螺合させ た際、スリーブ3も共回りするので、図2(b)のように係止溝3aの底面がロ ックプレート8のエッジ部8bに食い込むことがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このようにロックプレート8のエッジ部8a,8bが係止溝3aの底面に食い 込むと、元の位置に戻らなくなるため、スリーブ3が変速機ケース1に強く押し 付けられた状態となり、Oリング10によるクッション効果が働かず、変速機の ギヤノイズ等の振動がスピードメータケーブル6に直接伝達されることになる。 また、スリーブ3が変速機ケース1に対して倒れた状態となるため、ピニオン4 と駆動ギヤ2との軸間距離変化によるギヤの摩耗が増大することになる。 さらに、ネジ7を締めつけた時、図2(b)に破線矢印で示す方向の力がロッ クプレート8に対して作用するため、ボルト9に緩みが発生する可能性がある。 そこで、本考案の目的は、ロックプレートの固定用ボルトの締付時あるいは
ケ ーブル取付用ネジの締付時に、スリーブに対して過大な押付力が作用したり倒れ るのを抑制でき、かつボルトの緩みを防止できるスピードメータスリーブの取付 構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、ケース等の固定部材の穴にスピードメ ータスリーブを挿入し、スピードメータスリーブの外周面に形成された係止溝に ロックプレートを係合させるとともに、ロックプレートを固定部材にボルトで締 付固定することにより、スピードメータスリーブを固定部材に対して抜け止めし て取り付けてなるスピードメータスリーブの取付構造において、上記ロックプレ ートの少なくとも係止溝に係合した部分が、係止溝の底面に向かって凸円弧状に 形成されていることを特徴とする。
【0006】
【作用】
ボルトの締付時にはロックプレートはボルトを中心として回動するが、スピー ドメータスリーブの係止溝に係合しているロックプレートの係合部分が凸円弧状 に形成されているので、係合部分は係止溝の底面に接触しないか、あるいは接触 しても面当たりとなり、食い込むことがない。また、スピードメータケーブルの ネジを締めつけた時も、ロックプレートと係止溝とは面当たりになるだけである ため、締付力を解除するとともにスリーブは自由位置に戻り、スリーブが固定部 材に押し付けられたり倒れるのを抑制できる。さらに、スピードメータケーブル のネジを締めつけた時も、ロックプレートに対してはそのほぼ中心方向に力が働 くので、ボルトに緩みが生じにくい。
【0007】 ロックプレートの形状としては、凸円弧面がボルトを中心とする同心円弧であ ってもよく、それより曲率半径が大きい円弧または小さい円弧であっても、ほぼ 同様の効果を奏する。ただ、係合部が同心円弧形状の場合には、ロックプレート が回転しても、ロックプレートの外周面と係止溝の底面との距離が一定のため、 スピードメータスリーブに対する押し付け力が働かないという利点がある。さら に、ロックプレートが同心円板の場合、ロックプレートを回り止めする必要がな いので、一層便利である。
【0008】
【実施例】
図3(a),(b)は本考案のスピードメータスリーブの取付構造の第1実施 例を示す。同図において、ロックプレートを除く全ての部品は図1,図2と同一 のため、同一部品には同一符号を付して説明を省略する。 本考案で使用されるロックプレート11は、円板状の座金よりなり、その中心 部にボルト9が挿通され、ボルト9は変速機ケース1に螺着される。ロックプレ ート11の外周部の一部がスピードメータスリーブ3の係止溝3aに係合してお り、スピードメータスリーブ3を変速機ケース1から抜け止めしている。
【0009】 ロックプレート11の外周部はボルト9からの距離(半径)Rが一定している ので、ボルト9を締めつけた際にロックプレート11が回転しても、ロックプレ ート11の外周部が係止溝3aの底面に圧着せず、スリーブ3に対して押し付け 力が作用しない。 一方、スピードメータスリーブ3に対してケーブル取付用ネジ7(図1参照) を螺合させる際、スリーブ3が共回りし、図3(b)のように係止溝3aの底面 がロックプレート11の外周部に当たるが、面当たりのために食い込むことがな い。ネジ7への締付トルクを解放すれば、スリーブ3はOリング10(図1参照 )の反力などによって元の自由な位置に戻るので、スリーブ3が変速機ケース1 に対して押し付けられたり、傾くことがない。そのため、ギヤノイズ等の振動が スピードメータケーブル6に直接伝達されたり、ピニオン4の摩耗の増大といっ た不具合を防止できる。また、ネジ7を締めつけている時にロックプレート11 に働く力Fの向きは、図3(b)のようにロックプレート11の中心位置にある ボルト9方向であるため、ボルト9に緩みが発生しない。 なお、上記のようにロックプレート11として円形座金を用いると、安価であ ることは勿論、ロックプレート11を一定位置で回り止めする必要がないので、 取付作業が非常に簡単になる利点がある。
【0010】 図4は本考案の第2実施例を示す。 この実施例は、ロックプレート12として、スピードメータスリーブ3の係止 溝3aに係合している係合部12aを含む部分が円弧状である略扇形の金属板を 用いている。この場合も、第1実施例と同様に、ケーブル取付用ネジ7(図1参 照)の締付時に係止溝3aの底面がロックプレート12の係合部12aに面当た りするが、スリーブ3が変速機ケース1に押し付けられたり傾くことがない。
【0011】 図5は本考案の第3実施例、図6は第4実施例を示す。 図5は、ボルト9を中心としない大きな曲率半径の係合部13aを有する略扇 形のロックプレート13の例であり、図6はボルト9を中心としない小さな曲率 半径の係合部14aを有する略扇形のロックプレート14の例である。 いずれの場合も、第1,第2実施例とほぼ同等な効果が得られる。
【0012】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案によれば、ロックプレートの係止溝に係 合した部分を凸円弧状に形成したので、ボルトまたはケーブル取付用ネジを締め 付けた時、係合部分は係止溝の底面に接触しないか、あるいは接触しても面当た りとなり、食い込むことがない。そのため、スリーブが固定部材に押し付けられ たり傾くのを防止でき、スピードメータケーブルにギヤ音などが伝達されたり、 ピニオンの摩耗が増大するのを防止できる。さらに、スピードメータケーブルの ネジを締めつけた時にロックプレートに作用する力は、ロックプレートに対して ほぼ中心方向に働くので、ボルトに緩みが生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のスピードメータスリーブの取付構造の一
例の断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】スピードメータスリーブとロックプレートの係
合状態を示す本考案の第1実施例の断面図である。
【図4】スピードメータスリーブとロックプレートの係
合状態を示す本考案の第2実施例の断面図である。
【図5】スピードメータスリーブとロックプレートの係
合状態を示す本考案の第3実施例の断面図である。
【図6】スピードメータスリーブとロックプレートの係
合状態を示す本考案の第4実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 変速機ケース(固定部材) 1a 穴 3 スピードメータスリーブ 3a 係止溝 4 ピニオン 6 スピードメータケーブル 7 ケーブル取付用ネジ 9 ロックプレート固定用ボルト 10 Oリング 11〜14 ロックプレート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース等の固定部材の穴にスピードメータ
    スリーブを挿入し、スピードメータスリーブの外周面に
    形成された係止溝にロックプレートを係合させるととも
    に、ロックプレートを固定部材にボルトで締付固定する
    ことにより、スピードメータスリーブを固定部材に対し
    て抜け止めして取り付けてなるスピードメータスリーブ
    の取付構造において、 上記ロックプレートの少なくとも係止溝に係合した部分
    が、係止溝の底面に向かって凸円弧状に形成されている
    ことを特徴とするスピードメータスリーブの取付構造。
JP337793U 1993-01-12 1993-01-12 スピードメータスリーブの取付構造 Pending JPH0654912U (ja)

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JP337793U JPH0654912U (ja) 1993-01-12 1993-01-12 スピードメータスリーブの取付構造

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JPH0654912U true JPH0654912U (ja) 1994-07-26

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103256376A (zh) * 2012-02-15 2013-08-21 本田技研工业株式会社 轴承固定结构
KR20150066038A (ko) * 2013-12-06 2015-06-16 주식회사 두산 핀 고정장치
JP2021038768A (ja) * 2019-08-30 2021-03-11 ダイハツ工業株式会社 変速機
WO2022010723A1 (en) * 2020-07-06 2022-01-13 Caterpillar Inc. Retention system for boltless cutting edges

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