JPH0654905A - 医療用吸着濾過器における体液の漏洩防止方法並びに体液の漏洩防止を可能とした医療用吸着濾過器 - Google Patents

医療用吸着濾過器における体液の漏洩防止方法並びに体液の漏洩防止を可能とした医療用吸着濾過器

Info

Publication number
JPH0654905A
JPH0654905A JP4236390A JP23639092A JPH0654905A JP H0654905 A JPH0654905 A JP H0654905A JP 4236390 A JP4236390 A JP 4236390A JP 23639092 A JP23639092 A JP 23639092A JP H0654905 A JPH0654905 A JP H0654905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mesh
side cap
adsorption filter
ring
outflow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4236390A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3240702B2 (ja
Inventor
Toshio Sakaguchi
敏雄 坂口
Kyosuke Hirano
恭介 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP23639092A priority Critical patent/JP3240702B2/ja
Publication of JPH0654905A publication Critical patent/JPH0654905A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3240702B2 publication Critical patent/JP3240702B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • External Artificial Organs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハウジング内部の所定の流路外にこれに連通
する奥深い隙間が形成されることで、ここに異物が滞留
して、ハウジング内部に流入させて濾過処理した、特に
処理後の体液中にこの隙間に滞留した異物が混入する危
険性を少なくし、しかも組立ての作業性を良好にすると
ともに、構成部材点数を少なくすることを目的とする。 【構成】 両側が開口した筒状のハウジング本体1両側
に流入側ノズル2を備えた流入側キャップ3並びに流出
側ノズル4を備えた流出側キャップ5をこれらの連接部
近傍にメッシュリング6、6を横断的に配設して装着す
るとともに、ハウジング本体1内部の一対のメッシュリ
ング6、6間に吸着材7を充填した医療用吸着濾過器に
おいて、ハウジング本体1と流入側キャップ3並びに流
出側キャップ5の双方又は一方とメッシュリング6外周
の保持リング12をそれぞれ溶着して一体化させること
で、内部に流入した体液がこれらの間に形成される隙間
に漏洩するのを防止することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体液を一旦、体外に取
出して循環させる過程で、体液中の有害成分を吸着除去
して濾過処理するのを目的とする、両側が開口した筒状
のハウジング本体両側に流入側ノズルを備えた流入側キ
ャップ並びに流出側ノズルを備えた流出側キャップをこ
れらの連接部近傍にメッシュリングを横断的に配設して
装着するとともに、ハウジング本体内部の一対のメッシ
ュリング間に吸着材を充填した医療用吸着濾過器におい
て、ハウジング内部の所定の流路外にこれに連通する奥
深い隙間が形成されることで、ここに異物が滞留して、
ハウジング内部に流入させて濾過処理した、特に処理後
の体液中にこの隙間に滞留した異物が混入する危険性を
少なくできるとともに、組立ての作業性が良好で、しか
も構成部材点数が少なくなる医療用吸着濾過器における
体液の漏洩防止方法並びに体液の漏洩防止を可能とした
医療用吸着濾過器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、体液を一旦、体外に取出して循環
させる過程で、体液中の有害成分、例えば血漿中のコレ
ステロールを吸着除去して濾過処理するのを目的とした
医療用吸着濾過器としては、図1に示すように両側が開
口した筒状のハウジング本体1両側に流入側ノズル2を
備えた流入側キャップ3並びに流出側ノズル4を備えた
流出側キャップ5をこれらの連接部近傍に吸着材7を保
持するメッシュ11を横断的に張設して装着するととも
に、ハウジング本体1内部の一対のメッシュ11、11間に
各種体液の処理対象に応じて選定した吸着材7を充填し
た態様のものが多用されている。
【0003】そして、こうした医療用吸着濾過器は、例
えば次の〜に示すようにして組立てられている。 予め、図6に示すように成形時にハウジング本体1
と流入側キャップ3並びに図示していないが流出側キャ
ップ5間にそれぞれハウジング本体1両側に流入側キャ
ップ3並びに流出側キャップ5を外嵌させたときに、密
嵌状態になる先端側が尖鋭になった環状の溶着構造8、
9を、例えばハウジング本体1両側の口縁外側に形成し
た流入側キャップ3並びに流出側キャップ5の係合段部
10外側面と流入側キャップ3並びに流出側キャップ5の
それぞれ流入側ノズル2並びに流出側ノズル4の反対側
の口縁内側に形成する。又、ハウジング本体1には吸着
材7の充填口部16を設ける。一方、メッシュ11は外周を
二つの保持リング12、12で挟み込んでメッシュリング6
に一体成形して利用する。そして、このようなメッシュ
リング6、6を流入側キャップ3並びに流出側キャップ
5のそれぞれ流入側ノズル2並びに流出側ノズル4の反
対側に設けた嵌合凹部14、15に嵌め込む。次に、筒状の
ハウジング本体1両側にそれぞれメッシュリング6、6
を嵌め込んだ流入側キャップ3並びに流出側キャップ5
を外嵌させる。そして、高周波又は超音波をハウジング
本体1と流入側キャップ3並びに流出側キャップ5の連
接部近傍に向けて発信させることで、これらの間に形成
された密嵌状態にある環状の溶着構造8、9をそれぞれ
振動による摩擦熱で溶融させて、これらを溶着する。こ
の場合、ハウジング本体1と流入側キャップ3並びに流
出側キャップ5間の他の部分やこれらとメッシュリング
6の保持リング12、12間は、成形時に利用される抜き勾
配を形成する傾斜面の傾斜角度差や嵌合交差によって密
嵌状態になることがないから、溶着することなく残され
る。このハウジングの組立てが完了すると、ハウジング
本体1内部の一対のメッシュリング6、6間に充填口部
16を通じて吸着材7を充填する。最後に、この充填口部
16を図1中17として示す封止キャップで封止させる。と
ころで、ハウジング本体1に充填口部16を設けない態様
のものもあるが、これでは、先ずハウジング本体1一側
に流入側キャップ3並びに流出側キャップ5の一方を装
着した後、ハウジング本体1内部に他側を通じて吸着材
7を充填し、最後にハウジング本体1他側に流入側キャ
ップ3並びに流出側キャップ5の他方を装着する。 予め、筒状のハウジング本体1と流入側キャップ3
並びに流出側キャップ5間にメッシュ11を挟み込んで横
断的に張設可能に形成する。そして、ハウジング本体1
一側に流入側キャップ3並びに流出側キャップ5の一方
をこれらの間にメッシュ11を図示しない接着剤又はOリ
ング等の封止手段を介在させて挟み込んで溶着又は接着
して装着する。この後、ハウジング本体1内部に吸着材
7を充填する。最後に、ハウジング本体1他側に流入側
キャップ3並びに流出側キャップ5の他方を同様に装着
する。 予め、筒状のハウジング本体1と流入側キャップ3
並びに流出側キャップ5間にメッシュ11をその外周に金
属リングを当てがって横断的に張設可能に形成する。そ
して、ハウジング本体1一側に流入側キャップ3並びに
流出側キャップ5の一方をこれらの間にメッシュ11をそ
の外周に金属リングを当てがって外嵌させる。この状態
で、高周波を金属リングに向けて発信させることで、特
に金属リングを振動により発熱させて、ハウジング本体
1と流入側キャップ3並びに流出側キャップ5の一方と
メッシュ11を溶着する。そして、ハウジング本体1内部
に吸着材7を充填した後、ハウジング本体1他側に流入
側キャップ3並びに流出側キャップ5の他方を同様に装
着する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
して組立てられた従来の医療用吸着濾過器は、〜に
ついてそれぞれ次に示すような問題がある。先ず、に
示す方式では、メッシュ11をハウジング本体1両側に横
断的に張設させるメッシュリング6が予め一体成形され
ているから、組立ての作業性は良好であるが、図6に詳
細を示すようにハウジング本体1と流入側キャップ3並
びに図示しない流出側キャップ5間に形成された環状の
溶着構造8、9同士は溶着して、ここに図中Aとして示
す環状の溶着部が形成されるものの、図中Bとして示す
ハウジング本体1と流入側キャップ3並びに図示しない
流出側キャップ5間の、特に環状の溶着部Aより内側部
分やこれらとメッシュリング6の保持リング12、12間は
成形時に利用される抜き勾配を形成する傾斜面の傾斜角
度差や嵌合交差によって密嵌状態にならないから、ここ
に環状の溶着部が形成されないだけでなく、これら傾斜
角度差や嵌合交差によって奥深い隙間が形成されること
は避けられない問題がある。そして、このような奥深い
隙間はハウジング内部の所定の流路に連通することが多
く、このため、ここに、特に流出側キャップ5側に異物
が滞留していた場合、ハウジング内部に流入させて濾過
処理した処理後の体液中にこの隙間に滞留した異物が混
入する危険性がある。又、体液の濾過処理後、ハウジン
グを生理食塩水等を利用して洗浄しても、このような隙
間に侵入した体液を充分に洗い落とせないこともある。
次に、に示す方式では、封止手段に接着剤、Oリング
を利用した場合共に、これらの取扱いが面倒なだけでな
く、メッシュの張設が難しいことから、組立ての作業性
が悪く、しかも接合部の封止性能が確実でない問題があ
る。又、封止手段にOリングを利用すると、構成部材点
数が多くなる問題もある。最後に、に示す方式でも、
同じくメッシュの張設が面倒で組立てが非常に難しく、
構成部材点数が多くなる問題がある。
【0005】こうした従来の問題点に鑑みて発明された
のが本発明に係る医療用吸着濾過器における体液の漏洩
防止方法並びに体液の漏洩防止を可能とした医療用吸着
濾過器で、ハウジング内部の所定の流路外にこれに連通
する奥深い隙間が形成されることで、ここに異物が滞留
して、ハウジング内部に流入させて濾過処理した、特に
処理後の体液中にこの隙間に滞留した異物が混入する危
険性を少なくし、しかも組立ての作業性を良好にすると
ともに、構成部材点数を少なくすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明の請求項1では、両側が開口した筒状の
ハウジング本体両側に流入側ノズルを備えた流入側キャ
ップ並びに流出側ノズルを備えた流出側キャップをこれ
らの連接部近傍にメッシュリングを横断的に配設して装
着するとともに、ハウジング本体内部の一対のメッシュ
リング間に吸着材を充填した医療用吸着濾過器におい
て、メッシュリングを二つの保持リング間にメッシュ外
周を挟み込んで一体成形し、ハウジング本体と流入側キ
ャップ並びに流出側キャップの双方又は一方とメッシュ
リング外周の保持リングをそれぞれ溶着して一体化させ
ることで、内部に流入した体液がこれらの間に形成され
る隙間に漏洩するのを防止した医療用吸着濾過器におけ
る体液の漏洩防止方法を要旨とする。又、請求項2で
は、ハウジング本体両側に流入側キャップ並びに流出側
キャップをこれらの連接部近傍にメッシュリングを横断
的に配設して位置づけたときに、ハウジング本体とメッ
シュリング外周の保持リング間、又流入側キャップ並び
に流出側キャップの双方又は一方とメッシュリング外周
の保持リング間にそれぞれ環状の接合部が形成される態
様に構成して、これらの環状の接合部間に環状の溶着構
造を設けたことを例示している。
【0007】一方、本発明の請求項3では、両側が開口
した筒状のハウジング本体両側に流入側ノズルを備えた
流入側キャップ並びに流出側ノズルを備えた流出側キャ
ップをこれらの連接部近傍にメッシュリングを横断的に
配設して装着するとともに、ハウジング本体内部の一対
のメッシュリング間に吸着材を充填した医療用吸着濾過
器で、メッシュリングを二つの保持リング間にメッシュ
外周を挟み込んで一体成形し、ハウジング本体と流入側
キャップ並びに流出側キャップの双方又は一方とメッシ
ュリング外周の保持リングをそれぞれ溶着して一体化さ
せた体液の漏洩防止を可能とした医療用吸着濾過器を構
成した。又、請求項4では、ハウジング本体両側に流入
側キャップ並びに流出側キャップをこれらの連接部近傍
にメッシュリングを横断的に配設して位置づけたとき
に、ハウジング本体とメッシュリング外周の保持リング
間、又流入側キャップ並びに流出側キャップの双方又は
一方とメッシュリング外周の保持リング間にそれぞれ環
状の接合部が形成される態様に構成して、これらの環状
の接合部間に環状の溶着構造を設けたことを例示した。
そして、請求項5では、請求項4において、環状の溶着
構造として、環状のシエアジョイント構造又は環状のビ
ードジョイント構造を利用したことを、又請求項6で
は、同じく請求項4において、環状の溶着構造として、
環状のパットジョイント構造を利用したことをそれぞれ
例示した。加えて、請求項7では、請求項6において、
環状のパットジョイント構造を構成する環状凸条の断面
形状を多角形に形成したことを例示した。次に、請求項
8では、ハウジング本体と流入側キャップ並びに流出側
キャップの双方又は一方の間に環状の溶着構造を設けた
ことを例示した。又、請求項9では、各構成部材が全て
同一の合成樹脂体から形成されたことを例示した。そし
て、請求項10では、請求項9において、各構成部材が全
てポリプロピレンから形成されたことを、又請求項11で
は、同じく請求項9において、各構成部材が全てポリカ
ーボネイトから形成されたことをそれぞれ例示した。更
に、請求項12では、メッシュを除く各構成部材が全て同
一の合成樹脂体から形成されるとともに、メッシュがこ
れらと異種の合成樹脂体から形成されたことを例示し
た。そして、請求項13では、請求項12において、メッシ
ュを除く各構成部材が全てポリプロピレンから形成され
たことを、又請求項14では、同じく請求項12において、
メッシュを除く各構成部材が全てポリカーボネイトから
形成されたことをそれぞれ例示した。加えて、請求項15
では、請求項14において、メッシュを除く各構成部材が
全てポリカーボネイトから形成されるとともに、メッシ
ュがポリエステルから形成されたことを例示した。
【0008】
【作用】而して、こうした医療用吸着濾過器は、従来と
同様、体液を一旦、体外に取出して循環させる過程で、
ハウジングの流入側から流入させて、内部の流路を流動
通過させることで、各種体液中の有害成分、例えば血漿
中のコレステロールを内部に充填させた吸着材で吸着除
去して濾過処理するとともに、処理後の体液をハウジン
グ内への流入圧を利用して流出側から流出させるもので
ある。そして、ハウジング本体と流入側キャップ並びに
流出側キャップとメッシュリング外周の保持リングはそ
れぞれ溶着させて一体化してあるから、ハウジング内部
の所定の流路外にこれに連通する奥深い隙間が形成され
ることがなく、このような隙間に異物が滞留して、体液
中にこうした異物が混入する危険性が少なくなる。
【0009】
【実施例】本発明に係る医療用吸着濾過器における体液
の漏洩防止方法並びに体液の漏洩防止を可能とした医療
用吸着濾過器の詳細を更に添付の図面に基づき説明す
る。
【0010】図1には、このような医療用吸着濾過器の
概略を図中左側だけを断面状態にして示している。これ
は、体液を一旦、体外に取出して循環させる過程で、ハ
ウジングの図中上方の流入側から流入させて、内部の流
路を流動通過させることで、各種体液中の有害成分を内
部に充填させた吸着材で吸着除去して濾過処理するとと
もに、処理後の体液をハウジング内への流入圧を利用し
て図中下方の流出側から流出させるものである。尚、こ
こで言う体液とは、血液、血漿、血清又は血球成分等を
包括する概念である。そして、医療用吸着濾過器とは、
ハウジング内部にこれら各種体液の処理対象に応じて選
定して充填した吸着材で、これら体液中の有害成分を吸
着除去して濾過処理する態様の総称である。一方、吸着
材は前述したように各種体液の処理対象に応じて選定さ
れるのであるが、活性炭、イオン交換樹脂、LDL吸着
体、マイクログロブリン吸着体等が利用される。このよ
うな医療用吸着濾過器の具体的な使用例としては、例え
ば血漿中のコレステロールを吸着除去して濾過処理する
ことが挙げられる。
【0011】次に、本発明に係る医療用吸着濾過器の具
体例を添付の図1〜図5に基づき説明する。
【0012】これは、図1に示すように両側が開口した
円筒状のハウジング本体1両側に流入側ノズル2を備え
た流入側キャップ3並びに流出側ノズル4を備えた流出
側キャップ5をそれぞれこれら流入側ノズル2並びに流
出側ノズル4の反対側に吸着材を保持するメッシュリン
グ6、6を予め嵌め込んで装着するとともに、ハウジン
グ本体1内部の一対のメッシュリング6、6間に前述し
たように各種体液の処理対象に応じて選定した吸着材7
を充填したものである。
【0013】又、図2、図3、図4に示すようにハウジ
ング本体1と流入側キャップ3並びに図示していないが
流出側キャップ5間にそれぞれハウジング本体1両側に
流入側キャップ3並びに流出側キャップ5を外嵌させた
ときに、密嵌状態になる先端側が尖鋭になった環状の溶
着構造8、9が形成されている。図示した実施例では、
この環状の溶着構造8、9の一方はハウジング本体1両
側の口縁外側に形成した流入側キャップ3並びに流出側
キャップ5の係合段部10外側面に形成されるとともに、
これらの他方は流入側キャップ3並びに流出側キャップ
5の流入側ノズル2並びに流出側ノズル4の反対側の口
縁内側に形成されている。
【0014】一方、メッシュリング6はメッシュ11外周
を二つの保持リング12、12で挟み込んで一体成形される
ものである。具体的には、予め保持リング12、12の一方
を射出成形用金型を利用して成形し、これの上にメッシ
ュ11を置いて、次に保持リング12、12の他方の射出成形
用金型に移し、保持リング12、12の他方を成形する。こ
のため、予め成形する保持リング12、12の一方は少なく
ともこれの他方の成形時にメッシュ11の撓みや捩れを防
止する面から、放射状の、又は図5に示すように同心円
状と放射状を組合わせた内リブ13を設けることが適宜考
慮される。
【0015】尚、図中14、15はそれぞれ流入側キャップ
3並びに流出側キャップ5の流入側ノズル2並びに流出
側ノズル4の反対側に設けたメッシュリング6の嵌合凹
部である。又、16はハウジング本体1に設けた吸着材7
の充填口部を示している。更に、図中17はハウジング本
体1内部に吸着材7を充填した後、充填口部16に装着さ
れた封止キャップである。
【0016】ところで、この医療用吸着濾過器では、ハ
ウジング内部の所定の流路外にこれに連通する奥深い隙
間が形成されないことを目的に、従来のようにハウジン
グ本体1と流入側キャップ3並びに流出側キャップ5を
溶着するのに加えて、これらとメッシュリング6の保持
リング12、12をも更に溶着し、これらを一体化させてい
る。こうしたことから、ハウジング本体1と流入側キャ
ップ3並びに流出側キャップ5とメッシュリング6の保
持リング12、12の溶着を確実にするため、図2、図3、
図4に示すようにハウジング本体1両側に流入側キャッ
プ3並びに流出側キャップ5をこれらの連接部近傍にメ
ッシュリング6、6を横断的に配設して位置づけたとき
に、ハウジング本体1の口縁とメッシュリング6外周の
保持リング12間、又流入側キャップ3並びに流出側キャ
ップ5の嵌合凹部14、15底面と同じくメッシュリング6
外周の保持リング12間にそれぞれ環状の接合部が形成さ
れる態様に構成するとともに、これらの環状の接合部間
に環状の溶着構造18、19を設けている。そして、これら
両者の環状の接合部間に、図2に示す実施例では、環状
のシエアジョイント構造を利用した環状の溶着構造18、
19を、又図3、図4に示す実施例では、環状のパットジ
ョイント構造を利用した環状の溶着構造18、19をそれぞ
れ設けている。又、こうした環状のパットジョイント構
造を利用した環状の溶着構造18、19を設けるについて、
環状のパットジョイント構造を構成する断面形状が三角
形になった環状凸条を、図3にはこれらの環状の接合部
の共にメッシュリング6側に形成した例を、又図4には
これらの環状の接合部のハウジング本体1側と流入側キ
ャップ3側並びに図示しない流出側キャップ5側に形成
した例をそれぞれ示している。
【0017】一方、このような医療用吸着濾過器は、ハ
ウジング本体1と流入側キャップ3並びに流出側キャッ
プ5とメッシュリング6外周の保持リング12、12を溶着
して一体化させる関係上、少なくともこれらの構成部材
は全て互いに溶着可能な合成樹脂体、特に同一の合成樹
脂体、例えばポリプロピレン、ポリカーボネイト、ポリ
エチレンテレフタレート等のポリエステルから形成され
る。又、メッシュ11はこれらと同一又は異種の合成樹脂
体から形成される。しかし、異種の合成樹脂体から形成
する場合、保持リング12、12を形成する合成樹脂体と溶
着可能な異種の合成樹脂体を選定することが必要とな
る。この場合、例えば保持リング12、12をポリカーボネ
イトから形成するとともに、メッシュ11をポリエチレン
テレフタレート等のポリエステルから形成することが考
慮される。
【0018】ところで、構成部材をポリプロピレンのよ
うな結晶性ポリマーから形成する場合には、ハウジング
本体1とメッシュリング6の保持リング12間、又流入側
キャップ3並びに流出側キャップ5とメッシュリング6
の保持リング12間にそれぞれ設ける環状の溶着構造18、
19は環状のシエアジョイント構造を利用するのが、環状
のパットジョイント構造を利用するより好ましいと考え
られる。しかし、構成部材を他のポリカーボネイト、ポ
リエステルから形成する場合には、環状の溶着構造18、
19は環状のシエアジョイント構造、環状のパットジョイ
ント構造のいずれを利用しても同等であると考えられ
る。
【0019】そして、こうした医療用吸着濾過器は次に
示すようにして組立てられる。予め、流入側キャップ3
並びに流出側キャップ5の流入側ノズル2並びに流出側
ノズル4の反対側に設けた嵌合凹部14、15にメッシュリ
ング6を嵌め込む。次に、ハウジング本体1一側に流入
側キャップ3並びに流出側キャップ5の一方をそれの流
入側ノズル2並びに流出側ノズル5の反対側を外嵌させ
る。この後、ハウジング本体1に対して、一側の流入側
キャップ3並びに流出側キャップ5の一方をこれに向け
て押圧させ、ハウジング本体1と流入側キャップ3並び
に流出側キャップ5の一方の環状の溶着構造8、9同士
を密嵌状態にするとともに、ハウジング本体1と流入側
キャップ3並びに流出側キャップ5の一方を間にメッシ
ュリング6外周の保持リング12をはさんで密接状態に
し、結果としてこれら両者の環状の接合部の一方に設け
た環状の溶着構造18、19を他方に密接状態にする。この
状態で、高周波又は超音波をハウジング本体1と流入側
キャップ3並びに流出側キャップ5の一方の連接部近傍
に向けて発信させることで、ハウジング本体1と流入側
キャップ3並びに流出側キャップ5の一方の間に形成さ
れた密嵌状態にある環状の溶着構造8、9の少なくとも
一部先端側がそれぞれ振動による摩擦熱で溶融して溶着
するとともに、ハウジング本体1とメッシュリング6外
周の保持リング12間と流入側キャップ3並びに流出側キ
ャップ5の一方とメッシュリング6外周の保持リング12
間にある環状の溶着構造18、19の少なくとも一部密接側
も同じく溶融してこれらが溶着する。次に、ハウジング
本体1に対して流入側キャップ3並びに流出側キャップ
5の他方を同様に装着する。即ち、ここでは、ハウジン
グ本体1と流入側キャップ3並びに図示しない流出側キ
ャップ5間に図3、図4中Aとして示すような環状の溶
着部が形成されるとともに、ハウジング本体1の口縁と
メッシュリング6外周の保持リング12間と流入側キャッ
プ3並びに流出側キャップ5とメッシュリング6外周の
保持リング12間にも同じく共に環状の溶着部が形成され
るのである。このハウジングの組立てが完了すると、円
筒状のハウジング本体1内部の一対のメッシュリング
6、6間に充填口部16を通じて吸着材7を充填する。最
後に、この充填口部16を封止キャップ17で封止させる。
【0020】ところで、このような医療用吸着濾過器で
は、ハウジング内部の所定の流路外にこれに連通する奥
深い隙間が形成されることがなく、こうした隙間に異物
が滞留して、ハウジング内部にそれの流入側から流入さ
せて濾過処理した、特に処理後の体液中に異物が混入す
る危険性が少なくなるのである。
【0021】次に、本発明に係る医療用吸着濾過器の態
様と従来のそれの態様について、医療用吸着濾過器の組
立て後に、内部に0.5kg/cm2 の加圧状態で水を
流入させて、水洩れの有無について比較実験を行った。
ここでは、図1に概略を示す医療用吸着濾過器を、実施
例1では、各構成部材を全てポリプロピレンから形成す
るとともに、メッシュ11は目開き150μmに形成し
て、又実施例2〜5ではメッシュ11を除く各構成部材を
全てポリカーボネイトから形成するとともに、メッシュ
11はポリエチレンテレフタレートから目開き150μm
に形成して、それぞれについて実験を行った。又、ここ
で用いるメッシュリング6は前述したようにして一体成
形されている。更に、ここでは、ハウジング本体1と流
入側キャップ3並びに流出側キャップ5とメッシュ11外
周の保持リング12は超音波溶着機(米国、ブランソン社
製、モデル8800)の超音波ホーンを加圧しながら押
し当てて、超音波を発信させて溶着した。実施例1 図2に示すようにハウジング本体1と流入側キャップ3
並びに流出側キャップ5とメッシュリング6外周の保持
リング12にインターフェアランス0.5mm、溶着代
0.7mmの環状のシエアジョイント構造を利用した環
状の溶着構造18、19を設けたものを用いた。尚、溶着条
件(主条件)は次に示す通りである。 ブースター(振幅倍率) 1:1.5 溶着圧力 1.4kg/cm2 溶着時間 1.0秒 ダイナミックトリガー 3実施例2 図3に示すようにメッシュリング6外周の保持リング1
2、12の両表面にそれぞれ一条の基端側の幅が0.3m
mで、高さが0.3mmの断面形状が三角形の環状凸条
を形成して環状のパットジョイント構造を利用した環状
の溶着構造18、19を設けたものを用いた。 尚、溶着条件 (主条件) は次に示す通りである。 ブースター(振幅倍率) 1:1.5 溶着圧力 2.1kg/cm2 溶着時間 0.6秒 ダイナミックトリガー 4実施例3 メッシュリング6外周の保持リング12、12の両表面に同
じく基端側の幅が0.5mmで、高さが0.5mmの断
面形状が三角形の環状凸条を形成した他は実施例2と同
態様のものを用いた。尚、溶着条件(主条件)は実施例
2と同じにした。実施例4 図4に示すようにハウジング本体1の口縁と流入側キャ
ップ3並びに流出側キャップ5の嵌合凹部14、15底面に
それぞれ一条の基端側の幅が0.5mmで、高さが0.
5mmの断面形状が三角形の環状凸条を形成して環状の
溶着構造18、19を設けたものを用いた。尚、溶着条件
(主条件)は実施例2と同じにした。実施例5 ハウジング本体1の口縁と流入側キャップ3並びに流出
側キャップ5の嵌合凹部14、15底面に同じくそれぞれ基
端側の幅が1.0mmで、高さが1.0mmの断面形状
が三角形の環状凸条を形成した他は実施例3と同態様の
ものを用いた。尚、溶着条件(主条件)は次に示す通り
である。 ブースター(振幅倍率) 1.1 溶着圧力 2.1kg/cm2 溶着時間 0.8秒 ダイナミックトリガー 4比較例1 環状のシエアジョイント構造又は環状のパットジョイン
ト構造を利用した環状の溶着構造18、19を設けない他は
全く実施例1〜5と同態様のものを用いた。尚、溶着条
件(主条件)は実施例2、3、4と同じにした。この結
果は、表1に示している。
【表1】
【0022】図示した実施例において、ハウジング本体
1とメッシュリング6外周の保持リング12間と流入側キ
ャップ3並びに流出側キャップ5とメッシュリング6外
周の保持リング12間に環状のパットジョイント構造を利
用した環状の溶着構造18、19を設ける場合、パットジョ
イント構造を構成する環状凸条を、一方はハウジング本
体1又は流入側キャップ3並びに流出側キャップ5側
に、又他方はメッシュリング6外周の保持リング12側に
設けることもできる。又、環状凸条を二条以上、位置を
ずらせて設けることも可能である。更に、環状凸条の断
面形状は三角形の他、四角形又は他の多角形に形成する
こともできる。又、断面形状を半円状に形成することも
可能である。更に、環状凸条を形成した他方にこれを密
嵌状態で嵌合させる環状凹条を形成することも適宜考慮
される。
【0023】一方、これら環状の溶着構造18、19は環状
のシエアジョイント構造又はパットジョイント構造を利
用する他、従来から知られている他の環状の溶着構造、
例えば環状のビードジョイント構造等、環状に形成され
るならば、種々の構造が利用できる。
【0024】又、こうした環状の溶着構造18、19は、ハ
ウジングの流入側又は流出側の一方にだけ設けることも
できるが、この場合少なくとも流出側にだけは設けるこ
とが、処理後の体液中に異物が混入することが少なくな
る面から考慮される。
【0025】更に、ハウジング本体1に充填口部16を設
けない態様に形成することも可能である。この場合、ハ
ウジング本体1一側に流入側キャップ3並びに流出側キ
ャップ5の一方を装着した後、ハウジング本体1内部に
他側を通じて吸着材7を充填し、最後にハウジング本体
1他側に流入側キャップ3並びに流出側キャップ5の他
方を装着する。
【0026】
【発明の効果】以上のような本発明に係る医療用吸着濾
過器における体液の漏洩防止方法では、ハウジング内部
の所定の流路外にこれに連通する奥深い隙間が形成され
ることで、ここに異物が滞留して、ハウジング内部に流
入させて濾過処理した、特に処理後の体液中にこの隙間
に滞留した異物が混入する危険性が少なくなる。
【0027】又、ハウジング本体とメッシュ外周の保持
リング間と流入側キャップ並びに流出側キャップとメッ
シュ外周の保持リング間に環状のシエアジョイント構造
や環状のパットジョイント構造等を利用した環状の溶着
構造を予め形成するだけで、組立て工程は従来と比較し
て全く変更しないから、組立ての作業性が低下したり、
構成部材点数が多くなる問題もないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る体液の漏洩防止を可能とした医療
用吸着濾過器の概略を示す一部を断面状態にした正面図
【図2】ハウジング本体とメッシュ外周の保持リング間
と流入側キャップ並びに流出側キャップとメッシュ外周
の保持リング間に設けられる環状の溶着構造の実施例を
示す断面図
【図3】ハウジング本体とメッシュ外周の保持リング間
と流入側キャップ並びに流出側キャップとメッシュ外周
の保持リング間に設けられる環状の溶着構造の他の実施
例を示す断面図
【図4】ハウジング本体とメッシュ外周の保持リング間
と流入側キャップ並びに流出側キャップとメッシュ外周
の保持リング間に設けられる環状の溶着構造の他の実施
例の変形例を示す断面図
【図5】保持リングを示す斜視図
【図6】従来例の要部を示す断面図
【符号の説明】
1 ハウジング本体 2 流入側ノズル 3 流入側キャップ 4 流出側ノズル 5 流出側キャップ 6 メッシュリング 7 吸着材 8 環状の溶着構造 9 環状の溶着構造 10 係合段部 11 メッシュ 12 保持リング 13 内リブ 14 嵌合凹部 15 嵌合凹部 16 充填口部 17 封止キャップ 18 環状の溶着構造 19 環状の溶着構造

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側が開口した筒状のハウジング本体両
    側に流入側ノズルを備えた流入側キャップ並びに流出側
    ノズルを備えた流出側キャップをこれらの連接部近傍に
    メッシュリングを横断的に配設して装着するとともに、
    ハウジング本体内部の一対のメッシュリング間に吸着材
    を充填した医療用吸着濾過器において、メッシュリング
    を二つの保持リング間にメッシュ外周を挟み込んで一体
    成形し、ハウジング本体と流入側キャップ並びに流出側
    キャップの双方又は一方とメッシュリング外周の保持リ
    ングをそれぞれ溶着して一体化させることで、内部に流
    入した体液がこれらの間に形成される隙間に漏洩するの
    を防止した医療用吸着濾過器における体液の漏洩防止方
    法。
  2. 【請求項2】 ハウジング本体両側に流入側キャップ並
    びに流出側キャップをこれらの連接部近傍にメッシュリ
    ングを横断的に配設して位置づけたときに、ハウジング
    本体とメッシュリング外周の保持リング間、又流入側キ
    ャップ並びに流出側キャップの双方又は一方とメッシュ
    リング外周の保持リング間にそれぞれ環状の接合部が形
    成される態様に構成して、これらの環状の接合部間に環
    状の溶着構造を設けた請求項1記載の医療用吸着濾過器
    における体液の漏洩防止方法。
  3. 【請求項3】 両側が開口した筒状のハウジング本体両
    側に流入側ノズルを備えた流入側キャップ並びに流出側
    ノズルを備えた流出側キャップをこれらの連接部近傍に
    メッシュリングを横断的に配設して装着するとともに、
    ハウジング本体内部の一対のメッシュリング間に吸着材
    を充填した医療用吸着濾過器で、メッシュリングを二つ
    の保持リング間にメッシュ外周を挟み込んで一体成形
    し、ハウジング本体と流入側キャップ並びに流出側キャ
    ップの双方又は一方とメッシュリング外周の保持リング
    をそれぞれ溶着して一体化させた体液の漏洩防止を可能
    とした医療用吸着濾過器。
  4. 【請求項4】 ハウジング本体両側に流入側キャップ並
    びに流出側キャップをこれらの連接部近傍にメッシュリ
    ングを横断的に配設して位置づけたときに、ハウジング
    本体とメッシュリング外周の保持リング間、又流入側キ
    ャップ並びに流出側キャップの双方又は一方とメッシュ
    リング外周の保持リング間にそれぞれ環状の接合部が形
    成される態様に構成して、これらの環状の接合部間に環
    状の溶着構造を設けた請求項3記載の体液の漏洩防止を
    可能とした医療用吸着濾過器。
  5. 【請求項5】 環状の溶着構造として、環状のシエアジ
    ョイント構造又は環状のビードジョイント構造を利用し
    た請求項4記載の体液の漏洩防止を可能とした医療用吸
    着濾過器。
  6. 【請求項6】 環状の溶着構造として、環状のパットジ
    ョイント構造を利用した請求項4記載の体液の漏洩防止
    を可能とした医療用吸着濾過器。
  7. 【請求項7】 環状のパットジョイント構造を構成する
    環状凸条の断面形状を多角形に形成した請求項6記載の
    体液の漏洩防止を可能とした医療用吸着濾過器。
  8. 【請求項8】 ハウジング本体と流入側キャップ並びに
    流出側キャップの双方又は一方の間に環状の溶着構造を
    設けた請求項3〜7記載の体液の漏洩防止を可能とした
    医療用吸着濾過器。
  9. 【請求項9】 各構成部材が全て同一の合成樹脂体から
    形成された請求項3〜8記載の体液の漏洩防止を可能と
    した医療用吸着濾過器。
  10. 【請求項10】 各構成部材が全てポリプロピレンから形
    成された請求項9記載の体液の漏洩防止を可能とした医
    療用吸着濾過器。
  11. 【請求項11】 各構成部材が全てポリカーボネイトから
    形成された請求項9記載の体液の漏洩防止を可能とした
    医療用吸着濾過器。
  12. 【請求項12】 メッシュを除く各構成部材が全て同一の
    合成樹脂体から形成されるとともに、メッシュがこれら
    と異種の合成樹脂体から形成された請求項3〜8記載の
    体液の漏洩防止を可能とした医療用吸着濾過器。
  13. 【請求項13】 メッシュを除く各構成部材が全てポリプ
    ロピレンから形成された請求項12記載の体液の漏洩防止
    を可能とした医療用吸着濾過器。
  14. 【請求項14】 メッシュを除く各構成部材が全てポリカ
    ーボネイトから形成された請求項12記載の体液の漏洩防
    止を可能とした医療用吸着濾過器。
  15. 【請求項15】 メッシュを除く各構成部材が全てポリカ
    ーボネイトから形成されるとともに、メッシュがポリエ
    ステルから形成された請求項14記載の体液の漏洩防止を
    可能とした医療用吸着濾過器。
JP23639092A 1992-08-11 1992-08-11 医療用吸着濾過器における体液の漏洩防止方法並びに体液の漏洩防止を可能とした医療用吸着濾過器 Expired - Lifetime JP3240702B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23639092A JP3240702B2 (ja) 1992-08-11 1992-08-11 医療用吸着濾過器における体液の漏洩防止方法並びに体液の漏洩防止を可能とした医療用吸着濾過器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23639092A JP3240702B2 (ja) 1992-08-11 1992-08-11 医療用吸着濾過器における体液の漏洩防止方法並びに体液の漏洩防止を可能とした医療用吸着濾過器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0654905A true JPH0654905A (ja) 1994-03-01
JP3240702B2 JP3240702B2 (ja) 2001-12-25

Family

ID=17000066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23639092A Expired - Lifetime JP3240702B2 (ja) 1992-08-11 1992-08-11 医療用吸着濾過器における体液の漏洩防止方法並びに体液の漏洩防止を可能とした医療用吸着濾過器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3240702B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6811679B2 (en) 2003-03-28 2004-11-02 Council Of Scientific & Industrial Research Process for electrochemical oxidation of bromide to bromine
JP2008119519A (ja) * 2008-02-12 2008-05-29 Kaneka Corp 充填物流出防止用フィルタ及びそれを装着した吸着器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6811679B2 (en) 2003-03-28 2004-11-02 Council Of Scientific & Industrial Research Process for electrochemical oxidation of bromide to bromine
JP2008119519A (ja) * 2008-02-12 2008-05-29 Kaneka Corp 充填物流出防止用フィルタ及びそれを装着した吸着器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3240702B2 (ja) 2001-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5011555A (en) Method of ultrasonically cutting and sealing thermoplastic workpieces particularly a filter
JP3594092B2 (ja) 密封されたフィルタユニットを製造するための方法およびこの方法によって製造されたフィルタ
US6274055B1 (en) In-line liquid filtration device useable for blood, blood products or the like
US5853577A (en) Orbital vibration welded filter
EP0396385B1 (en) A friction welding process and a filter formed thereby
JP3420194B2 (ja) フィルタカセットをオーバー溶接するための方法及びそれによって製造されたフィルターデバイス
US5269917A (en) Filtration apparatus having stress relief groove
US4404006A (en) Filter device
US20050178706A1 (en) Spin-on filter with performance enhancement features
JPH0117375B2 (ja)
US3970490A (en) Intravenous injection apparatus and needle adapter with filter and method of making same
JPH0654905A (ja) 医療用吸着濾過器における体液の漏洩防止方法並びに体液の漏洩防止を可能とした医療用吸着濾過器
JP2012524559A (ja) 医療用流体の処理のための装置および外部機能手段および処理機器
JP4379529B1 (ja) 浄水カートリッジ
EP0767700B1 (en) Method of manufacturing a fluid filter
JPH01135361A (ja) 小型フィルタおよびその製造方法
JPH03249926A (ja) フィルタ装置
JPH0321251Y2 (ja)
JP7314251B2 (ja) 濾過装置
JPH0338859B2 (ja)
JP6498182B2 (ja) 医療用容器
JPH07117691A (ja) パワーステアリング用オイルリザーバタンク構造
JP2024050157A (ja) 流体フィルタ装置
JPH0647134U (ja) オイルタンク
JPH08131735A (ja) 濾過体及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071019

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081019

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081019

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091019

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091019

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121019

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term