JP2008119519A - 充填物流出防止用フィルタ及びそれを装着した吸着器 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来、パッキンを使用しない場合は、フィルタと液体ポートの間に液体が漏れ出し、パッキンを使用する場合は、吸着器を構成する部品点数が多くなる上に、ハウジングやフィルタのリング部の肉厚が薄いと、溶着等でハウジングと液体ポートを接合するときに、パッキンがずれる可能性がある。さらには、パッキンを使用してもフィルタとハウジング端面、あるいは液体ポート内面の間に隙間が発生し、フィルタと液体ポートの隙間に液体が回り込むことが起こる。医療用吸着器として使用される場合、フィルタと液体ポートの間に体液が漏れ出し、治療後にはフィルタとハウジング端面、あるいは液体ポート内面の間の隙間に体液が残り、外観上の印象を損なうことになる。
【解決手段】弾性を有する軟質樹脂からなる構造体を持つ充填物流出防止フィルタを液体ポートの内面とハウジングの端面との間に挟圧した状態でハウジングに固定する。
【選択図】 図1
【解決手段】弾性を有する軟質樹脂からなる構造体を持つ充填物流出防止フィルタを液体ポートの内面とハウジングの端面との間に挟圧した状態でハウジングに固定する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ハウジングと液体流入出口を有する液体ポートと、流入側および流出側、もしくは流出側のみ、好ましくは、流入側および流出側に、設けられた充填物流出防止フィルタ間に吸着剤を充填する吸着器に関する。特に医療用途に使用する、すなわち医療用吸着器に関する。
吸着器は、ハウジングと液体の流入出口を有する液体ポートをハウジング両端に有しており、ハウジング内に吸着剤を充填/保持するためにハウジングと流入側ならびに流出側もしくは流出側の液体ポートの間に充填物流出防止フィルタ(以下、フィルタとする)を有している。このハウジングと液体ポートは超音波溶着、高周波溶着等により接合されており、フィルタは液体ポート内に挿入され、ハウジングと液体ポートにより押圧され固定される。ここで使用されるフィルタは吸着剤をハウジング内に保持する布状のメッシュ部とメッシュ部を補強するためのリング部から構成されている。ハウジングおよび液体ポートは硬質樹脂、例えばポリカーボネートやポリプロピレン、ポリスチレン等により成形されており、またフィルタのリング部も硬質樹脂、例えばポリカーボネートやポリプロピレン、ポリスチレン等により成形されている。このため、フィルタとハウジングもしくは液体ポートの間に僅かな隙間があると、吸着器を使用中にフィルタと液体ポートの間に液体が漏れ出し、吸着器の使用後にはフィルタ側面と液体ポートの間に液体が残ってしまう。これまで、この問題を解決するために、フィルタとハウジング、ならびにフィルタと液体ポートの間にシリコンゴム等で作製した薄いパッキンを挿入し、このパッキンをフィルタの端面とハウジング端面ならびに液体ポート内面で挟圧して、フィルタと液体ポートの間に液体の漏れ出しがないようにしていた。
従来の方法では、パッキンを使用しない場合は、フィルタと液体ポートの間に液体が漏れ出し、パッキンを使用する場合は、吸着器を構成する部品点数が多くなる上に、ハウジングやフィルタのリング部の肉厚が薄いと、溶着等でハウジングと液体ポートを接合するときに、パッキンがずれる可能性がある。さらには、ハウジング端面や液体ポート内面、さらにはフィルタとの接触面に傷や成形による凹凸がある場合には、ハウジング端面あるいは液体ポート内面で均等に押圧できないため、パッキンを使用してもフィルタとハウジング端面、あるいは液体ポート内面の間に隙間が発生し、フィルタと液体ポートの隙間に液体が回り込むことになる。衛生用途に使用される吸着器の場合、このような隙間が存在する場合は、菌の繁殖場所、洗浄不能場所になるなどして、製品の安全性を損なうなどの悪影響を及ぼすことになり、更にこの吸着器が医療用途である場合、すなわち医療用吸着器として使用される場合には、医療用吸着器を使用中にフィルタと液体ポートの間に体液が漏れ出し、治療後にはフィルタとハウジング端面、あるいは液体ポート内面の間の隙間に体液が残り、外観上の印象を損なうことになる。
そこで、本発明は、ハウジングと液体ポートに挿入したフィルタ間に吸着剤を充填する吸着器において、吸着器を構成する部品点数を増やすことなく、液体がフィルタ側面に回り込む経路、隙間をなくすことで、フィルタと液体ポート側面の隙間に液体が漏れ出さない吸着器を提供することにある。
上記目的を達成するものは、ハウジングと、該ハウジング内に充填された多数の吸着体からなる吸着剤と、一方の該ハウジングの端部に取り付けられた液体流入口を有する流入側液体ポートと、他方の該ハウジングの端部に取り付けられた液体流出口を有する流出側液体ポートを有する吸着器であって、吸着剤をハウジング内に保持するためのメッシュ部と弾性を有する軟質樹脂部を有する構造体から構成されるフィルタが、液体ポートの内面とハウジングの端面との間に挟圧された状態で、該液体ポート内面とハウジングの端面との間に固定されている吸着器である。
該フィルタを流入側ならびに流出側あるいは流出側液体ポートに設けることにより、吸着剤をハウジング内に充填/保持することができる。該フィルタは、吸着剤をハウジング内に保持するための布状のメッシュ部と、該メッシュ部周縁部を補強するためのリング部を有しており、該リング部は弾性を有する軟質樹脂のみ、あるいはハウジングならびに液体ポート内面に接触する部分のみを弾性を有する軟質樹脂、すなわち該メッシュ部周縁部の補強は硬質材料とし該硬質材料の表面が弾性を有する軟質樹脂で覆うように形成されている。
本発明の医療用吸着器は、ハウジングと、該ハウジング内に充填された吸着剤と、前記ハウジングの両端にそれぞれ設けられた液体流入ポートおよび液体流出ポートと、前記吸着剤を前記ハウジング内に充填/保持するための充填物流出防止フィルタとを有する吸着器であって、前記液体ポートは、前記充填物流出防止フィルタのリング部が前記液体流入出ポートの内面と前記ハウジングの端面との間に挟圧された状態で、該液体ポート内面とハウジングの端面との間に固定されているので、ハウジング端面や液体充填物流出防止ポート内面、さらには充填物流出防止フィルタとの接触面に傷や成形による凹凸がある場合や充填物流出防止フィルタとの接触面に微小な異物が存在するような場合でも、液体流入出ポートと充填物流出防止フィルタの隙間に液体が漏れることがない。
本発明の吸着器を図面に示した実施例を用いて説明する。図1は本発明の吸着器の一実施例の断面図であり、図2は従来の吸着器の一実施例における硬質樹脂のフィルタを装着した液体ポートをハウジングに取り付けた状態を示す部分拡大断面図であり、図3は本発明の吸着器の一実施例における軟質樹脂のフィルタを装着した液体ポートをハウジングに取り付けた状態を示す部分拡大断面図である。
この実施例の吸着器は、図1に示すように、ハウジングと、該ハウジング内に充填された多数の吸着体からなる吸着剤と、一方の該ハウジングの端部に取り付けられた液体流入口を有する流入側液体ポートと、他方の該ハウジングの端部に取り付けられた液体流出口を有する流出側液体ポートを有する吸着器であって、吸着剤をハウジング内に保持するためのメッシュ部と弾性を有する軟質樹脂部を有する構造体から構成されるフィルタが、液体ポートの内面とハウジングの端面との間に挟圧された状態で、該液体ポート内面とハウジングの端面との間に固定されている吸着器である。
該フィルタを流入側ならびに流出側あるいは流出側液体ポートに設けることにより、吸着剤をハウジング内に充填/保持することができる。該フィルタは、吸着剤をハウジング内に保持するための布状のメッシュ部と、該メッシュ部周縁部を補強するためのリング部を有しており、該リング部は弾性を有する軟質樹脂のみ、あるいはハウジングならびに液体ポート内面に接触する部分のみを弾性を有する軟質樹脂、すなわち該メッシュ部周縁部の補強は硬質材料とし該硬質材料の表面を弾性を有する軟質樹脂で覆うように形成されている。以下、各構成について説明する。
この実施例の吸着器のハウジングは、筒状体に成形されており、フィルタとハウジングより形成される空間に、液体処理用吸着剤が収納されている。さらに、この吸着剤は、液密にハウジング内に充填されている。
ハウジングは、ポリカーボネート、ポリスチレンなどの熱可塑性樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィンなどにより形成されており、筒状、吸着器内の流れを均一にする点から好ましくは断面が円形となる筒状、更に好ましくは円筒状のものがよい。
液体処理用吸着体は、その材質を問わず、形状、大きさも特別な制限なしに用いることができるが、本吸着器を医療用途で使用する、つまり医療用吸着器の場合は、材質は医療材料として使用可能なものであれば特別な制限なしに用いることができ、形状ならびに大きさもハウジング内に収納可能であれば何れでもよいが、通液性を考慮すると粒径は10μm〜2mmが好ましく、特に球状で粒径が10〜600μmがより好ましい。
また、ハウジング内に吸着剤と共に充填される液体は、吸着剤の特性に合わせたものであれば、その性質、組成等については特別な制限なしに用いることができるが、本吸着器を医療用途で使用する、つまり医療用吸着器の場合は、生体に無害な液体(例えば、生理食塩水、無菌水)を充填し使用することができる。
ハウジングの両端部には、液体ポートが溶着等により接合されている。具体的には、液体ポートは、図2,3に示すように、ハウジングとの接合部を有しており、この接合部が高周波、超音波などによりハウジングに融着され固定されている。
液体ポートは、ポリカーボネート、ポリスチレンなどの熱可塑性樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィンなどにより形成されている。
本発明のフィルタを構成するリング部を形成する材料の特徴である、弾性を有する軟質材料とは、押しつけられた物の形状に沿って反発力を持って変形し、離すともとの形状に復元する材料をいい、樹脂の硬度としてJIS K 6301によるJIS−A120度程度以下、リング部を単一材料のみで剛性を持たせるためには、JIS−A60〜100度程度の硬度を有するものが好ましい。また、該リング部に使用される弾性を有する軟質材料として、シリコンゴム、ポリウレタンゴム、イソプレンゴム、加硫化ゴム、ブタジエンゴム、エチレン−プロピレンゴム、ポリオレフィンエラストマー、スチレン系エラストマーなどから選ばれる材料が使用できる。これらの材料のうち、好ましくは、ポリオレフィンエラストマー、スチレン系エラストマー、シリコンゴムである。
さらに、フィルタにより一層の剛性が必要な場合は、上記材料がリング部表面を構成するような構造としてもよい。つまり、液体ポート内面ならびにハウジング端面と接触する部分のみを弾性を有する軟質樹脂で形成し、メッシュ部周縁部を補強する部分には硬質材料を使用することができる。ここで使用する硬質材料としては、リング部表面に使用する弾性を有する軟質樹脂より材料硬度が高いものであれば、材料の組成は特別な制限なしに使用することができるが、好ましくは、ポリカーボネート、ポリスチレンなどの熱可塑性樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィンなどの硬質樹脂や、金属、セラミック等が使用できる。さらに好ましくは、ポリカーボネート、ポリスチレンなどの熱可塑性樹脂やポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィンである。
また、フィルタのメッシュ部のたわみを抑制するために、メッシュ部表面(片面もしくは両面)にも補強部分を設けることができる。この場合、この補強部分にはリング部に使用した以外の材料を使用してもよく、樹脂や金属等、さらにこれらの複合等、特別な制限なしに用いることができる。
リング部とメッシュ部とは一体に成形されており、リング部の表面のみに弾性を有する軟質材料を使用する場合においても、弾性を有する軟質樹脂と硬質材料とは一体に成形されている。メッシュ部表面に補強材を設ける場合には、リング部と補強材、もしくはメッシュ部と補強材は一体に成形されているほうが好ましく、リング部とメッシュ部と補強材が一体に成形されているとより好ましい。
本発明中の吸着器は、フィルタとハウジングあるいは液体ポートの隙間から液体が漏れ出さないように、フィルタのリング部に弾性を有する軟質樹脂を有している。具体的には、弾性を有する軟質樹脂からなるフィルタが液体ポートの内面と、ハウジングの端面との間に挟圧された状態で、該液体ポート内面とハウジングの端面との間に固定されている。したがって、余分なパッキンを必要とせず、ハウジング端面や液体ポート内面、さらにはフィルタとの接触面に傷や成形による凹凸がある場合でも、フィルタと液体ポートの隙間に液体が漏れ出すことがない。さらに、フィルタのリング部は液体ポートとハウジングとの液密状態を形成する主要なシール部材であり、万一、液体ポートとハウジングの溶着が不十分な場合でも有効なシール部材となる。
ハウジングと液体ポートの固定状態をより具体的に説明する。なお、液体ポート4、5は流入側・流出側とも同様の形状を有するものであるので、以下、液体ポートとして説明する。
吸着器は、液体ポートの内面周縁部に、環状凹部を有している。液体ポートの環状凹部は、図3に示すように、側面が液体ポートの内側に設けられた環状リブの外側側面と液体ポートの肩部の内側側面と底面部とにより形成されている。そして、フィルタのリング部が、この環状凹部内に一端が挿入されることにより、液体ポートに組み付けられる。このように、液体ポートの内面周縁部に環状凹部が形成されることにより、取り付け後に環状弾性部材がずれてしまうことを防止できる。
また、フィルタのリング部の他端は、図3に示すように、環状凹部より突出しており、フィルタのリング部は、一端(液体ポート接触側端部)が液体ポートの内面に接触しており、他端(ハウジング接触側端部)がハウジングの端面に接触している。すなわち、フィルタのリング部が、液体ポートの内面とハウジングの端面との間に挟圧された状態で、液体ポートはハウジングに固定されている。これにより、ハウジング端面や液体ポート内面、さらにはフィルタのリング部の接触面に傷や成形による凸凹がある場合でも、あるいはハウジング端面あるいは液体ポート内面とフィルタのリング部の間に微小な異物が存在するような場合でも、フィルタのリング部側面に液体が漏れ出すことを防止できる。なお、フィルタのリング部の断面形状は、図3に示す矩形の形状に限らず、円形、半円形、楕円形、略楕円形、三角形、台形などでもよい。
また、液体ポート部の環状リブは、本発明の効果を出すために設ける方が好ましいが、環状リブがない場合でも本発明の効果は有効に作用する。
さらに、本発明の効果を、より効果的にする方法の一つとして、環状凹部の底部、ならびにハウジング端面の両方もしくは一方に、図4に示すわずかな突起部を設けることにより、リング部を押圧する力を集中させることができ、より確実に液体の漏洩を防止することができる。
次に、吸着器の内容積が100〜500mLである吸着器に本発明のフィルタを使用する場合の好ましい実施態様を具体例を用いて説明する。フィルタのリング部の内径は、ハウジング端面の内径とほぼ等しいか若干大きく、フィルタのリング部の外径はハウジング端面の外径とほぼ等しいか小さい。ハウジングの形状寸法については、使用する樹脂の特性に応じて特別な制限なしに使用できるが、胴長としては50〜200mm、ハウジング内径としては40〜100mm、ハウジング端面の肉厚としては2〜5mmが通常用いられる。リング部としては、幅が2〜5mm程度、高さは3〜10mm程度である。そして、メッシュ部の挿入位置は、リング部のほぼ中央である。
液体ポート内面とハウジング端面の間にフィルタを液密になるように固定させるためには、フィルタのリング部を挟圧する必要があり、挟圧する長さとしては、使用する樹脂の特性や硬度により特別な制限なしに使用することができるが、非挟圧時に対して挟圧時で0.1〜0.5mm程度が通常用いられる。
そして、上記のように、液体ポートがハウジングに液密に固定されることにより、液体ポートの内面とメッシュ部の間に液体の流出室および流入室がそれぞれ形成される。なお、この実施例のフィルタは、液体ポートと別に成型し、その後、液体ポートの内面に取り付けられているが、両者は一体成形されていてもよい。これにより、フィルタと液体ポートとの固定が確実となり、液体が漏れることをより防止できる。
一体成形する方法としては、例えば、具体的には、まず最初にフィルタのメッシュ部とリング部を一体に射出成形し、成形されたフィルタを液体ポート形成用金型内に挿入し、液体ポート形成用樹脂を射出成形する、いわゆるインサート成形法によることが考えられる。
そして、本吸着器を医療用途で使用する、つまり医療用吸着器の場合は、本吸着器は使用前に滅菌される。滅菌としては、エチレンオキサイドガス滅菌、オートクレーブ滅菌などの公知の方法が用いられる。オートクレーブ滅菌を行う場合は、吸着器内部(吸着剤室および液体室)に生体に無害な液体(例えば、生理食塩水、無菌水)を充填し、開口部分(液体流入口および流出口)を弾性部材を用いて密封した状態にて、オートクレーブ滅菌する。
1 医療用吸着器
2 ハウジング
3 吸着体
4 液体ポート
5 液体ポート
6 液体流入口
7 液体流出口
8 充填物流出防止フィルタのメッシュ部
9 充填物流出防止フィルタのメッシュ部
10 充填物流出防止フィルタのリング部(軟質樹脂)
11 充填物流出防止フィルタのリング部(軟質樹脂)
12 充填物流出防止フィルタのリング部(硬質樹脂)
13 環状リブ
14 突起部
15 接合部
16 メッシュ部周縁部補強用硬質材料
17 弾性を有する軟質樹脂
18 メッシュ部
2 ハウジング
3 吸着体
4 液体ポート
5 液体ポート
6 液体流入口
7 液体流出口
8 充填物流出防止フィルタのメッシュ部
9 充填物流出防止フィルタのメッシュ部
10 充填物流出防止フィルタのリング部(軟質樹脂)
11 充填物流出防止フィルタのリング部(軟質樹脂)
12 充填物流出防止フィルタのリング部(硬質樹脂)
13 環状リブ
14 突起部
15 接合部
16 メッシュ部周縁部補強用硬質材料
17 弾性を有する軟質樹脂
18 メッシュ部
Claims (7)
- ハウジングと、該ハウジング内に充填された吸着剤と、一方の該ハウジングの端部に取り付けられた液体流入口を有する流入側液体ポートと、他方の該ハウジングの端部に取り付けられた液体流出口を有する流出側液体ポートを有する吸着器において使用される、布状のメッシュ部と、該メッシュ部周縁部を補強するためのリング部を有し、メッシュ部とリング部とが一体に成形され、前記リング部が弾性を有するポリオレフィンエラストマー又はスチレン系エラストマーから選ばれる軟質樹脂からなる充填物流出防止フィルタが、外周部分の接合部がハウジングに融着され固定された熱可塑性樹脂よりなる液体ポートの内面隅部と筒状に成形された熱可塑性樹脂よりなるハウジングの開口端面との間に挟圧され、前記液体ポートと前記ハウジングとの液密状態を形成するような状態で、前記ハウジングに固定されていることを特徴とする吸着器。
- ハウジングと、該ハウジング内に充填された吸着剤と、一方の該ハウジングの端部に取り付けられた液体流入口を有する流入側液体ポートと、他方の該ハウジングの端部に取り付けられた液体流出口を有する流出側液体ポートを有する吸着器において使用される、布状のメッシュ部と、該メッシュ部周縁部を補強するためのリング部を有し、メッシュ部とリング部とが一体に成形され、前記リング部が硬質材料と硬質材料の表面を弾性を有するポリオレフィンエラストマー又はスチレン系エラストマーから選ばれる軟質樹脂で覆うように形成されている充填物流出防止フィルタが、外周部分の接合部がハウジングに融着され固定された熱可塑性樹脂よりなる液体ポートの内面隅部と筒状に成形された熱可塑性樹脂よりなるハウジングの開口端面との間に挟圧され、前記液体ポートと前記ハウジングとの液密状態を形成するような状態で、前記ハウジングに固定されていることを特徴とする吸着器。
- 硬質材料が該硬質材料の表面に形成された弾性を有する軟質樹脂より材料硬度が高いことを特徴とする請求項2記載の吸着器。
- 布状のメッシュ部表面にメッシュ部を補強するための補強材を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の吸着器。
- メッシュ部とリング部と補強材とが一体に成形されたことを特徴とする請求項4記載の吸着器。
- 前記充填物流出防止フィルタを流入側ならびに流出側もしくは流出側液体ポートに設けることにより、吸着剤をハウジング内に充填/保持することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸着器。
- 液体が体液である請求項1〜6の何れか1項に記載の医療用吸着器。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080313 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110118 |
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A02 | Decision of refusal |
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